JP3235874B2 - 圧電フィルタ素子 - Google Patents
圧電フィルタ素子Info
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Description
関し、詳しくは、多素子型の圧電フィルタ素子の電極配
置に関する。
としては、例えば、図6に分解斜視図を示すような圧電
フィルタがある。
1に振動電極E1,E2などを配設することにより形成さ
れた圧電フィルタ素子40を、ケース51の凹部52内
に収納し、封止蓋53で封止することにより形成されて
いる。
る圧電フィルタ素子40の一方の主面には、図7に示す
ように、2つの振動電極E1,E2が形成されており、一
方の振動電極E1は電極22a,22bから構成され、
同じく他方の振動電極E2は電極23a,23bから構
成されている。そして、振動電極E1を構成する一方の
電極22bと振動電極E2を構成する一方の電極23b
がリード部34により接続されている。さらに、圧電基
板21の両端側には、振動電極E1,E2を構成する電極
22a,23aからリード部32,33を介して導出さ
れた引出し電極25,26が配設されている。
には、図8に示すように、上記振動電極E1,E2と対向
する位置に対向電極27,28が形成されており、この
対向電極27,28が、上記振動電極E1,E2と対向し
て圧電振動部A,Bを形成している。さらに、圧電基板
21の中央には、アース電極29が形成されており、上
記対向電極27,28とアース電極29はリード部3
0,31により電気的に接続されている。
電フィルタ素子40においては、図7に示すように圧電
基板21の一方の端部S1側の振動電極E1から端部S1
までの距離L1と、端部S1と対向する他方の端部S2側
の振動電極E2から他方の端部S2までの距離L2とが等
しくなるように振動電極E1,E2が配置されている(す
なわち、2つの振動電極E1,E2が対称に配置されてい
る)ため、この圧電フィルタ素子40を使用した圧電フ
ィルタ(例えば、中心周波数4.5MHz用の圧電フィ
ルタ)においては、図5に示すように、3MHz付近に
おけるスプリアスが目立つようになり、特性が低下する
という問題点がある。なお、この特性の低下は、屈曲振
動あるいは長さ振動の高次モードによるものと考えられ
る。
あり、スプリアスを抑制して、良好なフィルタ特性を得
ることが可能な圧電フィルタ素子を提供することを目的
とする。
に、この発明の圧電フィルタ素子は、長手方向の一方の
端部と、該一方の端部と対向する長手方向の他方の端部
とを備えた短冊状の圧電基板に振動電極を配設すること
により、複数の圧電振動部を、圧電基板の長手方向に沿
って形成した圧電フィルタ素子であって、圧電基板の一
方の端部側の振動電極E1から該端部までの距離L1と、
前記圧電基板の一方の端部と対向する他方の端部側の振
動電極E2から該他方の端部までの距離L2とを異ならせ
るとともに、前記振動電極E1及びE2のそれぞれと対向
する対向電極を、圧電基板を介して前記振動電極E1及
びE2と略正対する位置に配設することにより、スプリ
アスが抑制されるようにしたことを特徴としている。
する長手方向の他方の端部とを備えた短冊状の圧電基板
の、一方の端部側の振動電極E1から該端部までの距離
L1と、圧電基板の一方の端部と対向する他方の端部側
の振動電極E2から該他方の端部までの距離L2とが異な
っている(すなわち、圧電基板上に、非対称になるよう
に振動電極が配設されている)とともに、振動電極E1
及びE2のそれぞれと対向する対向電極が、圧電基板を
介して振動電極E1及びE2と略正対する位置に配設され
ているため、屈曲振動や長さ振動の高次モードによるス
プリアスが抑制され、圧電フィルタの特性を向上させる
ことが可能になる。
する。図1及び図2は、この発明の一実施例にかかる圧
電フィルタ素子の一方の主面と他方の主面を示す斜視図
である。
ては、短冊状の圧電基板1の一方の主面に2つの振動電
極E1,E2が形成されており、一方の振動電極E1は2
つの電極(分割電極)2a,電極2bから構成され、同
じく、他方の振動電極E2は2つの電極(分割電極)3
a,3bから構成されている。そして、2つの振動電極
E1,E2を構成する分割電極の一方の電極2b,3bが
リード部14により接続されている。さらに、圧電基板
1の両端側には、振動電極E1,E2を構成する分割電極
の他方の電極2a,3aからリード部12,13を介し
て導出された引出し電極5,6が配設されている。
0においては、圧電基板1の一方の端部S1側の振動電
極E1から該端部S1までの距離L1と、圧電基板1の端
部S1と対向する他方の端部S2側の振動電極E2から該
他方の端部S2までの距離L2が互に異なるように、すな
わち、L2がL1より大きく、振動電極E1,E2の配設位
置が非対称になるように、振動電極E1,E2が配設され
ている。
は、図2に示すように、上記振動電極E1,E2と対向す
る位置に対向電極7,8が形成されており、この対向電
極7,8が、上記振動電極E1,E2と対向して圧電振動
部A,Bを形成している。さらに、圧電基板1の中央に
は、アース電極9が形成されており、上記対向電極7,
8とアース電極9はリード部10,11により電気的に
接続されている。
素子20は、振動電極E1から圧電基板1の一方の端部
S1までの距離L1と、振動電極E2から圧電基板1の他
方の端部S2までの距離L2とが異っている(すなわち、
振動電極E1,E2が、圧電基板1上に非対称(L1<
L2)になるように配設されている)ため、振動電極を
対称に配設した従来の圧電フィルタ素子40(図7,
8)とは、振動状態が異なり、周波数が変化してレスポ
ンスも変化する。したがって、屈曲振動や、長さ振動の
高次モードによる特定の周波数に偏ったスプリアスを抑
制することが可能になり、良好なフィルタ特性を確保す
ることが可能になる。
z用の圧電フィルタ素子(図1,2)において、L2を
L1より0.2mm大きくすることにより、すなわち、振
動電極E2を、振動電極E1よりも圧電基板1の中央側に
0.2mmずらせることにより、中心周波数より低域側の
スプリアスを、従来の振動電極E1,E2を対称に配置し
た圧電フィルタ素子の場合の30.2dBから、33.
3dBとすることができる。
ィルタ素子20を用いたフィルタの代表的な波形を示す
図であり、図4から、3MHz付近におけるスプリアス
が抑制されていることがわかる。
て、振動電極E1,E2の具体的な配設位置は、周波数な
どを考慮して任意に定めることが可能であり、例えば、
図3に示すように、上記実施例とは逆に、L2がL1より
小さくなるような位置に振動電極E1,E2を配設するこ
とも可能である。
が形成された圧電フィルタ素子(すなわち2素子型の圧
電フィルタ素子)について説明したが、この発明は2素
子型に限らず、3素子以上の多素子型の圧電フィルタ素
子にも適用することが可能である。
記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲
内において種々の変形、応用を加えることが可能であ
る。
素子は、長手方向の一方の端部と、該一方の端部と対向
する長手方向の他方の端部とを備えた短冊状の圧電基板
の、一方の端部側の振動電極E1から該端部までの距離
L1と、圧電基板の端部S1と対向する他方の端部側の振
動電極E2から該他方の端部までの距離L2とを異ならせ
るとともに、振動電極E1及びE2のそれぞれと対向する
対向電極を、圧電基板を介して振動電極E1及びE2と略
正対する位置に配設するようにしているので、屈曲振動
や、長さ振動の高次モードによるスプリアスを抑制する
ことが可能になり、良好なフィルタ特性を実現すること
ができる。
の一方の主面を示す斜視図である。
の他方の主面を示す斜視図である。
子の一方の主面を示す斜視図である。
を用いた場合の代表的な波形を示す図である。
タ素子を用いた場合の代表的な波形を示す図である。
視図である。
視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】長手方向の一方の端部と、該一方の端部と
対向する長手方向の他方の端部とを備えた短冊状の圧電
基板に振動電極を配設することにより、複数の圧電振動
部を、圧電基板の長手方向に沿って形成した圧電フィル
タ素子であって、 圧電基板の一方の端部側の振動電極E1から該端部まで
の距離L1と、前記圧電基板の一方の端部と対向する他
方の端部側の振動電極E2から該他方の端部までの距離
L2とを異ならせるとともに、前記振動電極E1及びE2
のそれぞれと対向する対向電極を、圧電基板を介して前
記振動電極E1及びE2と略正対する位置に配設すること
により、スプリアスが抑制されるようにしたことを特徴
とする圧電フィルタ素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20753292A JP3235874B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 圧電フィルタ素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20753292A JP3235874B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 圧電フィルタ素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629775A JPH0629775A (ja) | 1994-02-04 |
JP3235874B2 true JP3235874B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16541289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20753292A Expired - Lifetime JP3235874B2 (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 圧電フィルタ素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235874B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69415202T2 (de) * | 1993-04-15 | 1999-06-17 | Murata Manufacturing Co | Piezoelektrisches Filter |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP20753292A patent/JP3235874B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629775A (ja) | 1994-02-04 |
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