JP3235791B2 - 実像式ファインダー光学系 - Google Patents
実像式ファインダー光学系Info
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- JP3235791B2 JP3235791B2 JP09177290A JP9177290A JP3235791B2 JP 3235791 B2 JP3235791 B2 JP 3235791B2 JP 09177290 A JP09177290 A JP 09177290A JP 9177290 A JP9177290 A JP 9177290A JP 3235791 B2 JP3235791 B2 JP 3235791B2
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- lens
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、写真用カメラやビデオカメラ等の小型のカ
メラに好適な実像式ファインダー光学系に関するもので
ある。
メラに好適な実像式ファインダー光学系に関するもので
ある。
小型のカメラに使用されている撮影レンズは、一般に
広画角のものが主流であるので、視野レンズであるファ
インダー光学系も撮影レンズと同様の広い画角のものが
必要であった。そして、従来のこのようなファインダー
光学系としては、比較的広画角を得やすいということか
らアルバダ式や逆ガリレオ式などの虚像式のものが多か
った。
広画角のものが主流であるので、視野レンズであるファ
インダー光学系も撮影レンズと同様の広い画角のものが
必要であった。そして、従来のこのようなファインダー
光学系としては、比較的広画角を得やすいということか
らアルバダ式や逆ガリレオ式などの虚像式のものが多か
った。
ところが、上記虚像式のファインダー光学系は、物体
側レンズの径が大きくなってしまうことや、視野枠等を
示す表示部材が見えにくいなどの欠点を有していた。
側レンズの径が大きくなってしまうことや、視野枠等を
示す表示部材が見えにくいなどの欠点を有していた。
そこで、最近実開昭63−30812号公報,特開昭63−446
16号公報,特開昭63−44617号公報,特開平1−154114
号公報及び特開平1−255825号公報に記載の如く、ケプ
ラー式など実像式のファインダー光学系が見直され、多
く採用されるようになってきている。
16号公報,特開昭63−44617号公報,特開平1−154114
号公報及び特開平1−255825号公報に記載の如く、ケプ
ラー式など実像式のファインダー光学系が見直され、多
く採用されるようになってきている。
しかしながら、上記従来の実像式ファインダー光学系
は、比較的広画角を得ようとするとどうしても部品点数
が多くなり、複雑な構成となり且つ大型になってしまう
という問題点があった。
は、比較的広画角を得ようとするとどうしても部品点数
が多くなり、複雑な構成となり且つ大型になってしまう
という問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑み、比較的広画角を得る場
合でも部品点数が少なく、簡単な構成となり且つ小型に
なる実像式ファインダー光学系を提供することを目的と
している。
合でも部品点数が少なく、簡単な構成となり且つ小型に
なる実像式ファインダー光学系を提供することを目的と
している。
本発明による実像式ファインダー光学系は、物体側か
ら順に配置された、正の屈折力を有する対物レンズと、
該対物レンズによって形成される中間像を上下左右反転
させる反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズとか
ら構成され、前記対物レンズは以下の条件式(1)、
(2)、(3)を満足し、且つ固定の両凸単レンズ1つ
から成り、前記反射部材の入射面は物体側に凸の曲率を
有し且つ反射面は前記接眼レンズ側に凸の曲率を有し、
前記接眼レンズは物体側に凸のメニスカスレンズ1つか
ら成っていることを特徴とするものである。
ら順に配置された、正の屈折力を有する対物レンズと、
該対物レンズによって形成される中間像を上下左右反転
させる反射部材と、正の屈折力を有する接眼レンズとか
ら構成され、前記対物レンズは以下の条件式(1)、
(2)、(3)を満足し、且つ固定の両凸単レンズ1つ
から成り、前記反射部材の入射面は物体側に凸の曲率を
有し且つ反射面は前記接眼レンズ側に凸の曲率を有し、
前記接眼レンズは物体側に凸のメニスカスレンズ1つか
ら成っていることを特徴とするものである。
(1) |rASP/rSP|<0.685 (2) 0.1(1/mm)<1/fo<0.2(1/mm) (3) |r2/r1|<0.685 但し、rASPは上記対物レンズの一方の面である非球面
の近軸曲率半径、rSPは上記対物レンズの他方の面であ
る球面の曲率半径、f0は上記対物レンズの焦点距離、
r1,r2は夫々対物レンズの物体側の面及び像側の面の近
軸曲率半径である。
の近軸曲率半径、rSPは上記対物レンズの他方の面であ
る球面の曲率半径、f0は上記対物レンズの焦点距離、
r1,r2は夫々対物レンズの物体側の面及び像側の面の近
軸曲率半径である。
上記構成によれば、対物レンズが物体側に凸面を向け
た固定単レンズから成るので、比較的広角が得られ、而
も部品点数が少なく、簡単な構成となり且つ小型にな
る。
た固定単レンズから成るので、比較的広角が得られ、而
も部品点数が少なく、簡単な構成となり且つ小型にな
る。
上記条件式(1)は、上記対物レンズ(単レンズ)の
一方の面に非球面を用い且つ他方の面に球面を用いた場
合の両面の曲率半径の比に関するものであって、この範
囲を越えると、特にファインダー視野を広くした場合、
歪曲収差や非点収差の補正が難しくなる。尚、非球面の
形状は光軸から離れるに従って曲率が緩くなる形状であ
ることが望ましい。
一方の面に非球面を用い且つ他方の面に球面を用いた場
合の両面の曲率半径の比に関するものであって、この範
囲を越えると、特にファインダー視野を広くした場合、
歪曲収差や非点収差の補正が難しくなる。尚、非球面の
形状は光軸から離れるに従って曲率が緩くなる形状であ
ることが望ましい。
又、上記条件式(2)は、上記対物レンズの屈折力に
関するものであって、下限を越えると中間結像面までの
バックフォーカスが長くなり、本発明の目的の一つであ
る小型化に反する。又、上限を越えた場合は、諸収差特
に非点収差の補正が困難となる。
関するものであって、下限を越えると中間結像面までの
バックフォーカスが長くなり、本発明の目的の一つであ
る小型化に反する。又、上限を越えた場合は、諸収差特
に非点収差の補正が困難となる。
更に、上記条件式(3)は、視野を広げたい場合に望
ましいものであって、この範囲を越えると、物体側の面
よりも像側の面の屈折力が大きくならないので、視野が
広がらない。
ましいものであって、この範囲を越えると、物体側の面
よりも像側の面の屈折力が大きくならないので、視野が
広がらない。
又、本発明の作用効果をより一層高めるには、上記反
射部材と上記接眼レンズとから成る接眼光学系のうちの
少なくとも一面に非球面を用いて諸収差を補正すること
が望ましい。
射部材と上記接眼レンズとから成る接眼光学系のうちの
少なくとも一面に非球面を用いて諸収差を補正すること
が望ましい。
[実施例] 以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。
る。
図1及び図2は夫々本実施例の構成を示す図及び収差
曲線図である。
曲線図である。
以下に本実施例のデータを示めす。
|rASP/rSP|=0.679=|r2/r1| 1/f0=0.111(1/mm) ω=27.9゜,倍率0.4倍 r1=9.8988 d1=5.0000 n1=1.49216 ν1=57.50 r2=−6.7242(非球面) d2=7.5273 r3=24.4797 d3=36.0000 n2=1.49216 ν2=57.50 r4=−16.7387 d4=0.2000 r5=7.0180(非球面) d5=1.8177 n3=1.49216 ν3=57.50 r6=7.8069 d6=15.0000 r7(瞳) 非球面係数 第2面 E=0.10354×10-2,F=0.53538×10-4, G=−0.28968×10-5,H=0.95025×10-7 第5面 E=−0.12701×10-3,F=0.31781×10-6, G=−0.11557×10-6 但し、上記実施例中のrASP,rSPは夫々対物レンズの非
球面及び球面の曲率半径、foは対物レンズの焦点距離、
ωは半画角、r1,r2,・・・・は各レンズ面の曲率半径、
d1,d2,・・・・は各レンズ面の間隔、n1,n2,・・・・は
各レンズの屈折率、ν1,ν2,・・・・は各レンズのアツ
ベ数である。
球面及び球面の曲率半径、foは対物レンズの焦点距離、
ωは半画角、r1,r2,・・・・は各レンズ面の曲率半径、
d1,d2,・・・・は各レンズ面の間隔、n1,n2,・・・・は
各レンズの屈折率、ν1,ν2,・・・・は各レンズのアツ
ベ数である。
又、上記実施例中の非球面形状は、上記非球面係数を
用いて以下の式で表わされる。但し、光軸方向の座標は
X、光軸と垂直な方向の座標はYとする。
用いて以下の式で表わされる。但し、光軸方向の座標は
X、光軸と垂直な方向の座標はYとする。
ここで、Cは非球面頂点での曲率(=1/r)である。
上述の如く、本発明による実像式ファインダー光学系
は、比較的広画角を得る場合でも部品点数が少なく、簡
単な構成となり、且つ小型になるという実用上重要な利
点を有している。
は、比較的広画角を得る場合でも部品点数が少なく、簡
単な構成となり、且つ小型になるという実用上重要な利
点を有している。
図1及び図2は夫々本発明による実像式ファインダー光
学系の一実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。
学系の一実施例の構成を示す図及び収差曲線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−131510(JP,A) 実開 昭63−30812(JP,U) 実開 昭58−38116(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 13/18 G03B 13/06
Claims (1)
- 【請求項1】物体側から順に配置された、正の屈折力を
有する対物レンズと、該対物レンズによって形成される
中間像を上下左右反転させる反射部材と、正の屈折力を
有する接眼レンズとから構成され、前記対物レンズは以
下の条件式(1)、(2)、(3)を満足し、且つ固定
の両凸単レンズ1つから成り、前記反射部材の入射面は
物体側に凸の曲率を有し且つ射出面は前記接眼レンズ側
に凸の曲率を有し、前記接眼レンズは物体側に凸のメニ
スカスレンズ1つから成っていることを特徴とする実像
式ファインダー光学系。 (1) |rASP/rSP|<0.685 (2) 0.1(1/mm)<1/fo<0.2(1/mm) (3) |r2/r1|<0.685 ただし、rASPは上記対物レンズの一方の面である非球
面の近軸曲率半径、rSPは上記対物レンズの他方の面で
ある球面の曲率半径、foは上記対物レンズの焦点距離、
r1、r2は夫々上記対物レンズの物体側の面及び像側の面
の近軸曲率半径である。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09177290A JP3235791B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 実像式ファインダー光学系 |
US07/680,548 US5184252A (en) | 1990-04-06 | 1991-04-04 | Finder optical system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09177290A JP3235791B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 実像式ファインダー光学系 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03289611A JPH03289611A (ja) | 1991-12-19 |
JP3235791B2 true JP3235791B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=14035871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09177290A Expired - Fee Related JP3235791B2 (ja) | 1990-04-06 | 1990-04-06 | 実像式ファインダー光学系 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235791B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09251126A (ja) * | 1996-03-15 | 1997-09-22 | Olympus Optical Co Ltd | 実像式ファインダー光学系 |
CN108227052A (zh) * | 2016-12-09 | 2018-06-29 | 深圳超多维科技有限公司 | 一种光学透镜及虚拟现实装置 |
-
1990
- 1990-04-06 JP JP09177290A patent/JP3235791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03289611A (ja) | 1991-12-19 |
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Date | Code | Title | Description |
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