JP3235420B2 - 感光体 - Google Patents
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Description
に支持体上に分散層および感光層が順次積層されてなる
感光体に関する。
の導電性支持体上に感光層を形成してなる。しかし、感
光層を導電性支持体上に直接形成して感光体を構成した
場合、支持体からの不必要な電荷の注入が生じやすいた
め、形成される画像にはノイズが発生しやすい。これは
アルミニウム等の導電性支持体は一般に表面に凹凸があ
るため、その表面凸部に電荷の集中が生じやく、その部
分でブレークダウンが生じることが原因と考えられてい
る。そのため、例えば正規現像の場合は、支持体からの
不必要な電荷の注入により感光体上の画像形成に必要な
静電潜像が打ち消されるため、その打ち消された部分は
本来トナー像が形成されるべき部分であるにもかかわら
ず、トナー像が形成されず、いわゆる白ポチといわれる
画像ノイズが生じる。また反転現像の場合は、逆にトナ
ー像が形成されるべきでない所にトナー像が形成され
る、いわゆる黒ポチといわれる画像ノイズが生じる。
電荷の不必要な注入を防止するため、導電性支持体と感
光層との間に中間層を形成する技術が知られている。
単独で構成された絶縁層の場合には、支持体から感光層
への電荷の流れがスムーズでなくなり、露光後に感光体
表面電位が所定の値まで低下せず、残留電位が上昇する
という別の問題が生じる。
に、絶縁層の膜厚を非常に薄くすることにより電気抵抗
を低くすることができるが、膜厚を薄くすると支持体表
面の欠陥や凹凸を充分に被覆することができなくなり、
中間層としての機能が十分に果たされなくなる。また、
絶縁層中に種々の導電性の添加物を含有させる技術も提
案されている。例えば、特開昭60−144755号に
は導電性微粒子としてアンチモンドープの酸化スズを樹
脂に分散した樹脂分散層が開示されている。
様化に伴い、裏面露光用の感光体あるいはベルト状の感
光体等の提供が望まれており、樹脂フィルム、ガラス等
の非導電性支持体上に導電性の中間層を形成して、これ
を感光体の導電性支持体として使用する技術も検討され
ている。
情に鑑みなされたものであり、感光体の支持体と感光層
との間に形成する層として、無公害で安全性に優れたタ
ンタルドープ酸化スズ導電性微粒子を含有する新規な層
を提供することを目的とする。
規な層を設けることにより、初期表面電位特性に優れ、
残留電位の上昇、黒ポチ、白ポチ等の画像ノイズが生じ
ない感光体を提供することを目的とする。
上に上記の新規な層を形成することにより、感光体の支
持体として使用可能な導電性を付与し、安全で且つ静電
特性の安定した感光体を提供することを目的とする。
上に、タンタルドープ酸化スズ微粉体を樹脂中に分散さ
せてなる分散層および感光層を順次積層してなる感光体
に関する。
ズ微粉体を結着樹脂溶液中に分散させ、これを支持体上
に塗布してなる新規な分散層である。
り、所望の帯電能を確保しながら、画像ノイズが生じに
くく、無公害で安全性にも優れた感光体を提供すること
ができるものである。
ンタルドープ酸化スズ微粉体を分散層に含有させること
により、樹脂層単独で構成する場合に比べて分散層の体
積抵抗値を低くすることができ、残留電位を上昇させる
ことなく分散層の膜厚を厚く構成することが可能とな
る。そして、表面が切削加工されていない等支持体表面
に凹凸が存在したり、支持体表面に欠陥が存在する場合
でも、分散層の存在により表面凹凸や欠陥を被覆して支
持体を平滑に仕上げることがてき、支持体の凹凸部や欠
陥部から感光層への不要な電荷の注入に起因する黒ポ
チ、白ポチ等の画像ノイズの発生を抑制することができ
る。
化スズ(SnO2)は酸化スズにタンタル金属を0.1
〜10重量%ドープさせたものである。ドープは酸化ス
ズとタンタルを固溶体化させるか、またはタンタルを酸
化スズ表面にコートすることによって行うことができ
る。またタンタルを酸化スズに融着させてドープを行っ
てもよい。
以下、好ましくは0.01〜1.2μm、より好ましく
は0.3〜1.0μmのものを使用する。その粒径が大
きすぎると層中での分散性が悪くなるばかりでなく、分
散層を平滑に形成できないという問題が生じる。
層全体の5〜70重量%含有させる。その量が少なすぎ
ると分散層の体積抵抗が十分低下せず、残留電位の上
昇、感度の低下等を招く恐れがある。またその添加量が
多すぎると、分散層が均一に形成されず、画像欠損の原
因となる。また接着性が悪く、膜が脆く強度に欠ける。
裏面露光用の感光体においては、所望の透過率が得られ
ない。
ープ酸化スズ微粉体を樹脂中に分散させた分散層と感光
層とを積層して感光体を構成するものであるが、感光体
の構成により分散層の物性、特に体積抵抗値が異なるこ
ととなる。
電層とに区別される。体積抵抗値が1×106〜1×1
014Ω・cm、好ましくは1×108〜1×1012Ω・c
mのものを下引層、また体積抵抗値が1×106Ω・cm
以下のものを導電層とする。分散層の体積抵抗値は、分
散層を構成する結着樹脂の種類、酸化スズ微粉体の粒
径、酸化スズ微粉体へのタンタルドープ量あるいはタン
タルドープ酸化スズ微粉体の含有量等に依存する。この
ため、体積抵抗値をタンタルドープ酸化スズ微粉体の含
有量のみで一概に規定することはできないが、前記した
分散層中の含有量の範囲において、タンタルドープ酸化
スズ微粉体を分散層全体の概ね40重量%以下含有させ
ることにより下引層としての機能を持たせることがで
き、また30重量%以上含有させることにより導電層と
しての機能を持たせることが可能となる。
ルをドープした後、さらにシランカップリング剤または
チタンカップリング剤等カップリング剤で表面処理した
ものを用いることにより、塗液の分散性を一層向上さ
せ、塗膜を均一に形成させることができる。またカップ
リン処理により耐湿性をより一層向上させることができ
る。
1〜図3に示すようなものが挙げられる。
引層3を形成し、その上に感光層として電荷発生層4と
電荷輸送層5とがこの順序で積層されてなる感光体、図
2に示すような支持体上に分散層として導電層2を形成
し、その上に感光層として電荷輸送層4と電荷発生層5
とが順に積層されてなる感光体、あるいは図3に示すよ
うな支持体1上に、分散層として導電層2と下引層3を
形成し、その上に感光層として電荷発生層4と電荷輸送
層5とが順に積層されてなる感光体である。尚、上記図
3の構成においては、少なくとも導電層あるいは下引層
の何れか一方が本発明における分散層であればよい。
態をとり得るもので、後述するように支持体としても導
電性に限ることなく非導電性のものも使用可能である。
(例えば図1)においては、下引層の体積抵抗値を樹脂
単独で構成した場合に比べて低くすることが可能であ
り、残留電位の上昇を抑制することができる。また、無
切削管等支持体表面に凹凸が存在したり表面欠陥が存在
する場合でも、分散層の膜厚を厚く構成することで、表
面凹凸やわずかな欠陥を被覆して支持体を平滑に仕上げ
ることができるため、支持体の凹凸部や欠陥部から感光
層への不要な電荷の注入を防止し画像ノイズの発生を抑
制することができる。さらに、支持体として、異種金属
を含む導電性支持体(例えばアルミニウム合金)を用い
た場合には、異種金属部分から感光層への電荷注入が生
じやすいが、下引層の存在によりこの注入を防止するこ
とができる。
て導電性、非導電性のいずれの支持体も使用可能であ
る。この構成では、導電層を適当な体積抵抗値に調整す
ることによって支持体自体の抵抗値を所望の値にコント
ロールすることができ、静電特性を安定させることがで
きる。また、支持体上を導電層で被覆することから、上
記下引層と同様に、表面に凹凸あるいはわずかな欠陥が
あるような支持体、異種金属を含む導電性支持体につい
ても使用可能である。
ラス等の非導電性支持体上に上記分散層を導電層として
設けて支持体に導電性を付与することにより、背面露光
方式にも使用可能な感光体を提供することができる。
ニッケル等の導電性の箔あるいは板を、シート状または
ドラム状にした導電性のものが使用される。さらに上記
金属を樹脂フィルム等に真空蒸着、無電解メッキしたも
の、あるいは導電性ポリマー、酸化インジュウム、酸化
スズ等の導電性化合物の層を同様に、紙あるいは樹脂フ
ィルム上に塗布もしくは蒸着によって設けたもの等が用
いられる。なお、絶縁性樹脂フィルムあるいは紙等の導
電性を有しない材料の表面に上述した本発明の導電層を
形成することによって導電性を付与したものを本発明の
支持体として使用してもよい。
アルミニウム合金が支持体として一般に使用される。具
体的には、押し出し加工後、引き抜き加工を施したアル
ミニウムパイプを切断し、その外表面をダイヤモンドバ
イト等の切削工具を用いて約0.2〜0.3mm切断し
仕上げたもの(切削管)、アルミニウム円板を深絞り加工
してカップ状とした後、外表面をしごき加工によって仕
上げたもの(DI管)、アルミニウム円板をインパクト加
工してカップ状とした後、外表面をしごき加工によって
仕上げたもの(EI管)、押し出し加工後、冷間引き抜き
加工したもの(ED管)等が使用可能である。またこれら
の表面をさらに切削したものを使用してもよい。
持体と感光層との間に所定の下引層あるいは導電層を設
ける構成であることにより、表面が切削加工されていな
い支持体であっても感光体用の支持体として、十分使用
可能である。
る場合と高抵抗の支持体上に構成する場合とで異なり、
また下引層あるいは導電層のみの場合、下引層と導電層
を併用する場合とで異なるものであるが、薄過ぎると分
散層としての所望の効果が得られず、厚過ぎると分散層
の電気的抵抗が高くなり繰返し使用に伴う残留電位の上
昇を引き起こすため、一般に0.1〜30μm、好まし
くは1〜30μm、より好ましくは1〜20μmとす
る。上記範囲内で、各々の構成に応じて膜厚を適宜選択
する。
光体を作製する場合について説明する。この場合、タン
タルドープした酸化スズ微粉体を後述する結着樹脂溶液
に分散させ、この溶液を導電性支持体上に塗布、乾燥し
分散層を形成する。塗布後、60〜120℃の範囲で乾
燥を行うのが好ましい。分散層を構成する樹脂として
は、支持体に対する密着性が強固であること、耐溶剤性
が十分であること、微粉体の分散性が良好であること等
の条件を満たすものであれば何れも使用可能であり、従
来より公知のポリビニルアルコール、ポリビニルメチル
エーテル、ポリ−N−ビニルイミダゾール、エチルセル
ロース、メチルセルロース、エチレン−アクリル酸コポ
リマー、カゼイン、ゼラチン、ポリアミド等を用いるこ
とができる。さらに、一般的なポリエステル樹脂、アク
リル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルブチラール樹脂等の熱可塑性樹脂、アル
キッド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂
等を使用することができる。尚、これらの中でも特に、
ポリエステル樹脂、アクリル−メラミン樹脂、ウレタン
樹脂等が接着性、塗工性の点から見て好ましい。
カルシウム、酸化バリウム、酸化チタン、酸化ケイ素、
硫酸バリウム微粉体、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、
炭酸マグネシウム等の非導電性の白色粉体を添加しても
よい。非導電性の白色粉体を添加することにより、分散
層における光の反射率を高め、感光体の感度を向上させ
ることができる。
は、浸漬コーティング法、スプレーコーティング法、ス
ピンナーコーティング法、ワイヤーバーコーティング
法、ブレードコーティング法、ローラコーティング法、
カーテンコーティング法等のコーティング法等を用いて
行うことができる。
荷発生材料を真空蒸着するか、あるいは、アミン等の溶
媒に溶解せしめて塗布するか、顔料を適当な溶剤もしく
は必要があれば結着樹脂を溶解させた溶液中に分散させ
て作製した塗布液を塗布乾燥して電荷発生層を形成し、
さらにこの上に、電荷輸送材料および結着樹脂を含む溶
液を塗布乾燥して電荷輸送層を形成する。
構成の感光体が作製される。
荷発生層と電荷輸送層とを順次積層してなる感光体につ
いて具体的に説明したが、本発明においては感光層が電
荷輸送層と電荷発生層とを順次積層してなる構成であっ
てもよい。さらにポリビニルカルバゾール、アントラセ
ン、フタロシアニン等の有機光導電性材料をそのまま、
あるいは絶縁性結着樹脂と混合させて塗布して形成され
る単層構成のものであってもよい。
保護層を設けたものであってもよい。表面保護層に用い
られる材料としては、アクリル樹脂、ポリアリール樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂などのポリマ
ーをそのまま、または酸化スズや酸化インジウムなどの
低抵抗化合物を分散させたものなどが適当である。ま
た、表面保護層として有機プラズマ重合膜を使用するこ
とができる。有機プラズマ重合膜は必要に応じて適宜酸
素、窒素、ハロゲン、周期律表の第3族、第5族原子を
含んでいてもよい。
としては、例えばビスアゾ顔料、トリアリールメタン系
染料、チアジン系染料、オキサジン系染料、キサンテン
系染料、シアニン系色素、スチリル系色素、ピリリウム
系染料、アゾ系染料、キアクドリン系染料、インジゴ系
顔料、ペリレン系顔料、多環キノン系顔料、ビスベンズ
イミダゾール系顔料、インダスロン系顔料、スクアリリ
ウム系顔料、フタロシアニン系顔料等の有機物質が挙げ
られる。この他、光を吸収して極めて高い効率で電荷担
体を発生する材料であれば、いずれの材料であっても使
用することができる。
る電荷輸送材料としては、ヒドラゾン化合物、ピラゾリ
ン化合物、スチリル化合物、トリフェニルメタン化合
物、オキサジアゾール化合物、カルバゾール化合物、ス
チルベン化合物、エナミン化合物、オキサゾール化合
物、トリフェニルアミン化合物、テトラフェニルベンジ
ジン化合物、アジン化合物等色々なものを使用すること
ができる。
着樹脂は電気絶縁性であり、単独で測定して1×1012
Ω・cm以上の体積抵抗を有することが望ましい。例え
ば、それ自体公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬
化性樹脂、光導電性樹脂等の結着材を使用することがで
きる。具体的には、飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、アクリル樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂、イオ
ン架橋オレフィン共重合体(アイオノマー)、スチレン−
ブタジエンブロック共重合体、ポリカーボネート、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、セルロースエステル、ポ
リイミド、スチロール樹脂等の熱可塑性樹;エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、熱硬化
アクリル樹脂等の熱硬化性樹脂;光硬化性樹脂;ポリビ
ニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビニルアン
トラセン、ポリビニルピロール等の光導電性樹脂等が挙
げられ、これらのバインダー樹脂は単独もしくは2種以
上組み合わせて使用する。なお、電荷輸送材料がそれ自
身バインダーとして使用できる高分子電荷輸送材料であ
る場合は、他の結着樹脂を使用しなくてもよい。
ン化パラフィン、ポリ塩化ビニルフェニル、ジメチルナ
フタレン、ジブチルフタレート、O−ターフェニルなど
の可塑剤やクロラニル、テトラシアノエチレン、2,
4,7−トリニトロフルオレノン、5,6−ジシアノベ
ンゾキノン、テトラシアノキノジメタン、テトラクロル
無水フタル酸、3.5−ジニトロ安息香酸等の電子吸引
性増感剤、メチルバイオレット、ローダミンB、シアニ
ン染料、ピリリウム塩、チアピリリウム塩等の増感剤を
使用してもよい。
を詳細に説明するものとする。
本インキ社製)10重量部、タンタルドープの酸化スズ
(SnO2)(パストランTYPE−VI、三井金属鉱
業社製)微粉末10重量部とメラミン樹脂(スーパーベ
ッカミンJ820、大日本インキ社製)2重量部とをト
ルエン100重量部に分散させた。
ラム(表面粗さRt=3μm)上にリング塗布し、15
0℃で30分乾燥させて、膜厚15μmの導電層(体積
抵抗8.2×104Ω・cm)を形成した。得られた導電
層の表面粗さRtは0.1μmであった。
量部をメタノール5重量部とn−ブタノール50重量部
とからなる混合溶媒に溶解させた溶液を、上記導電層上
に塗布し、膜厚1.0μmの下引層(7.8×109Ω・
cm)を形成した。
とポリビニルブチラール1.0重量部とをテトラヒドロ
フラン(THF)100重量部とともにサンドミルによ
り分散させた。得られたフタロシアニン系の分散液を、
乾燥後の膜厚が0.2μmとなるように上記下引層上に
塗布し電荷発生層を形成した。
ート樹脂(パンライトK−1300、帝人化成社製)1
0重量部とジクロルメタン180重量部からなる塗布液
を電荷発生層上に塗布し乾燥させて膜厚25μmの電荷
輸送層を形成した。以上のようにして積層型の感光体を
作製した。
I、三井金属鉱業社製)微粉末100重量部、ポリウレ
タン(デスモジュール800、日本ポリウレタン社製)
80重量部、トルエン80重量部、キシレン80重量
部、酢酸エチル65重量部をペイントシェーカーで3時
間分散し、さらにイソシアネート(スミジュールN7
5、住友化学社製)10重量部を添加し塗液を得た。こ
の塗液をガラス円筒上に塗布し、120℃で10分加熱
乾燥させて、膜厚2μm、体積抵抗7×104Ω・c
m、光線透過率86%の導電層を形成した。
量部をメタノール5重量部とn−ブタノール50重量部
とからなる混合溶媒に溶解させた溶液を、上記導電層上
に塗布し、膜厚1.0μmの下引層(7.8×109Ω・
cm)を形成した。
部、ポリビニルブチラール1.0重量部、テトラヒドロ
フラン(THF)100重量部とともにサンドミルによ
り分散させた。得られたフタロシアニン系の分散液を、
乾燥後の膜厚が0.2μmとなるように上記下引層上に
塗布し電荷発生層を形成した。
ート樹脂(パンライトPC−Z、帝人化成社製)12重
量部とをテトラヒドロフラン180重量部に分散させて
なる塗布液を電荷発生層上に塗布し、乾燥させて膜厚2
5μmの電荷輸送層を形成した。以上のようにして積層
型の感光体を作製した。
I、三井金属鉱業社製)微粉末2重量部をシランカップ
リング剤C5F11CO2(CH2)3Si(OCH3)30.
2重量部、メタノール30重量部からなる溶液中に入れ
て撹拌した。内容物を取り出し、110℃で1時間乾燥
させた。以上のようにして微粉末のカップリング処理を
行った。
酸化スズ2重量部とポリアミド樹脂(CM−8000、
東レ社製)12重量部とをメタノール100重量部に分
散させた。
ラム(表面粗さRt=0.7μm)上にリング塗布し、
80℃で30分乾燥させて、膜厚1.5μmの下引層
(体積抵抗4×1011Ω・cm)を形成した。
部、ポリビニルブチラール1.0重量部、テトラヒドロ
フラン(THF)100重量部とともにサンドミルによ
り分散させた。得られたフタロシアニン系の分散液を、
乾燥後の膜厚が0.2μmとなるように上記下引層上に
塗布し電荷発生層を形成した。
ート樹脂(パンライトPC−Z、帝人化成社製)12重
量部とをテトラヒドロフラン180重量部に分散させて
なる塗布液を電荷発生層上に塗布し、乾燥させて膜厚2
5μmの電荷輸送層を形成した。以上のようにして積層
型の感光体を作製した。
外は実施例1と全く同様にして感光体を作製した。
スズに代えて、カーボンブラックを添加したこと以外は
実施例1と全く同様にして感光体を作製した。
よび比較例1〜2の各感光体を、ミノルタ社製のレーザ
プリンタSp101に組込み、グリッド電圧を−750
Vに設定し、各感光体における初期表面電位VO(V)、
表面電位が初期表面電位の半分に減衰するために必要な
露光量(以下半減露光量)E2/1(erg/cm2)、1秒間暗中
に放置したときの初期電位の減衰率DDR1(%)を測定
し、結果を表1に示した。
おける黒斑点および黒ベタ部における白斑点の発生を観
察し、以下の基準で評価した。結果を表1に示した。
認められないか、若干認められるが実用上問題のない程
度 ×:認められ実用不可 ××:多数認められ非常に問題がある
れ、残留電位の上昇、黒ポチ、白ポチ等の画像ノイズが
生じない。
層、5:電荷輸送層
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に、タンタルドープ酸化スズ微
粉体を樹脂中に分散させてなる分散層および感光層を順
次積層してなる感光体。 - 【請求項2】 前記タンタルドープ酸化スズ微粉体の平
均粒径が2μm以下であり、分散層中のタンタルドープ酸
化スズ微粉体の含有量が5〜70重量%であることを特徴
とする請求項1記載の感光体。 - 【請求項3】 前記タンタルドープ酸化スズ微粉体がカ
ップリング剤により表面処理されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2記載の感光体。
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