JP3235402B2 - ディジタル保護継電器 - Google Patents

ディジタル保護継電器

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JP3235402B2 JP11272395A JP11272395A JP3235402B2 JP 3235402 B2 JP3235402 B2 JP 3235402B2 JP 11272395 A JP11272395 A JP 11272395A JP 11272395 A JP11272395 A JP 11272395A JP 3235402 B2 JP3235402 B2 JP 3235402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル保護継電器
に係り、特にアナログ入力部のA/D変換器のビット誤
り監視に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル保護継電器では、電力系統な
どの保護対象の電圧や電流信号(アナログ信号)をサン
プリングで取り込み、A/D変換器によりディジタル量
に変換したサンプルデータから保護演算を行う。
【0003】図3は、アナログ入力部の構成を示す。保
護対象からPTやCTにより変成して取り込まれる各相
の電圧や電流信号は、フィルタ部1によってそれぞれ高
調波成分が取り除かれ、サンプルホールド部2によって
それぞれサンプルホールドされ、これらホールド信号が
マルチプレクサ3によって時分割でA/D変換器4に取
り込まれ、アナログーディジタル変換され、メモリ5に
サンプルデータとして格納される。CPU6は、メモリ
5のサンプルデータを使って保護演算を行う。
【0004】このようなアナログ入力部の監視には、例
えば、以下の方式がある。
【0005】(1)零相監視・不平衡監視等による変成
器(PT、CT)からA/D変換器までの監視。零相監
視では、対象座標法の関係を利用して入力データ(電
流、電圧、零相電流・電圧)から監視し、不平衡監視で
は電流の各相の平衡性をチェックする。
【0006】(2)高調波重畳監視によるフィルタから
A/D変換器までの監視。高調波電圧をフィルタの入力
に常時重畳させ、そのディジタル変換データから高調波
電圧を検出演算することによりフィルタ特性を監視す
る。
【0007】(3)A/D変換精度監視。サンプルホー
ルド回路2の1つ又はマルチプレクサ3の1つのチャン
ネルに校正電圧を入力し、そのA/D変換データと設定
値の誤差をチェックする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視方式におい
て、A/D変換器4の変換精度を検出することが主とな
っている。
【0009】このため、従来方式によるA/D変換器の
監視は、A/D変換値のビット単位の故障を監視できな
い。
【0010】すなわち、A/D変換精度監視方式では1
ビット単位の故障を検出できるが、一定レベルの直流入
力電圧の変換結果に対するチェックになり、全ビットに
ついてのビット誤りの監視ができない。
【0011】本発明の目的は、A/D変換器の全ビット
についてのビット誤りを監視できるディジタル保護継電
器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、保護対象の電流・電圧等を変成・フィル
タ処理・サンプルホールドしてA/D変換器で順次ディ
ジタル量に変換してメモリに順次記憶し、このメモリの
データを使ってCPUが保護演算するディジタル保護継
電器において、前記A/D変換器のフルスケールになる
交流信号を該A/D変換器の変換入力とする入力手段
と、前記メモリに記憶する前記交流信号のA/D変換デ
ータDNを順次読み出し、該データDNの最上位ビットが
論理「1」のグループは各ビットの論理積を取り、論理
「0」のグループは各ビットの論理和を取る繰り返し処
理を行い、該論理積処理したデータの全ビットが「0」
でないとき及び該論理和処理したデータの全ビットが
「1」でないときに前記A/D変換器にビット誤りがあ
ると判定する処理手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】フルスケール変換したA/D変換データを最上
位ビットの「1」と「0」でグループに分け、グループ
毎に各データのビット毎の論理積又は論理和をとること
により、最上位ビットが「1」のものは論理積により最
上位ビットを除く全ビットが「0」になり、最上位ビッ
トが「0」のものは論理和により最上位ビットを除く全
ビットが「1」になることを利用してビット誤りの有無
を判定する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すフローチャ
ートである。このフローチャートは、図3の構成のアナ
ログ入力部をもつディジタル保護継電器において、CP
U6によるA/D変換器4の全ビットについてビット誤
りを検出するためのものである。
【0015】(S1)CPU6は、電圧又は電流信号の
1つの交流入力のサンプル値をA/D変換器4が変換し
たデータDNをメモリ5から順次読出し、このデータDN
の最上位ビットが論理「1」か「0」かを判定する。な
お、交流入力は、A/D変換器4のフルスケールに相当
するレベルのものを試験信号としてフィルタ1から印
加、又は試験信号をマルチプレクサ3の1つの予備チャ
ンネルから印加する。
【0016】(S2)データDNの最上位ビットが論理
「1」であれば、前回の処理結果になるデータM1との
ビット毎のAND(論理積)を求めて今回の処理結果デ
ータM1として保存する。
【0017】(S3)データDNの最上位ビットが論理
「0」であれば、前回の処理結果になるデータM0との
ビット毎のOR(論理和)を求めて今回の処理結果デー
タM0として保存する。
【0018】(S4)上記の処理S2又はS3が設定さ
れる回数nだけ実行されたか否かをチェックする。この
回数nは、入力交流信号の周波数に対するサンプリング
周波数から決められ、処理S2及びS3が入力交流信号
の1周期以上にわたって実行される値にされる。
【0019】以上までの処理により、データDNは、入
力交流信号の1周期以上のサンプリングデータ列として
順次取り込まれ、最上位ビットが同じ「1」又は「0」
のデータDN同士のAND又はORが取られる。
【0020】そして、データDNは、図2にビットマッ
プを示すように、最上位ビットがサインビットになり、
入力交流信号のサンプリング値のA/D変換に応じて
「000…00」から「100…00」を経て「111
…11」まで変化する。
【0021】したがって、最上位ビットが「1」になる
グループのデータDNの互いの論理積を取る処理S2を
繰り返すことにより、A/D変換にビット誤りがなけれ
ば最上位ビットを除いて他のビットが全て「0」にな
る。
【0022】一方、最上位ビットが「0」になるグルー
プのデータDNの互いの論理和を取る処理S3を繰り返
すことにより、A/D変換にビット誤りがなければ最上
位ビットを除いて他のビットが全て「1」になる。
【0023】以上のことから、処理S5では、データM
1の最上位ビットを除く全ビットが「0」になっている
か否かをチェックし、「1」のビットがあればA/D変
換器4に「1」固定のビット誤りがあると判定する(S
6)。
【0024】同様に、処理S7では、データM0の最上
位ビットを除く全ビットが「1」になっているか否かを
チェックし、「0」のビットがあればA/D変換器4に
「0」固定のビット誤りがあると判定する(S8)。
【0025】したがって、本実施例では、A/D変換器
4の全ビットについて「1」又は「0」固定のビット誤
りを監視できる。
【0026】なお、アナログ入力回路の構成は、図3に
示すものに限らず、マルチプレクサを省略した1入力構
成のディジタル保護継電器に適用できる。
【0027】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、フルス
ケール変換したA/D変換データを最上位ビットの
「1」と「0」でグループに分け、グループ毎に各デー
タのビット毎の論理積又は論理和をとり、グループ別に
全ビットが「1」か「0」かで固定のビットがあるか否
かを判定するようにしたため、A/D変換器の全ビット
についての誤りの有無を監視したアナログ入力部の監視
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフローチャート。
【図2】実施例におけるデータDNのビットマップ。
【図3】従来のアナログ入力部構成図。
【符号の説明】
1…フィルタ 2…サンプルホールド 3…マルチプレクサ 4…A/D変換器 5…メモリ 6…CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88 H02H 3/05 G01R 31/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保護対象の電流・電圧等を変成・フィル
    タ処理・サンプルホールドしてA/D変換器で順次ディ
    ジタル量に変換してメモリに順次記憶し、このメモリの
    データを使ってCPUが保護演算するディジタル保護継
    電器において、 前記A/D変換器のフルスケールになる交流信号を該A
    /D変換器の変換入力とする入力手段と、 前記メモリに記憶する前記交流信号のA/D変換データ
    Nを順次読み出し、該データDNの最上位ビットが論理
    「1」のグループは各ビットの論理積を取り、論理
    「0」のグループは各ビットの論理和を取る繰り返し処
    理を行い、該論理積処理したデータの全ビットが「0」
    でないとき及び該論理和処理したデータの全ビットが
    「1」でないときに前記A/D変換器にビット誤りがあ
    ると判定する処理手段を設けたことを特徴とするディジ
    タル保護継電器。
JP11272395A 1995-05-11 1995-05-11 ディジタル保護継電器 Expired - Fee Related JP3235402B2 (ja)

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