JPH06265596A - 多機能デバイス試験方法 - Google Patents

多機能デバイス試験方法

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JPH06265596A
JPH06265596A JP5056138A JP5613893A JPH06265596A JP H06265596 A JPH06265596 A JP H06265596A JP 5056138 A JP5056138 A JP 5056138A JP 5613893 A JP5613893 A JP 5613893A JP H06265596 A JPH06265596 A JP H06265596A
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JP
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test
test item
item
defect
items
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JP5056138A
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Inventor
Nobuhide Maruo
延秀 丸尾
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、LSI(大規模集積回路)、電子
モジュール等の多機能デバイスを試験対象とする多機能
デバイス試験方法に関し、不良の検出までの時間を短縮
して、効率的に試験を行うことができることを目的とす
る。 【構成】 多機能デバイスに対して、複数の試験項目の
試験を行う多機能デバイス試験方法において、ステップ
101では、各試験項目の不良率及び各試験項目の試験
時間と全試験項目の試験時間との比率から、各試験項目
の不良検出効率を算出する。ステップ102では、上記
不良検出効率が高い順に、各試験項目の実行順を更新す
る。ステップ103では、上記各試験項目の実行順に従
って各試験項目を実行して不良を検出する。ステップ1
04では、以前に検出された各試験項目ごとの不良個数
と全試験個数とから各試験項目の不良率を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多機能デバイス試験方法
に係り、特に、LSI(大規模集積回路)、電子モジュ
ール等の多機能デバイスを試験対象とする多機能デバイ
ス試験方法に関する。
【0002】近年、エレクトロニクスの技術進歩に伴
い、単一チップ内に複数の機能を含む多機能化されたL
SIや、これらを一つのモジュールに搭載した多機能モ
ジュールが普及している。
【0003】このようなLSIやモジュールは、メーカ
ーの出荷試験、又は、購入時の受入れ試験において、不
良品のリジェクトのため試験が行われるが、多機能化さ
れているため試験時間が増大してきており、この試験を
効率的に行うことが必要とされている。
【0004】
【従来の技術】図6は、従来の一例の多機能デバイス試
験装置の構成図を示す。図6は、測定対象の多機能LS
Iを試験する多機能デバイス試験装置の例である。試験
装置本体11は、多機能デバイス試験装置全体の制御を
行うテストプロセッサ12、ディスプレイ等の測定結果
表示装置13、試験用機器14から構成される。被測定
LSI21は試験治具20に搭載されており、試験治具
20は試験装置本体11の試験機器14と接続されてい
る。
【0005】また、試験用機器14としては、電源1
5、電圧/電流計16、オシロスコープ17、信号発生
器18、パターンジェネレータ19等が備えられてい
る。
【0006】多機能デバイス試験装置では、試験対象の
デバイスごとに専用の試験プログラム22が用意されて
いる。試験プログラム22には、複数の試験項目、各試
験項目の試験条件、試験項目の実行順序が記録されてい
る。
【0007】図6の例では、(1) AMP(アンプ)、
(2) ロジック、(3) コンパレータ、(4) PLL(フェー
ズロックループ回路)、(5) ADC(アナログ・ディジ
タル変換器)、(6) DAC(ディジタル・アナログ変換
器)、(7) ピークホールド、の7個の試験項目が記録さ
れている。
【0008】テストプロセッサ12は、試験プログラム
22を読み込み、試験プログラム22で指定されている
順番で、各試験項目の試験を実行する。テストプロセッ
サ12は、試験用機器14を制御して試験を実行し、試
験結果を測定結果表示装置13に表示する。
【0009】テストプロセッサ12は、各試験項目にお
いて、初めに、被測定LSI21の各テストピンの電
圧、電源投入順序等の試験条件を設定し、この後、試験
内容に応じて試験用機器14を制御して試験を実行す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した従来の多
機能デバイス試験装置では、試験プログラム22に含ま
れる試験項目の実行順序は固定であり、試験プログラム
22自体を変更しないかぎり、試験項目の実行順序を変
更することはできない。
【0011】このため、もし、被測定デバイスが不良品
であり、不良となる試験項目が実行順序の後の方であっ
た場合、不良となる試験項目の試験を行って初めて不良
の検出ができるので、それ以前の試験項目の試験時間は
無駄になってしまう。
【0012】このように、従来の多機能デバイス試験装
置では、試験項目の実行順序が固定であるため、不良と
なる試験項目の実行順序が後の方にあると、試験時間の
無駄が生じるという問題点があった。
【0013】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、不良の検出までの時間を短縮して、効率的に試験を
行うことができる多機能デバイス試験方法を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1,図2は本発明の原
理構成図を示す。請求項1の発明は、図1に示すよう
に、多機能デバイスに対して、複数の試験項目の試験を
行う多機能デバイス試験方法において、各試験項目の不
良率及び各試験項目の試験時間と全試験項目の試験時間
との比率から、各試験項目の不良検出効率を算出するス
テップ101と、上記不良検出効率が高い順に、各試験
項目の実行順を更新するステップ102と、上記各試験
項目の実行順に従って各試験項目を実行して不良を検出
するステップ103と、以前に検出された各試験項目ご
との不良個数と全試験個数とから各試験項目の不良率を
更新するステップ104とを含む。
【0015】請求項2の発明は、図2に示すように、多
機能デバイスに対して、複数の試験項目の試験を行う多
機能デバイス試験方法において、各試験項目の不良率が
所定値以下の試験項目を、全数試験から所定割合のサン
プリング試験に切り換えるステップ105と、上記サン
プリング試験の試験項目については、所定割合の個数に
対して、各試験項目を実行して不良を検出するステップ
106と、以前に検出された各試験項目ごとの不良個数
と全試験個数とから各試験項目の不良率を更新するステ
ップ107とを含む。
【0016】請求項3の発明は、前記各試験項目に試験
条件識別符号を設け、前記試験実行のステップ103,
106では、上記試験条件識別符号を調べて、一つ前に
実行した試験項目と試験条件が異なる試験項目を実行す
る場合のみ、試験条件を再設定する。
【0017】
【作用】請求項1の発明では、各試験項目の実行順序
を、不良検出効率の高い順とし、不良発生確率が高い
程、かつ、試験時間の短い程、実行順序を先にする。こ
のため、不良の検出までの時間を短縮することを可能と
する。
【0018】請求項2の発明では、不良率が所定値以下
の試験項目を、全数試験から所定割合のサンプリング試
験に自動的に切り換える。このため、余分な手間をかけ
ることなく容易に試験時間を短縮することを可能とす
る。
【0019】請求項3の発明では、試験条件識別符号を
用いて、一つ前に実行した試験項目と試験条件が異なる
試験項目を実行する場合のみ、試験条件を再設定する。
このため、無駄な試験条件の設定を無くすことを可能と
する。
【0020】
【実施例】図3は本発明の実施例を適用する多機能デバ
イス試験装置の構成図を示す。図3は、測定対象の多機
能LSIを試験する多機能デバイス試験装置の例であ
る。図3において、図6と同一構成部分には同一符号を
付し、適宜説明を省略する。
【0021】試験装置本体11は、多機能デバイス試験
装置全体の制御を行うテストプロセッサ12、ディスプ
レイ等の測定結果表示装置13、試験用機器14から構
成される。被測定LSI21は試験治具20に搭載され
ており、試験治具20は試験装置本体11の試験機器1
4と接続されている。
【0022】また、試験用機器14としては、電源1
5、電圧/電流計16、オシロスコープ17、信号発生
器18、パターンジェネレータ19等が備えられてい
る。
【0023】本発明の実施例を適用する多機能デバイス
試験装置では、後述する実施例の試験方法に対応して、
試験プログラム31、不良率ファイル32、シーケンス
ファイル33を設けている。専用の試験プログラム31
は、試験対象のデバイスごとに用意している。また、シ
ーケンスファイル33には、各試験項目の実行順序を記
録しており、不良率ファイル32には、各試験項目ごと
の不良率を記録する。
【0024】試験プログラム31、不良率ファイル3
2、シーケンスファイル33は、例えば、不揮発性のメ
モリ、磁気ディスク装置等に記録されている。
【0025】試験プログラム31には、複数の試験項
目、各試験項目の試験条件、が記録されている。図3の
例では、(a) AMP(アンプ)、(b) ロジック、(c) コ
ンパレータ、(d) PLL(フェーズロックループ回
路)、(e) ADC(アナログ・ディジタル変換器)、
(f) DAC(ディジタル・アナログ変換器)、(g) ピー
クホールド、の7個の試験項目が記録されている。
【0026】テストプロセッサ12は、上記試験プログ
ラム31の試験項目、シーケンスファイル33の実行順
序に従って、各試験項目の試験を実行する。
【0027】図4は、本発明の第1実施例のフローチャ
ートを示す。本発明の第1実施例、及び後述する第2実
施例では、以前に実施した試験で得た、各試験項目の不
良率Frを図3に示した不良率ファイル32に記録してお
き、各試験項目の不良率Fr、及び、各試験項目の試験時
間Tpと全試験項目の試験時間Taとの比から、各試験項目
の不良検出効率Fdを算出する。
【0028】本発明の実施例では、不良検出効率Fdを下
記式で求めている。
【0029】 Fd=Fr×(Ta−Tp)/Ta −− 上記式では、不良率Frが高い程、また、試験時間Tpの
全試験時間Taに対する比率が小さい程、不良検出効率Fd
が大きくなる。この不良検出効率が高い試験項目の実行
順序を先にして、不良検出効率が低い試験項目の実行順
序を後にすることで、不良品を試験する場合に、不良を
検出するまでの時間を短縮することができる。
【0030】テストプロセッサ12は、この不良検出効
率Fdが高い順に、試験項目を実行するように、シーケン
スファイル33の実行順序を書き換える。図3では、シ
ーケンスファイル33の実行順序が、初期状態の、試験
項目(a) 、(b) 、(c) 、(d)、(e) 、(f) 、(g) の順か
ら書き換えられて、試験項目(e) 、(g) 、(f) 、(d)、
(c) 、(b) 、(a) の順になった状態を示している。
【0031】テストプロセッサ12は、試験プログラム
31を読み込み、シーケンスファイル33の実行順序
で、各試験項目の試験を実行する。テストプロセッサ1
2は、試験用機器14を制御して試験を実行し、試験結
果を測定結果表示装置13に表示する。
【0032】また、本発明の実施例では、各試験項目
に、複数種類有る試験条件を識別するための試験条件フ
ラグを設けている。この試験条件フラグは、試験プログ
ラム31の各試験項目に記録されている。
【0033】テストプロセッサ12は、各試験項目にお
いて、上記の試験条件フラグを調べて、一つ前の試験項
目の試験条件と試験条件が異なる場合のみ、試験条件を
再度設定する。この試験条件の設定後、テストプロセッ
サ12は、試験内容に応じて試験用機器14を制御して
試験を実行する。
【0034】テストプロセッサ12は、試験により不良
が検出されたときは、不良率ファイル32の該当する試
験項目の不良数を更新する。また、一つのLSIの試験
が終わった時点で、不良率ファイル32の不良率のデー
タを更新する。
【0035】次に、図4のフローチャートについて詳細
に説明する。図4のフローチャートで、不良検出効率Fd
の算出、及び試験項目の実行順序の更新をステップ20
4,205で行っている。また、ステップ208〜21
4で試験を実行している。また、不良率Frの更新をステ
ップ216で行っている。
【0036】ステップ201では、現在までの、試験対
象のLSIの試験個数n、現在までの不良個数fを読み
出す。なお、試験開始前の試験個数n、不良数fの初期
値は、共に0である。ステップ202では、試験個数
n、不良個数fを、夫々の基準個数N,Fと比べる。試
験個数n>N、かつ、不良個数f>Fの条件を満たさな
い場合は、不良率を算出するための十分な試験個数、又
は不良個数が得られていない。この場合は、ステップ2
03に進み、デフォルトの実行順序のままのシーケンス
ファイル33を読み出す。なお、シーケンスN0. Iを、
初期値であるI=1とする。この後、ステップ208へ
進む。
【0037】ステップ202で、試験個数n>N、か
つ、不良個数f>Fの条件を満たす場合は、不良率を算
出するための十分な試験個数、又は不良個数が得られて
いる。この場合は、ステップ204に進み、不良率ファ
イル32を読み出す。
【0038】ステップ205では、先ず、不良率ファイ
ル32の不良率Frから、前記式により、各試験項目の
不良検出効率Fdを算出する。
【0039】次に、算出した不良検出効率Fdの高い順
に、シーケンスファイル33の各試験項目の実行順序を
書き換える。
【0040】ステップ207では、ステップ205で実
行順序を書き換えられたシーケンスファイル33を読み
出す。なお、シーケンスN0. Iを、初期値であるI=1
とする。
【0041】ステップ208では、シーケンスN0. Iの
試験項目の試験条件フラグを調べる。この試験条件フラ
グが、一つ前に実行した試験項目の試験条件フラグと異
なる場合は、ステップ209にて、試験条件を再設定す
る。この試験条件フラグが、一つ前に実行した試験項目
の試験条件フラグと同一の場合は、試験条件の設定の変
更が不要であるので、なにも行わない。
【0042】ステップ210では、シーケンスN0. Iの
試験項目の試験を実行する。ステップ211では、ステ
ップ210での試験結果を調べる。試験の結果、シーケ
ンスN0. Iの試験項目について、良品である場合は、ス
テップ213へ進み、シーケンスN0. Iが最終試験かど
うかを判断し、最終試験でない場合は、ステップ214
でシーケンスN0. を1増やして、ステップ208から、
次の試験項目の試験を続ける。ステップ213で、最終
試験の場合は、この試験対象LSIの試験を終了して、
ステップ215へ進む。
【0043】ステップ211で、試験の結果が、シーケ
ンスN0. Iの試験項目について、不良品である場合は、
ステップ212で、不良率ファイル32の該当する試験
項目の不良数を1増やし、また、全体の不良数fも1増
やす。
【0044】シーケンスN0. Iの試験項目について不良
品となった場合は、残りの試験項目は行わず、試験を中
断し、ステップ215へ進む。
【0045】試験終了後、又は試験中断後のステップ2
15では、試験個数nを1増やす。次の、ステップ21
6では、現在までの試験個数nと、各試験項目の不良数
とから、各試験項目の不良率Frを算出して、不良率ファ
イル32の各試験項目の不良率Frを更新する。
【0046】なお、不良率ファイル32における、各試
験項目の不良数は、例えば、ヒストグラム形式で記録す
る。また、一つ前と現在の試験項目のフラグの比較の方
法としては、フラグ用変数を設けておき、フラグ用変数
に書き込まれた一つ前の試験項目のフラグと、試験プロ
グラム31から読み出した現在の試験項目のフラグを比
較して、試験条件が同じかどうかを判断する方法として
もよい。
【0047】また、不良検出効率の算出式は、上記式
に限られず、不良率が高い程、また、試験時間が短い程
高くなる他の算出式を用いてもよい。
【0048】上記のように、第1実施例では、シーケン
スファイル33の各試験項目の実行順序を、不良率Frの
データから、不良検出効率Fdの高い順とする。即ち、不
良発生確率が高い程、かつ、試験時間の短い程、実行順
序を先にする。このため、不良検出までに無駄な試験項
目を行うことが少なく、不良の検出までの時間を短縮し
て、効率的に試験を行うことができる。
【0049】また、試験条件フラグを用いて、一つ前に
実行した試験項目と試験条件が異なる試験項目を実行す
る場合のみ、試験条件を再設定するため、無駄な試験条
件の設定を無くすことができ、さらに効率的に試験を行
うことができる。
【0050】図5は本発明の第2実施例のフローチャー
トを示す。第2実施例では、第1実施例の方法に加え
て、不良率が所定の値R以下の試験項目については、自
動的に、全数試験から、K個中1個のサンプリング試験
に切換える機能を設けている。これにより、さらに、試
験時間を短縮している。次に、図5のフローチャートに
ついて詳細に説明する。図5のフローチャートで、不良
検出効率Fdの算出、及び試験項目の実行順序の更新をス
テップ304,305で行っている。また、ステップ3
09〜316で試験を実行している。また、不良率Frの
更新をステップ319で行っている。
【0051】ステップ301では、現在までの、試験対
象のLSIの試験個数n、現在までの不良個数fを読み
出す。ステップ302では、試験個数n、不良個数f
を、夫々の基準個数N,Fと比べる。試験個数n>N、
かつ、不良個数f>Fの条件を満たさない場合は、不良
率を算出するための十分な試験個数、又は不良個数が得
られていない。この場合は、ステップ303に進み、デ
フォルトの実行順序のままのシーケンスファイル33を
読み出す。なお、シーケンスN0. Iを、初期値であるI
=1とする。この後、ステップ311へ進む。
【0052】ステップ302で、試験個数n>N、か
つ、不良個数f>Fの条件を満たす場合は、不良率を算
出するための十分な試験個数、又は不良個数が得られて
いる。この場合は、ステップ304に進み、不良率ファ
イル32を読み出す。
【0053】ステップ305では、先ず、不良率ファイ
ル32の不良率Frから、前記式により、各試験項目の
不良検出効率Fdを算出する。
【0054】次に、算出した不良検出効率Fdの高い順
に、シーケンスファイル33の各試験項目の実行順序を
書き換える。
【0055】次に、ステップ307では、不良率が基準
値R以下の試験項目については、全数試験モードから、
K個中1個のみを試験するサンプリングモードに切換
て、シーケンスファイル33の該当試験項目にサンプリ
ングモードを書き込む。
【0056】ステップ308では、ステップ305で実
行順序を書き換えられたシーケンスファイル33を読み
出す。なお、シーケンスN0. Iを、初期値であるI=1
とする。
【0057】ステップ309では、シーケンスN0. Iの
試験項目がサンプリングモードかどうかを調べて、サン
プリングモードでない場合は、全数試験なので、ステッ
プ311へ進む。シーケンスN0. Iの試験項目がサンプ
リングモードの場合は、ステップ310で、現在の試験
対象も含めたLSIの試験個数n+1が、Kの整数倍か
どうかを調べる。試験個数n+1がKの整数倍ではない
場合は、試験を行わないで、ステップ316へ進む。試
験個数n+1がKの整数倍の場合は、試験を行うので、
ステップ311へ進む。
【0058】ステップ311では、シーケンスN0. Iの
試験項目の試験条件フラグを調べる。この試験条件フラ
グが、一つ前に実行した試験項目の試験条件フラグと異
なる場合は、ステップ312にて、試験条件を再設定す
る。この試験条件フラグが、一つ前に実行した試験項目
の試験条件フラグと同一の場合は、試験条件の設定の変
更が不要であるので、なにも行わない。
【0059】ステップ313では、シーケンスN0. Iの
試験項目の試験を実行する。ステップ314では、ステ
ップ313での試験結果を調べる。試験の結果、シーケ
ンスN0. Iの試験項目について、良品である場合は、ス
テップ316へ進み、シーケンスN0. Iが最終試験かど
うかを判断し、最終試験でない場合は、ステップ317
でシーケンスN0. を1増やして、ステップ309から、
次の試験項目の試験を続ける。ステップ316で、最終
試験の場合は、この試験対象LSIの試験を終了して、
ステップ318へ進む。
【0060】ステップ314で、試験の結果が、シーケ
ンスN0. Iの試験項目について、不良品である場合は、
ステップ315で、不良率ファイル32の該当する試験
項目の不良数を1増やし、また、全体の不良数fも1増
やす。
【0061】シーケンスN0. Iの試験項目について不良
品となった場合は、残りの試験項目は行わず、試験を中
断し、ステップ318へ進む。
【0062】試験終了後、又は試験中断後のステップ3
18では、試験個数nを1増やす。次の、ステップ31
9では、現在までの試験個数nと、各試験項目の不良数
とから、各試験項目の不良率Frを算出して、不良率ファ
イル32の各試験項目の不良率Frを更新する。
【0063】上記のように、第2実施例では、シーケン
スファイル33の各試験項目の実行順序を、不良率Frの
データから、不良検出効率Fdの高い順とする。即ち、不
良発生確率が高い程、かつ、試験時間の短い程、実行順
序を先にする。このため、不良検出までに無駄な試験項
目を行うことが少なく、不良の検出までの時間を短縮し
て、効率的に試験を行うことができる。
【0064】また、試験条件フラグを用いて、一つ前に
実行した試験項目と試験条件が異なる試験項目を実行す
る場合のみ、試験条件を再設定するため、無駄な試験条
件の設定を無くすことができ、さらに効率的に試験を行
うことができる。
【0065】また、不良率が基準値R以下の試験項目に
ついては、全数試験から、K個中1個のサンプリング試
験に、自動的に切り換える。このため、プログラムの変
更等の余分な工数をかけずに、さらに、試験時間を短縮
することができる。なお、不良率が、基準値R以上にな
った場合は、サンプリング試験から、全数試験に自動的
に戻すため、急に不良率が高くなった場合にも、不良品
を多く見落とす恐れが無い。
【0066】
【発明の効果】上述の如く、請求項1の発明によれば、
各試験項目の実行順序を、不良検出効率の高い順とし、
不良発生確率が高い程、かつ、試験時間の短い程、実行
順序を先にするため、不良の検出までの時間を短縮し
て、効率的に試験を行うことができる特長を有する。
【0067】請求項2の発明によれば、不良率が所定値
以下の試験項目を、全数試験から所定割合のサンプリン
グ試験に自動的に切り換えるため、余分な手間をかける
ことなく容易に試験時間を短縮することができる。
【0068】請求項3の発明によれば、試験条件識別符
号を用いて、一つ前に実行した試験項目と試験条件が異
なる試験項目を実行する場合のみ、試験条件を再設定す
るため、無駄な試験条件の設定を無くすことができ、さ
らに効率的に試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の実施例を適用する試験装置の構成図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例のフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例のフローチャートである。
【図6】従来の一例の試験装置の構成図である。
【符号の説明】
11 試験装置本体 12 テストプロセッサ 13 測定結果表示装置 14 試験用機器 15 電源 16 電圧/電流計 17 オシロスコープ 18 信号発生器 19 パターンジェネレータ 20 試験治具 21 LSI 31 試験プログラム 32 不良率ファイル 33 シーケンスファイル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多機能デバイスに対して、複数の試験項
    目の試験を行う多機能デバイス試験方法において、 各試験項目の不良率及び各試験項目の試験時間と全試験
    項目の試験時間との比率から、各試験項目の不良検出効
    率を算出するステップ(101)と、 上記不良検出効率が高い順に、各試験項目の実行順を更
    新するステップ(102)と、 上記各試験項目の実行順に従って各試験項目を実行して
    不良を検出するステップ(103)と、 以前に検出された各試験項目ごとの不良個数と全試験個
    数とから各試験項目の不良率を更新するステップ(10
    4)とを含むことを特徴とする多機能デバイス試験方
    法。
  2. 【請求項2】 多機能デバイスに対して、複数の試験項
    目の試験を行う多機能デバイス試験方法において、 各試験項目の不良率が所定値以下の試験項目を、全数試
    験から所定割合のサンプリング試験に切り換えるステッ
    プ(105)と、 上記サンプリング試験の試験項目については、所定割合
    の個数に対して、各試験項目を実行して不良を検出する
    ステップ(106)と、 以前に検出された各試験項目ごとの不良個数と全試験個
    数とから各試験項目の不良率を更新するステップ(10
    7)とを含むことを特徴とする多機能デバイス試験方
    法。
  3. 【請求項3】 前記各試験項目に試験条件識別符号を設
    け、前記試験実行のステップ(103,106)では、
    上記試験条件識別符号を調べて、一つ前に実行した試験
    項目と試験条件が異なる試験項目を実行する場合のみ、
    試験条件を再設定することを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の多機能デバイス試験方法。
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