JP3234111B2 - 鉄骨柱溶接装置 - Google Patents
鉄骨柱溶接装置Info
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- JP3234111B2 JP3234111B2 JP25252194A JP25252194A JP3234111B2 JP 3234111 B2 JP3234111 B2 JP 3234111B2 JP 25252194 A JP25252194 A JP 25252194A JP 25252194 A JP25252194 A JP 25252194A JP 3234111 B2 JP3234111 B2 JP 3234111B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄骨柱の溶接を好適に
行なうことが出来る鉄骨柱溶接装置に関する。
行なうことが出来る鉄骨柱溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の建築物において鉄骨柱を用
いた場合、柱の施工作業における溶接施工は、柱の溶接
位置に足場を組むと共に、この足場を利用して作業者が
鉄骨柱を溶接接続するようにして行なわれていた。
いた場合、柱の施工作業における溶接施工は、柱の溶接
位置に足場を組むと共に、この足場を利用して作業者が
鉄骨柱を溶接接続するようにして行なわれていた。
【0003】しかし、そのような鉄骨溶接作業の場合、
足場を組むことに手間がかかる上、溶接作業者が高所作
業を行なうこととなるため、安全管理に多大な労力を要
するという問題があった。
足場を組むことに手間がかかる上、溶接作業者が高所作
業を行なうこととなるため、安全管理に多大な労力を要
するという問題があった。
【0004】そこで、近年、上下方向に連設される鉄骨
柱の溶接すべき部分の周囲に配置されるレールと、この
レール上を走行自在な溶接ロボットとを備える鉄骨柱溶
接装置が提案されている。図6、7は鉄骨柱溶接装置の
一例を示す図であり、図6、7に基づいて従来の鉄骨柱
溶接装置を詳述する。即ち、鉄骨柱溶接装置200は、
図6に示すように、鉄骨柱101の外周面に設けられる
複数のブラケット102を有しており、ブラケット10
2には、レールベース103を介してレール104が、
鉄骨柱101の外周面に沿うように設けられている。レ
ール104には、溶接ロボット110がレール104上
を走行自在に設けられており、溶接ロボット110は、
レール104上を走行自在な走行部111と、走行部1
11に垂設された溶接部112とにより構成されてい
る。よって、この鉄骨柱溶接装置200によれば、作業
員が直接溶接作業を行なわずに済むので、高所の溶接を
安全に行なうことが出来、また、足場を組み上げる必要
がないので、鉄骨柱の施工能率を向上することが出来
る。
柱の溶接すべき部分の周囲に配置されるレールと、この
レール上を走行自在な溶接ロボットとを備える鉄骨柱溶
接装置が提案されている。図6、7は鉄骨柱溶接装置の
一例を示す図であり、図6、7に基づいて従来の鉄骨柱
溶接装置を詳述する。即ち、鉄骨柱溶接装置200は、
図6に示すように、鉄骨柱101の外周面に設けられる
複数のブラケット102を有しており、ブラケット10
2には、レールベース103を介してレール104が、
鉄骨柱101の外周面に沿うように設けられている。レ
ール104には、溶接ロボット110がレール104上
を走行自在に設けられており、溶接ロボット110は、
レール104上を走行自在な走行部111と、走行部1
11に垂設された溶接部112とにより構成されてい
る。よって、この鉄骨柱溶接装置200によれば、作業
員が直接溶接作業を行なわずに済むので、高所の溶接を
安全に行なうことが出来、また、足場を組み上げる必要
がないので、鉄骨柱の施工能率を向上することが出来
る。
【0005】また、上記鉄骨柱溶接装置200のブラケ
ット102には、溶接ロボット110の各種ケーブル1
13を介錯する介錯治具120が設けられており、介錯
治具120は、ブラケット102に、鉛直軸心周りに回
転自在なるように立設された支柱121と、支柱121
の中央部に設けられ、磁力により鉄骨柱101に吸着し
て支柱121を保持するマグネット式保持部材122
と、支柱121の上端部に水平に接続された図7に示す
第一アーム123と、第一アーム123の先端部に水平
に折曲自在に接続された第二アーム124と、各種ケー
ブル113を吊支するように、第二アーム124の先端
部に設けられた吊支部材125とにより構成されてい
る。よって、溶接ロボット110の各種ケーブル113
を吊支部材125に吊支しておくことにより、溶接ロボ
ット110がレール104上を移動しても、そのケーブ
ル113が溶接ロボット110に干渉するなどしてその
走行又は溶接を妨げることのないようにすることが出来
る。
ット102には、溶接ロボット110の各種ケーブル1
13を介錯する介錯治具120が設けられており、介錯
治具120は、ブラケット102に、鉛直軸心周りに回
転自在なるように立設された支柱121と、支柱121
の中央部に設けられ、磁力により鉄骨柱101に吸着し
て支柱121を保持するマグネット式保持部材122
と、支柱121の上端部に水平に接続された図7に示す
第一アーム123と、第一アーム123の先端部に水平
に折曲自在に接続された第二アーム124と、各種ケー
ブル113を吊支するように、第二アーム124の先端
部に設けられた吊支部材125とにより構成されてい
る。よって、溶接ロボット110の各種ケーブル113
を吊支部材125に吊支しておくことにより、溶接ロボ
ット110がレール104上を移動しても、そのケーブ
ル113が溶接ロボット110に干渉するなどしてその
走行又は溶接を妨げることのないようにすることが出来
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような鉄骨柱溶接装置200は、介錯治具120に関し
て以下のような問題を有している。 1)支柱121を保持するマグネット式保持部材122
が溶接熱や汚れ等により吸着力を失い易いため、耐久性
が低い。 2)第一アーム123が支柱121と共に水平方向に回
転自在であり、且つ第二アーム124が第一アーム12
3に対して水平に折曲自在なので、介錯治具120の取
り付けに際して、その第一、第二アーム123、124
により、取付作業員が怪我をする危険性がある。 3)第一アーム123及び第二アーム124の屈伸範囲
を確保するために、鉄骨柱101の周囲に設けられる防
風シートを通常より広く囲うように設けなければならな
いので、鉄骨柱101の施工能率の低下を招く。 4)床上のケーブル113を介錯治具120が引き摺る
こととなるため、そのケーブル113が床上の障害物に
引っ掛かる場合がある。すると、溶接ロボット110の
走行に支障が生ずるので、障害物を除く作業をしなけれ
ばならない。よって、上記同様鉄骨柱101の施工能率
の低下を招く。
ような鉄骨柱溶接装置200は、介錯治具120に関し
て以下のような問題を有している。 1)支柱121を保持するマグネット式保持部材122
が溶接熱や汚れ等により吸着力を失い易いため、耐久性
が低い。 2)第一アーム123が支柱121と共に水平方向に回
転自在であり、且つ第二アーム124が第一アーム12
3に対して水平に折曲自在なので、介錯治具120の取
り付けに際して、その第一、第二アーム123、124
により、取付作業員が怪我をする危険性がある。 3)第一アーム123及び第二アーム124の屈伸範囲
を確保するために、鉄骨柱101の周囲に設けられる防
風シートを通常より広く囲うように設けなければならな
いので、鉄骨柱101の施工能率の低下を招く。 4)床上のケーブル113を介錯治具120が引き摺る
こととなるため、そのケーブル113が床上の障害物に
引っ掛かる場合がある。すると、溶接ロボット110の
走行に支障が生ずるので、障害物を除く作業をしなけれ
ばならない。よって、上記同様鉄骨柱101の施工能率
の低下を招く。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、耐久性、安全
性が高く、更なる施工能率の向上を図ることが出来る鉄
骨柱溶接装置を提供することを目的としている。
性が高く、更なる施工能率の向上を図ることが出来る鉄
骨柱溶接装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鉄骨柱溶
接装置は、上下方向に連設される鉄骨柱の接続部付近の
周囲に配置されるレールと、該レール上を走行自在な走
行手段と、該走行手段に設けられる溶接手段と、該走行
手段及び前記溶接手段のケーブルを吊支して該ケーブル
の介錯を行なう介錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置であ
って、前記介錯手段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着
部材と、該掛着部材の上端に掛着するための掛着部を有
する基部と、該基部に設けられ、前記掛着部材の下端に
係着・離脱自在な係止突起を有し、該係止突起を前記掛
着部材に係着させることで前記基部を前記掛着部材に固
定する固定手段と、前記基部に水平方向に突き出すよう
に固設されたアーム部と、該アーム部の先端部に設けら
れ、前記ケーブルを吊支する吊支部とを備えることを特
徴とする。
接装置は、上下方向に連設される鉄骨柱の接続部付近の
周囲に配置されるレールと、該レール上を走行自在な走
行手段と、該走行手段に設けられる溶接手段と、該走行
手段及び前記溶接手段のケーブルを吊支して該ケーブル
の介錯を行なう介錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置であ
って、前記介錯手段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着
部材と、該掛着部材の上端に掛着するための掛着部を有
する基部と、該基部に設けられ、前記掛着部材の下端に
係着・離脱自在な係止突起を有し、該係止突起を前記掛
着部材に係着させることで前記基部を前記掛着部材に固
定する固定手段と、前記基部に水平方向に突き出すよう
に固設されたアーム部と、該アーム部の先端部に設けら
れ、前記ケーブルを吊支する吊支部とを備えることを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の鉄骨柱溶接装置は、請求項
1記載の鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手段の前記
吊支部は、前記アーム部に対して水平に回転自在に設け
られていることを特徴とする。
1記載の鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手段の前記
吊支部は、前記アーム部に対して水平に回転自在に設け
られていることを特徴とする。
【0010】請求項3記載の鉄骨柱溶接装置は、上下方
向に連設される鉄骨柱の接続部付近の周囲に配置される
レールと、該レール上を走行自在な走行手段と、該走行
手段に設けられる溶接手段と、該走行手段及び前記溶接
手段のケーブルを吊支して該ケーブルの介錯を行なう介
錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手
段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着部材と、該掛着部
材の上端に掛着するための掛着部を有する基部と、該基
部に設けられ、前記掛着部材の下端に係着・離脱自在な
係止突起を有し、該係止突起を前記掛着部材に係着させ
ることで前記基部を前記掛着部材に固定する固定手段
と、前記基部に水平方向に回転自在に接続されたアーム
部と、該アーム部の先端部に設けられ、前記ケーブルを
吊支する吊支部とを備えることを特徴とする。
向に連設される鉄骨柱の接続部付近の周囲に配置される
レールと、該レール上を走行自在な走行手段と、該走行
手段に設けられる溶接手段と、該走行手段及び前記溶接
手段のケーブルを吊支して該ケーブルの介錯を行なう介
錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手
段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着部材と、該掛着部
材の上端に掛着するための掛着部を有する基部と、該基
部に設けられ、前記掛着部材の下端に係着・離脱自在な
係止突起を有し、該係止突起を前記掛着部材に係着させ
ることで前記基部を前記掛着部材に固定する固定手段
と、前記基部に水平方向に回転自在に接続されたアーム
部と、該アーム部の先端部に設けられ、前記ケーブルを
吊支する吊支部とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の鉄骨柱溶接装置は、請求項
3記載の鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手段の前記
吊支部は、前記アーム部に対して水平に回転自在に設け
られていることを特徴とする。
3記載の鉄骨柱溶接装置であって、前記介錯手段の前記
吊支部は、前記アーム部に対して水平に回転自在に設け
られていることを特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1記載の鉄骨柱溶接装置によれば、その
介錯手段は、鉄骨柱の側面に掛着部材を予め設けてお
き、その掛着部材に基部を掛着した後、基部に設けられ
た固定手段を掛着部材に係着することにより、従来のよ
うにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄骨柱に容
易且つ迅速且つ堅固に取り付けることが出来る。
介錯手段は、鉄骨柱の側面に掛着部材を予め設けてお
き、その掛着部材に基部を掛着した後、基部に設けられ
た固定手段を掛着部材に係着することにより、従来のよ
うにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄骨柱に容
易且つ迅速且つ堅固に取り付けることが出来る。
【0013】また、介錯手段は、従来のように、アーム
部が複数箇所で回転若しくは折曲することはないので、
取り付けに際して、その取扱いを容易にすることが出来
る。
部が複数箇所で回転若しくは折曲することはないので、
取り付けに際して、その取扱いを容易にすることが出来
る。
【0014】また、介錯手段は、従来のように、アーム
が屈伸することはないので、鉄骨柱の周囲に設けられる
防風シートを通常より広く囲うように設ける必要はな
い。
が屈伸することはないので、鉄骨柱の周囲に設けられる
防風シートを通常より広く囲うように設ける必要はな
い。
【0015】また、介錯手段は、アーム部が固定されて
いるので、ケーブルを引き摺ることはないので、従来の
床上の障害物を除く作業を省くことが出来る。
いるので、ケーブルを引き摺ることはないので、従来の
床上の障害物を除く作業を省くことが出来る。
【0016】請求項2記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
吊支部を、アーム部に対して水平に回転自在に設けたの
で、走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際
に、吊支部においてケーブルに無理な力が作用しないよ
うにすることが出来る。
吊支部を、アーム部に対して水平に回転自在に設けたの
で、走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際
に、吊支部においてケーブルに無理な力が作用しないよ
うにすることが出来る。
【0017】請求項3記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
その介錯手段は、鉄骨柱の側面に掛着部材を予め設けて
おき、その掛着部材に基部を掛着した後、基部に設けら
れた固定手段を掛着部材に係着することにより、従来の
ようにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄骨柱に
容易且つ迅速且つ堅固に取り付けることが出来る。
その介錯手段は、鉄骨柱の側面に掛着部材を予め設けて
おき、その掛着部材に基部を掛着した後、基部に設けら
れた固定手段を掛着部材に係着することにより、従来の
ようにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄骨柱に
容易且つ迅速且つ堅固に取り付けることが出来る。
【0018】また、介錯手段は、従来のように、アーム
部が複数箇所で回転若しくは折曲することはないので、
取り付けに際して、その取扱いを容易にすることが出来
る。
部が複数箇所で回転若しくは折曲することはないので、
取り付けに際して、その取扱いを容易にすることが出来
る。
【0019】また、介錯手段は、従来のように、アーム
が屈伸することはないので、鉄骨柱の周囲に設けられる
防風シートを通常より広く囲うように設ける必要はな
い。
が屈伸することはないので、鉄骨柱の周囲に設けられる
防風シートを通常より広く囲うように設ける必要はな
い。
【0020】また、アーム部が複数箇所で回転若しくは
折曲することはないので、床上のケーブルの動きを減少
することが出来る。よって、従来の床上の障害物を除く
作業を軽減することが出来る。
折曲することはないので、床上のケーブルの動きを減少
することが出来る。よって、従来の床上の障害物を除く
作業を軽減することが出来る。
【0021】また、アーム部が回転自在に接続されてい
るので、ケーブルの介錯を円滑にすることが出来る。よ
って、故障の発生頻度を減少することが出来る。
るので、ケーブルの介錯を円滑にすることが出来る。よ
って、故障の発生頻度を減少することが出来る。
【0022】請求項4記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
吊支部を、アーム部に対して水平に回転自在に設けたの
で、走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際
に、吊支部においてケーブルに無理な力が作用しないよ
うにすることが出来る。
吊支部を、アーム部に対して水平に回転自在に設けたの
で、走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際
に、吊支部においてケーブルに無理な力が作用しないよ
うにすることが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1、2、3は、本発明の鉄骨柱溶接装置の第一の
実施例を示す図であり、鉄骨柱溶接装置100Aは、図
1に示すように、上下方向に連設される鉄骨柱1の下端
接続部の外周面に予め周設されるようにして溶接された
複数のブラケット2を有しており、ブラケット2は、水
平方向に突出した取付板2aを有している。
る。図1、2、3は、本発明の鉄骨柱溶接装置の第一の
実施例を示す図であり、鉄骨柱溶接装置100Aは、図
1に示すように、上下方向に連設される鉄骨柱1の下端
接続部の外周面に予め周設されるようにして溶接された
複数のブラケット2を有しており、ブラケット2は、水
平方向に突出した取付板2aを有している。
【0024】ブラケット2の取付板2aには、複数のレ
ールベース3を介して環状のレール4が、鉄骨柱1を取
り囲むように取り付けられている。更に詳述すれば、レ
ール4は、図2に示すように複数のレールピース4aを
接続して形成されており、各レールピース4aの下面に
は、図1に示すようにコの字型のレールベース3が設け
られている。そして、レールベース3をブラケット2の
取付板2aに挟着することにより、レールピース4a
は、ブラケット2に取り付けられ、それぞれ連結されて
レール4を形成する。また、各レールピース4aは、レ
ールベース3に設けられた固定ねじ3aを取付板2aに
向けてねじ込むことによりブラケット2に対して固定さ
れる。
ールベース3を介して環状のレール4が、鉄骨柱1を取
り囲むように取り付けられている。更に詳述すれば、レ
ール4は、図2に示すように複数のレールピース4aを
接続して形成されており、各レールピース4aの下面に
は、図1に示すようにコの字型のレールベース3が設け
られている。そして、レールベース3をブラケット2の
取付板2aに挟着することにより、レールピース4a
は、ブラケット2に取り付けられ、それぞれ連結されて
レール4を形成する。また、各レールピース4aは、レ
ールベース3に設けられた固定ねじ3aを取付板2aに
向けてねじ込むことによりブラケット2に対して固定さ
れる。
【0025】レール4上には、溶接ロボット10がレー
ル4に沿って走行自在に設けられている。即ち、溶接ロ
ボット10は、レール4上を走行自在な走行装置11
と、走行装置11からレール4の下に垂設された溶接装
置本体12とにより構成されており、溶接装置本体12
は、鉄骨柱1の接続部に向けて設けられた溶接トーチ1
2aを有している。
ル4に沿って走行自在に設けられている。即ち、溶接ロ
ボット10は、レール4上を走行自在な走行装置11
と、走行装置11からレール4の下に垂設された溶接装
置本体12とにより構成されており、溶接装置本体12
は、鉄骨柱1の接続部に向けて設けられた溶接トーチ1
2aを有している。
【0026】また、鉄骨柱1の側面(即ち、外周面)に
は、走行装置11の制御用又は電源用電気ケーブル等の
走行用ケーブル11aと、溶接装置本体12の制御用又
は電源用電気ケーブル又は溶接ワイヤ等の溶接用ケーブ
ル12bとを吊支して両ケーブル11a、12bの介錯
を行なう介錯治具20が設けられている。
は、走行装置11の制御用又は電源用電気ケーブル等の
走行用ケーブル11aと、溶接装置本体12の制御用又
は電源用電気ケーブル又は溶接ワイヤ等の溶接用ケーブ
ル12bとを吊支して両ケーブル11a、12bの介錯
を行なう介錯治具20が設けられている。
【0027】即ち、介錯治具20は、図3に示すよう
に、鉄骨柱1の側面に予め溶接されたアングル材21を
有しており、アングル材21は、上下方向に延在するよ
うに設けられ、上方から見てL字形の一片21aが鉄骨
柱1の側面に直交するように溶接され、他片21bは、
前記側面に対して間隔を持って平行に設けられている。
また、アングル材21は、水平方向に他片21bの端部
を対向するように一対設けられている。
に、鉄骨柱1の側面に予め溶接されたアングル材21を
有しており、アングル材21は、上下方向に延在するよ
うに設けられ、上方から見てL字形の一片21aが鉄骨
柱1の側面に直交するように溶接され、他片21bは、
前記側面に対して間隔を持って平行に設けられている。
また、アングル材21は、水平方向に他片21bの端部
を対向するように一対設けられている。
【0028】また、介錯治具20は、アングル材21の
他片21bの外側の面に当接された基板22を有してお
り、基板22の上端部には、アングル材21の他片21
bの上端に掛着された掛着部22aが形成されている。
他片21bの外側の面に当接された基板22を有してお
り、基板22の上端部には、アングル材21の他片21
bの上端に掛着された掛着部22aが形成されている。
【0029】基板22には、角パイプよりなるアーム2
3が水平方向に突設されており、基板22からアーム2
3を挟むように突設された二枚の三角形の添板24によ
りアーム23は基板22に固定されている。添板24の
下端には、ストッパー取付板25が、双方の添板24の
間を閉塞するように設けられており、ストッパー取付板
25の中央下部には、雌ねじ25aが形成されている。
3が水平方向に突設されており、基板22からアーム2
3を挟むように突設された二枚の三角形の添板24によ
りアーム23は基板22に固定されている。添板24の
下端には、ストッパー取付板25が、双方の添板24の
間を閉塞するように設けられており、ストッパー取付板
25の中央下部には、雌ねじ25aが形成されている。
【0030】ストッパー取付板25には、ストッパー2
6が設けられており、即ち、ストッパー26は、ストッ
パー取付板25に対向するように設けられているベース
板26aと、ベース板26aの、前記アーム23の先端
部側の端部の、ストッパー取付板25側に突設され、ス
トッパー取付板25に当接した当接部26bと、ベース
板26aのアングル材21側の端部の、ストッパー取付
板25側にアングル材21の下端からアングル材21の
他片21bと鉄骨柱1との間に挿入されるように設けら
れた係止突起26cと、ベース板26aの中央部に設け
られたねじ穴に螺合貫通し、その先端部をストッパー取
付板25の雌ねじ25aに螺合した雄ねじ26dと、雄
ねじ26dの基端部に設けられたハンドル26eとによ
り構成されている。
6が設けられており、即ち、ストッパー26は、ストッ
パー取付板25に対向するように設けられているベース
板26aと、ベース板26aの、前記アーム23の先端
部側の端部の、ストッパー取付板25側に突設され、ス
トッパー取付板25に当接した当接部26bと、ベース
板26aのアングル材21側の端部の、ストッパー取付
板25側にアングル材21の下端からアングル材21の
他片21bと鉄骨柱1との間に挿入されるように設けら
れた係止突起26cと、ベース板26aの中央部に設け
られたねじ穴に螺合貫通し、その先端部をストッパー取
付板25の雌ねじ25aに螺合した雄ねじ26dと、雄
ねじ26dの基端部に設けられたハンドル26eとによ
り構成されている。
【0031】また、アーム23の先端部には、上下方向
に貫通したピン孔23aが形成されており、ピン孔23
aの下方には、ケーブル吊支部27が設けられている。
即ち、ケーブル吊支部27は、中央にピン孔27aをピ
ン孔23aの直下に設けた水平板27bと、水平板27
bのピン孔27aとアーム23のピン孔23aとをスペ
ーサー、座金等を挟んで貫通して水平板27bをアーム
23先端に対して回転自在に接続するボルト27g及び
ナット27hと、水平板27bの両端から平行に垂設さ
れた垂設板27c、27cと、垂設板27c、27cの
下端に水平に設けられた突張板27dと、上に凸の円弧
状に形成され、その円弧に沿ってケーブル掛け溝27e
が形成され、頂部を垂設板27c、27cに固着され、
両端部を突張板27dに固着され、両端部に設けられ、
ケーブル掛け溝27eに掛けられた溶接ロボット10の
走行用ケーブル11a、溶接用ケーブル12bを固定す
るケーブルバンド27f、27fとにより構成されてい
る。
に貫通したピン孔23aが形成されており、ピン孔23
aの下方には、ケーブル吊支部27が設けられている。
即ち、ケーブル吊支部27は、中央にピン孔27aをピ
ン孔23aの直下に設けた水平板27bと、水平板27
bのピン孔27aとアーム23のピン孔23aとをスペ
ーサー、座金等を挟んで貫通して水平板27bをアーム
23先端に対して回転自在に接続するボルト27g及び
ナット27hと、水平板27bの両端から平行に垂設さ
れた垂設板27c、27cと、垂設板27c、27cの
下端に水平に設けられた突張板27dと、上に凸の円弧
状に形成され、その円弧に沿ってケーブル掛け溝27e
が形成され、頂部を垂設板27c、27cに固着され、
両端部を突張板27dに固着され、両端部に設けられ、
ケーブル掛け溝27eに掛けられた溶接ロボット10の
走行用ケーブル11a、溶接用ケーブル12bを固定す
るケーブルバンド27f、27fとにより構成されてい
る。
【0032】また、図1に示すように、溶接ロボット1
0とケーブル吊支部27との間の走行用ケーブル11
a、及び溶接用ケーブル12bは、溶接ロボット10
が、鉄骨柱1の、ケーブル吊支部27側の裏側に移動す
ることが出来るだけの撓みを有している。
0とケーブル吊支部27との間の走行用ケーブル11
a、及び溶接用ケーブル12bは、溶接ロボット10
が、鉄骨柱1の、ケーブル吊支部27側の裏側に移動す
ることが出来るだけの撓みを有している。
【0033】鉄骨柱溶接装置100A等は以上のような
構成を有するので、鉄骨柱1に予めブラケット2を設け
ておくことにより、レールベース3をブラケット2に接
続するだけでレール4を容易且つ迅速に鉄骨柱1の周囲
に配置することが出来る。そして、レール4に溶接ロボ
ット10を設置する。すると、溶接ロボット10は、そ
の走行装置11により鉄骨柱1の周囲を走行自在であ
り、また、溶接装置本体12は、鉄骨柱1の接続部を溶
接することが出来るので、鉄骨柱1の溶接を容易且つ迅
速且つ安全に行なうことが出来る。また、作業員が直接
溶接作業を行なわずに済むので、高所の溶接を安全に行
なうことが出来、また、足場を組み上げる必要がないの
で、鉄骨柱1の施工能率を向上することが出来る。
構成を有するので、鉄骨柱1に予めブラケット2を設け
ておくことにより、レールベース3をブラケット2に接
続するだけでレール4を容易且つ迅速に鉄骨柱1の周囲
に配置することが出来る。そして、レール4に溶接ロボ
ット10を設置する。すると、溶接ロボット10は、そ
の走行装置11により鉄骨柱1の周囲を走行自在であ
り、また、溶接装置本体12は、鉄骨柱1の接続部を溶
接することが出来るので、鉄骨柱1の溶接を容易且つ迅
速且つ安全に行なうことが出来る。また、作業員が直接
溶接作業を行なわずに済むので、高所の溶接を安全に行
なうことが出来、また、足場を組み上げる必要がないの
で、鉄骨柱1の施工能率を向上することが出来る。
【0034】また、介錯治具20は、図3に示すよう
に、鉄骨柱1の側面にアングル材21を予め設けてお
き、そのアングル材21に基板22の掛着部22aを掛
着することにより容易且つ迅速に取り付けることが出来
る。
に、鉄骨柱1の側面にアングル材21を予め設けてお
き、そのアングル材21に基板22の掛着部22aを掛
着することにより容易且つ迅速に取り付けることが出来
る。
【0035】そして、添板24、ストッパー取付板25
を介して基板22に設けられたストッパー26のハンド
ル26eを回してストッパー取付板25側にストッパー
26を移動することにより、ストッパー26の係止突起
26cを、アングル材21の下端からアングル材21の
他片21bと鉄骨柱1との間に挿入し、アングル材21
の下端にその係止突起26cを係止する。すると、介錯
治具20を鉄骨柱1に固定することが出来る。
を介して基板22に設けられたストッパー26のハンド
ル26eを回してストッパー取付板25側にストッパー
26を移動することにより、ストッパー26の係止突起
26cを、アングル材21の下端からアングル材21の
他片21bと鉄骨柱1との間に挿入し、アングル材21
の下端にその係止突起26cを係止する。すると、介錯
治具20を鉄骨柱1に固定することが出来る。
【0036】よって、介錯治具20は、従来のようにマ
グネット式保持部材を用いずとも、鉄骨柱1に容易且つ
迅速且つ堅固に取り付けることが出来るので、耐久性の
向上を図ることが出来る。
グネット式保持部材を用いずとも、鉄骨柱1に容易且つ
迅速且つ堅固に取り付けることが出来るので、耐久性の
向上を図ることが出来る。
【0037】また、介錯治具20は、従来のように、ア
ーム23が複数箇所で回転若しくは折曲することはない
ので、取り付けに際して、その取扱いを容易にすること
が出来る。よって、作業の安全性を高めることが出来
る。
ーム23が複数箇所で回転若しくは折曲することはない
ので、取り付けに際して、その取扱いを容易にすること
が出来る。よって、作業の安全性を高めることが出来
る。
【0038】また、介錯治具20は、従来のように、ア
ーム23が屈伸することはないので、図1に示す鉄骨柱
1の周囲に設けられる防風シート30を通常より広く囲
うように設ける必要はない。よって、施工能率の向上を
図ることが出来る。
ーム23が屈伸することはないので、図1に示す鉄骨柱
1の周囲に設けられる防風シート30を通常より広く囲
うように設ける必要はない。よって、施工能率の向上を
図ることが出来る。
【0039】そして、溶接ロボット10がレール4上を
移動した際には、介錯治具20は、溶接ロボット10の
各種ケーブル11a、12bを吊支しているので、その
ケーブル11a、12bが溶接ロボット10に干渉する
などしてその走行又は溶接を妨げることのないようにす
ることが出来る。
移動した際には、介錯治具20は、溶接ロボット10の
各種ケーブル11a、12bを吊支しているので、その
ケーブル11a、12bが溶接ロボット10に干渉する
などしてその走行又は溶接を妨げることのないようにす
ることが出来る。
【0040】介錯治具20は、アーム23が固定されて
いるので、ケーブル11a、12bを引き摺ることはな
い。よって、従来の床上の障害物を除く作業を省くこと
が出来る。
いるので、ケーブル11a、12bを引き摺ることはな
い。よって、従来の床上の障害物を除く作業を省くこと
が出来る。
【0041】また、ケーブル吊支部27を、アーム23
に対して水平に回転自在に設けたので、溶接ロボット1
0がレール4上を移動した際に、ケーブル吊支部27に
おいてケーブル11a、12bに無理な力が作用しない
ようにすることが出来る。よって、走行手段及び溶接手
段の移動をスムースにすることが出来る。
に対して水平に回転自在に設けたので、溶接ロボット1
0がレール4上を移動した際に、ケーブル吊支部27に
おいてケーブル11a、12bに無理な力が作用しない
ようにすることが出来る。よって、走行手段及び溶接手
段の移動をスムースにすることが出来る。
【0042】従って、施工能率の更なる向上を図ること
が出来る。
が出来る。
【0043】図4、図5は、本発明の鉄骨柱溶接装置の
第二の実施例を示す図であり、鉄骨柱溶接装置100B
は、図4に示すように、第一の実施例の鉄骨柱溶接装置
100Aの介錯治具20では固設されていたアーム23
と基板22との接続を、アーム23が基板22に対して
水平方向に回転自在なるように接続するように替えた介
錯治具40を設けたものである。
第二の実施例を示す図であり、鉄骨柱溶接装置100B
は、図4に示すように、第一の実施例の鉄骨柱溶接装置
100Aの介錯治具20では固設されていたアーム23
と基板22との接続を、アーム23が基板22に対して
水平方向に回転自在なるように接続するように替えた介
錯治具40を設けたものである。
【0044】即ち、基板22には、図5に示すように、
二枚の接続板41、41が上下に並べられて水平に突設
されており、接続板41、41には、それぞれ、その端
部に上下方向に貫通したピン孔41a、41aがその孔
軸を一致させて形成されており、アーム23の基板22
側の端部の上面と下面には、それぞれ接続板42、42
が、基板22側の接続板41、41にそれぞれ重なるよ
うに突設されている。また、アーム23側の接続板4
2、42には、基板22側の接続板41、41のピン孔
41a、41aに連通するピン孔42a、42aが上下
方向に貫通形成されている。基板22側の接続板41、
41のピン孔41a、41aと、アーム23側の接続板
42、42のピン孔42a、42aには、ボルト43が
下方から上方に貫通して設けられており、ボルト43の
上端には、ナット44が螺着されている。また、接続板
41、42との間には、それぞれ、スペーサー45が設
けられている。
二枚の接続板41、41が上下に並べられて水平に突設
されており、接続板41、41には、それぞれ、その端
部に上下方向に貫通したピン孔41a、41aがその孔
軸を一致させて形成されており、アーム23の基板22
側の端部の上面と下面には、それぞれ接続板42、42
が、基板22側の接続板41、41にそれぞれ重なるよ
うに突設されている。また、アーム23側の接続板4
2、42には、基板22側の接続板41、41のピン孔
41a、41aに連通するピン孔42a、42aが上下
方向に貫通形成されている。基板22側の接続板41、
41のピン孔41a、41aと、アーム23側の接続板
42、42のピン孔42a、42aには、ボルト43が
下方から上方に貫通して設けられており、ボルト43の
上端には、ナット44が螺着されている。また、接続板
41、42との間には、それぞれ、スペーサー45が設
けられている。
【0045】基板22側の下方の接続板41には、二枚
の三角形の添板46が、基板22から接続板41を上端
部で挟むように突設されており、添板46の下端には、
ストッパー取付板47が、双方の添板46の間を閉塞す
るように設けられている。ストッパー取付板47には、
第一の実施例同様、雌ねじ47aが形成されており、雌
ねじ47aには、ストッパー26の雄ねじ26dが螺着
している。
の三角形の添板46が、基板22から接続板41を上端
部で挟むように突設されており、添板46の下端には、
ストッパー取付板47が、双方の添板46の間を閉塞す
るように設けられている。ストッパー取付板47には、
第一の実施例同様、雌ねじ47aが形成されており、雌
ねじ47aには、ストッパー26の雄ねじ26dが螺着
している。
【0046】従って、第二の実施例においては、アーム
23が回転自在に接続されているので、走行用ケーブル
11a、溶接用ケーブル12bの介錯を円滑にすること
が出来る。即ち、故障の発生頻度を減少することが出来
るので、施工能率を更に高めることが出来る。
23が回転自在に接続されているので、走行用ケーブル
11a、溶接用ケーブル12bの介錯を円滑にすること
が出来る。即ち、故障の発生頻度を減少することが出来
るので、施工能率を更に高めることが出来る。
【0047】また、第二の実施例においては、アーム2
3が回転自在なので、走行用ケーブル11aと溶接用ケ
ーブル12bは、アーム23の動きに伴って床上を引き
摺られることとなるが、従来に比して床上の走行用ケー
ブル11a、溶接用ケーブル12bの動きを減少するこ
とが出来るので、従来の床上の障害物を除く作業を軽減
することが出来る。よって、施工能率を向上することが
出来る。
3が回転自在なので、走行用ケーブル11aと溶接用ケ
ーブル12bは、アーム23の動きに伴って床上を引き
摺られることとなるが、従来に比して床上の走行用ケー
ブル11a、溶接用ケーブル12bの動きを減少するこ
とが出来るので、従来の床上の障害物を除く作業を軽減
することが出来る。よって、施工能率を向上することが
出来る。
【0048】これ以外の構成についての効果は、第一の
実施例と同様である。
実施例と同様である。
【0049】尚、第一実施例においては、鉄骨柱1を丸
柱とし、レール4が円形の場合を示したが、鉄骨柱1が
角柱である場合には、レール4は、鉄骨柱1の外周面に
沿うように四角形に形成してもよいことは勿論である。
また、第二の実施例についても同様である。
柱とし、レール4が円形の場合を示したが、鉄骨柱1が
角柱である場合には、レール4は、鉄骨柱1の外周面に
沿うように四角形に形成してもよいことは勿論である。
また、第二の実施例についても同様である。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の鉄骨柱溶接装置によれ
ば、従来のようにマグネット式保持部材を用いないで
も、鉄骨柱への取り付けを容易且つ迅速且つ堅固に取り
付けることが出来るので、耐久性の向上を図ることが出
来る。
ば、従来のようにマグネット式保持部材を用いないで
も、鉄骨柱への取り付けを容易且つ迅速且つ堅固に取り
付けることが出来るので、耐久性の向上を図ることが出
来る。
【0051】また、取り付けに際して、その取扱いを容
易にすることが出来るので、作業の安全性を高めること
が出来る。
易にすることが出来るので、作業の安全性を高めること
が出来る。
【0052】また、介錯手段は、従来のように、鉄骨柱
の周囲に設けられる防風シートを通常より広く囲うよう
に設ける必要はなく、また、床上の障害物を除く作業を
する必要もないので、施工能率を更に高めることが出来
る。
の周囲に設けられる防風シートを通常より広く囲うよう
に設ける必要はなく、また、床上の障害物を除く作業を
する必要もないので、施工能率を更に高めることが出来
る。
【0053】請求項2記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際に、吊
支部においてケーブルに無理な力が作用しないようにす
ることが出来るので、走行手段及び溶接手段の移動をス
ムースにすることが出来る。よって、施工能率の更なる
向上を図ることが出来る。
走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際に、吊
支部においてケーブルに無理な力が作用しないようにす
ることが出来るので、走行手段及び溶接手段の移動をス
ムースにすることが出来る。よって、施工能率の更なる
向上を図ることが出来る。
【0054】請求項3記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
従来のようにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄
骨柱への取り付けを容易且つ迅速且つ堅固に取り付ける
ことが出来るので、耐久性の向上を図ることが出来る。
従来のようにマグネット式保持部材を用いないでも、鉄
骨柱への取り付けを容易且つ迅速且つ堅固に取り付ける
ことが出来るので、耐久性の向上を図ることが出来る。
【0055】また、取り付けに際して、その取扱いを容
易にすることが出来るので、作業の安全性を高めること
が出来る。
易にすることが出来るので、作業の安全性を高めること
が出来る。
【0056】また、介錯手段は、従来のように、鉄骨柱
の周囲に設けられる防風シートを通常より広く囲うよう
に設ける必要はなく、また、床上の障害物を除く作業を
軽減することが出来、更に、故障の発生頻度を減少する
ことが出来るので、施工能率を高めることが出来る。
の周囲に設けられる防風シートを通常より広く囲うよう
に設ける必要はなく、また、床上の障害物を除く作業を
軽減することが出来、更に、故障の発生頻度を減少する
ことが出来るので、施工能率を高めることが出来る。
【0057】請求項4記載の鉄骨柱溶接装置によれば、
走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際に、吊
支部においてケーブルに無理な力が作用しないようにす
ることが出来るので、走行手段及び溶接手段の移動をス
ムースにすることが出来る。よって、施工能率の更なる
向上を図ることが出来る。
走行手段と共に溶接手段がレール上を移動した際に、吊
支部においてケーブルに無理な力が作用しないようにす
ることが出来るので、走行手段及び溶接手段の移動をス
ムースにすることが出来る。よって、施工能率の更なる
向上を図ることが出来る。
【図1】 本発明の鉄骨柱溶接装置の第一の実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図2】 図1の鉄骨柱溶接装置の平面図である。
【図3】 図1の鉄骨柱溶接装置の介錯治具を示す拡大
図である。
図である。
【図4】 本発明の鉄骨柱溶接装置の第二の実施例を示
す正面図である。
す正面図である。
【図5】 図4の鉄骨柱溶接装置の介錯治具を示す拡大
図である。
図である。
【図6】 従来の鉄骨柱溶接装置の一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図7】 図6の鉄骨柱溶接装置の平面図である。
1…鉄骨柱 4…レール 11…走行装置(走行手段) 11a…走行用ケーブル(ケーブル) 12…溶接装置本体(溶接手段) 12b…溶接用ケーブル(ケーブル) 20…介錯治具(介錯手段) 21…アングル材(掛着部材) 22…基板(基部) 23…アーム(アーム部) 24…添板(基部) 25…ストッパー取付板(基部) 26…ストッパー(固定手段) 27…ケーブル吊支部(吊支部) 40…介錯治具(介錯手段) 41…接続板(基部) 42…接続板(アーム部) 46…添板(基部) 47…ストッパー取付板(基部) 100A…第一の実施例の鉄骨柱溶接装置 100B…第二の実施例の鉄骨柱溶接装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 眞悟 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (72)発明者 上村 脩 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 奥山 信博 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−290240(JP,A) 特開 平7−215671(JP,A) 実開 平6−77983(JP,U) 実開 平6−15873(JP,U) 実開 平2−138069(JP,U) 実開 昭61−205677(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/12 B23K 9/00 B23K 9/32 E04G 21/16 H02G 11/00
Claims (4)
- 【請求項1】 上下方向に連設される鉄骨柱の接続部付
近の周囲に配置されるレールと、該レール上を走行自在
な走行手段と、該走行手段に設けられる溶接手段と、該
走行手段及び前記溶接手段のケーブルを吊支して該ケー
ブルの介錯を行なう介錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置
であって、 前記介錯手段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着部材
と、該掛着部材の上端に掛着するための掛着部を有する
基部と、該基部に設けられ、前記掛着部材の下端に係着
・離脱自在な係止突起を有し、該係止突起を前記掛着部
材に係着させることで前記基部を前記掛着部材に固定す
る固定手段と、前記基部に水平方向に突き出すように固
設されたアーム部と、該アーム部の先端部に設けられ、
前記ケーブルを吊支する吊支部とを備えることを特徴と
する鉄骨柱溶接装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の鉄骨柱溶接装置であっ
て、 前記介錯手段の前記吊支部は、前記アーム部に対して水
平に回転自在に設けられていることを特徴とする鉄骨柱
溶接装置。 - 【請求項3】 上下方向に連設される鉄骨柱の接続部付
近の周囲に配置されるレールと、該レール上を走行自在
な走行手段と、該走行手段に設けられる溶接手段と、該
走行手段及び前記溶接手段のケーブルを吊支して該ケー
ブルの介錯を行なう介錯手段とを備える鉄骨柱溶接装置
であって、 前記介錯手段は、鉄骨柱の側面に設けられた掛着部材
と、該掛着部材の上端に掛着するための掛着部を有する
基部と、該基部に設けられ、前記掛着部材の下端に係着
・離脱自在な係止突起を有し、該係止突起を前記掛着部
材に係着させることで前記基部を前記掛着部材に固定す
る固定手段と、前記基部に水平方向に回転自在に接続さ
れたアーム部と、該アーム部の先端部に設けられ、前記
ケーブルを吊支する吊支部とを備えることを特徴とする
鉄骨柱溶接装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の鉄骨柱溶接装置であっ
て、 前記介錯手段の前記吊支部は、前記アーム部に対して水
平に回転自在に設けられていることを特徴とする鉄骨柱
溶接装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25252194A JP3234111B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鉄骨柱溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25252194A JP3234111B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鉄骨柱溶接装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118019A JPH08118019A (ja) | 1996-05-14 |
JP3234111B2 true JP3234111B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=17238533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25252194A Expired - Fee Related JP3234111B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鉄骨柱溶接装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234111B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5307642B2 (ja) * | 2009-06-12 | 2013-10-02 | 株式会社Ihi | 大型部材用溶接装置 |
-
1994
- 1994-10-18 JP JP25252194A patent/JP3234111B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08118019A (ja) | 1996-05-14 |
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