JP3233918B2 - 動作遂行玩具 - Google Patents

動作遂行玩具

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JP3233918B2
JP3233918B2 JP2000029990A JP2000029990A JP3233918B2 JP 3233918 B2 JP3233918 B2 JP 3233918B2 JP 2000029990 A JP2000029990 A JP 2000029990A JP 2000029990 A JP2000029990 A JP 2000029990A JP 3233918 B2 JP3233918 B2 JP 3233918B2
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敏 福村
一次 金川
敏靖 石井
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株式会社センテクリエイションズ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多種類の動作を行
うことができる動作遂行玩具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来知られている多種類の動作を行う動
作遂行玩具は、行う動作の数が多いほど構成部材の数が
多くなり且つ複雑な構造を有しているので故障しやす
く、製造コストも嵩み、販売価格も高くなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、構成部材の
数が少なく、故障し難い単純な構造を有し、且つ、多く
の動作を行うことのできる動作遂行玩具を提供すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の動作遂行玩具
は、回転駆動手段及び該回転駆動手段の駆動を制御する
制御手段を有する玩具本体と、前記回転駆動手段の駆動
により回転可能に前記玩具本体に連結された動作遂行部
材とを具備し、前記玩具本体には、前記動作遂行部材の
回転中心と同心のリング状接点と、該リング状接点を取
り囲む同心円上の所定位置に配置された複数個の接点と
が設けられ、前記動作遂行部材にはスイッチ片が設けら
れ、前記動作遂行部材が回転するとき、前記スイッチ片
の一端が前記リング状接点に常に接触し、他端が前記複
数個の接点に順次接触することにより信号が発生し、前
記制御手段は、前記信号を識別して前記回転駆動手段の
駆動を制御することで、前記動作遂行部材に所定の動作
を行わせるように構成したことを特徴とする。
【0005】本発明の動作遂行玩具は、回転駆動手段及
び該回転駆動手段の駆動を制御する制御手段を有する玩
具本体と、前記回転駆動手段の駆動により回転可能に前
記玩具本体に連結された動作遂行部材とを具備し、前記
動作遂行部材には回転中心と同心のリング状接点と、該
リング状接点を取り囲む同心円上の所定位置に配置され
た複数個の接点とが設けられ、前記玩具本体にはスイッ
チ片が設けられ、前記動作遂行部材が回転するとき、前
記スイッチ片の一端が前記リング状接点に常に接触し、
他端が前記複数個の接点に順次接触することにより信号
が発生し、前記制御手段は、前記信号を識別して前記回
転駆動手段の駆動を制御することで、前記動作遂行部材
に所定の動作を行わせるように構成したことを特徴とす
る。
【0006】本発明によれば、信号がスイッチ片と前記
複数の接点のそれぞれとが接触することにより発生し、
制御手段は発生した信号を識別し各信号に基いて回転駆
動手段の駆動を制御し、動作駆動部材を正転させ、逆転
させ、或は停止させることで、動作遂行部材に所定の動
作を行わせることができる。
【0007】本発明の好ましい態様によれば、前記玩具
本体は動物の胴体の形状を有し、前記動作遂行部材は前
記動物の手足の形状を有し、前記所定の動作は前記動物
が手足を動かして行う複数の動作であることを特徴とす
る動作遂行玩具が提供される。
【0008】動物形状の動作遂行玩具は手足をそれぞれ
自在に動かすことができ、その動物に相応しい動作を行
うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の動作遂行玩具の
一実施例である子犬玩具1の外観を示す斜視図である。
子犬玩具1は、玩具本体である胴体2と、動作遂行部材
である足3、詳細には左右前足3a,3b及び左右後足
3c,3d(表示せず)を具備している。胴体2の内部に
はそれぞれの足を回転させるための回転駆動手段10が
それぞれの足に対応して配置されている。図1に示した
回転駆動手段10は左後足3cを回転させる。
【0010】次に、各回転駆動手段10が各足3を回転
させる機構を図2及び図3を参照して説明する。
【0011】図2は回転駆動手段10の構成と足3の連
結部の構造を示す側面図、図3は一部を省略した正面図
である。
【0012】回転駆動手段10はモータ11を駆動源と
する歯車列で構成される。モータ11の回転はピニオン
12から減速歯車13,14,15及び16を介して歯
車17に伝達される。歯車17はクラッチ18と一体に
形成されている。クラッチ18はクラッチ19と噛合
う。クラッチ19は、歯車列を収納するギアボックスの
側壁21の孔を貫通する軸20と一体に形成され、軸2
0の側面から外周方向に突出した拡大円板22が側壁2
1と係合することで位置が固定されている。軸20の先
端には歯車23が形成されている。歯車17の回転は、
互いに噛合うクラッチ18,19を介して歯車23に伝
達される。クラッチ18,19が外部から加えられた力
を逃すので、歯車列に無理な力がかからない。
【0013】足3は胴体2の側壁2aの孔を貫通して胴
体2の内部に突入する肉厚円筒部30を具備し、その先
端の側面に歯車31が形成されている。前記ギアボック
スの側壁21に形成された孔を貫通してギアボックスの
内部から突出する軸32が円筒部30の中心孔34(図
3)に嵌めこまれ、足3を回転自在に支持している。歯
車31は前記歯車23と噛合う。このようにして、モー
タ11の回転は減速されて足3に伝達され、足3は軸3
2を回転中心としてモータ11の回転と同期して回転す
る。
【0014】図3に示すように、足3の円筒部30の先
端の歯車31の端面には、導電材料で形成されたスイッ
チ片40を位置決めして搭載した平板42が固定されて
いる。スイッチ片40の両端部40a,40bは中心孔
34を挟んで直線状に位置するが円心までの距離は異な
る。円心までの距離は一端40aの方が他端40bより
近い。スイッチ片40の両端部40a,40bは折り曲
げられている。
【0015】前記ギアボックスの側壁21の外面には以
下に説明する複数の接点を具備する基板33が取付けら
れている。前記スイッチ片の両端部40a,40bと接
点が接触し信号を発生させる。
【0016】図4は、子犬玩具1の左後足3cの動きを
制御するための信号を発生する接点の位置を示してい
る。基板33には前記軸32が貫通する孔35が設けら
れ、孔35を取り囲むリング状の接点50aと、該リン
グ状接点50aの外周を取り囲んで所定の位置に複数個
の、本実施例では8個の接点50b0,50b1,50
b2,50b3,50b4,50b5,50b6,50
b7が設けられている。接点の数及び位置は、後足3
c,3dを生きている子犬の後足と同じように動かすこ
とができるように設定する。
【0017】スイッチ片40の一端部40aはリング状
接点50aと常に接触し、他端部40bは左足3c回転
に伴って接点50b0,50b1,50b2,50b
3,50b4,50b5,50b6,50b7と順次接
触可能であり、接触すると信号が発生するように配線さ
れている。
【0018】右後足3dの動きを制御するためにも図4
に示した接点と同様のリング状接点51a及び8個の接
点51b0,51b1,51b2,51b3,51b
4,51b5,51b6,51b7(図6)が設けら
れ、スイッチ片40の一端部40aはリング状接点51
aと常に接触し、他端部40bは右後足3dの回転に伴
って接点51b0,51b1,51b2,51b3,5
1b4,51b5,51b6,51b7と順次接触可能
であり、接触すると信号が発生するように配線されてい
る。
【0019】図5は子犬玩具1の左前足3aの動きを制
御するための信号を発生する接点の位置を示している。
基板33上には前記中心孔35を取り囲むリング状の接
点60aと、該リング状接点60aの外周を取り囲んで
所定の位置に複数個の、本実施例では8個の接点60b
0,60b1,60b2,60b3,60b4,60b
5,60b6,60b7が設けられている。接点の数及
び位置は、前足3aを生きている子犬の前足と同じよう
に動かすことができるように設定する。
【0020】スイッチ片40の一端40aはリング状接
点60aと常に接触し、他端40bは前足3aの回転に
伴って接点60b0,60b1,60b2,60b3,
60b4,60b5,60b6,60b7と順次接触可
能であり、接触すると信号が発生するように配線されて
いる。
【0021】右前足3bの動きを制御するためにも図5
に示した接点と同様のリング状接点61a及び8個の接
点61b0,61b1,61b2,61b3,61b
4,61b5,61b6,61b7(図6)が設けら
れ、スイッチ片40の一端40aはリング状接点61a
と常に接触し、他端40bは前足3bの回転に伴って接
点61b0,61b1,61b2,61b3,61b
4,61b5,61b6,61b7と順次接触可能であ
り、接触すると信号が発生するように配線されている。
【0022】スイッチ片40が各接点と接触して発生す
る信号を回転駆動手段10の駆動を制御する制御手段が
入力する。
【0023】図6は、スイッチと、制御手段と、駆動源
とを含む電気回路図である。
【0024】本実施例では制御手段としてCPU70が
用いられている。CPU70は子犬玩具1の左前足3a
を回転させるモータ11aを駆動するためのモータ駆動
回路71a,右前足3bを回転させるモータ11bを駆
動するためのモータ駆動回路71b、左後足3cを回転
させるモータ11cを駆動するためのモータ駆動回路7
1c及び右後足3dを回転させるモータ11dを駆動す
るためのモータ駆動回路71dへ所定のプログラムに基
づいて駆動信号を出力する。
【0025】スイッチを構成するスイッチ片40が接点
50b0〜50b7,51b0〜51b7,60b0〜
60b7,61b0〜61b7と接触して発生する信号
を個々に区別してCPU70は入力する。
【0026】CPU70は指令入力部72からの動作を
指令する指令信号を入力する。指令入力部72は、例え
ば、音声による動作の指令、例えば、犬に人が命令する
言語である「立て(STAND)」、「おすわり(SIT)」、「お手
(PAW)」、「歩け(WALK)」、「伸び(STRETCH)」、「伏せ(LI
E FORWARD)」、「休め(LIE DOWN)」、「逆立ち(TRIC
K)」、「ちんちん(BEG)」などを、例えば子犬玩具1の頭部
に設けた受信装置72´(図7)で受信し、電気信号に
変換したもの、各言語の音声を赤外線に変換し、発生し
た赤外線を赤外線受信部が電気信号に変換したもの、或
は各言語に対応して設けられたスイッチを操作すること
によって発生する電気信号などの指令信号を発生し、C
PU70はこれらの指令信号を入力する。
【0027】指令信号を入力すると、CPU70はモー
タを駆動して子犬玩具1に、例えば、図7に示す「立て
(STAND)」の動作、図8に示す「おすわり(SIT)」の動作、
図9に示す「お手(PAW)」の動作、図10に示す「歩け(WA
LK)」の動作、図11に示す「伸び(STRETCH)」の動作、図
12に示す「伏せ(LIE FORWARD)」の動作、図13に示
す「休め(LIE DOWN)」の動作、図14に示す「逆立ち(TR
ICK)」の動作、図15に示す「ちんちん(BEG)」の動作など
を遂行させることができる。
【0028】CPU70が、自ら動作の指令を発生する
ことができるようにプログラムを設定することができ
る。自ら行う動作として,例えば、図16に示す「おし
っこ(PEE)」の動作、図17に示す「体を掻く(SCRATCH
BODY)」動作、図18に示す「耳を掻く(SCRATCH EA
R)」動作などを任意に設定することができる。
【0029】図19は、子犬玩具1の動作遂行処理の手
順を示すフローチャートである。
【0030】遊戯者が子犬玩具1の胴体2に設けられた
電源スイッチをオンにすると、CPU70は動作遂行処
理を開始する。先ず、足を動作開始位置に戻す (ステッ
プST1)。
【0031】図7は、子犬玩具1の足3の動作開始位置
のスイッチ片40の両端部40a,40bと各接点の位
置を示している。左前足3aのスイッチ片40の一端部
40aはリング状接点60aと常に接触している。他端
部40bは接点60b4と接点60b5の間に位置して
いる。右前足3bについても同様である。左後足3cの
スイッチ片40の一端部40aはリング状接点50aと
常に接触している。他端部40bは接点50b5と接触
している。右後足3dについても同様である。
【0032】CPU70はこの状態で指令の入力を待
つ。指令は自ら発生する場合も含まれる。CPU70は
指令があるか否かを判定し(ステップST2)、判定結
果が「YES」であると指令の種類を識別する (ステップS
T3)。この識別処理において、CPU70は複数設定
された動作の中から指令に対応する動作を選択する。次
に、指令に対応する動作を遂行する(ステップST4)。
【0033】CPU70はステップST4の工程を終了
すると、ステップST2の工程に戻り、次の指令を待
つ。このようにして、子犬玩具1は次々に指令された動
作を遂行することができる。
【0034】図20は、ステップST11における「足
を動作開始位置に戻す」手順を示すフローチャートであ
る。
【0035】CPU70は、子犬玩具1の電源がオンに
なったとき各足の接点からの信号が発生したかを判定す
る(ステップST11)。判定結果が「YES」である
と、動作開始位置として設定された位置の接点(前足3
aの場合、例えば、接点60b4;後足3cの場合、例
えば接点50b5)からの信号かを判定する(ステップ
ST12)。判定結果が「YES」であると、足は動作開
始位置に既にあるので、モータ11を駆動させることな
くこの処理は終了する。
【0036】ステップST11又はステップST12の
判定結果が「NO」であると、CPU70は所定方向へモ
ータ11を回転させる。(ステップST13)。モータ
11の回転により足が回転するとスイッチ片40も回転
し、端部40bは次の接点に接触し信号を発生する。C
PU70は、信号が発生したかを判定する(ステップS
T14)。判定結果が「YES」であると、ステップST
12の判定と同様に動作開始位置として設定された位置
の接点からの信号かを判定する(ステップST15)。
判定結果が「YES」であると、足は動作開始位置に達し
たので、モータ11の駆動を停止して(ステップST1
6)、この処理は終了する。
【0037】ステップ15の判定結果が「NO」である
と、信号を発生した接点から動作開始位置として設定さ
れている接点へより早く到達する正しい方向にモータが
回転しているかを判定する(ステップST17)。判定
結果が「YES」であると、ステップST14以降の工程
を繰り返す。判定結果が「NO」であると、モータを逆転
させ(ステップST18)、ステップST14以降の工
程を繰り返す。
【0038】この処理において、ステップST15の判
定結果が「YES」であると、モータ11の駆動を停止す
る(ステップST16)。図7の前足3aの場合は、接
点60b4からの信号が発生し、接点60b5からの信
号が発生する前に、或は、接点60b5の信号が発生し
てから接点60b4の信号が発生する前にモータ11a
の駆動を停止する。後足3cの場合は接点50b5から
の信号が発生すると同時にモータ11cの駆動を停止す
る。
【0039】このように各モータ11a,11b,11
c,11dの回転駆動が制御されて、各足3a,3b,
3c,3dはそれぞれ動作開始位置に戻されて停止す
る。
【0040】この状態でCPU70は指令の入力を待つ
が、指令の種類は前記複数遂行可能に設定された動作ご
とに予め複数設定されている。次に、入力のあった指令
に対応する動作の遂行の手順を説明する。指令に対応す
る動作としては、前記の「立て(STAND)」、「おすわり(S
IT)」、「伸び(STRETCH)」、「伏せ(LIE FORWARD)」、「休
め(LIE DOWN)」などのように、手足の少なくとも1つが
所定の位置まで回動した後停止状態になる単一動作から
なるもの、「歩け(WALK)」などのように各手足が第1の
所定の位置から第2の所定位置へ回動し、その後、第2
の所定位置から第1の所定の位置まで反対方向へ回動す
ることを繰り返す連続動作からなるもの、及び「お手(PA
W)」、「逆立ち(TRICK)」、「ちんちん(BEG)」、「おしっこ
(PEE)」、「体を掻く(SCRATCH BODY)」、「耳を掻く(SC
RATCH EAR)」などの手足の少なくとも1つは単一動作
を行い、残りの手足の少なくとも1つは連続動作を行う
ものなどが含まれる。
【0041】図21は、ステップST4の「指令に対応
する動作の遂行」(1)の手順を示すフローチャートで
ある。この手順は指令に対応する動作が前記単一動作で
ある場合に実行される。
【0042】CPU70は各足ごとに設けられたモータ
11を回転駆動させる(ステップST41)。CPU7
0は、前記動作開始位置の接点から指令に対応する動作
の停止位置の接点へより早く到達する方向にモータ11
を回転させる。モータ11の回転により足3が回動し、
スイッチ片40の端部40bがいずれかの接点に接触す
ると信号を発生する。CPU70は信号が発生したかを
判定し(ステップST42)、判定結果が「YES」であ
ると、指令に対応する動作の停止位置として設定された
位置(所定位置)の接点からの信号かを判定する(ステ
ップST43)。
【0043】例えば、「おすわり(SIT)」が指令に対応す
る動作である場合、図8に示すように後足3c,3dの
モータ11c,11dを回転させ、接点50b3からの
信号が発生したかを判定する。
【0044】判定結果が「NO」であると、ステップST
42以降の工程を繰り返す。ステップST43の判定結
果が「YES」であると、モータ11の駆動を停止する
(ステップST44)。
【0045】前記「おすわり(SIT)」が指令に対応する動
作である場合、接点50b3からの信号が発生してから
接点50b2の信号が発生する前にモータ11c,11
dの駆動を停止する。
【0046】このように各モータ11a,11b,11
c,11dの回転駆動が制御されて、各足3a,3b,
3c,3dはそれぞれ指令に対応する動作の停止位置ま
で回動して停止する。
【0047】「伸び(STRETCH)」が指令に対応する動作で
ある場合、図11に示すように前足3a(3b)につい
ては接点60b2(61b2)、後足3c(3d)につ
いては接点50b5(51b5)が停止位置の接点とし
て設定されている。
【0048】「伏せ(LIE FORWARD)」が指令に対応する
動作である場合、図12に示すように前足3a(3b)
については接点60b3(61b3)、後足3c(3
d)については接点50b2(51b2)が停止位置の
接点として設定されている。
【0049】「休め(LIE DOWN)」が指令に対応する動作
である場合、図13に示すように前足3a(3b)につ
いては接点60b3(61b3)、後足3c(3d)に
ついては接点50b7(51b7)が停止位置の接点と
して設定されている。
【0050】図22は、ステップST4の「指令に対応
する動作の遂行」(2)の手順を示すフローチャートで
ある。この手順は指令に対応する動作が前記連続動作で
ある場合に実行される。
【0051】CPU70は各足ごとに設けられたモータ
11を回転駆動させる(ステップST51)。モータ1
1の回転により足3が回動し、スイッチ片40の端部4
0bがいずれかの接点に接触すると信号を発生する。C
PU70は信号が発生したかを判定し(ステップST5
2)、判定結果が「YES」であると、指令に対応する動
作の第1設定位置(所定の位置)の接点からの信号かを
判定する(ステップST53)。
【0052】指令に対応する動作が「歩け(WALK)」であ
る場合、図10に示すように子犬玩具1が円滑に前進す
るように足を回動させる。指令に対応する動作の第1設
定位置の前足3a(3b)の接点は接点60b4(61
b4)であり、後足3c(3d)の接点は50b5(5
1b5)である。
【0053】判定結果が「NO」であると、ステップST
52以降の工程を繰り返す。ステップST53の判定結
果が「YES」であると、モータ11を逆転させる(ステ
ップST54)。CPU70は、モータ11を逆転させ
た回数をカウントしている。モータ逆転回数が所定回数
に達したかを判定する(ステップST55)。
【0054】ステップST55の判定結果が「NO」であ
ると、モータ11の逆転により足は反対方向に回動し、
スイッチ片40の端部40bがいずれかの接点に接触す
ると信号を発生する。CPU70は信号が発生したかを
判定し(ステップST52)、判定結果が「YES」であ
ると、スイッチ片40の端部40bが前記第1設定位置
と異なる第2の設定位置(所定位置)の接点からの信号
かを判定する(ステップST53)。
【0055】ステップST55の判定結果が「YES」で
あるとき、設定された回数の反復動作は終了したので、
モータ11を停止し(ステップST56)、動作を終了
させる。
【0056】指令に対応する動作が「歩け(WALK)」であ
る場合、図10に示すように指令に対応する動作の第2
設定位置の前足3a(3b)の接点は接点60b5(6
1b5)であり、後足3c(3d)の接点は50b4
(51b4)である。
【0057】ステップST55の判定結果が「YES」で
あると、モータ11を停止させ(ステップST56)、
動作は終了する。
【0058】このように、ステップST52からステッ
プST55が循環して実行されることにより、各モータ
11a,11b,11c,11dの回転駆動がそれぞれ
設定されたプログラムに基いて制御されて、各足3a,
3b,3c,3dはそれぞれ指令に対応する連続動作を
遂行することができる。
【0059】指令に対応する動作が「歩け(WALK)」であ
る場合、CPU70は左右前足3a,3b及び左右後足
3c,3dの動きが子犬玩具1の円滑な歩行を実現する
ように各モータ11a,11b,11c,11dの駆動
を制御する。
【0060】手足の少なくとも1つは単一動作を行い、
残りの手足の少なくとも1つは連続動作を行う「お手(PA
W)」、「逆立ち(TRICK)」、「ちんちん(BEG)」、「おしっこ
(PEE)」、「体を掻く(SCRATCH BODY)」、「耳を掻く(SC
RATCH EAR)」などの動作の場合は、各モータの駆動制
御を前記指令に対応する動作の遂行(1)又は(2)の
手順で行う。
【0061】指令に対応する動作が「逆立ち(TRICK)」で
ある場合、左右前足については指令に対応する動作の遂
行(1)の手順で、左右後足については指令に対応する
動作の遂行(2)の手順でモータの駆動は制御される。
図14に示すように前足3a(3b)の停止位置の接点
は接点60b3(61b3)である。後足3c(3d)
の第1設定位置は接点50b7(51b7)であり、第
2設定位置は接点50b4(51b4)である。
【0062】指令に対応する動作が「ちんちん(BEG)」で
ある場合、左右後足については指令に対応する動作の遂
行(1)の手順で、左右前足については指令に対応する
動作の遂行(2)の手順でモータの駆動は制御される。
図15に示すように後足3c(3d)の停止位置の接点
は接点50b4(51b4)である。前足3a(3b)
の第1設定位置は接点60b2(61b2)であり、第
2設定位置は接点60b3(61b3)である。
【0063】指令に対応する動作が「おしっこ(PEE)」
である場合、左右前足については指令に対応する動作の
遂行(1)の手順で、左後足3cについては指令に対応
する動作の遂行(2)の手順でモータの駆動は制御され
る。図16に示すように前足3a(3b)の停止位置は
接点60b4(61b4)と接点60b5(61b5)
の間である。後足3cの第1設定位置は接点50b0で
あり、第2設定位置は接点50b7である。この動作の
場合右後足3dは停止している。
【0064】指令に対応する動作が「体を掻く(SCRATCH
BODY)」である場合、左右前足については指令に対応す
る動作の遂行(1)の手順で、左右後足については指令
に対応する動作の遂行(2)の手順でモータの駆動は制
御される。図17に示すように前足3a(3b)の停止
位置は接点60b4(61b4)である。後足3cの第
1設定位置は接点50b1であり、第2設定位置は接点
50b2である。この動作の場合、右後足3dは接点5
1b2の位置まで指令に対応する動作の遂行(1)の手
順で回動し停止している(図示せず)。
【0065】指令に対応する動作が「耳を掻く(SCRATCH
EAR)」である場合、左右後足については指令に対応す
る動作の遂行(1)の手順で、左右前足については指令
に対応する動作の遂行(2)の手順でモータの駆動は制
御される。図18に示すように後足3c(3d)の停止
位置は接点50b2(51b2)と接点50b3(51
b3)の間である。前足3aの第1設定位置は接点60
b0であり、第2設定位置は接点60b1である。この
動作の場合、右前足3bは接点61b5の位置まで指令
に対応する動作の遂行(1)の手順で回動し停止してい
る(図示せず)。
【0066】子犬玩具1は、信号を発生する接点の位置
で動作遂行部材である足3の動作を制御できるようにし
てあるので、モータ11とモータ11の回転を伝達する
歯車列という単純な構成で足3の複数の複雑な動きを遂
行することができる。
【0067】以上、本発明の実施例の一つである子犬玩
具1の足3の動きについて説明した。子犬玩具1におい
て、スイッチ片40を胴体2に設け、リング状接点及び
リング状接点を取り囲む同心円状の複数の接点を各足に
設けてもよい。
【0068】本発明は、多足動物、例えば四足動物、四
足怪獣の外観を有する動作遂行玩具の全て、2足歩行す
る人を含めた動物、怪獣、或はロボット等の外観を有す
る動作遂行玩具の全て、及び走行玩具に動作遂行部を設
けてなる動作遂行玩具などを含む。本発明によれば、動
作遂行部を具備する任意形状の動作遂行玩具において、
動作遂行部は指令された動作を円滑に遂行することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動作遂行玩具の一実施例を示す外
観図。
【図2】図1に示した動作遂行玩具の回転駆動手段の構
成を示す側面図。
【図3】図1に示した動作遂行玩具の回転駆動手段の構
成を示す正面図。
【図4】図1に示した動作遂行玩具の動作を制御する信
号を発生する接点の配置図。
【図5】図1に示した動作遂行玩具の動作を制御する信
号を発生する接点の配置図。
【図6】図1に示した動作遂行玩具の制御回路図。
【図7】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する動
作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図8】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する動
作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図9】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する動
作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図10】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図11】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図12】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図13】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図14】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図15】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
遂行動作時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図16】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図17】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図18】図1に示した動作遂行玩具の指令に対応する
動作遂行時の接点とスイッチ片の位置を示す側面図。
【図19】図1に示した動作遂行玩具の動作遂行の手順
を示すフローチャート。
【図20】図19のフローチャートの工程の処理手順を
示すフローチャート。
【図21】図19に示したフローチャートの一部工程の
処理手順を示すフローチャート。
【図22】図19に示したフローチャートの一部工程の
処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…子犬玩具、2…胴体、2a…胴体側壁、3…足、3
a…左前足、3b…右前足、3c…左後足、3d…右後
足、10…回転駆動手段、11,11a,11b,11
c,11d、…モータ、12,13,14,15,16
…減速歯車、17、23,31…歯車、18,19…ク
ラッチ、20,32…軸、21…ギアボックスの側壁、
22…拡大円板、30…円筒部、33…基板、34,3
5…中心孔、40…スイッチ片、40a,40b…スイ
ッチ片の端部、42…平板、50a,60a…リング状
接点、50b0,50b1,50b2,50b3,50
b4,50b5,50b6,50b7,51b0,51
b1,51b2,51b3,51b4,51b5,51
b6,51b7,60b0,60b1,60b2,60
b3,60b4,60b5,60b6,60b7,61
b0,61b1,61b2,61b3,61b4,61
b5,61b6,61b7…接点、70…CPU、71
a,71b,71c,71d…モータ駆動回路、72…
指令入力部、72´…受信装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−187364(JP,A) 登録実用新案3052241(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63H 1/00 - 37/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転駆動手段及び該回転駆動手段の駆動を
    制御する制御手段を有する玩具本体と、前記回転駆動手
    段の駆動により回転可能に前記玩具本体に連結された動
    作遂行部材とを具備し、前記玩具本体には、前記動作遂
    行部材の回転中心と同心のリング状接点と、該リング状
    接点を取り囲む同心円上の所定位置に配置された複数個
    の接点とが設けられ、前記動作遂行部材にはスイッチ片
    が設けられ、前記動作遂行部材が回転するとき、前記ス
    イッチ片の一端が前記リング状接点に常に接触し、他端
    が前記複数個の接点に順次接触することにより信号が発
    生し、前記制御手段は、前記信号を識別して前記回転駆
    動手段の駆動を制御することで、前記動作遂行部材に所
    定の動作を行わせるように構成したことを特徴とする動
    作遂行玩具。
  2. 【請求項2】回転駆動手段及び該回転駆動手段の駆動を
    制御する制御手段を有する玩具本体と、前記回転駆動手
    段の駆動により回転可能に前記玩具本体に連結された動
    作遂行部材とを具備し、前記動作遂行部材には回転中心
    と同心のリング状接点と、該リング状接点を取り囲む同
    心円上の所定位置に配置された複数個の接点とが設けら
    れ、前記玩具本体にはスイッチ片が設けられ、前記動作
    遂行部材が回転するとき、前記スイッチ片の一端が前記
    リング状接点に常に接触し、他端が前記複数個の接点に
    順次接触することにより信号が発生し、前記制御手段
    は、前記信号を識別して前記回転駆動手段の駆動を制御
    することで、前記動作遂行部材に所定の動作を行わせる
    ように構成したことを特徴とする動作遂行玩具。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の動作遂行玩具におい
    て、前記玩具本体は動物の胴体の形状を有し、前記動作
    遂行部材は前記動物の手足の形状を有し、前記所定の動
    作は前記動物が手足を動かして行う複数の動作であるこ
    とを特徴とする動作遂行玩具。
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