JP3233355B2 - メタルハライドランプ - Google Patents

メタルハライドランプ

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JP3233355B2 JP14469499A JP14469499A JP3233355B2 JP 3233355 B2 JP3233355 B2 JP 3233355B2 JP 14469499 A JP14469499 A JP 14469499A JP 14469499 A JP14469499 A JP 14469499A JP 3233355 B2 JP3233355 B2 JP 3233355B2
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高詩 山本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/82Lamps with high-pressure unconstricted discharge having a cold pressure > 400 Torr
    • H01J61/827Metal halide arc lamps
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/04Electrodes; Screens; Shields
    • H01J61/06Main electrodes
    • H01J61/073Main electrodes for high-pressure discharge lamps

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセラミック製の発光
管を用いたメタルハライドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックからなる発光管を備えたメタ
ルハライドランプは、これまで一般的に用いられてきた
石英からなる発光管を備えたメタルハライドランプに比
べ、発光管材料と封入金属との反応が少ないため、安定
した寿命特性が得られるものと期待されている。
【0003】従来、この種のメタルハライドランプとし
て、透光性アルミナ管の両端部を絶縁セラミックキャッ
プもしくは導電性キャップで閉塞した発光管を有する構
成が知られている。そのような構成の一例が、特開昭6
2−283543号公報に開示されている。
【0004】また、従来のメタルハライドランプとし
て、中央部の両端にこの中央部よりも径小な端部を有す
るセラミック製の発光管を有し、発光管の両端部に、先
端に電極を有する導電性リード線を挿入し、発光管の端
部と導電性リード線との隙間をシール材で封止した構造
も知られている。その一例が、特開平6−196131
号公報に開示されている。
【0005】このような従来のセラミック製の発光管を
有するメタルハライドランプでは、ランプの効率を向上
させるために、セラミックの高耐熱性を利用することに
より、石英製の発光管を有するメタルハライドランプに
比べて、発光管の管壁負荷(発光管全内表面積に対する
ランプ電力)を大きくした構成が知られている。
【0006】しかし、一般にこれらのメタルハライドラ
ンプは、図5に示すように、電極コイル55の端面が電
極棒54の端部と同一面内に位置する構造(以下、面一
構造と称する)の電極を有している。また、電極構造と
ランプのちらつきや寿命特性との関係についての詳細な
検討はなされていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したような、セラ
ミック製発光管を用いた従来のメタルハライドランプで
は、石英製の発光管を用いたメタルハライドランプに比
べて、発光管の管壁負荷を大きくし、高効率・高演色を
実現している。一方で、発光管内の温度が高く、電極温
度が高いため、電極先端部の変形が大きくなり、その結
果、アーク長が長くなり、ランプ電圧上昇による早期立
ち消えが起こりやすいという問題を有している。
【0008】従来のセラミック製発光管を用いたメタル
ハライドランプにおいては、面一構造の電極を用いるこ
とによって、電極先端の形状を最適化し、電極先端部の
変形によるアーク長増大を小さくし、立ち消えを抑制し
ていた。
【0009】一方、上記したような、面一構造の電極を
有する従来のメタルハライドランプは、電極コイル上の
放電輝点移動により、ランプのちらつきが発生する割合
が大きい。また、電極コイル上での放電が起こりやす
く、電極コイルが局所的に高温になるため、寿命中の電
極コイル材料の蒸発が大きくなり、発光管の黒化や、光
束維持率の低下が大きいという問題を有する。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、ランプのちらつきを減少させ、寿
命中の光束維持率を大幅に改善し、かつ立ち消えを抑制
したメタルハライドランプを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるメタルハ
ライドランプは、上記の目的を達成するために、外管
と、この外管内に設けられ、かつハロゲン化金属が封入
された透光性セラミックからなる発光管と、前記発光管
内に設けられた一対の電極とを備えたメタルハライドラ
ンプにおいて、前記電極が、電極棒と電極コイルとを有
し、前記電極コイルの端面からの前記電極棒の突出長を
α[mm]、ランプ電力をW[ワット]とすると、
【0012】
【数2】0.00056×W+0.061≦α≦0.0
056×W+1.61 を満足することを特徴とする。
【0013】この構成によれば、放電輝点が電極棒先端
で安定すると共に、電極コイルによる電極棒先端の放熱
が効果的になされることから、ランプ電圧の上昇および
発光管の黒化が抑制される。これにより、ちらつきが少
なく、寿命中の光束維持率が向上され、さらに立ち消え
の可能性が低いメタルハライドランプを提供することが
可能となる。
【0014】上記のメタルハライドランプは、ハロゲン
化金属の総量に対するヨウ化ナトリウムの比率が、10
[wt%]以上であることが好ましい。
【0015】この構成によれば、発光管内の放電アーク
の温度が低下することにより、電極先端部の温度が低下
するので、ランプ電圧の上昇をさらに効果的に抑制する
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1に示すように、本発
明の実施の形態1にかかるメタルハライドランプは、透
光性のセラミックからなる発光管1が、金属線3a・3
bによって外管2内に固定支持された構造を有してい
る。外管2は、硬質ガラスによって形成されている。外
管2の開口部内側には、金属線3a・3bを支持するス
テム3が設けられ、外管2は、このステム3によって気
密に封止されている。また、外管2内には、窒素が35
0[Torr]充填されている。外管2の開口部外側に
は、口金4が取り付けられている。なお、このメタルハ
ライドランプのランプ電力は、70[ワット]である。
【0018】発光管1内には、所定量の水銀12と、始
動用希ガスと、ハロゲン化金属からなるヨウ化物ペレッ
ト13とが封入されている。なお、始動用希ガスとして
は、アルゴンを用いる。また、ヨウ化物ペレット13
は、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ツリウム、ヨウ化ホ
ルミウム、ヨウ化タリウム、およびヨウ化ナトリウムの
混合物である。
【0019】ここで、図2を参照しながら、発光管1の
構成について詳細に説明する。発光管1は、図2に示す
ように、円筒状に形成された本管部5の両端部に、本管
部5よりも径の小さい細管円筒部6が設けられた構成を
なす。本管部5と細管円筒部6とは、リング部7によ
り、同軸に一体焼結されている。
【0020】細管円筒部6内には、先端部に電極8を有
する導入線9が、この電極8が本管円筒部5内に位置す
るように、それぞれ挿入されている。導入線9は、外径
0.7[mm]のニオビウムからなる。細管円筒部6に
おけるリング部7の反対側の端部は、導入線9と細管円
筒部6の内壁との間に挿入されたシール材10によって
封止され、封着部11が形成されている。
【0021】図3に、電極8の詳細な構造を示す。図3
に示すように、電極8は、タングステンの電極棒14と
電極コイル15とによって構成される。なお、この電極
8は、電極コイル15は、その先端面から電極棒14が
突出長α[mm]だけ突出するように、電極棒14に溶
接されている。
【0022】このように構成されたメタルハライドラン
プにおいて、電極8の突出長α[mm]を変化させ、ラ
ンプのちらつき発生率、光束維持率、およびランプ電圧
上昇を調べた。その結果を表1に示す。なお、表1の最
上段に、本実施形態のメタルハライドランプとの比較例
として、突出長α[mm]が0[mm]の場合、すなわ
ち図5に示したような面一構造の電極を持つ従来のメタ
ルハライドランプについての試験結果を示す。
【0023】
【表1】
【0024】なお、表1において、ちらつき発生率は、
ランプを1時間点灯させたとき、ちらつきが発生したラ
ンプの割合である。また、光束維持率は、初期点灯時の
光束値に対する比率を示す(対0h)。さらに、光束維
持率とランプ電圧上昇とは、2000時間点灯後の測定
値である。
【0025】光束維持率の評価については、表1の最上
段に比較例として示した突出長α[mm]が0[mm]
の場合の光束維持率に対して、光束維持率が15[%]
以上向上した場合を可とし、それ以外を不可とする。
表1から明らかなように、電極8の突出長α[mm]が
0.1[mm]以上かつ2.0[mm]以下のとき、ち
らつきが発生せず、光束維持率15[%]以上の向上を
実現できることが確認できた。
【0026】また、ランプ電圧上昇の評価については、
2000時間点灯時で25[V]未満である場合を可と
し、25[V]以上である場合を不可とする。ランプ電
圧上昇が2000時間点灯時で25[V]以上の場合、
点灯6000時間以内のランプ立ち消えの可能性が高く
なるからである。この評価基準によれば、表1から、電
極8の突出長α[mm]が2.0[mm]以下のとき、
ランプ電圧上昇を25[V]未満に抑えることができ、
立ち消えの抑制に効果的であることが確認できた。
【0027】このように、突出長α[mm]を0.1
[mm]以上とすることにより、放電輝点が電極棒14
の先端で安定し、ちらつきおよび発光管黒化が減少した
ものと考えられる。また、突出長αを2.0[mm]以
下とすることにより、電極コイル15による電極棒14
先端の放熱が効果的になされ、ランプ電圧上昇および発
光管黒化が抑制されたものと考えられる。
【0028】従って、ちらつき発生率、光束維持率、お
よびランプ電圧上昇を総合的に評価した結果、表1の評
価欄に○印を記入したように、電極8の突出長α[m
m]を0.1[mm]以上かつ2.0[mm]以下とし
た場合に、ちらつきが少なく、光束維持率がきわめて高
く、かつ立ち消えが抑制された70[ワット]のメタル
ハライドランプを得ることができる。
【0029】さらに、本実施形態の構成を持つメタルハ
ライドランプにおいて、ランプ電力をそれぞれ35[ワ
ット]、100[ワット]、150[ワット]、250
[ワット]として上記と同様の検討をそれぞれ行い、図
5に示したような面一構造の電極を持つ従来のランプと
比較してランプの光束維持率が15[%]以上向上し、
かつランプのちらつきが少なく、しかも立ち消えを抑制
できる電極8の突出長α[mm]の上限値および下限値
を調べた。その結果を、図4において、上記の突出長α
[mm]の上限値を○で示し、下限値を●印で示す。
【0030】図4から、上記した各ワットのランプで、
ランプのちらつきが少なく、光束維持率が従来よりも1
5[%]以上向上し、かつ立ち消えを抑制できる電極8
の突出長α[mm]は、直線Laと直線Lbとの間の範
囲であることが分かる。
【0031】なお、直線La上の点(W,α)は、
【0032】
【数3】α=0.00056×W+0.061 を満たす。また、直線Lb上の点(W,α)は、
【0033】
【数4】α=0.0056×W+1.61 を満たす。
【0034】直線Laよりも下方の範囲では、ちらつき
が減少せず、光束維持率は従来よりも15[%]以上向
上しない。直線Lbより上方の範囲では、光束維持率が
従来よりも15[%]以上向上せず、ランプ電圧上昇が
25[V]以上になり、寿命中の立ち消えが問題にな
る。
【0035】これは、突出長αを直線Laよりも上方の
範囲にとったとき、放電輝点が電極棒先端で安定し、ち
らつきおよび発光管黒化が減少したものと考えられる。
また、突出長αを直線Lbよりも下方の範囲にとったと
き、電極コイルによる電極棒先端の放熱が効果的になさ
れ、ランプ電圧上昇および発光管黒化が抑制されるもの
と考えられる。
【0036】つまり、電極8の突出長をα[mm]と
し、ランプ電力をW[ワット]とした場合、
【0037】
【数5】0.00056×W+0.061≦α≦0.0
056×W+1.61 が満たされるとき、面一構造の電極を有する従来のメタ
ルハライドランプと比較して、ランプのちらつきが減少
するとともに、ランプの光束維持率が15%以上向上
し、かつ立ち消えが抑制されたメタルハライドランプを
得ることが可能となる。
【0038】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
かかるメタルハライドランプは、図1に示すように、透
光性のセラミックからなる発光管1が、金属線3a・3
bによって外管2内に固定支持された構造を有してい
る。外管2は、硬質ガラスによって形成されている。外
管2の開口部内側には、金属線3a・3bを支持するス
テム3が設けられ、外管2は、このステム3によって気
密に封止されている。また、外管2内には、窒素が35
0[Torr]充填されている。外管2の開口部外側に
は、口金4が取り付けられている。なお、このメタルハ
ライドランプのランプ電力は、70[ワット]である。
【0039】発光管1内には、所定量の水銀12と、始
動用希ガスと、ハロゲン化金属からなるヨウ化物ペレッ
ト13とが封入されている。なお、始動用希ガスとして
は、アルゴンを用いる。また、ヨウ化物ペレット13
は、ヨウ化ジスプロシウム、ヨウ化ツリウム、ヨウ化ホ
ルミウム、ヨウ化タリウム、およびヨウ化ナトリウムの
混合物である。
【0040】ここで、図2を参照しながら、発光管1の
構成について詳細に説明する。発光管1は、図2に示す
ように、円筒状に形成された本管部5の両端部に、本管
部5よりも径の小さい細管円筒部6が設けられた構成を
なす。本管部5と細管円筒部6とは、リング部7によ
り、同軸に一体焼結されている。
【0041】細管円筒部6内には、先端部に電極8を有
する導入線9が、この電極8が本管円筒部5内に位置す
るように、それぞれ挿入されている。導入線9は、外径
0.7[mm]のニオビウムからなる。細管円筒部6に
おけるリング部7の反対側の端部は、導入線9と細管円
筒部6の内壁との間に挿入されたシール材10によって
封止され、封着部11が形成されている。
【0042】図3に、電極8の詳細な構造を示す。図3
に示すように、電極8は、タングステンの電極棒14と
電極コイル15とによって構成される。なお、この電極
8は、電極コイル15は、その先端面からの電極棒14
の突出長α[mm]が0.25[mm]となるように、
電極棒14に溶接されている。
【0043】このように構成された本実施形態のメタル
ハライドランプにおいて、ヨウ化物ペレット13として
発光管1内に封入されるハロゲン化金属に占めるヨウ化
ナトリウムの比率を変化させ、ランプ電圧上昇について
調べた。その結果を表2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】表2において、ランプ電圧上昇は、200
0時間点灯後の測定値である。ランプ電圧上昇の評価に
ついては、2000時間点灯時で25[V]未満である
場合を可とし、2000時間点灯時で25[V]以上の
場合を不可とする。これは、2000時間点灯時で25
[V]以上の場合、点灯6000時間以内のランプ立ち
消えの可能性が高くなるからである。
【0046】表2から明らかなように、ヨウ化物ペレッ
ト13として発光管1内に封入されるハロゲン化金属に
占めるヨウ化ナトリウムの比率が10[wt%]以上の
とき、ランプ電圧上昇は25[V]未満に抑えられ、立
ち消えの抑制に効果的であることが確認できた。
【0047】このように、ヨウ化ナトリウムの比率を1
0[wt%]以上とした場合、発光管内の放電アークの
温度が低下し、電極先端部の温度が低下し、電極の変形
によるランプ電圧上昇が小さくなる。
【0048】従って、表2の評価欄中に○印で示したよ
うに、ヨウ化物ペレット13として発光管1内に封入さ
れるハロゲン化金属に占めるヨウ化ナトリウムの比率を
10[wt%]以上とした場合に、立ち消えが抑制され
た70[ワット]のメタルハライドランプを得ることが
できる。
【0049】さらに、ランプ電力Wをそれぞれ35[ワ
ット]、100[ワット]、150[ワット]、250
[ワット]として上記と同様の検討をそれぞれ行った結
果、ヨウ化物ペレット13として発光管1内に封入され
るハロゲン化金属に占めるヨウ化ナトリウムの比率を1
0[wt%]以上とした場合に、立ち消えが抑制される
ことが確認された。
【0050】なお、上記では、電極8の突出長α[m
m]を0.25[mm]としたが、αの値はこれに限定
されず、ランプ電力をW[ワット]としたときに、
【0051】
【数6】0.00056×W+0.061≦α≦0.0
056×W+1.61 を満足するようなαの値について、同様の結果が得られ
る。
【0052】以上のことから、電極8の突出長をα[m
m]とし、ランプ電力をW[ワット]とし、
【0053】
【数7】0.00056×W+0.061≦α≦0.0
056×W+1.61 とし、発光管1内に封入するハロゲン化金属に占めるヨ
ウ化ナトリウムの比率を10[wt%]以上とすれば、
立ち消えが抑制されたメタルハライドランプを得ること
ができる。
【0054】なお、上記した実施の形態1および2で
は、封着部11の導入線9としてニオビウム線を用いた
が、ニオビウムの代わりに、熱膨張率が発光管1の材料
に近いその他の導入線材料を用いてもよい。また、導電
性や非導電性のセラミックキャップを封着部11に用い
てもよい。
【0055】また、発光管1として、本管部5とリング
部7とが一体成型され、細管円筒部6と一体焼結された
発光管を用いてもよい。あるいは、発光管1として、本
管部5と、細管円筒部6と、リング部7とが一体成型さ
れた発光管を用いても構わない。
【0056】また、上記の実施の形態1および2では、
外管2内に窒素ガスを充填したが、窒素を含む混合ガス
を充填してもよい。窒素と同時に充填できるガスとし
て、例えばNe(ネオン)ガスを挙げることができる。
窒素を含む混合ガスを用いる場合は、窒素ガスが50体
積%以上含有されていることが好ましい。
【0057】また、発光管1に使用されるセラミック材
料は特に限定されない。例えば単結晶金属酸化物である
サファイア、多結晶金属酸化物であるアルミナ(Al2
3)、イットリウム−アルミニウム−ガーネット(Y
AG)、イットリウム酸化物(YOX)、あるいは多結
晶非酸化物であるアルミニウム窒化物(AlX)等を使
用することができる。
【0058】また、上記の実施の形態1および2では、
外管2には硬質ガラスを使用したが、外管2に使用され
る材料は特に限定されず、周知のものが使用できる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ランプ
のちらつきを減少させ、寿命中の光束維持率を大幅に改
善し、かつ立ち消えを抑制したメタルハライドランプを
提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかるメタルハライド
ランプの構成を示す一部切欠正面図
【図2】 上記メタルハライドランプが備える発光管の
構成を示す断面図
【図3】 上記メタルハライドランプが備える電極の構
成を示す平面図
【図4】 上記メタルハライドランプにおけるランプ電
力と電極突出長との関係を示すグラフ
【図5】 従来のメタルハライドランプが備える面一構
造の電極の構成を示す平面図
【符号の説明】
1 発光管 2 外管 3 ステム 3a・3b 金属線 4 口金 5 本管部 6 細管円筒部 7 リング部 8 電極 11 封着部 12 水銀 13 ヨウ化物ペレット 14 電極棒 15 電極コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 高詩 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−136449(JP,A) 特開 平7−21981(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 61/073 H01J 61/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外管と、 この外管内に設けられ、かつ ハロゲン化金属が封入され
    透光性セラミックからなる発光管と、 前記発光管内に設けられた一対の電極とを備えたメタル
    ハライドランプにおいて、 前記電極が、電極棒と電極コイルとを有し、前記電極コ
    イルの端面からの前記電極棒の突出長をα[mm]、ラ
    ンプ電力をW[ワット]とすると、 【数1】0.00056×W+0.061≦α≦0.0
    056×W+1.61 を満足することを特徴とするメタルハライドランプ。
  2. 【請求項2】 前記ハロゲン化金属の総量に対するヨウ
    化ナトリウムの比率が、10[wt%]以上であること
    を特徴とする請求項1に記載のメタルハライドランプ。
JP14469499A 1999-05-25 1999-05-25 メタルハライドランプ Expired - Lifetime JP3233355B2 (ja)

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