JP3233207U - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブルを電気コネクタに接続する作業を単純化することのできる電気コネクタを提供する。【解決手段】前方に開放されたケーブル収容部111、及びケーブル収容部111の後方に配置されるターミナル固定部112を備えるハウジング110と、ターミナル固定部112に装着され、ケーブル収容部111の底面から突出する接続部122aを備えるターミナル120と、ターミナル固定部112を覆うように配置される閉状態とターミナル固定部112を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータ130とを含み、アクチュエータ130は、アクチュエータボディと、閉状態で少なくとも一部が接続部122aと横方向に重なるように配置され、閉状態でケーブル収容部111に挿入されるケーブル10により加圧されて回転して開状態になるように作用するコンタクト部133とを含む。【選択図】図8
Description
本考案は、ケーブルと回路基板を電気的に接続して電気回路を構成する電気コネクタに関する。
電子機器には、複数の電子素子が備えられ、互いに離隔して配置された電子素子を電気的に接続するために、軟質のフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable: FFC)やフレキシブルプリント回路(Flexible Printed Circuit: FPC)などが広く用いられている。フレキシブルフラットケーブル及びフレキシブルプリント回路(以下、「ケーブル」と通称する)は、その前端部に複数の端子が幅方向に並んで配列された構造を有する。このようなケーブルは、回路基板に実装された電気コネクタに挿脱可能に接続され、電気コネクタを介して回路基板に電気的に接続される。
通常、ケーブルを電気コネクタに接続する作業は手作業で行われる。この作業は、閉じたアクチュエータを回転させて開く第1過程、ケーブルを電気コネクタに挿入する第2過程、及びアクチュエータを閉じてケーブルを固定する第3過程の3つの過程からなる。
このような3つの過程のうち、閉じたアクチュエータを回転させて開く第1過程は、電気コネクタが出荷される際にアクチュエータが閉じた状態で出荷されることに起因するものであり、ケーブルを電気コネクタに挿入する第2過程を行うための過程である。しかし、この過程は、作業速度の面で、ケーブルを電気コネクタに接続する作業全体を遅延させる要因として作用する。
本考案の第1の目的は、ケーブルを電気コネクタに接続する作業を単純化することのできる電気コネクタを提供することにある。
本考案の第2の目的は、ケーブルを電気コネクタに接続する過程でケーブルの端子部の損傷を最小限に抑えることのできる電気コネクタを提供することにある。
本考案の第1の目的を達成するために、本考案は、前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、前記アクチュエータは、アクチュエータボディと、前記閉状態で少なくとも一部が前記接続部と横方向に重なるように配置され、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含む、電気コネクタを開示する。
また、本考案の第1の目的は、前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、前記ハウジングの両側に形成されたフック固定部に装着され、前記ハウジングと共に支持軸収容部を規定するフックと、前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、前記アクチュエータは、アクチュエータボディと、前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記支持軸収容部に収容される支持軸と、前記閉状態で前記支持軸より下側に位置し、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含み、前記ケーブル収容部の底面から前記コンタクト部までの間隙は、前記ケーブルの前端部の厚さより薄い、電気コネクタによっても達成することができる。
本考案の第2の目的を達成するために、本考案は、前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、前記ハウジングの両側に形成されたフック固定部に装着され、前記ハウジングと共に閉ループ状の支持軸収容部を規定するフックと、前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、前記アクチュエータは、アクチュエータボディと、前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記支持軸収容部に収容される支持軸と、前記閉状態で少なくとも一部が前記接続部と横方向に重なるように配置され、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含み、前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記支持軸は、前記支持軸収容部の一側から他側に移動する、電気コネクタを開示する。
本考案の一例によれば、前記コンタクト部は、前記アクチュエータボディの左右両側にそれぞれ形成され、前記ターミナルの外側に配置されるようにしてもよい。
前記アクチュエータは、前記接続部と横方向に交互に配置され、前記閉状態で前記ケーブルを前記接続部に向けて加圧するように形成される加圧部をさらに含み、前記コンタクト部は、前記加圧部の左右両側にそれぞれ配置されるようにしてもよい。
前記ターミナルは、前記ターミナル固定部に装着される固定部と、前記固定部の下部から前方に延び、前記接続部を備える下部アームと、前記固定部の上部から前方に延びる上部アームと、前記固定部から後方に延びて回路基板に実装されるリード部とを含み、前記ハウジングには、前記上部アームの端部が挿入される収容凹部が形成されるようにしてもよい。
前記アクチュエータは、前記支持軸間に配置されて前記上部アームに覆われる軸部をさらに含み、前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記軸部は、前記上部アームの前端部から後方に移動するようにしてもよい。
前記上部アームは、前記固定部から前方に延びる延長部と、前記延長部から上方及び前方に屈曲され、前記接続部の上方に線状に延びる延長面が形成された屈曲部とを備え、前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記軸部は、前記延長面に沿って移動するようにしてもよい。
前記アクチュエータが所定角度回転すると、前記軸部は、前記屈曲部に係止されるようにしてもよい。
前記フックは、前記フック固定部に挿入されるフックボディと、前記フックボディから延びて前記支持軸収容部内に位置する前記支持軸を覆うように配置され、端部が前記ハウジングの固定凹部に挿入される延長アームとを含み、前記延長アームの一部は、前記ハウジングの上側から露出するようにしてもよい。
前記アクチュエータは、前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記閉状態で前記ハウジングの係止凹部に挿入される係止突起をさらに含むようにしてもよい。
前記アクチュエータの閉状態で、前記コンタクト部が前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されると、前記係止突起は、前記係止凹部から分離されるようにしてもよい。
前記ケーブル収容部の底面から前記コンタクト部までの間隙は、前記ケーブルの前端部の厚さより薄くなるようにしてもよい。
本考案の他の例によれば、前記コンタクト部は、前記接続部と横方向に交互に配置され、前記アクチュエータの閉状態で前記ケーブルを前記接続部に向けて加圧するように形成されるようにしてもよい。
本考案のさらに他の例によれば、前記コンタクト部は、前記アクチュエータの閉状態で前記ケーブルの左右両側に形成されたロック溝に挿入され、前記ターミナルの外側に配置されるようにしてもよい。
上記解決手段により得られる本考案の効果は次の通りである。
第一に、アクチュエータが閉じた状態でケーブルをケーブル収容部に挿入すると、支持軸の下側に位置するコンタクト部がケーブルにより加圧され、アクチュエータが開く方向にトークが作用する。すなわち、上記構造によれば、ケーブルをケーブル収容部に挿入する過程で、閉じたアクチュエータが回転して開きながらケーブルがケーブル収容部に挿入されるので、ケーブルを電気コネクタに接続する作業がより単純化され、作業速度が向上する。
第二に、ケーブルをケーブル収容部に挿入する過程で、アクチュエータが所定の範囲内で後方に押し出されながら回転するので、ケーブルをケーブル収容部に挿入する過程で、ターミナルとアクチュエータとの干渉により発生し得るケーブルの端子部の損傷が最小限に抑えられる。
以下、添付図面を参照して、本考案による電気コネクタについてより詳細に説明する。
本明細書においては、異なる実施形態であっても同一又は類似の構成については同一又は類似の符号を付し、それについての重複する説明は省略する。
本考案の実施形態について説明するにあたり、関連する公知技術についての具体的な説明が本考案の実施形態の要旨を不明にすると判断される場合は、その詳細な説明を省略する。
添付図面は本考案の実施形態の理解を助けるためのものにすぎず、添付図面により本考案の技術的思想が限定されるものではなく、本考案の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物乃至代替物を含むものと理解すべきである。
以下の説明において、単数の表現には、特に断らない限り複数の表現が含まれる。
本明細書において、「含む」や「有する」などの用語は、本明細書に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせが存在することを指定しようとするもので、1つ又はそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品又はそれらの組み合わせの存在や付加可能性を予め排除するものではないと理解すべきである。
図1及び図2は、本考案の一実施形態による電気コネクタ100を異なる方向から見た斜視図であり、アクチュエータ130が閉じた状態を示す。図3は、図1に示す電気コネクタ100のアクチュエータ130が開いた状態を示す斜視図であり、図4は、図2に示す電気コネクタ100のアクチュエータ130が開いた状態を示す斜視図である。図5は、図3に示す電気コネクタ100の平面図である。
図1〜図5を参照すると、電気コネクタ100は、回路基板1(図8参照)とケーブル10(図8参照)を電気的に接続して電気回路を構成する。
通常、前述した電気回路を構成するためには、第1過程として、手作業で閉じたアクチュエータ130を回転させて開く過程が行われるが、本考案の電気コネクタ100は、当該過程を必要としない構造を有する。
具体的には、回路基板1に実装された電気コネクタ100のアクチュエータ130が閉じた状態でケーブル10をケーブル収容部111に挿入すると、閉じたアクチュエータ130が回転して開きながらケーブル10がケーブル収容部111に挿入される。その後、アクチュエータ130を閉じると、ケーブル10の端子部がターミナル120の接続部122aに接続された状態で固定される。よって、ケーブル10を電気コネクタ100に接続する作業がより単純化され、作業速度が向上する。
なお、電気コネクタ100が実装される回路基板1には、リジッドな材質の回路基板1だけでなく、フレキシブルな材質のフレキシブル回路基板が含まれる。つまり、本実施形態においては、電気コネクタ100がリジッドな回路基板1に実装された場合を例に挙げて説明しているが、本考案は、これに限定されるものではない。電気コネクタ100は、フレキシブル回路基板に実装され、当該フレキシブル回路基板とケーブル10を電気的に接続するように構成してもよい。
以下、前述したようにケーブル10を電気コネクタ100に接続する作業を単純化することのできる電気コネクタ100についてより具体的に説明する。
図6は、図4に示す電気コネクタ100の分解斜視図であり、図7は、図1に示す電気コネクタ100の正面図であり、図8は、ケーブル10が電気コネクタ100に接続される過程を概念的に示す、図7のA−A線断面図である。
図6〜図8を図1〜図5と共に参照すると、電気コネクタ100は、ハウジング110、複数のターミナル120及びアクチュエータ130を含む。
ハウジング110は、電気コネクタ100の筐体を形成する。ハウジング110は、一方向に長く延設される。ハウジング110は、複数のターミナル120のそれぞれの電気的絶縁のために、非導電性の合成樹脂材質からなる。
ハウジング110には、前方に開放されたケーブル収容部111、及びケーブル収容部111の後方に配置されるターミナル固定部112が備えられる。
ケーブル収容部111は、ケーブル10の前端部が収容される空間を形成する。ケーブル収容部111は、ハウジング110の延長方向に長く延設される。ケーブル収容部111の前端部には、ケーブル10の前端部の挿入をガイドするように内側に向けて傾斜したガイド面111aが備えられてもよい。例えば、ガイド面111aは、ケーブル収容部111の前端部の上面及び下面の少なくとも一方に備えられる。さらに、ガイド面111aは、ケーブル収容部111の前端部の左側面及び右側面に備えられてもよい。
ターミナル固定部112は、ターミナル120を固定するように形成される。本実施形態においては、ターミナル120がハウジング110の後方からターミナル固定部112に挿入されて結合される。
ターミナル120は、導電性の金属材質からなり、ターミナル固定部112に装着及び固定される。
ターミナル120は、固定部121、下部アーム122、上部アーム123及びリード部124を含む。
固定部121は、ターミナル固定部112に装着される。
本実施形態においては、ターミナル120がハウジング110の後方からターミナル固定部112に挿入される際に、固定部121がターミナル固定部112に嵌められるように、固定部121には前方に開放された凹部121aが備えられ、凹部121aを規定する内面には固定突起121’が突設される。固定突起121’は、ターミナル固定部112に嵌められ、ターミナル120がターミナル固定部112に強固に固定されるようにする。
下部アーム122は、固定部121の下部から前方に延び、ケーブル10の端子部に接続される接続部122aを備える。
接続部122aは、ケーブル収容部111の底面から突出し、加圧により下方に所定の弾性変形をするように形成される。このために、接続部122aの下方に孔116又は溝を形成し、接続部122aが弾性変形する空間を提供する。
接続部122aは、ケーブル10の端子部に接触する少なくとも1つの接続突起122a’を備える。本実施形態においては、接続部122aが下部アーム122の延長方向に離隔して配置される複数の接続突起122a’を備える。しかし、本考案は、これに限定されるものではない。接続部122aは、単一の接続突起122a’を備えてもよい。
上部アーム123は、固定部121の上部から前方に延び、下部アーム122に対向して配置される。上部アーム123は、挿入されるケーブル10によりアクチュエータ130が加圧されて回転する際に、上方に加圧されるアクチュエータ130を支持するように形成される。
上部アーム123の端部は、ハウジング110に形成された収容凹部114に挿入される。収容凹部114は、上部アーム123の端部の上側を覆うように配置され、挿入されるケーブル10によりアクチュエータ130が加圧されて回転する際に、上方に加圧されるアクチュエータ130による上部アーム123の離脱を防止する。
リード部124は、固定部121から後方に延びて回路基板1に実装される。リード部124の後端部は、アクチュエータ130が閉じた状態で、アクチュエータ130よりも後方にさらに突出するように形成されてもよい。この場合、アクチュエータ130が閉じた状態で、リード部124が回路基板1に実装された状態を目視で点検しやすいという利点がある。
アクチュエータ130は、ターミナル固定部112を覆うように配置される閉じた状態とターミナル固定部112を露出させる開いた状態間で回転可能に形成される。アクチュエータ130は、非導電性の合成樹脂材質からなる。
アクチュエータ130は、アクチュエータボディ131、支持軸132及びコンタクト部133を含む。
アクチュエータボディ131は、アクチュエータ130の筐体を形成する。アクチュエータボディ131は、ターミナル固定部112の延長方向に長く延設される。アクチュエータボディ131の一側には、リセス部137が形成されてもよい。リセス部137は、閉じた状態のアクチュエータ130を持ち上げる際に指を容易に挿入できるようにする。
支持軸132は、アクチュエータボディ131の左右両側から突設され、ターミナル固定部112の左右両側に備えられる支持軸収容部150に収容される。
コンタクト部133は、アクチュエータ130が閉じた状態で支持軸132より下側に位置し、アクチュエータ130が閉じた状態でケーブル収容部111に挿入されるケーブル10により加圧されてアクチュエータ130が回転して開いた状態になるように作用する。
具体的には、アクチュエータ130が閉じた状態でケーブル10をケーブル収容部111に挿入すると、支持軸132の下側に位置するコンタクト部133がケーブル10により加圧され、アクチュエータ130が開く方向にトークが作用する。よって、ケーブル10をケーブル収容部111に挿入する過程で、閉じたアクチュエータ130が回転して開きながらケーブル10がケーブル収容部111に挿入される。
上記メカニズムを実現するために、ケーブル収容部111の底面からコンタクト部133までの間隙は、ケーブル10の前端部の厚さより薄くしてもよい。この場合、ケーブル10がケーブル収容部111の底面との接触を維持しながら挿入されてもケーブル10の前端部がコンタクト部133に当たるので、コンタクト部133の加圧、及びそれによるアクチュエータ130の回転が行われるようになる。上記メカニズムによれば、ケーブル10を電気コネクタ100に接続する作業がより単純化され、作業速度が向上する。
図6及び図7に示すように、本実施形態においては、コンタクト部133が、アクチュエータボディ131の左右両側にそれぞれ形成され、ターミナル120の外側に配置される。アクチュエータ130が閉じた状態で、コンタクト部133の少なくとも一部は、接続部122aと横方向に重なるように配置される。よって、ケーブル収容部111の底面からコンタクト部133までの間隙は、接続部122aがケーブル収容部111の底面から突出した長さより短い。
一方、アクチュエータ130は、閉じた状態でケーブル10を加圧する加圧部134をさらに含んでもよい。加圧部134は、接続部122aと横方向に交互に配置され、アクチュエータ130が閉じた状態でケーブル10を接続部122aに向けて加圧するように形成される。加圧部134は、接続部122aと横方向に重ならないように配置される。
コンタクト部133は、加圧部134の左右両側にそれぞれ配置され、加圧部134より下方に突出するように形成される。ケーブル10の前端部がケーブル収容部111に完全に挿入された状態で、コンタクト部133は、ケーブル10の端子部の外側に位置する。
一方、アクチュエータ130は、閉じた状態でハウジング110に係止される係止突起136をさらに含んでもよい。係止突起136は、アクチュエータボディ131の左右両側から突設され、アクチュエータ130が閉じた状態でハウジング110の係止凹部115に挿入されてアクチュエータ130をハウジング110にロックする。よって、アクチュエータ130が閉じた状態で、意図しない外力によりアクチュエータ130が開くことを制限することができる。
アクチュエータ130が閉じた状態で、コンタクト部133がケーブル収容部111に挿入されるケーブル10により加圧されると、係止突起136は、係止凹部115から分離される。すなわち、アクチュエータ130は、ロックが解除され、開いた状態になるように回転する。
以下、このようにケーブル10を電気コネクタ100に接続する過程でケーブル10の端子部の損傷を最小限に抑える構造について説明する。
図9は、ケーブル10がケーブル収容部111に挿入される過程でアクチュエータ130が後退するメカニズムを概念的に示す、図4のB−B線断面図である。
図9を図8と共に参照すると、アクチュエータ130は、ケーブル10をケーブル収容部111に挿入する過程で、所定の範囲内で後方に押し出されながら回転するように構成される。すなわち、アクチュエータ130は、閉じた状態から開いた状態に切り替えられる際に、接続部122aに対して相対移動する。よって、ケーブル10をケーブル収容部111に挿入する過程で、ターミナル120とアクチュエータ130との干渉により発生し得るケーブル10の端子部の損傷を最小限に抑えることができる。
このために、支持軸132を収容する支持軸収容部150は、ハウジング110の前後方向に延びた形状を有し、支持軸132は、アクチュエータ130が閉じた状態から開いた状態に切り替えられる際に、支持軸収容部150の前側から後側に移動するようにする。
本実施形態においては、支持軸収容部150がフック140とハウジング110とにより規定される構造を有する。
フック140は、ハウジング110の両側に形成されたフック固定部113に装着され、回路基板1に固定されてハウジング110を回路基板1に強固に固定するように形成される。フック140は、金属材質からなり、回路基板1に実装されるようにしてもよい。
フック140は、フックボディ141及び延長アーム142を含む。
フックボディ141は、フック固定部113に挿入される。本実施形態においては、フック140が前方に開口したフック固定部113に挿入されて嵌合される構造を有する。
延長アーム142は、フックボディ141から延びて支持軸収容部150内に位置する支持軸132を覆うように配置される。延長アーム142の端部は、ハウジング110の固定凹部117に挿入されるようにしてもよい。延長アーム142の一部は、ハウジング110の上側から露出するようにしてもよい。
上記構造により、フック140とハウジング110とは、閉ループ状の支持軸収容部150を形成する。支持軸収容部150は、ハウジング110の前後方向に延びた形状を有する。
図8に示すように、アクチュエータ130は、各加圧部134間に配置される軸部135をさらに含む。その配置上、軸部135は、アクチュエータボディ131の左右両側から突設された支持軸132間に配置される。軸部135の中心軸は、支持軸132の中心軸に一致する。軸部135は、上部アーム123に覆われるように配置される。
ケーブル収容部111に挿入されるケーブル10がコンタクト部133を加圧し、閉じた状態のアクチュエータ130が後方に押し出されながら回転して開いた状態になる過程で、軸部135は、上部アーム123の前端部から後方に移動する。
上記メカニズムを実現するために、上部アーム123は、延長部123a及び屈曲部123bを含む。
延長部123aは、固定部121から前方に延びる。
屈曲部123bは、延長部123aから上方に屈曲されてから前方に屈曲されて前方に延びた形状を有する。屈曲部123bは、接続部122aの上方に線状に延びる延長面を備える。
ケーブル収容部111に挿入されるケーブル10がコンタクト部133を加圧し、閉じた状態のアクチュエータ130が後方に押し出されながら回転して開いた状態になる過程で、軸部135は、延長面に沿って後方に移動する。アクチュエータ130が所定角度回転すると、軸部135が屈曲部123bに係止されるようにしてもよい。すなわち、軸部135が屈曲部123bに係止されることにより、アクチュエータ130の回転角度が制限されるようにしてもよい。
以下、コンタクト部133が他の位置に形成された他の実施形態について説明する。
図10は、本考案の他の実施形態による電気コネクタ200の正面図である。
図10に示すように、コンタクト部233は、接続部222aと横方向に交互に配置され、アクチュエータ230が閉じた状態でケーブル10を接続部222aに向けて加圧するように形成される。すなわち、本実施形態におけるコンタクト部233は、図1〜図9を参照して前述した実施形態における加圧部134に対応する構成であると理解することができる。
ただし、前述した実施形態においては、ケーブル収容部111の底面から加圧部134までの間隙がケーブル10の前端部の厚さより厚くなっており、ケーブル10がケーブル収容部111の底面との接触を維持しながら挿入される場合、ケーブル10の前端部が加圧部134に当たらないように構成される。
それに対して、本実施形態においては、ケーブル収容部211の底面からコンタクト部233までの間隙がケーブル10の前端部の厚さより薄くなっており、ケーブル10がケーブル収容部211の底面との接触を維持しながら挿入される場合、ケーブル10の前端部がコンタクト部233に当たり、コンタクト部233の加圧、及びそれによるアクチュエータ230の回転が行われるように構成される。
アクチュエータ230が閉じた状態で、コンタクト部233の少なくとも一部は、接続部222aと横方向に重なるように配置される。よって、ケーブル収容部211の底面からコンタクト部233までの間隙は、接続部222aがケーブル収容部211の底面から突出した長さより短く形成される。
図11は、本考案のさらに他の実施形態による電気コネクタ300の正面図であり、図12は、ケーブル10が電気コネクタ300に接続される過程を概念的に示す、図11のC−C線断面図である。
図11及び図12に示すように、コンタクト部333は、アクチュエータボディ331の左右両側にそれぞれ形成され、ターミナル320の外側に配置される。コンタクト部333は、アクチュエータ330が閉じた状態で下方に突出するように配置される。
ケーブル10がケーブル収容部311に完全に挿入された後、アクチュエータ330が閉じた状態で、コンタクト部333は、ケーブル10の左右両側に形成されたロック溝10aに挿入される。よって、ケーブル10がケーブル収容部311から引き出される方向に力を受けても、ロック溝10aがコンタクト部333に係止され、ケーブル10の引き出しが制限される。
アクチュエータ330が閉じた状態で、コンタクト部333の少なくとも一部は、接続部322aと横方向に重なるように配置される。本実施形態においては、ケーブル収容部311の底面からコンタクト部333までの間隙の方が、接続部322aがケーブル収容部311の底面から突出した長さより短い。しかし、本考案は、これに限定されるものではない。コンタクト部333は、ケーブル収容部311の底面に形成された凹部(図示せず)に挿入されるように構成されてもよい。
10 ケーブル
100、200、300 電気コネクタ
110、210、310 ハウジング
111、211、311 ケーブル収容部
112、312 ターミナル固定部
113、313 フック固定部
122a、222a、322a 接続部
120、220、320 ターミナル
130、230、330 アクチュエータ
131、331 アクチュエータボディ
132 支持軸
133、233、333 コンタクト部
140、240、340 フック
150 支持軸収容部
100、200、300 電気コネクタ
110、210、310 ハウジング
111、211、311 ケーブル収容部
112、312 ターミナル固定部
113、313 フック固定部
122a、222a、322a 接続部
120、220、320 ターミナル
130、230、330 アクチュエータ
131、331 アクチュエータボディ
132 支持軸
133、233、333 コンタクト部
140、240、340 フック
150 支持軸収容部
Claims (15)
- 前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、
前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、
前記ハウジングの両側に形成されたフック固定部に装着され、前記ハウジングと共に閉ループ状の支持軸収容部を規定するフックと、
前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、
前記アクチュエータは、
アクチュエータボディと、
前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記支持軸収容部に収容される支持軸と、
前記閉状態で少なくとも一部が前記接続部と横方向に重なるように配置され、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含み、
前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記支持軸は、前記支持軸収容部の一側から他側に移動することを特徴とする電気コネクタ。 - 前記コンタクト部は、前記アクチュエータボディの左右両側にそれぞれ形成され、前記ターミナルの外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記アクチュエータは、前記接続部と横方向に交互に配置され、前記閉状態で前記ケーブルを前記接続部に向けて加圧するように形成される加圧部をさらに含み、
前記コンタクト部は、前記加圧部の左右両側にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項2に記載の電気コネクタ。 - 前記ターミナルは、
前記ターミナル固定部に装着される固定部と、
前記固定部の下部から前方に延び、前記接続部を備える下部アームと、
前記固定部の上部から前方に延びる上部アームと、
前記固定部から後方に延びて回路基板に実装されるリード部とを含み、
前記ハウジングには、前記上部アームの端部が挿入される収容凹部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。 - 前記アクチュエータは、前記支持軸間に配置されて前記上部アームに覆われる軸部をさらに含み、
前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記軸部は、前記上部アームの前端部から後方に移動することを特徴とする請求項4に記載の電気コネクタ。 - 前記上部アームは、
前記固定部から前方に延びる延長部と、
前記延長部から上方及び前方に屈曲され、前記接続部の上方に線状に延びる延長面が形成された屈曲部とを備え、
前記アクチュエータが前記閉状態から前記開状態に切り替えられる際に、前記軸部は、前記延長面に沿って移動することを特徴とする請求項5に記載の電気コネクタ。 - 前記アクチュエータが所定角度回転すると、前記軸部は、前記屈曲部に係止されることを特徴とする請求項6に記載の電気コネクタ。
- 前記フックは、
前記フック固定部に挿入されるフックボディと、
前記フックボディから延びて前記支持軸収容部内に位置する前記支持軸を覆うように配置され、端部が前記ハウジングの固定凹部に挿入される延長アームとを含み、
前記延長アームの一部は、前記ハウジングの上側から露出することを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。 - 前記アクチュエータは、前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記閉状態で前記ハウジングの係止凹部に挿入される係止突起をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記アクチュエータの閉状態で、前記コンタクト部が前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されると、前記係止突起は、前記係止凹部から分離されることを特徴とする請求項9に記載の電気コネクタ。
- 前記ケーブル収容部の底面から前記コンタクト部までの間隙は、前記ケーブルの前端部の厚さより薄いことを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記コンタクト部は、前記接続部と横方向に交互に配置され、前記アクチュエータの閉状態で前記ケーブルを前記接続部に向けて加圧するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前記コンタクト部は、前記アクチュエータの閉状態で前記ケーブルの左右両側に形成されたロック溝に挿入され、前記ターミナルの外側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の電気コネクタ。
- 前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、
前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、
前記ハウジングの両側に形成されたフック固定部に装着され、前記ハウジングと共に支持軸収容部を規定するフックと、
前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、
前記アクチュエータは、
アクチュエータボディと、
前記アクチュエータボディの左右両側から突設され、前記支持軸収容部に収容される支持軸と、
前記閉状態で前記支持軸より下側に位置し、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含み、
前記ケーブル収容部の底面から前記コンタクト部までの間隙は、前記ケーブルの前端部の厚さより薄いことを特徴とする電気コネクタ。 - 前方に開放されたケーブル収容部、及び前記ケーブル収容部の後方に配置されるターミナル固定部を備えるハウジングと、
前記ターミナル固定部に装着され、前記ケーブル収容部の底面から突出する接続部を備えるターミナルと、
前記ターミナル固定部を覆うように配置される閉状態と前記ターミナル固定部を露出させる開状態間で回転可能に形成されるアクチュエータとを含み、
前記アクチュエータは、
アクチュエータボディと、
前記閉状態で少なくとも一部が前記接続部と横方向に重なるように配置され、前記閉状態で前記ケーブル収容部に挿入されるケーブルにより加圧されて回転して前記開状態になるように作用するコンタクト部とを含むことを特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021001898U JP3233207U (ja) | 2021-05-20 | 2021-05-20 | 電気コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021001898U JP3233207U (ja) | 2021-05-20 | 2021-05-20 | 電気コネクタ |
Publications (1)
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JP3233207U true JP3233207U (ja) | 2021-07-29 |
Family
ID=76965184
Family Applications (1)
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JP2021001898U Active JP3233207U (ja) | 2021-05-20 | 2021-05-20 | 電気コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3233207U (ja) |
-
2021
- 2021-05-20 JP JP2021001898U patent/JP3233207U/ja active Active
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