JP3232586B2 - 有機化合物、その製造方法及び殺虫剤 - Google Patents

有機化合物、その製造方法及び殺虫剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規な有機化合物、その製造方
法及び該化合物を有効成分として含有する殺虫剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】多年にわたる殺虫剤の研究開発によって
多くの薬剤、例えばパラチオン、マラチオン等の有機リ
ン系殺虫剤、カルバリル、メソミル等のカーバメイト系
殺虫剤などが開発され実用化されて来た。これら殺虫剤
が農業の生産向上に果した役割は極めて大きいが近年、
これらの殺虫剤の中には残留、蓄積環境汚染等の問題か
ら使用が規制されたり、長期使用の結果として抵抗性害
虫を発生せしめたものが出て来ている。従って、これら
抵抗性害虫をはじめ各種害虫に卓越した殺虫特性を有
し、安全に使用できる新規薬剤の開発が要望されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は工業的
に有利に合成でき、効果が確実で安全に使用できる農薬
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式[I]
【化13】 [式中、R1は、−YR6(Yは、酸素原子又は硫黄原子
を、R 6 は、C 1-6 アルキル基、C 2-6 アルケニル基、C
2-6 アルキニル基、C 3-6 シクロアルキル基、ハロゲン原
子で置換されていてもよいフェニル基 もしくはハロゲ
ン原子で置換されていてもよいベンジル基を示す。)又
は−NR 7 8 (R 7 は、水素原子もしくはC 1-6 アルキル
基を、R 8 は、水素原子、C 1-6 アルキル基、C 2-6 アル
ケニル基、C 2-6 アルキニル基、C 3-6 シクロアルキル
基、ハロゲン原子で置換されていてもよいベンジル基、
ハロゲン原子で置換されていてもよいピリジルメチル基
もしくは −T−R 9 を、Tは−CO−を、R 9 はC
1-6 アルキル基もしくはC 1-6 アルキル基でモノ置換され
たアミノ基を示す。)を示す。
【0005】Xは−NR13又は単結合を示し、R13は水
素原子もしくはメチル基を示し、R2は、シアノC 1-6
ルキル基を示す。
【0006】Zは、N又はCを示し、 4 はニトロ基又
はシアノ基を示し、R 5 は、ZがNのときは存在しな
く、ZがCのときは水素原子を示す。
【0007】ただし、Yが酸素原子で、Xが単結合のと
き、R 2 は、直鎖状のシアノC 2-6 アルキル基を示す。
で表される化合物又はその塩及び殺虫剤である。
【0008】本発明化合物は次のように製造される。
【化14】 式中、r1 は低級アルキル基を示し、Qは酸素原子又は
硫黄原子を示し、Z、R1 、R2 、R4 、R5 、R13
前記と同じ意味を示す。本反応は有機溶媒中、室温から
溶媒の沸点まで加熱することにより、30分から数10
時間行われる。溶媒としてはアルコール、DMF、ベン
ゼン、トルエンなどが使用できる。
【0009】
【化15】 式中、r2 は低級アルキル基を示し、Z、X、Y、
2 、R4 、R5 、R7 、R8 は前記と同じ意味を示
す。反応は(1)の場合と同様に行なわれる。
【0010】
【化16】 R'13 は、置換されていてもいアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基もくしはアリール基、−COR14又は−SO2 14
を示し、Halはハロゲン原子を示し、Z、R1
2 、R4 、R5、R14は前記と同じ意味を示す。本反
応は、DMF、ベンゼン等の有機溶媒中、−20℃から
用いる溶媒の沸点まで加熱することにより、30分から
数10時間行なわれる。所望により、NaHなどの脱酸
剤を用いることができる。
【0011】
【化17】 (式中、X、R1 、R2 、R21は前記と同じ意味を示
す。DMF、塩化メチレン、ベンゼンなどの溶媒中、所
望により、DBU、トリエチルアミンなどの脱塩酸剤を
用い、−20℃から用いられる溶媒の沸点までで、1時
間から数10時間行なわれる。
【0012】更に、本発明化合物は、置換基の種類によ
っては、下記反応式あるいは公知の類似の反応を適宜選
択することによっても製造することができる。
【0013】
【化18】
【0014】
【化19】 反応終了後は通常の後処理を行うことにより目的物を得
ることができる。本発明化合物の構造は、IR、NM
R、MASS等から決定した。本発明化合物には置換基
によっては、互変異性体、cis/trans、シン/
アンチの異性体が存在しうる。
【0015】
【実施例】次に実施例を挙げ、本発明化合物を更に詳細
に説明する。 実施例1 N−シアノエチル−N’−メチル−N”−ニトログアニ
ジン(化合物番号18):
【化20】 DMF10ml中にN、S−ジメチル−N’−ニトロイソ
チオウレア3gと3−アミノプロピオニトリル1.6g
を加え、室温で1晩させた。反応液にエーテル20ml加
え3別後、エーテルで洗浄して目的物2.2gを得た。
m.p135−137℃。
【0016】実施例2 N−シアノ−N’−シアノエチル−N”N”−ジメチル
グアニジン(化合物番号317):
【化21】 メタノール10ml中にN−シアノ−N’−シアノエチル
−S−メチルイソチオウレア1gと50%ジメチルアミ
ン水溶液1.6gを加え1時間還流させた。反応終了
後、反応溶媒を濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィ
ーで分離精製することにより目的物0.7gを得た。
m.p97−100℃。
【0017】実施例3 N−シアノエチル−N−メチル−N’−トリフルオロア
セテルアセトアミジン(化合物番号1271):
【化22】 N−シアノエチル−N−メチルアセトアミジン塩酸塩1
gを塩化メチレン10mlに懸濁させ、DBU 1gを加
え室温で30分攪拌した。0℃に反応液を冷却後、無水
トリフルオロ酢酸2.6gを滴下した。室温で4時間攪
拌後、反応溶媒を濃縮しカラムクロマトグラフィーで分
離精製することにより目的物1.2gを得た。nD 25.0
1.4651
【0018】実施例4 N−シアノ−N’−シアノエチル−N’−メチルアセト
アミジン(化合物番号419):
【化23】 N−シアノ−N’−シアノエチルアセトアミジン1gを
DMF10mlに溶解し0℃で60%NaH、0.3gを
加えた。室温で1時間攪拌したのち再び0℃に冷却しC
3 I 1.1gを滴下し室温で1晩反応させた。反応
液を氷水で注加し酢酸エチルエステルで抽出後、飽和食
塩水で洗浄、硫酸マグネシウム乾燥ののち、ロ別し酢酸
エチルエステルを減圧留去した。残渣をシリカゲルカラ
ムにて、分離精製して目的物を0.6g得た。nD 25.0
1.5192
【0019】上記実施例を含め、本発明化合物の代表例
を表1に示す。
【0020】
【表1001】
【0021】
【表1002】
【0022】
【表1003】
【0023】
【表1004】
【0024】
【表1005】
【0025】
【表1006】
【0026】
【表1007】
【0027】
【表1008】
【0028】
【表1009】
【0029】
【表1010】
【0030】
【表1011】
【0031】
【表1012】
【0032】
【表1013】
【0033】
【表1014】
【0034】
【表1015】
【0035】
【表1016】
【0036】
【表1017】
【0037】
【表1018】
【0038】
【表1019】
【0039】
【表1020】
【0040】
【表1021】
【0041】
【表1022】
【0042】
【表1023】
【0043】
【表1024】
【0044】
【表1025】
【0045】
【表1026】
【0046】
【表1027】
【0047】
【表1028】
【0048】
【表1029】
【0049】
【表1030】
【0050】
【表1031】
【0051】
【表1032】
【0052】
【表1033】
【0053】
【表1034】
【0054】
【表1035】
【0055】
【表1036】
【0056】
【表1037】
【0057】
【表1038】
【0058】
【表1039】
【0059】
【表1040】
【0060】
【表1041】
【0061】
【表1042】
【0062】
【表1043】
【0063】
【表1044】
【0064】
【表1045】
【0065】
【表1046】
【0066】
【表1047】
【0067】
【表1048】
【0068】
【表1049】
【0069】
【表1050】
【0070】
【表1051】
【0071】
【表1052】
【0072】
【表1053】
【0073】
【表1054】
【0074】
【表1055】
【0075】
【表1056】
【0076】
【表1057】
【0077】
【表1058】
【0078】
【表1059】
【0079】
【表1060】
【0080】
【表1061】
【0081】
【表1062】
【0082】
【表1063】
【0083】
【表1064】
【0084】
【表1065】
【0085】
【表1066】
【0086】
【表1067】
【0087】
【表1068】
【0088】
【表1069】
【0089】
【表1070】
【0090】
【表1071】
【0091】
【表1072】
【0092】
【表1073】
【0093】
【表1074】
【0094】
【表1075】
【0095】
【表1076】
【0096】
【表1077】
【0097】
【表1078】
【0098】
【表1079】
【0099】
【表1080】
【0100】
【表1081】
【0101】
【表1082】
【0102】
【表1083】
【0103】
【表1084】
【0104】
【表1085】
【0105】
【表1086】
【0106】
【表1087】
【0107】
【表1088】
【0108】
【表1089】
【0109】
【表1090】
【0110】
【表1091】
【0111】
【表1092】
【0112】
【表1093】
【0113】
【表1094】
【0114】
【表1095】
【0115】
【表1096】
【0116】
【表1097】
【0117】
【表1098】
【0118】
【表1099】
【0119】
【表1100】
【0120】
【表1101】
【0121】
【表1102】
【0122】
【表1103】
【0123】
【表1104】
【0124】
【表1105】
【0125】
【表1106】
【0126】
【表1107】
【0127】
【表1108】
【0128】
【表1109】
【0129】
【表1110】
【0130】
【表1111】
【0131】
【表1112】
【0132】
【表1113】
【0133】
【表1114】
【0134】
【表1115】
【0135】
【表1116】
【0136】
【表1117】
【0137】
【表1118】
【0138】
【表1119】
【0139】
【表1120】
【0140】
【表1121】
【0141】
【表1122】
【0142】
【表1123】
【0143】
【表1124】
【0144】
【表1125】
【0145】
【表1126】
【0146】
【表1127】
【0147】
【表1128】
【0148】
【表1129】
【0149】
【表1130】
【0150】
【表1131】
【0151】
【表1132】
【0152】
【表1133】
【0153】
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【0154】
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【0155】
【表1136】
【0156】
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【0158】
【表1139】
【0159】
【表1140】
【0160】
【表1141】
【0161】
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【0162】
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【0164】
【表1145】
【0165】
【表1146】
【0166】
【表1147】
【0167】
【表1148】
【0168】
【表1149】
【0169】
【表1150】
【0170】
【表1151】
【0171】本発明化合物はヨトウムシ、コナガ、アブ
ラムシ、ツマグロヨコバイ、トビイロウンカなど、各種
の害虫に高い殺虫活性を示す。又、近年コナガ、ウン
カ、ヨコバイ、アブラムシ等多くの害虫において有機リ
ン剤、カーバメイト剤に対する抵抗性が発達し、それら
薬剤の効力不足問題を生じており、抵抗性系統の害虫に
も有効な薬剤が望まれている。本発明化合物は感受性系
統のみならず、有機リン剤、カーバメイト剤抵抗性系統
の害虫にも優れた殺虫効果を有する薬剤である。
【0172】
【課題を解決するための手段−殺虫剤】本発明の殺虫剤
は、一般式〔I〕で表わされる化合物を有効成分として
含有するものであり、有効成分化合物の純品のままでも
使用できるが、通常、一般の農薬のとり得る形態、即
ち、水和剤、水溶剤、粉剤、乳剤、粒剤、フロアブル等
の形態で使用される。添加剤及び担体としては、固型剤
を目的とする場合は、大豆粉、小麦粉等の植物性粉末、
珪藻土、燐灰石、石膏、タルク、ベントナイト、クレイ
等の鉱物性微粉末、安息香酸ソーダ、尿素、芒硝等の有
機および無機化合物が使用される。
【0173】液体の剤型を目的とする場合は、植物油、
鉱物油、ケロシン、キシレンおよびソルベントナフサ等
の石油留分、シクロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、トリクロル
エチレン、メチルイソブチルケトン、水等を溶剤として
使用する。これらの製剤において、均一なかつ安定な形
態をとるために必要ならば界面活性剤を添加することも
できる。このようにして得られた水和剤、乳剤、水溶
液、フロアブル剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液あ
るいは乳濁液として、粉剤、粒剤はそのまま、植物に散
布する方法で使用される。
【0174】なお、本発明化合物は単独でも十分有効で
あることはいうまでもないが、各種の殺虫剤、殺ダニ剤
及び殺菌剤と混合して使用することもできる。本発明化
合物と混合して使用できる殺ダニ剤や殺虫剤の代表例を
以下に示す。
【0175】殺ダニ剤(殺菌剤):クロルベンジレー
ト、クロルプロピレート、プロクロノール、フェニソプ
ロモレート、ジコホル、ジノブトン、ビナパクリル、ク
ロルフェナミジン、アミラズ、BPPS、PPPS、ベ
ンゾメート、ヘキシチアゾクス、酸化フェンブタスズ、
ポリナクチン、キノメチオネート、チオキノックス、C
PCBS、テトラジホン、カヤサイド、アベルメクチ
ン、多硫化石灰、クロフェンテジン、フルベンツミン、
フルフェノクスロン、BCPE、シヘキサチン、ピリダ
ベン、フェンピロキシメート、チオファネートメチル、
ベノミル、チウラム、IBP、EDDP、フサライド、
プロベナゾール、イソプロチオラン、TPN、キャプタ
ン、ポリオキシン、ブラストサイジンS、カスガマイシ
ン、バリダマイシン、トリシクラゾール、ピロキロン、
フェナジンオキシド、メプロニル、フルトラニル、ペン
シクロン、イプロジオン、ヒメキサゾール、メタラキシ
ル、トリフルミゾール、ジクロメジン、テクロフタラ
ム、
【0176】有機燐及びカーバメイト系殺虫剤(殺ダニ
剤):フェンチオン、フェニトロチオン、ダイアジノ
ン、クロルピリホス、ESP、バミドチオン、フェント
エート、ジメトエート、ホルモチオン、マラソン、ジプ
テレックス、チオメトン、ホスメット、メナゾン、ジク
ロルボス、アセフェート、EPBP、ジアリホール、メ
チルパラチオン、オキシジメトンメチル、エチオン、ピ
ラクロホス、モノクロトホス、アルディカープ、プロポ
キシュール、メソミル、BPMC、MTMC、ナック、
カルタップ、カルボスルファン、ベンフラカルブ、ピリ
ミカーブ、エチオフェンカルブ、フェノキシカルブ、チ
オジカルブ、
【0177】ピレスロイド系殺虫剤(殺ダニ剤):パー
メスリン、サイパーメスリン、デカメスリン、フェンバ
レレイト、フェンプロパスリン、ピレトリン、アレスリ
ン、テトラメスリン、レスメスリン、ジメスリン、プロ
パスリン、ビフェンスリン、プロスリン、フルバリネー
ト、シフルスリン、シハロスリン、フルシリネート、エ
トフェンプロックス、シクロプロトリン、トラロメトリ
ン、シラネオファン、
【0178】ベンゾイルフェニルウレア系その他の殺虫
剤:ディフルベンズロン、クロルフルアズロン、トリフ
ルムロン、テフルベンズロン、ブプロフェジン、機械
油。
【0179】
【実施例−殺虫剤】次に製剤の実施例を示すが、添加す
る担体、界面活性剤等はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0180】実施例5 乳 剤 本発明化合物 10部 アルキルフェニルポリオキシエチレン 5部 ジメチルホルムアミド 50部 キシレン 35部 以上を混合溶解し、使用に際し水で希釈して乳濁液とし
て散布する。
【0181】実施例6 水和剤 本発明化合物 20部 高級アルコール硫酸エステル 5部 珪藻土 70部 シリカ 5部 以上を混合して微粉に粉砕し、使用に際し水で希釈して
乳濁液として散布する。
【0182】実施例7 粉 剤 本発明化合物 5部 タルク 94.7部 シリカ 0.3部 以上を混合粉砕し、使用に際してはそのまま散布する。
【0183】実施例8 粒 剤 本発明化合物 5部 クレー 73部 ベントナイト 20部 ジオクチルスルホサクシネートナトリウム塩 1部 リン酸ナトリウム 1部 以上を造粒し、使用に際してはそのまま施用する。
【0184】
【発明の効果】
試験例1 ワタアブラムシに対する効力 2寸鉢に播種した発芽後10日を経過したキュウリにワ
タアブラムシを一区あたり30〜50頭小筆を用いて接
種した。1日後に傷害虫を取り除いて、前記薬剤の実施
例5に示された乳剤の処方に従い化合物濃度が125pp
m になるように水で希釈した薬液を散布した。温度25
℃、湿度65%の恒温室内に置き、7日後に生虫数を数
え、無処理区との比較から防除率を求めた。結果は表2
に示した。
【0185】
【表2】 対照化合物A:(ピリミカーブ)
【化24】 対照化合物B:(チオメトン)
【0186】試験例2 ツマグロヨコバイに対する効力 発芽後7日を経過したイネ幼苗を、前記薬剤の実施例5
に示された乳剤の処方に従い、化合物濃度が125ppm
になるように水で希釈した薬液に30秒間浸漬した。風
乾後、処理苗を試験管に入れ、有機燐剤、カーバメイト
剤抵抗性系統のツマグロヨコバイ3令幼虫10頭を接種
した。ガーゼで蓋をして、温度25℃、湿度65%の恒
温室内に置き、5日後に殺虫率を調べた。結果を表3に
示した。
【0187】
【表3】 対照化合物C:(マラチオン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C07C 261/04 C07C 261/04 275/70 275/70 279/28 279/28 279/36 279/36 323/27 323/27 335/08 335/08 C07D 213/61 C07D 213/61 (72)発明者 波多野 連平 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本 曹達株式会社 小田原研究所内 (72)発明者 高草 伸生 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本 曹達株式会社 小田原研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−14726(JP,A) 特開 平4−154741(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 37/34 A01N 37/52 A01N 47/42 A01N 47/44 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 [式中、R1は、−YR6(Yは、酸素原子又は硫黄原子
    を、R 6 は、C 1-6 アルキル基、C 2-6 アルケニル基、C
    2-6 アルキニル基、C 3-6 シクロアルキル基、ハロゲン原
    子で置換されていてもよいフェニル基 もしくはハロゲ
    ン原子で置換されていてもよいベンジル基を示す。)又
    は−NR 7 8 (R 7 は、水素原子もしくはC 1-6 アルキル
    基を、R 8 は、水素原子、C 1-6 アルキル基、C 2-6 アル
    ケニル基、C 2-6 アルキニル基、C 3-6 シクロアルキル
    基、ハロゲン原子で置換されていてもよいベンジル基、
    ハロゲン原子で置換されていてもよいピリジルメチル基
    もしくは −T−R 9 を、Tは−CO−を、R 9 はC
    1-6 アルキル基もしくはC 1-6 アルキル基でモノ置換され
    たアミノ基を示す。)を示す。Xは−NR13又は単結合
    を示し、R13は水素原子もしくはメチル基を示し、 R2は、シアノC 1-6 アルキル基を示す。Zは、N又はC
    を示し、 4 はニトロ基又はシアノ基を示し、R 5 は、Z
    がNのときは存在しなく、ZがCのときは水素原子を示
    す。 ただし、Yが酸素原子で、Xが単結合のとき、R 2
    は、直鎖状のシアノC 2-6 アルキル基を示す。]で表さ
    れる化合物又はその塩。
  2. 【請求項2】一般式[I] 【化2】 [式中、X,Z,R1、R2,R4,R5は、請求項1と同
    じ意味を示す。]で表される化合物またはその塩の1種
    又は2種以上を有効成分として含有することを特徴とす
    る殺虫剤。
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