JP3231984B2 - 半導体素子収納用パッケージ及びその製造方法 - Google Patents
半導体素子収納用パッケージ及びその製造方法Info
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Description
を気密に収容するための半導体素子収納用パッケージに
関するものである。
体素子収納用パッケージは、例えば酸化アルミニウム質
焼結体等の電気絶縁材料から成り、上面中央部に半導体
素子を収容するための凹部及び該凹部周辺から外周部に
導出するタングステン、モリブデン、マンガン等の高融
点金属粉末から成る複数のメタライズ配線層を有する絶
縁基体と、内部に収容する半導体素子を外部電気回路に
接続するために前記メタライズ配線層に銀ロウ等のロウ
材を介してロウ付け取着された外部リード端子と、前記
絶縁基体の上面に接合され、半導体素子を気密に封止す
る蓋体とから構成されており、前記絶縁基体の凹部底面
に半導体素子をダイボンド材を介して取着するとともに
該半導体素子の各電極をボンディングワイヤーを介して
前記メタライズ配線層に電気的に接続し、しかる後、前
記絶縁基体上面に蓋体を封止材を介して接合し、前記絶
縁基体と蓋体とから成る容器内部に半導体素子を気密に
封止することによって製品としての半導体装置となり、
外部リード端子を外部電気回路に接続することによって
内部に収容する半導体素子はその各電極が外部電気回路
に電気的に接続されることとなる。
は、絶縁基体の凹部底面に、タングステン、モリブデ
ン、マンガン等の高融点金属粉末から成り、半導体素子
を絶縁基体凹部底面に取着するための下地金属として作
用するメタライズダイアタッチ層が被着形成されてお
り、該メタライズダイアタッチ層には半導体素子が金−
シリコンロウ材等のダイアタッチ材を介して取着され
る。
絶縁基体上面に、同じくタングステン、モリブデン、マ
ンガン等の高融点金属粉末から成り、蓋体を絶縁基体上
面に接合するための下地金属として作用する枠状のメタ
ライズシールリング層が絶縁基体の凹部を取り囲むよう
にして被着形成されており、該メタライズシールリング
層には蓋体が金−錫ロウ材等の封止材を介して接合され
る。
イアタッチ層、メタライズシールリング層及び外部リー
ド端子の表面には、該メタライズ配線層、メタライズダ
イアタッチ層、メタライズシールリング層及び外部リー
ド端子が酸化腐食するのを防止するとともにメタライズ
配線層とボンディングワイヤーとの接続、メタライズダ
イアタッチ層と半導体素子との取着、メタライズシール
リング層と蓋体との接合、及び外部リード端子と外部電
気回路との接続を容易、且つ強固なものとするためにニ
ッケルめっき層及び金めっき層が順次適宜厚みに形成さ
れている。
来の半導体素子収納用パッケージによれば、半導体素子
を絶縁基体凹部に金−シリコンロウ材等のダイボンド材
を介して取着する際に通常、約450乃至500℃の温
度が絶縁基体及び外部リード端子に印加され、この時の
熱によってメタライズ配線層、メタライズダイアタッチ
層、メタライズシールリング層及び外部リード端子の表
面に被着させたニッケルめっき層を構成するニッケルが
該ニッケルめっき層上に被着されている金めっき層の結
晶粒界を通って該金めっき層の表面にまで熱拡散し、そ
の結果、金メッキ層表面に変色が発生したり、半導体素
子をメタライズダイアタッチ層に強固に取着することが
できず半導体素子が絶縁基体の凹部底面から剥離してし
まったり、半導体素子の各電極をボンディングワイヤー
を介してメタライズ配線層に強固に接続することが困難
となったり、あるいは外部リード端子を外部電気回路に
強固に接続することが困難となったり等して、内部に収
容する半導体素子を外部電気回路基板に正常に接続する
ことができないという欠点を有していた。
層に強固に接合することができず、絶縁基体と蓋体とか
ら成る容器の気密が破れて内部に収容する半導体素子を
長期間にわたり正常、且つ安定に作動させることができ
ないという欠点も有していた。
導体素子収納用パッケージのメタライズ配線層やメタラ
イズダイアタッチ層等の金属面上にニッケルと金を70
0〜800℃の高温で合金化させたニッケル−金合金層
を形成し、更にその表面に金めっき層を形成することが
提案されている(特開昭61 195991号公報参
照)。
ケージにおいては、金めっき層直下のニッケル−金合金
層にニッケルが多量に存在しているため、ニッケル−金
合金層のニッケルが金めっき層の結晶粒界を通って金め
っき層の表面に熱拡散してしまい、依然として上述の欠
点を有効に改善することはできなかった。
し、内部に半導体素子を収容するための空所を有する半
導体素子収納用パッケージであって、前記金属面上に、
ニッケルめっき層、第一金めっき層及び第二金めっき層
を順次被着させたことを特徴とするものである。
の製造方法は、金属面上に、ニッケルめっき層を形成す
る工程と、前記ニッケルめっき層上に第一金めっき層を
形成する工程と、これらを還元雰囲気中300乃至60
0℃の温度で熱処理する工程と、前記熱処理された第一
金めっき層上に第二金めっき層を形成する工程とを含む
ことを特徴とするものである。
れば、金属面上にニッケルめっき層、第一金めっき層及
び第二金めっき層を順次被着させ、第一金めっき層の結
晶粒界を第二金めっき層の結晶で塞ぎ、結晶粒界を不連
続なものとしたことから金めっき層の結晶粒界を通って
のニッケルの熱拡散は前記第一金めっき層と第二金めっ
き層との接合界面、即ち、結晶粒界が不連続となってい
る部位で有効に遮断され、その結果、第二金めっき層表
面にニッケルが熱拡散することは殆どなく、これによっ
て半導体素子をメタライズダイアタッチ層に強固に取着
すること、半導体素子の各電極をボンディングワイヤー
を介してメタライズ配線層に強固に接続すること、外部
リード端子を外部電気回路に強固に接続することが可能
となり、内部に収容する半導体素子を外部電気回路基板
に正常に電気的接続することができる。
の製造方法によれば、ニッケルめっき層上に第一金めっ
き層を形成した後、これを還元雰囲気中、約300乃至
600℃の低い温度で熱処理することから、ニッケルめ
っき層のニッケルが第一金めっき層に多量に熱拡散する
ことなく第一金めっき層を緻密で且つ、結晶粒界の少な
いものとなすことができ、これによってニッケルめっき
層のニッケルが第二金めっき層表面に熱拡散するのをよ
り有効に防止し、半導体素子をメタライズダイアタッチ
層に強固に取着すること、半導体素子の各電極をボンデ
ィングワイヤーを介してメタライズ配線層に強固に接続
すること、外部リード端子を外部電気回路に強固に接続
することを可能として、内部に収容する半導体素子を外
部電気回路基板に正常に電気的接続することができる。
細に説明する。
ジの一実施例を示す断面図であり、1は絶縁基体、2は
蓋体である。この絶縁基体1と蓋体2とで半導体素子3
を収納する容器4が形成される。
結体、窒化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、
炭化珪素質焼結体、ガラスセラミックス焼結体等の電気
絶縁材料から成り、その上面の中央部に半導体素子3を
収容する凹部1aが形成されており、該凹部1aには半
導体素子3が収容される。
ム質焼結体から成る場合には、酸化アルミニウム、酸化
珪素、酸化カルシウム、酸化マグネシウム等の原料粉末
に適当なバインダー、溶剤を添加混合して泥漿状のセラ
ミックスラリーとなすとともに該セラミックスラリーを
従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等
のシート成形技術を採用してシート状となすことによっ
てセラミックグリーンシートを得、しかる後、前記セラ
ミックグリーンシートを切断加工や打ち抜き加工により
適当な形状とするとともにこれを複数枚積層し、最後に
前記積層されたセラミックグリーンシートを還元雰囲気
中、約1600℃の温度で焼成することによって製作さ
れる。
ングステン、モリブデン、マンガン等の高融点金属粉末
から成るメタライズダイアタッチ層5が被着形成されて
おり、該メタライズダイアタッチ層5には半導体素子3
が金−シリコンロウ材等のダイアタッチ材を介して取着
される。
絶縁基体1の凹部1a底面に半導体素子3を取着する際
の下地金属として作用し、タングステン等の高融点金属
粉末に適当なバインダー、溶剤を添加混合して得た金属
ペーストを絶縁基体1となるセラミックグリーンシート
に従来周知のスクリーン印刷法等の厚膜手法を採用して
所定パターンに印刷塗布しておき、これを前記絶縁基体
1となるセラミックグリーンシートと同時に焼成するこ
とによって絶縁基体1の凹部1a底面に被着形成され
る。
から上面外周部にかけて多数のメタライズ配線層6が被
着形成されており、該メタライズ配線層6の凹部1a周
辺部位には半導体素子3の各電極がボンディングワイヤ
ー7を介して電気的に接続され、またメタライズ配線層
6の絶縁基体1外周部位には外部電気回路と電気的に接
続される外部リード端子8が銀ロウ等のロウ材を介して
取着されている。
ン、モリブデン、マンガン等の高融点金属粉末から成
り、半導体素子3の各電極を外部リード端子8に電気的
に接続するための導電路として作用し、前記メタライズ
ダイアタッチ層5と同様の方法により絶縁基体1の凹部
1a周辺から上面外周部にかけて導出するように被着形
成される。
のロウ材を介して外部リード端子8が取着されており、
該外部リード端子8は半導体素子3を外部電気回路に接
続する作用を為し、外部リード端子8を外部電気回路基
板の配線導体に接続することによって半導体素子3がボ
ンディングワイヤー7、メタライズ配線層6及び外部リ
ード端子8を介して外部電気回路に電気的に接続される
こととなる。
コバルト合金や、鉄−ニッケル合金等の金属からなり、
鉄−ニッケル−コバルト合金等の薄板に適当な打ち抜き
加工やエッチング加工等従来周知の金属加工を施すこと
により所定の形状に製作される。
配線層6への取着は、メタライズ配線層6上に外部リー
ド端子8の一端を両者の間に箔状の銀ロウ材を挟んで載
置するとともにこれに約800乃至900℃の温度を還
元雰囲気中において印加し、前記箔状の銀ロウ材を溶融
させ、しかる後、該溶融した銀ロウ材を冷却固化させる
ことによって行われる。
1aを取り囲むようにしてタングステン、モリブデン、
マンガン等の高融点金属粉末から成る枠状のメタライズ
シールリング層9が被着形成されており、該メタライズ
シールリング層9には蓋体2が例えば金−錫ロウ材等の
封止材を介して接合される。
基体1上面に蓋体2を接合する際の下地金属として作用
し、前記メタライズダイアタッチ層5やメタライズ配線
層6と同様の方法によって絶縁基体1上面に凹部1aを
取り囲むようにして被着形成される。
合される蓋体2は、例えば鉄−ニッケル−コバルト合金
等の金属から成る略四角形状の平板であり、絶縁基体1
の凹部1a内部を気密に封止する作用を為し、例えば鉄
−ニッケル−コバルト合金から成る所定厚みの板材に打
ち抜き加工等の金属加工法を施すことにより所定形状に
製作される。
は、図2に示すように絶縁基体1に被着形成させたメタ
ライズダイアタッチ層5、メタライズ配線層6、メタラ
イズシールリング層9及び絶縁基体1のメタライズ配線
層6に取着された外部リード端子8の各々の露出表面に
ニッケル層10と金めっき層11(第一金めっき層11
aと第二金めっき層11bとから成る)とが順次形成さ
れている。
ダイアタッチ層5、メタライズ配線層6、メタライズシ
ールリング層9及び外部リード端子8に金めっき層11
を被着させるための下地金属として作用し、通常、2.
0乃至6.0μmの厚みに形成される。
ダイアタッチ層5、メタライズ配線層6、メタライズシ
ールリング層9及び外部リード端子8が酸化腐食するの
を防止するとともにメタライズダイアタッチ層5と半導
体素子3との接合、メタライズ配線層6とボンディング
ワイヤー7との接続、メタライズシールリング層9と蓋
体2との接合及び外部リード端子8と外部電気回路との
接続を容易、且つ強固なものとなす作用を為し、前記ニ
ッケルめっき層10上に形成された第一金めっき層11
aと該第一金めっき層11a上に形成された第二金めっ
き層11bの二層構造をしている。
1aと第二金めっき層11bとの二層構造をしているた
め第一金めっき層11aと第二金めっき層11bとでは
それぞれ異なった位置に結晶粒界が形成されている。そ
のため第一金めっき層11aの結晶粒界は第二金めっき
層11bの結晶により塞がれて結晶粒界が不連続なもの
となり、その結果、ニッケルめっき層10のニッケルは
第一金めっき層11aの結晶粒界を熱拡散するもののそ
の熱拡散は第一金めっき層11aと第二金めっき層11
bの接合界面、即ち、結晶粒界が不連続となっている部
位で遮断されて第二金めっき層表面に熱拡散することは
殆どなく、第二金めっき層表面にニッケルの酸化による
変色が発生したり、メタライズダイアタッチ層5、メタ
ライズ配線層6、メタライズシールリング層9及び外部
リード端子8が酸化腐食したりするのを有効に防止する
ことができるとともにメタライズダイアタッチ層5と半
導体素子3との接合、メタライズ配線層6とボンディン
グワイヤー7との接続、メタライズシールリング層9と
蓋体2との接合及び外部リード端子8と外部電気回路と
の接続を容易、且つ強固なものとして内部に収容する半
導体素子3を外部電気回路に正常に電気的接続すること
が可能となる。
めっき層11aは、その厚みが0.5μm未満ではニッ
ケルが第二金めっき層11bに拡散するのを十分に防止
することが困難となる傾向にあり、またその厚みが3.
0μmを越えるとメタライズ配線層6とボンディングワ
イヤー7との接続や外部リード端子8と外部電気回路と
の接続が弱いものとなる傾向にあるとともに半導体素子
収納用パッケージが高価なものとなってしまう。従って
前記第一金めっき層11aは、その厚みを0.5乃至
3.0μmの範囲としておくことが好ましい。
めっき層11bは、その厚みが0.1μm未満では、メ
タライズダイアタッチ層5、メタライズ配線層6、メタ
ライズシールリング層9及び外部リード端子8が酸化腐
食するのを防止するとともにメタライズダイアタッチ層
5と半導体素子3との接合、メタライズ配線層6とボン
ディングワイヤー7との接続、メタライズシールリング
層9と蓋体2との接合及び外部リード端子8と外部電気
回路との接続を容易、且つ強固なものとなすことが困難
となる傾向にあり、またその厚みが3.0μmを越える
とメタライズ配線層6とボンディングワイヤー7との接
続や外部リード端子8と外部電気回路との接続が弱いも
のとなる傾向にあるとともに半導体素子収納用パッケー
ジが高価なものとってしまう。従って前記第二金めっき
層11bはその厚みを0.1乃至3.0μmの範囲とし
ておくことが好ましい。
ージによれば、絶縁基体1の凹部1a底面に被着させた
メタライズダイアタッチ層5に半導体素子3を金−シリ
コンロウ材等のダイアタッチ材を介して取着するととも
に該半導体素子3の各電極をボンディングワイヤー7を
介してメタライス配線層6に接続し、最後に前記絶縁基
体1上面のメタライズシールリング層9に蓋体2を金−
錫ロウ材等の封止材を介して接合することによって製品
としての半導体装置が完成し、外部リード端子8を外部
電気回路に接続することにより内部に収容する半導体素
子3が外部電気回路に接続されることとなる。
ジの製造方法について説明する。
ライズ配線層6、メタライズシールリング層9が被着形
成されているとともに前記メタライズ配線層6に外部リ
ード端子8が取着された絶縁基体1を準備する。
タッチ層5、メタライズ配線層6、メタライズシールリ
ング層9及び外部リード端子8の外表面にニッケルめっ
き層10を従来周知のスルファミンン酸浴やワット浴等
のニッケルめっき法を採用して2.0乃至6.0μmの
厚みに形成し、これに続けて前記ニッケルめっき層10
上に第一金めっき層11aを従来周知の電解めっき法等
の金めっき法を採用して0.5乃至3.0μmの厚みに
形成する。
5、メタライズ配線層6、メタライズシールリング層9
及び外部リード端子8にニッケルめっき層10及び第一
金めっき層11aが被着された絶縁基体1を還元雰囲気
中、300乃至600℃の低い温度で約30分間加熱す
ることにより熱処理し、これによってニッケルめっき層
10のニッケルが第一金めっき層11aにあまり熱拡散
させることなく前記ニッケルめっき層10と第一金めっ
き層11aとの密着を強固なものとするとともに金の結
晶を粒成長させて第一金めっき層11aを緻密で、且つ
結晶粒界の少ないものとする。
き層11aは、還元雰囲気中、300乃至600℃の熱
処理を受けお互いの密着が強固となっているのでニッケ
ルめっき層10と第一金めっき層11との間でふくれや
剥がれが発生することはない。
囲気中、300乃至600℃の温度で熱処理をうけて緻
密で、且つ結晶粒界が少ないものとなっているので、ニ
ッケルめっき層10のニッケルを該第一金めっき層11
a中を熱拡散することが有効に抑制され、これによりメ
タライズダイアタッチ層5に半導体素子3を取着する際
に後述する第二金めっき層11bにニッケルが到達拡散
して第二金めっき層11b表面に酸化変色を発生させる
ことを有効に防止することができる。
満ではニッケルめっき層10と第一金めっき層11aと
の密着を強固なものとするとともに第一金めっき層11
aを緻密で、且つ結晶粒界の少ないものとすることが困
難となり、またその加熱温度が600℃を越えると該熱
処理の熱によりニッケルめっき層10のニッケルが第一
金めっき層11a内に大量に熱拡散して合金化し、該大
量に熱拡散したニッケルがメタライズダイアタッチ層5
に半導体素子3を取着する際に後述する第二金めっき層
11bの表面まで拡散して該第二金めっき層11bの表
面を酸化変色させてしまう。従って、前記熱処理は、そ
の加熱温度が300乃至600℃の範囲に特定される。
11a上に第二金めっき層11bを従来周知の電解めっ
き法等の金めっき法を採用して0.1乃至3.0μmの
厚みに形成することにより、本発明の半導体素子収納用
パッケージが完成する。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば
種々の変更は可能であり、例えば、上述の実施例で説明
した半導体素子収納用パッケージに更に銅−タングステ
ンや銅等から成るヒートシンク等の他の金属部材を取着
しておいてもよい。
ルめっき層10及び金めっき層11を形成する方法とし
て電解めっき法を例示したが、これを無電解めっき法等
に替えてもよい。
ば、金属面上にニッケルめっき層、第一金めっき層及び
第二金めっき層を順次被着させ、第一金めっき層と第二
金めっき層との結晶粒界を不連続なものとしたことから
金めっき層の結晶粒界を通ってのニッケルの熱拡散は前
記第一金めっき層と第二金めっき層との結晶粒界が不連
続となっている部位で有効に遮断され、その結果、第二
金めっき層表面にニッケルが熱拡散することは殆どな
く、これによって半導体素子をメタライズダイアタッチ
層に強固に取着すること、半導体素子の各電極をボンデ
ィングワイヤーを介してメタライズ配線層に強固に接続
すること、外部リード端子を外部電気回路に強固に接続
することが可能となり、内部に収容する半導体素子を外
部電気回路基板に正常に電気的接続することができる。
の製造方法によれば、ニッケルめっき層上に第一金めっ
き層を形成した後、これを還元雰囲気中、約300乃至
600℃の低い温度で熱処理することから、ニッケルめ
っき層のニッケルが第一金めっき層に多量に熱拡散する
ことなく第一金めっき層を緻密で且つ、結晶粒界の少な
いものとなすことができ、これによってニッケルめっき
層のニッケルが第二金めっき層表面に熱拡散するのをよ
り有効に防止し、半導体素子をメタライズダイアタッチ
層に強固に取着すること、半導体素子の各電極をボンデ
ィングワイヤーを介してメタライズ配線層に強固に接続
すること、外部リード端子を外部電気回路に強固に接続
することを可能として、内部に収容する半導体素子を外
部電気回路基板に正常に電気的接続することができる。
例を示す断面図である。
拡大図である。
Claims (4)
- 【請求項1】金属面を有し、内部に半導体素子を収容す
るための空所を有する半導体素子収納用パッケージであ
って、前記金属面上に、ニッケルめっき層、第一金めっ
き層及び第二金めっき層を順次被着させたことを特徴と
する半導体素子収納用パッケージ。 - 【請求項2】前記第一金めっき層の厚みが、0.5乃至
3.0μmであり、且つ第二金めっき層の厚みが0.1
乃至3.0μmであることを特徴とする請求項1に記載
の半導体素子収納用パッケージ。 - 【請求項3】金属面上にニッケルめっき層を形成する工
程と、前記ニッケルめっき層上に第一金めっき層を形成
する工程と、これらを還元雰囲気中300乃至600℃
の温度で熱処理する工程と、前記熱処理された第一金め
っき層上に第二金めっき層を形成する工程とを含むこと
を特徴とする半導体素子収納用パッケージの製造方法。 - 【請求項4】前記第一金めっき層の厚みが0.5乃至
3.0μmであり、前記第二金めっき層の厚みが0.1
乃至3.0μmであることを特徴とする請求項3に記載
の半導体素子収納用パッケージの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP32603495A JP3231984B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 半導体素子収納用パッケージ及びその製造方法 |
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JP32603495A JP3231984B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 半導体素子収納用パッケージ及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09167810A JPH09167810A (ja) | 1997-06-24 |
JP3231984B2 true JP3231984B2 (ja) | 2001-11-26 |
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Family Applications (1)
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JP32603495A Expired - Fee Related JP3231984B2 (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 半導体素子収納用パッケージ及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3231984B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7299647B2 (ja) | 2020-02-07 | 2023-06-28 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 高分子化合物、高分子化合物の製造方法、接着剤組成物、硬化物、接着剤組成物の製造方法および接着力の調整方法 |
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CN114411212B (zh) | 2021-12-08 | 2022-09-13 | 合肥圣达电子科技实业有限公司 | 一种金属封装外壳局部镀金方法及利用其制备的封装外壳 |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP32603495A patent/JP3231984B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP7299647B2 (ja) | 2020-02-07 | 2023-06-28 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | 高分子化合物、高分子化合物の製造方法、接着剤組成物、硬化物、接着剤組成物の製造方法および接着力の調整方法 |
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JPH09167810A (ja) | 1997-06-24 |
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