JP3231940U - 保護枠 - Google Patents

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俊直 西村
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Abstract

【課題】着脱の手間を省くことができる保護枠を提供すること。【解決手段】高所作業車100の作業床110に着脱可能に構成される複数の支柱2と、その支柱2が作業床110に装着された装着状態において複数の支柱2の上端側同士を接続する上枠3と、を備える保護枠1である。保護枠1の支柱2は、上下に伸縮可能に構成されるので、支柱2を短縮させることにより、作業床110に保護枠1を装着した状態で、保護枠1を必要としない作業や高所作業車100の移動を行うことができる。一方、支柱2を伸長させることにより、保護枠1を必要とする作業を行うことができる。よって、保護枠1を着脱する手間を省くことができる。【選択図】図1

Description

本考案は、保護枠に関し、特に、着脱の手間を省くことができる保護枠に関する。
高所作業車の作業床に保護枠を装着することにより、作業床の周囲の構造物(例えば、建築物や橋など)と、作業床に乗る作業者との接触を防止する技術がある。例えば、特許文献1には、作業床に装着される複数の支柱部材24(支柱)と、その支柱部材24の上端同士を接続する頭上ガード部材25(上枠)と、によって構成されるヘッドガード23(保護枠)が記載される。
このヘッドガード23によれば、作業床に乗る作業者をヘッドガード23によって取り囲むことができるので、作業床が上昇または旋回した時に、作業床の周囲の構造物に作業者が接触することを防止できる。
実開平06−080795号公報(例えば、段落0012、図1,2)
しかしながら、上述した従来の技術では、ヘッドガード23を必要としない作業を行いたい場合や、高所作業車を移動させる場合には、作業床からヘッドガード23を取り外す必要がある。また、ヘッドガード23を取り外すと、ヘッドガード23を必要とする作業の時に作業床に再度装着する必要がある。よって、ヘッドガード23の着脱に手間を要するという問題点があった。
本考案は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、着脱の手間を省くことができる保護枠を提供することを目的としている。
この目的を達成するために本考案の保護枠は、高所作業車の作業床に着脱可能に構成される複数の支柱と、その支柱が前記作業床に装着された装着状態において複数の前記支柱の上端側同士を接続する上枠と、を備えるものであり、前記支柱は、前記装着状態において上下に伸縮可能に構成される。
請求項1記載の保護枠によれば、支柱が上下に伸縮可能に構成されるので、支柱を短縮させることにより、作業床に保護枠を装着した状態で、保護枠を必要としない作業や高所作業車の移動を行うことができる。一方、支柱を伸長させることにより、保護枠を必要とする作業を行うことができる。よって、保護枠を着脱する手間を省くことができるという効果がある。
請求項2記載の保護枠によれば、請求項1記載の保護枠の奏する効果に加え、支柱に上枠が着脱可能に構成されるので、支柱から上枠を取り外した状態で持ち運ぶことができる。よって、例えば、支柱と上枠とが一体である場合に比べ、保護枠をコンパクトにした状態で持ち運べるので、保護枠の持ち運びを容易にできるという効果がある。
請求項3記載の保護枠によれば、請求項2記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、その上端側に形成される挿入部または被挿入部の一方を備え、上枠は、上枠の長手方向両端側に形成される挿入部または被挿入部の他方を備える。挿入部は、上下に延びる凸であり、被挿入部は、上下に延びる孔または凹みであるので、被挿入部に挿入部を挿入することで支柱に上枠を装着できる。これにより、支柱に上枠を装着する際に、例えばジョイントなどの連結具を用いて支柱と上枠とを連結する作業を不要にできる。また、上枠を支柱から取り外す際には、かかる連結具による連結状態を解除する作業を不要にできる。よって、上枠を容易に着脱できるという効果がある。
請求項4記載の保護枠によれば、請求項3記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。被挿入部に対する挿入部の挿入状態を固定するための固定機構を有さず、上枠の自重のみを利用して支柱に上枠が装着されるので、被挿入部に挿入部を挿入するだけで支柱に上枠を装着できる。また、被挿入部から挿入部を引き抜くだけで支柱から上枠を取り外すことができる。よって、上枠を容易に着脱できるという効果がある。
請求項5記載の保護枠によれば、請求項3又は4に記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、一対の挿入部または被挿入部を備えるので、1本の支柱に2本の上枠を装着できる。よって、支柱の使用本数を低減できるという効果がある。
請求項6記載の保護枠によれば、請求項3から5のいずれかに記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、作業床に装着される筒状の装着部と、その装着部にスライド可能に挿入される伸縮部と、を備えるので、装着部に対する伸縮部のスライドによって支柱が上下に伸縮する。伸縮部の所定以上の短縮が規制部によって規制され、その規制部に挿入部または被挿入部が形成されるので、伸縮部の短縮を規制するための機能と、上枠を装着するための機能とを規制部に兼用させることができる。よって、それらの機能を有する部品(部位)を別途設ける場合に比べ、保護枠の部品点数を低減できるという効果がある。
請求項7記載の保護枠によれば、請求項3から6のいずれかに記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。上枠は、その長手方向に伸縮可能に構成され、被挿入部に挿入部が回転可能に挿入されるので、上枠の伸縮長さや延設方向を、複数の支柱の配置に応じて変更できる。つまり、作業床の柱の配置は、高所作業車(作業床)の種類によって異なることがあるものの、その柱の配置に応じて上枠の伸縮長さや延設方向を任意に調整できるので、様々な種類の作業床(高所作業車)に保護枠を装着できるという効果がある。
請求項8記載の保護枠によれば、請求項7記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。床面積を拡大および縮小可能な作業床に支柱が装着されるので、床面積の拡大および縮小に応じて支柱の配置(間隔)が変化する。上枠は、上枠の長手方向に伸縮可能に構成され、被挿入部に挿入部が回転可能に挿入されるので、上枠が装着された状態で支柱の配置が変化しても、その変化に追従するようにして上枠の伸縮長さや延設方向を変化させることができる。よって、保護枠を装着した状態で作業床の床面積を拡大または縮小できるという効果がある。
請求項9記載の保護枠によれば、請求項1から8のいずれかに記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、作業床に装着される筒状の装着部と、その装着部にスライド可能に挿入される伸縮部と、を備えるので、装着部に対する伸縮部のスライドによって支柱が上下に伸縮する。装着部は、その上端側の側面に形成される第1貫通孔を備え、伸縮部は、その下端側の側面に形成され、伸縮部の伸長状態で第1貫通孔に連通する第2貫通孔を備えるので、第1貫通孔および第2貫通孔にボールロックピンを挿入することにより、支柱の伸長状態を固定できる。一方、支柱を短縮させる際には、第1貫通孔および第2貫通孔からボールロックピンを引き抜くだけで良い。よって、支柱を容易に伸縮させることができるという効果がある。
請求項10記載の保護枠によれば、請求項1から9のいずれかに記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、その側面に固定され互いに対面する一対の挟持板を有し、作業床の上下に延びる柱を挟持板によって挟持可能な挟持部を備える。挟持板には、めねじ孔が形成され、作業床の柱を挟持板で挟持した状態で、締結部材をめねじ孔にねじ込むことで作業床の柱に支柱が装着される。よって、作業床の周囲の構造物に支柱や上枠が接触した際には、その接触による荷重が締結部材による締結部分(挟持板と締結部材とによって柱を挟持している部分)に作用する。かかる荷重が締結部材の締結力を超えた場合には、作業床の柱から支柱が脱落するので、作業床の周囲の構造物が傷む(破損する)ことを抑制できるという効果がある。
請求項11記載の保護枠によれば、請求項10記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱は、上下に所定間隔を隔てる複数の挟持部を備えるので、上下方向(支柱の長手方向)における挟持板の寸法を小さくしつつ、柱に対する支柱の固定位置を複数個所に形成できる。よって、例えば、上下に長い1枚の挟持板に複数のめねじ孔を形成する(1枚の挟持板に複数の締結部材をねじ込む)構成に比べ、挟持板を小型化できるので、保護枠を軽量化できるという効果がある。
また、挟持部は、支柱と挟持板との間に介在される介在体を備えるので、その介在体の寸法の分、支柱の外径よりも一対の挟持板の対向間隔を広く形成できる。即ち、支柱の外径を大きく(太く)することなく、一対の挟持板の対向間隔を比較的広く形成できる(比較的太い柱に支柱を固定できる)ので、これによっても、保護枠を軽量化できるという効果がある。
請求項12記載の保護枠によれば、請求項1から11のいずれかに記載の保護枠の奏する効果に加え、次の効果を奏する。支柱を短縮させた場合に、作業床の手摺よりも上方側に上枠が露出しないように構成されるので、支柱を短縮させて作業を行う時に、上枠が作業の邪魔になることを抑制できるという効果がある。
(a)は、本考案の一実施形態における保護枠が装着される高所作業車の部分拡大側面図であり、(b)は、作業床に保護枠を装着した状態を示す高所作業車の部分拡大側面図である。 (a)は、伸縮部を伸長させた状態を示す支柱の側面図であり、(b)は、伸縮部を短縮させた状態を示す支柱の側面図である。 (a)は、図2(a)のIIIa−IIIa線における支柱の断面図であり、(b)は、図2(a)のIIIb−IIIb線における支柱の断面図であり、(c)は、図2(a)のIIIc−IIIc線における支柱の断面図である。 (a)は、上枠の側面図であり、(b)は、図4(a)のIVb部分を拡大した上枠の部分拡大側面図であり、(c)は、図4(a)のIVc部分を拡大した上枠の部分拡大側面図である。 作業床の床面積の拡大または縮小に追従する様子を示す保護枠の上面図である。
以下、本考案の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本考案の一実施形態における保護枠1が装着される高所作業車100の部分拡大側面図であり、図1(b)は、作業床110に保護枠1を装着した状態を示す高所作業車100の部分拡大側面図である。なお、図1(a)では、作業床110の床面積が縮小された状態を実線で図示し、床面積が拡大された状態を2点鎖線で図示している。また、図1では、作業床110のうち、床部111、柱112、及び手摺113以外の部位を省略して模式的に図示している。
図1(a)に示すように、高所作業車100は、作業者が乗って作業を行うための作業床110と、その作業床110を昇降または旋回させるための延伸機構120(ブーム)と、を備える。
作業床110は、高所作業車100のシャシ(図示せず)に延伸機構120を介して支持されており、図示しない操作装置によって延伸機構120を操作することにより、作業床110が昇降または旋回するように構成される。
作業床110の床部111は、上面視(図1(a)の上下方向視)において矩形に形成され、この床部111の床面には、複数本(本実施形態では、6本)の柱112が固定される。柱112は、上下に延びる棒状に形成され、複数の柱112の上端同士は、上面視において四角環状の手摺113で接続(連結)されている。
床部111の床面から手摺113の上面までの高さは、900mm〜1100mm前後(本実施形態では、1000mm)であるため、一般的な身長(例えば、170cm)の作業者が床部111に立った場合には、上半身が手摺113よりも上方側に露出する。この状態で作業床110を上昇または旋回させると、作業床110の周囲の構造物(例えば、建築物や橋)と手摺113との間に作業者が挟まれたり、作業床110の周囲の構造物に作業者が衝突したりするおそれがある。このような周囲の構造物と作業者との接触が保護枠1によって防止される。
図1(b)に示すように、保護枠1は、柱112に着脱可能に構成される複数の支柱2と、それら複数の支柱2の上端同士を接続する上枠3とによって主に構成される。なお、以下の説明においては、柱112に支柱2(保護枠1)が装着された装着状態における支柱2の長手方向(図1の上下方向)を単に上下方向と記載して説明し、それと直交する方向(水平方向)を単に左右方向と記載して説明する。
支柱2は、装着状態において上下方向に延びる金属製の部材である。支柱2は、柱112に装着される装着部20と、その装着部20に対して伸縮可能に構成される伸縮部21とを備える。伸縮部21を伸縮させるための構造などは後述するが、伸縮部21を伸長させた状態では、支柱2の高さは1300〜2000mm(本実施形態では、1500mm)である。
よって、柱112に装着した支柱2の伸縮部21を伸長させることにより、支柱2が作業床110の手摺113よりも上方側に突出するように構成される。そして、複数の支柱2の上端同士が上枠3によって接続されるので、作業床110に乗る作業者の上半身を支柱2及び上枠3(保護枠1)によって取り囲むことができる。よって、作業床110を上昇または旋回させた時に、作業床110の周囲の構造物に作業者が接触することを防止できる。
なお、支柱2の伸縮部21には筒状の筒部材28が固定されており、この筒部材28に上枠3の挿入部30a,32a(図4参照)が挿入されることで上枠3が装着されるが、この装着のための詳細構成については後述する。
支柱2の伸縮部21は、装着部20に対して上下に伸縮可能に構成されるので、伸縮部21を短縮させることにより、作業床110に保護枠1を装着した状態で、保護枠1を必要としない作業や、高所作業車100の移動を行うことができる。一方、伸縮部21を伸長させることにより、作業者の安全を確保した状態で作業を行うことができる。よって、作業の種類や高所作業車100の移動に伴う保護枠1の着脱を不要にできる。
なお、支柱2の伸縮部21が短縮した状態では、作業床110の手摺113よりも上方側には支柱2(伸縮部21)や上枠3が露出しないように構成されている。即ち、短縮状態における支柱2の上下方向寸法(本実施形態では、970mm)は、床部111の床面から手摺113の上面までの上下方向寸法(本実施形態では、1000mm)よりも短く形成される。これにより、支柱2を短縮させることで上枠3を手摺113よりも下方に位置させることができる。よって、支柱2を短縮させて作業を行う時に、上枠3が作業の邪魔になることを抑制できる。
次いで、図2及び図3を参照して、支柱2の詳細構成について説明するが、図1も適宜参照しながら説明する。図2(a)は、伸縮部21を伸長させた状態を示す支柱2の側面図であり、図2(b)は、伸縮部21を短縮させた状態を示す支柱2の側面図である。図3(a)は、図2(a)のIIIa−IIIa線における支柱2の断面図であり、図3(b)は、図2(a)のIIIb−IIIb線における支柱2の断面図であり、図3(c)は、図2(a)のIIIc−IIIc線における支柱2の断面図である。
図2及び図3に示すように、支柱2の装着部20の側面には、作業床110の柱112(図1参照)を挟持するための一対の挟持板22が固定される。一対の挟持板22のうちの一方の挟持板22には、めねじ孔22a(図3(a)参照)が形成され、このめねじ孔22aにクランプ23がねじ込まれる。
クランプ23は、作業者が掴むための略円柱状のノブ部23aと、そのノブ部23aに固定される軸部23bと、その軸部23bの先端に取付けられるスラストパッド23cと、を備える。
軸部23bは、ノブ部23aよりも小径の軸状に形成され、軸部23bの外周面にはおねじが形成されている。軸部23bの先端には、球状の被取付部が形成されており、この被取付部にスラストパッド23cが着脱可能に取付けられる。よって、軸部23bを挟持板22のめねじ孔22aにねじ込んだ後、軸部23bの先端にスラストパッド23cを取り付けることにより、挟持板22にクランプ23が装着される。
一対の挟持板22は、左右方向(水平方向)で対面しており、それら一対の挟持板22の対向間隔は、柱112(図1参照)の外径(太さ)よりも広く形成されている。よって、一対の挟持板22の間に柱112を挿入した状態で、柱112に向けてクランプ23をねじ込むことにより、挟持板22とクランプ23とによって柱112が挟持される。これにより、支柱2を柱112に装着できる(図1参照)。
作業床110の周囲の構造物に支柱2や上枠3が接触した際には、その接触による荷重がクランプ23の締結部分(挟持板22とクランプ23とによって柱112を挟持している部分)に作用する。かかる荷重がクランプ23の締結力を超えた場合には、作業床110の柱112から支柱2が脱落するので、作業床110の周囲の構造物が支柱2や上枠3との接触によって傷む(破損する)ことを抑制できる。
ここで、一対の挟持板22を装着部20の側面に直接固定することも可能であるが、本実施形態では、一対の挟持板22のうちの一方の挟持板22と装着部20との間に介在体24が介在される。介在体24は、略直方体状の鋼材であり、この介在体24を介して装着部20に挟持板22が固定される。これにより、介在体24の寸法の分、支柱2(装着部20)の外径よりも一対の挟持板22の対向間隔を広く形成できる。即ち、支柱2の外径を大きく(太く)することなく、一対の挟持板22の対向間隔を比較的広く形成できる(装着部20よりも太い柱112に支柱2を固定できる)。
また、本実施形態では、一対の挟持板22、クランプ23、及び介在体24によって柱112を挟持する「挟持部」を構成しているが、この挟持部を1組とした場合に、支柱2の装着部20には、上下方向で所定間隔を隔てる複数(本実施形態では、2個)の挟持部が形成される。これにより、柱112に対する装着部20の固定位置を上下に離れた2個所に形成できるので、柱112に支柱2を安定して固定できる。
このように、柱112に対する装着部20の固定位置を複数個所に形成する場合、例えば、上下に長い1枚の挟持板22に複数個所のめねじ孔22aを形成し、それら複数のめねじ孔22aにクランプ23をねじ込む構成を採用することも可能である。しかしながら、そのような構成では、挟持板22が大型化するため、保護枠1の重量が嵩んでしまう。これに対して本実施形態では、上述した通り、支柱2には、柱112を挟持する複数の挟持部が上下に所定間隔を隔てて設けられるため、挟持板22を1枚板から構成する場合に比べ、柱112に対する装着部20の固定位置を複数個所に形成しつつ、挟持板22を小型化できる。よって、保護枠1を軽量化できる。
装着部20は角筒状に形成され(図3(a)又は図3(b)参照)、装着部20の内周側には、角筒状の伸縮部21がスライド可能に挿入される。これにより、装着部20に対する伸縮部21の伸縮が可能となる。
装着部20の上端側には、左右に貫通する貫通孔20a(図3(b)参照)が形成され、伸縮部21の下端側にも左右に貫通する貫通孔21a(図3(b)参照)が形成される。これらの貫通孔20a,21a同士は、伸縮部21を所定量伸長させた時に連通するため、貫通孔20a,21aにボールロックピン25を挿入することで伸縮部21の伸長状態を固定できる(図2(a)参照)。
ボールロックピン25のピンの先端側には一対のボール25aが設けられる。ボール25aは、ピンの外周面から突出する突出状態と、ピンの内部側に引っ込む埋没状態とに変位可能なものであり、公知の構成が採用可能であるので詳細な説明を省略する。貫通孔20a,21aにボールロックピン25が挿入された場合には、一対のボール25aが貫通孔20aの縁部(装着部20の外面)に引っ掛かるように構成される。
伸縮部21を短縮させる際には、貫通孔20a,21aからボールロックピン25を引き抜けば、伸縮部21が自重によって短縮する。このように、支柱2の伸長状態を固定する場合や、支柱2を短縮させる場合には、貫通孔20a,21aに対してボールロックピン25を抜き差しするだけで良いため、支柱2を容易に伸長または短縮させることができる。
装着部20の上端側の側面には環状の取付環26(図2参照)が固定されており、この取付環26に紐または帯状のストラップ27を介してボールロックピン25が取付けられる。これにより、貫通孔20a,21aにボールロックピン25を挿入する際の作業性を向上できると共に、貫通孔20a,21aから引き抜いたボールロックピン25が紛失することを抑制できる。
伸縮部21の側面には、円筒状の筒部材28が固定される。この筒部材28の内周側の被挿入孔28a(図3(c)参照)は、上枠3の挿入部30a,32a(図4参照)を挿入するための上下(図3(c)の紙面垂直方向)に延びる孔である。
伸縮部21の上端側の側面に筒部材28が固定されているため、伸縮部21が短縮した際には、装着部20の上端に筒部材28が引っ掛かるように構成される(図2(b)参照)。これにより、伸縮部21の短縮を規制するための機能と、上枠3を装着するための機能とを筒部材28に兼用させることができる。よって、それらの機能を有する部品(部位)を別途設ける場合に比べ、保護枠1の部品点数を低減できる。
また、筒部材28は、1本の支柱2に対して一対に(2個)設けられる。これは、支柱2の使用本数を低減させるためである。即ち、例えば、支柱2に1つの筒部材28のみが形成される場合、作業床110の上面視における略矩形の領域(図5参照)を保護枠1で取り囲むためには、かかる領域の4隅に支柱2を2本ずつ(合計8本)配置する必要がある。これに対し、支柱2に一対の筒部材28を設けることにより、4本の支柱2で矩形の領域を取り囲むことができる。よって、支柱2の使用本数を低減できる。
次いで、図4を参照して、上枠3の詳細構成について説明するが、図1〜3も適宜参照しながら説明する。図4(a)は、上枠3の側面図であり、図4(b)は、図4(a)のIVb部分を拡大した上枠3の部分拡大側面図であり、図4(c)は、図4(a)のIVc部分を拡大した上枠3の部分拡大側面図である。
図4に示すように、上枠3は、断面円形の第1ロッド30と、その第1ロッド30がスライド可能に挿入される円筒状の筒部31と、その筒部31に固定される断面円形の第2ロッド32と、を備える金属製の部材である。
第1ロッド30及び第2ロッド32の先端部、即ち、上枠3の両端部は、上枠3の長手方向(図4の左右方向)と直交する方向(図4(a)の下側)に屈曲する挿入部30a,32aとして構成される。この挿入部30a,32aを支柱2の筒部材28(図2参照)に挿入することにより、複数の支柱2の間に上枠3を架け渡すようにして装着できる(図1参照)。一方、筒部材28から挿入部30a,32aを引き抜くことにより、支柱2から上枠3を取り外すことができる。
このように、支柱2に対して上枠3を着脱可能に構成することにより、支柱2から上枠3を取り外した状態で保護枠1を持ち運ぶことができる。よって、例えば、支柱2と上枠3とが一体である場合に比べ、保護枠1をコンパクトにした状態で持ち運べるので、保護枠1の持ち運びを容易にできる。
また、筒部材28に挿入部30a,32aを挿入することで支柱2に上枠3が装着されるため、支柱2と上枠3とを連結するためのジョイントなどの連結具(パイプなどの棒状体を接続するための接続金具)を用いる必要がない。よって、支柱2に対する上枠3の着脱時に、かかる連結具を用いて支柱2と上枠3とを連結する作業や、その連結状態を解除する作業を不要にできるので、上枠3の着脱を容易にできる。
更に、本実施形態では、筒部材28に挿入部30a,32aを挿入するだけで支柱2に対する上枠3の装着状態が形成される。つまり、筒部材28に対する挿入部30a,32aの挿入状態を固定するための固定機構(ロック機構)を有しておらず、上枠3の自重のみを利用して支柱2に上枠3が装着される。これにより、筒部材28に対する挿入部30a,32aの挿入状態を固定する作業を不要にできると共に、筒部材28から挿入部30a,32aを引き抜くだけで上枠3を取り外すことができる。よって、上枠3の着脱を容易にできる。
筒部31の内周側には、断面円形の空洞31aが形成される。筒部31の長手方向両端部には、空洞31aを閉塞する閉塞板31b,31cが固定され、筒部31の長手方向一端側(図4の右側)に位置する閉塞板31cには第2ロッド32が固定される。一方、筒部31の他端側(図4の左側)に位置する閉塞板31bには、空洞31aよりも小径の貫通孔31dが形成され、この貫通孔31dに棒状の第1ロッド30がスライド可能に挿入される。
第1ロッド30の右端側(第2ロッド32側の端部)には、フランジ状に張り出すフランジ部30b(図4(c)参照)が形成され、このフランジ部30bと閉塞板31bとの引っ掛かりにより、筒部31からの第1ロッド30の脱落が規制される。
ここで、作業床110の柱112(図1参照)の配置や本数は、作業床110(高所作業車100)の種類によって異なるものである。つまり、作業床110の上面視において、支柱2で取り囲むことができる領域が矩形になる場合もあれば、その他の多角形(三角形や台形など)になる場合もある(図5参照)。また、支柱2で矩形の領域を取り囲めるような柱112の配置であっても、作業の内容によっては支柱2を三か所のみに配置したい場合もあるし、柱112に対する支柱2の取付け方(取付け位置)によっては、支柱2によって取り囲まれる領域が必ずしも矩形になるとは限らない。
これに対して本実施形態では、上述したように、上枠3が伸縮可能に構成されており、且つ支柱2の筒部材28に上枠3の挿入部30a,32a(図4参照)が回転可能に挿入される(筒部材28の被挿入孔28aの内径よりも、挿入部30a,32aの外径が小さく形成される)。これにより、複数の支柱2の配置が変化しても、その配置に応じて上枠3の伸縮長さを調整したり、支柱2回りに上枠3を回転させたりすることで複数の支柱2に上枠3を装着できる。よって、様々な種類の作業床110(高所作業車100)に保護枠1を装着できる。
更に、同じ種類の作業床110(高所作業車100)においても、作業内容(支柱2を配置したい場所)の変化や、支柱2の取付け位置のズレに応じて上枠3の伸縮長さや延設方向を変化させれば良い。即ち、支柱2がどのように配置された場合であっても、上枠3が届く範囲であれば複数の支柱2の各々に上枠3を装着できるので、保護枠1によって任意の領域を取り囲むことができる。
次いで、図5を参照して、作業床110の床面積が拡大または縮小した場合について説明する。図5は、作業床110の床面積の拡大または縮小に追従する様子を示す保護枠1の上面図である。なお、図5では、作業床110の床面積を拡大させる前の状態(縮小した状態)における保護枠1を2点鎖線で図示しており、床面積が拡大した状態における保護枠1を実線で図示している。
図5に示すように、作業床110の床面積が拡大および縮小可能な高所作業車100の場合、その床面積の拡大および縮小に応じて柱112(即ち、支柱2)の配置や間隔が変化する。そして、作業床110の床面積の拡大または縮小時には、作業床110の柱112(即ち、支柱2)が直線的に移動する。よって、例えば、保護枠1によって取り囲まれる領域が矩形ではない(図5に示すように、上枠3同士が非平行である)場合には、上枠3の延設方向とは異なる方向に支柱2が移動する。
これに対して本実施形態では、上述した通り、上枠3が伸縮可能に構成されており、且つ支柱2の筒部材28に上枠3の両端部が回転可能に挿入される。これにより、作業床110の床面積の変化に応じて支柱2の配置が変化しても、その変化に追従するようにして上枠3の伸縮長さや延設方向を変化させることができる。つまり、作業床110の床面積を拡大または縮小させる時に、支柱2から上枠3を取り外す必要が無く、保護枠1を装着させた状態で作業床110の床面積を拡大または縮小させることができる。
以上、上記実施形態に基づき本考案を説明したが、本考案は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
上記実施形態では、保護枠1の各部の固定方法(例えば、装着部20に対する挟持板22や介在体24の固定方法や、筒部31に対する閉塞板31b,31cの固定方法など)の説明を省略したが、これらの各部の固定は、ねじやリベットなどの締結または溶接などによって行えば良い。
上記実施形態では、短縮状態における支柱2の上下方向寸法が、作業床110の床面から手摺113の上面までの上下方向寸法よりも短く形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、短縮状態における支柱2の上下方向寸法が、作業床110の床面から手摺113の上面までの上下方向寸法と同一またはそれよりも長い構成でも良い。
上記実施形態では、支柱2に上枠3が着脱可能に構成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、支柱2と上枠3とが一体に形成される構成でも良い。
上記実施形態では、支柱2の被挿入孔28aに上枠3の挿入部30a,32aが挿入されることで支柱2に上枠3が装着される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、支柱2の被挿入孔28aを下方に凹む穴(凹み)として形成しても良いし、ジョイントなどの連結具(パイプなどの棒状体を接続するための接続金具)を用いて支柱2と上枠3とを連結する構成でも良い。また、筒部材28に対する挿入部30a,32aの挿入状態を固定するための固定機構(ロック機構)を別途設けても良い。
上記実施形態では、支柱2に筒部材28(被挿入孔28a)が形成され、上枠3に挿入部30a,32aが形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、支柱2から上方に向けて凸の棒状の挿入部を突出させ、その挿入部が挿入される被挿入部(上下に延びる孔または凹み)を上枠3の長手方向両端側に形成する構成でも良い。この場合には、筒部材28のように、伸縮部21の短縮を規制する部位に挿入部を形成することが好ましく、その挿入部を上枠3の被挿入部に回転可能に挿入することが好ましい。これにより、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記実施形態では、支柱2に一対の筒部材28が形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、支柱2に1又は3以上の筒部材28を固定しても良い。
上記実施形態では、上枠3の長手方向両端側の各々に1つの挿入部30a,32aが形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、上枠3の長手方向両端の各々に複数の挿入部30a,32aを形成しても良い。
上記実施形態では、筒部材28によって伸縮部21の短縮を規制する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、伸縮部21の短縮を規制する規制部であって、例えば、伸縮部21の外周面から突出する凸部を別途設けることで伸縮部21の短縮を規制しても良い。また、伸縮部21の短縮を規制するための機構(例えば、上記実施形態の貫通孔20a,21a及びボールロックピン25に相当する機構)を別途設けても良い。
上記実施形態では、筒部材28(被挿入孔28a)に挿入部30a,32aが回転可能に挿入される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、被挿入孔28a及び挿入部30a,32aの断面形状を多角形状にし、筒部材28(被挿入孔28a)に挿入部30a,32aが回転不能な状態で挿入される構成でも良い。
上記実施形態では、床面積を拡大および縮小可能な作業床110に支柱2(保護枠1)が装着される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、床面積を拡大および縮小不能な作業床110に支柱2(保護枠1)が装着される構成でも良い。
上記実施形態では、伸縮部21の伸長状態がボールロックピン25によって固定される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、貫通孔20a,21aに他の棒状部材を挿入して伸縮部21の伸長状態を固定する構成でも良い。また、例えば、装着部20の貫通孔20aを省略し、伸縮部21の貫通孔21aに挿入した棒状部材を装着部20の上端部に引っ掛けることで伸縮部21の伸長状態を固定しても良い。
また、例えば、貫通孔20a,21aの内周面にめねじを形成し、ボールロックピン25に変えてねじ(ボルト)をねじ込むことで伸縮部21の伸長状態を固定しても良い。また、例えば、伸縮部21の外周面から突出する突出状態と、伸縮部21の内部側に引っ込んだ埋没状態とに変位可能な凸部(ボールロックピン25のボール25aに相当する凸部)を伸縮部21に設け、その凸部を装着部20の貫通孔20aに引っ掛けることで伸縮部21の伸長状態を固定しても良い。
上記実施形態では、挟持板22とクランプ23とで柱112を挟持して支柱2を装着する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、クランプ23に変えて、ねじや蝶ボルトなどを用いても良いし、他の公知の取付金具(棒状の部材同士を固定する金具)を用いて柱112に支柱2を装着しても良い。即ち、支柱2を支えることができる手段であれば、柱112に対する支柱2の装着方法は上記形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、一対の挟持板22のうちの一方の挟持板22と装着部20との間に介在体24が介在される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、一対の挟持板22の各々と装着部20との間に介在体24を設けても良いし、介在体24を省略する構成でも良い。即ち、介在体24の有無や厚みは、柱112の太さに応じて適宜設定すれば良い。
上記実施形態では、1本の支柱2に対し、挟持板22、クランプ23、及び介在体24によって構成される「挟持部」が上下一対に設けられる場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、1本の支柱2に対し、「挟持部」に相当する構成を1又は3以上設けても良い。また、例えば、上下に長い1枚の挟持板22に複数個所のめねじ孔22aを形成し、それら複数のめねじ孔22aにクランプ23をねじ込むことで支柱2を柱112に装着する構成でも良い。
上記実施形態では、一対の挟持板22や介在体24が別体である場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、一対の挟持板22や介在体24を一体に形成する(断面コ字状の板を用いる)構成でも良い。
上記実施形態では、介在体24が略直方体状に形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではない。介在体24の形状(厚み)は、柱112の太さ(即ち、必要とする挟持板22の間隔)に応じて適宜設定すれば良い。
1 保護枠
2 支柱
20 装着部
20a 貫通孔(第1貫通孔)
21 伸縮部
21a 貫通孔(第2貫通孔)
22 挟持板(挟持部)
22a めねじ孔
23 クランプ(締結部材)
24 介在体
25 ボールロックピン
28 筒部材(規制部)
28a 被挿入孔(被挿入部)
3 上枠
30a,32a 挿入部
100 高所作業車
110 作業床
112 柱
113 手摺

Claims (12)

  1. 高所作業車の作業床に着脱可能に構成される複数の支柱と、その支柱が前記作業床に装着された装着状態において複数の前記支柱の上端側同士を接続する上枠と、を備える保護枠において、
    前記支柱は、前記装着状態において上下に伸縮可能に構成されることを特徴とする保護枠。
  2. 前記支柱に前記上枠が着脱可能に構成されることを特徴とする請求項1記載の保護枠。
  3. 前記支柱は、前記装着状態における前記支柱の上端側に形成される挿入部または被挿入部の一方を備え、
    前記上枠は、前記上枠の長手方向両端側に形成される前記挿入部または前記被挿入部の他方を備え、
    前記挿入部は、前記装着状態において上下に延びる凸であり、
    前記被挿入部は、前記装着状態において上下に延びる穴または凹みであり、
    前記被挿入部に前記挿入部が挿入されることで前記支柱に前記上枠が装着されることを特徴とする請求項2記載の保護枠。
  4. 前記被挿入部に対する前記挿入部の挿入状態を固定するための固定機構を有さず、前記上枠の自重のみを利用して前記支柱に前記上枠が装着されることを特徴とする請求項3記載の保護枠。
  5. 前記支柱は、一対の前記挿入部または前記被挿入部を備えることを特徴とする請求項3又は4に記載の保護枠。
  6. 前記支柱は、前記作業床に装着される筒状の装着部と、その装着部にスライド可能に挿入される伸縮部と、その伸縮部の所定以上の短縮を規制する規制部と、を備え、
    前記規制部に前記挿入部または前記被挿入部が形成されることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の保護枠。
  7. 前記上枠は、前記上枠の長手方向に伸縮可能に構成され、
    前記被挿入部に前記挿入部が回転可能に挿入されることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の保護枠。
  8. 床面積を拡大および縮小可能な前記作業床に前記支柱が装着されることを特徴とする請求項7記載の保護枠。
  9. 前記支柱は、前記作業床に装着される筒状の装着部と、その装着部にスライド可能に挿入される伸縮部と、を備え、
    前記装着部は、前記装着状態において前記装着部の上端側の側面に形成される第1貫通孔を備え、
    前記伸縮部は、前記装着状態において前記伸縮部の下端側の側面に形成され、前記伸縮部の伸長状態で前記第1貫通孔に連通する第2貫通孔を備え、
    前記第1貫通孔および前記第2貫通孔にボールロックピンが挿入されることで前記支柱の伸長状態が固定されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の保護枠。
  10. 前記支柱は、前記支柱の側面に固定され互いに対面する一対の挟持板を有し、前記作業床の上下に延びる柱を前記挟持板によって挟持可能な挟持部を備え、
    前記挟持板には、めねじ孔が形成され、
    前記柱を前記挟持板で挟持した状態で、前記めねじ孔に締結部材をねじ込むことで前記柱に前記支柱が装着されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の保護枠。
  11. 前記支柱は、前記装着状態において上下に所定間隔を隔てる複数の前記挟持部を備え、
    前記挟持部は、前記支柱と前記挟持板との間に介在される介在体を備え、
    前記支柱の外径よりも一対の前記挟持板の対向間隔が広く形成されることを特徴とする請求項10記載の保護枠。
  12. 前記装着状態で前記支柱を短縮させた場合に、前記作業床の手摺よりも上方側に前記上枠が露出しないように構成されることを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の保護枠。
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