JP3231920B2 - 雪上車の駆動装置 - Google Patents
雪上車の駆動装置Info
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- JP3231920B2 JP3231920B2 JP29840893A JP29840893A JP3231920B2 JP 3231920 B2 JP3231920 B2 JP 3231920B2 JP 29840893 A JP29840893 A JP 29840893A JP 29840893 A JP29840893 A JP 29840893A JP 3231920 B2 JP3231920 B2 JP 3231920B2
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- Japan
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- belt
- shaft
- snowmobile
- drive
- chain
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M27/00—Propulsion devices for sledges or the like
- B62M27/02—Propulsion devices for sledges or the like power driven
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M27/00—Propulsion devices for sledges or the like
- B62M27/02—Propulsion devices for sledges or the like power driven
- B62M2027/023—Snow mobiles characterised by engine mounting arrangements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無限軌道帯(クローラベ
ルト)によって雪上を走行する雪上車の駆動装置に関す
る。
ルト)によって雪上を走行する雪上車の駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】実開昭49−39124号に開示される
ように、雪上車の駆動系としてベルトコンバータを用い
たものが従来から広く知られている。即ち、エンジンの
駆動力をベルトコンバータのドライブプーリに伝達し、
このドライブプーリの回転をベルトを介してドリブンプ
ーリに伝達し、このドリブンプーリの回転をチェーンを
介して無限軌道帯の駆動スプロケットに伝達するように
している。
ように、雪上車の駆動系としてベルトコンバータを用い
たものが従来から広く知られている。即ち、エンジンの
駆動力をベルトコンバータのドライブプーリに伝達し、
このドライブプーリの回転をベルトを介してドリブンプ
ーリに伝達し、このドリブンプーリの回転をチェーンを
介して無限軌道帯の駆動スプロケットに伝達するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した実開昭49−
39124号に開示されるものにあっては、ドリブンプ
ーリと無限軌道帯の駆動スプロケットとをつなぐチェー
ン(又はベルト)の張りを調整する機構がないので、動
力の伝達が有効になされない。また、チェーンの張りを
調整するための一般的な手法としてはスリッパーを用い
ることが考えられるが、スリッパーを用いる場合にはチ
ェーンにスリッパーが接触するため、フリクションの増
大と摩耗が発生する。
39124号に開示されるものにあっては、ドリブンプ
ーリと無限軌道帯の駆動スプロケットとをつなぐチェー
ン(又はベルト)の張りを調整する機構がないので、動
力の伝達が有効になされない。また、チェーンの張りを
調整するための一般的な手法としてはスリッパーを用い
ることが考えられるが、スリッパーを用いる場合にはチ
ェーンにスリッパーが接触するため、フリクションの増
大と摩耗が発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は雪上車の駆動チ
ェーンの張りを摩耗等を生じることなく調整することを
目的とするものであり、このため本発明は、エンジンの
出力をベルトコンバータを介してアイドル軸に伝達し、
このアイドル軸に固着したスプロケットと無限軌道帯の
ドライブ軸に固着したスプロケットとの間にチェーンを
張設した雪上車の駆動装置において、この駆動装置に前
記アイドル軸を前記ベルトコンバータのベルトで囲まれ
る領域内の軸を中心として位置調整するアジャスタを設
けた。
ェーンの張りを摩耗等を生じることなく調整することを
目的とするものであり、このため本発明は、エンジンの
出力をベルトコンバータを介してアイドル軸に伝達し、
このアイドル軸に固着したスプロケットと無限軌道帯の
ドライブ軸に固着したスプロケットとの間にチェーンを
張設した雪上車の駆動装置において、この駆動装置に前
記アイドル軸を前記ベルトコンバータのベルトで囲まれ
る領域内の軸を中心として位置調整するアジャスタを設
けた。
【0005】
【作用】アジャスタを回転すると、アイドル軸を支持し
ているギヤケースがベルトコンバータのベルトで囲まれ
る領域内の軸(ギヤケースピボット)を中心として回転
され、これによりアイドル軸の位置が移動し、チェーン
の張りが微調整される。そして、このときのベルトコン
バータのドライブプーリとドリブンプーリとの軸間距離
の変化は微小なため無視できる。
ているギヤケースがベルトコンバータのベルトで囲まれ
る領域内の軸(ギヤケースピボット)を中心として回転
され、これによりアイドル軸の位置が移動し、チェーン
の張りが微調整される。そして、このときのベルトコン
バータのドライブプーリとドリブンプーリとの軸間距離
の変化は微小なため無視できる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る懸架装置を適用
した雪上車の全体側面図、図2は同雪上車のボディカバ
ー内を示す透視図、図3は同雪上車の平面図、図4は同
雪上車の駆動装置の拡大側面図、図5は同雪上車の駆動
装置の拡大平面図、図6は同雪上車の懸架装置及びその
周辺を示す側面図、図7は右側が図6のB1方向、左側
がB2方向から見た矢示図、図8は図4のC−C線に沿
った平断面図、図9はアジャスタ及びその周辺部材を示
す斜視図、図10はアジャスタ及びその周辺部材を示す
縦断面図である。
説明する。ここで、図1は本発明に係る懸架装置を適用
した雪上車の全体側面図、図2は同雪上車のボディカバ
ー内を示す透視図、図3は同雪上車の平面図、図4は同
雪上車の駆動装置の拡大側面図、図5は同雪上車の駆動
装置の拡大平面図、図6は同雪上車の懸架装置及びその
周辺を示す側面図、図7は右側が図6のB1方向、左側
がB2方向から見た矢示図、図8は図4のC−C線に沿
った平断面図、図9はアジャスタ及びその周辺部材を示
す斜視図、図10はアジャスタ及びその周辺部材を示す
縦断面図である。
【0007】雪上車はパイプからなるメインフレーム1
の前部に上フレーム2を設け、この上フレーム2後部と
メインフレーム1の後端部との間にフロア3を設け、ま
たメインフレーム1と上フレーム2の前端部にはヘッド
パイプ4を取り付けている。
の前部に上フレーム2を設け、この上フレーム2後部と
メインフレーム1の後端部との間にフロア3を設け、ま
たメインフレーム1と上フレーム2の前端部にはヘッド
パイプ4を取り付けている。
【0008】ヘッドパイプ4内にはステアリングポスト
の下メンバ11が挿通され、この下メンバ11上端には
自在継手12を介してステアリングポストの上メンバ1
3が連結され、上メンバ13上端には自在継手14を介
してハンドル15が連結され、更に下端部が雪上車本体
側に軸支されて垂直面内で揺動可能とされたステアリン
グリンク16を上メンバ13の前方に平行に配置し、こ
のステアリングリンク16の上端にハンドル15のブラ
ケット17を連結し、ステアリングポストの上メンバ1
3、ハンドル15及びステアリングリンク16にて平行
リンク機構を構成し、運転者Pのライディングポジショ
ンに応じてハンドル15の位置を上下させた場合でも、
常にハンドルの傾斜角が一定になるようにしている。
の下メンバ11が挿通され、この下メンバ11上端には
自在継手12を介してステアリングポストの上メンバ1
3が連結され、上メンバ13上端には自在継手14を介
してハンドル15が連結され、更に下端部が雪上車本体
側に軸支されて垂直面内で揺動可能とされたステアリン
グリンク16を上メンバ13の前方に平行に配置し、こ
のステアリングリンク16の上端にハンドル15のブラ
ケット17を連結し、ステアリングポストの上メンバ1
3、ハンドル15及びステアリングリンク16にて平行
リンク機構を構成し、運転者Pのライディングポジショ
ンに応じてハンドル15の位置を上下させた場合でも、
常にハンドルの傾斜角が一定になるようにしている。
【0009】また、ステアリングポストの下メンバ11
の下端にはリンク18,19及びブラケット20を介し
て操向用のフロントスキー21を取り付け、このフロン
トスキー21の姿勢を付勢部材22で直進方向に戻すよ
うにしている。
の下端にはリンク18,19及びブラケット20を介し
て操向用のフロントスキー21を取り付け、このフロン
トスキー21の姿勢を付勢部材22で直進方向に戻すよ
うにしている。
【0010】また、ヘッドパイプ4の前側にマフラー3
0を取り付け、ヘッドパイプ4の後方のメインフレーム
1上にはエンジン31を搭載し、エンジン31の側方に
バッテリー32、エンジン31の後方にミッションケー
ス33、このミッションケース33の上方にエアクリナ
ー34、キャブレター35、ミッションケース33の後
方に燃料タンク36及びラジエータリザーバタンク37
を配置し、これら各部材をボディーカバー38にて覆っ
ている。
0を取り付け、ヘッドパイプ4の後方のメインフレーム
1上にはエンジン31を搭載し、エンジン31の側方に
バッテリー32、エンジン31の後方にミッションケー
ス33、このミッションケース33の上方にエアクリナ
ー34、キャブレター35、ミッションケース33の後
方に燃料タンク36及びラジエータリザーバタンク37
を配置し、これら各部材をボディーカバー38にて覆っ
ている。
【0011】また、前記フロア3のパネル下方には前記
ラジエータリザーバタンク37と連通するラジエータパ
イプ39を全面的に配置し、運転者Pの足元の暖房を行
なえるようにしている。更に、ボディーカバー11の両
側面からは把持部90が突出し、フロア3の後端部にも
把持部91を設けている。
ラジエータリザーバタンク37と連通するラジエータパ
イプ39を全面的に配置し、運転者Pの足元の暖房を行
なえるようにしている。更に、ボディーカバー11の両
側面からは把持部90が突出し、フロア3の後端部にも
把持部91を設けている。
【0012】次に駆動装置の主要構成を図4及び図5に
基づいて説明する。エンジン31のクランク軸40はギ
ヤ41,42を介してミッションケース33の出力軸4
3に連結し、この出力軸43にベルトコンバータのドラ
イブプーリ44を取り付け、このドライブプーリ44の
上方にベルトコンバータのドリブンプーリ45を配置
し、これらドライブプーリ44とドリブンプーリ45間
にベルト46を張設している。
基づいて説明する。エンジン31のクランク軸40はギ
ヤ41,42を介してミッションケース33の出力軸4
3に連結し、この出力軸43にベルトコンバータのドラ
イブプーリ44を取り付け、このドライブプーリ44の
上方にベルトコンバータのドリブンプーリ45を配置
し、これらドライブプーリ44とドリブンプーリ45間
にベルト46を張設している。
【0013】また、ドリブンプーリ45の軸47はギヤ
ケース48に回転自在に支承され、またギヤケース48
の他端にはアイドル軸49を支承し、このアイドル軸4
9にドライブスプロケット50を固着している。また、
フレームに架設した軸51に無限軌道帯52を走行させ
るドリブンスプロケット53を固着し、これらスプロケ
ット50,53間にチェーン54を張設している。
ケース48に回転自在に支承され、またギヤケース48
の他端にはアイドル軸49を支承し、このアイドル軸4
9にドライブスプロケット50を固着している。また、
フレームに架設した軸51に無限軌道帯52を走行させ
るドリブンスプロケット53を固着し、これらスプロケ
ット50,53間にチェーン54を張設している。
【0014】前記ギヤケース48はレバー部48a,4
8bを備え、一方のレバー部48aはギヤケースピボッ
ト55を介してエンジンに共締めされ、他方のレバー部
48bは上フレーム2に設けたブラケット56にチェー
ンアジャスタ57を介して共締めされている。
8bを備え、一方のレバー部48aはギヤケースピボッ
ト55を介してエンジンに共締めされ、他方のレバー部
48bは上フレーム2に設けたブラケット56にチェー
ンアジャスタ57を介して共締めされている。
【0015】チェーンアジャスタ57はカム面を有する
とともにその回転軸58がブラケット56の長孔59に
保持されている。而して、チェーンアジャスタ57を緩
め、チェーンアジャスタ57のカム面をストッパ57a
に当接しながら所定角度回転させる。すると、ギヤケー
ス48がギヤケースピボット55を中心として回動しア
イドル軸49が移動し、チェーン54の張りが微調整さ
れる。尚、この調整によりドリブンプーリ45の軸47
も移動するが、ギヤケースピボット55はベルト46に
て囲まれる領域内に位置しているため、ドライブプーリ
44とドリブンプーリ45の軸間距離は殆ど変化しな
い。
とともにその回転軸58がブラケット56の長孔59に
保持されている。而して、チェーンアジャスタ57を緩
め、チェーンアジャスタ57のカム面をストッパ57a
に当接しながら所定角度回転させる。すると、ギヤケー
ス48がギヤケースピボット55を中心として回動しア
イドル軸49が移動し、チェーン54の張りが微調整さ
れる。尚、この調整によりドリブンプーリ45の軸47
も移動するが、ギヤケースピボット55はベルト46に
て囲まれる領域内に位置しているため、ドライブプーリ
44とドリブンプーリ45の軸間距離は殆ど変化しな
い。
【0016】また、図6,図7に示すようにメインフレ
ーム1と上フレーム2との交差部近傍にはガセットプレ
ート86,86を設け、これらガセットプレート86,
86間に駆動軸51を回転自在に支承し、この駆動軸5
1の一端に前記スプロケット53を固着し、スプロケッ
ト53と反対側の駆動軸51の端部にはブレーキディス
ク87が固着され、このブレーキディスク87近傍には
図6に示すようにブレーキキャリパ88が設けられ、更
に、駆動軸51の中間部には駆動輪76をスプライン嵌
合等によって取り付け、この駆動輪76の外周に形成し
たギヤ部を無限軌道帯52の内側面に形成した凹凸部に
係合せしめている。
ーム1と上フレーム2との交差部近傍にはガセットプレ
ート86,86を設け、これらガセットプレート86,
86間に駆動軸51を回転自在に支承し、この駆動軸5
1の一端に前記スプロケット53を固着し、スプロケッ
ト53と反対側の駆動軸51の端部にはブレーキディス
ク87が固着され、このブレーキディスク87近傍には
図6に示すようにブレーキキャリパ88が設けられ、更
に、駆動軸51の中間部には駆動輪76をスプライン嵌
合等によって取り付け、この駆動輪76の外周に形成し
たギヤ部を無限軌道帯52の内側面に形成した凹凸部に
係合せしめている。
【0017】また、懸架装置は図6に示すように左右の
メインフレーム1、1の中間部間に架設した軸60にク
ロスパイプ61を回転自在に支持し、このクロスパイプ
61に左右一対のスイングアーム62,62の前端部を
揺動自在に軸支し、この一対のスイングアーム62,6
2の中間部間に軸63を架設し、この軸63に三角リン
ク64を回動自在に支持している。
メインフレーム1、1の中間部間に架設した軸60にク
ロスパイプ61を回転自在に支持し、このクロスパイプ
61に左右一対のスイングアーム62,62の前端部を
揺動自在に軸支し、この一対のスイングアーム62,6
2の中間部間に軸63を架設し、この軸63に三角リン
ク64を回動自在に支持している。
【0018】また、前記左右一対のスイングアーム6
2,62の前端部間のクロスパイプ61の中央にリヤク
ッションユニット65の前端部を連結し、後端部は前記
三角リンク64の一隅部に連結し、更に左右のメインフ
レーム1、1の中間部間に軸66を架設し、この軸66
にクロスパイプ67を回転自在に支持し、このクロスパ
イプ67にリンク68の上端部を取り付け、このリンク
68の下端部を前記三角リンク64の他隅部に連結して
いる。
2,62の前端部間のクロスパイプ61の中央にリヤク
ッションユニット65の前端部を連結し、後端部は前記
三角リンク64の一隅部に連結し、更に左右のメインフ
レーム1、1の中間部間に軸66を架設し、この軸66
にクロスパイプ67を回転自在に支持し、このクロスパ
イプ67にリンク68の上端部を取り付け、このリンク
68の下端部を前記三角リンク64の他隅部に連結して
いる。
【0019】一方、スイングアーム62の後端部にはカ
ラー69を設け、このカラー69内に軸70を回転自在
に挿着し、軸70の中央部に前後方向に延びるメインス
ライドレール71を取り付け、軸70の外端部に左右一
対のサイドスライドレール72を取り付け、メインスラ
イドレール71とサイドスライドレール72の前部間、
中間部間及び後端部間にはガイドホイール73,74,
75を回転自在に支承している。またメインスライドレ
ール71の前端はスプリング89によって下方に付勢さ
れている。
ラー69を設け、このカラー69内に軸70を回転自在
に挿着し、軸70の中央部に前後方向に延びるメインス
ライドレール71を取り付け、軸70の外端部に左右一
対のサイドスライドレール72を取り付け、メインスラ
イドレール71とサイドスライドレール72の前部間、
中間部間及び後端部間にはガイドホイール73,74,
75を回転自在に支承している。またメインスライドレ
ール71の前端はスプリング89によって下方に付勢さ
れている。
【0020】以上において、エンジン31を駆動する
と、図2に示すようにベルトコンバータのドライブプー
リ80に伝達され、このドライブプーリ80とドリブン
プーリ81間に張設したベルト82を介してドリブンプ
ーリ81が回転し、このドリブンプーリ81の回転をア
イドル軸83に伝達し、このアイドル軸83の回転をチ
ェーン84、駆動スプロケット53を介して駆動輪76
が回転し、駆動輪76の回転によって無限軌道帯52が
移動し、雪上車が走行する。
と、図2に示すようにベルトコンバータのドライブプー
リ80に伝達され、このドライブプーリ80とドリブン
プーリ81間に張設したベルト82を介してドリブンプ
ーリ81が回転し、このドリブンプーリ81の回転をア
イドル軸83に伝達し、このアイドル軸83の回転をチ
ェーン84、駆動スプロケット53を介して駆動輪76
が回転し、駆動輪76の回転によって無限軌道帯52が
移動し、雪上車が走行する。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
エンジンの出力をベルトコンバータを介してアイドル軸
に伝達し、このアイドル軸に固着したスプロケットと無
限軌道帯のドライブ軸に固着したスプロケットとの間に
チェーンを張設した雪上車の駆動装置において、前記ア
イドル軸を前記ベルトコンバータのベルトで囲まれる領
域内の軸(ギヤケースピボット)を中心として位置調整
可能としたので、ベルトコンバータの軸間変化が微小で
済み、したがってベルトコンバータの軸間調整を不要と
した上で、チェーンの張りを調整することができ、しか
も調整作業が極めて容易である。
エンジンの出力をベルトコンバータを介してアイドル軸
に伝達し、このアイドル軸に固着したスプロケットと無
限軌道帯のドライブ軸に固着したスプロケットとの間に
チェーンを張設した雪上車の駆動装置において、前記ア
イドル軸を前記ベルトコンバータのベルトで囲まれる領
域内の軸(ギヤケースピボット)を中心として位置調整
可能としたので、ベルトコンバータの軸間変化が微小で
済み、したがってベルトコンバータの軸間調整を不要と
した上で、チェーンの張りを調整することができ、しか
も調整作業が極めて容易である。
【0022】また、ギヤケースのピボット軸がベルトコ
ンバータのベルトで囲まれる領域の内側に位置するので
全体がコンパクトになり、特にギヤケースをエンジンと
共締めするようにすれば、軸間の製造バラツキを少なく
できる。更に、本発明に係るアジャスタはチェーンに接
触することがないので、フリクションの増大や摩耗の発
生がない。
ンバータのベルトで囲まれる領域の内側に位置するので
全体がコンパクトになり、特にギヤケースをエンジンと
共締めするようにすれば、軸間の製造バラツキを少なく
できる。更に、本発明に係るアジャスタはチェーンに接
触することがないので、フリクションの増大や摩耗の発
生がない。
【図1】本発明に係る懸架装置を適用した雪上車の全体
側面図
側面図
【図2】同雪上車のボディカバー内を示す透視図
【図3】同雪上車の平面図
【図4】同雪上車の駆動装置の拡大側面図
【図5】同雪上車の駆動装置の拡大平面図
【図6】同雪上車の懸架装置及びその周辺を示す側面図
【図7】右側が図6のB1方向、左側がB2方向から見
た矢示図
た矢示図
【図8】図4のC−C線に沿った平断面図
【図9】アジャスタ及びその周辺部材を示す斜視図
【図10】アジャスタ及びその周辺部材を示す縦断面図
1…メインフレーム、3…フロア、31…エンジン、3
7…ラジエータリザーバタンク、39…ラジエータパイ
プ、43…出力軸、44…ドライブプーリ、45…ドリ
ブンプーリ、46…ベルト、47…ドリブンプーリの
軸、48…ギヤケース、49…アイドル軸、50,53
…スプロケット、52…無限軌道帯、54…チェーン、
55…ギヤケースピボット、57…アジャスタ。
7…ラジエータリザーバタンク、39…ラジエータパイ
プ、43…出力軸、44…ドライブプーリ、45…ドリ
ブンプーリ、46…ベルト、47…ドリブンプーリの
軸、48…ギヤケース、49…アイドル軸、50,53
…スプロケット、52…無限軌道帯、54…チェーン、
55…ギヤケースピボット、57…アジャスタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−47229(JP,A) 特開 昭49−21823(JP,A) 実開 昭49−39124(JP,U) 実開 昭59−130408(JP,U) 実開 昭58−163745(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/00 - 7/24 F16H 57/02 F16H 19/02 B62M 27/00 - 27/02 B62D 55/00 - 55/30 E01H 5/04
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの出力をベルトコンバータを介
してアイドル軸に伝達し、このアイドル軸に固着したス
プロケットと無限軌道帯のドライブ軸に固着したスプロ
ケットとの間にチェーンを張設した雪上車の駆動装置に
おいて、この駆動装置は前記アイドル軸を前記ベルトコ
ンバータのベルトで囲まれる領域内の軸を中心として位
置調整するアジャスタを備えていることを特徴とする雪
上車の駆動装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の雪上車の駆動装置にお
いて、前記ベルトコンバータのドリブンプーリとアイド
ル軸との間にはギヤケースが設けられ、このギヤケース
が前記ベルトコンバータのベルトで囲まれる領域内の軸
を中心としてアジャスタにより位置調整可能とされてい
ることを特徴とする雪上車の駆動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29840893A JP3231920B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 雪上車の駆動装置 |
| US08/350,007 US5533585A (en) | 1993-11-29 | 1994-11-29 | Device for adjusting a driving chain in a snowmobile |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29840893A JP3231920B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 雪上車の駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07151199A JPH07151199A (ja) | 1995-06-13 |
| JP3231920B2 true JP3231920B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=17859329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29840893A Expired - Fee Related JP3231920B2 (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | 雪上車の駆動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5533585A (ja) |
| JP (1) | JP3231920B2 (ja) |
Families Citing this family (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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