JPH07149281A - 立乗り式乗物の操向装置 - Google Patents

立乗り式乗物の操向装置

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JPH07149281A
JPH07149281A JP29840993A JP29840993A JPH07149281A JP H07149281 A JPH07149281 A JP H07149281A JP 29840993 A JP29840993 A JP 29840993A JP 29840993 A JP29840993 A JP 29840993A JP H07149281 A JPH07149281 A JP H07149281A
Authority
JP
Japan
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steering
handle
steering shaft
shaft
link
Prior art date
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Pending
Application number
JP29840993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shizuo Kono
静雄 河野
Naoaki Osada
直明 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07149281A publication Critical patent/JPH07149281A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雪上車などのハンドル位置を上下させた場合
でも、ハンドルの傾斜角を一定にする。 【構成】 運転者がライディングポジションを変化させ
ると、これにつれてステアリングシャフト32が垂直面
内で揺動しハンドル33が上下動する。そして、このと
きステアリングシャフト32、ハンドル33及びステア
リングリンク34は平行リンク機構を構成しているの
で、ハンドル33の傾斜角θ1は上下位置に拘らず一定
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば雪上車のような運
転者が立って運転する立乗り式乗物の操向装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フロア上に立上がった状態で運転するこ
の種の立乗り式乗物にあっては、特開平4−5188号
公報に開示されるように、ステアリングステムパイプ
(ステアリングポスト)の上端部に、ハンドルを固着し
たステアリングシャフトの下端部を垂直面内で揺動自在
となるように連結し、ライディングポジションに応じて
ハンドル位置が上下動するようにした構造を提案してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した構造による場
合にはステアリングシャフトにハンドル部材が固定され
ているので、ステアリングシャフトが上下に揺動するに
連れてハンドルの回動軸線の車体に対する角度も変化
し、またステアリングシャフトが下方に位置するにした
がってステアリングポストの傾斜角とハンドルの回動軸
線の角度とが大きく異なるため、ステアリングシャフト
の揺動可能範囲があまり大きくとれない等の不都合があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題、即ちライ
ディングポジションに応じてハンドル位置を上下させた
場合でも、操舵感覚の低下を招かないことを目的として
本発明をなしたものであり、このため本発明はステアリ
ングポストの上端部にステアリングシャフトの下端部を
垂直面内で揺動自在となるように軸支部を介して連結
し、このステアリングシャフトの上端部にハンドル部材
を設けた立乗り式乗物の操向装置において、前記ハンド
ル部材をステアリングシャフトの上端部に垂直面内で揺
動自在となるように枢支し、また前記ステアリングシャ
フトと略平行にリンク部材を配置し、該リンク部材の下
端部を前記ステアリングシャフトの軸支部近傍に垂直面
内で揺動自在となるように枢支するとともに、前記リン
ク部材の上端部に前記ハンドル部材枢動自在に連結し
た。
【0005】
【作用】ステアリングシャフト、ステアリングリンク及
びハンドルにて平行リンクを構成するため、ステアリン
グシャフトの揺動位置に拘らずハンドルの傾斜角は常に
一定になる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は本発明に係る操向装置を適用
した立乗り式乗物の一例である雪上車の全体側面図、図
2は同雪上車のボディカバー内を示す透視図、図3は同
雪上車の操向装置の上部を示す断面図、図4は同雪上車
の操向装置の下部を示す一部断面図、図5はスイングア
ーム廻りの構造を示す拡大側面図である。
【0007】雪上車はパイプからなるメインフレーム1
の前部に上フレーム2を設け、この上フレーム2後部と
メインフレーム1の後端部との間にフレームボディと熱
交換器を兼ねるフロア3を設け、またメインフレーム1
と上フレーム2の前端部にはヘッドパイプ4を取り付
け、更にメインフレーム1と上フレーム2にて囲まれる
空間にエンジン5を搭載し、エンジン5の後方にミッシ
ョンケース6、このミッションケース6の上方にエアク
リナー7、キャブレター8及び燃料タンク9を配置し、
更にヘッドパイプ4の前側にマフラー10を取り付け、
これら各部材をボディーカバー11にて覆っている。
【0008】また、メインフレーム1の中間部には左右
一対のスイングアーム12の前端部を揺動自在に軸支
し、この一対のスイングアーム12の中間部間に架設さ
れた部材にリヤクッションユニット13の前端部を連結
し、また、スイングアーム12の後部に三角リンク14
を、メインフレーム1にリンク15をそれぞれ回動自在
に支持し、三角リンク14の後端とリンク15の下端を
連結するとともに三角リンク14の下端に前記リヤクッ
ションユニット13の後端部を連結してプログレシブリ
ンク機構を構成している。
【0009】また、スイングアーム12の後端部にはス
ライドレール16を取り付け、このスライドレール16
の両端及び中間にガイドホイール17…を取り付け、更
にエンジン5によって回転せしめられるドライブホイー
ル18、ガイドホイール17、スライドレール16外周
に沿って無限軌道帯(クローラベルト)19を張設し、
エンジンの駆動で無限軌道帯19を雪面に押し付けて走
行するようにしている。
【0010】即ち、エンジン5の駆動力は図2に示すよ
うにベルトコンバータのドライブプーリ70に伝達さ
れ、このドライブプーリ70とドリブンプーリ71間に
ベルト72を張設し、ドリブンプーリ71の回転をアイ
ドル軸73に伝達し、このアイドル軸73の回転をチェ
ーン74を介して前記スプロケット52に伝達するよう
ことで、無限軌道帯19が走行する。
【0011】一方、前記ボディカバー11の前部下方に
は幅広のスキー20を設け、このスキー20を操向装置
30にて左右に曲げることで雪上車の操向を行うように
している。以下に操向装置30の具体的な構造を説明す
る。
【0012】即ち、操向装置30の上部は図3に示すよ
うにステアリングポスト31、ステアリングシャフト3
2、ハンドル33及びステアリングリンク34から構成
され、ステアリングポスト31とステアリングシャフト
32とは自在継手35で連結され、ステアリングシャフ
ト32とハンドル33とは自在継手36で連結され、ス
テアリングシャフト32はカバー37内に収納されてい
る。
【0013】また、ステアリングリンク34はその下端
部34aが雪上車のフレームに配設されたブラケット1
12に軸支されて垂直面内で揺動可能とされ、その上端
部34bはハンドル33のブラケット38に連結され、
この連結された状態でステアリングリンク34は前記ス
テアリングシャフト32と略平行になる。而してステア
リングシャフト32、ハンドル33及びステアリングリ
ンク34にて平行リンク機構が構成される。
【0014】また、図4に示すように前記ステアリング
ポスト31は下方に伸びてヘッドパイプ4に回転自在に
支持されている。そして、この実施例にあってはステア
リングポスト31が倒立型緩衝器のアウターチューブと
して機能する構成としている。
【0015】即ち、前記スキー20の中間部上面にブラ
ケット40を介してロッド41の下端部を取り付け、こ
のロッド41をステアリングポスト31内に下方から挿
入するとともにロッド41上端部に固着したピストン4
2をステアリングポスト31内周面に摺動可能とし、更
にステアリングポスト31下端と前記ブラケット40と
をリンク43,44で連結している。尚、45はスキー
20の方向を直進方向に戻すための付勢部材である。
【0016】以上において、ハンドル33を回転する
と、自在継手36を介してステアリングシャフト32が
回転し、ステアリングシャフト32が回転すると、自在
継手35を介してステアリングポスト31が回転し、ス
テアリングポスト31が回転すると、リンク43,44
を介してスキー20が左右いずれかに操向される。
【0017】ところで、上記操向操作において、運転者
Pがライディングポジションを変化させると、これにつ
れてステアリングシャフト32が垂直面内で揺動しハン
ドル33が上下動する。そして、このときステアリング
シャフト32、ハンドル33及びステアリングリンク3
4は前記したように平行リンク機構を構成しているの
で、ハンドル33の回動軸線と垂線のなす角θ1は上下
位置に拘らず一定である。
【0018】上記ハンドル33の回動軸線と垂線のなす
角θ1はハンドル33のブラケット38との連結位置に
て調整することができる。この実施例にあってはハンド
ル33の傾斜角θ1をステアリングポスト31の回動軸
線と垂線のなす角θ2と略同一になるように設定し、操
舵感覚を高めるようにしている。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
ステアリングシャフト、リンク手段及びハンドル部材に
て平行リンクを構成したため、ハンドルを揺動させてハ
ンドル位置を下げた場合でも、常にハンドルの回動軸線
と垂線のなす角の変化を抑えることができ、ハンドルの
揺動可能範囲を増大することができる。また、請求項2
の発明によればハンドルの回動軸線と垂線のなす角とス
テアリングポストの傾斜角とを略等しく設定したので、
ステアリングポストを直接操作する操舵感覚に近づける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る操向装置を適用した立乗り式乗物
の一例である雪上車の全体側面図
【図2】同雪上車のボディカバー内を示す透視図
【図3】同雪上車の操向装置の上部を示す断面図
【図4】同雪上車の操向装置の下部を示す一部断面図
【図5】スイングアーム廻りの構造を示す拡大側面図
【符号の説明】
1…メインフレーム、3…フロア、4…ヘッドパイプ、
12…スイングアーム、19…無限軌道帯、20…スキ
ー、30…操向装置、31…ステアリングポスト、32
…ステアリングシャフト、33…ハンドル、34…ステ
アリングリンク、35,36…自在継手、41…ロッ
ド、42…ピストン。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングポストの上端部にステアリ
    ングシャフトの下端部を垂直面内で揺動自在となるよう
    に軸支部を介して連結し、このステアリングシャフトの
    上端部にハンドル部材を設けた立乗り式乗物の操向装置
    において、前記ハンドル部材をステアリングシャフトの
    上端部に垂直面内で揺動自在となるように枢支し、また
    前記ステアリングシャフトと略平行にリンク部材を配置
    し、該リンク部材の下端部を前記ステアリングシャフト
    の軸支部近傍に垂直面内で揺動自在となるように枢支す
    るとともに、前記リンク部材の上端部に前記ハンドル部
    材枢動自在に連結したことを特徴とする立乗り式乗物の
    操向装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の立乗り式乗物の操向装
    置において、前記ハンドルの傾斜角とステアリングポス
    トの傾斜角とを略等しくしたことを特徴とする立乗り式
    乗物の操向装置。
JP29840993A 1993-11-29 1993-11-29 立乗り式乗物の操向装置 Pending JPH07149281A (ja)

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JP29840993A JPH07149281A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 立乗り式乗物の操向装置

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JP29840993A JPH07149281A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 立乗り式乗物の操向装置

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JPH07149281A true JPH07149281A (ja) 1995-06-13

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ID=17859340

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JP29840993A Pending JPH07149281A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 立乗り式乗物の操向装置

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JP (1) JPH07149281A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10218077A (ja) * 1997-01-31 1998-08-18 Honda Motor Co Ltd スノーモビル等のフレーム構造
WO2019041033A1 (en) 2017-08-28 2019-03-07 Surface Pro Design Inc. FRONT SKI SUSPENSION SYSTEM FOR SNOWMOBILE AND ITS INSTALLATION METHOD

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030731