JP6815228B2 - 作業車 - Google Patents

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本発明は、車体フレームに設けられた支持部と、前記支持部とエンジンの排気マフラーとの間に介装され、前記排気マフラーを前記支持部に支持する弾性支持機構と、が備えられた作業車に関する。
上記した作業車は、排気マフラーと支持部との相対振動を弾性支持機構による弾性支持によって吸収させるものである。
弾性支持機構としては、従来、例えば特許文献1に示されるものがある。特許文献1に示される弾性支持機構では、消音器の左右側端における前後の計4箇所において、消音器がマウントゴムを介してサイドフレームに支持されるよう構成されている。
すなわち、左側端及び右側端における前では、サイドフレームに取り付けられた車体側ブラケットの車体側支持ピン部をマウントゴムの上側のピン孔に外側方から内側に向かって差し込み、消音器に取り付けられた消音器側ブラケットの消音器側支持ピン部をマウントゴムの下側のピン孔に内側方から外側に向かって差し込むことによって、消音器の両側部の前側が左右一対のマウントゴムを介して左右のサイドフレームに弾性支持される。
左端側及び右端側における後では、サイドフレームに取り付けられた車体側ブラケットの車体側支持ピン部をマウントゴムの上側のピン孔に車両前方から後方に向かって差し込み、消音器に取付けられた消音器側ブラケットの消音器側支持ピン部をマウントゴムの下側のピン孔に車両後方から前方に向かって差し込むことによって、消音器の両側部の後側が左右一対のマウントゴムを介して左右のサイドフレームに弾性支持される。
特開2009−12677号公報
エンジンの排気マフラーは、エンジンに対して排気管を介して剛体的に連結されるので、車体フレーム及び排気管の製品誤差や組付け誤差などによっては、排気マフラーと支持部との相対位置や相対姿勢が変化することがある。
従来の弾性支持に関する技術を採用した場合、排気マフラーと支持部との相対位置や相対姿勢の変化が大きいと、弾性部材に無理な応力が掛かったままの状態で弾性支持機構が排気マフラーを支持することになり、支持部と排気マフラーとの相対振動を吸収させる吸収能力が低下する虞がある。
本発明は、排気マフラーと支持部との相対位置や相対姿勢の変化にかかわらず、排気マフラーと支持部との相対振動の吸収を安価に良好に行わせることができる作業車を提供する。
本発明による作業車は、車体フレームに設けられた支持部と、前記支持部とエンジンの排気マフラーとの間に介装され、前記排気マフラーを前記支持部に支持する弾性支持機構と、が備えられ、前記弾性支持機構は、前記支持部に前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の一方に位置調節可能に支持される支持台部材と、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持され、前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の他方に沿う方向の筒部材軸芯を有する弾性筒部材と、前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持され、前記弾性筒部材に内嵌されて前記弾性筒部材に弾性支持される棒状部材と、を備え、前記弾性筒部材は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方のうちの前記筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置し、前記棒状部材は、二つの直線部を有するU字形状に形成され、前記直線部の一方は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持されている前記弾性筒部材に内嵌され、前記直線部の他方は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持されている。
本構成によると、支持部に対する支持台部材の位置調節を行なうことにより、弾性筒部材及び棒状部材が支持台部材と共に支持部に対して車体フレームの横幅方向又は前後方向に移動するので、支持部に対する排気マフラーの取付位置を車体フレームの横幅方向又は前後方向に調節できる。排気マフラーを筒部材軸芯に沿う方向に移動させることにより、棒状部材と弾性筒部材とが筒部材軸芯の方向に相対移動して排気マフラーが支持台部材に対して筒部材軸芯に沿う方向に移動するので、支持部に対する排気マフラーの取付位置を車体フレームの前後方向及び横幅方向のうち、支持台部材の位置調節によって調節できる方向とは異なる方向に調節できる。
弾性筒部材が支持台部材及び排気マフラーの一方のうちの筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置しているので、排気マフラーを上下に揺動操作することにより、弾性筒部材が棒状部材によって弾性変形されつつ、棒状部材と弾性筒部材とが相対的に上下に傾動して排気マフラーが支持台部材に対して上下に傾動するので、支持部に対する排気マフラーの取付姿勢を上下に傾斜調節できる。
つまり、支持台部材を支持部に位置調節可能に支持し、弾性筒部材及び弾性筒部材に内嵌合する棒状部材を採用すると共に弾性筒部材を支持台部材又は排気マフラーのうちの筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置させるだけの簡素な構造で、支持部に対する排気マフラーの取付位置を車体フレームの横幅方向及び前後方向に調節でき、かつ、支持部に対する排気マフラーの取付姿勢を上下に傾斜調節できる。
従って、排気マフラーと支持部との相対位置や相対姿勢の変化があっても、支持部に対する排気マフラーの取付位置及び取付姿勢を調節することによって、弾性支持機構が弾性筒部材に無理な応力が掛からない状態で排気マフラーと支持部との間に介在するようにできるので、支持部と排気マフラーとの相対振動を弾性筒部材によって良好に吸収させることができると共に安価な対策で済む。
本発明においては、前記弾性筒部材は、前記支持台部材に支持され、前記棒状部材は、前記排気マフラーに支持されていると好適である。
本構成によれば、弾性筒部材を排気マフラーに支持するのに比べ、排気マフラーを棒状部材を支持するだけのコンパクトなものにでき、排気マフラーを取り扱い易くできる。
本発明においては、前記弾性筒部材として、前記車体フレームの横方向及び前後方向の一方に並ぶ一対の弾性筒部材が備えられ、前記棒状部材として、一対の前記弾性筒部材に各別に内嵌され、かつ、前記弾性筒部材に同じ方向から挿入される一対の棒状部材が備えられていると好適である。
本構成によれば、支持台部材による排気マフラーの支持を2点支持によって安定的に行わせつつ、一対の棒状部材を一対の弾性筒部材に対して同じ方向から挿入することができるので、排気マフラーを支持台部材に支持する組み付け作業を行ない易い。
本発明による作業車は、車体フレームに設けられた支持部と、前記支持部とエンジンの排気マフラーとの間に介装され、前記排気マフラーを前記支持部に支持する弾性支持機構と、が備えられ、前記弾性支持機構は、前記支持部に前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の一方に位置調節可能に支持される支持台部材と、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持され、前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の他方に沿う方向の筒部材軸芯を有する弾性筒部材と、前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持され、前記弾性筒部材に内嵌されて前記弾性筒部材に弾性支持される棒状部材と、を備え、前記弾性筒部材は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方のうちの前記筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置し、前記車体フレームは、第1車体フレーム部、及び、前記第1車体フレーム部に脱着可能な第2車体フレーム部を備え、前記支持部は、前記第2車体フレーム部であり、前記エンジン、前記エンジンと前記排気マフラーとを接続する排気管、前記エンジンの動力を走行装置に伝達するトランスミッションを支持する。
本構成によれば、第1車体フレーム部に連結する前の第2車体フレーム部にエンジン、排気マフラー、排気管及びトランスミッションを支持しておくと共に、弾性支持機構を弾性筒部材による振動吸収が良好に行われる状態に調整しておき、第1車体フレーム部を第2車体フレーム部に連結して車体フレームを組み立てることによって、エンジン、排気マフラー、排気管、トランスミッション、及び、振動吸収が良好に行わる状態の排気マフラーを纏めて車体フレームに装着するという組立て方法を採用することができる。
多目的車両の全体を示す左側面図である。 車体フレームを示す左側面図である。 エンジンユニットを示す左側面図である。 エンジンユニットを示す平面図である。 エンジンユニットを示す後面図である。 弾性支持機構を示す側面図である。 弾性支持機構を示す後面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る作業車の実施の形態を作業車の一例である多目的車両に適用した場合について説明する。図1に示す[F]の方向が走行車体の前方向、[B]の方向が走行車体の後方向、紙面表側の方向が走行車体の左の方向、紙面裏側の方向が走行車体の右の方向と定義する。
〔多目的車両の全体の構成〕
多目的車両は、荷物の運搬やレクレーション等の多目的な用途に用いられる車両である。図1に示すように、多目的車両は、左右一対の前車輪1が操向可能かつ駆動可能に装備され、左右一対の後車輪2が駆動可能に装備された走行車体を備えている。走行車体の前後方向での中央部に運転部3が形成されている。運転部3には、運転座席4、補助座席5及びステアリングホィール6が備えられている。運転部3は、保護フレーム7によって囲われている。補助座席5は、運転座席4の横側に配置されている。ステアリングホィール6は、運転座席4の前方に回転操作可能に設けられ、回転操作されることによって前車輪1を操向操作するように前車輪1の操向操作部に連係されている。走行車体の運転部3よりも後側の部位に荷台8が設けられている。荷台8は、荷台8の後端部に設けられた支軸の車体横向き軸芯Pを揺動支点にして、走行車体の前後方向に沿った載置状態と、前端側が上昇した後下がり傾斜のダンプ状態とにわたって揺動昇降操作できるように支持されている。荷台8の昇降操作は、油圧アクチュエータ(図示せず)の作動によって行なわれる。走行車体のうちの荷台8の下方の部位に、原動部9が形成されている。原動部9には、エンジン10、エンジン用の排気マフラー11及びトランスミッション12が備えられている。エンジン10の動力がトランスミッション12に伝達され、左右の後輪駆動軸2aから左右の後車輪2に伝達され、前輪用出力軸13から回転軸14aを介して前輪駆動ケース14に伝達される。
〔走行車体の構成〕
図3,4,5に示すように、左右一対の走行車体の前後方向に延びる前後向きフレーム材21、及び、左右一対の走行車体の上下方向に延びる上下向きフレーム材22、走行車体の横幅方向に延びる前連結フレーム材23及び、車体横幅方向に延びる後連結フレーム材24によって支持部20が構成されている。エンジン10、トランスミッション12、排気マフラー11、及び、エンジン10と排気マフラー11とを接続する排気管27が同一の支持部20に支持され、エンジンユニットが構成されている。詳しくは、次の如く構成されている。
前連結フレーム材23は、左右一対の前後向きフレーム材21の前端部を連結している。後連結フレーム材24は、左右一対の上下向きフレーム材22の中間部を連結している。排気管27は、2本のエンジン側排気管部27a、2本のエンジン側排気管部27aを1本に纏めて排気マフラー11に接続するマフラー側排気管部27bを備えている。マフラー側排気管部27bは、排気マフラー11の入口にスプリング28によって圧接されている。
図3,4,5に示すように、エンジン10の出力部とトランスミッション12の入力部とを連結することによって、エンジン10とトランスミッション12とが連結されている。エンジン10の前側の下部に左右一対の連結部10aが形成されている。左右一対の連結部10aが前連結フレーム材23の左右一対のマウント部23aに支持されている。エンジン10の前側が前連結フレーム材23に支持され、トランスミッション12の前側がエンジン10を介して前連結フレーム材23に支持されている。トランスミッション12の後部に走行車体の横幅方向に延びるバー形の連結部12aが形成されている。連結部12aは、左右一対の上下向きフレーム材22のブラケット部22aに支持されている。トランスミッション12の後側が上下向きフレーム材22に支持され、エンジン10の後側がトランスミッション12を介して左右一対の上下向きフレーム材22に支持されている。排気マフラー11が支持部20のうちの後連結フレーム材24に弾性支持機構30を介して支持されている。排気管27は、エンジン10を介して前連結フレーム材23に支持され、かつ、排気マフラー11及び弾性支持機構30を介して後連結フレーム材24に支持されている。
図2に示すように、走行車体の車体フレームFは、第1車体フレーム部15及び第2車体フレーム部を備えている。支持部20は、第2車体フレーム部を構成している。
図2,3,4,5に示すように、左右一対の前後向きフレーム材21の前端部に連結部材25が固設されている。左右の連結部材25は、第1車体フレーム部15における左右一対の前後向きフレーム材16の後端部に連結ボルトによって連結されている。左右一対の上下向きフレーム材22の上端部と、第1車体フレーム部15における荷台支持フレーム材17の後端部とが連結部材26を介して連結されている。連結部材26は、上下向きフレーム材22に溶接によって連結され、荷台支持フレーム材17に連結ボルトによって連結されている。支持部20を構成する第2車体フレーム部は、第1車体フレーム部15における左右一対の前後向きフレーム材16の後端部、及び、第1車体フレーム部15における荷台支持フレーム材17の後端部に脱着可能に連結されている。
エンジン10、トランスミッション12、排気マフラー11及び排気管27を第1車体フレーム部15に連結する前の第2車体フレーム部(支持部20)に支持して、エンジンユニットを構成しておくことにより、第2車体フレーム部を第1車体フレーム部15に連結して車体フレームFを組み立てる組立作業を行なうことで、エンジン10、トランスミッション12、排気マフラー11及び排気管27を纏めて車体フレームFに装着することができる。
〔弾性支持機構30の構成〕
図3,5,6,7に示すように、弾性支持機構30は、一対の弾性筒部材31、支持台部材32、及び、一対の棒状部材33を備えている。
支持台部材32には、支持台部材32の後端部から下向きに延出する連結部32aが備えられている。支持台部材32の裏面側に、左右一対のリブ32dが付設されている。連結部32aは、後連結フレーム材24のブラケット部24aに走行車体前後向きの連結ボルト34を介して支持されている。連結部32aのボルト孔32bは、走行車体の横幅方向に沿う方向に長いガイド孔に形成されている。ボルト孔32bのガイドを利用して支持台部材32をブラケット部24aに対してスライド操作することにより、支持台部材32の後連結フレーム材24に対する取付位置を車体フレームFの左横方向[左](図5,7参照)、及び、車体フレームFの右横方向[右](図5,7参照)に変更する取付位置調節をできる。本実施形態では、3本の連結ボルト34を設けているが、2本、4本など、3本以外の本数の連結ボルトを採用可能である。ブラケット部24aの方のボルト孔を長いガイド孔に形成してもよい。
支持台部材32に車体フレームFの横幅方向に並ぶ一対の取付け穴32cが形成されている。一対の取付け穴32cは、車体フレームFの側面視において、支持台部材32のうちの車体フレームFの前後方向での一箇所に位置する配置で形成されている。一対の弾性筒部材31の下部が一対の取付け穴32cに各別に係入されている。取付け穴32cにおける弾性筒部材31と支持台部材32との係合により、支持台部材32に対する弾性筒部材31の車体フレームFの横幅方向及び前後方向における位置決めが行われている。一対の弾性筒部材31の取付け穴32cから上方に出ている部位の外周側を囲うストッパー35が支持台部材32に支持されている。弾性筒部材31の取付け穴32cからの抜け上りがストッパー35によって阻止されている。弾性筒部材31に金属製の筒部材31aが外嵌されている。
つまり、一対の弾性筒部材31は、弾性筒部材31の筒部材軸芯Xが車体フレームFの前後方向に沿う取付姿勢で支持台部材32に支持されている。一対の弾性筒部材31は、車体フレームFの横幅方向に並ぶ配置で、かつ、車体フレームFの側面視において、支持台部材32のうちの筒部材軸芯Xに沿う方向での一箇所に位置する配置で支持台部材32に支持されている。本実施形態では、弾性筒部材31は、ゴム材によって構成されている。弾性筒部材31を構成する素材としては、スポンジ、合成樹脂などゴム材以外の素材の利用が可能である。
各棒状部材33の前端側に、棒状部材33から上方に延出された連結アーム部33aが備えられている。連結アーム部33aのうち、棒状部材33の上方に棒状部材33と平行に位置する部位が排気マフラー11の下部に連結部材36を介して連結されている。棒状部材33と連結部材36とは、溶接によって連結されている。連結部材36と排気マフラー11とは、溶接によって連結されている。一対の棒状部材33は、車体フレームFの横幅方向に並ぶ配置で排気マフラー11に支持されている。
一対の棒状部材33は、一対の弾性筒部材31にスライド可能に内嵌され、弾性筒部材31によって弾性支持されている。一対の棒状部材33の両方は、弾性筒部材31に前方から後方に向けて挿入されている。排気マフラー11は、一対の棒状部材33を介して一対の弾性筒部材31に弾性支持されている。通常時においては、排気マフラー11とエンジン10とが排気管27を介して連結されていて、排気マフラー11が後連結フレーム材24に対して大幅に前後移動することがないので、棒状部材33が弾性筒部材31から抜け外れない。本実施形態では、一対の棒状部材33が弾性筒部材31に前方から後方に向けて挿入された構成を採用しているが、後方から前方に向けて挿入される構成を採用可能である。
排気マフラー11を車体フレームFの前後方向に移動操作することにより、一対の棒状部材33が弾性筒部材31に対してスライドし、排気マフラー11の後連結フレーム材24に対する取付位置を車体フレームFの前方向[前](図3,6参照)及び後方向[後](図3,6参照)に変更する取付位置調節をできる。
排気マフラー11の前端側を昇降操作することにより、一対の棒状部材33が弾性筒部材31を弾性変形させつつ弾性筒部材31に対して上下に傾動し、排気マフラー11の後連結フレーム材24に対する取付姿勢を前上り傾斜の方向[上](図3,6参照)及び前下がり傾斜の方向[下](図3,6参照)に変更する取付姿勢調節をできる。
エンジン10、トランスミッション12、排気マフラー11及び排気管27の支持部20(第2車体フレーム部)への取付けは、エンジン10及びトランスミッション12を前連結フレーム材23及び上下向きフレーム材22に支持し、この状態のエンジン10に排気管27を介して排気マフラー11を接続し、この状態の排気マフラー11を弾性支持機構30を介して後連結フレーム材24に支持することによって行われる。このとき、支持台部材32をブラケット部24aに対してスライド操作して後連結フレーム材24に対する排気マフラー11の取付位置を車体フレームFの横幅方向に調節する取付位置調節、排気マフラー11の移動操作によって棒状部材33を弾性筒部材31に対してスライド操作して後連結フレーム材24に対する排気マフラー11の取付位置を車体フレームFの前後方向に調節する取付位置調節、排気マフラー11の傾動操作によって棒状部材33を弾性筒部材31に対して上下に傾動操作して後連結フレーム材24に対する排気マフラー11の取付姿勢を上下に調節する取付姿勢調節を必要に応じて行ない、弾性筒部材31に無理な応力が掛からないで排気マフラー11を支持する状態に弾性支持機構30を調節する。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、支持台部材32が車体フレームFの横幅方向に位置調節可能に支持され、筒部材軸芯Xが車体フレームFの前後方向に沿う姿勢で弾性筒部材31が支持される例を示したが、支持台部材32が車体フレームFの前後方向に位置調節可能に支持され、筒部材軸芯Xが車体フレームFの横幅方向に沿う姿勢で弾性筒部材31が支持される構成を採用してもよい。
(2)上記した実施形態では、弾性筒部材31が支持台部材32に支持され、棒状部材33が排気マフラー11に支持される例を示したが、弾性筒部材31が排気マフラー11に支持され、棒状部材33が支持台部材32に支持される構成を採用してもよい。
(3)上記した実施形態では、一対の弾性筒部材31を設けた例を示したが、一つだけの弾性筒部材31を採用して実施してもよい。
(4)上記した実施形態では、エンジン10、排気マフラー11、トランスミッション12及び排気管27を纏めて車体フレームFに装着できる構成において、排気マフラー11を弾性支持機構30によって支持する例を示したが、エンジン10、トランスミッション12及び排気マフラー11が個別に車体フレームFに装備される構成において、排気マフラー11を弾性支持機構30によって支持するよう構成して実施してもよい。
本発明は、多目的車両の他、トラクター、運搬車、コンバインなど各種の作業車に適用できる。また、前車輪及び後車輪に代え、クローラ走行装置、あるいは、車輪とミニクローラ走行装置とを組み合わせた走行装置を備えた作業車に利用可能である。
1 走行装置(前車輪)
2 走行装置(後車輪)
10 エンジン
11 排気マフラー
12 トランスミッション
20 支持部(第2車体フレーム部)
27 排気管
30 弾性支持機構
31 弾性筒部材
32 支持台部材
33 棒状部材
F 車体フレーム

Claims (4)

  1. 車体フレームに設けられた支持部と、
    前記支持部とエンジンの排気マフラーとの間に介装され、前記排気マフラーを前記支持部に支持する弾性支持機構と、が備えられ、
    前記弾性支持機構は、
    前記支持部に前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の一方に位置調節可能に支持される支持台部材と、
    前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持され、前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の他方に沿う方向の筒部材軸芯を有する弾性筒部材と、
    前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持され、前記弾性筒部材に内嵌されて前記弾性筒部材に弾性支持される棒状部材と、を備え、
    前記弾性筒部材は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方のうちの前記筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置し、
    前記棒状部材は、二つの直線部を有するU字形状に形成され、前記直線部の一方は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持されている前記弾性筒部材に内嵌され、前記直線部の他方は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持されている作業車。
  2. 前記弾性筒部材は、前記支持台部材に支持され、前記棒状部材は、前記排気マフラーに支持されている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記弾性筒部材として、前記車体フレームの横方向及び前後方向の一方に並ぶ一対の弾性筒部材が備えられ、
    前記棒状部材として、一対の前記弾性筒部材に各別に内嵌され、かつ、前記弾性筒部材に同じ方向から挿入される一対の棒状部材が備えられている請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 車体フレームに設けられた支持部と、
    前記支持部とエンジンの排気マフラーとの間に介装され、前記排気マフラーを前記支持部に支持する弾性支持機構と、が備えられ、
    前記弾性支持機構は、
    前記支持部に前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の一方に位置調節可能に支持される支持台部材と、
    前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方に支持され、前記車体フレームの横幅方向及び前後方向の他方に沿う方向の筒部材軸芯を有する弾性筒部材と、
    前記支持台部材及び前記排気マフラーの他方に支持され、前記弾性筒部材に内嵌されて前記弾性筒部材に弾性支持される棒状部材と、を備え、
    前記弾性筒部材は、前記支持台部材及び前記排気マフラーの一方のうちの前記筒部材軸芯に沿う方向における一箇所のみに位置し、
    前記車体フレームは、第1車体フレーム部、及び、前記第1車体フレーム部に脱着可能な第2車体フレーム部を備え、
    前記支持部は、前記第2車体フレーム部であり、前記エンジン、前記エンジンと前記排気マフラーとを接続する排気管、前記エンジンの動力を走行装置に伝達するトランスミッションを支持する作業車。
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