JPH0630603Y2 - 履帯車輌の旋回装置 - Google Patents
履帯車輌の旋回装置Info
- Publication number
- JPH0630603Y2 JPH0630603Y2 JP1990025781U JP2578190U JPH0630603Y2 JP H0630603 Y2 JPH0630603 Y2 JP H0630603Y2 JP 1990025781 U JP1990025781 U JP 1990025781U JP 2578190 U JP2578190 U JP 2578190U JP H0630603 Y2 JPH0630603 Y2 JP H0630603Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- shaft
- idler wheel
- underframe
- crawler belt
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は収穫機、耕耘機、トラクターなどに於ける履帯
車輌の旋回装置に関するものである。
車輌の旋回装置に関するものである。
〔従来の技術〕 一般に履帯車輌は、軟湿地に於ける走行装置として作業
性能をよくするために無終端に形成した履帯を装備して
いる。このような履帯車輌に於いて、旋回の場合には、
旋回する側の履帯を停止させて、反対側の履帯を駆動さ
せることにより推進力を得て旋回するようにしている。
性能をよくするために無終端に形成した履帯を装備して
いる。このような履帯車輌に於いて、旋回の場合には、
旋回する側の履帯を停止させて、反対側の履帯を駆動さ
せることにより推進力を得て旋回するようにしている。
今、従来例の履帯車輌について、第5図を参照しながら
説明する。
説明する。
図において、30は軌道台枠で、一端に駆動輪31を、
他端に遊動輪32を夫々枢支してある。また、軌道台枠
30の下側に複数個の軌道ローラ33,33,…を一定
間隔に、且つ平行になるように支持具34を介して固設
してある。
他端に遊動輪32を夫々枢支してある。また、軌道台枠
30の下側に複数個の軌道ローラ33,33,…を一定
間隔に、且つ平行になるように支持具34を介して固設
してある。
35は上側の支持ローラで、これらローラ33,35と
駆動輪31、遊動輪32に履帯36を張架することによ
り履帯車輌を構成している。
駆動輪31、遊動輪32に履帯36を張架することによ
り履帯車輌を構成している。
この構成に於いて、旋回の場合、前記のように停止させ
た履帯36にあって、地面と接触するのは中間部を中心
として外側ほど履帯36の進行方向と垂直方向にすべり
が発生する。このため地面と接触する軌道ローラ33,
33,…が平行であるから接触抵抗が大きくなりスムー
ズに旋回できないことがある。
た履帯36にあって、地面と接触するのは中間部を中心
として外側ほど履帯36の進行方向と垂直方向にすべり
が発生する。このため地面と接触する軌道ローラ33,
33,…が平行であるから接触抵抗が大きくなりスムー
ズに旋回できないことがある。
特に、機体の前後に夫々所定の装置を装着した収穫機の
場合、前後の平衡が悪いことがある。つまり、前方に収
穫物を拾い上げる拾い上げ装置、後方に収穫物を収納す
るコンテナを積載した収穫機にあっては、収穫作業の開
始時はコンテナの内部には収穫物が少量だから機体の後
方は軽く、作業を進行して行くと徐々に重くなるので、
機体の前後の平衡を良くするために履帯を前後に長くす
る必要がある。このような収穫機では旋回半径が大きく
なり、圃場などの枕地を旋回する時、その周辺の地上あ
るいは収穫物を踏潰すことがある。
場合、前後の平衡が悪いことがある。つまり、前方に収
穫物を拾い上げる拾い上げ装置、後方に収穫物を収納す
るコンテナを積載した収穫機にあっては、収穫作業の開
始時はコンテナの内部には収穫物が少量だから機体の後
方は軽く、作業を進行して行くと徐々に重くなるので、
機体の前後の平衡を良くするために履帯を前後に長くす
る必要がある。このような収穫機では旋回半径が大きく
なり、圃場などの枕地を旋回する時、その周辺の地上あ
るいは収穫物を踏潰すことがある。
ところで、前記の問題点を解決する手段として、旋回時
に履帯の下側中間部を下方に突出させ履帯と地面との摺
接をこの履帯中間部で行い軽い力で機体を旋回させる装
置として実公昭44-27608号,特開昭52-57625号が知られ
ている。しかし、これらの装置は構造が複雑であった
り、旋回時に不具合が生じ易いなどの欠点があった。
に履帯の下側中間部を下方に突出させ履帯と地面との摺
接をこの履帯中間部で行い軽い力で機体を旋回させる装
置として実公昭44-27608号,特開昭52-57625号が知られ
ている。しかし、これらの装置は構造が複雑であった
り、旋回時に不具合が生じ易いなどの欠点があった。
本考案は、これらの欠点を改良した履帯車輌の旋回装置
を提供するものである。
を提供するものである。
本考案は、収穫機などの機体に前後方向に長い軌道台枠
を水平に取付け、この軌道台枠の両端部に設けた駆動輪
と遊動輪とに履帯を張架させると共に、この駆動輪と遊
動輪との間に、前記軌道台枠上の上部に設けた上部支持
ローラと下側に設けた軌道ローラとで履帯を支持するよ
うに設けた履帯車輌において、2本の軌道台枠を平行に
配設し、この軌道台枠に形成した横長の長孔に遊動輪の
軸を遊挿し、この軸にバネを付勢してなる緊張装置によ
り遊動輪を可動的に支持すると共に、前記軌道台枠の両
端寄りの下部に設けた支持具に支軸を介して複数の軌道
ローラを設けた2つの回動腕の各一端部を枢支し、これ
ら2つの回動腕の他端部にカム孔をそれぞれ形成した
上、このカム孔が前記軌道台枠の前後方向のほぼ中間部
において重ね合うように設け、且つこのカム孔に軸を遊
挿させて、2つの回動腕は支軸を支点として可動的に連
結させ、またこの軌道台枠の前後方向でほぼ中間部に設
けた支持軸の軸に油圧シリンダを連結させ、この油圧シ
リンダの駆動部は前記カム孔の軸に連結されて、油圧シ
リンダは軌道台枠に対して垂直に配設してなる構成を特
徴とするものである。
を水平に取付け、この軌道台枠の両端部に設けた駆動輪
と遊動輪とに履帯を張架させると共に、この駆動輪と遊
動輪との間に、前記軌道台枠上の上部に設けた上部支持
ローラと下側に設けた軌道ローラとで履帯を支持するよ
うに設けた履帯車輌において、2本の軌道台枠を平行に
配設し、この軌道台枠に形成した横長の長孔に遊動輪の
軸を遊挿し、この軸にバネを付勢してなる緊張装置によ
り遊動輪を可動的に支持すると共に、前記軌道台枠の両
端寄りの下部に設けた支持具に支軸を介して複数の軌道
ローラを設けた2つの回動腕の各一端部を枢支し、これ
ら2つの回動腕の他端部にカム孔をそれぞれ形成した
上、このカム孔が前記軌道台枠の前後方向のほぼ中間部
において重ね合うように設け、且つこのカム孔に軸を遊
挿させて、2つの回動腕は支軸を支点として可動的に連
結させ、またこの軌道台枠の前後方向でほぼ中間部に設
けた支持軸の軸に油圧シリンダを連結させ、この油圧シ
リンダの駆動部は前記カム孔の軸に連結されて、油圧シ
リンダは軌道台枠に対して垂直に配設してなる構成を特
徴とするものである。
走行時は駆動輪と遊動輪及び複数の軌道ローラにガイド
されて履帯は回転駆動し、車輌は走行する。旋回時は油
圧シリンダを操作し、伸長させることによりカム孔に遊
挿した軸を下降させ、2つの回動腕をその基端の軸を支
軸として回動させる。これにより、複数の軌道ローラ
は、その中間部のローラが一番突出するようにして下方
に回動変位し、履帯の下側中間部を地表面に向けて突出
させるので、この状態で左右の履帯を夫々逆回転させる
ことにより、履帯の下側中間部が接地し、両外側は地面
から浮上がった状態でスムーズに回転させることができ
る。
されて履帯は回転駆動し、車輌は走行する。旋回時は油
圧シリンダを操作し、伸長させることによりカム孔に遊
挿した軸を下降させ、2つの回動腕をその基端の軸を支
軸として回動させる。これにより、複数の軌道ローラ
は、その中間部のローラが一番突出するようにして下方
に回動変位し、履帯の下側中間部を地表面に向けて突出
させるので、この状態で左右の履帯を夫々逆回転させる
ことにより、履帯の下側中間部が接地し、両外側は地面
から浮上がった状態でスムーズに回転させることができ
る。
また、履帯はバネ付勢されて可動的に支持された遊動輪
に掛けられているので、履帯の下側中間部を下方に突出
させて旋回するときも突出させないで通常走行するとき
も、いづれの場合も履帯は緊張状態に支持され、軌道ロ
ーラから外れない。さらに、油圧シリンダは垂直に配設
されていて伸長時の駆動力は直接2つの回動腕の可動連
結部へ伝達されるよう構成されている。
に掛けられているので、履帯の下側中間部を下方に突出
させて旋回するときも突出させないで通常走行するとき
も、いづれの場合も履帯は緊張状態に支持され、軌道ロ
ーラから外れない。さらに、油圧シリンダは垂直に配設
されていて伸長時の駆動力は直接2つの回動腕の可動連
結部へ伝達されるよう構成されている。
以下、本考案の実施例を例示する第1図乃至第4図に従
って説明する。
って説明する。
第4図は、前方に収穫物の拾い上げ装置26を設け、後
方にコンテナ27を装備した収穫機28を示す。この収
穫機28において、作業開始時には、コンテナ27に収
穫物がないから機体の後方は軽く、作業が進むにつれ、
コンテナ27は重くなる。このため、機体の平衡を保つ
のに、履帯17の接地面を長くして接地面積を大きくで
き、逆に旋回の場合は接地面積を小さくするように構成
されている。
方にコンテナ27を装備した収穫機28を示す。この収
穫機28において、作業開始時には、コンテナ27に収
穫物がないから機体の後方は軽く、作業が進むにつれ、
コンテナ27は重くなる。このため、機体の平衡を保つ
のに、履帯17の接地面を長くして接地面積を大きくで
き、逆に旋回の場合は接地面積を小さくするように構成
されている。
これをさらに説明すると、1は軌道台枠で、その一端に
駆動輪2を枢支し、他端には前後の方向に移動可能に、
且つ遊動する遊動輪3を枢支してある。
駆動輪2を枢支し、他端には前後の方向に移動可能に、
且つ遊動する遊動輪3を枢支してある。
4,5は回動腕で、これら回動腕4,5は、その一端部
が前記駆動輪2及び遊動輪3近くに夫々支軸6,7を介
して軌道台枠1に設けた支持具8,9に枢支してあり、
他方、接合する回動腕4,5の他端部には、夫々カム孔
11を形成し、これに後記する作動機構12の支点とな
る軸13を遊挿させて回動腕4,5と作動機構12とを
連結してある。また、回動腕4,5の下端部には、複数
個の遊動する軌道ローラ10,10,…を枢支してあ
る。
が前記駆動輪2及び遊動輪3近くに夫々支軸6,7を介
して軌道台枠1に設けた支持具8,9に枢支してあり、
他方、接合する回動腕4,5の他端部には、夫々カム孔
11を形成し、これに後記する作動機構12の支点とな
る軸13を遊挿させて回動腕4,5と作動機構12とを
連結してある。また、回動腕4,5の下端部には、複数
個の遊動する軌道ローラ10,10,…を枢支してあ
る。
前記作動機構12として本考案の実施例では油圧シリン
ダ37を使用し、前記軌道台枠1に支持具14を設け
て、動点となる軸15を介して構成している。なお、油
圧シリンダ37の他に揺動シリンダ、電気シリンダなど
を用いてもよい。
ダ37を使用し、前記軌道台枠1に支持具14を設け
て、動点となる軸15を介して構成している。なお、油
圧シリンダ37の他に揺動シリンダ、電気シリンダなど
を用いてもよい。
履帯17は、緊張装置18によって、常時緊張状態とな
っている。つまり、この緊張装置18は遊動輪3の軸1
9を軌道台枠1に形成した孔20に可動的に支持させ、
軸19にネジ部を有するブラケット21を取付け、この
ネジ部にナット22を螺着し、このナット22と軌道台
枠1に固着した穴を形成した支持片23の間にバネ24
を介在させ、ナット22を回動させることによって、前
記軸19に対する押圧力を調節し、履帯17の緊張状態
の微調整が行えるように構成してある。また、このよう
な構成の緊張装置18を設けることによって、履帯17
の走行部25が大きな石、その他地面にある障害物に衝
突した時に、バネ24によって緩衝させることができ
る。
っている。つまり、この緊張装置18は遊動輪3の軸1
9を軌道台枠1に形成した孔20に可動的に支持させ、
軸19にネジ部を有するブラケット21を取付け、この
ネジ部にナット22を螺着し、このナット22と軌道台
枠1に固着した穴を形成した支持片23の間にバネ24
を介在させ、ナット22を回動させることによって、前
記軸19に対する押圧力を調節し、履帯17の緊張状態
の微調整が行えるように構成してある。また、このよう
な構成の緊張装置18を設けることによって、履帯17
の走行部25が大きな石、その他地面にある障害物に衝
突した時に、バネ24によって緩衝させることができ
る。
本考案の履帯車輌の旋回装置を作動させる時、次の機構
により地表面aを基準にして上方向に軌道台枠1が移動
する。つまり、軌道台枠1の両端部に連結された回動腕
4,5の支軸6,7が上方向に移動するのに対して、作
動機構11の重心部近くの回動腕4,5に設けている軸
13は移動しない。そのため、駆動輪2及び遊動輪3に
近い回動腕4,5に装着されている軌道ローラ10,1
0,…は、上方向により大きく移動する。従って、接地
面側の履帯17は重心位置の作動機構12近くの軌道ロ
ーラ10の下端部が支点となり、第1図に示す角度θ,
θが形成されるから、履帯17の接地面の長さLが短く
なり、接地面積が小さくなって、接地圧が大きくなる。
により地表面aを基準にして上方向に軌道台枠1が移動
する。つまり、軌道台枠1の両端部に連結された回動腕
4,5の支軸6,7が上方向に移動するのに対して、作
動機構11の重心部近くの回動腕4,5に設けている軸
13は移動しない。そのため、駆動輪2及び遊動輪3に
近い回動腕4,5に装着されている軌道ローラ10,1
0,…は、上方向により大きく移動する。従って、接地
面側の履帯17は重心位置の作動機構12近くの軌道ロ
ーラ10の下端部が支点となり、第1図に示す角度θ,
θが形成されるから、履帯17の接地面の長さLが短く
なり、接地面積が小さくなって、接地圧が大きくなる。
つまり、本考案の履帯車輌の旋回装置を使用して旋回す
る場合、旋回させる側の履帯17を停止させると同時
に、この旋回装置を作動させることにより、旋回させる
方向の履帯17の接地面積が小さくなり、その接地圧が
大きくなるから、スムーズな旋回が可能となる。
る場合、旋回させる側の履帯17を停止させると同時
に、この旋回装置を作動させることにより、旋回させる
方向の履帯17の接地面積が小さくなり、その接地圧が
大きくなるから、スムーズな旋回が可能となる。
また、収穫機28が直進走行する場合は、履帯17の長
さLを長くして接地面積を大きくし、接地圧を小さくし
て使用することが可能となる。
さLを長くして接地面積を大きくし、接地圧を小さくし
て使用することが可能となる。
なお、図示省略するが、かじ取装置は一般的に操向クラ
ッチ式、または操向クラッチブレーキ連動式でレバー、
ペダルなどで手足により操作を行うように構成し、この
レバー、ペダルなどで前記の作動機構12,…を動かす
ように連動しておくと良い。
ッチ式、または操向クラッチブレーキ連動式でレバー、
ペダルなどで手足により操作を行うように構成し、この
レバー、ペダルなどで前記の作動機構12,…を動かす
ように連動しておくと良い。
本考案によると、次の効果がある。
すなわち、履帯車輌の軌道台枠に基端を枢支してあり、
且つ軌道ローラを取り付けた回動腕を回動させることに
より、走行時と作業時には履帯の接地面の長さLを長く
して接地面積を大きくし、履帯車輌をスムーズに走行で
きると共に、旋回時には履帯の長さLを短くして接地面
積を小さくし、スムーズに旋回することができる。
且つ軌道ローラを取り付けた回動腕を回動させることに
より、走行時と作業時には履帯の接地面の長さLを長く
して接地面積を大きくし、履帯車輌をスムーズに走行で
きると共に、旋回時には履帯の長さLを短くして接地面
積を小さくし、スムーズに旋回することができる。
さらに、上部支持ローラと軌道ローラとで履帯は、適宜
緊張状態を保たれ、履帯の外れを防ぎ、スムーズな走行
が可能となる。また、上側位置の履帯が垂れ下がり、支
持具に接触するのを防ぐことができる。
緊張状態を保たれ、履帯の外れを防ぎ、スムーズな走行
が可能となる。また、上側位置の履帯が垂れ下がり、支
持具に接触するのを防ぐことができる。
特に、本考案によると、軌道ローラを有する回動腕の各
々の一端を軌道台枠の両端下部に枢支し、各回動腕の他
端部を軌道台枠の中間部で交わらせ、各回動腕の他端部
に設けたカム孔を重ね合わせたうえ、このカム孔に軸を
遊挿し、軌道台枠のほぼ中間部に垂直に枢支した油圧シ
リンダの駆動部を前記カム孔に挿入した軸に連結して構
成するものであるから、油圧シリンダの駆動部の推進力
を直接回動腕に伝達することができる。よって、力が分
散されず駆動力のロスを可及的に少なくでき、より少な
い動力で効率的に回動腕を作動させることができるの
で、油圧シリンダの小形化、低価格化が図れる。また、
油圧シリンダの内部の油圧パッキンその他作動機構に無
理な負荷が作用することが少なく、油漏れなどの故障を
少なくできるうえ、従来に比し構成もきわめて簡潔であ
る。
々の一端を軌道台枠の両端下部に枢支し、各回動腕の他
端部を軌道台枠の中間部で交わらせ、各回動腕の他端部
に設けたカム孔を重ね合わせたうえ、このカム孔に軸を
遊挿し、軌道台枠のほぼ中間部に垂直に枢支した油圧シ
リンダの駆動部を前記カム孔に挿入した軸に連結して構
成するものであるから、油圧シリンダの駆動部の推進力
を直接回動腕に伝達することができる。よって、力が分
散されず駆動力のロスを可及的に少なくでき、より少な
い動力で効率的に回動腕を作動させることができるの
で、油圧シリンダの小形化、低価格化が図れる。また、
油圧シリンダの内部の油圧パッキンその他作動機構に無
理な負荷が作用することが少なく、油漏れなどの故障を
少なくできるうえ、従来に比し構成もきわめて簡潔であ
る。
図面は、本考案の実施例を示し、第1図は本考案の一実
施例の側面図、第2図は第1図I−I線断面図、第3図
は作動機構の作動状態を示す同断面図、第4図は収穫機
の概略側面図、第5図は従来例の履帯車輌の側面図であ
る。 1……軌道台枠、2……駆動輪、3……遊動輪、4,5
……回動腕、10……軌道ローラ、12……作動機構、
17……履帯。
施例の側面図、第2図は第1図I−I線断面図、第3図
は作動機構の作動状態を示す同断面図、第4図は収穫機
の概略側面図、第5図は従来例の履帯車輌の側面図であ
る。 1……軌道台枠、2……駆動輪、3……遊動輪、4,5
……回動腕、10……軌道ローラ、12……作動機構、
17……履帯。
Claims (1)
- 【請求項1】収穫機などの機体に前後方向に長い軌道台
枠1を水平に取付け、この軌道台枠1の両端部に設けた
駆動輪2と遊動輪3とに履帯17を張架させると共に、
この駆動輪2と遊動輪3との間に、前記軌道台枠1上の
上部に設けた上部支持ローラ16と下側に設けた軌道ロ
ーラ10,10,…とで履帯17を支持するように設け
た履帯車輌において、 2本の軌道台枠1,1を平行に配設し、この軌道台枠1
に形成した横長の長孔20に遊動輪3の軸19を遊挿
し、この軸19にバネ24を付勢してなる緊張装置18
により遊動輪3を可動的に支持すると共に、前記軌道台
枠1の両端寄りの下部に設けた支持具8,9に支軸6,
7を介して複数の軌道ローラ10,10,…を設けた2
つの回動腕4,5の各一端部を枢支し、これら2つの回
動腕4,5の他端部にカム孔11をそれぞれ形成した
上、このカム孔11が前記軌道台枠1の前後方向のほぼ
中間部において重ね合うように設け、且つこのカム孔1
1に軸13を遊挿させて、2つの回動腕4,5は支軸
6,7を支点として可動的に連結させ、またこの軌道台
枠1の前後方向でほぼ中間部に設けた支持軸14の軸1
5に油圧シリンダ37を連結させ、この油圧シリンダ3
7の駆動部は前記カム孔11の軸13に連結されて、油
圧シリンダ37は軌道台枠1に対して垂直に配設してな
る構成を特徴とする履帯車輌の旋回装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990025781U JPH0630603Y2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 履帯車輌の旋回装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990025781U JPH0630603Y2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 履帯車輌の旋回装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02117259U JPH02117259U (ja) | 1990-09-19 |
JPH0630603Y2 true JPH0630603Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31246818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990025781U Expired - Lifetime JPH0630603Y2 (ja) | 1990-03-14 | 1990-03-14 | 履帯車輌の旋回装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630603Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4427608Y1 (ja) * | 1965-01-01 | 1969-11-18 | ||
JPS50154940A (ja) * | 1974-06-05 | 1975-12-13 | ||
JPS53114136A (en) * | 1977-03-14 | 1978-10-05 | Kubota Ltd | Crawler driving device |
-
1990
- 1990-03-14 JP JP1990025781U patent/JPH0630603Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02117259U (ja) | 1990-09-19 |
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