JPH054005Y2 - - Google Patents

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JPH054005Y2
JPH054005Y2 JP20229585U JP20229585U JPH054005Y2 JP H054005 Y2 JPH054005 Y2 JP H054005Y2 JP 20229585 U JP20229585 U JP 20229585U JP 20229585 U JP20229585 U JP 20229585U JP H054005 Y2 JPH054005 Y2 JP H054005Y2
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vehicle
casing
drive
traveling vehicle
support plate
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  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、誘導センサーで誘導する走行車に係
る。
(従来技術) 従来、走行車の車台の下面側に個々独立的に制
御される2個の直流モーターと、該モーターに取
付けたドライブ車輪と、走行面に設けた誘導帯に
対峙して前記直流モーターを制御する誘導センサ
ーとからなり、該誘導センサーで、前記モーター
を制御して、方向転換されるようにしたものは公
知である。
(考案が解決しようとする課題) 前記公知のものは、その直流モーターおよびド
ライブ車輪が、直接走行車に固定されていて、上
下動はしないから、走行面に凹凸があるとき、こ
れに対応できない。また、その直流モーターおよ
びドライブ車輪が、左右首振りしないから、カー
ブ走行のとき、応答性が鈍い。
(考案の目的) よつて、本考案は、走行面に凹凸があつても、
カーブ走行のときでも、応答性のよい走行装置が
得られるようにしたものである。
(課題を解決するための手段) よつて、本考案は、走行車2の車台3の下面側
に取付けたドライブケーシング40と、該ケーシ
ング40内に取付けた個々独立的に制御される2
個の直流モーター46,47と、該モーター4
6,47に取付けたドライブ車輪19,20とか
らなり、前記ケーシング40は前記走行車2に対
して前後方向の軸ピン42を中心に左右方向揺動
自在に、かつ前記走行車2に対して中心部に設け
た縦の軸筒29を中心に左右方向首振り自在に設
け、更に前記ケーシング40には左右いずれか一
方に首を振つたときアンバランスになつて前記車
輪19,20を真正面に向かせる戻しバネ34,
35と、走行面21に設けた誘導帯53に対峙し
て前記直流モーター46,47を制御する誘導セ
ンサー51とを設けた誘導センサーで誘導する走
行車としたものである。
(実施例) 本考案の一実施例を図により説明すると、図中
1は、走行、操向ユニツト本体を示し、手押し車
のような荷物を運搬するための走行車2(第6
図)の底板3の底面4側に止着して、走行車2を
無人走行車させるための走行、操向装置として使
用するものである。即ち、このような走行、操向
装置は、従来は無人走行車を設計製作するとき
に、その都度設計製作されていた。そのために、
製作に手間と費用を要していたが、本件はこれを
ユニツト化して、既製の手押し車等の底面に止着
するだけで、これを無人走行車とすることができ
るようにしたものであり、つぎのように構成され
ている。
即ち、第1図のように、ユニツト本体1の頂部
には、取付部材6が配設されている。この取付部
材6は、走行車2の底面4にボルト、ナツト、溶
着等によつて固着するために設けられているもの
であり、本実施例に於いては、ボルト締めによつ
て固着する例を示している。即ち、進行方向に対
してその左右両側を下方の折り曲げて側板7,7
を形成し、これら側板7,7の上縁に、左右両外
方に向けて取付片8,8を突設したものである。
これら取付片8,8の先端部には、上下方向のボ
ルト挿通孔9,9が形成されており、これらのボ
ルト挿通孔9,9に、ボルトを挿通して締め付け
ることによつて、ユニツト本体1を走行車2の底
面4側に固着するようにしたものである。
次いで、10は上記取付部材6の下側に配設さ
れた支持板であり、この支持板10の左右両端部
には、側板11,11が形成されている。これら
側板11,11は、支持板10の進行方向に対し
てその左右両側を上方に折り曲げて形成したもの
であり、これらの側板11,11が取付部材6側
に形成された側板7,7の内側に過不足なく接す
るように嵌合させて、支持板10を取付部材6の
下側に配設する。このようにして、支持板10を
嵌め合わせたら、第2図のように、支持板10の
一側端部10aを取付部材6の一側端部6aに揺
動自在に枢支させる。
本実施例に於いては、取付部材6の側板7,7
及び支持板10の側板11,11の一側端部近傍
にはそれぞれ透孔を形成し、これらの透孔に左右
方向の枢支軸12を挿通して、支持板10の一側
端部10aを取付部材6の一側端部6aに揺動自
在に枢支した例を示している。
次いで、第2図で13は取付部材6と支持板1
0間に張設された伸張スプリングであり、支持板
10を取付部材6に対して常時下方に押圧するた
めに配設されているものである。本実施例に於い
ては、この伸張スプリング13を配設するため
に、支持板10の他側端部10b近傍に上方に向
けてガイド棒14を突設し、このガイド棒14で
上記伸張スプリング13を保持した例を示してい
る。これによつて支持板10は、一側端部10a
の枢支軸12を支点として底面4に揺動自在に止
着されると共に、常時下方に付勢されることにな
る。そして、支持板10の上動限及び可動限は、
取付部材6の側板7,7に内側に向けて係合ピン
16を突設すると共に、支持板10の側板11に
上下方向の長孔17を形成し、上記係合ピン16
を長孔17に係合せしめて行なつている。
次いで、第2図に於いて、18はリフト機構で
あり、上記支持板10の他側自由端部10bを、
伸張スプリング13の押圧力に抗して上方に持ち
上げて、後述する一対のドライブ車輪19,20
の走行面21から離脱せしめるために配設されて
いるものである。このリフト機構は、種々の機構
が考慮されるが、本実施例に於いては、直流モー
ター22を使用した例を示している。即ち、この
直流モーター22を、取付部材6の他側端部6b
に取付けられた上下モーターブラケツト23に固
着し、その出力軸22aに上下円板24を固着す
る。この上下円板24の円周上には切欠部24a
(第3図)が形成されており、この切欠部24a
の位置は周面に沿つて対称に配設されたリミツト
スイツチ25,25によつて検出されるようにな
つている。
26は上下円板24の外周部に固着されたカム
であり、該カム26が上方に回動せしめられると
きに、支持板10の他側自由端部10bに固着さ
れた上下動アーム10cと当接して、これを上方
に押し上げる。
次いで、27は保持板(第2図、第4図)であ
り、上記支持板10の下側に旋転機構28を介し
て旋転自在に取付けられているものである。上記
旋転機構28は保持板27の上面中央に中空軸2
9を上に向けて突設するとともに、支持板10上
にホルダー孔30を形成し、該ホルダー孔30内
にホルダーリング31を固着し、このホルダーリ
ング31内に中空軸29を嵌合せしめたものであ
り、中空軸29の上端部には軸受ナツト32を固
着している。そして中空軸29とホルダーリング
31間及びホルダーリング31と軸受ナツト32
間には鋼球33を介在せしめ、この間の摩擦抵抗
を軽減するようにしている。
次いで、34,35は戻しバネであり、第4図
に示すように支持板10の下面に突設されて取着
片36と、保持板27の後部上面に突設された取
着片37間に旋転機構28を挟むようにして配設
されている。これらの戻しバネ34,35は同じ
張力を持たせて張設されており、保持板27がい
ずれか一方に首を振つたときにその張力がアンバ
ランスとなつて保持板27を真正面に向かせるよ
うに作用する。
次いで、38,39は保持板27の前部及び後
部を下方に折り曲げて形成した前側板及び後側板
である。これら前側板38、後側板39は、下方
が開放されているドライブケーシングを進行方向
15(第1図)と直交する左右方向に揺動自在に
支持するために形成したものである。
即ち、上記ドライブケーシングのうち前端面4
1を前側板38に固着し前後方向の軸ピン42で
枢支するとともに、ドライブケーシング40の後
端面43を後側板39に固着した前後方向の軸ピ
ン42で枢支してドライブケーシング40を左右
方向に揺動可能に枢支している。
このように左右方向に揺動可能に枢支されたド
ライブケーシング40の左右壁面44,44間に
は左右方向のシヤフト45がその左右両端部を左
右壁面44,44よりも外方に突出させて横設さ
れており、これら突出した左右両端部には上記し
たドライブ車輪19,20が操向装置自在に取付
けられている。これら上下動用直流モーター2
2、ドライブ車輪19は、直流モーター46,4
7によつて各々個々独立的に駆動されるように形
成されている。即ち、進行方向に向つて右側のド
ライブ車輪19は直流モーター46で駆動せしめ
られ、進行方向に向つて左側のドライブ車輪20
は直流モーター47で駆動されるように形成され
ている(第2図)。
これらのトルクの伝達は各々のドライブ車輪1
9,20にタイミングプーリー48,48を固着
するとともに、直流モーター46,47の出力軸
にタイミングプーリー49,49を固着し、これ
らのタイミングプーリー49間にタイミングベル
ト50,50を巻装して行なつている。
上記直流モーター46,47は任意の自動走行
制御方式によつて各々独立的に回転制御されるよ
うに形成されていて、これによつてこのユニツト
ユニツト本体1を取付けた走行車2を直進操向さ
せたり、カーブ走行させたりしている。
本実施例に於いては、上記自動走行制御方式を
光学的センサー51(第2図)と、光学的反射テ
ープ52(第11図)を使用して形成した誘導帯
53による自動走行制御方式を示している。即
ち、走行面21上に光学的反射テープ52を貼設
してループ状の誘導帯53を形成すると共に、保
持板の前側板38上に受光面を下方に向けて左右
センサー51a,51cと中央センサー51bを
並設して構成したものであり、走行車2が誘導帯
53上に正しく位置して走行しているときは上記
3個のセンサー51a,51b,51cは誘導帯
53の幅内の上方に過不足無く位置して、誘導帯
53からの反射光を受光することができるように
されている。
そして、走行車2が誘導帯53からずれたとき
には両側に配設された左右センサー51a,51
cがこのずれを検出して、ずれた方向の反対側の
直流モーターの回転を停止させるように形成され
ている。また、走行車2が誘導帯53上を大きく
ずれて、中央に配設された中央センサー51bも
誘導帯53上からずれたときには、中央センサー
51bによつて、回転が停止されているドライブ
車輪に電気的にブレーキをかけるように形成され
ている。
次いで、54,54は走行車2の底面4の前方
の左右両端部に配設された自在車輪であつて、旋
転及び回転自在に成されており、底面4にボルト
55で固着されている。56は同じく走行車2の
底面4の後方の左右両端部に固着された回転可能
な固定車輪である。また、第6図で、57は走行
車2の後部に設けられたハンドル58上に配設さ
れた制御盤であり、この制御盤57の上面には第
5図のように、メインスイツチ59やリフト機構
18を駆動させるための駆動スイツチ60等が配
設されている。
第5図において、61は底板3の後部に配設さ
れた収納箱であり、内部には直流モーター22,
46,47の駆動センサーを動作せしめるための
バツテリー62を収納する。
なお、第7図中、63は支持板10の前端部に
配設された近接スイツチであり、走行車2が無人
走行しているときに、当該走行車2の前方に障害
物があるときにこれを感知して、直流モーター4
6,47の回転を停止させ、走行車2が障害物と
衝突するのを防ぐものである。
(作用) 次に作用をべる。
このユニツト本体1を使用するときは、先ずユ
ニツト本体1を走行車2の底面4上に固着する。
上記固着は取付部材6の左右側方に突設されてい
る取付片8を底面4側にボルト締め等をして行
う。本実施例においては自在車輪54,54を固
着しているボルト55を取付片8上に形成された
ボルト挿通孔9に挿通して固着した例を示してい
る。
このようにしてユニツト本体1を底面4側に固
着した後に電気配線すれば、既製の手押し車等の
走行車2を、簡単に無人走行車とすることができ
る。しかも、固着に際しては取付部材6を底面4
側に単に固着するだけでよく、固着した後に複雑
な調整は不用である。何故ならば、走行車2を無
人走行せしめるためのドライブ車輪19,20は
ドライブケーシング40側に配設されているもの
であるが、該ドライブケーシング40は保持板2
7を介して支持板10を取付られており、この支
持板10が取付部材6に対して揺動自在に取付ら
れ、しかも伸張スプリング13によつて常時下方
に付勢されているからである。そのため、上記ド
ライブ車輪19,20は走行面21に対して常時
過不足なく押し付けられるから、固着する走行車
によつて底面から走行迄の高低に多少のバラツキ
があつても、良好な接地性を得ることができるか
らである。このため、ユニツト本体1を種々の走
行車2に取付ることができる。即ち、汎用性を高
くすることができる。
上記の如く、ユニツト本体1を走行車2の底面
4側に固着した後に、走行車2を誘導帯53の上
方に載せてメインスイツチ59をオンさせると、
走行面21上に形成した誘導帯53に沿つて無人
走行させることができる。この無人走行時にドラ
イブ車輪19,20は伸張スプリング13によつ
て下方の走行面21に過不足なく押し付けられて
おり、従つて走行車2を良好に走行せしめること
ができる。このようにドライブ車輪19,20を
走行面21上に押圧する力は伸張スプリング13
によつて定まるものであるから積載荷重と関係な
くできる。即ち、積載荷重は主として自在車輪5
4,54及び固定車輪56,56が支持する。従
つて、積載荷重がドライブ車輪19に加わること
がないので、ドライブ車輪19に限度を越えた無
理な力が加わることがなく耐久性を向上させるこ
とができると共に、走行性能を低下させるような
ことがない。
そして走行中に走行面21上に凹凸があつたと
きにもこの凹凸による悪影響を受けにくい。何故
ならば支持板10は取付部材6に対して、進行方
向15に向けて揺動自在に取着されているからで
ある。
この点をより具体的に説明すると、ドライブ車
輪19,20の双方が例えば凸部に乗り上げたと
きには(平坦面も同様)、第8図のように、ドラ
イブ車輪19,20の双方を上に押し上げようと
する力が作用する。ドライブ車輪19,20は前
述の如くドライブケーシング40及び保持板27
を介して支持板10上に配設されているので、こ
の押上げ力は支持板10に加わる。従つて、該支
持板10が上方に揺動してこれを吸収するので、
ドライブ車輪19,20には凸部に乗り上げたた
めに全荷重を支持しなければならないような無理
な力が加わることが無い。
また、ドライブ車輪19,20の内、いずれか
一方のみが第9図または第10図に示すように凸
部に乗り上げた場合には、乗り上げたドライブ車
輪19,20だけに上向きの力が加わる。このよ
うなときには保持板27に対して、進行方向15
に向つて左右方向に揺動自在に取着されたドライ
ブケーシング40が、保持板27に対して揺動す
るので、この揺動によつて上方に向かう力を吸収
する。そのために凸部に乗り上げた片方のドライ
ブ車輪19,20のみに大きな力が加わるような
ことがない。
また、走行面21上に凹部があつたときには、
ドライブ車輪19,20は伸張スプリング13に
よつて常時下方に押圧されているものであるか
ら、凹部上を走行するドライブ車輪19は、凹部
の深さに応じて下方に下がることができる。
このようにドライブ車輪19,20を走行面2
1上に凹凸があるような場合、及び積載荷重の大
小にかかわらず、走行面に対して常時過不足なく
接地させることができる。これにより操向性及び
操向性の双方を安定させることができる。
次に走行中の、各部の動作について説明する。
走行車2が誘導帯53上に正しく位置して走し
ているときには、ユニツト本体1側に配設された
左右センサー51a,51cおよび中央センサー
51bは、第11図に示すようにいずれも誘導帯
53の幅内の上部に位置せしめられている。この
ようなときにはドライブ車輪19,20は直流モ
ーター46,47によつて回転せしめられてお
り、走行車2は直進する。しかし、第12図に示
すように走行車2が誘導帯53に対して右側66
に寄つたとする。そして走行車2の右寄りのため
に、右側のセンサー51aが誘導帯53上からは
み出たとする。右側センサー51aがこのように
はみ出ると誘導帯53からの光を受光できなくな
る。このような状態になつたときには右側センサ
ー51aによつて直流モーター47の回転が停止
せしめられる。従つて、第12図中左側65のド
ライブ車輪20の駆動が停止し、右側66のドラ
イブ車輪19のみが駆動することになる。そのた
めにドライブケーシング40は、第12図矢印6
4で示すように反時計方向に回転するような力を
受ける。上記ドライブケーシング40は、保持板
27に支持されており、保持板27は支持板10
に対して旋転機構28を介して旋転自在に取着さ
れている。従つて、ドライブケーシング40は、
第12図矢印64方向に旋転する。即ち、ユニツ
ト本体1は、進行方向15に対して左方向に向い
て走行することになる。
このように首を振つたときに、保持板27と支
持板10間に張設した戻しバネ34,35の張力
は、アンバランスとなり、一対のドライブ車輪1
9,20を真正面に向かせようと作用する。しか
し、上記一対のドライブ車輪19,20は片方の
ドライブ車輪20のみが回転しているので、上記
戻しバネ34の復元力に抗して首を振るものであ
る。このようにしてユニツト本体1が左右いずれ
かの方向に首を振つて進行することによつて、走
行車2も、左右いずれかの方向に片寄りながら進
行する。従つて、走行車2は誘導帯53上の正し
い軌道に復帰することができる。走行車2が正し
い軌道上に復帰できたときには、誘導帯53から
はみ出していたセンサー51aも誘導帯53上に
復帰し、誘導帯53からの光を受光することがで
きる。従つて回転が停止されていたドライブ車輪
20は再び回転させられるようになる。
このように両方のドライブ車輪19,20が回
転し始めたときに、上記戻しバネ34,35の復
元力によつて、ドライブ車輪19,20は真正面
に向かわせられる。従つて走行車2は誘導帯53
上を再び直進することができるようになる。
第12図に示した例は、走行車2のずれが小さ
く、そのために右端に配設した右側センサー51
aだけが誘導帯53上をはみ出した場合について
説明したが、第13図の例は矢印67のように、
走行車2のずれが大きく、そのため、中央センサ
ー51bまでも、誘導帯53上にはみ出してしま
つた場合である。このように大きくずれた場合に
は、走行車2を急いで正しい軌道上に戻す必要が
ある。そのために中央センサー51bがこのよう
に誘導帯53をはずれたときには該センサー51
bによつて、駆動が停止されているドライブ車輪
20に電気的にブレーキをかける。そのために走
行車2は急激に左方向に復帰することができる。
上記の走行動作時において、一対の車輪を有す
るドライブケーシング40は首振り自在であるか
ら、旋回動作時、一対の車輪が直ちに旋転し、車
両全体の旋回応答性がよい。
このような動作を繰返しながら走行車2は誘導
帯53上を走行するものであるが、場合によつて
はこの走行車2を誘導帯53にとらわれることな
く自在に手動で走行させたい場合がある。このよ
うなときには制御盤57上に配設された駆動スイ
ツチ60を手動側に入れる。これによりリフト機
構18が動作して、ドライブ車輪19,20を走
行面21から離接させる。即ち、上下動用上下動
用直流モータ22が回転し、出力軸22a上に固
着された上下円板24に取着されたカム26が支
持板10を、伸張スプリング13に抗して上方に
持ち上げる。そして最上方に持ち上げたときに、
上下動用直流モータ22の回転は停止せしめられ
る。この上下動用直流モータ22の回転停止はリ
ミツトスイツチ25,25によつて行なわれるも
のであり、リミツトスイツチ25,25が上下円
板24上に形成された切欠部24aの位置を検出
することによつて支持板10の最上方位置を検出
しているものである。支持板10を上方位置に揺
動せしめたときには、ドライブ車輪19,20は
走行面から離脱する。従つて走行車2を自在に走
行せしめることができるものである。
上記の如く手動で使用した後に走行車2を再び
無人走行させたいときには駆動スイツチ60を自
動側に入れれば、上下動用直流モータ22が再び
回転して支持板10を下方に下ろすのでドライブ
車輪19,20を走行面に接地させることができ
る。このように本件は、走行車2を手動によつて
自在走行させるに不可欠なドライブ車輪19と走
行面との離接を、ワンタツチで行なうことができ
る。
なお、本実施例においては自動走行制御方式と
し光学的センサーと、光学的反射テープを使用し
て構成した例を示したが、上記自動走行制御方式
としてはこの例の他に、例えば電磁誘導方式やマ
イクロコンピユータ等を使用することができる。
また、リフト機構18はソレノイド機構のような
他のリフト機構を使用してもよいし、更には、電
気モータ、電磁手段の他に、手または足で操作で
きるレバー、ペタルを用いてリフト機構を上下さ
せてもよい。
(効果) 本考案は、走行車2の車台3の下面側に取付け
たドライブケーシング40と、該ケーシング40
内に取付けた個々独立的に制御される2個の直流
モーター46,47と、該モーター46,47に
取付けたドライブ車輪19,20とからなり、前
記ケーシング40は前記走行車2に対して前後方
向の軸ピン42を中心に左右方向揺動自在に、か
つ前記走行車2に対して中心部に設けた縦の軸筒
29を中心に左右方向首振り自在に設け、更に前
記ケーシング40には左右いずれか一方に首を振
つたときアンバランスになつて前記車輪19,2
0を真正面に向かせる戻しバネ34,35と、走
行面21に設けた誘導帯53に対峙して前記直流
モーター46,47を制御する誘導センサー51
とを設けた誘導センサーで誘導する走行車とした
から、 イ 走行面21に設けた誘導帯53に対峙して設
けた誘導センサー51により、直流モーター4
6,47を制御して無人操縦をすることができ
る。
ロ ケーシング40は前記走行車2に対して前後
方向の軸ピン42を中心に左右方向揺動自在に
設けたので、走行面21に、凹凸があつても、
ドライブ車輪19,20は、均等に接地し、円
滑に走行する。
ハ また、ケーシング40は前記走行車2に対し
て中心部に設けた縦の軸筒29を中心に左右方
向首振り自在に設けたから、カーブでも応答性
よく走行する。
ニ 前記ケーシング40には左右いずれか一方に
首を振つたときアンバランスになつて前記車輪
19,20を真正面に向かせる戻しバネ34,
35を設けたから、走行車2がカーブから直線
に戻つたとき、ケーシング40を迅速に真正面
に向かせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は斜視図、第2図は第1図A−A線断面
図、第3図は上下円板とカムの側面図、第4図は
第2図B−B線断面図、第5図は走行車の平面
図、第6図は同側面図、第7図は同底面図、第8
図は同正面図、第9図及び第10図は走行中にお
けるドライブ車輪の揺動を示す図、第11図〜第
13図は誘導帯上を走行しているときのセンサー
とドライブ車輪の位置を示し、第11図は正しい
軌道上を走行している状態を示す図、第12図は
軌道上を右側に少しずれた状態を示す図、第13
図は軌道上を右側に大きくずれた状態を示す図、
第14図は第2実施例図である。 符号の説明、1……ユニツト本体、2……走行
車、3……底板、4……底面、5……操向装置、
6……取付部材、6a……一側端部、6b……他
側端部、7……側板、8……取付片、9……ボル
ト挿通孔、10……支持板、10a……一側端
部、10b……他側自由端部、10c……上下動
アーム、11……側板、12……枢支軸、13…
…伸張スプリング、14……ガイド棒、15……
進行方向、16……係合ピン、17……長孔、1
8……リフト機構、19……ドライブ車輪、20
……ドライブ車輪、21……走行面、22……上
下動用直流モータ、22a……出力軸、23……
上下モータブラケツト、24……上下円板、24
a……切欠部、25……リミツトスイツチ、26
……カム、27……保持板、28……旋転機構、
29……中空軸、30……ホルダー孔、31……
ホルダーリング、32……軸受ナツト、33……
鋼球、34……戻しバネ、35……戻しバネ、3
6……取着片、37……取着片、38……前側
板、39……後側板、40……ドライブケーシン
グ、41……前端面、42……軸ピン、43……
後端面、44……左右壁面、45……シヤフト、
46……直流モーター、47……直流モーター、
48……タイミングプーリー、49……タイミン
グプーリー、50……タイミングベルト、51…
…光学的センサー、51a,51c……左右セン
サー、51b……中央センサー、52……光学的
反射テープ、53……誘導帯、54……自在車
輪、55……ボルト、56……固定車輪、57…
…制御盤、58……ハンドル、59……メインス
イツチ、60……駆動スイツチ、61……収納
箱、62……バツテリー、63……近接スイツ
チ、64……矢示、65……左側、66……右
側、67……矢印。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行車2の車台3の下面側に取付けたドライブ
    ケーシング40と、該ケーシング40内に取付け
    た個々独立的に制御される2個の直流モーター4
    6,47と、該モーター46,47に取付けたド
    ライブ車輪19,20とからなり、前記ケーシン
    グ40は前記走行車2に対して前後方向の軸ピン
    42を中心に左右方向揺動自在に、かつ前記走行
    車2に対して中心部に設けた縦の軸筒29を中心
    に左右方向首振り自在に設け、更に前記ケーシン
    グ40には左右いずれか一方に首を振つたときア
    ンバランスになつて前記車輪19,20を真正面
    に向かせる戻しバネ34,35と、走行面21に
    設けた誘導帯53に対峙して前記直流モーター4
    6,47を制御する誘導センサー51とを設けた
    誘導センサーで誘導する走行車。
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KR101195298B1 (ko) 2011-03-21 2012-10-26 주호 김 농업용 전동 궤도차

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