JP3231532U - 収納用具 - Google Patents

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横山 大
大 横山
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株式会社Kuel
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Abstract

【課題】薄い状態を保持して持ち運び可能な、携帯性に優れる収納用具を提供する。【解決手段】収納用具Xは、略平面状に折り畳み可能な収納袋1と、折り畳んだ状態の収納袋1を挿入可能な口部22を有するケース2と、を備え、ケース2は、複数枚の薄板部材21によって構成され、複数枚の薄板部材21同士は、口部22を除いた縁辺部が接合されることによりケース2を形成する。また、口部22の端部には、面取り加工が施されていることが好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は折り畳んで収容可能な収納用具に関する。
昨今の環境意識の高まりから、再利用可能な収納用具の需要がますます高まっている。
その内、買い物袋として利用される収納用具は特に需要が大きく、一般にエコバッグ(登録商標)と呼ばれて流通している。
ところで、このような収納用具は日常において使用される機会が多く、常時持ち歩く者もいることを鑑みると、携帯性を高めることが望ましい。
このような事情から、略平面状に折り畳むことによって携帯性を高め、財布に収容することができる程度まで薄くすることとした収容用具が、例えば特許文献1に記載されている。
実用新案登録3162819号公報
特許文献1に記載の折り畳み式買い物袋は、折り目線を模様として表示することによって買い物袋の折り畳みを容易に行うことができるとしている。
しかしながら、実際に折り畳んだ買い物袋を財布に収納しようとする際に、財布の壁面との摩擦で買い物袋の形状が崩れてしまうことや、また、収納した後の財布の揺動によって、折り畳まれた買い物袋の折り目が次第に開いてしまうことあり、これらの点において改良の余地があった。
本考案は、上述の課題に鑑みて、薄い状態を保持して持ち運び可能な、携帯性に優れる収納用具を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本考案は、略平面状に折り畳み可能な収納袋と、折り畳んだ状態の前記収納袋を挿入可能な口部を有するケースと、を備え、前記ケースは、複数枚の薄板部材によって構成され、前記複数枚の薄板部材同士は、前記口部を除いた縁辺部が接合されることにより前記ケースを形成する収納用具である。
このような構成にすることで、折り畳んだ状態の前記収納袋を複数枚の薄板部材に挟み込むように保持することができるようになるため、前記収納袋を薄い状態のまま挟持しながら携帯することができる。
本考案の望ましい形態では、前記口部の端部には、面取り加工が施される。
このような構成にすることによって、前記口部を開きやすくするとともに、前記口部の実質的な最大幅を大きくすることができるため、前記収納袋を前記ケースに挿入することが容易になる。
本考案の望ましい形態では、前記薄板部材の厚みは、前記収納袋を形成する部材の厚みよりも大きい。
このような構成にすることによって、前記収納袋を前記ケースへ収容する際に、前記ケースが変形しにくくなり、前記収納袋を前記ケース内部に簡便に挿入できるようになる。
本考案の望ましい形態では、前記収納袋には、前記収納袋が折り畳まれた状態で、前記収納袋の幅方向に向けて複数の折り畳み線が形成されており、前記複数の折り畳み線において、隣接する前記折り畳み線同士の間隔は、前記収納袋の下端から上端にかけて、徐々に広くなるように設けられる。
このような構成にすることによって、前記収納袋の下端から上端に掛けて、前記折り畳み線を巻き回すようにして、収納袋1を折り畳むことができるようになる。
本考案の望ましい形態では、前記折り畳み線は、前記収納袋の幅が最大となる位置に設けられる。
このような構成にすることによって、前記収納袋を畳む際に、余分に折り重なる部分を生じにくくし、前記収納袋をより薄く畳むことができるようになる。
本考案の望ましい形態では、前記収納袋は、上部に手指を挿入可能な穴として形成される持ち手部を有し、前記持ち手部は、前記収納袋の上端と、前記収納袋の上端に隣接する折り畳み線と、の間に設けられる。
このような構成にすることによって、前記収納袋の上下を確かめることができるようになり、前記収納袋を折り畳んだ状態から使用状態への変形を容易に行うことができるようになる。
本考案の望ましい形態では、前記持ち手部は、周縁部から延設して設けられる延設部を有し、前記延設部は、前記収納袋の裏側に向けて折られた状態で前記収納袋に接合される。
このような構成にすることによって、持ち手部の強度を簡便な構成で高めることができるようになる。
上記の構成によって、収納袋を薄い状態を保持して持ち運び可能な、携帯性に優れる収納用具を提供することができるようになる。
本考案の実施形態に係る、収納用具を表す斜視図である。 本考案の実施形態に係る、使用状態における収納袋の斜視図である。 本考案の第一の実施形態に係る、折り込んだ収納袋の上面図である。 本考案の第一の実施形態に係る、折り畳んだ収納袋の上面図である。 本考案の第一の実施形態に係る、折り重ねた収納袋の上面図である。 本考案の実施形態に係る、ケースの構成を表す模式図である。 本考案の実施形態に係る、収納袋の展開図を表す図である。 本考案の実施形態に係る、持ち手部の裏側を表す模式図である。 本考案の第二の実施形態に係る、折り込んだ収納袋の上面図である。 本考案の第二の実施形態に係る、折り畳んだ収納袋の上面図である。 本考案の実施形態に係る、ケースの中に収納袋を畳まずに入れる際の斜視図である。
以下、図面を用いて、本考案の各実施形態に係る収納袋について説明する。これらの図面において符号Xは収納用具を表し、破線は山折り線を表しており、一点破線は谷折り線を表している。
また、本明細書においては、まず考案の各実施形態の構成する部品の構造等について詳述し、次に部品の製造方法について述べ、最後に考案の使用方法について解説を行う。
なお、以下に示す各実施形態は本考案の一例であり、本考案を以下の各実施形態に限定するものではない。
≪第一の実施形態≫
図1は、収納用具Xを表す斜視図であり、本図に示すように、収納用具Xは、収納袋1と、ケース2と、によって構成されている。
なお、図1において収納袋1はコンパクトに畳まれた状態で示されているが、折り畳みの方法については後述する。
図2は、収納袋1を広げ、使用できる状態としたときの斜視図である。
図2に示すように、使用状態の収納袋1は、対向する平面状の身頃部11と、身頃部11同士を結合するマチ部12と、によって上部のみが開口した箱状に構成されている。
身頃部11は、幅20〜30cm、高さ20〜30cmの平面状の薄布部材であって、その上部には手指を挿入可能な大きさをもつ穴として持ち手部13が形成されている。
マチ部12は、略長方形状の薄布部材であって、2枚の身頃部11の側部同士を結合する側面マチ部121と、2枚の身頃部11の底側同士を結合する底マチ部122(図2上に記載なし)と、が含まれ、これらによって収納袋1に奥行を形成する。
なお、図2において、側面マチ部121と底マチ部122の共有辺A1が設けられる方向を奥行の方向とする。
また、図2において、側面マチ部121上には、折り込み線B1が示されている。
詳述すると、側面マチ部121上に示される、共有辺A1の垂直二等分線A2において、中点より底面側にある点を極点Pとしたとき、垂直二等分線A2の上端から極点Pまでの線が垂直山折り線B11として設けられ、極点Pから垂直二等分線A2の下端までの線が垂直谷折り線B12として設けられる。
上記に加えて、極点Pから共有辺A1のそれぞれの端点に向けて、斜山折り線B13が設けられる。
上記折り込み線B1に従ってマチ部12を折り込むことによって、収納袋1を、図3に示すような平面状とすることができる。
特に、垂直谷折り線B12の長さは、マチ部12の厚み方向の長さの半分と略同一であることが好ましい。
このような構成にすることによって、収納袋1の内側に、底マチ部122の端部が垂直二等辺三角形となるように折り込まれるため、折り込まれた垂直谷折り線B12と、後述する折り畳み線B2と、の角度が一致し、マチ部12をきれいに折り込むことができるようになる。
以下、図3〜図5を用いて、本考案の第一の実施形態に係る収納袋1の畳みの方法について詳述する。これらの図において、図3は、図2に記した折り込み線B1に従って収納袋1を平面状にした状態を表しており、図4は、図3に記した折り畳み線B2に従って収納袋1を折り畳んだ状態を表しており、図5は、図4に記した折り目線B3に従って収納袋1を折った状態を表している。
図3に示すように、折り込み線B1に従って折り込んだ収納袋1は、極点Pから収納袋1の幅方向に向けて設けられる直線(後述する第一折り畳み線B21)を境界として、台形状の部分と、長方形状の部分とを組み合わせた形状となる。
さらに、収納袋1上には、幅方向に平行な折り畳み線B2が複数形成され、そのいずれもが収納袋1の長方形状の部分にある。すなわち、収納袋1の幅が最大となる位置に折り畳み線B2が設けられる。
折り畳み線B2は、極点Pの近傍を通る第一折り畳み線B1と、第一折り畳み線B1と収納袋1の上端との間に設けられる最上折り畳み線B2zと、によって構成され、いずれも谷折りを表示している。
このような構成にすることによって、収納袋1の第一折り畳み線B21に従って折り畳む際に、折り込み線B1に従って折り込まれた底マチ部122の全面が余すことなく折り畳まれることとなるため、収納袋1に余分な厚みを生じさせず、薄く折り畳むことができる。
なお、最上折り畳み線B21zと収納袋1の上端との間隔は、第一折り畳み線B21と最上折り畳み線B21zとの間隔よりも広い。
これによって収納袋1の下方から上方に向かって巻き回すようにして折り畳むことができる。
また、収納袋1の上端と、最上折り畳み線B2zと、の間には、持ち手部13が設けられている。
図4に示すように、折り畳み線B2に従って折り畳まれた状態の収納袋1は略長方形状となり、収納袋1の高さ方向に向けて、谷折りする旨を表示する折り目線B3が複数設けられている。
折り目線B3は、第一折り目線B31と、第二折り目線B32と、によって構成されており、上述した状態の収納袋1の幅方向を3分割する位置にそれぞれ設けられている。
また、持ち手部13は、第一折り目線B31と第二折り目線B32との間に、それぞれの折り目線B3に略接するように設けられている。
図5に示すように、折り目線B3に従って折られた状態の収納袋1は略長方形となり、収納袋1の高さ方向に向けて、谷折りする旨を表示する折り重ね線B4が複数設けられている。
折り重ね線B4は、第一折り重ね線B41と、第二折り重ね線B42と、によって構成されており、折り目線B3によって折られた収納袋1の幅方向を3分割する位置にそれぞれ設けられている。
折り重ね線B4に沿って収納袋1を折り重ねることによって、収納袋1は図1に示されるような状態となり、ケース2の中に挿入し挟持することができるようになる。
なお、上記折り込み線B1、折り畳み線B2、折り目線B3、折り重ね線B4、それぞれパーマネントプリーツ加工によって形成されていることが好ましいが、アイロン等によって布地に癖をつけることによって形成されていてもよい。
また、収納袋1はナイロン製であり、身頃部11およびマチ部12は略同一の厚みの素材で形成される。このように構成することによって、部品による厚みの違いが生じず均一になるため、折り畳んだ際に薄くすることができる。
ケース2は、図1に示すように、対向する2枚の薄板部材21の縁辺部が縫合されることによって形成されており、2枚の薄板部材21の間には折り畳まれた収納袋1を挿入可能とする口部22が設けられ、また、口部22の端部には、面取り加工が施されることによって形成された面取り部23が設けられている。
薄板部材21は、略長方形状の部材であって、布材やプラスチックなど収納袋1を形成する素材よりも剛性が高い素材を用いて形成される。好ましくは、薄板部材21は人力で容易に弾性変形する性質を有しており、さらに好ましくは、収納袋1との摩擦が発生しにくい素材であるとよく、例えば収納袋1と同じナイロン製であるとよい。
図6に示すように、ケース2は、2枚の薄板部材21を対向させた状態で、口部22以外の縁辺部を縫合することによって形成される。本実施形態においては、長方形状の薄板部材の内の3辺が縫合され、縫合されない1辺が口部22となる。
このように形成することによって、縫合される薄板部材21同士が密着するため、ケース2を薄くすることができる。
なお、薄板部材21同士の接合方法はこれに限られず、接着剤によって接着する方法によっても良い。
口部22は、ケース2の内部と外部とを接続する部位であって、外部から力を加えることによって容易に変形する。これにより、ケース2の内部に、折り畳まれた状態の収納袋1を挿入することができる。
特に本実施形態の収納袋1の畳み方においては、収納袋1に口部22の最大幅より幅の短い辺が生じるため、収納袋1をケース2に容易に挿入することができる。
面取り部23は、口部22の端部に設けられる切り欠けであり、閉じた状態の口部22を開きやすくするとともに、口部22の実質的な最大幅を大きくする効果がある。
なお、面取り部23は、ケース2の複数箇所に設けられていてもよい。
本実施形態において、面取り部23は、図6に示すように、予め薄板部材21の端部に切り欠けを設け、それぞれを接合することによって設けられている。
以下に、図7及び図8を用いて、本実施形態に係る収納袋1の製造方法について詳述する。なお、収納袋1は、製作者によって製作され、製作順序は適宜前後させてもよい。
図7は、収納袋1の展開図であり、図に示す一点破線の部分において折られ、また二点破線の部分において縫合されることによって、収納袋1を形成する。また、図7は持ち手部13の裏面の拡大図である。
図7において示すように、側面マチ部121は、第一側面マチ部121aと、第二側面マチ部121bと、によって構成されている。
まず、製作者は、第一側面マチ部121aと、第二側面マチ部121bと、を縫合し、垂直二等分線A2を形成することによって、一枚の側面マチ部121を形成する。
次に、製作者は、側面マチ部121の下部と、底マチ部122の縁辺部と、を縫合し、共有辺A1を形成することによって、収納袋1を袋状にする。
次に、製作者は、図8に示すように、略長方形状の持ち手部13を成型する。
製作者は、収納袋1の上部に持ち手部13の形状に合わせた切れ込みを入れ、それぞれの切れ込みを収納袋1の裏側に折り返すことで延設部131とする。この際、延設部131は、それぞれ持ち手部13を形成する辺を含むようにすることが好ましい。
次に、製作者は、延設部131を裏側に折り返した状態で、収納袋1に縫合する。
このようにすることによって、簡便に持ち手部13を製作し、その強度を強めることができる。
最後に、製作者は、適切な位置に折り込み線B1、折り畳み線B2、折り目線B3及び折り重ね線B4を付けることにより、収納袋1を完成させる。
なお、収納袋1の生地は、レーザーカッタ―によって裁断されることが好ましい。これによって、裁断面によるほつれを生じにくくし、薄くとも丈夫な収納袋1を作成することができる。
また、製作者は、第一側面マチ部121aと、第二側面マチ部121bと、の間に生じる端材を利用してケース2を製作してもよい。
このような構成にすることによって、材料を余らせずに収納用具Xを製作することができるようになる。
以下に図1〜図5を用いて、本考案の第一の実施形態における収納用具Xの使用方法について詳述する。
本考案は、収納袋1をケース2へ収納する使用者によって使用される。
まず、使用者は、図2のように開かれた状態の収納袋1において、垂直山折り線B11を山折りにし、垂直谷折り線B12を谷折りにし、斜山折り線B13を山折りにすることによって、マチ部12を図3に示すような状態になるように折り込む。
次に、使用者は、図3のように略平面状になった状態の収納袋1を、下端から上方に向けて、折り畳み線B2に合わせて巻き回すようにして折り畳む。
なお、第一折り畳み線B21の折り畳みは、収納袋1の下端の辺と、最上折り畳み線B2zを沿わせるようにして折り畳めるようにすることが好ましい。
次に、使用者は、図4のように略長方形状になった状態の収納袋1を、第一折り目線B31及び第二折り目線B32にそれぞれ合わせて谷折りにして折る。この際、持ち手部13の端部を折り目の指標として用いることができる。
次に、使用者は、図5のように略長方形状となった状態の収納袋1を、第一折り重ね線B41及び第二折り重ね線B42に合わせて、それぞれ谷折りにして折る。
最後に、使用者は、コンパクトに畳まれた収納袋1をケース2内に挟持させることで収納用具Xとし、さらに収納用具Xを財布等の小物入れに入れて携帯する。
上記畳みの方法では、畳みに必要な動作が谷折り動作のみであるため、収納袋1をひっくり返す操作や持ち上げる操作を行わずして簡便に畳むことができる。
加えて、後述する第二の実施形態に比べて幅方向に畳まれる回数が多いため、畳まれた収納袋1の高さ方向の強度が高まり、ケース2への挿入が容易になる。
≪第二の実施形態≫
以下、主に図9及び図10を用いて本考案の実施形態の変更例について詳述する。なお、第一の実施形態と同様の構成については記載を省略する。
以下に、図9および図10を用いて、本考案の第二の実施形態に係る収納袋1の畳みの方法について詳述する。なお、図9は、図2に記した変更折り込み線B1に従って収納袋1を平面状にした状態を表しており、図10は、図9に記した折り畳み線C2に従って収納袋1を折り畳んだ状態を表している。
図9に示すように、折り込み線B1に従って折り込んだ収納袋1は、極点Pから収納袋1の幅方向に向けて設けられる直線(後述する第二折り畳み線C22)を境界として、台形状の部分と、長方形状の部分とを組み合わせた形状となる。
さらに、収納袋1上には、幅方向に平行な変更折り畳み線C2が複数形成され、後述する変更第一折り畳み線C1を除いたすべての折り畳み線が収納袋1の長方形状の部分にある。すなわち、収納袋1の幅が最大となる位置に折り畳み線B2が複数設けられている。
本実施形態においては、変更折り畳み線C2が6本設けられているが、特に、収納袋1の下端に最も近い折り畳み線を変更第一折り畳み線C21、変更第一折り畳み線C21に隣接する折り畳み線を変更第二折り畳み線C22、収納袋1の上端に最も近い折り畳み線を変更最上折り畳み線C2zとする。
また、それぞれの変更折り畳み線C2において、隣接する変更折り畳み線C2同士の間隔は、収納袋1の下端から上端にかけて、徐々に広くなるように設けられている。
また、変更第二折り畳み線C22は、極点Pの近傍を通るように設けられている。
このようにすることによって、変更第一折り畳み線C21および変更第二折り畳み線C22を折り畳むことで、折り込み線B1に従って折り込まれた底マチ部122の全面が余すことなく折り畳まれることとなるため、収納袋1に余分な厚みを生じさせず、薄く折り畳むことができるようになる。
さらに、収納袋1の上端と、変更最上折り畳み線C2zと、の間には、持ち手部13が設けられる。このような構成によって、図10に示すように、収納袋1を折り畳んだ状態においても、持ち手部13がどこにあるのかを視認することができる。
なお、図9のように、持ち手部13の下方と、変更最上折り畳み線C2zと、は近接するように設けることが好ましい。このように構成することによって、収納袋1の上端と持ち手部13との間の幅を広く構成することができるようになり、持ち手部13の堅牢性が向上する。
図10に示すように、変更折り畳み線C2に従って折り畳まれた状態の収納袋1は略長方形となり、折り畳まれた収納袋1上には、変更折り目線C3が複数設けられている。
変更折り目線C3は、折り畳まれた収納袋1の長辺を4つに略等分割する位置にそれぞれ設けられており、中央に位置する折り目線を中央谷折り線C31、中央谷折り線に隣接する2つの折り目線をそれぞれ四分位谷折り線C32、四分位山折り線C33とする。
変更折り目線C3に従って収納袋1を折ることによって、収納袋1は図1に示すような形状になり、ケース2に挿入して挟持することができるようになる。
使用方法?
上述のような収納袋1の畳み方によれば、持ち手部13が収納袋1の内側に位置するようになり、畳まれた収納袋1の表面に凹凸が現れないため、収納袋1をケース2へ挿入する際に、摩擦により形状が崩れることを軽減することができる。
以下に、図1、図9及び図10を用いて、本考案の第二の実施形態における収納用具Xの使用方法について詳述する。
本考案は、収納袋1をケース2へ収納する使用者によって使用される。
まず、使用者は、第一の実施形態と同様にしてマチ部12を図3に示すような状態になるように折り込む。
次に、使用者は、図3のように略平面状になった状態の収納袋1を、下端から上方に向けて、変更折り畳み線C2に合わせて巻き回すようにして折り畳む。
なお、変更第一折り畳み線C21の折り畳みは、収納袋1の下端の辺と、変更第二折り畳み線C22を沿わせるようにして折り畳むことが好ましい。
次に、使用者は、図4のように略長方形状になった状態の収納袋1を、中央谷折り線C31を谷折りにしてから、四分位谷折り線C32及び四分位山折り線C33を重ねた状態で折ることによって、図1に示すように収納袋1を畳むことができる。
最後に、使用者は、畳まれた収納袋1をケース2内に挟持させることで収納用具Xとし、さらに収納用具Xを財布等の小物入れに入れて携帯する。
上記構成によって、収納袋1を薄い状態に保持して持ち運び可能な、携帯性に優れる収納用具Xを提供することができる。また、上述の操作を逆に行うことによって、使用者は収納袋1を簡便に使用することができる。
また、図11に示すように、収納袋1を折り畳まずにそのままケース2に押し込むように収納してもよい。
本実施形態に係る考案は、2枚の薄板部材21がケース2内部に収容された部材を挟み込むため、収納袋1を畳まずに収容しなくとも、ある程度の薄さを確保することができる。
なお、収納袋1に設けられる折り目の方向は、高さ方向に折り畳まれていてもよく、口部22より最小幅が小さくなればどのように折り目が設けられていてもよい。
X 収納用具
1 収納袋
11 身頃部
12 マチ部
121 側面マチ部
122 底マチ部
13 持ち手部
131 延設部
2 ケース
21 薄板部材
22 口部
23 面取り部
P 極点

Claims (7)

  1. 略平面状に折り畳み可能な収納袋と、折り畳んだ状態の前記収納袋を挿入可能な口部を有するケースと、を備え、
    前記ケースは、複数枚の薄板部材によって構成され、
    前記複数枚の薄板部材同士は、前記口部を除いた縁辺部が接合されることにより前記ケースを形成する収納用具。
  2. 前記口部の端部には、面取り加工が施される請求項1に記載の収納用具。
  3. 前記薄板部材の厚みは、前記収納袋を形成する部材の厚みよりも大きい請求項1または2に記載の収納用具。
  4. 前記収納袋には、前記収納袋の幅方向に向けて複数の折り畳み線が形成されており、
    複数の前記折り畳み線において、隣接する前記折り畳み線同士の間隔は、前記収納袋の下端から上端にかけて、徐々に広くなるように設けられている請求項1〜3の何れかに記載の収納用具。
  5. 前記折り畳み線は、前記収納袋の幅が最大となる位置に設けられる請求項4に記載の収納用具。
  6. 前記収納袋は、上部に手指を挿入可能な穴として形成される持ち手部を有し、
    前記持ち手部は、前記収納袋の上端と、前記収納袋の上端に隣接する前記折り畳み線と、の間に設けられる請求項4または5に記載の収納用具。
  7. 前記持ち手部は、周縁部から延設して設けられる延設部を有し、
    前記延設部は、前記収納袋の裏側に向けて折られた状態で前記収納袋に接合される請求項6に記載の収納用具。
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