JP3231443B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP3231443B2
JP3231443B2 JP35945592A JP35945592A JP3231443B2 JP 3231443 B2 JP3231443 B2 JP 3231443B2 JP 35945592 A JP35945592 A JP 35945592A JP 35945592 A JP35945592 A JP 35945592A JP 3231443 B2 JP3231443 B2 JP 3231443B2
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春夫 藤井
哲也 小林
益朗 斎藤
基 加藤
正美 竹田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の工程を経て転写
材上に担持される未定着トナー像を前記転写材上に定着
させる定着装置に関し、又、離型剤塗布手段を有する定
着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置に使用する定着装置
には特公平3−10314号公報、特開昭54−348
9号公報等に記載されているように定着ローラにシリコ
ンオイルのような離型剤を塗布することにより、転写材
上の未定着トナーが定着ローラに付着するオフセット現
象を防止しているのもがある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例1では離型剤の温度によって塗布ローラ又は定
着ローラへの離型剤の付着量が変化してしまい次のよう
な欠点があった。 (1) 長期間の連続使用で離型剤の温度が上昇し、粘
度が下がり塗布ローラ又は定着ローラへの離型剤の塗布
が少なくなり、転写材上の未定着トナーが定着ローラに
転移するオフセット現象、あるいは定着ローラの劣化が
ある。 (2) 更に離型剤の供給量が減少した場合、離型剤の
塗布ムラが発生し、OHP等透過性の転写材を定着しよ
うとすると上述の塗布ムラがそのまま投影され画質の劣
化が生じる。 (3) 上記(1)(2)を解決する為に充分温度上昇
した時の離型剤量を規定すると、初期立上り時には離型
剤の付着量が増大しこれに伴ないOHPへの付着量も増
大しプリント後のOHP取扱い時、手がベトベトになっ
たり、周囲を離型剤で汚す。 (4) 又普通紙上に両面プリントしようとする場合第
1回の定着時に付着した離型剤が次の像形成時感光ドラ
ム等の像担持体に付着し、画質劣化、感光ドラムの寿命
低下等を招いていた。
【0004】本発明は定着装置に供給される離型剤を定
着ローラに近い位置で離型剤の性状を一定に保つことに
より、常に同一条件で塗布可能な離型剤塗布手段を設け
ることにより常に均一な離型剤塗布が行われる定着装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は
熱される定着ローラと、この定着ローラに圧接する加圧
ローラと、定着ローラ表面に温度変化に応じて粘度が変
化する離型剤を塗布する塗布ローラと、この塗布ローラ
上の離型剤の量を規制する規制ブレードと、を有する定
着装置において、前記規制ブレードを加熱する加熱手段
を設けたことを特徴とする定着装置である。
【0006】本発明の第2の発明は加熱される定着ロー
ラと、この定着ローラに圧接する加圧ローラと、定着ロ
ーラ表面に温度変化に応じて粘度が変化する離型剤を塗
布す る塗布ローラと、この塗布ローラ上の離型剤の量を
規制する規制ブレードと、を有する定着装置において、
前記塗布ローラと規制ブレード間に交流電界を形成する
電界形成手段を設けたことを特徴とする定着装置であ
る。
【0007】
【実施例】「実施例1」 図1は本発明の実施例1を示したものである。
【0008】定着ローラ1は加圧ローラ2と互いに圧接
回転を行なう。必要な熱は各々の中央部に備えたハロゲ
ンヒータ3,3′により加えられ、加圧ローラ2に接す
るサーミスタ4の抵抗値変化により加圧ローラ2の表面
温度を検知して電流制御を行ない温調をしている。
【0009】定着ローラ1の表面には塗布ローラ12に
より離型剤の塗布がなされる。(以下シリコンオイル又
は単にオイルと呼ぶ)オイル溜6のシリコンオイル21
を浸透させたフエルトもしくは多孔質フッ素樹脂製のウ
イック5が接触することで塗布ローラ12にはオイル塗
布がなされる。塗布ローラ12には根本が固設された規
制ブレード11の先端部が圧接し規制ブレード11の塗
布ローラ12との接点における接線となす角度、又は規
制ブレード12の圧設定により規定の塗布量に規制され
る。この時に規制ブレード11表面には加熱源としての
ヒータ13を有し、あらかじめシリコンオイルを加熱す
る。このことによってオイル粘度は常に規定値に保たれ
ている為に温度変化によってオイル塗布量が変動するこ
とはない。又温度検知サーミスタ14によってブレード
11の温度を検知しこの検知結果に基いてヒータ13の
電流側を規定すればより安定な塗布が得られる。
【0010】未定着画像を支持した転写材は定着入口ガ
イド8に沿ってニップに突入し、平滑オイル層が形成さ
れた定着ローラ1表面により加圧及び加熱を受け、定着
されて搬送ガイド8′に沿って排紙される。定着を行な
った定着ローラ1の表面は回転によりクリーニングウエ
ブ7で摺擦されオフセットトナーを除去された後に、再
びオイル塗布がなされる。定着ローラ1の構成は、カラ
ー画像の単色〜4色の多重トナーの厚み(数〜数十μ
m)に対応するためにアルミ等の芯軸に弾性層を数十μ
m以上設けることが必要である。弾性が小さいとトナー
凹部の未定着やトナーのつぶれによる解像低下をもたら
す。材質はフェニル系、ジメチル系の液状シリコンゴム
のRTV,LTVタイプのものが弾性を備えており、特
にRTVはシリコンオイルとの親和性が高く、オイル塗
布しやすいので良い。表層にはRTV,LTVを用い
て、その下層は熱に強いHTVを設け、表層裏面の熱劣
化やハガレを防いだ多層構成としても良い。
【0011】また表面は数十μm程度のPFA,PTF
Eコート・チューブを設けても良い。加圧ローラ2の構
成は定着ローラ1に比べて弾性が小さくて良いので単純
化して良くアルミ芯軸にHTV、フッ素ゴム等を設ける
のみでも良く、表面にPFAコート等行なってオイル膨
潤阻止をしたものでも良い。
【0012】オイルの材質については現在一般的に用い
られているのがシリコンオイルの中でもジメチル系のも
のであり、例えば信越化学製商品型式KF−96等が良
く知られる。粘度については数万cs以下のものから利
用できるが、ウィック5の浸透性を考慮すると、数千c
s以下のものが好ましい。数十cs以下のものは揮発性
が高く、機内の帯電ワイヤを汚しやすい上に引火点が低
く、安全性に問題があることから百cs以上のものが良
い。
【0013】実験においては定着ローラ1表層をRTV
とし加圧ローラ2表層をLTVとした。用いたトナーは
製造者キヤノン(株)カラー複写機商品型式名CLC−
200に使用されているシャープメルトトナーである。
【0014】定着温度は120〜180℃の範囲でリッ
プル±3℃以内にて、ローラ周速は10〜90mm/s
ecの範囲とした。使用オイルはKF−96(前述)の
300csを用いた。
【0015】ウィック5はフェルトを用い塗布ローラ1
2との接触面には多孔質のフッ素樹脂等のフィルタカバ
ーを設け、オイル塗布状態や塗布量の安定化をはかって
いる。又規制ブレード11はヒータ13及びサーミスタ
14により常に200℃に保たれている為に規制ブレー
ド近傍のオイル粘度は100csに保たれ常に安定した
塗布が可能となる。又オイル溜6に新しいオイル(温度
の低いオイル)をつぎ足しても規制ブレード11近傍の
温度は一定である為、常に均一なオイル塗布が可能であ
る。
【0016】塗布ローラ12にはアルミニウム等の金属
ローラ又は金属ローラの表面にシリコンゴムやフッ素樹
脂の層を設けたものでもよい。
【0017】「実施例2」 図1において規制ブレード11を自己制御発熱阻止で行
なうことでサーミスタ14は省略してもよい。
【0018】「実施例3」 図1において塗布ローラ12を金属で作成し、かつ前述
規制ブレード11を抵抗体で作成することにより、塗布
ローラ12と規制ブレード11間に直接電圧印加するこ
とでもよい。
【0019】「実施例4」 実施例3にのべた塗布ローラ12と規制ブレード11間
の電圧印加を交流電界にすることで交流電界のエネルギ
ーで離型剤の加熱を行うことができ前述のオイルは更に
ムラのない均一な塗布が可能となった。
【0020】尚交流電界の周波数は商用周波数50〜6
0Hzから10KHz内の又はそれ以上の範囲で選ぶこ
とが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の第1の発明は離型剤塗布規制ブ
レードを加熱する加熱手段を一定温度に加熱することで
温度によって粘度が変化する離型剤を使用しても塗布ロ
ーラに離型剤塗布量が一定となり、トナーオフセットが
防止され、定着ローラが長寿命となり、OHPの離型剤
過剰によるベトつき等も減少することが可能であるばか
りか従来離型剤量は一番少なくなる量を制限していたた
め離型剤の消費量も変動したが安定して最少量を供給出
来る為離型剤の消費量が1/2〜1/4まで減少出来
る。即ち、塗布ローラに均一に離型剤をコートできる。
【0022】本発明の第2の発明は離型剤塗布ローラと
接する離型剤規制ブレード間に交流電界を与えたことに
より、特に加熱部材を配設する必要がなく、交流電界の
エネルギーで離型剤の加熱を行うことができ、塗布ロー
ラに均一に離型剤をコートできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1からの定着装置の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ 3 ヒータ 6 オイル溜 11 規制ブレード 12 塗布ローラ 13 ヒータ 14 サーミスタ
フロントページの続き (72)発明者 加藤 基 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 竹田 正美 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−22982(JP,A) 実開 昭61−73165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱される定着ローラと、この定着ロー
    ラに圧接する加圧ローラと、定着ローラ表面に温度変化
    に応じて粘度が変化する離型剤を塗布する塗布ローラ
    と、この塗布ローラ上の離型剤の量を規制する規制ブレ
    ードと、を有する定着装置において、 前記規制ブレードを加熱する加熱手段を設けたことを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 加熱される定着ローラと、この定着ロー
    ラに圧接する加圧ローラと、定着ローラ表面に温度変化
    に応じて粘度が変化する離型剤を塗布する塗布ローラ
    と、この塗布ローラ上の離型剤の量を規制する規制ブレ
    ードと、を有する定着装置において、 前記塗布ローラと規制ブレード間に交流電界を形成する
    電界形成手段を設けたことを特徴とする定着装置。
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JP3374058B2 (ja) * 1997-09-29 2003-02-04 シャープ株式会社 画像形成装置に具備される定着装置
JP2007187819A (ja) * 2006-01-12 2007-07-26 Seiko Epson Corp 画像形成装置

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