JP2957487B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- JP2957487B2 JP2957487B2 JP22725396A JP22725396A JP2957487B2 JP 2957487 B2 JP2957487 B2 JP 2957487B2 JP 22725396 A JP22725396 A JP 22725396A JP 22725396 A JP22725396 A JP 22725396A JP 2957487 B2 JP2957487 B2 JP 2957487B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定着装置に関し、特
に電子写真プロセスを用いたプリンタ、フアクシミリお
よび複写機等の画像形成装置における記録媒体上の未定
着カラートナー像を加熱溶融する定着装置に関する。
に電子写真プロセスを用いたプリンタ、フアクシミリお
よび複写機等の画像形成装置における記録媒体上の未定
着カラートナー像を加熱溶融する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の定着装置は、特開昭55
−144273号公報記載の技術等において、図4の縦
断面構成図に示すように、シリコーンゴムなどの耐熱性
の弾性材からなる加圧ローラ27と、ヒータランプ25
により加熱されたアルミニウムなどの熱伝導の良い金属
のパイプの表面にシリコーンゴム等の離型性の良いコー
テイング処理をしたヒートローラ26とを圧接させて回
転可能に配置して記録用紙8にトナー28を定着させて
いる。
−144273号公報記載の技術等において、図4の縦
断面構成図に示すように、シリコーンゴムなどの耐熱性
の弾性材からなる加圧ローラ27と、ヒータランプ25
により加熱されたアルミニウムなどの熱伝導の良い金属
のパイプの表面にシリコーンゴム等の離型性の良いコー
テイング処理をしたヒートローラ26とを圧接させて回
転可能に配置して記録用紙8にトナー28を定着させて
いる。
【0003】そして、ヒートローラ26には融けたトナ
ーの付着を防ぐために、オイルタンク24に収容してい
るトナーとの親和性の良いオイルを、オイルパッド22
およびオイルローラ21を介して一定量塗布し、オイル
ブレード23により余分のオイルをオイルタンク24に
回収している。
ーの付着を防ぐために、オイルタンク24に収容してい
るトナーとの親和性の良いオイルを、オイルパッド22
およびオイルローラ21を介して一定量塗布し、オイル
ブレード23により余分のオイルをオイルタンク24に
回収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の定着装
置は、カラーの発色が十分に行なわれるようにトナーを
十分に融かすために、ヒートローラの温度を高めに設定
すると、融けたトナーがヒートローラの表面に付着し
て、たとえオイルを使用しても、画像が汚れてしまうと
いう欠点が生ずる。
置は、カラーの発色が十分に行なわれるようにトナーを
十分に融かすために、ヒートローラの温度を高めに設定
すると、融けたトナーがヒートローラの表面に付着し
て、たとえオイルを使用しても、画像が汚れてしまうと
いう欠点が生ずる。
【0005】特に、オーバヘッドプロジェクタ(OH
P)用紙に印字する場合には、透光性を良くしてカラー
の発色を良くするために、トナーを十分に融かす必要が
ある。
P)用紙に印字する場合には、透光性を良くしてカラー
の発色を良くするために、トナーを十分に融かす必要が
ある。
【0006】そのため、従来の定着装置では、OHP用
紙を定着する場合には、用紙の走行速度を遅くして定着
時間を長くするなどの対策を行なっている。
紙を定着する場合には、用紙の走行速度を遅くして定着
時間を長くするなどの対策を行なっている。
【0007】本発明の目的は、複数の加熱温度の異なる
ヒートローラを設けることにより用紙走行速度を落すこ
となくカラートナーを十分に融かすことができ発色と光
透過性に優れた定着装置を提供することにある。
ヒートローラを設けることにより用紙走行速度を落すこ
となくカラートナーを十分に融かすことができ発色と光
透過性に優れた定着装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明の定着装置
は、記録媒体上の未定着トナー像を加熱する複数の加熱
ローラと、前記加熱ローラのうち、記録媒体の進入側に
設置された初段の加熱ローラの表面温度をトナーの融点
以上の一定温度に、次段以降の加熱ローラの表面温度を
前記初段の温度より低くてかつトナーの融点以上の一定
温度に前記加熱ローラのそれぞれで制御する温度制御手
段と、回転自在に配置され前記加熱ローラと圧接して記
録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧溶融する加圧ロ
ーラとを含み、前記一つの加圧ローラに対し前記温度の
異なる複数の加熱ローラが圧接する様に構成されてい
る。
は、記録媒体上の未定着トナー像を加熱する複数の加熱
ローラと、前記加熱ローラのうち、記録媒体の進入側に
設置された初段の加熱ローラの表面温度をトナーの融点
以上の一定温度に、次段以降の加熱ローラの表面温度を
前記初段の温度より低くてかつトナーの融点以上の一定
温度に前記加熱ローラのそれぞれで制御する温度制御手
段と、回転自在に配置され前記加熱ローラと圧接して記
録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧溶融する加圧ロ
ーラとを含み、前記一つの加圧ローラに対し前記温度の
異なる複数の加熱ローラが圧接する様に構成されてい
る。
【0009】第2の発明の定着装置は、未定着トナー像
を有する記録媒体の進入側に設置された第1の加熱ロー
ラと、トナーの融点以上の第1の温度に前記第1の加熱
ローラの表面温度を制御する第1の温度制御手段と、前
記記録媒体の排出側に設置された第2の加熱ローラと、
前記第1の温度より低くてかつトナーの融点以上の第2
の温度に前記第2の加熱ローラの表面温度を制御する第
2の温度制御手段と、回転自在に配置され前記加熱ロー
ラと圧接して記録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧
溶融する加圧ローラとを含み、前記一つの加圧ローラに
対し前記温度の異なる複数の加熱ローラが圧接する様に
構成されている。
を有する記録媒体の進入側に設置された第1の加熱ロー
ラと、トナーの融点以上の第1の温度に前記第1の加熱
ローラの表面温度を制御する第1の温度制御手段と、前
記記録媒体の排出側に設置された第2の加熱ローラと、
前記第1の温度より低くてかつトナーの融点以上の第2
の温度に前記第2の加熱ローラの表面温度を制御する第
2の温度制御手段と、回転自在に配置され前記加熱ロー
ラと圧接して記録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧
溶融する加圧ローラとを含み、前記一つの加圧ローラに
対し前記温度の異なる複数の加熱ローラが圧接する様に
構成されている。
【0010】第3の発明の定着装置は、第1または第2
の発明の定着装置において、加圧ローラの表面温度をト
ナーの融点以上の一定温度に制御する加圧ローラ表面温
度制御手段を含んで構成されている。
の発明の定着装置において、加圧ローラの表面温度をト
ナーの融点以上の一定温度に制御する加圧ローラ表面温
度制御手段を含んで構成されている。
【0011】第4の発明の定着装置は、第1または第2
または第3の発明の定着装置において、温度制御手段は
加熱されるローラの表面温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの値に応じて前記ローラの加熱用ランプ
へ供給する電圧の切断および供給を行なう電圧制御手段
とを含んで構成されている。
または第3の発明の定着装置において、温度制御手段は
加熱されるローラの表面温度を測定する温度センサと、
前記温度センサの値に応じて前記ローラの加熱用ランプ
へ供給する電圧の切断および供給を行なう電圧制御手段
とを含んで構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の定着装置の第1の
実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態について図面を参照して説明する。
【0013】図1は本発明の定着装置の第1の実施の形
態の構成を示す概略斜視図、図2はその縦断面構成図で
ある。
態の構成を示す概略斜視図、図2はその縦断面構成図で
ある。
【0014】第1の実施の形態の定着装置は、図1およ
び図2に示すように、発熱用のヒータランプ1とヒータ
ランプ2と、ヒータランプ1とヒータランプ2とにより
それぞれ加熱されるヒートローラ3およびヒートローラ
4と、ヒートローラ3およびヒートローラ4の温度をそ
れぞれ測定する温度センサ5および温度センサ6と、温
度センサ5および温度センサ6により測定された温度に
よりヒータランプ1およびヒータランプ2に供給する電
圧をそれぞれ制御する電圧制御回路11および電圧制御
回路12と、ヒートローラ3およびヒートローラ4と圧
接する加圧ローラ7とを含んで構成されている。
び図2に示すように、発熱用のヒータランプ1とヒータ
ランプ2と、ヒータランプ1とヒータランプ2とにより
それぞれ加熱されるヒートローラ3およびヒートローラ
4と、ヒートローラ3およびヒートローラ4の温度をそ
れぞれ測定する温度センサ5および温度センサ6と、温
度センサ5および温度センサ6により測定された温度に
よりヒータランプ1およびヒータランプ2に供給する電
圧をそれぞれ制御する電圧制御回路11および電圧制御
回路12と、ヒートローラ3およびヒートローラ4と圧
接する加圧ローラ7とを含んで構成されている。
【0015】使用するトナーとしては、例えば、融点が
70℃〜140℃のポリエステル、スチレン−アクリル
等の樹脂にカーボンブラック、アゾ系、キナクリドン
系、金属フタロシアニン等の色材と帯電制御材を混練し
たものを5〜12μmの粒径に粉砕したものである。ワ
ックスを入れてもよい。
70℃〜140℃のポリエステル、スチレン−アクリル
等の樹脂にカーボンブラック、アゾ系、キナクリドン
系、金属フタロシアニン等の色材と帯電制御材を混練し
たものを5〜12μmの粒径に粉砕したものである。ワ
ックスを入れてもよい。
【0016】ヒータランプ1およびヒータランプ2は1
00W〜500Wの発熱量を持つハロゲンランプが使用
できる。
00W〜500Wの発熱量を持つハロゲンランプが使用
できる。
【0017】ヒートローラ3およびヒートローラ4はア
ルミ・鉄などの熱伝導性のよい材料の表面にトナーに対
し離型性のよいテフロンコーテイングを施したローラを
用いる。また、表面にシリコンオイルを塗布する場合に
は、オイルを保持するためのゴム層を設けてもよい。
ルミ・鉄などの熱伝導性のよい材料の表面にトナーに対
し離型性のよいテフロンコーテイングを施したローラを
用いる。また、表面にシリコンオイルを塗布する場合に
は、オイルを保持するためのゴム層を設けてもよい。
【0018】加圧ローラ7は金属のシャフトの周囲に、
耐熱性のシリコンゴムなどを成形したゴムローラで、表
面に離型性のよいテフロンコーテイングを施してもよ
い。
耐熱性のシリコンゴムなどを成形したゴムローラで、表
面に離型性のよいテフロンコーテイングを施してもよ
い。
【0019】温度センサ5および温度センサ6はサーミ
スタ等が使用できる。
スタ等が使用できる。
【0020】電圧制御回路11は記録用紙8上のトナー
を溶融するよう融点以上の温度に加熱するためにヒート
ローラ3の表面温度を約160℃に保つように温度セン
サ5の測定値によりヒータランプ1に供給する電圧を制
御する。例えば、温度センサ5の測定値が163℃以上
に達したらヒータランプ1への供給電圧を断ち、温度セ
ンサ5の測定値が157℃以下になったらヒータランプ
1への電圧供給を開始する。
を溶融するよう融点以上の温度に加熱するためにヒート
ローラ3の表面温度を約160℃に保つように温度セン
サ5の測定値によりヒータランプ1に供給する電圧を制
御する。例えば、温度センサ5の測定値が163℃以上
に達したらヒータランプ1への供給電圧を断ち、温度セ
ンサ5の測定値が157℃以下になったらヒータランプ
1への電圧供給を開始する。
【0021】電圧制御回路12は記録用紙8上のトナー
の表面を平滑にするようトナーを融点付近に加熱するた
めにヒートローラ4の表面温度を約140℃に保つよう
に温度センサ6の測定値によりヒータランプ2に供給す
る電圧を制御する。例えば、温度センサ6の測定値が1
43℃以上に達したらヒータランプ2への供給電圧を断
ち、温度センサ6の測定値が137℃以下になったらヒ
ータランプ2への電圧供給を開始する。
の表面を平滑にするようトナーを融点付近に加熱するた
めにヒートローラ4の表面温度を約140℃に保つよう
に温度センサ6の測定値によりヒータランプ2に供給す
る電圧を制御する。例えば、温度センサ6の測定値が1
43℃以上に達したらヒータランプ2への供給電圧を断
ち、温度センサ6の測定値が137℃以下になったらヒ
ータランプ2への電圧供給を開始する。
【0022】次に第1の実施の形態の定着装置の動作に
ついて図2を参照して説明する。
ついて図2を参照して説明する。
【0023】動作開始に先立って、電源が投入される
と、ヒートローラ3およびヒートローラ4の予熱が開始
される。すなわち、ヒートローラ3の表面が約160
度、ヒートローラ4の表面が約140度になるまで電圧
制御回路11および電圧制御回路12はそれぞれヒータ
ランプ1およびヒータランプ2に電圧を供給し、温度セ
ンサ5および温度センサ6の測定温度により電圧制御回
路11および電圧制御回路12はその供給電圧の制御を
行なう。
と、ヒートローラ3およびヒートローラ4の予熱が開始
される。すなわち、ヒートローラ3の表面が約160
度、ヒートローラ4の表面が約140度になるまで電圧
制御回路11および電圧制御回路12はそれぞれヒータ
ランプ1およびヒータランプ2に電圧を供給し、温度セ
ンサ5および温度センサ6の測定温度により電圧制御回
路11および電圧制御回路12はその供給電圧の制御を
行なう。
【0024】予熱動作が終了すると、トナーの付着して
現像された記録用紙8が供給され、先ず圧接しているヒ
ートローラ3と加圧ローラ7と間を記録用紙8が通過す
ることにより記録用紙8上のトナーは溶融し記録用紙8
に暫定定着する。
現像された記録用紙8が供給され、先ず圧接しているヒ
ートローラ3と加圧ローラ7と間を記録用紙8が通過す
ることにより記録用紙8上のトナーは溶融し記録用紙8
に暫定定着する。
【0025】次いで、圧接しているヒートローラ4と加
圧ローラ7との間を記録用紙8が通過することにより、
記録用紙8上に溶融して定着しているトナーを融点近傍
の温度になっているヒートローラ4により溶融エネルギ
ーを継続供給しながら、かつ、押圧してトナーの表面を
平滑化する。この平滑化によりOHP用紙等に印字した
場合透光性がよくなり十分なカラー発色が実現できるこ
ととなる。
圧ローラ7との間を記録用紙8が通過することにより、
記録用紙8上に溶融して定着しているトナーを融点近傍
の温度になっているヒートローラ4により溶融エネルギ
ーを継続供給しながら、かつ、押圧してトナーの表面を
平滑化する。この平滑化によりOHP用紙等に印字した
場合透光性がよくなり十分なカラー発色が実現できるこ
ととなる。
【0026】すなわち、第1の実施の形態の定着装置は
予熱動作につづく暫定定着動作、平滑化定着動作を行な
うことにより印字結果の透光性をよくしカラー発色を格
段に改善している。
予熱動作につづく暫定定着動作、平滑化定着動作を行な
うことにより印字結果の透光性をよくしカラー発色を格
段に改善している。
【0027】次に、本発明の定着装置の第2の実施の形
態について図面を参照して説明する。
態について図面を参照して説明する。
【0028】図3は本発明の定着装置の第2の実施の形
態の構成を示す縦断面構成図である。
態の構成を示す縦断面構成図である。
【0029】第2の実施の形態の定着装置は、図3に示
すように、発熱用のヒータランプ1とヒータランプ2
と、ヒータランプ1とヒータランプ2とによりそれぞれ
加熱されるヒートローラ3およびヒートローラ4と、ヒ
ートローラ3およびヒートローラ4の温度をそれぞれ測
定する温度センサ5および温度センサ6と、温度センサ
5および温度センサ6により測定された温度によりヒー
タランプ1およびヒータランプ2に供給する電圧をそれ
ぞれ制御する電圧制御回路11および電圧制御回路12
と、ヒートローラ3およびヒートローラ4と圧接する加
圧ローラ17と、加圧ローラ17を加熱するヒータラン
プ9と、加圧ローラ17の温度を測定する温度センサ1
0と、温度センサ10により測定された温度によりヒー
タランプ9に供給する電圧を制御する電圧制御回路13
とを含んで構成されている。
すように、発熱用のヒータランプ1とヒータランプ2
と、ヒータランプ1とヒータランプ2とによりそれぞれ
加熱されるヒートローラ3およびヒートローラ4と、ヒ
ートローラ3およびヒートローラ4の温度をそれぞれ測
定する温度センサ5および温度センサ6と、温度センサ
5および温度センサ6により測定された温度によりヒー
タランプ1およびヒータランプ2に供給する電圧をそれ
ぞれ制御する電圧制御回路11および電圧制御回路12
と、ヒートローラ3およびヒートローラ4と圧接する加
圧ローラ17と、加圧ローラ17を加熱するヒータラン
プ9と、加圧ローラ17の温度を測定する温度センサ1
0と、温度センサ10により測定された温度によりヒー
タランプ9に供給する電圧を制御する電圧制御回路13
とを含んで構成されている。
【0030】第2の実施の形態の定着装置が第1の実施
の形態の定着装置と相違する点は、第2の実施の形態の
定着装置に使用する加圧ローラ17は、温度センサ10
を介して電圧制御回路13により制御される電圧により
ヒータランプ9を発熱させることにより表面温度をトナ
ーの融点近傍の温度(例えば約140℃)に一定に維持
されていることである。そのため、加圧ローラ17はア
ルミ・鉄などの金属円筒管の表面にゴム層を設けた構成
としている。
の形態の定着装置と相違する点は、第2の実施の形態の
定着装置に使用する加圧ローラ17は、温度センサ10
を介して電圧制御回路13により制御される電圧により
ヒータランプ9を発熱させることにより表面温度をトナ
ーの融点近傍の温度(例えば約140℃)に一定に維持
されていることである。そのため、加圧ローラ17はア
ルミ・鉄などの金属円筒管の表面にゴム層を設けた構成
としている。
【0031】このようにすることにより、記録装置の用
紙走行速度が速い場合でも、ヒートローラの温度を高め
ることなく、トナーへ十分な溶融エネルギーを与えてカ
ラートナーを十分に融かすことができ、画像を汚すこと
なく、発色と光透過性に優れた定着ができる。
紙走行速度が速い場合でも、ヒートローラの温度を高め
ることなく、トナーへ十分な溶融エネルギーを与えてカ
ラートナーを十分に融かすことができ、画像を汚すこと
なく、発色と光透過性に優れた定着ができる。
【0032】以上説明したように、本実施の形態の定着
装置は、複数のヒートローラを設けて、十分にトナーへ
溶融エネルギーを供給するとともにその中のヒートロー
ラの1つで定着トナーの表面を平滑化することにより、
画像を汚すことなく、発色と光透過性に優れた定着がで
きる。
装置は、複数のヒートローラを設けて、十分にトナーへ
溶融エネルギーを供給するとともにその中のヒートロー
ラの1つで定着トナーの表面を平滑化することにより、
画像を汚すことなく、発色と光透過性に優れた定着がで
きる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
は、複数のヒートローラを設けて、十分にトナーへ溶融
エネルギーを供給するとともにその中のヒートローラの
1つで定着トナーの表面を平滑化することにより、画像
を汚すことなく、発色と光透過性に優れた定着ができる
という効果を有している。
は、複数のヒートローラを設けて、十分にトナーへ溶融
エネルギーを供給するとともにその中のヒートローラの
1つで定着トナーの表面を平滑化することにより、画像
を汚すことなく、発色と光透過性に優れた定着ができる
という効果を有している。
【図1】本発明の定着装置の第1の実施の形態の構成を
示す概略斜視図である。
示す概略斜視図である。
【図2】第1の実施の形態の定着装置の縦断面構成図で
ある。
ある。
【図3】第2の実施の形態の定着装置の縦断面構成図で
ある。
ある。
【図4】従来の定着装置の縦断面構成図である。
1、2、9、25 ヒータランプ 3、4、26 ヒートローラ 5、6、10 温度センサ 7、17、27 加圧ローラ 8 記録用紙 11、12、13 電圧制御回路 21 オイルローラ 22 オイルパッド 23 オイルブレード 24 オイルタンク 28 トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体上の未定着トナー像を加熱する
複数の加熱ローラと、前記加熱ローラのうち、記録媒体
の進入側に設置された初段の加熱ローラの表面温度をト
ナーの融点以上の一定温度に、次段以降の加熱ローラの
表面温度を前記初段の温度より低くてかつトナーの融点
以上の一定温度に前記加熱ローラのそれぞれで制御する
温度制御手段と、回転自在に配置され前記加熱ローラと
圧接して記録媒体上の未定着トナー像を加熱・加圧溶融
する加圧ローラとを含み、前記一つの加圧ローラに対し
前記温度の異なる複数の加熱ローラが圧接することを特
徴とする定着装置。 - 【請求項2】 未定着トナー像を有する記録媒体の進入
側に設置された第1の加熱ローラと、トナーの融点以上
の第1の温度に前記第1の加熱ローラの表面温度を制御
する第1の温度制御手段と、前記記録媒体の排出側に設
置された第2の加熱ローラと、前記第1の温度より低く
てかつトナーの融点以上の第2の温度に前記第2の加熱
ローラの表面温度を制御する第2の温度制御手段と、回
転自在に配置され前記加熱ローラと圧接して記録媒体上
の未定着トナー像を加熱・加圧溶融する加圧ローラとを
有し、前記一つの加圧ローラに対し前記温度の異なる複
数の加熱ローラが圧接することを特徴とする定着装置。 - 【請求項3】 加圧ローラの表面温度をトナーの融点以
上の一定温度に制御する加圧ローラ表面温度制御手段を
有することを特徴とする請求項1または2記載の定着装
置。 - 【請求項4】 温度制御手段は加熱されるローラの表面
温度を測定する温度センサと、前記温度センサの値に応
じて前記ローラの加熱用ランプへ供給する電圧の切断お
よび供給を行なう電圧制御手段とを含んでいることを特
徴とする請求項1または2または3記載の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22725396A JP2957487B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22725396A JP2957487B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1069186A JPH1069186A (ja) | 1998-03-10 |
JP2957487B2 true JP2957487B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=16857927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22725396A Expired - Fee Related JP2957487B2 (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2957487B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100468226C (zh) * | 2004-04-26 | 2009-03-11 | 佳能株式会社 | 定影方法和定影设备 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22725396A patent/JP2957487B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1069186A (ja) | 1998-03-10 |
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