JP3230722U - 板状体の収納容器 - Google Patents

板状体の収納容器 Download PDF

Info

Publication number
JP3230722U
JP3230722U JP2020005208U JP2020005208U JP3230722U JP 3230722 U JP3230722 U JP 3230722U JP 2020005208 U JP2020005208 U JP 2020005208U JP 2020005208 U JP2020005208 U JP 2020005208U JP 3230722 U JP3230722 U JP 3230722U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
pedestal
interleaving paper
storage container
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020005208U
Other languages
English (en)
Inventor
雅和 左▲高▼
雅和 左▲高▼
義忠 石井
義忠 石井
和久 嵐田
和久 嵐田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Application granted granted Critical
Publication of JP3230722U publication Critical patent/JP3230722U/ja
Priority to KR2020210003277U priority Critical patent/KR20220001036U/ko
Priority to TW110212836U priority patent/TWM624088U/zh
Priority to CN202122650437.8U priority patent/CN216637253U/zh
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D85/00Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials
    • B65D85/30Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure
    • B65D85/48Containers, packaging elements or packages, specially adapted for particular articles or materials for articles particularly sensitive to damage by shock or pressure for glass sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D19/00Pallets or like platforms, with or without side walls, for supporting loads to be lifted or lowered
    • B65D19/02Rigid pallets with side walls, e.g. box pallets
    • B65D19/06Rigid pallets with side walls, e.g. box pallets with bodies formed by uniting or interconnecting two or more components
    • B65D19/08Rigid pallets with side walls, e.g. box pallets with bodies formed by uniting or interconnecting two or more components made wholly or mainly of metal
    • B65D19/10Rigid pallets with side walls, e.g. box pallets with bodies formed by uniting or interconnecting two or more components made wholly or mainly of metal of skeleton construction, e.g. made of wire
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D19/00Pallets or like platforms, with or without side walls, for supporting loads to be lifted or lowered
    • B65D19/38Details or accessories
    • B65D19/385Frames, corner posts or pallet converters, e.g. for facilitating stacking of charged pallets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D57/00Internal frames or supports for flexible articles, e.g. stiffeners; Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. for preventing adhesion of sticky articles
    • B65D57/002Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested
    • B65D57/003Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested for horizontally placed articles, i.e. for stacked or nested articles
    • B65D57/004Separators for articles packaged in stacks or groups, e.g. stacked or nested for horizontally placed articles, i.e. for stacked or nested articles the articles being substantially flat panels, e.g. wooden planks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Abstract

【課題】複数枚の板状体と合紙とを交互に積層させた板状体積層物を良好に収納しつつ、板状体の取り出しの際に板状体の周囲からはみ出した合紙を円滑に取り出すことが可能な板状体の収納容器を提供する。【解決手段】複数枚のガラス板Gを積層状態で収納するための収納容器であって、ガラス板Gと合紙3とを交互に積層して形成される板状体積層物1が載置される台座13と、台座13に設けられて台座13に載置される板状体積層物1の一側面が当接されるストッパ板と、台座13に設けられて台座13に載置される板状体積層物1の一側面以外の側面を押さえる押さえ部材17と、台座13に設けられて台座13に載置された板状体積層物1におけるストッパ板が当接された一側面と対向する側面からはみ出した合紙3を支持する合紙支持部材19と、を備える。【選択図】図10

Description

本考案は、板状体の収納容器に関する。
例えば、建築用ガラス板、自動車用ガラス板、並びにプラズマディスプレイ用ガラス基板及び液晶用ガラス基板等のFPD(Flat Panel Display)用ガラス基板は、保管中や搬送中に表面にキズや汚染が付き、製品欠陥となり易い。特に、液晶ディスプレイ用に使用される無アルカリガラス基板のように、その表面に電気回路を組み込むガラス基板として用いる場合には、その表面にわずかなキズや汚染があっても断線やパターニング不良が発生する。よって、このようなガラス基板には、きわめて高い表面特性が要求される。
ガラス板の表面のキズや汚染は、ガラス板を積層して保管や搬送する際に、隣接するガラス板との間で擦れが生じることによって発生する場合が多い。そこで、ガラス板の保管中や搬送中のキズや汚染を防止するために、積層するガラス板とガラス板との間に合紙を介在させている。
このような、合紙が介在されたガラス板積層物は、箱又はパレットに梱包されてガラス板メーカーからガラス板の加工及び組立等を行うガラス板のユーザーである使用メーカーに搬送される。
そして、ガラス板は、ガラス板使用メーカーで箱又はパレットから取出装置によって1枚ずつ取り出される(例えば、特許文献1参照)。この取出装置では、収納容器に収納されて斜めに配置されたガラス板積層物からガラス把持部によってガラス板を取り出し、次に合紙把持部によって合紙を取り出すという動作を繰り返し行うことになる。この取り出し動作において合紙を取り出す際には、ガラス板積層物のガラス板の上辺部からはみ出した合紙の上縁部を、合紙把持部で吸着やチャッキング等によって把持して取り出す場合が多い。
特開2006−176232号公報
しかしながら、ガラス板積層物のガラス板の周囲からはみ出した合紙は、その縁部分が垂れ下がり、その垂れ下がった合紙を合紙把持部が良好に把持できない場合がある。合紙把持部は、ロボットによって吸着位置が予めティーチングされており、その吸着位置に向けて移動される。したがって、合紙が垂れ下がっているために吸着位置に合紙が存在しない場合、合紙把持部によって合紙を良好に把持できないおそれがある。
そこで本考案は、複数枚の板状体と合紙とを交互に積層させた板状体積層物を良好に収納しつつ、板状体の取り出しの際に板状体の周囲からはみ出した合紙を円滑に取り出すことが可能な板状体の収納容器を提供することを目的とする。
本考案は下記構成からなる。
複数枚の板状体を積層状態で収納するための収納容器であって、
前記板状体と合紙とを交互に積層して形成される板状体積層物が載置される台座と、
前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の一側面が当接されるストッパ板と、
前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の前記一側面以外の側面を押さえる押さえ部材と、
前記台座に設けられて前記台座に載置された前記板状体積層物における少なくとも前記ストッパ板が当接された一側面と対向する側面からはみ出した前記合紙を支持する合紙支持部材と、
を備える、
板状体の収納容器。
本考案の板状体の収納容器によれば、複数枚の板状体と合紙とを交互に積層させた板状体積層物を良好に収納しつつ、板状体の取り出しの際に板状体の周囲からはみ出した合紙を円滑に取り出せる。
板状体積層物が収納された本実施形態に係る収納容器の斜視図である。 本実施形態に係る収納容器及び板状体積層物の斜視図である。 ガラス板と合紙とを交互に積層させた板状体積層物の縁部における概略断面図である。 収納容器の斜視図である。 収納容器の平面図である。 収納容器におけるストッパ板の固定箇所の断面図である。 収納容器における押さえ部材の装着箇所の斜視図である。 収納容器における押さえ部材の装着箇所の分解斜視図である。 収納容器を構成する台座及び合紙支持部材の斜視図である。 合紙支持部材の装着箇所における収納容器の断面図である。 合紙吸着機構による合紙の除去工程を説明する収納容器の一部の断面図である。 合紙支持部材の台座への他の着脱手段を説明する図であって、(a)は収納容器の斜視図、(b)は(a)におけるA部拡大図である。 変形例に係る収納容器の平面図である。 押さえ部材が装着された台座の他側部における斜視図である。 収納容器における押さえ部材の装着箇所の分解斜視図である。 押さえ部材を収納容器に固定するクランパを説明する図であって、(A)は正面図、(B)はホルダの一部を省略した側面図である。 押さえ部材をクランプした際のクランパの状態を示すクランパの正面図である。 クランパのレバーの回動許容範囲を説明する模式図である。
以下、本考案の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、板状体積層物が収納された本実施形態に係る収納容器の斜視図である。図2は、本実施形態に係る収納容器及び板状体積層物の斜視図である。図3は、ガラス板と合紙とを交互に積層させた板状体積層物の縁部における概略断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る板状体の収納容器11は、板状体積層物1を収納する。
板状体積層物1は、複数枚の板状体を積層させた積層物である。本例では、板状体は、平面視矩形状に形成されたガラス板Gであり、収納容器11は、複数枚のガラス板Gを積層状態で収納する。収納容器11は、一辺が2800mmを超える第10世代サイズをさらに上回る第11世代サイズのガラス板Gを収納する。ガラス板Gの厚さは例えば0.3mm以上0.7mm以下である。このような大型のガラス板Gが複数枚積層されて収納される収納容器11は、運搬車両(例えばトレーラーやトラック)の荷台と平行な状態や、荷台に対して所定の角度傾斜させた状態で運搬される。
図3に示すように、ガラス板Gは、合紙3を介して互いに重ね合わされて積層される。合紙3は、ガラス板Gよりも大きな面積を有する矩形状に形成されている。したがって、合紙3は、その縁部がガラス板Gの縁部からはみ出すようにガラス板Gの間に介在される。
ガラス板Gは、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light-Emitting Diode)等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)用に使用される無アルカリガラス系材料からなる。
合紙3は、例えば平滑度18秒以下(JIS P 8119,1976)の粗面を有する。合紙3の樹脂分がガラス板Gに転写されてガラス面に紙肌模様、焼け、汚れ等が生じないように接触面積の小さな紙質が選択される。更に合紙3の樹脂分は、0.05質量%以下(JIS P 8205,1976)である。上述した紙面粗さとの複合効果によりガラス板G自体の品質に悪影響を及ぼさない紙質が選択される。
図4は、収納容器の斜視図である。図5は、収納容器の平面図である。
図4及び図5に示すように、収納容器11は、主として、台座13と、ストッパ板15と、押さえ部材17と、合紙支持部材19とから構成される。ストッパ板15、押さえ部材17及び合紙支持部材19は、それぞれ台座13に設けられる。
台座13は、躯体21と、面板23とを有している。躯体21は、鋼材を接合させて枠状にしたもので、平面視矩形状に形成されている。面板23は、躯体21の上面に貼り合わされたもので、平面視矩形状の板状に形成されている。面板23は、躯体21より僅かに小さい外形を有している。面板23は、例えば、アルミニウムプレートの表面に弾性を有する樹脂プレートを貼り合わせることにより構成されている。この面板23は、樹脂プレートの上面が載置面25とされており、この載置面25に板状体積層物1が載置される。
台座13には、それぞれの角部に嵌合部27が設けられている。嵌合部27は、角筒状に形成されており、この嵌合部27には、上方側から支柱29が嵌合されて装着される。これらの支柱29は、収納容器11を複数段に積み重ねる際に、上段側の収納容器11の嵌合部27に嵌合される。これにより、複数の収納容器11が上下方向に間隔をあけて重ねられる。
収納容器11は、二つのストッパ板15を備えており、これらの二つのストッパ板15は、台座13における一側部13aに互いに間隔をあけて設けられている。ストッパ板15は、板状に形成されており、台座13の躯体21に溶接されて固定されている。なお、このストッパ板15は、台座13に対してボルトによって着脱可能に固定されていてもよい。
また、ストッパ板15には、切欠部15aが設けられている。特開2009−202900号公報に記載のパレットのように、ガラス板積層体を上から押圧するための押えバーが取り付けられる場合がある。その場合、ガラス板積層体を上から押圧するための押えバーとストッパ板15とが干渉するおそれがある。そこで、切欠部15aを設けることで、押えバーとストッパ板15との干渉を防止できる。
図6は、収納容器におけるストッパ板の固定箇所の断面図である。
図6に示すように、ストッパ板15は、固定板部31と、緩衝板部33とを有している。固定板部31は、金属プレートであり、緩衝板部33は、ゴムや樹脂等の弾性を有するプレートである。緩衝板部33は、固定板部31における台座13への固定側の面の上方側に貼り合わされている。ストッパ板15は、台座13に固定された状態で、緩衝板部33が躯体21よりも上方側に配置される。ストッパ板15には、台座13の面板23の載置面25に載置される板状体積層物1の一側面が当接される。これにより、板状体積層物1は、ストッパ板15に当接されて一側面が位置決めされる。
ストッパ板15は、台座13に固定された状態において、緩衝板部33と台座13の面板23との間に隙間Sが設けられている。この隙間Sは、例えば、1mm以上10mm以下とされている。
収納容器11は、五つの押さえ部材17を備えている。これらの押さえ部材17は、台座13におけるストッパ板15が設けられた一側部13aに隣接する側部13b,13cにそれぞれ二つずつ、ストッパ板15が設けられた側部13aに対向する側部13dに一つ設けられている(図2参照)。
図7は、収納容器における押さえ部材の装着箇所の斜視図である。図8は、収納容器における押さえ部材の装着箇所の分解斜視図である。
図7及び図8に示すように、押さえ部材17は、金属プレートからなるもので、台座13への装着側の面には、ゴムや樹脂等の弾性を有するプレートからなる緩衝板部41が貼り付けられている。
この押さえ部材17は、その上縁部が、台座13への装着側へ屈曲された屈曲部43とされている。また、押さえ部材17の下端側は、台座13への装着側と反対側へ張り出す固定部45とされている。この固定部45には、幅方向の両側部近傍部分に係合切欠部47がそれぞれ形成されている。また、固定部45には、幅方向の中央部分に逃げ切欠部49が形成されている。
台座13における押さえ部材17の装着箇所には、固定板51が固定される。固定板51は、細長い板状に形成されており、3つの挿通孔53及び2つのネジ孔55を有している。この固定板51は、挿通孔53へ挿し込んだネジ57を台座13に形成されたネジ孔59へねじ込むことにより、台座13に固定されている。
押さえ部材17は、2つのクランパ61によって、台座13に固定された固定板51に組付けられる。これらのクランパ61は、雄ねじが形成された締結ピン部63と、締結ピン部63の端部に対して、締結ピン部63の軸線と直交する軸線を中心として回動可能に連結されたレバー65とを有している。レバー65は、締結ピン部63に対する回動の中心が偏心されている。
押さえ部材17を台座13に装着するには、まず、固定部45の逃げ切欠部49に固定板51の固定用のネジ57を入り込ませながら固定部45を固定板51に宛がう。次に、レバー65を締結ピン部63に沿うように配置させたクランパ61の締結ピン部63を、固定部45の係合切欠部47へ通し、レバー65が固定部45に接するまで固定板51のネジ孔55へねじ込む。その後、レバー65を固定部45に沿う方向へ回動させる。すると、締結ピン部63の連結箇所において締結ピン部63に対して回動中心が偏心されたレバー65の回動にともなって締結ピン部63が引き出される。これにより、固定部45が固定板51とレバー65とで挟持され、押さえ部材17が台座13に装着される。これらの押さえ部材17を台座13に装着することにより、台座13の面板23の載置面25に載置される板状体積層物1の両側面が側部13bおよび側部13cに設けられた押さえ部材17によって押さえられて保持される。
側部13dに設けられた押さえ部材17は、板状体積層物1がストッパ板15に当接している場合、板状体積層物1を構成するガラス板Gとは接触していない。しかし、例えば輸送時の振動等によってガラス板Gがストッパ板15と離れた場合、前記ガラス板Gが側部13dに設けられた押さえ部材17と当接する。これにより、ガラス板Gの落下を防止できる。
図9は、収納容器を構成する台座及び合紙支持部材の斜視図である。図10は、合紙支持部材の装着箇所における収納容器の断面図である。
図9及び図10に示すように、合紙支持部材19は、台座13におけるストッパ板15が設けられた一側部13aに対向する他側部13dに設けられており、台座13に対して着脱可能とされている。合紙支持部材19は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるもので、長尺の角筒状に形成されている。合紙支持部材19は、長手方向に三つに分割されており、それぞれ台座13の他側部13dに沿って装着されて一列に配列される。これらの合紙支持部材19は、台座13に載置された板状体積層物1におけるストッパ板15が当接された一側面と対向する他側面からはみ出した合紙3を支持し、合紙3の垂れ下がりを抑える。
台座13を構成する躯体21には、合紙支持部材19の装着箇所に、底面部71と側面部73とを有する段部75が形成されており、合紙支持部材19は、躯体21の段部75に嵌め込まれて装着される。合紙支持部材19には、例えば、マグネットシートが貼り付けられており、台座13の躯体21に対して磁力によって吸着されて固定される。
合紙支持部材19は、台座13に装着された状態において、躯体21の段部75を構成する底面部71と反対側の上面が、合紙3を支持する支持面77とされている。そして、この合紙支持部材19は、台座13に装着された状態において、支持面77の高さが、台座13の載置面25以下とされている。載置面25に対する支持面77の高さとしては、例えば、載置面25に対して面一から30mm低い位置とするのが好ましい。本例では、10mm程度低い位置とされている。
収納容器11には、フォークリフトのフォークが挿通可能なフォーク孔81が形成されている(図2及び図4参照)。フォーク孔81は台座13におけるストッパ板15が設けられた一側部13a及び合紙支持部材19が装着される他側部13dに一対ずつ設けられている。フォーク孔81が設けられた台座13の一側部13a及び他側部13dは、フォーク孔81以外の部分が封鎖板83によって封鎖されて強度が確保されている。
次に、上記構成の収納容器11にガラス板Gを積層させて板状体積層物1を収納させる場合について説明する。
収納容器11に板状体積層物1を収納させるには、収納容器11の台座13の載置面25に、ガラス板Gと合紙3とを、ストッパ板15に当接させながら交互に重ね合わせる。このとき、収納容器11には、台座13の他側部13dに、予め合紙支持部材19を装着しておく。
これにより、収納容器11には、台座13の載置面25に、複数のガラス板Gが合紙3を介して積層された板状体積層物1がストッパ板15によって位置決めされて載置された状態となる。そして、台座13の載置面25上の板状体積層物1は、ストッパ板15が当接された一側面と反対側の他側面においてガラス板Gからはみ出した合紙3が合紙支持部材19の支持面77に支持される。これにより、ガラス板Gからはみ出した合紙3の垂れ下がりが抑制される(図10参照)。
次に、収納容器11の台座13の両側部13b,13cに押さえ部材17を装着させる。すると、板状体積層物1は、その両側面が押さえ部材17によって保持される。
収納容器11からガラス板Gを取り出すには、例えば、ストッパ板15側を下方にして収納容器11を傾けた状態において、アンパッカー装置のガラス吸着機構及び合紙吸着機構によってガラス板Gと合紙3とを交互に取り出す。
ここで、合紙3を取り出す場合について説明する。
図11は、合紙吸着機構による合紙の除去工程を説明する収納容器の一部の断面図である。
図11に示すように、合紙吸着機構は、吸着ヘッド101を備えている。吸着ヘッド101は、合紙3を吸着する吸着パッド103を有しており、ロボット等の移動機構によって移動される。合紙吸着機構では、移動機構によって予めティーチングされた吸着位置へ吸着ヘッド101が移動される。そして、合紙3における板状体積層物1のガラス板Gの外周からはみ出した部分を吸着パッド103に吸着して除去する。
このとき、収納容器11では、合紙支持部材19によって合紙3が支持されて垂れ下がりが抑制されているので、吸着位置に吸着ヘッド101が配置された際に、吸着パッド103によって円滑に合紙3を吸着できる。
このように、本実施形態に係る収納容器11によれば、台座13に載置された板状体積層物1の側面からはみ出した合紙3が合紙支持部材19によって支持されるので、板状体積層物1の側面からはみ出した合紙3の垂れ下がりを抑制できる。したがって、収納容器11からガラス板Gと合紙3とを交互に取り出す際に、取出装置の吸着パッド103や把持機構によって合紙3の縁部を円滑に吸着または把持して取り出せる。
また、合紙支持部材19が台座13に対して着脱可能とされているので、合紙支持部材19を必要に応じて台座13に装着させることができる。これにより、例えば、ガラス板Gを取り出す際に板状体積層物1の側面を横から押さえて合紙3を保持する取出装置を用いる場合には、合紙支持部材19を台座13から取り外すことにより、この取出装置に対して容易に対応させることができる。つまり、異なる方式の取出装置に適用可能である。
しかも、合紙支持部材19が磁力によって台座13に固定される構造であるので、台座13に対して合紙支持部材19を容易に着脱させることができる。また、面ファスナなどを用いて着脱させる場合と比べ、塵埃がたまるのを抑制でき、容易にメンテナンスできる。
また、収納するガラス板Gが大型の場合では、台座13の一辺が長くなるので、合紙支持部材19を配置させる台座13の一辺の長さも長くなるが、合紙支持部材19が長手方向に分割されているので、操作性を高められる。
しかも、合紙支持部材19は、台座13に装着された状態において、合紙3を支持する支持面77の高さが、台座13に板状体積層物1が載置される載置面25以下であるので、台座13の載置面25に積載させたガラス板Gとの干渉を抑制できる。
また、合紙支持部材19は、台座13に対して、ストッパ板15との対向側に装着される。したがって、ストッパ板15側を下方にして傾けて設置することにより、ストッパ板15で一側面が位置決めされた板状体積層物1の他側面からはみ出した合紙3を良好に支持し、取出装置による合紙3の取り出しを円滑に行える。
また、ストッパ板15と台座13の面板23との間に隙間Sが設けられるので、面板23とストッパ板15との隅に入り込んだ塵埃やガラスカレットが隙間Sに溜まることとなる。したがって、ストッパ板15に当接される板状体積層物1に面板23とストッパ板15との隅部の塵埃やガラスカレットが付着するなどの不具合を抑えることができ、また、面板23とストッパ板15との隅部を頻繁に清掃するなどの煩雑なメンテナンス作業を簡略化できる。
なお、上記実施形態では、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる合紙支持部材19を備える場合を例示したが、合紙支持部材19としては、ステンレス等の他の金属材料や合成樹脂から成形されたものでもよい。
合成樹脂から成形された合紙支持部材19を備える場合では、軽量化によって操作性を高められる。また、弾性に優れているので、例えば、取出装置で合紙3を取り出すために合紙3を介して取出装置が合紙支持部材19に押し当てられた際に合紙支持部材19がクッションとなって衝撃を吸収し、合紙3を円滑に把持できる。
また、上記実施形態では、合紙支持部材19が磁力によって台座13に固定される場合を例示したが、合紙支持部材19は、他の着脱手段によって台座13へ着脱可能とされていてもよい。例えば、他の着脱手段としては、合紙支持部材19と躯体21とに面ファスナを貼り付け、この面ファスナによって合紙支持部材19を台座13の躯体21に装着させるものでもよい。また、台座13に合紙支持部材19を係止させて装着させる構造としてもよい。
図12は、合紙支持部材の台座への他の着脱手段を説明する図であって、(a)は収納容器の斜視図、(b)は(a)におけるA部拡大図である。
図12の(a)及び(b)に示すように、合紙支持部材19Aは、先端に大径部85を有する係止ピン87を備えている。係止ピン87は、支持面77と反対側の面から突設されている。
また、台座13の躯体21の段部75には、底面部71に係止孔91が形成されている。この係止孔91は、挿通部93と、挿通部93に連通する連通部95とを有している。挿通部93は、大径部85が通過可能な大きさの孔部とされている。連通部95は、係止ピン87の外径よりも広くかつ大径部85の外径よりも狭い幅を有する開口からなり、段部75の側面部73に沿って延在されている。また、連通部95は、挿通部93と反対側において側面部73側へ屈曲された屈曲部95aを有している。
この合紙支持部材19Aを台座13に装着するには、係止孔91の挿通部93に合紙支持部材19Aの係止ピン87を挿し込み、次いで、係止孔91の連通部95の延在方向へ合紙支持部材19Aを移動させ、係止ピン87を屈曲部95aへ入り込ませる。すると、合紙支持部材19Aは、係止ピン87の大径部85が係止孔91に係止され、台座13に装着される。また、合紙支持部材19Aを台座13から取り外すには、係止ピン87が挿通部93に連通する位置へ合紙支持部材19Aを移動させ、次いで、合紙支持部材19Aを引き上げて係止ピン87を係止孔91の挿通部93から抜き抜く。このように、係止ピン87を有する合紙支持部材19Aは、係止孔91を有する台座13に対して、容易に着脱させることができる。
次に、変形例について説明する。
図13は、変形例に係る収納容器の平面図である。
図13に示すように、この変形例では、台座13における両側部13b,13cに補強部材14が設けられている。これらの補強部材14は、棒状に形成されており、両端が台座13の嵌合部27に連結されている。そして、収納容器11は、補強部材14を備えることにより、平面視において、出っ張り部分のない矩形状とされている。
台座13に補強部材14を備えた収納容器11によれば、補強部材14によって台座13を補強できる。また、平面視において、出っ張り部分のない矩形状とされているので、特に、運搬や保管等の際に、容易に位置決めできる。
なお、図14に示すように、収納容器11において、合紙支持部材19を装着しない場合、台座13の他側部13dに押さえ部材17Aを装着してもよい。この押さえ部材17Aには、下端部を台座13への装着側と反対側へ屈曲することにより固定部45が形成されている。また、台座13には、段部75における底面部71に固定板51が固定されている。
押さえ部材17Aを台座13に装着する場合にも、まず、固定部45の逃げ切欠部49に固定板51の固定用のネジ57を入り込ませながら固定部45を固定板51に宛がう。次に、レバー65を締結ピン部63に沿うように配置させたクランパ61の締結ピン部63を、固定部45の係合切欠部47へ通し、レバー65が固定部45に接するまで固定板51のネジ孔55へねじ込む。その後、レバー65を固定部45に沿う方向へ回動させる。すると、レバー65の回動にともなって締結ピン部63が引き出されて固定部45が固定板51とレバー65とで挟持され、これにより、押さえ部材17Aが台座13に装着される。この押さえ部材17Aを台座13に装着することにより、台座13の面板23の載置面25に載置される板状体積層物1の他側面が押さえ部材17Aによって押さえられて保持される。
次に、押さえ部材17の他の固定構造について説明する。
図15は、収納容器における押さえ部材の装着箇所の分解斜視図である。図16は、押さえ部材を収納容器に固定するクランパを説明する図であって、(A)は正面図、(B)はホルダの一部を省略した側面図である。
図15に示すように、押さえ部材17は、2つのクランパ111によって、台座13に固定された固定板51に組付けられる。また、このクランパ111によって組付けられる押さえ部材17には、その固定部45における係合切欠部47の形成箇所に、クランパ111の一部が嵌合されて位置決めされる位置決め凹部47aが形成されている。
図16の(A)及び(B)に示すように、クランパ111は、雄ねじが形成された締結ピン部113と、締結ピン部113の端部に対して、締結ピン部113の軸線と直交する軸線を中心として揺動可能に連結されたレバー115とを有している。
レバー115は、側面視円形状の円弧部117と、円弧部117の外周の一部から延在する把持部119とを有している。
円弧部117は、隙間をあけて配置された一対の円弧板部121を有しており、この隙間に締結ピン部113が通されている。円弧部117の円弧板部121には、連結孔123が形成されている。この連結孔123は、円弧部117の中心軸O1に対して偏心した中心軸O2を有している。この連結孔123には、軸部125が挿通されており、この軸部125に締結ピン部113の端部が固定されて直交方向へ延在されている。
レバー115の円弧部117には、ホルダ131が装着されている。このホルダ131は、バネ鋼からなる板材から形成されている。このホルダ131は、底板部133と、この底板部133の両側縁から同一方向へ延在する側板部135とを有している。底板部133及び側板部135には、それぞれ挿通孔(図示略)が形成されている。底板部133の挿通孔には、締結ピン部113が挿通され、側板部135の挿通孔には、軸部125の端部がそれぞれ挿通されている。軸部125には、側板部135の外側からEリング137が装着され、側板部135の挿通孔に対して軸部125が抜け止めされている。
締結ピン部113には、スラストワッシャ141と、複数の皿バネ143とが装着されている。これらのスラストワッシャ141及び複数の皿バネ143は、レバー115の円弧部117とホルダ131の底板部133との間に設けられており、ホルダ131によって保持されている。
スラストワッシャ141は、側面視円弧状の凹部141aを有しており、この凹部141aにレバー115の円弧部117の一部が配置される。複数の皿バネ143は、スラストワッシャ141とホルダ131の底板部133との間において、互いに重ね合わされている。皿バネ143は、その外周部分が軸方向の一方側へ張り出されている。本例では、6枚の皿バネ143を備えており、3枚毎に外周部分の張出方向が互いに離間する逆方向へ向けられている。
クランパ111によって押さえ部材17を台座13に装着するには、レバー115を起こして締結ピン部113に対して角度をもたせ、固定板51に宛がった固定部45の係合切欠部47へ通して固定板51のネジ孔55へ締結ピン部113をねじ込んで締め付ける。このとき、クランパ111は、その一部が押さえ部材17の固定部45に形成された位置決め凹部47aに嵌合される。したがって、押さえ部材17をクランパ111によって位置決めさせることができる。
次に、レバー115を固定部45に沿うクランプ側へ揺動させて倒す。すると、レバー115の円弧部117の中心軸O1に対して偏心した中心軸O2を有する軸部125が締結側と反対側へ移動することにより締結ピン部113が引き出される。これにより、固定部45が固定板51とクランパ111とで挟持され、押さえ部材17が台座13に装着される。この状態において、図17に示すように、複数の皿バネ143が圧縮され、各皿バネ143の軸方向へ張り出された外周部分が弾性変形される。このとき、ホルダ131は、バネ鋼からなる板材から形成されているので、側板部135の挿通孔に挿通されている軸部125が締結側と反対側へ移動した際に、ホルダ131が円滑に弾性変形して追従する。
ところで、クランパ111によって押さえ部材17を台座13へ組付けた際に、一対のクランパ111のレバー115同士が互いに干渉しないように、レバー115が互いに反対向きとなるように配置させている(図15参照)。
ここで、皿バネ143がないタイプのクランパ(例えば、クランパ61)であると、締結した際にレバー65の位置にばらつきが生じることがある。すると、一対のクランパ61のレバー65が互いに内側に向いて干渉したり、台座13の下方側に向いて地面や他の部材に接触するおそれがある。この場合、レバー65を回して互いに反対向きにすればよいが、レバー65を回すことで締結力が下がってしまう。
これに対して、皿バネ143を備えたクランパ111は、締結時に皿バネ143を圧縮させて弾性変形させている。したがって、このクランパ111では、圧縮されて弾性変形された皿バネ143によって付勢力が生じた状態であれば、レバー115を回動させても十分な締結力を維持させることができる。つまり、皿バネ143を有するクランパ111によれば、図18に示すように、十分な締結力を維持しつつレバー115を回動させることが可能な回動許容角度αを得ることができる。
つまり、皿バネ143を有するクランパ111によれば、十分な締結力を維持しつつ回動許容角度αの範囲でレバー115を回動させ、互いのレバー115の向きが反対向きとなるように配置させることができる。
この十分な締結力を維持しつつレバー115を回動させることが可能な回動許容角度αは、それぞれの皿バネ143の撓み量、皿バネ143の枚数あるいは皿バネ143の向き等によって弾性変形量を変更し、容易に調整することが可能である。
上記クランパ111では、皿バネ143を備えたが、クランプ時に付勢力を生じさせる付勢部材としては、皿バネ143に限らず、コイルバネ等であってもよい。また、クランパ111は、レバー式に限らず、ラチェット式や蝶ネジ式などの他の締結方式を有するものでもよい。
なお、本考案は、LCD、OLED、FPD以外の電子デバイス、例えば、光学素子用ガラス基板、ガラスディスク、太陽電池等の板状体を収納する収納容器として適用できる。また、収納する板状体としては、ガラス板に限らず、例えば、金属、セラミックあるいは樹脂から成形されたものでもよい。
このように、本考案は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本考案の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 複数枚の板状体を積層状態で収納するための収納容器であって、
前記板状体と合紙とを交互に積層して形成される板状体積層物が載置される台座と、
前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の一側面が当接されるストッパ板と、
前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の前記一側面以外の側面を押さえる押さえ部材と、
前記台座に設けられて前記台座に載置された前記板状体積層物における少なくとも前記ストッパ板が当接された一側面と対向する側面からはみ出した前記合紙を支持する合紙支持部材と、
を備える、板状体の収納容器。
上記(1)の板状体の収納容器によれば、台座に載置された板状体積層物の側面からはみ出した合紙が合紙支持部材によって支持されるので、板状体積層物の側面からはみ出した合紙の垂れ下がりを抑制できる。したがって、収納容器から板状体と合紙とを交互に取り出す際に、取出装置の吸着パッドや把持機構によって合紙の縁部を円滑に吸着または把持して取り出せる。
(2) 前記合紙支持部材は、前記台座に対して着脱可能である、(1)に記載の板状体の収納容器。
上記(2)の板状体の収納容器によれば、合紙支持部材を必要に応じて台座に装着させることができる。これにより、例えば、板状体を取り出す際に板状体積層物の側面を横から押さえて合紙を保持する取出装置を用いる場合には、合紙支持部材を台座から取り外すことにより、この取出装置に対して容易に対応させることができる。つまり、異なる方式の取出装置に適用可能である。
(3) 前記合紙支持部材は、前記台座に磁力によって固定されている、(2)に記載の板状体の収納容器。
上記(3)の板状体の収納容器によれば、合紙支持部材が磁力によって台座に固定される構造であるので、台座に対して合紙支持部材を容易に着脱させることができる。また、面ファスナなどを用いて着脱させる場合と比べ、塵埃がたまるのを抑制でき、容易にメンテナンスできる。
(4) 前記合紙支持部材は、長手方向に分割されている、(1)〜(3)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(4)の板状体の収納容器によれば、特に、収納する板状体が大型の場合では、台座の一辺が長くなるので、合紙支持部材を分割することにより、操作性を高められる。
(5) 前記合紙支持部材は、樹脂から成形されている、(1)〜(4)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(5)の板状体の収納容器によれば、合紙支持部材が樹脂から成形されているので、軽量化によって操作性を高められる。また、弾性に優れているので、例えば、取出装置で合紙を取り出すために合紙を介して取出装置が合紙支持部材に押し当てられた際に合紙支持部材がクッションとなって衝撃を吸収し、合紙を円滑に把持できる。
(6) 前記合紙支持部材は、前記台座に装着された状態において、前記合紙を支持する支持面の高さが、前記台座に前記板状体積層物が載置される載置面以下である、(1)〜(5)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(6)の板状体の収納容器によれば、台座に合紙支持部材が装着された状態において、合紙支持部材の支持面の高さが台座の載置面以下であるので、台座の載置面に積載させた板状体との干渉を抑制できる。
(7) 前記合紙支持部材は、前記台座に対して、前記ストッパ板との対向側に装着される、(1)〜(6)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(7)の板状体の収納容器によれば、合紙支持部材が台座に対して、ストッパ板との対向側に装着される。したがって、ストッパ板側を下方にして傾けて設置することにより、ストッパ板で一側面が位置決めされた板状体積層物の他側面からはみ出した合紙を良好に支持し、取出装置による合紙の取り出しを円滑に行える。
(8) 前記台座は、躯体と、前記躯体における前記板状体積層物の載置側に配置された面板とを有し、
前記ストッパ板は、前記台座における前記躯体に固定され、前記面板との間に隙間が設けられる、(1)〜(7)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(8)の板状体の収納容器によれば、ストッパ板と台座の面板との間に隙間が設けられるので、面板とストッパ板との隅に入り込んだ塵埃が隙間に溜まることとなる。例えば、板状体がガラス板である場合は、ガラスカレットをストッパ板と面板との間の隙間に溜められる。したがって、ストッパ板に当接される板状体積層物に面板とストッパ板との隅部の塵埃やガラスカレットが付着するなどの不具合を抑えることができ、また、面板とストッパ板との隅部を頻繁に清掃するなどの煩雑なメンテナンス作業を簡略化できる。
(9) 前記押さえ部材は、前記台座と前記台座側のネジ孔に螺合されて締結可能な締結具との間に挟持されて前記台座に固定され、
前記締結具は、前記台座へ向かう締結力によって圧縮されて弾性変形される付勢部材を備える、(1)〜(8)のいずれか一つに記載の板状体の収納容器。
上記(9)の板状体の収納容器によれば、押さえ部材を挟んで締結具を台座側へ締結すると、締結具に設けられた付勢部材が締結力によって圧縮されて弾性変形される。したがって、圧縮されて弾性変形された付勢部材によって付勢力が生じた状態であれば、締結具を回動させても十分な締結力を維持させることができる。つまり、付勢部材を有する締結具によれば、十分な締結力を維持しつつ回動させることが可能な回動許容角度を得ることができる。つまり、十分な締結力を維持しつつ回動許容角度の範囲で締結具を回動させて任意の向きとなるように配置させることができる。
例えば、台座側のネジ孔へねじ込むためのレバーなどの把持部を備えた締結具であれば、十分な締結力を維持させつつ把持部を回動させ、他の締結具の把持部や周囲の構造物等と干渉しない位置に配置させることができる。
(10) 前記締結具は、前記ネジ孔へ螺合される締結ピン部と、
前記締結ピン部に揺動可能に設けられ、前記締結ピン部に対して交差するクランプ側へ揺動させて倒すことにより前記締結ピン部に引張力を付与して前記台座への締結力を増加させるレバーと、
を備える、(9)に記載の板状体の収納容器。
上記(10)の板状体の収納容器によれば、レバーをクランプ側へ倒して押さえ部材を台座側へ締結させると、付勢部材が圧縮されて弾性変形する。したがって、付勢部材が圧縮されて弾性変形された状態であれば、クランプ側へ倒したレバーを回動させてレバーの向きを調整し、他の締結具のレバーや周囲の構造物等と干渉しない位置に配置させることができる。
1 板状体積層物
3 合紙
11 収納容器
13 台座
15 ストッパ板
17 押さえ部材
19 合紙支持部材
21 躯体
23 面板
25 載置面
77 支持面
111 クランパ(締結具)
113 締結ピン部
115 レバー
143 皿バネ(付勢部材)
G ガラス板(板状体)
S 隙間

Claims (10)

  1. 複数枚の板状体を積層状態で収納するための収納容器であって、
    前記板状体と合紙とを交互に積層して形成される板状体積層物が載置される台座と、
    前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の一側面が当接されるストッパ板と、
    前記台座に設けられて前記台座に載置される前記板状体積層物の前記一側面以外の側面を押さえる押さえ部材と、
    前記台座に設けられて前記台座に載置された前記板状体積層物における少なくとも前記ストッパ板が当接された一側面と対向する側面からはみ出した前記合紙を支持する合紙支持部材と、
    を備える、
    板状体の収納容器。
  2. 前記合紙支持部材は、前記台座に対して着脱可能である、
    請求項1に記載の板状体の収納容器。
  3. 前記合紙支持部材は、前記台座に磁力によって固定されている、
    請求項2に記載の板状体の収納容器。
  4. 前記合紙支持部材は、長手方向に分割されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  5. 前記合紙支持部材は、樹脂から成形されている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  6. 前記合紙支持部材は、前記台座に装着された状態において、前記合紙を支持する支持面の高さが、前記台座に前記板状体積層物が載置される載置面以下である、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  7. 前記合紙支持部材は、前記台座に対して、前記ストッパ板との対向側に装着される、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  8. 前記台座は、躯体と、前記躯体における前記板状体積層物の載置側に配置された面板とを有し、
    前記ストッパ板は、前記台座における前記躯体に固定され、前記面板との間に隙間が設けられる、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  9. 前記押さえ部材は、前記台座と前記台座側のネジ孔に螺合されて締結可能な締結具との間に挟持されて前記台座に固定され、
    前記締結具は、前記台座へ向かう締結力によって圧縮されて弾性変形される付勢部材を備える、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の板状体の収納容器。
  10. 前記締結具は、前記ネジ孔へ螺合される締結ピン部と、
    前記締結ピン部に揺動可能に設けられ、前記締結ピン部に対して交差するクランプ側へ揺動させて倒すことにより前記締結ピン部に引張力を付与して前記台座への締結力を増加させるレバーと、
    を備える、
    請求項9に記載の板状体の収納容器。
JP2020005208U 2020-11-02 2020-12-02 板状体の収納容器 Active JP3230722U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR2020210003277U KR20220001036U (ko) 2020-11-02 2021-10-28 판상체의 수납 용기
TW110212836U TWM624088U (zh) 2020-11-02 2021-11-01 板狀體之收納容器
CN202122650437.8U CN216637253U (zh) 2020-11-02 2021-11-01 板状体的收纳容器

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020004738 2020-11-02
JP2020004738 2020-11-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3230722U true JP3230722U (ja) 2021-02-18

Family

ID=74562112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020005208U Active JP3230722U (ja) 2020-11-02 2020-12-02 板状体の収納容器

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP3230722U (ja)
KR (1) KR20220001036U (ja)
CN (1) CN216637253U (ja)
TW (1) TWM624088U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4304673B2 (ja) 2004-12-21 2009-07-29 日本電気硝子株式会社 合紙把持装置、及び搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
TWM624088U (zh) 2022-03-01
CN216637253U (zh) 2022-05-31
KR20220001036U (ko) 2022-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101762103B1 (ko) 판 형상체의 적재 장치 및 판 형상체의 적재 방법
JP4911276B2 (ja) 板状体梱包箱、板状体搬送方法
JP5408490B2 (ja) ガラス板梱包体
WO2011086731A1 (ja) 板状体の収納容器及び収納体並びに板状体の積載装置及び運搬車両
JP3217035U (ja) 梱包体
JP2006168748A (ja) ガラス搬送用枠体
TWI335293B (ja)
KR101641087B1 (ko) 전자기기용 대형 디스플레이 패널 이송용 파레트
WO2011108315A1 (ja) 板状体積層体
JP3230722U (ja) 板状体の収納容器
JP5630599B2 (ja) 板状体積層体
JP3165973U (ja) 板状体収納容器
JP2013107686A (ja) ガラス板梱包体のガラス板押え装置
JP2014198608A (ja) ガラス板梱包体のアダプタ
TWI337161B (en) Photomask substrate container unit, photomask substrate conveying method, photomask product manufacturing method, and photomask exposure/transfer method
JP2008032915A (ja) マスクケース
JP3232434U (ja) 板状体の収納容器
JPWO2007029388A1 (ja) 板状体搬送具
JP3231713U (ja) 板状体の収納容器
JP2010111424A (ja) ガラス板梱包体
JP6264533B2 (ja) 板状体梱包用パレット
JP3242634U (ja) 板状体の収納容器
JP2016033030A (ja) ガラス板梱包用パレット
JP3230366U (ja) ガラス板梱包体
KR101571744B1 (ko) 글라스패널 운반용 크레이트

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3230722

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250