JP3230266B2 - 電気自動車の駆動装置 - Google Patents

電気自動車の駆動装置

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JP3230266B2
JP3230266B2 JP02155792A JP2155792A JP3230266B2 JP 3230266 B2 JP3230266 B2 JP 3230266B2 JP 02155792 A JP02155792 A JP 02155792A JP 2155792 A JP2155792 A JP 2155792A JP 3230266 B2 JP3230266 B2 JP 3230266B2
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車の駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電気自動車の駆動装置としては、
例えば、特開昭56−132102号公報や特開昭62
−138002号公報に示されたものがある。
【0003】前者は、エンジンとモータとを搭載し、エ
ンジンの燃焼効率の良い領域ではエンジンを駆動し、そ
の他の領域ではモータを駆動するようになっている。
【0004】後者は、左右の駆動輪毎にモータを個別に
連結し、車両の走行状態が、直進のときは左右両方のモ
ータの回転速度を同一とし、左回転または右回転のとき
は転回方向内側のモータの回転速度を転回方向外側のモ
ータの回転速度よりも低くするというように、ステアリ
ング装置の舵角とモータの回転数とに応じて左右のモー
タを回転制御することにより、デファレンシャルギヤの
機能を発揮するようになっている。
【0005】ところで、電気自動車の駆動輪用のモータ
の出力特性は、一般的には、図4に示すようになってい
る。同図において、曲線L1は車速Vとモータの最大出
力としての最大トルクとの関係を示したトルク特性であ
る。曲線L2-1,L2-2,……L2-nは、効率特性であ
る。曲線L3は定速走行時に車両が受ける走行抵抗をモ
ータが受ける負荷のトルクに換算したトルク特性である
ことから、その定速走行時の車速を保つためにモータが
必要とする出力としてのトルクである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前者にあっては、高ト
ルクを必要とする領域でもモータでトルクを得る構成に
なっているので、大出力のモータが必要になる。しか
し、モータの効率は、図4に示すように、モータの車速
に相当する回転速度の低い場合や必要トルクの少ない場
合には、例えば60%以下というように低い特性にな
る。このようなことから、出力の大きいモータを使用す
ればするほど、定速走行のような低負荷走行時には、最
大トルクと必要トルクとの差が大きくなり、モータの効
率が悪くなり、一充電当たりの走行距離が短くなる。そ
こで、一充電当たりの走行距離を伸ばそうとして、車両
の走行抵抗を低減すると、必要トルクがさらに低くな
り、モータの効率が益々悪くなってしまう。
【0007】後者にあっても、左右のモータを常に回転
させるとともに、直進時に左右のモータを同一回転速度
で回転させる構成になっていることから、モータが出力
的には一種類になっており、低負荷走行時には、前者と
同様にモータの効率が悪くなるという不都合がある。
【0008】そこで、本発明は、運転条件により複数の
モータを使い分けることにより、モータの効率を向上す
ることを課題にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、車載電源と、駆動輪となる左右輪に個別に連結した
ータと、車両の舵角を検出する舵角センサを含み且つ
車両のアクセル開度や車速等の運転条件を検出する運転
条件検出手段と、前記運転条件検出手段によって検出さ
れた運転条件に基づいて、各モータの必要トルクとこの
必要トルクでの消費電力総和、および上記必要トルクの
倍数必要トルクとこの倍数必要トルクでの倍数消費電力
総和平均とをそれぞれ算出する演算手段と、前記倍数必
要トルクが最大トルク以上であるか否かを判断するとと
もに、必要トルクでの消費電力総和が倍数必要トルクで
の消費電力総和平均以上であるか否かを判断する一方、
前記舵角センサからの情報に基づいて車両が直進状態
あるか否かを判断する判定手段と、前記判定手段からの
判断結果を受けて、車両が直進状態にあり、同時に倍数
必要トルクが最大トルク以下で且つ必要トルクでの消費
電力総和が倍数必要トルクでの消費電力総和平均よりも
大きいと判断された場合には、左輪側のモータと右輪側
のモータとを横揺れ防止時間を以て交互に駆動する一方
で、上記以外の判断結果の場合には左右輪側のモータを
同時駆動するべく、前記判断結果に応じて車載電源から
各モータへの電力供給を制御する指示手段と、を備えて
いる。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、直進中において、
運転条件から演算された必要出力がモータ個々の最大出
力以上であるか否かの判断と、必要トルクと消費電力と
の関係から左右輪毎のモータへの電力供給を制御し、も
って左輪側のモータと右輪側のモータとを横揺れ防止時
間を以て交互に駆動したり、あるいは左右輪側のモータ
を同時駆動したりする。
【0011】
【実施例】図1,2は、本発明の好ましい実施例とし
て、運転条件により複数のモータを制御する電気自動車
の駆動装置を示している。同図において、1は車載電源
であって、これは複数の単位バッテリによって高電圧を
出力するようになっている。
【0012】2,3は左右の駆動輪であって、この駆動
輪2,3は操舵輪をもって構成してあり、この操舵輪と
して機能する左右輪にモータ4または5を個別に連結し
てある。そして、これらのモータ4,5には、電力が車
載電源1から供給,遮断される。
【0013】10は運転条件検出手段であって、これ
は、車載電源1から図外のトランスを介して低電圧とな
った電力を電源として、車両の運転条件を検出するもの
であり、具体的には、アクセルセンサ11と車速センサ
12、ブレーキセンサ13、舵角センサ14およびモー
タ速度センサ15,16をもって構成される。
【0014】アクセルセンサ11は、図外のアクセル装
置におけるアクセルペダルのようなアクセル操作部の操
作量としてのアクセル開度Aを検出し、この検出量に応
じた電気信号をアクセル開度Aとして出力する。
【0015】車速センサ12は、車両の速度Vを検出
し、この検出量に応じた電気信号を車速Vとして出力す
る。
【0016】ブレーキセンサ13は、図外のブレーキ装
置におけるブレーキペダルのようなブレーキ操作部の操
作量としてのブレーキ度合いBを検出し、この検出量に
応じた電気信号をブレーキ度合いBとして出力する。
【0017】また、舵角センサ14はステアリング装置
30の操作に伴う舵角Cを検出して出力し、モータ速度
センサ15,16は各モータ4,5の回転速度を検出し
て出力する。
【0018】そして、運転条件検出手段10の各種の検
出信号たるアクセル開度A,車速V,ステアリング装置
30の舵角C,モータ4,5の回転速度N 1 ,N 2 が、マ
イクロコンピュータをもって構成された制御装置20に
入力される。すると、制御装置20は、電気自動車がス
テアリング装置30で左転回や右転回される場合に、舵
角Cと回転速度N 1 ,N 2 を基準として、その舵角Cで以
て電気自動車が安全に転回できるであろうモータ4,5
の回転速度差ΔN=C・(N 1 −N 2 )を演算し、この演
算した回転速度差ΔNに応じた転回信号を電力変換回路
8,9に個別に出力する。これにより、電力変換回路
8,9が、回転速度差ΔNに応じた電力を、車載電源1
からモータ4,5に個別に供給する。つまり、制御装置
20が、舵角Cと回転数N 1 ,N 2 とに応じて、モータ
4,5を回転制御することにより、デファレンシャルギ
ヤの機能を発揮するようになっている。
【0019】なお、制御装置20は、車載電源1から図
外のトランスを介して低電圧となった電力を電源とし
て、マイクロコンピュータのメモリにシステムベースと
して予め設定されたプログラムにしたがって動作するよ
うになっている。また、図2中の符号2B,3Bは従動
輪である。
【0020】ここで、制御装置20は、図2に示すよう
に、記憶手段21と演算手段22と判定手段23と指示
手段24とを備えている。
【0021】記憶手段21は、直進判定範囲D 1 とトル
ク特性データD 2 と消費電力特性データD 3 とを記憶して
いる。直進判定範囲D 1 は、舵角センサ14で検出した
舵角Cが、この直進判定範囲D 1 以内であるか否かによ
り、電気自動車の運転条件の一つである直進か転回かを
判断する基準値である。トルク特性データD 2 は、実験
結果として得られたモータ4,5毎の回転速度N 1 ,N 2
と最大トルクT MAXL ,T MAXR との関係を規定したもので
ある。消費電力特性データD 3 は、モータ4,5毎の回
転数N 1 ,N 2 と必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力
L1 ,W R1 と倍数必要トルクT L2 ,T R2 での消費電力W
L2 ,W R2 との関係を規定している。
【0022】演算手段22には、アクセル開度Aに対応
した回転速度を保つのに必要な必要トルクT L1 ,T R1
演算するトルク演算式として、 L1 =A・T MAXL ………(1) R1 =A・T MAXR ………(2) と、これら必要トルクT L1 ,T R1 にモータ数n=2を乗
算した倍数必要トルクT L2 ,T R2 を演算する倍数トルク
演算式として、 L2 =n・T L =2・T L1 ………(3) R2 =n・T R =2・T R1 ………(4) と、上記必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1
演算する式として、 M1 =W L1 +W R1 ………(5) と、上記倍数必要トルクT L2 ,T R2 での消費電力総和W
M2 を演算する式として、 M2 =W L2 +W R2 ………(6) と、この倍数必要トルクT L2 ,T R2 での消費電力総和平
均W′ M2 を演算する式として、 W′ M2 =W M2 /2=(W L2 +W R2 )/2 ………(7) と、が予め設定してある。
【0023】そして、この演算手段22は、運転条件検
出手段10からの出力信号を受け取ることにより、記憶
手段21の直進判定範囲D 1 と、トルク特性データD 2
ら最大トルクT MAXL ,T MAXR と、消費電力特性データD
3 から必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力W L1 ,W R1
倍数必要トルクT L2 ,T R2 での消費電力W L2 ,W R2 それ
ぞれを抽出する。
【0024】さらに、演算手段22は、運転条件中の舵
角Cと直進判定範囲D 1 とを比較し 、電気自動車が直進
走行中である場合に、上記最大トルクT MAXL ,T MAXR
運転条件中のアクセル角度Aとを上記(1),(2)式
に代入して必要トルクT L1 ,T R1 を演算し、この必要ト
ルクT L1 ,T R1 を上記(3),(4)式に代入して倍数
必要トルクT L2 ,T R2 を演算し、上記必要トルクT L1
R1 での消費電力W L1 ,W R1 を上記(5)式に代入して
必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 を演算し、
上記倍数必要トルクT L2 ,T R2 での消費電力W L2 ,W R2
を上記(6)式に代入して倍数必要トルクT L2 ,T R2
の消費電力総和W M2 を演算し、この消費電力総和W M2
上記(7)式に代入して倍数必要トルクT L2 ,T R2 での
消費電力総和平均W′ M2 を演算し、これらの演算結果に
相当する電気信号を判定手段23に出力する。
【0025】判定手段23は、倍数必要トルクT L2 ,T
R2 と運転条件検出手段10からの回転速度N 1 ,N 2 とに
より、トルク特性データD 2 から最大トルクT MAXL ,T
MAXR を抽出した後、上記倍数必要トルクT L2 ,T R2 が上
記最大トルクT MAXL ,T MAXR 以上であるか否かを判断す
る。また、判定手段23は、演算手段22からの必要ト
ルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 と倍数必要トルク
L2 ,T R2 での消費電力総和平均W′ M2 とにより、必要
トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 が倍数必要トル
クT L2 ,T R2 での消費電力総和平均W′ M2 以上であるか
否かを判断する。そして、判定手段23は、上記判断結
果に応じた電気信号を指示手段24に出力する。
【0026】指示手段24は、倍数必要トルクT L2 ,T
R2 が最大トルクT MAXL ,T MAXR よりも大きい(T L2 >T
MAXL ,T R2 >T MAXR )判断結果の場合、または、倍数必
要トルクT L2 ,T R2 が最大トルクT MAXL ,T MAXR 以下
(T L2 ≦T MAXL ,T R2 ≦T MAXR )である判断結果であっ
て、かつ必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1
倍数必要トルクT L2 ,T R2 での倍数消費電力総和平均
W′ M2 以下(W M1 ≦W′ M2 )である判断結果の場合は、
電力変換回路8,9に供給信号を出力する。
【0027】また、指示手段24は、倍数必要トルクT
L2 ,T R2 が最大トルクT MAXL ,T MA XR 以下(T L2 ≦T
MAXL ,T R2 ≦T MAXR )である判断結果であって、かつ、
必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 が倍数必要
トルクT L2 ,T R2 での消費電力総和平均W′ M2 より大き
い(W M1 >W′ M2 )判断結果の場合は、電力変換回路
8,9に供給信号と遮断信号とを、予め設定された横揺
れ防止時間tを以て、交互に出力する。この横揺れ防止
時間tは、電気自動車の左右輪4,5を当該横揺れ防止
時間tを以て交互に駆動しても、電気自動車が横揺れを
起こすことのないように、直進走行できるヨーレイト応
答性の実験結果より、例えば数秒に決められる。
【0028】この実施例の作用を図3に示したフローチ
ャートにしたがって説明する。
【0029】メインスイチッチがオン動作されると、制
御装置20が起動して、ステップ201で、モータ制御
が始まると、ステップ202で、アクセルセンサ11が
検出したアクセル開度Aと、舵角センサ14が検出した
舵角Cと、モータ回転数センサ15,16が検出したモ
ータ回転速度N 1 ,N 2 とを読み込み、ステップ203
で、舵角Cが直進判定範囲D 1 内であるか判断する。そ
して、舵角Cが直進判定範囲D 1 外であるならば(ステ
ップ203がNO)、運転者がステアリング装置30を
右転回または左転回に操作し、電気自動車が転回中であ
ることから、モータ4,5を差動回転するように、図外
の転回制御の処理を行うため、ステップ202に戻る。
【0030】これとは逆に、舵角Cが直進判定範囲D 1
内であるならば(ステップ203がYES)、運転者が
ステアリング装置30を直進に操作し、電気自動車が直
進中であることから、モータ回転速度N 1 ,N 2 を基準と
してトルク特性データD 2 からモータ4の最大トルクT
MAXL とモータ5の最大トルクT MAXR とを抽出してメモリ
に一時記憶する。
【0031】そして、ステップ204で、最大トルクT
MAXL ,T MAXR とアクセル開度Aとを前記(1),(2)
式に代入して、必要トルクT L1 ,T R1 を演算し、ステッ
プ2 05で、必要トルクT L1 ,T R1 を前記(3),
(4)式に代入して、倍数必要トルクT L2 と倍数必要ト
ルクT R2 とを演算する。引き続き、ステップ206で、
倍数必要トルクT L2 ,T R2 が最大トルクT MAXL ,T MAXR
より大きい場合かを判断する。そして、T L2 >T MAXL
R2 >T MAXR の場合(ステップ206がYES)には、
モータ4,5を交互に駆動すると、当該駆動する1台の
モータが過負荷を受けることを意味するので、ステップ
207で、指示手段24が電力変換回路8にT 1 =T L1
なる供給信号を出力するとともに電力変換回路9にT 2
=T R1 なる供給信号を出力する。これにより、電力変換
回路8,9が車載電源1からモータ4,5に、必要トル
クT L1 ,T R1 を出力するのに必要な電力を供給する。よ
って、モータ4,5の両方が駆動し、電気自動車が現在
の車速Vを保ちながら定速直進走行する。
【0032】これとは逆に、T L2 ≦T MAXL 、かつ、T R2
≦T MAXR の場合(ステップ206がNO)には、モータ
4,5を交互に駆動しても、当該駆動する1台のモータ
が過負荷にならないことを意味するので、ステップ20
8で、回転速度N 1 ,N 2 を基準として、消費電力特性デ
ータD 3 から、モータ4の必要トルクT L1 での消費電力
L1 と、モータ4の倍数必要トルクT L2 での消費電力W
L2 と、モータ5の必要トルクT R1 での消費電力W R1 と、
モータ5の倍数必要トルクT R2 での消費電力W R2 とを抽
出し、これらの消費電力W L1 ,W R1 ,W L2 ,W R2 それぞ
れを前記(5),(6),(7)式に個別に代入して、
必要トルクT L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 と、倍数必
要トルクT L2 ,T R2 での消費電力総和平均W′ M2 を演算
する。
【0033】引き続き、ステップ209で、必要トルク
L1 ,T R1 での消費電力総和W M1 =W L1 +W R2 が倍数必
要トルクT L2 ,T R2 での消費電力総和平均W′ M2 =W M2
/2=(W L2 +W R2 )/2以下であるか判断する。そし
て、W M1 ≦W′ M2 の場合(ステップ209がNO)に
は、モータ4,5を交互に駆動すると、モータ4,5を
同時に駆動したときよりも、消費電力が多くなることを
意味するので、ステップ207で、電力変換回路8,9
に供給信号を出力する。これにより、電力変換回路8,
9が、車載電源1からモータ4,5に、必要トルク
L1 ,T R1 を出力する のに必要な電力を供給する。よっ
て、モータ4,5の両方が駆動し、電気自動車がアクセ
ル開度Aに対応した車速を保ちながら定速直進走行す
る。
【0034】これとは逆に、W M1 >W′ M2 の場合(ステ
ップ209がYES)には、モータ4,5を交互に駆動
しても、モータ4,5を同時に駆動したときよりも、消
費電力が少なくなることを意味するので、ステップ21
0で、電力変換回路8,9に、T 1 =T L1 ,T 2 =T R1
る供給信号とT 1 =0、T 2 =0なる遮断信号とを横揺れ
防止時間tを以て、交互に供給し、ステップ211で、
モータ制御の1サイクルが終わる。これにより、電力変
換回路8,9が車載電源1からモータ4,5に必要トル
クT L1 ,T R1 を出力するのに必要な電力を、横揺れ防止
時間tを以て、交互に供給する。よって、モータ4が駆
動している場合は、モータ5が自由回転し、モータ5が
駆動している場合は、モータ4が自由回転するというよ
うに、モータ4とモータ5とが横揺れ防止時間t毎に交
互に駆動,自由回転を行いながら、電気自動車が現在の
車速Vを保ちつつ定速直進走行する。
【0035】上記ステップ202〜211の実行は、図
外のメインスイッチがオフ動作されるまで繰り返される
が、運転条件は1サイクルの処理毎に書き換えられる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、左右輪を
モータが個別に連結される駆動輪と成し、車両の直進中
において、必要トルクと消費電力との関係から、横揺れ
防止時間を以て交互駆動したり、同時駆動したりという
ように、左右輪のモータを使い分けるので、モータの効
率向上は勿論のこと、消費電力を少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図。
【図2】上記実施例における制御装置を示す構成図。
【図3】上記実施例のフローチャート。
【図4】従来の電気自動車のモータの特性図。
【符号の説明】1…車載電源 2,3…駆動輪(左右輪) 4,5…モータ 10…運転条件検出手段 11…アクセルセンサ 12…車速センサ 13…ブレーキセンサ 14…舵角センサ 15…モータ速度センサ 16…モータ速度センサ 20…制御装置 21…記憶手段 22…演算手段 23…判定手段 24…指示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折口 正人 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−133005(JP,A) 特開 平2−133007(JP,A) 特開 平1−126104(JP,A) 特開 平4−165906(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60L 15/00 - 15/38 B60L 9/00 - 9/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載電源と、駆動輪となる左右輪に個別に連結したモ ータと、車両の舵角を検出する舵角センサを含み且つ 車両のアク
    セル開度や車速等の運転条件を検出する運転条件検出手
    段と、前記 運転条件検出手段によって検出された運転条件に基
    づいて、各モータの必要トルクとこの必要トルクでの消
    費電力総和、および上記必要トルクの倍数必要トルクと
    この倍数必要トルクでの倍数消費電力総和平均とをそれ
    ぞれ算出する演算手段と、前記倍数必要トルクが最大トルク以上であるか否かを判
    断するとともに、必要トルクでの消費電力総和が倍数必
    要トルクでの消費電力総和平均以上であるか否かを判断
    する一方、前記舵角センサからの情報に基づいて車両が
    直進状態 であるか否かを判断する判定手段と、前記 判定手段からの判断結果を受けて、車両が直進状態
    にあり、同時に倍数必要トルクが最大トルク以下で且つ
    必要トルクでの消費電力総和が倍数必要トルクでの消費
    電力総和平均よりも大きいと判断された場合には、左輪
    側のモータと右輪側のモータとを横揺れ防止時間を以て
    交互に駆動する一方で、上記以外の判断結果の場合には
    左右輪側のモータを同時駆動するべく、前記判断結果に
    応じて車載電源から各モータへの電力供給を制御する指
    示手段と、 を備えたことを特徴とする電気自動車の駆動装置。
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Cited By (1)

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