JP3229714B2 - メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの製造方法 - Google Patents

メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はメチレン架橋ポリフェニ
レンポリイソシアネートの製造方法の改良に関する。特
に不純物である酸分および加水分解性塩素含有化合物が
少なく、且つ着色の少ないメチレン架橋ポリフェニレン
ポリイソシアネートを連続的に製造する方法に関する。
酸分とは室温でアルコールと反応し遊離する酸成分を塩
酸として示した値であり、加水分解性塩素含有化合物と
は水沸点下で加水分解して塩酸を遊離する化合物であり
塩素として示し、HCと略す。したがって、酸分はHC
に含まれる。メチレン架橋ポリフェニレンポリイソシア
ネートは極めて反応性に富む物質で、ポリウレタンフォ
ーム、エラストマー、接着剤および塗料等の広範囲の製
品製造に利用されている。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】メチレ
ン架橋ポリフェニレンポリイソシアネート(以下ポリM
DIと略記)は、工業的には酸触媒の存在下、アニリン
とホルムアルデヒドとの縮合により生成するポリアミン
混合物を溶媒の存在下、ホスゲンと反応させることによ
って製造されており、続いて減圧蒸留によってジフェニ
ルメタンジイソシアネート(以下MDIと略記)を分離
し、必要に応じたMDI含有量および粘度を有するポリ
MDIに調製されるのが一般的である。しかし、この方
法により得られたポリMDIは不純物として酸分および
HCを含んでおり、これら不純物が多いとウレタン製造
時の反応性が悪くなることが知られている。
【0003】酸分およびHCを低減する方法としては数
多くの方法があり、工業的には最も簡単且つ安価である
減圧高温下での加熱処理が行われている。しかし、ポリ
MDIはこの高温下での処理あるいはMDI分離時の加
熱によって色相悪化を引き起こし、これがウレタン形成
時の着色原因にもなるため、着色が少なく且つ酸分,H
Cの少ないポリMDIを製造する方法の開発が望まれて
いる。
【0004】一方、ポリMDIの色相改善については、
代表的なものとしてポリMDIから着色成分を除去する
方法(特開昭60−58955号公報)が開示されてい
る。この方法はポリMDIを炭素数8以上の脂肪族炭化
水素を用い、180℃以上で抽出し、タール分を除去す
る方法であるが、抽出溶媒の除去や抽出されたタール分
の処理が必要になるため、工業的製法としては好ましい
方法ではない。
【0005】また、塩化水素ガスによる脱ガス法が特開
昭54−70220号公報に記載されているが、この方
法はホスゲンが存在する状態で高い温度で塩化水素ガス
を通じるもので、酸分,HCの低減および色相改善が充
分でなく、多大な時間が必要になるため、連続製造法と
しては好ましくない。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者らは、酸分,H
Cが少なく且つ着色の少ないポリMDIを製造する方法
を鋭意検討した結果、ポリMDI中の酸分,HC成分お
よび着色成分はホスゲン化時に副生するウレア化合物と
ホスゲンとの反応によって生成したカルボジイミド化合
物のホスゲン付加物または、それが熱によって分解した
ジクロルイミン体であることを見いだした。これらの知
見をもとに原因物質であるカルボジイミド化合物のホス
ゲン付加物の低減方法を検討した結果、該付加物はホス
ゲンが存在する状態で加熱すると増加すること、またホ
スゲンが存在しない状態で塩化水素ガス気流下で加熱処
理すると、ホスゲン付加物は塩酸付加物に変換され、さ
らに塩酸付加物は熱によって分解しカルボジイミド化合
物になるので、酸分,HCにはならず色相が大幅に改善
されることを見いだし本発明に至った。
【0007】すなわち、本発明は酸触媒の存在下、アニ
リンとホルムアルデヒドとの縮合により生成するポリア
ミン混合物を不活性溶媒の存在下、ホスゲンと反応させ
てメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートを連
続的に製造する方法において、 1)ホスゲン化終了後、残存ホスゲンを除去した後、 2)塩化水素ガス気流下、加熱処理を行う ことを含むメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネ
ートの製造方法である。
【0008】以下に本発明を詳細に説明する。ホスゲン
化反応に使用されるポリアミンは、酸触媒の存在下、ア
ニリンとホルムアルデヒドとの縮合により生成するメチ
レン架橋ポリフェニレンポリアミン(以下ポリMDAと
略記)である。このポリアミンの組成は縮合時のアニリ
ン/塩酸/ホルムアルデヒド比および縮合温度によって
異なるが、本発明のホスゲン化反応原料としてはいかな
る組成のポリMDAも使用できる。
【0009】ホスゲン化に使用される不活性溶媒は、有
機イソシアネート類の製造に一般的に用いられる溶媒で
あればよく、何ら制限されることはない。例えば、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロルトルエン、
クロルベンゼン、ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化
水素、酢酸ブチル、酢酸アミル等のエステル類およびメ
チルイソブチル等のケトン類等が挙げられる。
【0010】ホスゲン化の方法も一般的に連続で運転さ
れている方法であれば何ら限定はなく、塩酸塩法、冷熱
2段法、ホスゲン加圧法などいかなる方法にも適用でき
る。
【0011】反応終了後の残存ホスゲンの除去は、好ま
しくは160℃以下で加熱することにより行われる。ホ
スゲンの存在下で160℃より高い温度に加熱される
と、カルボジイミド化合物のホスゲン付加物の生成量が
増大し、後の塩化水素による処理が長時間になる傾向が
ある。特に好ましくは140℃以下である。
【0012】具体的な除去方法としては100〜140
℃に加熱下、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス
を装入する方法や減圧下で溶媒の沸点まで加熱する方法
があるが、減圧法が効率が良い。
【0013】ホスゲンを実質上に完全に除去した後、反
応液は塩化水素ガス気流下、好ましくは60〜160℃
で加熱処理される。ホスゲン付加物を塩酸付加物に変換
する反応は、反応液中の塩化水素濃度が大きいほど、ま
た温度が高いほど速くなる。塩化水素濃度を大きくする
ためにはできるだけ低温が好ましいが、60℃より低く
なると効率が低下する傾向がある。100〜140℃が
特に好ましい。
【0014】供給される塩化水素ガス量は好ましくは反
応液1重量部に対し0.01〜0.1重量部の範囲であ
る。処理時間は処理温度によって異なり、ホスゲン化中
に生成しているホスゲン付加物の量によっても異なる
が、通常110℃処理で10分、130℃処理で20分
の滞留時間を与えるとよい。
【0015】塩化水素処理は加圧条件下で行うこともで
きる。この場合、処理圧力は高い程、塩化水素使用量の
削減および処理時間を短縮できるが、工業的な設備面か
ら0.1〜50kg/cm2G、好ましくは2〜10k
g/cm2Gの範囲である。
【0016】塩化水素処理時間は、処理温度、圧力およ
びホスゲン化反応中に生成したカルボジイミド化合物・
ホスゲン付加物の量に依存し、一義的には決まらない
が、ホスゲン化および残留ホスゲン除去を行った場合、
処理温度90〜140℃、圧力3kg/cm2Gの条件
においては5〜30分である。
【0017】塩化水素処理により、下記反応式(化1)
に従い、ホスゲン付加物は塩酸付加物に変わり、ホスゲ
ンを発生する。
【0018】
【化1】
【0019】加圧下塩化水素処理された反応液には、上
記反応で生成したホスゲンが溶解している。必要により
このホスゲンを140℃以下に於いて減圧下、除去した
後、脱溶媒を行い粗製のポリMDIを得る。ホスゲンが
溶解した状態で直接脱溶媒を行ってもポリMDIの色相
悪化はごく僅かであり実用上問題はないが、ホスゲンを
除去する方がより好ましい。
【0020】脱溶媒処理によって得られた粗製のポリM
DIまたはそれからMDIを分離したものを180〜2
40℃でさらに加熱することは酸分およびHCを減少さ
せる点で好ましい態様である。本発明方法により得られ
たポリMDIはこのような加熱処理またはMDIを分離
するための加熱を伴う処理をうけてもほとんど色相悪化
をおこすことはない。
【0021】本発明の残存ホスゲン除去および塩化水素
ガス処理の具体的態様としては、連続法、バッチ法のい
ずれでも可能であるが、工業的に実施する場合の設備
面、省力面等から連続法の方が好ましい。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。実施例中、ポリMDIの酸分、HCおよび色相
は次のようにして測定し、表示した。 酸分測定方法:試料約2gを精秤しアセトン+エタノー
ル(1:1)溶液150mlに溶解し、室温で60分間
反応させた後、1/100(mol/l)水酸化カリウ
ムメタノール溶液で滴定する。値は塩酸としての%で示
す。 HC測定方法:試料約0.4gを精秤しアセトン+メタ
ノール(1:1)溶液100mlに溶解し、電熱板上で
加熱する。沸騰が始まったら蒸留水60mlを加え、さ
らに2時間加水分解を行った後に、1/100(mol
/l)硝酸銀水溶液で滴定する。値は塩素としての%で
示す。 色 相:試料1重量部をトルエン100重量部に
溶解し、20℃で波長430nmで吸光度を測定し、そ
の値で示す。
【0023】以下の実施例で使用するポリMDIは次の
方法で製造した。97%アニリン(97.3kg)と3
7%ホルムアルデヒド水溶液(33.8kg)を35%
塩酸(46.9kg)の存在下、温度30〜120℃で
縮合反応させ、得られた反応液に32%水酸化ナトリウ
ム溶液(70.7kg)を加え中和し、オイル相を取り
出した。続いてオイル相を湯洗後、減圧蒸留によって
水、過剰のアニリンを留去し、粗製のポリMDA(7
2.6kg)を得た。その組成は2核体:76.4%、
3核体:16.1%、4核体:3.5%、5核体以上
0.7%であった。
【0024】実施例1 第1図(図1)に示す反応装置を用い、第1反応槽
(1)に20重量%のポリMDAのオルソジクロルベン
ゼン(以下ODCBと略記)溶液を27.6kg/h
r、ホスゲン(リサイクルホスゲンを含む)23.7k
g/hr、ODCB(リサイクルODCBを含む)2
0.8kg/hrを供給した。第2反応槽(2)には第
1反応槽よりオーバーフローによって抜き出された反応
液を供給した。反応温度はジャケットおよび外部加熱器
により、第1反応槽は80℃、第2反応槽は140℃に
維持し、圧力は両反応槽共に5.0kg/cm2ケージ
圧に維持した。この反応液54.3kg/hrをフラッ
シュタンク(3)で大気圧にもどし、ホスゲン濃度を
3.6%に低減した。この液を49.8kg/hrで、
減圧脱ガス塔(4)に供給し、115torrの減圧
下、120℃に加熱し、滞留時間2分で残存ホスゲンを
完全に除去した(反応液中のホスゲンはガスクロマトグ
ラフィーで測定の結果、不検出であった)。ついでこの
脱ホスゲン液を塩化水素処理槽(5)に送入した。処理
槽には塩化水素0.5kg/hrを供給し、温度110
℃、滞留時間10分で処理を行った。このように処理し
て得られた反応液から脱溶媒塔(6)でODCBを留去
し、5torr減圧下、230℃で薄膜蒸留装置を用い
30重量%のMDIを留去した。得られたポリMDIの
吸光度は0.04、酸分は120ppm、HCは100
0ppmであった。
【0025】実施例2 実施例1の反応装置を用い、塩化水素処理槽の温度を1
30℃、滞留時間を20分にする以外は実施例1と同じ
操作を行った。得られたポリMDIの吸光度は0.0
4、酸分は140ppm、HCは1000ppmであっ
た。
【0026】実施例3 第2図(図2)に示す反応装置を用い、第1反応槽(1
0)に20重量%のポリMDAのODCB溶液を27.
6kg/hr、ホスゲン(リサイクルホスゲンを含む)
23.7kg/hr、ODCB(リサイクルODCBを
含む)20.8kg/hrを供給した。第2反応槽(1
1)には第1反応槽よりオーバーフローによって抜き出
された反応液を供給した。反応温度はジャケットおよび
外部加熱器により第1反応槽は80℃、第2反応槽は1
40℃に維持し、圧力は両反応槽共に5.0kg/cm
2Gに維持した。この反応液は54.3kg/hrを
ラッシュタンク(12)にて大気圧に戻し、ホスゲン濃
度を3.6%に低減した。この液を49.8kg/hr
で減圧脱ガス塔(13)に供給し、115torrの減
圧下に120℃、滞留時間2分で残存ホスゲンを完全に
除去した(反応液中のホスゲンはガスクロマトグラフィ
ーで測定の結果、不検出であった)。ついでこの脱ホス
ゲン液を塩化水素処理槽(14)に送入した。塩化水素
処理槽(14)には塩化水素を0.5kg/hrで供給
し、内圧3.0kg/cm2Gの加圧下に、温度110
℃、滞留時間10分で処理を行った。塩化水素処理反応
液は120℃に保たれた脱ガス塔(15)に供給し、1
15torrの減圧下に滞留時間10分で、塩化水素処
理にて発生したホスゲンを除去した後、脱溶媒塔(1
6)へ送液しODCBを減圧除去して粗製のポリMDI
を得た。このように処理して得られた粗製のポリMDI
から、230℃/5torrの条件下に薄膜蒸留装置を
用い30重量%のMDIを留去した。得られたポリMD
Iの吸光度は0.03、酸分は110ppm、HCは7
00ppmであった。
【0027】実施例4 実施例3の反応装置を用い、塩化水素処理槽(14)の
温度を130℃にする以外は実施例3と同じ操作を行っ
た。得られたポリMDIの吸光度は0.04、酸分は1
30ppm、HCは800ppmであった。
【0028】実施例5 実施例3の反応装置を用い、塩化水素処理槽(14)の
処理圧力を8.0kg/cm2G、滞留時間を5分にす
る以外は実施例3と同じ操作を行った。得られたポリM
DIの吸光度は0.03、酸分は110ppm、HCは
700ppmであった。
【0029】比較例1 実施例1の反応装置を用い、減圧脱ガス塔(4)を作動
せずにフラッシュタンク(3)から塩化水素処理槽
(5)へ直接送液する以外は実施例1と同じ操作を行っ
た。得られたポリMDIの吸光度は0.11、酸分は4
00ppm、HCは1060ppmであった。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば酸分およびHCが低いだ
けではなく、色相にも優れたメチレン架橋ポリフェニレ
ンポリイソシアネートが連続的に製造でき、その製法も
簡単かつ経済的であり、工業的に大量に製造されるメチ
レン架橋ポリフェニレンポリイソシアネートの製造方法
として有利な方法である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における連続反応装置の模式図であ
る。
【図2】実施例3における連続反応装置の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 第1反応槽 2 第2反応槽 3 フラッシュタンク 4 減圧脱ガス塔 5 塩化水素処理槽 6 脱溶媒塔 7 ガス分離器 8 ガス分離器 9 冷却器 10 第1反応槽 11 第2反応槽 12 フラッシュタンク 13 減圧脱ガス塔 14 塩化水素処理槽 15 脱ガス塔 16 脱溶媒塔 17 ガス分離器 18 ガス分離器 19 冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯島 正章 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 (72)発明者 黒田 一元 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 (72)発明者 新田 一成 福岡県大牟田市浅牟田町30 三井東圧化 学株式会社内 審査官 藤森 知郎 (56)参考文献 特開 昭54−70220(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 263/20 C07C 263/10 C07C 265/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸触媒の存在下、アニリンとホルムアル
    デヒドとの縮合により生成するポリアミン混合物を不活
    性溶媒の存在下、ホスゲンと反応させてメチレン架橋ポ
    リフェニレンポリイソシアネートを連続的に製造する方
    法において、 1)ホスゲン化終了後、残存ホスゲンを除去した後、 2)塩化水素ガス存在下、加熱処理を行う ことを含むメチレン架橋ポリフェニレンポリイソシアネ
    ートの製造方法。
  2. 【請求項2】 加圧、塩化水素ガス存在下、加熱処理を
    行う請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 160℃以下で残存ホスゲンを除去する
    請求項1または請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 140℃以下で残存ホスゲンを除去する
    請求項1または請求項2記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 60〜160℃で加熱処理を行う請求項
    1または請求項2記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 100〜140℃で加熱処理を行う請求
    項1または請求項2記載の製造方法。
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