JP3229376B2 - ディ−ゼルエンジンの排気ガス浄化装置 - Google Patents

ディ−ゼルエンジンの排気ガス浄化装置

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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディ−ゼルエンジンの
排気ガス浄化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジン、特に過給機付きエンジンにお
いては、吸入空気を冷却する冷却手段を設けたものが多
い。この冷却手段として、エンジンにより機械的に駆動
されるコンプレッサを備えた冷凍サイクルを利用したも
のもある(特開昭61−65014号公報、特開昭61
−126319号公報、特開昭61−53423号公
報)。このような冷凍サイクルを利用した吸入空気の冷
却は、主として、充填効率の向上とノッキング防止との
観点からなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
ディ−ゼルエンジンにおける排気ガス浄化が問題となっ
ており、特にスス(パティキュレ−ト)をいかに低減さ
せるかが大きな問題となっている。このススは、エンジ
ンの加速時等、燃焼室への供給燃料量増大に対して吸入
空気の供給が遅れるとき、すなわち空気余剰率が一時的
に小さくなるときに特に問題となる。
【0004】したがって、本発明の目的は、排気ガス中
のススを低減し得るようにしたディ−ゼルエンジンの排
気ガス浄化装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明にあっては次のような構成としてある。すな
わち、冷媒を循環させて吸入空気を強制的に冷却する吸
気冷却手段と、前記吸気冷却手段の冷却能力を調整する
冷却能力調整手段と、燃焼室に対する燃料供給量の増量
に対して吸入空気の供給遅れを検出する遅れ検出手段
と、前記遅れ検出手段により吸入空気の供給遅れが検出
されたとき、前記冷却能力調整手段を制御して、前記冷
却手段の冷却能力を一時的に高める冷却能力制御手段
と、を備えていると共に、エンジンの減速を検出する減
速検出手段をさらに備え、前記減速検出手段によりエン
ジンの減速が検出されたとき、前記冷却手段の冷却能力
が増大する状態に変更される、ような構成としてある。
【0006】前記遅れ検出手段は、エンジンの加速時を
検出するもの、例えばアクセル開度の増大変化に基づい
てエンジンの加速時であることを検出するものとするこ
とができる。この場合、アクセル開度の増大変化が検出
されたときから所定時間だけ前記冷却手段の冷却能力を
増大させることができる。
【0007】前記冷却手段が、少なくとも高負荷領域に
おいて作動されるものとして、高負荷領域で前記遅れ検
出手段により吸入空気の供給遅れが検出されたときは、
該作動されている冷却手段の冷却能力を増大させること
ができる。
【0008】前記冷却手段は、エンジンにより機械的に
駆動されるコンプレッサを備えた冷凍サイクルとするこ
とができる。この場合、前記冷却能力調整手段を、前記
エンジンとコンプレッサとの間に介在された回転比可変
式の伝動機構により構成することができる。すなわち、
エンジン回転数に対するコンプレッサ回転数の比を高め
ることにより前記冷却手段の冷却能力を増大することが
できる。
【0009】燃料を燃焼室へ圧送するための燃料噴射ポ
ンプとしては、オ−ルスピ−ドガバナ特性を有するもの
とすることができる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、増量された燃料量に比
して吸入空気量が少なくなって空気余剰率が低下される
状態のときは、冷却手段の冷却能力増大によって吸入空
気温度をより低下させることにより、排気ガス中のスス
を大幅に低減することができる。すなわち、吸入空気の
温度低下に起因した着火遅れによるスス低減と、空気余
剰率つまり酸素濃度増大による酸化作用の促進によるス
ス低減とによって、全体としてススを大幅に低減できる
ことになる。
【0011】また、減速後に予想される次の加速、すな
わち空気余剰率が低下してススが問題となる加速時に備
えてあらかじめ冷凍サイクルの冷凍能力を高めておくこ
とにより、この加速の際にすみやかに吸入空気温度を低
下させてススを効果的に低減することができる
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1はディ−ゼルエンジン本体で、
該エンジン本体1は、4つの気筒2が直列に配置された
直列4気筒エンジンとされており、そのクランク軸が符
号3で示される。
【0013】各気筒2には、燃料供給手段としての電子
制御式燃料噴射ノズル4がそれぞれ設けられている。こ
の各燃料噴射ノズル4はそれぞれ電子制御式燃料噴射ポ
ンプ5に接続され、その燃料噴射ポンプ5には前記クラ
ンク軸3により駆動力が付与される。勿論、各燃料噴射
ノズル4の燃料噴射圧(以下、噴射圧と称す)は、燃料
噴射ポンプ5により調整されることになっている。な
お、燃料噴射ポンプ5の噴射圧力は、1平方cm当り3
00〜1500kgというように高圧となっている。
【0014】燃料噴射ポンプ5は、実施例では、図2に
示すようにオ−ルスピ−ドガバナ特性を有するものとな
っている。すなわち、例えばアイドル状態からA点で示
すようにアクセルをわずかに踏込んだときに、燃料噴射
量が一旦最大燃料噴射量となった後、当該A点における
アクセル開度に対応した燃料噴射量となるような特性を
有するものとなっている。
【0015】各気筒2には、既知の如く、排気通路6と
吸気通路7とがそれぞれ連なっている。排気通路6に
は、タ−ボ過給機8のタ−ビンホイ−ル8aが配設され
ている。その一方、タ−ボ過給機8のコンプレッサホイ
−ル8bは吸気通路7に配設されており、したがって、
排気エネルギによってタ−ビンホイ−ル8が回転される
と、シャフト8cを介してコンプレッサホイ−ル8bも
回転されて、これにより、過給(タ−ボ過給)が行なわ
れることになる。
【0016】また、排気通路6には、前記タ−ビンホイ
−ル8aをバイパスするリリ−フ通路9付設されてい
る。このリリ−フ通路9には、ウェストゲ−トバルブ1
0が設けられており、このウェストゲ−トバルブ10
は、駆動アクチュエ−タ11によりその開度が調整され
るようになっている。
【0017】吸気通路7には、前記コンプレッサホイ−
ル8bから下流側に向って順に、空冷式のインタク−ラ
12、吸気冷却用エバポレ−タ13が配設されている。
上記エバポレ−タ13には、車室内空気冷却用冷凍装置
14の冷媒が循環される。すなわち、冷凍装置14は、
既知の如く、コンプレッサ15、コンデンサ16、冷媒
貯留タンク17、膨張弁18、車室用冷媒制御弁19、
車室用エバポレ−タ20とを備えている。上記コンプレ
ッサ15は、可変プ−リ21、電磁クラッチ22等を介
してクランク軸3によって駆動される。
【0018】上記可変プ−リ21のプ−リ比を変更する
ことにより、エンジン回転数に対するコンプレッサ15
の回転数の比が変更可能とされ、このプ−リ比すなわち
回転比が大きくなる(コンプレッサ15の回転数が増大
する)ほど、コンプレッサ15の出力エネルギが大きく
なって、冷凍装置14の冷凍能力が増大される。
【0019】冷凍装置14には、上記エバポレ−タ20
及び制御弁19に対してバイパスするようにして前記エ
バポレ−タ13が付設され、そのエバポレ−タ13と冷
凍装置14との間には、吸気冷却用冷媒制御弁23が介
在されている。この吸気用制御弁23と車室用制御弁1
9との開度比を変更することによっても、エバポレ−タ
13による吸気冷却能力が変更され得る。
【0020】エバポレ−タ13の底部と当該エバポレ−
タ13下流の吸気通路7とが、吸気通路7に比して十分
細い通路24によって接続され、この通路24には開閉
弁からなる制御弁24が接続されている。これにより、
エンジン運転中に制御弁24を開くと、エバポレ−タ1
3の底部にたまった結露水が、ベンチュリ効果によっ
て、通路24を介して吸気通路7へ吸引される。
【0021】図1における符号Uは例えばマイクロコン
ピュ−タで構成された制御ユニットで、該制御ユニット
Uは、既知のように、CPU、ROM、RAM、CLO
CK等を有している。この制御ユニットUには、センサ
26〜30からの各種信号が入力されるようになってい
る。センサ26はアクセルペダル29の踏込み量すなわ
ちエンジン負荷となるアクセル開度を検出するものであ
る。センサ27はエンジン冷却水温を検出するものであ
る。センサ28はエンジン回転数を検出するものであ
る。センサ29は車室内温度を検出するものである。セ
ンサ30は大気温度を検出するものである。一方、制御
ユニットUからは、前記各燃料噴射ノズル4、燃料噴射
ポンプ5、駆動アクチュエ−タ11、可変プ−リ21、
制御弁19、23、25に制御信号が出力されるように
なっている。
【0022】次に、上記制御ユニットUによる制御内容
について説明するが、基本的には、次の表1に示すよう
に、エンジンの運転状態(実施例では5種類)に応じ
て、吸気冷却(エバポレ−タ13による冷却作用)のO
N、OFFと、燃料噴射時期と、燃料噴射圧力と、最大
過給圧との設定、変更が行なわれる。このうち、制御の
優先順位は、優先順位の高い方から低い方に順次、暖機
中(冷機時)、低気温時、加速時、高地、通常時とされ
る。ただし、本発明による制御が行なわれることなる加
速時に関しては、後述のように特別の制御が行なわれ
る。なお、エバポレ−タ13による冷却作用のON、O
FFは吸気冷却用制御弁23の開閉切換によって行なわ
れるが、エバポレ−タ13の冷却作用のON時には、コ
ンプレッサ15が駆動されることが前提となる。
【0023】
【表1】
【0024】次に、制御ユニットUによる制御内容のう
ち、本発明に関係する部分について、図6に示すフロ−
チャ−トを参照しつつ説明する。なお、以下の説明で
は、コンプレッサ15が駆動され、かつ吸気冷却用制御
弁23が開いてエバポレ−タ13による吸気冷却が行な
われていることを前提としており、このような状態は少
なくともエンジン高負荷時においてなされる。先ず、S
1においてセンサからの信号が入力された後、S2にお
いて、可変プ−リ21のプ−リ比(基本プ−リ比)PR
Aが、図3に示すように大気温度に応じて決定される。
【0025】S3においては、車室内が所定温度以上の
高温であるか否かが判別される。このS3の判別でYE
Sのときは、S4において、S2で決定されたプ−リ比
PRAに所定の増大補正係数α(α>1)を乗算するこ
とにより、プ−リ比が大きい値すなわち冷凍装置14の
冷却能力が増大される方向の値に補正される。このS4
の後S5に移行されるが、S3の判別でNOのときは、
S4を経ることなくS5へ移行する。
【0026】S5では、加速時であるか否かが判別され
る。この加速時であるか否かの判別は、所定時間当りの
アクセル開度の増大変化量すなわちアクセル開度の増大
方向の変化率が所定値以上であるか否かをみることによ
って行なわれる。このS5の判別でYESのときは、S
6において吸気冷却用の制御弁23を全開とした後、S
7において急加速時であるか否かが判別される。この判
別は、S5の判別と同様にアクセル開度の増大方向の変
化率に基づいて行なわれるが、そのときの判別しきい値
が、S5のときの判別しきい値よりも大きいものとされ
る。
【0027】S7の判別でYESのときは、S8におい
て、車室冷却用の制御弁19を閉じることにより車室の
冷房をカットして、S9へ移行する。また、S7の判別
でNOのときは、S8を経ることなくS9へ移行する。
このS9では、フラグが1であるか否かが判別される
が、このフラグは、1のときが減速時において冷凍装置
14の冷却能力増大作用を行なっているときを示し、当
初はフラグは0にイニシャライズされているので、S9
の判別はNOとなる。
【0028】S9の後、S10において、S2あるいは
S4で決定されたプ−リ比PRAに対して所定の増大補
正係数β(β>α>1)を乗算することにより、エバポ
レ−タ13による吸気冷却能力がさらに増大される方向
の値にプ−リ比が補正される。
【0029】S10の後は、S11において、前述のよ
うにして決定されたプ−リ比PRAに対応した信号が、
可変プ−リ21に出力される(決定プ−リ比PRAの実
現)。この後、S12において、S5で加速が検出され
てから所定時間経過したか否かが判別される。このS1
2の判別でNOのときは、S11へ戻ってエバポレ−タ
13による吸気冷却能力の増大状態が継続される。そし
て、S12の判別がYESとなったときは、S13にお
いてフラグが0にリセットされると共に、S14におい
て、制御弁19、23の開度が徐々に通常運転時の開度
に戻される。
【0030】前記S5の判別でNOのときは、S15に
おいて、フラグが1であるか否かが判別される。当初は
このS15の判別がNOとなってS16に移行し、この
S16において、減速時であるか否かが判別される。こ
の減速であるか否かの判別は、例えば、アクセル開度が
零でかつエンジン回転数が所定回転数以上であるか否か
をみることによって行なわれる。
【0031】S16の判別がYESのときは、S17に
おいて、フラグを1にセットした後、S18において、
S2あるいはS4で決定されたプ−リ比PRAに所定の
増大補正係数β(S10と同じ)が乗算されて、S19
においてこの増大されたプ−リ比PRAが実現される。
S19の後は、S20において、S16での減速検出か
ら所定時間経過したか否かが判別されるが、このS20
の判別でNOのときは、S5へ戻る。
【0032】S20からS5へ移行したときの当該S5
の判別がNOのときは、S15の判別がYESとなり、
このときはS116〜S18を経ることなくS19へ移
行して、可変プ−リ31の実際のプ−リ比が増大補正係
数βによって補正されたプ−リ比PRAのままに保持さ
れ続ける。
【0033】S20の判別がNOとされた後のS5の判
別がYESとなったときは、S9の判別がYESとな
り、このときはS9においてプ−リ比PRAが加速用に
既に増大補正されているので、このときはS10を経る
ことなくS11へ移行することになる。
【0034】S20の判別がYESとなったときは、減
速検出からS20での所定時間内に加速が検出されなか
ったときであり、このときは前述のS13へ移行して、
加減速の制御から通常運転状態の制御へと切換えられ
る。勿論、S16の判別でNOのときも、加減速の制御
とは関係のないときであり、このときはS21におい
て、S2あるいはS4で決定されたプ−リ比PRAが実
現される。
【0035】前述した制御内容のうち加速時と減速時と
に着目したものを、図4にタイムチャ−トとして示して
ある。この図4において、t1が減速検出時であり、t
2が減速検出から所定時間(図6のS20対応)内に行
なわれた加速検出時であり、t3が加速検出時点から所
定時間(図6のS12対応)経過した時点を示してい
る。t3以後は、T4時点までの間に制御弁19、23
の開度をそれぞれ徐々に加減速用の制御前の通常状態に
戻すようにしてあるが(図4のS14対応)、この制御
弁19あるいは23は通常開度状態へ一挙に戻すように
してもよい。
【0036】図4のt2〜t3で示すように、加速が検
出されたときから所定時間すなわち空気余剰率が低下し
てススが増大する期間に応じた時間だけ、エバポレ−タ
13による吸気冷却能力が増大されるので、この加速時
における排気ガス中のススを低減することができる。特
に、高負荷時には排気ガス中のNOxも問題となるが、
上述の吸気冷却増大によりNOxも合せて低減されるこ
とになる。この高負荷状態での急加速時において、スス
とNOxが低減される効果を図5に示してある。
【0037】減速が検出されたときは、あらかじめプ−
リ比が大きくされて冷凍装置14の冷却能力が増大され
ている状態に待機されているので、この減速の次に行な
われることの多い加速時には、エバポレ−タ13による
十分な吸気冷却をすみやかに行なって、加速初期からス
スを十分に低減することができる。
【0038】図6のS3、S4の処理によって車室冷却
要求に応じて冷凍装置14の冷却能力を調整しつつ、S
8の処理によって急加速時には冷凍装置14の冷却能力
全てを吸気冷却用として用いて、急加速時におけるスス
も十分に低減されることになる。
【0039】なお、減速中は、図4破線で示すように、
車室用制御弁19を全開にするか、吸気用制御弁23を
全閉にするかの少なくともいずれか一方の制御を行なう
ことにより、車室の冷房を十分に行なう上で好ましいも
のとなる。
【0040】図7は本発明の他の実施例を示すものであ
る。本実施例では、結露水用の通路24にポンプ41を
接続すると共に、通路24の先端に噴射ノズル42を接
続して、制御ユニットUによって噴射ノズル42の開弁
時期および開度を制御するようにしたものである。すな
わち、エバポレ−タ13の底部にたまった結露水は、前
述した加速時、特に高負荷状態での加速時に、噴射ノズ
ル42を開いて吸気通路7から燃焼室へと供給すること
が、吸気温度をより一層低下させてスス低減の上で好ま
しいものである。また、噴射ノズル42の開度を小さく
した状態で結露水をわずかづつ常時吸気通路7へ供給す
ると共に、加速検出時には噴射ノズル42を全開とする
ようにしてもよい。勿論噴射ノズル42を用いることに
より、結露水を十微粒化した状態で吸気通路7に供給し
て、吸入空気の温度を低下させる上でも好ましいものと
なる。さらに、図8に示すように、エンジン回転数とエ
ンジン負荷とをパラメ−タとして、NOxが多くなる運
転領域においてのみ噴射ノズル42から結露水を噴射す
るようにしてもよく、この場合NOxが多くなる運転状
態ほどその噴射量を多くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体系統図。
【図2】燃料噴射ポンプのオ−ルスピ−ドガバナ特性を
示す図。
【図3】プ−リ比の基本設定例を示す図。
【図4】本発明の制御例を示すタイムチャ−ト。
【図5】本発明による効果を図式的に示す図。
【図6】本発明の制御例を示すフロ−チャ−ト。
【図7】本発明の他の実施例を示す要部系統図。
【図8】図7に示す実施例における結露水の好ましい噴
射領域と噴射量とを示す図。
【符号の説明】
1:エンジン本体 4:燃料噴射ノズル 5:燃料噴射ポンプ 7:吸気通路 13:エバポレ−タ(吸気冷却用) 14:冷凍装置 19:冷媒制御弁(車室冷却用) 23:冷媒制御弁(吸気冷却用) 21:可変プ−リ 26:センサ(アクセル開度) 28:センサ(エンジン回転数) U:制御ユニットU
フロントページの続き (72)発明者 崎本 正嗣 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 近藤 光徳 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (72)発明者 荒木 啓二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−65014(JP,A) 実開 昭63−87229(JP,U) 実開 平1−158523(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を循環させて吸入空気を強制的に冷却
    する吸気冷却手段と、 前記吸気冷却手段の冷却能力を調整する冷却能力調整手
    段と、 燃焼室に対する燃料供給量の増量に対して吸入空気の供
    給遅れを検出する遅れ検出手段と、 前記遅れ検出手段により吸入空気の供給遅れが検出され
    たとき、前記冷却能力調整手段を制御して、前記冷却手
    段の冷却能力を一時的に高める冷却能力制御手段と、 を備えていると共に、 エンジンの減速を検出する減速検出手段をさらに備え、 前記減速検出手段によりエンジンの減速が検出されたと
    き、前記冷却手段の冷却能力が増大する状態に変更され
    る、 とを特徴とするディ−ゼルエンジンの排気ガス浄化装
    置。
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