JP3229215B2 - 自動走行装置 - Google Patents

自動走行装置

Info

Publication number
JP3229215B2
JP3229215B2 JP23387496A JP23387496A JP3229215B2 JP 3229215 B2 JP3229215 B2 JP 3229215B2 JP 23387496 A JP23387496 A JP 23387496A JP 23387496 A JP23387496 A JP 23387496A JP 3229215 B2 JP3229215 B2 JP 3229215B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
signal
speed
constant
acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23387496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1076867A (ja
Inventor
塙  和彦
満 中村
一雄 松浦
倉垣  智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23387496A priority Critical patent/JP3229215B2/ja
Priority to US08/923,414 priority patent/US6360158B1/en
Publication of JPH1076867A publication Critical patent/JPH1076867A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229215B2 publication Critical patent/JP3229215B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/14Adaptive cruise control
    • B60W30/16Control of distance between vehicles, e.g. keeping a distance to preceding vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K31/00Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator
    • B60K31/0008Vehicle fittings, acting on a single sub-unit only, for automatically controlling vehicle speed, i.e. preventing speed from exceeding an arbitrarily established velocity or maintaining speed at a particular velocity, as selected by the vehicle operator including means for detecting potential obstacles in vehicle path

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車及び先行車間
の車間距離を安全な距離に維持できるように、自動的に
加速・減速を行って走行速度を調節する自動追従走行装
置、特に、車両に装備された既存のオート・クルーズ・
コントロール装置に入力される操作信号を制御して、走
行速度を調節する自動追従走行装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自車及び先行車間の車間距離を安
全な距離に維持できるように、自動的に加速・減速を行
って走行速度を調節する自動追従走行装置、所謂インテ
リジェント・クルーズ・コントロール装置(以下、IC
C装置ともいう)が普及しつつある。特開平5−221
253号公報には、代表的なICC装置の構成が開示さ
れている。この装置は、車間距離を測定するセンサ、演
算装置、スロットル及びブレーキアクチュエータ等を備
え、自車速度やセンサで測定した車間距離を基に、演算
装置で自車及び先行車間の安全な車間距離を計算し、ス
ロットルやブレーキを操作して、自車及び先行車間の車
間距離が前記計算した安全な車間距離となるように走行
速度を調節することにより、自動追従走行制御を行う。
【0003】ところで、ICC装置には、車両に装備さ
れた既存の定速走行装置、所謂オート・クルーズ・コン
トロール装置(以下、ASCD装置ともいう)に入力さ
れる操作信号を制御して、走行速度を調節する所謂後付
けタイプのものがある。ここで、ASCD装置とは、運
転者によって入力された操作信号に基づいて車速を調節
し、当該調節した車速で走行するように定速走行制御を
行う装置のことである。操作信号には、通常、スロット
ルを開けて車両を加速させるための加速信号、スロット
ルを閉じて車両を減速させるための減速信号、およびA
SCD装置による車速制御を解除するキャンセル信号の
三種類がある。後付けタイプのICC装置では、運転者
が既に所有している既存のASCD装置の機能を有効に
利用することができるので、ICC装置のコストを安く
することができるという利点がある。
【0004】図23は、代表的なASCD装置と該AS
CD装置に用いるICC装置との概略構成図、図24は
図23に示すICC装置の概略構成図である。
【0005】図24に示すASCD装置110では、A
SCDスイッチ回路112のレジューム・アクセルスイ
ッチ112aをオンにすると、電源118からの電圧信
号が信号線120aに出力される。また、セット・コー
ストスイッチ112bをオンにすると、電源118から
の電圧信号が信号線120bに出力される。また、キャ
ンセルスイッチ112cをオンにすると、電源118か
らの電圧信号が信号線120a、120bの両方に出力
される。ASCDコントロールユニット114は、信号
線120aにのみ電圧信号が出力されている場合、加速
信号が入力されたものとして、スロットルを所定開度開
くように制御信号をスロットル操作装置116に出力す
る。そして、信号線120a上の電圧信号がなくなった
時点、即ちレジューム・アクセルスイッチ112aがオ
フになった時点での車速を、車速センサ122から読み
込み、車両が当該車速で定速走行するように、スロット
ル操作装置116に制御信号を出力する。また、信号線
120bにのみ電圧信号が入力されている場合、減速信
号が入力されたものとして、スロットルを閉じるように
制御信号をスロットル操作装置116に出力する。そし
て、信号線120b上の電気信号がなくなった時点、即
ちセット・コーストスイッチ112bがオフになった時
点での車速を、車速センサ122から読み込み、車両が
当該車速で定速走行するように、スロットル操作装置1
16に制御信号を出力する。また、信号線120a、1
20bの両方に電圧信号が入力されている場合、キャン
セル信号が入力されたものとして、ASCD装置110
によるスロットル制御を停止する。
【0006】ICC装置124は、図24に示すよう
に、車速センサ122で検出した車速、レーダ装置12
6で検出した自車及び先行車間の車間距離、および運転
者が操作パネル130に入力した車速設定値を基に、I
CCコントロールユニット128のマイコン132で自
車及び先行車間の安全な車間距離を算出している。そし
て、当該算出した安全な車間距離となるように、スイッ
チ回路134を用いてASCD装置110に操作信号を
入力している。マイコン132は、車両を加速させる場
合には、スイッチ回路134のスイッチ134aをオン
にして信号線120a上に電源118からの電圧信号を
出力させる。また、車両を減速させる場合には、スイッ
チ回路134のスイッチ134bをオンにして信号線1
20b上に電源118からの電圧信号を出力させる。そ
して、操作パネル130に入力された運転者の指令に基
づきICC装置124による車速制御を停止する場合に
は、スイッチ回路134のスイッチ134a、134b
を共にオンにして、信号線120a、120b上に電源
118からの電圧信号を出力させる。このようにするこ
とで、ICC装置124は、ASCD装置110を有効
に利用して、自車及び先行車間の車間距離が所定間隔と
なるように走行速度を調節することができる。
【0007】図25は、図23に示すASCD装置とは
異なる仕様の代表的なASCD装置と、該ASCD装置
に用いるICC装置との概略構成図、図26は図25に
示すICC装置の概略構成図である。
【0008】図25に示すASCD装置138では、A
SCDスイッチ回路140のレジューム・アクセルスイ
ッチ140a、セット・コーストスイッチ112b及び
キャンセルスイッチ112cのそれぞれに応じて、信号
線142上に出力する電圧信号の電圧値を変化させてい
る。ASCDコントロールユニット144は、信号線1
42上の電圧信号の電圧値に応じて所定の動作を行う。
レジューム・アクセルスイッチ140aがオンして信号
線142上に電圧信号が出力している場合、加速信号が
入力されたものとして、スロットルを所定開度開くよう
に制御信号をスロットル操作装置116に出力する。そ
して、信号線142上の電気信号がなくなった時点、即
ちレジューム・アクセルスイッチ140aがオフになっ
た時点での車速を、車速センサ122から読み込み、車
両が当該車速で定速走行するように、スロットル操作装
置116に制御信号を出力する。また、セット・コース
トスイッチ140bがオンして信号線142上に電圧信
号が出力している場合、減速信号が入力されたものとし
て、スロットルを閉じるように制御信号をスロットル操
作装置116に出力する。そして、信号線142上の電
気信号がなくなった時点、即ちセット・コーストスイッ
チ140bがオフになった時点での車速を、車速センサ
122から読み込み、車両が当該車速で定速走行するよ
うに、スロットル操作装置116に制御信号を出力す
る。また、キャンセルスイッチ140cがオンして信号
線142上に電圧信号が出力している場合、キャンセル
信号が入力されたものとして、ASCD装置138によ
るスロットル制御を停止する。
【0009】ICC装置146は、図26に示すよう
に、車速センサ122で検出した車速、レーダ装置12
6で検出した自車及び先行車間の車間距離、および運転
者により操作パネル130に入力された車速設定値を基
に、ICCコントロールユニット148のマイコン15
0で自車及び先行車間の安全な車間距離を算出してい
る。そして、当該算出した安全な車間距離となるよう
に、スイッチ回路152を用いてASCD装置1138
に操作信号を入力している。マイコン150は、車両を
加速させる場合には、スイッチ回路152のスイッチ1
52aをオンにし、電源118の電圧信号を加速信号に
相当する電圧値に電圧降下させて、信号線142上に出
力する。また、車両を減速させる場合には、スイッチ回
路152のスイッチ152bをオンにし、電源118の
電圧信号を減速信号に相当する電圧値に電圧降下させ
て、信号線142上に出力する。そして、操作パネル1
30に入力された運転者の指令に基づきICC装置14
6による車速制御を停止する場合には、スイッチ回路1
52のスイッチ152cをオンにし、電源118の電圧
信号をキャンセル信号に相当する電圧値に電圧降下させ
て、信号線142上に出力する。このようにすること
で、ICC装置146は、ASCD装置138を有効に
利用して、自車及び先行車間の車間距離が所定間隔とな
るように走行速度を調節することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
後付けタイプのICC装置には、以下のような問題点が
ある。
【0011】第一の問題点 上述したように、ASCD装置の操作信号は、通常、ス
ロットルを開けて車両を加速させるための加速信号、ス
ロットルを閉じて車両を減速させるための減速信号、お
よびASCD装置による車速制御を解除するキャンセル
信号の三種類であるが、製造メーカー等の違いによって
操作信号の形態が異なる場合がある。このため、あるA
SCD装置の仕様(加速信号、減速信号及びキャンセル
信号の形態)に合わせて作製された後付けタイプのIC
C装置は、異なる仕様のASCD装置に用いることがで
きないという問題がある。たとえば、図24に示すIC
C装置124は、図23のASCD装置110に用いる
ことはできるが、ASCD装置110と操作信号の形態
が異なる図25のASCD装置138には用いることが
できない。
【0012】第二の問題点 上記従来のASCD装置は、キャンセル信号の他に、運
転者がブレーキ操作を行った場合にも、定速走行制御が
解除されるようにしてある。定速走行制御が解除された
場合、運転者がASCDスイッチ回路を使って再び加
速、あるいは減速信号をASCDコントロールユニット
に入力しない限り、定速走行制御は再開されない。ま
た、上記従来の後付けタイプのICC装置も、運転者が
ブレーキ操作を行った場合に、操作信号のASCD装置
への出力を停止するようにしてある。このため、交通量
の多い道路等、ブレーキ操作を行う機会が多い道路で
は、自動追従走行制御を行うことができないという問題
がある。
【0013】第三の問題点 上記従来のASCD装置は、その殆どが、車速に比例し
た周波数の車速信号を生成する車速センサ42から出力
された車速信号を基に車速を検知している。そして、設
定車速度40〜100km/hの範囲内で定速走行制御
を行っている。後付けタイプのICC装置は、既に車両
に装備されている既存のASCD装置の機能を用いて車
速制御するものであるため、従来の後付けタイプのIC
C装置では、例えば市街地道路の渋滞時での40km/
h以下の低速走行の場合等に、自動追従走行制御を行う
ことができないという問題がある。尚、ASCD装置の
設定車速の範囲を変更することで、40km/h以下の
低速走行の場合等に、自動追従走行制御を行うことがで
きるようにすることも可能である。しかしながら、この
ためには、ASCD装置の制御ソフトの変更を行う必要
があり、ASCD装置の改造が必要となる。この改造は
装置の信頼性を著しく劣化させる可能性があり、また一
般の運転者がこの改造を行うのは不可能である。
【0014】第四の問題点 上記従来のASCD装置は、運転者によって加速信号が
入力されると、スロットルを一定の開度で開くように制
御している。したがって、上記従来のASCD装置で
は、運転者のアクセル操作のような細かいスロットル開
閉制御を行うことができない。上述したように、後付け
タイプのICC装置は、既に車両に装備されている既存
のASCD装置の機能を用いて車速制御するものである
ため、例えば、先行車が、上記一定の開度でスロットル
を開いたときの加速度より小さい加速度で走行している
場合、当該ICC装置は、加速走行と定速走行とを繰り
返しながら先行車に追従するように、自車の走行速度を
調節することになる。この加速走行と定速走行の繰り返
しによって、低い周波数の振動を誘発し、運転者に不快
感を与えるという問題がある。
【0015】第五の問題点 車間距離は自車速度に比例して大きくする必要がある。
このため、従来のICC装置では、予め設定された車間
距離と現時点での自車速度とを基に、安全な車間距離を
算出し、車間距離が前記算出した安全な車間距離となる
ような加速・減速の操作内容を、車間距離の変化を時間
で割ることで求めた自車の先行車に対する相対速度を参
照しながら決定している。あるいは、自車速度と、自車
及び先行車の車間距離と、自車の先行車に対する相対速
度と、加速・減速の各操作内容との関係を示すマップ
に、現時点での車速、車間距離及び相対速度をプロット
することで、自車速度に応じた車間距離を確保するため
に必要な操作内容を決定している。したがって、従来の
ICC装置では、操作内容の決定を迅速に行うことがで
きない、あるいは、複雑なマップを用いて操作内容を決
定しなければならないという問題がある。
【0016】本発明は、既存のASCD装置を用いて自
動追従走行制御を行う後付けタイプのICC装置が抱え
る上記様々な問題点に鑑みてなされたものである。
【0017】すなわち、本発明の第一の目的は、ASC
D装置の操作信号(加速信号、減速信号及びキャンセル
信号)の形態に関わらず、該ASCD装置に用いること
ができるICC装置を提供することにある。
【0018】本発明の第二の目的は、ブレーキ操作を行
う機会が多い道路等においても、自動追従走行制御を実
施することができるICC装置を提供することにある。
【0019】本発明の第三の目的は、ASCD装置の設
定車速度範囲外においても、当該ASCD装置を用いて
自動追従走行制御を行うことができるICC装置を提供
することにある。
【0020】本発明の第四の目的は、小さい加速度で走
行している先行車に追従する場合に、加速走行と定速走
行の繰り返しによって運転者に不快感を与えるのを防止
することができるASCD装置を用いたICC装置を提
供することにある。
【0021】本発明の第五の目的は、ASCD装置を用
いて、追従走行を行うための加速・減速等の操作内容の
決定を迅速に行うことができるICC装置を提供するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第一の態様は、運転者が指定する加速・減
速の各操作内容に応じて操作信号を生成する操作部を有
し、前記操作部で生成された操作信号が示す操作を行う
ことで車速を調節して、当該調節した車速で走行するよ
うに定速走行制御を行う定速走行装置に、前記操作信号
を入力することにより、自車が自車の前方に位置する移
動体に追従するように、追従走行制御を行う自動走行装
置であって、前記操作部で生成される操作信号の情報
が、加速・減速の各操作内容毎に記憶された記憶手段
と、自車速度を特定する情報と、自車及び自車の前方に
位置する移動体間の距離を特定する情報とを基に、自車
が前記移動体に追従するために必要な前記操作内容を判
定する判定手段と、前記判定手段で判定した操作内容に
対応する操作信号の情報を前記記憶手段から読み出し、
当該読み出した情報によって特定される操作信号を生成
する信号生成手段と、運転者に、前記操作部を用いて所
定の順番で加速・減速の各操作内容を指定するように指
示を出す告知手段と、前記操作部で、運転者が前記告知
手段での指示に従い、前記所定の順番で指定した加速・
減速の各操作内容に応じて順次生成された操作信号を、
順次検知する検知手段と、前記検知手段で順次検知した
操作信号の情報を、前記告知手段が当該操作信号を検知
した順番の際に指示した前記操作内容に対応するものと
して、当該操作信号の操作内容毎に、前記記憶手段に記
憶させる記憶制御手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0023】本発明の第二の態様は、運転者が指定する
加速・減速の各操作内容に応じて操作信号を生成する操
作部を有し、前記操作部で生成された操作信号が示す操
作を行うことで車速を調節して、当該調節した車速で走
行するように定速走行制御を行うと共に、運転者がブレ
ーキ操作を行った場合に、前記操作信号が再び生成され
るまで前記定速走行制御を停止する定速走行装置に、前
記操作信号を入力することにより、自車が自車の前方に
位置する移動体に追従するように、追従走行制御を行う
自動走行装置であって、ブレーキ操作を検知する検知手
段と、前記検知手段でブレーキ操作が検知された場合
に、前記操作信号の入力を中止して、前記追従走行制御
を停止する停止手段と、前記検知手段でブレーキ操作が
検知されてから所定時間経過後に、自車及び自車の前方
に位置する移動体間の距離が、予め車速に応じて設定さ
れた距離を確保しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で確保していると判断された場合に、前記
操作信号の入力を再開して、前記追従走行制御を再開す
る追従走行制御復帰手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0024】本発明の第三の態様は、運転者が指定する
加速・減速の各操作内容に応じて操作信号を生成する操
作部と、車速に比例した周波数の車速信号を生成する車
速信号生成手段と、前記車速信号を基に車速を検知する
車速検知手段とを有し、前記操作部で生成された操作信
号が示す操作を行うことで車速を調節し、所定速度範囲
内において、当該車速を調節した際に前記車速検知手段
で検知した車速で走行するように定速走行制御を行う定
速走行装置に、前記操作信号を入力することにより、自
車が自車の前方に位置する移動体に追従するように、追
従走行制御を行う自動走行装置であって、前記車速信号
生成手段で生成された車速信号の周波数を変調し、当該
変調された車速信号を前記車速検知手段に入力すること
により、前記車速検知手段で検知される車速を実際の車
速からシフトさせ、実際の車速が前記所定速度範囲外で
あっても追従走行制御を行えるように前記定速走行装置
を制御する制御手段を具備することを特徴とする。
【0025】本発明の第四の態様は、運転者が指定する
加速・減速の各操作内容に応じて操作信号を生成する操
作部を有し、前記操作部で生成された操作信号が示す操
作を行うことで車速を調節して、当該調節した車速で走
行するように定速走行制御を行う定速走行装置に、前記
操作信号を入力することにより、自車が自車の前方に位
置する移動体に追従するように、追従走行制御を行う自
動走行装置であって、自車速度を特定する情報と、自車
及び自車の前方に位置する移動体間の距離を特定する情
報とを基に、自車が前記移動体に追従するために必要な
前記操作内容を判定する判定手段と、自車速度を特定す
る情報と、自車及び自車の前方に位置する移動体間の距
離を特定する情報とを基に、前記移動体の加速度を算出
する加速度算出手段と、前記判定手段で判定した操作内
容に対応する操作信号として、自車の加速度が前記加速
度算出手段で算出された前記移動体の加速度と略同一と
なる信号を生成する信号生成手段と、を具備することを
特徴とする。
【0026】本発明の第五の態様は、運転者が指定する
加速・減速の各操作内容に応じて操作信号を生成する操
作部を有し、前記操作部で生成された操作信号が示す操
作を行うことで車速を調節して、当該調節した車速で走
行するように定速走行制御を行う定速走行装置に、前記
操作信号を入力することにより、自車が自車の前方に位
置する移動体に追従するように自動走行制御を行う自動
走行装置であって、自車速度を特定する情報と、自車及
び自車の前方に位置する移動体間の距離を特定する情報
とを基に、当該移動体が停止していると仮定した場合に
自車が当該移動体のある位置に到達するまでの到達時間
と、自車の当該移動体に対する相対速度とを算出する算
出手段と、自車及び自車の前方に位置する移動体間の到
達時間と、自車の当該移動体に対する相対速度と、加速
・減速の各操作内容との関係を示すマップを有し、前記
算出手段で算出した到達時間及び相対速度に対応する加
速・減速の各操作内容を前記マップから選択すること
で、必要な操作内容を判定する判定手段と、前記判定手
段で判定した操作内容に対応する操作信号を生成する信
号生成手段と、を具備することを特徴とする。
【0027】上記本発明の第五の態様において、前記マ
ップは、自車及び自車の前方に位置する移動体間の距離
を表す軸と、自車の当該移動体に対する相対速度を表す
軸とが、各々予め設定された到達時間を示すポイントと
相対速度0を示すポイントで互いに直交した座標系を有
し、少なくとも第三象限に、減速を示す操作内容が割り
当てられていることが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一実施形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0029】先ず、本実施形態のICC装置によって行
われる追従走行制御を概念的に説明する。
【0030】図1は本実施形態のICC装置を用いて行
われる追従走行制御を概念的に説明するための図ある。
【0031】図1に示すように、本実施形態のICC装
置1は、自車4に装備された既存のASCD装置5を利
用して追従走行制御を行う、所謂後付けタイプのもので
ある。ここで、ASCD装置5は、運転者により入力さ
れた操作信号に基づいて、エンジン41の出力を調整
し、当該調整した際の車速で走行するように定速走行制
御を行う装置である。操作信号には、スロットルを所定
開度開けて車両を加速させるための加速信号、スロット
ルを閉じて車両を減速させるための減速信号、およびA
SCD装置5による定速走行制御を解除するキャンセル
信号の三種類がある。
【0032】本実施形態のICC装置1では、車速セン
サ42によって検知された自車4の速度を特定する情報
と、レーダ装置20によって検知された自車4及び先行
車6間の距離を特定する情報とを基に、自車4が先行車
6に追従するために必要な操作内容(加速操作又は減速
操作)を判定し、当該判定した操作内容に応じた操作信
号をASCD装置5に入力する。このようにすること
で、自動追従走行制御を行う。本実施形態のICC装置
1のような、所謂後付けタイプのICC装置では、運転
者が既に所有している既存のASCD装置の機能を有効
に利用することができるので、ICC装置のコストを安
くすることができるという利点がある。
【0033】次に、本実施形態のICC装置1を用いて
自動追従走行を実現するための車両システムについて説
明する。
【0034】図2は本実施形態のICC装置1を用いて
自動追従走行を実現するための車両システムの概略構成
図である。図2において、41はエンジン、42は車速
に比例したパルス周波数の車速信号を出力する車速セン
サ、43はスロットル、44はオートマチック・トラン
スミッション、45はオートマチック・トランスミッシ
ョン44を制御するA/Tコントロールユニット、46
は駆動輪、47はアクセルペダル、48はブレーキペダ
ル、49はブレーキペダル48の動きを検知してブレー
キ信号を出力するブレーキ検知センサ、61はステアリ
ング・ホイール、62はスピードメータ等を備えたメー
タパネルである。図2に示す車両システムでは、これ等
の構成に加えて、ASCD装置5と、本実施形態である
ICC装置1とが装備された構成となっている。
【0035】ASCD装置5は、図2に示すように、A
SCDコントロールユニット52と、スロットル操作装
置54と、ASCD装置5に電源を投入するためのAS
CDパワースイッチ56と、ASCD装置5に操作信号
を入力するためのASCDコントロールスイッチ57
と、ASCD装置5による制御が行われているか否かを
運転者に知らせるためのASCDステータスランプ58
とを備えている。ここで、ASCDコントロールスイッ
チ57は、スロットル43を所定開度開けて車両を加速
させる加速信号を入力するためのレジューム・アクセル
スイッチ57aと、スロットルを閉じて車両を減速させ
る減速信号を入力するためのセット・コーストスイッチ
57bと、ASCD装置5による制御を解除するキャン
セル信号を入力するためのキャンセルスイッチ57cと
を有する。
【0036】ここで、ASCD装置5による定速走行制
御について説明する。
【0037】運転者がASCDパワースイッチ56をオ
ンにして、ASCD装置5に電源を投入し、その後、ア
クセルペダル47を操作して車両を所望の車速で走行さ
せ、車速が所望の速度になったときにセット・コースト
スイッチ57bを押すと、ASCDコントロールユニッ
ト52は、セット・コーストスイッチ57bが押された
際に車速センサ42から出力された車速信号によって特
定される車速を記憶し、当該記憶した車速で定速走行す
るように、定速走行制御を開始する。ASCDコントロ
ールユニット52は、車速センサ42から逐次送られて
くる車速信号によって特定される車速と、当該記憶した
車速とを比較する。そして、車速センサ42の車速信号
によって特定される車速が、当該記憶した車速より遅い
場合は、スロットル43を所定開度開くように、スロッ
トル操作装置54に制御信号を送信する。これを受け
て、スロットル操作装置54は、当該制御信号を受信し
ている間、スロットル43を所定開度開ける。また、車
速センサ42の車速信号によって特定される車速が、当
該記憶した車速より速い場合は、スロットル43を閉じ
るように、スロットル操作装置54に制御信号を送信す
る。これを受けて、スロットル操作装置54は、当該制
御信号を受信している間、スロットル43を閉じる。こ
れにより、運転者は、アクセルペダル47を操作しなく
ても、所望の車速で定速走行することができる。
【0038】また、ASCD装置5は、定速走行制御が
行われている状態で、運転者がASCDコントロールス
イッチ57のレジューム・アクセルスイッチ57aを押
すと、加速信号がASCDコントロールユニット52に
入力され、これを受けて、ASCDコントロールユニッ
ト52が、スロットル操作装置54に、スロットル43
を所定開度開くように制御信号を送信する。スロットル
操作装置54は、当該制御信号を受信している間、スロ
ットル43を所定開度開ける。そして、ASCDコント
ロールユニット52は、運転者がレジューム・アクセル
スイッチ57aを離した際に車速センサ42から出力さ
れた車速信号によって特定される車速を記憶し、当該記
憶した車速で定速走行するように、定速走行制御を開始
する。
【0039】また、ASCD装置5は、定速走行制御が
行われている状態で、運転者がASCDコントロールス
イッチ57のセット・コーストスイッチ57bを押す
と、減速信号がASCDコントロールユニット52に入
力され、これを受けて、ASCDコントロールユニット
52が、スロットル操作装置54に、スロットル43を
閉じるように制御信号を送信する。スロットル操作装置
54は、当該制御信号を受信している間、スロットル4
3を閉じる。そして、ASCDコントロールユニット5
2は、運転者がセット・コーストスイッチ57bを離し
た際に車速センサ42から出力された車速信号によって
特定される車速を記憶し、当該記憶した車速で定速走行
するように、定速走行制御を開始する。
【0040】さらに、ASCD装置5は、定速走行制御
が行われている状態で、運転者がASCDコントロール
スイッチ57のキャンセルスイッチ57bを押すと、キ
ャンセル信号がASCDコントロールユニット52に入
力され、これを受けて、ASCDコントロールユニット
52が、定速走行制御を一時停止する。また、ブレーキ
検知センサ49のブレーキ信号を受信した場合も、同様
に、ASCDコントロールユニット52が定速走行制御
を一時停止する。定速走行制御の一時停止は、運転者が
レジューム・アクセルボタン57aを押すことで、解除
される。
【0041】次に、本実施形態であるICC装置1につ
いて詳しく説明する。
【0042】図3は本実施形態であるICC装置の概略
構成図、図4は図3に示す操作パネルの概略構成図、図
5は図3に示すマイコンの概略機能ブロック図である。
【0043】本実施形態のICC装置1は、図2及び図
3に示すように、操作パネル10と、レーダ装置20
と、ICCコントロールユニット30と、電源40とを
備えている。
【0044】操作パネル10は、運転者の指令をICC
コントロールユニット30へ送信したり、ICCコント
ロール30から送信された情報を運転者に知らせるため
のものである。操作パネル10は、図4に示すように、
自車と先行車との車間距離や相対速度、あるいはICC
装置1の制御状態(加速中、減速中等)を表示するため
のディスプレイ11と、自車が先行車との関係で好まし
くない状態にある場合に警報を発生するためのスピーカ
12と、ICC装置に電源を投入するためのICCパワ
ースイッチ13と、ICC装置1による追従走行制御を
可能な状態にするためのICCスイッチ14と、予め設
定した自車及び先行車間の車間距離を調節するための調
節スイッチ15と、ディスプレイ11の表示情報を切り
替える表示切替えスイッチ16と、スピーカ12の音量
を調節するための音量調節スイッチ17と、操作信号の
チューニングを行うためのチューニングスイッチ18と
を有する。ここで、チューニングとは、本実施形態のI
CC装置1と共に車両に装備されているASCD装置5
の操作信号(加速信号、減速信号、キャンセル信号)の
形態を記憶するための作業を意味する。尚、チューニン
グについては後述する。
【0045】レーダ装置20は、自車と自車の前方に位
置する先行車との車間距離を検知するためのものであ
る。レーダ装置20は、電波レーダ装置やレーザーレー
ダ装置等、測距可能なレーダ装置であればどのようなも
のであってもよい。
【0046】ICCコントロールユニット30は、図3
に示すように、複数の接続端子311〜313を有する接
続端子群31と、接続端子群31の接続端子数と同じ数
のチャンネルを有する多チャンネルA/Dコンバータ3
2と、接続端子群31の接続端子数と同じ数のチャンネ
ルを有する多チャンネルD/Aコンバータ33と、多チ
ャンネルD/Aコンバータ33の出力電圧レベルが該コ
ンバータ33の各出力端子に接続された信号線のインピ
ーダンスに影響を受けるのを防止するアンプ34と、ア
ンプ34の出力側に逆電流が流れ込むのを防止するダイ
オード35と、マイコン36とを備えている。
【0047】接続端子群31は、ICCコントロールユ
ニット30を、ASCDコントロールユニット52に入
力される操作信号(加速信号、減速信号、キャンセル信
号)の信号線と接続するためのものである。従来の技術
で述べたように、ASCD装置の操作信号である加速信
号、減速信号、およびキャンセル信号は、製造メーカー
等の違いによって形態が異なる場合がある。このため、
ICCコントロールユニット30を、操作信号の形態に
かかわらず、すべてのASCD装置の操作信号が伝送さ
れる信号線と接続することができるようにするために
は、加速信号、減速信号及びキャンセル信号が各々異な
る信号線上を伝送される場合を想定して、接続端子群3
1を3つの接続端子で構成することが好ましい。代表的
なASCD装置である図23に示すASCD装置110
及び図25に示すASCD装置138のいずれにおいて
も、操作信号が伝送される信号線と接続することができ
るようにするためには、少なくとも2つの接続端子が必
要である。
【0048】多チャンネルA/Dコンバータ32は、各
チャンネルが接続端子群31を構成する複数の接続端子
311〜313各々と接続されている。多チャンネルA/
Dコンバータ32は、入力端子に入力されたアナログ信
号をデジタル信号に変換して、当該アナログ信号が入力
された入力端子に対応する出力端子に出力する。
【0049】多チャンネルD/Aコンバータ33は、各
チャンネルが、アンプ34及びダイオード35を介し
て、接続端子群31を構成する複数の接続端子311
313各々と接続されている。多チャンネルD/Aコン
バータ33は、入力端子に入力されたデジタル信号をア
ナログ信号に変換して、当該デジタル信号が入力された
入力端子に対応する出力端子に出力する。
【0050】マイコン36は、ICC装置1による追従
走行制御に必要な様々な処理を行うためのものである。
マイコン36は、図5に示すように、送受信部361
と、記憶部362と、操作判定部363と、制御部36
4と、制御復帰判定部365とを有する。尚、操作判定
部363、制御部364及び制御復帰判定部365での
処理は、マイコン36内蔵のメモリ等に格納されたプロ
グラムにより、ソフトウエア的に処理される。
【0051】送受信部361は、多チャンネルA/Dコ
ンバータ32を介して送られてきたASCD装置5の操
作信号、車速センサ42の車速信号、レーダ装置20か
ら出力された、自車と自車の前方に位置する先行車との
車間距離を特定する信号、操作パネル10からの信号、
および、ASCD装置5の制御状態を示す信号(ブレー
キ検知センサ49のブレーキ信号、ASCDパワースイ
ッチ56のオン・オフ状態を示す信号及びASCDステ
ータスランプの点滅を示す信号)を受信する。また、A
SCD装置5の操作信号を、多チャンネルD/Aコンバ
ータ33に送信する。
【0052】記憶部362は、ASCD装置5の操作信
号を特定する情報を、加速信号、減速信号及びキャンセ
ル信号の各操作内容毎に記憶する。尚、ASCD装置5
の操作信号を特定する情報の記憶部362への記憶は、
後述するチューニングによって行われる。
【0053】操作判定部363は、自車が、自車の前方
に位置する先行車に対して、安全な車間距離を確保しな
がら追従するために必要な操作内容(加速操作又は減速
操作)を判定するためのものである。操作判定部363
は、算出部363aと、マップ363bと、操作内容決
定部363cとを有する。
【0054】算出部363aは、車速センサ42から出
力された車速信号と、レーダ装置20から出力された自
車及び先行車の車間距離を特定する信号とを基に、当該
先行車が停止していると仮定した場合に、自車が当該先
行車のある位置に到達するまでの到達時間(以下、該到
達時間を車間時間という)と、当該先行車の自車に対す
る相対速度とを算出する。
【0055】尚、車間時間は、次式で求めることができ
る。
【0056】車間時間=車間距離/自車速度 また、相対速度は、次式で求めることができる。
【0057】 相対速度=−(車間距離−t秒後の車間距離)/t秒 マップ部363bには、自車及び先行車の車間時間と、
先行車の自車に対する相対速度と、加速・減速の各操作
内容との関係を示すマップが格納されている。図6にマ
ップ部363bに格納されているマップを示す。このマ
ップは、縦軸:相対速度、横軸:車間時間であって、
(車間時間=DS,相対速度=0)を原点とする座標系
で表示されている。ここで、車間時間DSとは、運転者
がICCスイッチ14をオンにした時点、即ち本実施形
態のICC装置1による追従走行制御が開始された時点
での車間時間である。そして、自車及び先行車の車間時
間を、運転者がICCスイッチ14をオンにした時点で
の車間時間とするために必要な操作内容を、この座標系
の所定の領域に割り当てている。
【0058】図6において、第三象限(車間時間<DS
且つ相対速度<0の領域)は、減速領域が割り当てられ
ている。車間時間<DS且つ相対速度<0の場合、自車
及び先行車の車間距離が、運転者がICCスイッチ14
をオンにした時点での車間距離(以下、目標車間距離と
いう)より短くなっており、且つ自車が先行車に近づく
傾向にあるので、このままでは車間距離が目標車間距離
より更に短くなる。そこで、この場合は、減速操作を行
わせるために、第三象限に減速領域を割り当てている。
特に、第三象限のうち、車間時間≦DAの領域又は相対
時間≦VAの領域は、運転者が自らの判断でブレーキ操
作を行う必要がある領域として、警報領域を割り当てて
いる。
【0059】また、第一象限(車間時間>DS且つ相対
速度>0の領域)は、一部を除いて加速領域が割り当て
られている。車間時間>DS且つ相対速度>0の場合、
自車及び先行車の車間距離が目標車間距離より長くなっ
ており、且つ自車が先行車から離れる傾向にあるので、
このままでは更に車間距離が長くなる。そこで、この場
合は、加速操作を行わせるために、第一象限に加速領域
を割り当てている。ただし、第一象限のうち、原点(車
間時間=DS,相対速度=0)近傍の領域に加速領域を
割り当てると、算出部で算出された車間時間及び相対速
度が、第一象限と第三象限との間を行き来して、加速と
減速とが繰り返されるおそれがある。そこで、本実施形
態では、第一象限のうち、車間時間≦DLL1且つ相対速
度≦VHL1の領域に、加速操作及び減速操作のいずれも
行わない領域、即ち定速領域を割り当てている。
【0060】第二象限(車間時間>DS且つ相対速度<
0の領域)は、一部を除いて、加速操作及び減速操作の
いずれも行わない領域である定速領域が割り当てられて
いる。車間時間>DS且つ相対速度<0の場合、自車及
び先行車の車間距離が目標車間距離より長くなってお
り、且つ自車が先行車に近づく傾向にあるので、このま
まいけば、車間距離が目標車間距離に近づく。そこで、
この場合は、加速操作及び減速操作のいずれも行わない
ようにするために、即ち定速走行を行わせるために、第
二象限に定速領域を割り当てている。ただし、車間距離
が目標車間距離よりかなり長く、且つ相対速度が0に近
いマイナスの場合、車間距離が目標車間距離に近づくに
はかなりの時間を要すると考えられる。そこで、本実施
形態では、第二象限のうち、車間時間≧DLL2且つ相対
速度≦VLLの領域に、加速領域を割り当てている。
【0061】第四象限(車間時間<DS且つ相対速度>
0の領域)は、一部を除いて、加速操作及び減速操作の
いずれも行わない領域である定速領域が割り当てられて
いる。車間時間<DS且つ相対速度>0の場合、自車及
び先行車の車間距離が目標車間距離より短くなってお
り、且つ自車が先行車から離れる傾向にあるので、この
ままいけば、車間距離が目標車間距離に近づく。そこ
で、この場合は、加速操作及び減速操作のいずれも行わ
ないようにするために、即ち定速走行を行わせるため
に、第二象限に定速領域を割り当てている。ただし、車
間距離が目標車間距離よりかなり短く、且つ相対速度が
0に近いプラスの場合、車間距離が目標車間距離に近づ
くにはかなりの時間を要すると考えられる。そこで、本
実施形態では、第四象限のうち、車間時間≦DSL且つ相
対速度≦VHL2の領域に、減速領域を割り当てている。
【0062】尚、図6に示すマップの各領域のしきい値
は、運転者が適宜設定変更できるようにしてもよい。
【0063】操作内容決定部363は、算出部363a
で算出した現時点での車間時間DR及び相対速度VRを、
マップ部363bに格納されたマップにプロットするこ
とで、必要な操作内容を判定する。たとえば、図6に示
すように、算出部363aで算出した現時点での車間時
間DR及び相対速度VRが、0<DR<DLL2、VR<0の
場合、プロット点は定速領域に位置するので、加速操作
及び減速操作のいずれも行わない。
【0064】制御部364は、マイコン36の各構成要
素を統括的に制御する。たとえば、後述するチューニン
グによって、ASCD装置5の操作信号を特定する情報
を記憶部362に記憶させる。また、操作判定部363
で判定した操作内容に対応する操作信号の情報を記憶部
362から読み出して、送受信部361に送信する。ま
た、送受信部361で受信したASCD装置5の制御状
態を示す信号(ブレーキ検知センサ49のブレーキ信
号、ASCDパワースイッチ56のオン・オフ状態を示
す信号及びASCDステータスランプの点滅を示す信
号)を基に、操作判定部363での処理等を一時停止す
る。さらに、後述する制御復帰判定部365からの指令
に基づき、一時停止した操作判定部363での処理等を
再開させる。また、制御部364は、送受信部361を
介して送られてくるASCD装置5の操作信号を特定す
る情報を監視して、運転者がASCDコントロールスイ
ッチ57を操作して操作信号をASCDコントロールユ
ニット52に入力している場合に、ICC装置1で生成
された操作信号がASCDコントロールユニット52に
入力されることがないように制御する。
【0065】制御復帰判定部365は、制御部364に
より、操作判定部363での処理等が一時停止された場
合に、所定時間経過後に、所定条件を満たしているか否
かを判定する。そして、所定条件を満たしていると判定
した場合は、一時停止した操作判定部363での処理等
を再開させるように、制御部364に指令を出す。
【0066】次に、本実施形態であるICC装置1の動
作について説明する。
【0067】先ず、ASCD装置5の操作信号(加速信
号、減速信号、キャンセル信号)を特定する情報を記憶
するための処理であるチューニングについて説明する。
尚、このチューニング処理は、ICC装置1を車両に取
付けた際に最初の初期設定で行うようにする。
【0068】図7はチューニング処理の開始手順を説明
するためのフロー図、図8はチューニング処理を説明す
るためのフロー図である。
【0069】図7において、マイコン36の制御部36
4は、送受信部361を介して送られてきた操作パネル
10からの信号を検知して(ステップ1001)、チュ
ーニングスイッチ18が押されたか否かを判断する(ス
テップ1002)。チューニングスイッチ18が押され
ていない場合は、チューニングスイッチ18が押される
まで待ち、チューニングスイッチ18が押された場合
は、ステップ1003に移行して、図8に示すチューニ
ング処理を実行する。
【0070】先ず、制御部364は、操作パネル10の
ディスプレイ11又はスピーカ12を用いて、運転者に
ASCDコントロールスイッチ57のセット・コースト
スイッチ57bを押すように知らせる(ステップ100
4)。次に、制御部364は、送受信部361を介して
送られてきたASCDコントロールスイッチ57からの
信号を検知したか否かを判断する(ステップ100
6)。信号の入力を検知していない場合は、検知するま
で待ち、信号の入力を検知した場合は、ステップ100
7に移行する。ステップ1007では、制御部364
は、ステップ1006の処理で検知した信号を、セット
・コーストスイッチ57bが押された時の信号、即ち減
速信号として、当該信号の形態を記憶部362に記憶さ
せる。具体的には、ステップ1006で検知した信号が
マイコン36の接続端子群31のうち、どの接続端子3
1〜313に入力されたか否かを検出する。また、ステ
ップ1006で検知した信号の電圧を検出する。そし
て、ステップ1006で検知した信号の入力先となる接
続端子311〜313を特定する情報と、当該信号の電圧
値を特定する情報とを、減速信号を特定する情報として
記憶部362に記憶させる。
【0071】次に、制御部364は、操作パネル10の
ディスプレイ11又はスピーカ12を用いて、運転者に
ASCDコントロールスイッチ57のレジューム・アク
セルスイッチ57bを押すように知らせる(ステップ1
008)。次に、制御部364は、送受信部361を介
して送られてきたASCDコントロールスイッチ57か
らの信号を検知したか否かを判断する(ステップ101
0)。信号の入力を検知していない場合は、検知するま
で待ち、信号の入力を検知した場合は、ステップ101
1に移行する。ステップ1011では、制御部364
は、ステップ1010の処理で検知した信号を、レジュ
ーム・アクセルスイッチ57aが押された時の信号、即
ち加速信号として、当該信号の形態を記憶部362に記
憶させる。具体的には、ステップ1010で検知した信
号がマイコン36の接続端子群31のうち、どの接続端
子311〜313に入力されたか否かを検出する。また、
ステップ1010で検知した信号の電圧を検出する。そ
して、ステップ1010で検知した信号の入力先となる
接続端子311〜313を特定する情報と、当該信号の電
圧値を特定する情報とを、加速信号を特定する情報とし
て、記憶部362に記憶させる。
【0072】次に、制御部364は、操作パネル10の
ディスプレイ11又はスピーカ12を用いて、運転者に
ASCDコントロールスイッチ57のキャンセルスイッ
チ57cを押すように知らせる(ステップ1012)。
次に、制御部364は、送受信部361を介して送られ
てきたASCDコントロールスイッチ57からの信号を
検知したか否かを判断する(ステップ1014)。信号
の入力を検知していない場合は、検知するまで待ち、信
号の入力を検知した場合は、ステップ1015に移行す
る。ステップ1015では、制御部364は、ステップ
1014の処理で検知した信号を、キャンセルスイッチ
57cが押された時の信号、即ちキャンセル信号とし
て、当該信号の形態を記憶部362に記憶させる。具体
的には、ステップ1014で検知した信号がマイコン3
6の接続端子群31のうち、どの接続端子311〜313
に入力されたか否かを検出する。また、ステップ101
4で検知した信号の電圧を検出する。そして、ステップ
1014で検知した信号の入力先となる接続端子311
〜313を特定する情報と、当該信号の電圧値を特定す
る情報とを、加速信号を特定する情報として、記憶部3
62に記憶させる。その後、このフローは終了する。
【0073】ここで、図8に示すフローによって記憶部
362に記憶される加速信号、減速信号及びキャンセル
信号の各形態について説明する。
【0074】先ず、本実施形態のICC装置1を図23
に示すASCD装置110に適応した場合について説明
する。図9は本実施形態のICC装置1を図23に示す
ASCD装置110に適応した様子を示す図である。
【0075】図9では、ASCDスイッチ回路112の
操作信号が伝送される信号線120a、120bを、そ
れぞれ接続端子群31の接続端子312、313に接続し
た例を示している。この場合、記憶部362には、加速
信号、減速信号及びキャンセル信号の各形態の情報が、
以下のように記憶される。
【0076】加速信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子312 信号の電圧値:電源118の電圧値 減速信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子313 信号の電圧値:電源118の電圧値 キャンセル信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子312、313 信号の電圧値:電源118の電圧値 次に、本実施形態のICC装置1を図25に示すASC
D装置138に適応した場合について説明する。図10
は本実施形態のICC装置1を図25に示すASCD装
置138に適応した様子を示す図である。
【0077】図10では、ASCDスイッチ回路140
の操作信号が伝送される信号線142を、接続端子群3
1の接続端子312に接続した例を示している。この場
合、記憶部362には、加速信号、減速信号及びキャン
セル信号の各形態の情報が、以下のように記憶される。
【0078】加速信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子312 信号の電圧値:電源118の電圧値を所定の抵抗分割比
で分圧した値 減速信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子312 信号の電圧値:電源118の電圧値を、加速信号とは異
なる抵抗分割比で分圧した値 キャンセル信号 信号の入力先となる接続端子:接続端子312 信号の電圧値:電源118の電圧値を、加速信号及び減
速信号とは異なる抵抗分割比で分圧した値 このように、本実施形態では、チューニング処理によ
り、ASCD装置の各操作信号(加速信号、減速信号及
びキャンセル信号)を特定する情報が、記憶部362に
記憶される。したがって、本実施形態によれば、記憶部
362に記憶された各操作信号を特定する情報を用い
て、各操作信号を生成することにより、ASCD装置の
各操作信号の形態に関わらず、当該ASCD装置を利用
して追従走行制御を行うことができる。
【0079】次に、追従走行制御を行うための処理につ
いて説明する。
【0080】図11は本実施形態による追従走行制御の
開始手順を説明するためのフロー図、図12は本実施形
態による追従走行制御での処理を説明するためのフロー
図である。
【0081】図11において、マイコン36の制御部3
64は、送受信部361を介して送られてきた操作パネ
ル10からの信号を検知して、ICCスイッチ14がオ
ンになっているか否かを判断する(ステップ200
1)。ICCスイッチ14がオフの場合は、ICCスイ
ッチ14がオンになるまで待ち、ICCスイッチ14が
オンの場合は、ステップ2002に移行する。ステップ
2002では、操作判定部363は、車速センサ42か
ら出力された車速信号と、レーダ装置20から出力され
た自車及び先行車の車間距離を特定する信号とを基に、
ICCスイッチ14がオンになった時点での車間時間D
Sを算出し、算出した車間時間DSを基に、図6に示すよ
うなマップを作成して、マップ部363bに格納する。
その後、ステップ2003に移行して、図12に示す追
従走行制御のフローを実行する。ステップ2004で
は、制御部364は、ICCスイッチ14がオフになっ
ているか否かを判断する。オフになっている場合は、ス
テップ2001に移行して、ICCスイッチ14がオン
になるのを待ち、オンになっている場合は、ステップ2
003に移行して、図12に示す追従走行制御を再び実
行する。
【0082】次に、図12に示す追従走行制御のフロー
について説明する。先ず、マイコン36の制御部364
は、レーダ装置20から出力された自車及び先行車の車
間距離を特定する信号を基に、所定距離内に先行車がい
るか否かを判断する(ステップ)。これは、追従しよう
としている先行車が右折等して、前方からいなくなった
場合を考慮したものである。先行車がいる場合は、ステ
ップ2006に移行する。一方、先行車がいない場合
は、現時点での車速で定速走行するように、定速モード
を選択する(ステップ2010)。
【0083】ステップ2006では、操作判定部363
の算出部363aは、車速センサ42から出力された車
速信号と、レーダ装置20から出力された自車及び先行
車の車間距離を特定する信号とを基に、現時点での車間
時間DRと相対速度VRとを算出する。次に、操作判定部
363の操作内容決定部363は、ステップ2006で
算出した車間時間DR及び相対速度VRを、マップ部36
3bに格納したマップにプロットして、プロットしたポ
イントがマップのどの領域に属するか否かで、走行モー
ドを選択する(ステップ2007)。プロットしたポイ
ントが加速領域に属する場合は、加速モードを選択する
(ステップ2008)。プロットしたポイントが減速領
域に属する場合は、減速モードを選択する(ステップ2
009)。そして、プロットしたポイントが定速領域に
属する場合は、定速モード(ステップ2010)を選択
する。
【0084】加速モード(ステップ2008)では、制
御部364は、記憶部362から加速信号を特定する情
報を読み出し、当該情報によって特定される電圧値の信
号が、当該情報によって特定される接続端子群31の接
続端子311〜313上に出力されるように、所定の信号
を送受信部361に出力する。これを受けて、本実施形
態のICC装置1に接続されているASCD装置5は、
車両を加速させるようにスロットル43を制御する。
【0085】減速モード(ステップ2009)では、制
御部364は、記憶部362から減速信号を特定する情
報を読み出し、当該情報によって特定される電圧値の信
号が、当該情報によって特定される接続端子群31の接
続端子311〜313上に出力されるように、所定の信号
を送受信部361に出力する。これを受けて、本実施形
態のICC装置1に接続されているASCD装置5は、
車両を減速させるようにスロットル43を制御する。ま
た、操作判定部363は、ステップ2007でマップに
プロットしたポイントが警報領域に属するか否かを判断
し(ステップ2011)、属する場合には制御部364
に警報を鳴らすべき旨の指令を出す。これを受けて、制
御部364は、操作パネル10に対して、スピーカ12
を鳴らすように指令を出す(ステップ2012)。
【0086】定速モード(ステップ2010)では、制
御部364は、ICC装置1が当該ICC装置1に接続
されているASCD装置5に対して、加速信号又は減速
信号を出力している場合、これ等の信号の出力を停止す
るように動作する。これを受けて、ASCD装置5は、
車両が、加速信号又は減速信号の入力が停止された時点
での車速で走行するように、定速走行制御を行う。
【0087】このように、本実施形態では、自車及び先
行車の車間時間と、自車の先行車に対する相対速度と、
加速・減速の各操作内容との関係を示すマップに、現時
点での車間時間DR及び相対速度Vrをプロットするこ
とで、必要な操作内容を判定している。したがって、本
実施形態によれば、自車速度に応じた車間距離を確保す
るために必要な操作内容を、迅速に選択することができ
る。
【0088】また、従来のICC装置のように、自車速
度と、自車及び先行車の車間距離と、自車の先行車に対
する相対速度と、加速・減速の各操作内容との関係を示
すマップに、現時点での車速、車間距離及び相対速度を
プロットすることで、自車速度に応じた車間距離を確保
するために必要な操作内容を選択する場合に比べ、簡単
なマップを用いて操作内容を選択することができる。
【0089】次に、一時停止した追従走行制御を再開さ
せる場合の動作について説明する。
【0090】上述したように、ASCD装置5のASC
Dコントロールユニット52は、ASCDスイッチ回路
57のキャンセル信号を検知した場合や、ブレーキ検知
センサ49のブレーキ信号を検知した場合、定速走行制
御が解除されるようにしてある。定速走行制御が解除さ
れた場合、定速走行制御を再開させるためには、運転者
がASCDスイッチ回路57のレジューム・アクセルス
イッチ57aを押してやる必要がある。また、本実施形
態のICC装置1も、ASCDスイッチ回路57のキャ
ンセル信号を検知した場合や、ブレーキ検知センサ49
のブレーキ信号を検知した場合に、操作信号のASCD
装置への出力を停止して、追従走行を一時停止するよう
にしてある。このため、交通量の多い道路等、ブレーキ
操作を行う機会が多い道路では、自動追従走行制御を利
用できなくなるおそれがある。そこで、本実施形態のI
CC装置1では、一定条件下において一時停止した追従
走行制御を再開させるようにしている。図13は本実施
形態による追従走行制御が一時停止した場合に、追従走
行制御を再開させる場合の処理を説明するためのフロー
図である。このフローは、図12に示す追従走行制御で
の処理が実行されているときに、ASCDスイッチ回路
57のキャンセル信号、またはブレーキ検知センサ49
のブレーキ信号を検知した場合に実行される。
【0091】先ず、マイコン36の制御復帰判定部36
5は、キャンセルフラグをセットし、その後、図12に
示すフローの実行を一時停止する(ステップ201
3)。次に、制御復帰判定部365は、操作パネル10
に対して、ICC装置1による制御が一時停止されるべ
き旨を知らせるために、スピーカ12を鳴らすように指
令を出す(ステップ2014)。
【0092】次に、制御復帰判定部365は、図示して
いないスロットル開度センサ等を用いて、運転者がアク
セルペダル47を踏んだか否かを判断する(ステップ2
015)。アクセルペダル47を踏んだ場合には、運転
者がICC装置1による追従走行制御を再開させたいと
考えられる。この場合は、所定条件下で追従走行制御を
再開させるため、ステップ2018に移行する。一方、
アクセルペダル47を踏んでいない場合は、ステップ2
016へ移行する。
【0093】ステップ2016では、制御復帰判定部3
65は、ASCDスイッチ回路57からの加速信号を検
知したか否かを判断する。加速信号を検知した場合、即
ち運転者がレジューム・アクセルスイッチ57aを押し
た場合、運転者はICC装置1による追従走行制御を再
開させたいと考えられる。この場合は、所定条件下で追
従走行制御を再開させるため、ステップ2018に移行
する。一方、加速信号を検知していない場合は、ステッ
プ2017へ移行する。
【0094】ステップ2017では、制御復帰判定部3
65は、ステップ2013でキャンセルフラグをセット
してから所定時間経過したか否かを判断する。所定時間
経過していない場合は、ステップ2015に移行する。
一方、所定時間経過した場合には、運転者がICC装置
1による追従走行制御を再開させるための操作(アクセ
ルペダル47又はレジューム・アクセルスイッチ57b
の操作)をしていない場合でも、所定条件下で追従走行
制御を再開させるため、ステップ2018に移行する。
【0095】ステップ2018では、制御復帰判定部3
65は、レーダ装置20から出力された自車及び先行車
の車間距離を特定する信号を基に、先行車が好ましくな
車間距離にあるか否かを判断する。ここで、好ましく
ない車間距離とは、車速に応じて予め設定された距離で
ある。好ましくない車間距離にある場合は、ICC装置
1による追従走行制御を再開させるべきではないものと
する。この場合は、ステップ2024に移行して、IC
Cスイッチ14がオフになっているか否かを判断する。
オフになっていない場合はステップ2045へ戻り、オ
フになっている場合は、ICC装置による追従走行制御
を停止したままこのフローを終了する。一方、先行車が
好ましくない車間距離にない場合は、ステップ2019
に移行する。
【0096】ステップ2019では、制御復帰判定部3
65は、レーダ装置20から出力された信号を基に、所
定距離内に静止した物体があるか否かを判断する。所定
距離内に静止した物体がある場合は、ICC装置1によ
る追従走行制御を再開させるべきではない。この場合
は、ステップ2024に移行して、ICCスイッチ14
がオフになっているか否かを判断する。オフになってい
ない場合はステップ2045へ戻り、オフになっている
場合は、ICC装置による追従走行制御を停止したまま
このフローを終了する。一方、所定距離内に静止した物
体がない場合は、ステップ2020に移行する。
【0097】ステップ2020では、制御復帰判定部3
65は、ステップ2013でセットしたキャンセルフラ
グをリセットする。次に、操作パネル10に対して、一
時停止された追従走行制御が再開されるべき旨を知らせ
るために、スピーカ12を鳴らすように指令を出す(ス
テップ2021)。その後、図12に示すフローに復帰
する(ステップ2022)。
【0098】このように、本実施形態では、ASCDス
イッチ回路57のキャンセル信号又はブレーキ検知セン
サ49のブレーキ信号を検知して、図12に示す追従走
行制御を停止した場合に、所定時間経過後、所定条件下
において、運転者が所定の操作(アクセルペダル47又
はレジューム・アクセルスイッチ57bの操作)をして
いない場合でも、追従走行制御を再開させている。した
がって、本実施形態によれば、交通量の多い道路等、ブ
レーキ操作を行う機会が多い道路において、効率よく自
動追従走行制御を行うことができる。
【0099】次に、本発明の第二実施形態について説明
する。
【0100】図14は本実施形態のICC装置1aを用
いて自動追従走行を実現するための車両システムの概略
構成図、図15は図14に示すICC装置1aの車速変
調装置80の機能ブロック図である。尚、図14におい
て、図2に示す第一実施形態のものと同一の機能を有す
るものには、同一の符号を付すことにより説明を省略す
る。
【0101】本実施形態のICC装置1aが第一実施形
態のICC装置1と異なる点は、車速センサ42で生成
された車速信号の周波数を変調してASCD装置5のA
SCDコントロールユニット52に入力する車速信号変
調装置80を設けた点である。その他の構成は第一実施
形態のICC装置1と同じである。
【0102】車速信号変調装置80は、ASCD装置5
において定速走行能な車速度を拡張するために設けられ
たものである。従来の技術で述べたように、ASCD装
置は、その殆どが車速センサから出力された、車速に比
例した周波数の車速信号を基に車速を検知している。そ
して、予め設定された車速範囲(40km/h〜100
km/h程度)内で定速走行制御を行っている。このた
め、既に車両に装備されているASCD装置の機能を利
用して追従走行制御を行う後付けタイプのICC装置で
は、ASCD装置の設定車速範囲内でしか追従走行制御
を行うことができない。そこで、本実施形態では、車速
信号変調装置80で車速センサ42の車速信号を変調し
てASCD装置5に入力することにより、実際の車速が
ASCD装置5の設定車速範囲外のときでも、当該範囲
内で走行しているようにASCD装置5に判断させてい
る。
【0103】車速信号変調装置80は、図15に示すよ
うに、車速信号の周期を計測する車速信号周期計測部8
2と、車速信号周期計測部82で計測した車速信号の周
期から車速信号の変調後の周期を算出する変調周期演算
部84と、変調周期演算部84で求めた周期の車速信号
を生成して、ASCD装置5に入力する変調車速信号発
生部86と、を備えている。車速信号変調装置80に
は、例えばマイコンが用いられる。
【0104】変調周期演算部84は、次式に基づいて、
変調後の車速信号周期を算出する。
【0105】 T1=C/(((C/T2)−α)×(γ-β)/(δ−α)+β)・・・式1 ここで、αはICC装置1aで制御する下限の車速、δ
はICC装置1で制御する上限の車速、βはASCD装
置5で設定可能な下限の車速、γはASCD装置5で設
定可能な上限の車速である。また、T2 は車速信号周期
計測部82で計測した車速信号の周期(sec)、Cは
車速センサ42によって定まる係数である。車速をV
(Km/h)とすると、T2=C/Vの関係がある。
【0106】ASCD装置5の設定車速範囲(定速走行
制御を行う範囲)が40km/h〜120km/hであ
る場合、車速10km/hで定速走行するためには、車
速センサ42の車速信号の周期を1/4以下にして、車
速40km/h以上を示す車速信号をASCD装置5に
入力し、ASCD装置5に40km/h以上で走行して
いるものと判断させる必要がある。但し、車速信号の周
期を1/4以下に場合、車速が30km/hのときに車
速120km/h以上を示す車速信号がASCD装置5
に入力されてしまい、車速30km/h以上での定速走
行ができなくなってしまう。したがって、車速120k
m/hで定速走行するためには、車速センサ42の車速
信号を変調することなくASCD装置5に入力して、A
SCD装置5に120km/h以上で走行しているもの
と判断させる必要がある。すなわち、任意の車速範囲で
追従走行を行うことができるようにするためには、車速
に応じて変調の度合いを変える必要がある。車速信号変
調装置80では、上記の式1を用いて車速センサ42の
車速信号を変調することにより、任意の車速範囲で追従
走行を行うことができるようにしている。
【0107】たとえば、式1において、C=2.5、α
=10km/h、β=40km/h、γ=120km/
h、δ=120km/hとした場合、車速センサ42か
ら出力される車速信号の周期と、車速信号変調装置80
で変調された車速信号の周期とは、図16に示すような
関係になる。すなわち、図16に示す関係となるよう
に、車速信号を変調することにより、設定車速範囲40
km/h〜120km/hのASCD装置5を用いて、
車速範囲10km/h〜120km/hで自動追従走行
を行うことが可能となる。尚、変調周期演算部84にお
いて、式1を用いて変調後の周期を求める代わりに、図
16に示すようマップを用いて変調後の周期を求めても
よい。
【0108】次に、本発明の第三実施形態について説明
する。
【0109】図17は本実施形態であるICC装置のI
CCコントロールユニットに用いるマイコンの機能ブロ
ック図、図18は本実施形態による加速度の制御方法を
説明するための図である。
【0110】本実施形態のICC装置が第一実施形態の
ICC装置1と異なる点は、ICCコントロールユニッ
トに、図5に示すマイコン36に代えて図17に示すマ
イコン36aを用いた点である。その他の構成は第一実
施形態のICC装置1と同様であるので、その説明を省
略する。
【0111】図17に示すマイコン36aが図5に示す
マイコン36と異なる点は、デューティ判定部367を
設けた点、および制御部364に代えて制御部364a
を用いた点である。その他の構成は、図5に示すマイコ
ン36と同様である。
【0112】デューティ判定部367は、操作判定部3
63で判定された操作内容(加速操作又は減速操作)を
行う際に、最適な加速度を得られるようにするために、
所定周期で出力する加速・減速信号のデューティを判定
するためのものである。ASCD装置5は、ASCDコ
ントロールユニット54に加速信号が入力されている
間、スロットル操作装置54によってスロットル開度を
一定開度開くことで加速する。したがって、ASCD装
置5によって加速するときの加速度は、スロットル操作
装置54のスロットル設定開度によって定まるものであ
り、運転者が調整することは不可能である。すなわち、
ASCD装置5により加速する場合は一種類の加速度し
か選択できない。このため、既に車両に装備されている
ASCD装置の機能を利用して追従走行制御を行う後付
けタイプのICC装置では、図18(a)に示すよう
に、先行車が上記一種類の加速度より小さい加速度で走
行している場合、加速走行と定速走行とを繰り返しなが
ら先行車に追従するように、自車の走行速度を調節する
ことになる。この加速走行と定速走行の繰り返しによっ
て、低い周波数の振動を誘発し、運転者に不快感を与え
てしまう。そこで、本実施形態では、図18(b)に示
すように、加速信号を、運転者に不快感を与えない程度
の短い周期でon/offすると共に、この際のデュー
ティを先行車の加速度に応じて変えることで、最適な加
速・減速度を得られるようにしている。
【0113】デューティ判定部367は、算出部367
aと、マップ部367bと、デューティ決定部367c
とを有する。算出部367aは、車速センサ42から出
力された車速信号と、レーダ装置20から出力された自
車及び先行車の車間距離を特定する信号とを基に、自車
の加速度と、先行車の加速度とを算出する。尚、自車、
先行車の加速度は、それぞれ自車、先行車の速度を時間
で微分することで求めることができる。また、先行車の
速度は、自車速度に、先行車の自車に対する相対速度を
加えることで求めることができる。先行車の自車に対す
る相対速度は、操作判定部363の算出部363aで求
めたものを用いればよい。
【0114】マップ部367bには、図19に示すよう
な、加速度と、所定周期で出力される加速信号及び減速
信号のデューティとの関係を示すマップが記憶されてい
る。この関係は、スロットル開度、車両重量、エンジン
パワー等により決定される。ここで、所定周期で出力さ
れる加速・減速信号のデューティと、加速度との関係に
ついて説明する。先ず、加速信号のデューティと加速度
との関係について説明する。図21は加速信号のデュー
ティと加速度との関係を説明するための図である。尚、
図21(b)の加速度(1)〜(4)は、それぞれ、図
21(a)の加速信号(1)〜(4)でASCD装置5
を制御した場合の車両の加速度を示している。
【0115】加速信号(4)のように、加速信号を入力
し続けた場合、加速度(4)に示すように、車両は一定
の加速度で加速する。一方、加速信号(1)〜(3)の
ように、加速信号を所定周期のパルス信号にした場合、
加速度(1)〜(3)に示すように、加速信号(4)よ
り緩やかな加速度を得ることができる。また、加速信号
(1)〜(3)のようにデューティーを変更すること
で、スロットルが開いている時間が変化するため、加速
度の大きさを変更することができる。
【0116】次に、減速信号のデューティと負の加速度
(以下、減速度ともいう)との関係について説明する。
図22は減速信号のデューティと減速度との関係を説明
するための図である。尚、図22(b)の減速度(1)
〜(3)は、それぞれ、図21(a)の減速信号(1)
〜(3)でASCD装置5を制御した場合の車両の減速
度を示している。
【0117】減速信号(3)のように、減速信号を入力
し続けた場合、減速度(3)に示すように、車両は一定
の減速度で減速する。しかしながら、減速信号(1)、
(2)のように、減速信号を所定周期のパルス信号にし
た場合、減速度(1)、(2)に示すように、減速信号
(3)より緩やかな減速度を得ることができる。また、
減速信号(1)、(2)のようにデューティーを変更す
ることで、スロットルが開いている時間が変化するた
め、減速度の大きさを変更することができる。
【0118】デューティ決定部367cは、算出部36
7aで算出した自車及び先行車の加速度と、マップ部3
67bに格納されたマップとを用いて、所定周期で出力
する加速信号又は減速信号のデューティを決定する。
【0119】制御部364aは、操作判定部363で判
定された操作内容に対応する信号の情報を記憶部362
から読み出し、当該読み出した情報によって特定される
信号を、デューティ判定部367で判定したデューティ
で、且つ所定周期で出力するように動作する。その他の
動作は図5の制御部364と同じである。
【0120】次に、本実施形態において、先行車に追従
するために最適な加速度を得るための処理について説明
する。
【0121】図20は本実施形態において、先行車に追
従するために最適な加速度を得るための処理を説明する
ためのフロー図である。尚、このフローは、図12に示
すフローのステップ2008(加速モード)、およびス
テップ2009(減速モード)において実行される。
【0122】先ず、算出部367は、自車と先行車との
加速度を算出する(ステップ3001)。次に、デュー
ティ決定部367cは、図12に示すステップ2007
において、今回選択された走行モードが、前回選択され
た走行モードと同じであるか否かを判定する(ステップ
3002)。尚、図12に示すフローは、図11に示す
ステップ2003が実行される毎に繰り返し処理され
る。今回選択された走行モードが前回選択された走行モ
ードと同じでない場合、例えば前回が定速モードで今回
が加速モードであるような場合は、ステップ3003に
移行し、今回選択された走行モードが前回選択された走
行モードと同じ場合、例えば前回、今回両方とも加速モ
ードであるような場合は、ステップ3004に移行す
る。
【0123】ステップ3003では、デューティ決定部
367cは、マップ部367bに格納されたマップか
ら、ステップ3001で算出した先行車の加速度に対応
するデューティを選択し、当該選択したデューティを制
御部364aに出力する。これを受けて制御部364a
は、図12に示すステップ2007で選択された走行モ
ードに対応する操作信号(加速モードの場合は加速信
号、減速モードの場合は減速信号)の情報を、記憶部3
62から読み出し、当該読み出した情報によって特定さ
れる信号を、所定周期且つステップ3003で選択した
デューティで出力するように動作する(ステップ300
9)。
【0124】一方、ステップ3004では、ステップ3
001で算出された自車の加速度がステップ3001で
算出された先行車との加速度より所定値以上大きいか否
かを判断する。所定値以上大きくない場合はステップ3
006に移行する。一方、所定値以上大きい場合は、よ
り適した加速度で追従走行できるようにするために、自
車の加速度が1ランク低くなるようなデューティを設定
し、当該設定したデューティを制御部364aに出力す
る(ステップ3005)。これを受けて、制御部364
aは、図12に示すステップ2007で選択された走行
モードに対応する操作信号(加速モードの場合は加速信
号、減速モードの場合は減速信号)の情報を、記憶部3
62から読み出し、当該読み出した情報によって特定さ
れる信号を、所定周期且つステップ3005で設定した
デューティで出力するように動作する(ステップ300
9)。
【0125】ステップ3006では、ステップ3001
で算出された自車の加速度がステップ3001で算出さ
れた先行車との加速度より所定値以上小さいか否かを判
断する。所定値以上小さい場合は、より適した加速度で
追従走行できるようにするために、自車の加速度が1ラ
ンク高くなるようなデューティを設定し、当該設定した
デューティを制御部364aに出力する(ステップ30
07)。これを受けて、制御部364aは、図12に示
すステップ2007で選択された走行モードに対応する
操作信号(加速モードの場合は加速信号、減速モードの
場合は減速信号)の情報を、記憶部362から読み出
し、当該読み出した情報によって特定される信号を、所
定周期且つステップ3007で設定したデューティで出
力するように動作する(ステップ3009)。
【0126】一方、ステップ3006で、所定値以上小
さくないと判断された場合は、現時点での自車の加速度
が先行車の加速度に近い値であることを意味しているの
で、図20に示すフローで、前回選択されたデューティ
を設定する(ステップ3008)。これを受けて、制御
部364aは、図12に示すステップ2007で選択さ
れた走行モードに対応する操作信号(加速モードの場合
は加速信号、減速モードの場合は減速信号)の情報を、
記憶部362から読み出し、当該読み出した情報によっ
て特定される信号を、所定周期且つステップ3008で
設定したデューティで出力するように動作する(ステッ
プ3009)。
【0127】本実施形態によれば、上記の構成により、
小さい加速度で走行している先行車に追従する場合に、
加速走行と定速走行の繰り返しによって運転者に不快感
を与えるのを防止することができる。
【0128】尚、本実施形態では、図12に示すステッ
プ2007において、今回選択された走行モードが、前
回選択された走行モードと同じない場合にのみ、マップ
部367bに格納されたマップを用いてデューティを決
定し、同じ場合は自車の加速度と先行車の加速度とを比
較してデューティを決定するものについて説明したが、
今回選択された走行モードが前回選択された走行モード
と同じ場合であっても、マップを用いてデューティを決
定するようにしてもよい。
【0129】また、本実施形態では、所定周期で出力さ
れる加速・減速信号のデューティを変えることで、自車
の加速・減速度を調節するものについて説明したが、本
発明はこれに限定されるものではない。所定パルス幅で
出力される加速・減速信号の周期を変えることで、自車
の加速・減速度を調節するようにしてもよい。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一の態
様によれば、ASCD装置の操作信号(加速信号、減速
信号及びキャンセル信号)の形態に関わらず、該ASC
D装置に用いることができる。
【0131】また、本発明の第二の態様によれば、ブレ
ーキ操作を行う機会が多い道路等においても、自動追従
走行制御を実施することができる。
【0132】また、本発明の第三の態様によれば、AS
CD装置の設定車速度範囲外においても、当該ASCD
装置を用いて自動追従走行制御を行うことができる。
【0133】さらに、本発明の第四の態様によれば、小
さい加速度で走行している先行車に追従する場合に、加
速走行と定速走行の繰り返しによって運転者に不快感を
与えるのを防止することができる。
【0134】加えて、本発明の第五の態様によれば、A
SCD装置を用いて、追従走行を行うための加速・減速
等の操作内容の決定を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態のICC装置を用いて行
われる追従走行制御を概念的に説明するための図ある。
【図2】図1に示すICC装置を用いて自動追従走行を
実現するための車両システムの概略構成図である。
【図3】本発明の第一実施形態であるICC装置の概略
構成図である。
【図4】図3に示す操作パネルの概略構成図である。
【図5】図3に示すマイコンの概略機能ブロック図であ
る。
【図6】自車及び先行車の車間時間と、自車の先行車に
対する相対速度と、加速・減速の各操作内容との関係を
示すマップを説明するための図である。
【図7】チューニング処理の開始手順を説明するための
フロー図である。
【図8】チューニング処理を説明するためのフロー図で
ある。
【図9】本発明の第一実施形態のICC装置を図23に
示すASCD装置に適応した様子を示す図である。
【図10】本発明の第一実施形態のICC装置を図25
に示すASCD装置に適応した様子を示す図である。
【図11】本発明の第一実施形態による追従走行制御の
開始手順を説明するためのフロー図である。
【図12】本発明の第一実施形態による追従走行制御で
の処理を説明するためのフロー図である。
【図13】本発明の第一実施形態による追従走行制御が
一時停止した場合に、追従走行制御を再開させる場合の
処理を説明するためのフロー図である。
【図14】本発明の第二実施形態のICC装置を用いて
自動追従走行を実現するための車両システムの概略構成
図である。
【図15】図14に示すICC装置の車速変調装置の機
能ブロック図である。
【図16】車速センサから出力される車速信号の周期
と、車速信号変調装置で変調された車速信号の周期との
関係の一例を示す図である。
【図17】本発明の第三実施形態であるICC装置のI
CCコントロールユニットに用いるマイコンの機能ブロ
ック図である。
【図18】本発明の第三実施形態による加速度の制御方
法を説明するための図である。
【図19】加速度と所定周期で出力される加速信号及び
減速信号のデューティとの関係を示すマップを説明する
ための図である。
【図20】本発明の第三実施形態において先行車に追従
するために最適な加速度を得るための処理を説明するた
めのフロー図である。
【図21】加速信号のデューティと、加速度との関係を
説明するための図である。
【図22】減速信号のデューティと、減速度との関係を
説明するための図である。
【図23】代表的なASCD装置と該ASCD装置に用
いるICC装置との概略構成図である。
【図24】図23に示す従来のICC装置の概略構成図
である。
【図25】図23に示すASCD装置とは異なる仕様の
代表的なASCD装置と、該ASCD装置に用いるIC
C装置との概略構成図である。
【図26】図25に示す従来のICC装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
1、1a ICC装置 4 自車 5 ASCD装置 6 先行車 10 操作パネル 11 ディスプレイ 12 スピーカ 13 ICCパワースイッチ 14 ICCスイッチ 15 調節スイッチ 16 表示切替えスイッチ 17 音量調節スイッチ 18 チューニングスイッチ 20 レーダ装置 30 ICCコントロールユニット 31 接続端子群 32 A/Dコンバータ 33 D/Aコンバータ 34 アンプ 35 ダイオード 36 マイコン 40 電源 41 エンジン 42 車速センサ 43 スロットル 44 オートマチック・トランスミッション 45 A/Tコントロールユニット 46 駆動輪 47 アクセルペダル 48 ブレーキペダル 49 ブレーキ検知センサ 52 ASCDコントロールユニット 54 スロットル操作装置 56 ASCDパワースイッチ 57 ASCDスイッチ回路 57a レジューム・アクセルスイッチ 57b セット・コーストスイッチ 57c キャンセルスイッチ 58 ASCDステータスランプ 61 ステアリング・ホィール 62 メータパネル 80 車速信号変調装置 82 車速信号周期計測部 84 変調周期演算部 86 変調車速信号発生部 361 送受信部 362 記憶部 363 操作判定部 363a、367a 算出部 363b、367b マップ部 363c 操作内容決定部 364 制御部 365 制御復帰判定部 367 デューティ判定部 367c デューティ決定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 一雄 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株式会社日立製作所 自動車機器事業部 内 (72)発明者 倉垣 智 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株式会社日立製作所 日立研究所内 (56)参考文献 特開 平7−225892(JP,A) 特開 平8−113058(JP,A) 特開 平5−305839(JP,A) 実開 平2−133800(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 31/00 F02D 29/02 301 G08G 1/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者が指定する加速、減速の各操作内容
    に応じて操作信号を生成する操作部と、前記操作信号が
    示す操作を行うことで車速を調節し、当該調節した車速
    で走行するように定速走行制御を行う定速走行制御部
    と、を有する定速走行装置に、接続可能に構成された、 前記定速走行制御部に、前記操作信号を入力すること
    で、自車が自車前方に位置する移動体に追従するよう追
    従走行制御を行わせる、自動走行装置であって、 前記定速走行制御部が有する操作信号の入力端子数にか
    かわらず当該入力端子の各々と接続できるように、加
    速、減速の各操作内容数分設けられた、複数の入出力端
    子と、 運転者に、前記操作部を用いて、所定の順番で加速、減
    速の各操作内容の指定を行うように指示を出す告知手段
    と、 前記告知手段での指示に従い運転手が行った各操作内容
    の指定により前記操作部から所定の順番で順次出力され
    た、加速、減速の各操作内容に応じた操作信号を、前記
    定速走行制御部が有する操作信号の入力端子に信号線を
    介して接続させたいずれかの前記入出力端子で検知する
    検知手段と、 前記告知手段での指示に従い運転手が行った各操作内容
    の指定により前記操作部から所定の順番で順次出力され
    た、加速、減速の各操作内容に応じた操作信号の各々に
    ついて、前記検知手段により当該操作信号が検知された
    入出力端子を特定する情報と当該操作信号の電圧値を特
    定する情報とを、当該操作信号に対応する操作内容に対
    応付けて記憶手段に登録する登録手段と、 自車速度を特定する情報と、自車及び自車前方に位置す
    る移動体間の距離を特定する情報とを基に、自車が前記
    移動体に追従するために必要な操作内容を判定する判定
    手段と、 前記判定手段で判定された操作内容に対応付けて前記記
    憶手段に登録されている入出力端子を特定する情報と
    圧値を特定する情報とを読み出し、当該電圧値を特定す
    る情報により特定される電圧値の信号を、前記判定され
    た操作内容に応じた操作信号として、当該入出力端子を
    特定する情報により特定される入出力端子から出力する
    ことにより、当該入出力端子に前記信号線を介して接続
    された前記定速走行制御部が有する操作信号の入力端子
    に入力する、信号生成手段と、を有することを特徴とす
    る自動走行装置。
  2. 【請求項2】運転者が指定する加速、減速の各操作内容
    に応じて操作信号を生成する操作部と、前記操作信号が
    示す操作を行うことで車速を調節し、当該調節した車速
    で走行するように定速走行制御を行うと共に、運転者が
    ブレーキ操作を行った場合は、前記操作信号が再び生成
    されるまで前記定速走行制御を停止する定速走行制御部
    と、を有する定速走行装置に、接続可能に構成された、 前記定速走行制御部に、前記操作信号を入力すること
    で、自車が自車前方に位置する移動体に追従するよう追
    従走行制御を行わせる、自動走行装置であって、 ブレーキ操作を検知する検知手段と、 前記検知手段でブレーキ操作が検知された場合に、前記
    操作信号の前記定速走行制御部への入力を中止して、前
    記追従走行制御を停止する停止手段と、 前記検知手段でブレーキ操作が検知されてから所定時間
    経過後に、自車及び自車の前方に位置する移動体間の距
    離が、予め車速に応じて設定された距離を確保している
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定手段で確保していると判断された場合に、前記
    操作信号の入力を再開して、前記追従走行制御を再開す
    る追従走行制御復帰手段と、を有することを特徴とする
    自動走行装置。
  3. 【請求項3】運転者が指定する加速、減速の各操作内容
    に応じて操作信号を生成する操作部と、車速に比例した
    周波数の車速信号を生成する車速信号生成部と、前記操
    作信号が示す操作を行うことで車速を調節し、当該調節
    後の前記車速信号が示す車速が所定速度範囲内である場
    合にのみ当該車速で走行するように定速走行制御を行う
    定速走行制御部と、を有する定速走行装置に、接続可能
    に構成された、 前記定速走行制御部に、前記操作信号を入力すること
    で、自車が自車前方に位置する移動体に追従するよう追
    従走行制御を行わせる、自動走行装置であって、 前記車速信号生成部で生成された車速信号の周波数を変
    調し、当該変調された車速信号を、前記車速信号生成部
    で生成された車速信号の代わりに、前記定速走行制御部
    に入力することにより、前記定速走行制御部が認識する
    車速を前記車速信号生成手段で生成された車速信号が示
    す実際の車速からシフトさせ、実際の車速が前記所定速
    度範囲外であっても、定速走行制御を可能として、追従
    走行制御を行えるように、前記定速走行制御部を制御す
    る制御手段を有することを特徴とする自動走行装置。
  4. 【請求項4】運転者が指定する加速、減速の各操作に応
    じて定電圧の操作信号を生成する操作部と、前記操作信
    号が示す操作内容が加速の場合はスロットル弁を所定開
    度だけ開き、減速の場合はブレーキをかけることによ
    り、車速を調節し、当該調節した車速で走行するように
    定速走行制御を行う定速走行制御部と、を有する定速走
    行装置に、接続可能に構成された、 前記定速走行制御部に、前記操作信号を入力すること
    で、自車が自車前方に位置する移動体に追従するよう追
    従走行制御を行わせる、自動走行装置であって、 自車速度を特定する情報と、自車及び自車前方に位置す
    る移動体間の距離を特定する情報とを基に、自車が前記
    移動体に追従するために必要な操作内容を判定する判定
    手段と、 前記判定手段で判定された操作内容が加速の場合、自車
    の加速度が、自車速度を特定する情報と、自車及び自車
    前方に位置する移動体間の距離を特定する情報とより求
    まる、前記移動体の加速度と略同一となるように、加速
    の操作内容を示す操作信号(前記スロットル弁を所定開
    度だけ開かせる操作信号)のパルスを、そのデューティ
    あるいは周期を制御して順次生成し、前記定速走行制御
    部に入力する信号生成手段と、を有することを特徴とす
    る自動走行装置。
  5. 【請求項5】運転者が指定する加速、減速の各操作内容
    に応じて操作信号を生成する操作部と、前記操作信号が
    示す操作を行うことで車速を調節し、当該調節した車速
    で走行するように定速走行制御を行う定速走行制御部
    と、を有する定速走行装置に、 接続可能に構成された、 前記定速走行制御部に、前記操作信号を入力すること
    で、自車が自車前方に位置する移動体に追従するよう追
    従走行制御を行わせる、自動走行装置であって、 自車速度を特定する情報と、自車及び自車の前方に位置
    する移動体間の距離を特定する情報とを基に、当該移動
    体が停止していると仮定した場合に自車が当該移動体の
    ある位置に到達するまでの到達時間と、自車の当該移動
    体に対する相対速度とを算出する算出手段と、 自車及び自車の前方に位置する移動体間の到達時間と自
    車の当該移動体に対する相対速度を軸とした、適用すべ
    き加速、減速の各操作内容を示す2次元マップを有し、
    前記算出手段で算出した到達時間及び相対速度に対応す
    る加速、減速の各操作内容を前記2次元マップから選択
    することで、必要な操作内容を判定する判定手段と、 前記判定手段で判定した操作内容に対応する操作信号を
    生成し、前記定速走行制御部に入力する信号生成手段
    と、を有することを特徴とする自動走行装置。
JP23387496A 1996-09-04 1996-09-04 自動走行装置 Expired - Fee Related JP3229215B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23387496A JP3229215B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 自動走行装置
US08/923,414 US6360158B1 (en) 1996-09-04 1997-09-04 Intelligent cruise control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23387496A JP3229215B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 自動走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1076867A JPH1076867A (ja) 1998-03-24
JP3229215B2 true JP3229215B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=16961927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23387496A Expired - Fee Related JP3229215B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 自動走行装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6360158B1 (ja)
JP (1) JP3229215B2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3395575B2 (ja) * 1997-06-10 2003-04-14 日産自動車株式会社 車両用追従走行制御装置
JP3395623B2 (ja) 1998-01-19 2003-04-14 株式会社日立製作所 車両の走行制御装置
JPH11348599A (ja) * 1998-06-12 1999-12-21 Mitsubishi Motors Corp 車両の走行制御装置
JP2001010373A (ja) * 1999-07-01 2001-01-16 Hitachi Ltd 自動車の走行制御装置
DE60122168T2 (de) * 2000-08-16 2007-08-23 Raytheon Company, Waltham Sicherheitsabstandsalgorithmus für ein fahrgeschwindigkeitsregelsystem
WO2002014898A2 (en) 2000-08-16 2002-02-21 Raytheon Company Near object detection system
US6657581B1 (en) 2000-08-16 2003-12-02 Raytheon Company Automotive lane changing aid indicator
WO2002021156A2 (en) 2000-09-08 2002-03-14 Raytheon Company Path prediction system and method
US6708100B2 (en) 2001-03-14 2004-03-16 Raytheon Company Safe distance algorithm for adaptive cruise control
JP2003260957A (ja) * 2002-03-11 2003-09-16 Hitachi Ltd 車間制御システム
US7159679B2 (en) * 2003-04-30 2007-01-09 Harley-Davidson Motor Company Group, Inc. Cruise control indicator
JP2006027457A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用走行制御装置
JP2006290328A (ja) * 2005-03-16 2006-10-26 Nissan Motor Co Ltd 先行車追従制御装置
US11279233B2 (en) 2005-11-17 2022-03-22 Invently Automotive Inc. Electric vehicle power management system
US11279234B2 (en) 2005-11-17 2022-03-22 Invently Automotive Inc. Vehicle power management system
US11267339B2 (en) 2005-11-17 2022-03-08 Invently Automotive Inc. Vehicle power management system
US11267338B2 (en) 2005-11-17 2022-03-08 Invently Automotive Inc. Electric vehicle power management system
US20070265759A1 (en) * 2006-05-09 2007-11-15 David Salinas Method and system for utilizing topographical awareness in an adaptive cruise control
US7778769B2 (en) * 2006-11-27 2010-08-17 International Business Machines Corporation Method and system for calculating least-cost routes based on historical fuel efficiency, street mapping and location based services
DE102006060554A1 (de) * 2006-12-21 2008-06-26 Bayerische Motoren Werke Ag Lenkrad für ein Kraftfahrzeug und Kraftfahrzeug
EP2008902B1 (en) * 2007-06-25 2010-02-24 Denso Corporation Acceleration control system
DE102008056863A1 (de) * 2008-11-12 2010-05-20 Hella Kgaa Hueck & Co. Verfahren zur Aktivierung einer automatischen Abstandsregelung
KR101168744B1 (ko) * 2008-12-03 2012-07-26 한국전자통신연구원 정속 주행 시스템 및 그 방법
WO2013014741A1 (ja) * 2011-07-25 2013-01-31 トヨタ自動車株式会社 車両制御装置
JP6402104B2 (ja) * 2012-08-16 2018-10-10 ジャガー・ランド・ローバー・リミテッドJaguar Land Rover Limited 車両速度を制御するためのシステム及び方法
US9197180B2 (en) * 2012-12-26 2015-11-24 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Audio unit mountable in personal watercraft
US9393963B2 (en) 2014-09-19 2016-07-19 Paccar Inc Predictive cruise control system with advanced operator control and feedback
KR101945809B1 (ko) * 2015-08-19 2019-02-08 엘지전자 주식회사 차량 보조 장치 및 차량
US10183684B2 (en) * 2016-03-31 2019-01-22 General Electric Company Multiple vehicle control system
CN112193247A (zh) * 2020-10-19 2021-01-08 重庆长安汽车股份有限公司 一种车辆巡航速度的控制方法及控制装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59180956U (ja) * 1983-05-23 1984-12-03 日産自動車株式会社 車両走行制御装置
JPH0438600A (ja) * 1990-06-04 1992-02-07 Mitsubishi Electric Corp 車両の走行制御装置
DE4200694B4 (de) * 1992-01-14 2004-04-29 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Geschwindigkeits- und Abstandsregelung eines Fahrzeugs
JP3569926B2 (ja) * 1993-03-03 2004-09-29 株式会社デンソー 車両走行制御装置
JP3438279B2 (ja) * 1993-05-19 2003-08-18 マツダ株式会社 自動車の車速制御装置
US5493302A (en) * 1993-10-01 1996-02-20 Woll; Jerry Autonomous cruise control
IL109332A (en) * 1994-04-18 1998-01-04 Technion Res & Dev Foundation Converter for cruise speed control system
JPH08132918A (ja) 1994-11-10 1996-05-28 Mazda Motor Corp 自動車の走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1076867A (ja) 1998-03-24
US6360158B1 (en) 2002-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3229215B2 (ja) 自動走行装置
US6658344B2 (en) Vehicle traveling control system with state display apparatus
US7337056B2 (en) Driving control apparatus
US6554090B1 (en) Automobile running control system
WO2018173966A1 (ja) 走行制御装置、車両および走行制御方法
JPH09290665A (ja) 車両の自動速度制御装置
US11383708B2 (en) Vehicle travel control apparatus
JP3832380B2 (ja) 車両の自動速度制御装置
JPH1120496A (ja) オートクルーズ制御装置
JP2006507177A (ja) 複数の駆動モードを有する速度制御器
US20110106364A1 (en) Device for speed control and distance control in motor vehicles
KR20010022822A (ko) 차량 속도를 제어하는 방법 및 장치
JP2004123081A (ja) 車両の追従走行装置
JP3728985B2 (ja) 車両走行制御装置
JP2020152317A (ja) 車両走行制御装置
JP3194753B2 (ja) 車両用走行制御装置
JP2021109558A (ja) 車両走行制御装置
JP3237435B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP2000118369A (ja) 車両用走行制御装置
JP3433554B2 (ja) 自動車の走行制御装置
JPH0211452B2 (ja)
JP3233122B2 (ja) 車間距離調整機能を備えた定速走行制御装置
JP3521777B2 (ja) オートクルーズ制御装置及び記録媒体
JP3564334B2 (ja) 車両用運転支援装置
JPS5870320A (ja) 自動車速制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees