JP3227663B2 - 車両用スライドドア装置 - Google Patents

車両用スライドドア装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機を用いて車
体側部のスライドドアを開閉する車両用スライドドア装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】坂道で停車した場合、下り坂であれば、
スライドドアの開閉負荷は開時に大きく、閉時に小さく
なり、また、上り坂であれば、開閉負荷は開時に小さ
く、閉時に大きくなる。
【0003】従来、このような負荷の変化に対処すべ
く、車両に傾斜センサーを搭載し、ドアを開閉駆動する
電動機への供給電力を傾斜センサーからの信号に基づい
て制御するようにしたものが知られている(特開平5-10
4950号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のもので
は、傾斜センサーを用いる関係でコストが高くなる不具
合がある。本発明は、以上の点に鑑み、坂道におけるス
ライドドアの開閉負荷の変化に傾斜センサーといった特
別のセンサーを用いずに対処し得るようにした車両用ス
ライドドア装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、電動機を用いて車体側部のスライドドアを開
閉する装置において、電動機に流れる電流に基づいてス
ライドドアの開閉負荷を判別する負荷判別手段と、負荷
判別手段の判別結果に基づいて、高負荷の場合には電力
が更に大となり、低負荷の場合には電力が更に小となる
ように、電動機への供給電力を制御する制御手段とスラ
イドドアのドアノブへの操作力を検出する検出手段とを
設け、前記負荷判別手段による開閉負荷の高低の判別基
準値を検出手段で検出された操作力に応じて、操作力の
増加に伴い判別基準値が大きくなるように変更してい
る。
【0006】 坂道におけるスライドドアの開閉負荷の変
化に応じて電動機に流れる電流も変化する。そして、本
発明によれば、電動機に流れる電流に基づいてスライド
ドアの開閉負荷が判別されて、電動機への供給電力が制
御されるため、傾斜センサーといった特別のセンサーを
用いずに坂道におけるスライドドアの開閉負荷の変化に
対処でき、コストダウンを図れる。
【0007】 ところで、ドアノブに手を掛けてスライド
ドアを開閉する際に電動機でパワーアシストすることが
あり、この場合はドアノブへの操作力が小さいときにア
シスト力を大きくし、操作力が大きいときはアシスト力
を小さくして、ドア開閉力が全体として一定になるよう
にすることが望ましい。ここで、本発明によれば、操作
力が小さいときは電動機に流れる電流が比較的小さくて
も高負荷と判別されて、電動機への供給電力が増加さ
れ、また、操作力が大きいときは電動機に流れる電流値
が比較的大きくても低負荷と判別されて、電動機への供
給電力が減少されるため、上記要望に適合する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1を参照して、1は車体側部に
設けたスライドドアを示し、車体のドア開口の上縁部と
下縁部とに取付けたアッパーレール2とロアレール3と
にスライドドア1を前後動自在に支持させると共に、車
体にドア開口の後縁部から後方にのびるセンターレール
4を取付け、該センターレール4に、図2に示す如く、
スライドドア1に連杆1aを介して連結されるスライダ
5を前後動自在に係合させ、該スライダ5を、センター
レール4に沿って電動機6により循環駆動されるように
配設した無端状のベルト7に結合し、かくて電動機6に
よりベルト7とスライダ5とを介してスライドドア1を
開閉駆動し得るようにした。尚、前記各レール2,3,
4の前端は車体内方に湾曲しており、スライドドア1を
前方の閉じ側に移動したとき、スライドドア1が内方に
押し込まれるようにしている。
【0009】 図3に明示する如く、ベルト7には多数の
孔7aが等ピッチで形成されており、電動機6により駆
動される駆動プーリ8の周面にベルト7の孔7aに係合
する突起8aを形成すると共に、ベルト7を駆動プーリ
8との間に挟むピンチプーリ9を設けて、電動機6によ
り滑りを生ずることなくベルト7を駆動し得るようにし
ている。図中10はガイドプーリ、11はテンショナー
であり、該テンショナー11は、ばね11aで付勢され
るシーソー杆11bの両端にベルト7の表側と裏側とに
当接する1対のテンションプーリ11c,11cを取付
けて構成されている。
【0010】 スライダ5には、センターレール4の下壁
4aに当接するローラ5aと、センターレール4の上壁
に形成した上方への凹入部4bに係合する前後1対のロ
ーラ5b,5bとが取付けられている。そして、ベルト
7の両端を無端状に連結する結束具12に係合する結合
子13を設けて、該結合子13に前後1対の孔13a,
13aを形成し、該両孔13a,13aにスライダ5の
前記1対のローラ5b,5bの軸ピン5c,5cを嵌合
させて、スライダ5をベルト7に結合している。
【0011】 センターレール4は、図4に示す如く、車
体のサイドパネルアウタ14に凹設した凹溝部14aに
装着されており、センターレール4やベルト7を目隠し
するために、凹溝部14aをガーニッシュ15で覆って
いる。そして、スライダ5にガーニッシュ15の下側の
隙間を通して外方に突出する舌片状の連結部5dを突設
し、該連結部5dにスライドドア1に固定した連杆1a
を枢着している。
【0012】 また、スライドドア1にはドアノブ16が
取付けられている。ドアノブ16は、図5に示す如く、
前後に揺動自在に枢支され、図外のばねで前後方向中間
の中立位置(図示の位置)に弾性的に保持されている。
ドアノブ16を後方(図面で右方)に揺動させると、ド
アノブ16に一端を枢着したロッド17を介してドアラ
ッチが解除され、スライドドア1が開放可能となる。ま
た、ドアノブ16にレバー18aを介して係合するポテ
ンショメータ18が設けられており、ポテンショメータ
18によりドアノブ16の揺動を検出し得るようにして
いる。
【0013】 電動機6は、図6に示す如く、マイクロコ
ンピュータから成るコントローラ19で制御されるよう
になっており、該コントローラ19に車室内の適所に配
置したドア開閉スイッチ20からの信号と前記ポテンシ
ョメータ18からの信号とを入力し、ドア開閉スイッチ
20からの開信号またはポテンショメータ18からのド
アノブ16の後方への揺動信号が入力されたとき、電動
機6をスライドドア1の開方向に駆動し、ドア開閉スイ
ッチ20からの閉信号またはポテンショメータ18から
のドアノブ1の前方への揺動信号が入力されたとき、電
動機6をスライドドア1の閉方向に駆動するようにして
いる。
【0014】 また、 電動機6に流れる電流値を検出する
電流センサー25と、検出された電流値に基づいてスラ
イドドア1の開閉負荷を判別する負荷判別器26とを設
け、該判別器26での判別結果をコントローラ19に入
力している。
【0015】 コントローラ19は、図に示す如く、ド
ア開閉スイッチ20又はポテンショメータ18からの信
号の入力で電動機6を駆動してスライドドア1を開閉す
る際(S31)、負荷判別器26での判別結果を読み込
み(S32)、その判別結果に基づいて、高負荷の場合
には電力が更に大となり、低負荷の場合には電力が更に
小となるように、電動機6への供給電力を制御する(S
33)。
【0016】 ところで、ドアノブ16への操作力による
スライドドア1の開閉を電動機6でパワーアシストする
場合、操作力が小さいときはアシスト力を大きくし、操
作力が大きいときはアシスト力を小さくして、ドア開閉
力が全体として一定になるようにすることが望ましい。
ここで、ドアノブ16を中立位置に弾性的に保持してお
けば、ドアノブ16の中立位置からの揺動角はドアノブ
16への操作力に比例することになり、ドアノブ16の
揺動角を検出するポテンショメータ18で操作力を検出
できる。そこで、実施形態では、ポテンショメータ1
8の信号を負荷判別器26に入力し、パワーアシストを
行う場合には図に示すテーブルを用いて高負荷か低負
荷かの判別を行うようにした。即ち、高負荷の判別基準
値と低負荷の判別基準値とを夫々操作力の増加に応じて
大きくなるように設定し、操作力が小さいときは電動機
6に流れる電流値が比較的小さくても高負荷と判別し
て、電動機6への供給電力を増加し、また、操作力が大
きいときは電動機6に流れる電流値が比較的大きくても
低負荷と判別して、電動機6への供給電力を減少させる
ようにした。
【0017】 尚、ドア開閉スイッチ20からの信号によ
り電動機6だけでスライドドア1を開閉する際は、高負
荷の判別基準値と低負荷の判別基準値とを夫々一定に設
定して、負荷判別を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置を具備する車両の一例の側面図
【図2】 図1のII-II線截断面図
【図3】 スライドドアの駆動機構部分の斜視図
【図4】 図1のIV-IV線截断面図
【図5】 ドアノブ部分の斜視図
【図6】 本発明装置の制御系の実施形態のブロック図
【図7】 上記実施形態の制御フロー図
【図8】 上記実施形態での負荷判別に用いるテーブル
を示す図
【符号の説明】
1 スライドドア 6 電動機16 ドアノブ 18 ポテンショメ
ータ 19 コントローラ 25 電流センサー 26 負荷判別器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 5/06 E05F 15/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動機を用いて車体側部のスライドドア
    を開閉する装置において、電動機に流れる電流に基づい
    てスライドドアの開閉負荷を判別する負荷判別手段と、
    負荷判別手段の判別結果に基づいて、高負荷の場合には
    電力が更に大となり、低負荷の場合には電力が更に小と
    なるように、電動機への供給電力を制御する制御手段
    と、スライドドアのドアノブへの操作力を検出する検出
    手段とを設け、前記負荷判別手段による開閉負荷の高低
    の判別基準値を、検出手段で検出された操作力に応じ
    て、操作力の増加に伴い判別基準値が大きくなるように
    変更することを特徴とする車両用スライドドア装置。
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