JP3464342B2 - ドアの駆動制御装置 - Google Patents

ドアの駆動制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動系中にベルト
等の可撓性部材が備えられたドアの駆動制御装置に係
り、特に、自動車用のドアの開閉のために用いて好適な
ドアの駆動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のスライドドアの駆動系として
は、駆動プーリと従動プーリとの間に、開閉可能なドア
に連動するベルト等の可撓性部材を掛け渡し、前記駆動
プーリを駆動することにより、前記可撓性部材を介して
前記ドアを自動的に開閉させる構成のものが知られてい
る。
【0003】このようなドアの駆動系において、モータ
の駆動力によってドアを自動的に開閉させる場合、その
ドアのスムーズな開閉を実現するためには、可撓性部材
に充分な張力を付与することが必要となる。そのため、
可撓性部材に張力を付与する張力付与手段としてのテン
ショナーが備えられている。
【0004】従来、このようなテンショナーは、プーリ
を一定のスプリング力によって可撓性部材に押し付ける
ことにより、その可撓性部材に一定の張力を付与する構
成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、手動によっ
てドアを開閉する場合、そのドアに連動する可撓性部材
は、テンショナーによって一定の張力が付与されたまま
となるため、その可撓性部材の移動抵抗がドアに掛か
り、その分、ドアの開閉のために大きな操作力が必要と
なるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、ドアの自動的な開閉をス
ムーズなものとしつつ、そのドアの手動による開閉操作
力を軽減させることができるドアの駆動制御装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のドアの駆動制御
装置は、駆動プーリと従動プーリとの間に、開閉可能な
ドアに連動する可撓性部材を掛け渡し、前記駆動プーリ
を駆動することにより、前記可撓性部材を介して前記ド
アを自動的に開閉させるドアの駆動制御装置において、
前記可撓性部材に張力を調整可能に付与する張力付与手
段と、前記ドアを自動的に開閉させるときに前記張力付
与手段によって付与される前記可撓性部材の張力を増大
させ、かつ前記ドアを手動によって開閉させるときに前
記張力付与手段によって付与される前記可撓性部材の張
力を減少させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】(第1の実施形態)図1から図7は、本発
明の第1の実施形態を説明するための図であり、本例
は、図1のような自動車におけるスライドドア1の駆動
制御装置としての適用例である。そのドア1は車体の前
後方向に開閉される。
【0010】ドア1は、図2、図3および図4のような
駆動ユニット10によって開閉駆動されるようになって
いる。駆動ユニット10は、ステップパネル11に組み
込まれており、図示しないモータによって駆動される駆
動プーリ12と従動プーリ13、14との間に可撓性部
材としてのベルト15が掛け渡され、そのベルト15
に、ブラケット16を介してドア1が連結されている。
ドア1はガイドレール17によってスライド可能にガイ
ドされ、そのガイドレール17の湾曲部分17Aに沿う
ように、ガイドブラケット18によってベルト15がガ
イドされている。そして、駆動プーリ12が一方向に回
転駆動されることにより、ベルト15を介してドア1が
自動的に開動され、また駆動プーリ12が他方向に回転
駆動されることにより、ベルト15を介してドア1が自
動的に閉動されるようになっている。また、ドア1を手
動によって開閉操作するときは、ドア1の開閉に応じて
ベルト15が移動し、駆動プーリ12、従動プーリ1
3、14が従動回転して、ドア1の手動による開閉操作
が許容されるようになっている。
【0011】図4において20は張力付与手段としての
可動式テンショナーであり、本例の場合は、駆動プーリ
12と従動プーリ13との間のベルト15の部位、およ
び駆動プーリ12と従動プーリ14との間のベルト15
の部位のそれぞれに対して、計2組備えられている。テ
ンショナー20には、図5に示すように、ステップパネ
ル11側の定位置の軸線Oを中心として矢印A1、A2
方向に回動可能なアーム21が備えられており、そのア
ーム21の先端に回転自在に軸支されたプーリ22をベ
ルト15に押し付けることによって、そのベルト15に
張力を付与するようになっている。軸線O上には扇形の
ウオームホイール23が回動可能に備えられ、そのウオ
ームホイール23には、アーム21の矢印A1、A2方
向の回動限位置を規制するための第1、第2のストッパ
ー23A、23Bが突出成形されている。
【0012】また、アーム21の基端部にはコイルスプ
リング24の一端(図5中上側の端部)が係止され、そ
のコイルスプリング24の他端(図5中下側の端部)は
ウオームホイール23に係止されている。コイルスプリ
ング24は、その弾性復元力によって、ウオームホイー
ル23に対してアーム21を矢印A1方向に付勢する。
ウオームホイール23には、可逆転モータ(テンショナ
ー用駆動モータ)25の出力軸に取り付けられたウオー
ム26が噛合しており、モータ25が一方向に回転する
ことによりウオームホイール23が矢印A1方向に回動
し、モータ25が他方向に回転することによりウオーム
ホイール23がA2方向に回動するようになっている。
さらに、図6(a)のように、ベルト15を挟んでプー
リ22と対向する定位置にはベルトガイド27が設けら
れている。
【0013】本例の場合、モータ25は、図7中のコン
トローラー30によって制御される。図7において31
は、前述した駆動ユニット10の駆動プーリ12を駆動
するためのドア用駆動モータである。また32は、モー
タ31の駆動力によってドア1を自動的に開閉させると
きに操作されるドア開閉用操作スイッチであり、ドア1
を開動させるときに操作される開動操作スイッチ部と、
ドア1を閉動させるときに操作される閉動操作スイッチ
部が備えられている。
【0014】次に、作用について説明する。
【0015】コントローラー30は、操作スイッチ32
の開動操作スイッチ部が操作されたときに、ドア1を開
動させるべく、モータ31により駆動プーリ12を一方
向に回転駆動させ、また操作スイッチ32の閉動操作ス
イッチ部が操作されたときに、ドア1を閉動させるべ
く、モータ31により駆動プーリ12を他方向に回転駆
動させる。さらに、コントローラー30には、このよう
な制御に関連してテンショナー20を制御する制御手段
が構成されている。以下、テンショナー20の制御を
「ドアの手動開閉時の制御」、「ドアの自動開閉時の制
御」、「ドアの制動時の制御」に分けて説明する。
【0016】「ドアの手動開閉時の制御」操作スイッチ
32が操作されないときは、図6(a)のように、モー
タ25の他方向の回転によりウオームホイール23を矢
印A2方向に回動させ、その第1のストッパー23Aに
よりアーム21を矢印A2方向に回動させて、プーリ2
2をベルト15から離間させた位置に待機させておく。
したがって、ドア1を手動によって開閉操作するとき、
テンショナー20は図6(a)のような待機状態のまま
となってベルト15に張力を付与せず、その分、ドア1
の手動による開閉操作力が軽減されることになる。
【0017】「ドアの自動開閉時の制御」操作スイッチ
32が操作されて、前述したようにドア1が自動的に開
閉されるときは、図6(b)のように、モータ25の一
方向の回転によりウオームホイール23を矢印A1方向
に回動させ、プーリ22をベルト15に押し付けて、ベ
ルト15に適度の張力を付与する。その際、ウオームホ
イール23の矢印A1方向の回動量に応じて、コイルス
プリング24からアーム21に作用する矢印A1方向の
付勢力が増大するため、そのモータ25の回転量に応じ
て適度な張力がベルト15に付与できることになる。
【0018】テンショナー20は、このように適度の張
力をベルト15に付与することにより、ドア1の追従性
を向上させ、ドア1の脈動の発生を防止して、自動的な
開閉をスムーズなものとする。また、ベルト15の図6
(b)中上下方向の振れは、コイルスプリング24によ
って吸収されることになる。
【0019】そして、ドア用駆動モータ31が停止し
て、ドア1の自動的な開閉が停止したときは、モータ2
5が他方向に回転して、テンショナー20が図6(a)
の待機状態に戻る。
【0020】ところで、このようにドア1の自動開閉時
に、ベルト15に張力を付与させるべくテンショナー2
0を制御する際、その制御の開始および終了のタイミン
グは、操作スイッチ32が操作された時点、またはドア
用駆動モータ31が駆動された時点を基準とし、それら
の時点と同時あるいは若干の時間差をもつように設定す
ることができる。
【0021】「ドアの制動時の制御」例えば、坂道に停
車している場合、開かれたままのドア1は、その自重に
よってドア用駆動モータ31を強制的に回転させつつ不
用意に開閉してしまうおそれがある。このような場合、
必要に応じて、図6(c)のように、モータ25の一方
向の回転によりウオームホイール23を矢印A1方向に
回動限位置まで回動させる。これにより、第2のストッ
パー23Bがアーム21を矢印A1方向に強制的に回動
させ、プーリ22をベルト15に強力に押し付けて、ベ
ルト15に強い張力を付与する。さらに、そのプーリ2
2とワイヤガイド27との間にてベルト15を強く挟
む。
【0022】これらの結果、ベルト15の移動抵抗が増
大し、それがドア1の制動力となって、坂道などにおけ
るドア1の不用意な開閉を防止することになる。
【0023】(第2の実施形態)図8は、本発明の第2
の実施形態を説明するための図であり、本例は、ベルト
15の駆動系中にクラッチ33が介在している場合の適
用例である。そのクラッチ33は、ドア用駆動モータ3
1に連動して機能し、ドア1を自動的に開閉させるべく
モータ31が駆動されるときに、ベルト15の駆動系を
形成すべく接続状態となり、モータ31の停止により遮
断状態となる。
【0024】本例の場合は、ドア1を自動的に開閉させ
るべくクラッチ33が接続状態となる前に、図6(b)
のようにテンショナー20を作動させて、ベルト15に
適度な張力を付与し、またドア1の自動的な開閉を停止
させるべくクラッチ33が遮断状態となった後に、図6
(a)のようにテンショナー20を待機状態とする。こ
のように、テンショナー20を制御することにより、前
述した実施形態の場合と同様に、ドア1を自動的に開閉
させるときには、その開閉をスムーズなものとし、かつ
ドア1を手動によって開閉操作するときには、その操作
力を軽減することになる。
【0025】ところで、このようにドア1の自動開閉時
に、ベルト15に張力を付与させるべくテンショナー2
0を制御する際、その制御の開始および終了のタイミン
グは、クラッチ33の接続状態と遮断状態の切換時点を
基準とし、その時点と同時あるいは若干の時間差をもつ
ように設定することができる。
【0026】(第3の実施形態)図9は、本発明の第3
の実施形態を説明するための図であり、本例は、前述し
た図8の第2の実施形態のコントローラ30に対して、
坂道などの停車時におけるドア1の急速な開閉を自動的
に防止する機能を備えた構成となっており、このような
機能を発揮するために傾斜センサー34とドアスイッチ
36が接続されている。傾斜センサー34は、坂道など
に停車させたときの車体の傾斜を検出するものであり、
ドアスイッチ36は、ドア1が開かれていることを検出
するものである。
【0027】本例の場合は、坂道などの停車時における
車体の所定以上の傾斜が傾斜センサー34によって検出
され、かつドア1が開かれていることがドアスイッチ3
6によって検出されているときに、図6(c)のように
テンショナー20を作動させ、ベルト15の移動抵抗を
増大させて、それをドア1の制動力として作用させる。
したがって、坂道などの停車時において、ドア1の自重
によって、自動または手動による開閉の速度が必要以上
に上昇してしまったり、それが不用意に開閉してしまっ
たりする事態の発生を未然に回避できることになる。
【0028】(第4の実施形態)図10は、本発明の第
4の実施形態を説明するための図であり、本例は、前述
した図8の第2の実施形態のコントローラ30に対し
て、ドア1の開閉速度を自動的に制御する機能を備えた
構成となっており、このような機能を発揮するためにド
ア速度センサー35とドアスイッチ36が接続されてい
る。ドア速度センサー35は、ドア1の開閉速度を検出
するものである。
【0029】本例の場合は、自動および手動によるドア
1の開閉の如何に拘わらず、ドア速度センサー35を用
いてドア1の開閉速度を監視する。そして、ドア1の開
閉速度が所定の速度範囲内に収まるように、ドア1の制
動力として作用するベルト15の移動抵抗をテンショナ
ー20によって調整する。すなわち、テンショナー20
は、前述した図6(a)、(b)、(c)のようなアー
ム21の回動量に応じて、ドア1の制動力として作用す
るベルト15の移動抵抗を調整することができるため、
ドア1の開閉速度が所定の速度範囲以上となったとき
に、アーム21を矢印A1方向に回動させ、またドア1
の開閉速度が所定の速度範囲以下となったときに、アー
ム21を矢印A2方向に回動させることによって、ドア
1の開閉速度が所定の速度範囲内に収まることになる。
【0030】このようにテンショナー20を制御するこ
とによって、ドア1を自動的に開閉する際のドア1のス
ムーズな開閉を実現つつ、自動および手動によるドア1
の開閉の如何に拘わらず、その開閉速度を所定の速度範
囲に収めることができ、その急開閉を防止して危険感を
解消することができる。
【0031】また、このようにドア速度センサー35の
検出速度に基づいてテンショナー20を制御する機能
は、ドア1が開かれていることがドアスイッチ36によ
って検出されていることを条件として発揮させるように
してもよい。さらに、手動によってドア1を開閉操作す
るときは、テンショナー20を図6(a)の待機状態と
するように制御してもよい。
【0032】(第5の実施形態)図11は、本発明の第
5の実施形態を説明するための図であり、本例は、前述
した図10の第4の実施形態のコントローラ30に対し
て、坂道などの停車時におけるドア1の急速な開閉を自
動的に防止する機能を備えた構成となっており、このよ
うな機能を発揮するために傾斜センサー34、ドア速度
センサー35、およびドアスイッチ36が接続されてい
る。
【0033】本例の場合は、坂道などにおける停車によ
って、傾斜センサー34が車体の所定以上の傾斜を検出
しているときは、前述した第4の実施形態と同様に、自
動および手動によるドア1の開閉の如何に拘わらず、ド
ア速度センサー35を用いてドア1の開閉速度を監視す
る。そして、ドア1の開閉速度が所定の速度範囲内に収
まるように、ドア1の制動力として作用するベルト15
の移動抵抗をテンショナー20によって調整する。
【0034】一方、傾斜センサー34が車体の所定以上
の傾斜を検出していないとき、つまり平坦地に停車して
いるときは、自動的なドア1の開閉時に限って、ドア速
度センサー35を用いてドア1の開閉速度を監視し、ド
ア1の開閉速度が所定の速度範囲内に収まるように、ド
ア1の制動力として作用するベルト15の移動抵抗をテ
ンショナー20によって調整する。手動によるドア1の
開閉時は、ドア1の開閉速度を監視せず、テンショナー
20を図6(a)の待機状態のままとする。したがっ
て、平坦地に停車しているときは、手動によってドア1
を急速に開閉操作することができる。
【0035】また、ドア1が完全に閉じられていること
を検出するセンサー(図示せず)をコントローラ30に
接続し、その検出信号を用いることにより、自動および
手動によるドア1の開き開始時におけるドア1の開動速
度の上昇を未然に回避することもできる。すなわち、傾
斜センサー34によって、ドア1を開く方向に車体が所
定以上傾斜していることが検出されているとき、つまり
車体の前方に開かれるドア1の場合は車体の前方への所
定以上の傾斜、また車体の後方に開かれるドア1の場合
は車体の後方への所定以上の傾斜が検出されているとき
は、ドア1が完全に閉じられていることを条件として、
テンショナー20によりベルト15に張力を付与する。
したがって、このような条件下においては、手動および
手動によってドア1を開き始めたときに、予め、ベルト
15に付与された張力がドア1の制動力として作用して
いることになり、ドア1の開き始め直後における開き速
度の上昇を抑えるフィードフォワード制御が実現でき
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ドア駆
動用の可撓性部材に張力を調整可能に付与する張力付与
手段を備え、ドアを自動的に開閉させるときは可撓性部
材の張力を増大させ、かつドアを手動によって開閉操作
するときは可撓性部材の張力を減少させるように張力付
与手段を制御することにより、ドアの自動的な開閉をス
ムーズなものとしつつ、そのドアの手動による開閉操作
力を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を備えた自動車の斜視
図である。
【図2】図1に示すドアに備わる駆動ユニットの斜視図
である。
【図3】図2に示す駆動ユニットの拡大斜視図である。
【図4】図3に示す駆動ユニットのベルトの駆動系を説
明するための平面図である。
【図5】図4に示すテンショナーの拡大斜視図である。
【図6】図5に示すテンショナーの動作説明図である。
【図7】本発明の第1の実施形態の制御系のブロック構
成図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の制御系のブロック構
成図である。
【図9】本発明の第3の実施形態の制御系のブロック構
成図である。
【図10】本発明の第4の実施形態の制御系のブロック
構成図である。
【図11】本発明の第5の実施形態の制御系のブロック
構成図である。
【符号の説明】
1 ドア 10 駆動ユニット 12 駆動プーリ 13、14 従動プーリ 15 ベルト(可撓性部材) 20 テンショナー(張力付与手段) 21 アーム 22 プーリ 23 ウオームホイール 24 コイルスプリング 25 テンショナー用駆動モータ 26 ウオーム 30 コントローラ 31 ドア用駆動モータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動プーリと従動プーリとの間に、開閉
    可能なドアに連動する可撓性部材を掛け渡し、前記駆動
    プーリを駆動することにより、前記可撓性部材を介して
    前記ドアを自動的に開閉させるドアの駆動制御装置にお
    いて、 前記可撓性部材に張力を調整可能に付与する張力付与手
    段と、 前記ドアを自動的に開閉させるときに前記張力付与手段
    によって付与される前記可撓性部材の張力を増大させ、
    かつ前記ドアを手動によって開閉させるときに前記張力
    付与手段によって付与される前記可撓性部材の張力を減
    少させる制御手段とを備えたことを特徴とするドアの駆
    動制御装置。
  2. 【請求項2】 ドアの開閉速度を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出速度に応じて、前記張力付与手段に
    よって付与される前記可撓性部材の張力を調整する手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のドアの駆
    動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記張力付与手段は、前記可撓性部材と
    対向するプーリと、該プーリを前記可撓性部材との対向
    方向に変位させることによって前記可撓性部材に付与す
    る張力を調整可能な移動機構とを有することを特徴とす
    る請求項1または2に記載のドアの駆動制御装置。
JP11497596A 1996-05-09 1996-05-09 ドアの駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3464342B2 (ja)

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