JP3227438B2 - 印刷機用感光ベルトの調整装置 - Google Patents

印刷機用感光ベルトの調整装置

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JP3227438B2 JP20533599A JP20533599A JP3227438B2 JP 3227438 B2 JP3227438 B2 JP 3227438B2 JP 20533599 A JP20533599 A JP 20533599A JP 20533599 A JP20533599 A JP 20533599A JP 3227438 B2 JP3227438 B2 JP 3227438B2
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    • G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
    • G03G2215/0167—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member
    • G03G2215/017—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies single electrographic recording member single rotation of recording member to produce multicoloured copy

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は感光ベルトステアリ
ング及び感光ベルトに張力を印加／解除する印刷機用感
光ベルトの調整装置に係り、特に感光ベルトの斜行を防
止し、両端加圧構造を保ちながらステアリングローラー
を支持する補助フレームを駆動させて張力を印加／解除
しうる印刷機用感光ベルトの調整装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般的に、レーザープリンタなどの印刷
機は感光媒体にレーザービームを走査して静電潜像を形
成し、現像ユニットを用いて所定の色相のインキで現像
した後、印刷用紙に転写させて印刷する装置である。図
１を参照するに、一般的な印刷機は印刷機本体内に設け
られたローラー12、14、21に巻かれて一定の軌道を回転
走行する感光ベルト10を具備する。前記感光ベルト10の
周辺には感光ベルト10に形成された表面電位を消去する
消去ランプ15、表面電位がリセットされた感光ベルト10
を所定の電位に帯電させるは帯電器17、感光ベルト10に
レーザービームを走査して各カラーに対応される静電潜
像を形成させる複数のレーザー走査ユニット(LSU）18及
び静電潜像が形成された部分を現像する多数の現像ユニ
ット19が設けられる。
【０００３】このような印刷機において、前記感光ベル
ト10は各ローラー12、14、21に巻かれて旋回されるので
前記ローラー12、14、21の長手方向に斜行される。ま
た、感光ベルト10の取替または感光ベルト10及びローラ
ー12、14、21を含むベルトユニットの着脱時感光ベルト
10の張力解除が必要である。このための従来の感光ベル
トの調整装置は、図１及び図２を参照するに、斜行感知
センサー（図示せず）で感知された情報に基づいて斜行
を補正する感光ベルトステアリングユニット20と、感光
ベルトの張力を調節する張力印加／解除ユニット40とを
含んで構成される。
【０００４】感光ベルトステアリングユニット20は印刷
機本体１に設けられたフレーム23と、前記フレーム23に
回動自在に設けられた回動部材25と、前記回動部材25に
設けられ、前記感光ベルト10が一定の軌道に沿って旋回
するように支持するステアリングローラー21と、前記ス
テアリングローラー21を通過する感光ベルト10の皺を防
止するように前記フレーム23に設けられた一対の安定ロ
ーラー27と、前記印刷機本体１に設けられて前記ステア
リングローラー21の上下方向（矢印Ａ方向）のチルトを
調整する調整ユニット30とを含む。
【０００５】前記張力印加／解除ユニット40は一端に前
記回動部材25の中心がヒンジ結合されるガイドバー41
と、第１カム部材43と、前記ガイドバー41の外周に設け
られ、両端が各々第１カム部材43とフレーム23に接触さ
れた弾性部材45及び第１カム部材43を調整するための調
整ノブ47を含んで構成される。従って、前記調整ノブ47
により弾性部材45にかかる弾性力を調整することによっ
て、前記ステアリングローラー21にかかる張力の印加／
解除を調節する。
【０００６】前記回動部材25は前記フレーム23に弾性結
合されたガイドバー41に結合ピン39により結合され、Ｘ
−Ｙ平面上で前記結合ピン39が結合された部分を中心に
回動自在に設けられる。前記回動部材25は前記ガイドバ
ー41に挟持された弾性部材45により前記ステアリングロ
ーラー21と前記感光ベルト10との間の接触部分に加えら
れる圧力の不均衡を補償する方向に回動される。前記第
１カム部材43の回動位置に応じて前記弾性部材45を加圧
するように前記ガイドバー41の外周に摺動板46が摺動自
在に設けられる。
【０００７】前記ステアリングローラー21はその回転軸
21a が前記回動部材25に形成された設置溝25a に結合さ
れる。前記設置溝25a には前記ステアリングローラー21
の回転軸21a を加圧する弾性片26が設けられている。前
記調整ユニット30は印刷機本体１に固着された駆動モー
タ31と、前記駆動モータ31の回転軸31a にその中心が結
合され、カム溝33a を有する第２カム部材33と、前記回
動部材25に結合されて前記カム溝33a に嵌着された回動
ガイド突起35とを含む。従って、前記駆動モータ31の回
転により前記カム溝33a の位置が変わって前記回動ガイ
ド突起35の高さが可変される。これにより、前記ステア
リングローラー21が前記ガイドバー41を中心として矢印
Ａ方向に回動される。
【０００８】従って、前記斜行感知センサーにより感光
ベルト10の斜行程度が感知されると、前記第２カム部材
33の位置に応じて前記ステアリングローラー21がチルト
される。これにより、感光ベルト10が何れか１つの幅方
向に移動されて斜行が補正される。前記一対の安定ロー
ラー27は各々前記フレーム23に前記ステアリングローラ
ー21と平行に設けられ、感光ベルト10の前記ステアリン
グローラー21に向かう部分と、ステアリングローラー21
を通過した部分に接触されて前記感光ベルト10の折れを
抑制する。
【０００９】前述したような従来の感光ベルトの調整装
置はステアリングローラー21がその中心を基準として回
動可能な構造を有することによって、回動部材、ガイド
バー及びフレームが設けられる印刷機本体の内部空間が
必要となって小型化するに限界がある。また、第１カム
部材を回動させて前記ガイドバーにかかる弾性力を調節
することによって、感光ベルトに張力を印加したり、か
かった張力を解除する構造のみが開示されており、ステ
アリングローラーをＸ方向に後進させるための構成が全
く開示されていない。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決するために案出されたもので、ステアリングローラ
ーの両端に設けられた状態でステアリングローラーのチ
ルトをガイドし、両端加圧構造を保ちながらステアリン
グローラーを支持する補助フレームを駆動させて張力を
印加／解除しうる印刷機用感光ベルトの調整装置を提供
することにその目的がある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、ベルトフレームに回転自在に設けられたロ
ーラーに支持されて走行する感光ベルトの斜行補正及び
／または張力を調節しうる印刷機用感光ベルトの調整装
置において、前記ベルトフレームに摺動及び回動自在に
設けられた一対の補助フレームと、前記補助フレームに
両端の各々が回転自在に設けられ、前記感光ベルトに接
触して回転されるステアリングローラーと、前記ベルト
フレームに両端が回転自在に設けられたシャフトと、前
記シャフトの少なくとも一端に設けられて前記シャフト
の回転位置に応じて前記補助フレームを回動させて前記
ステアリングローラーの傾度を調節するカム手段と、前
記一対の補助フレームを摺動させて前記感光ベルトにか
かる張力を調節する張力調節手段とを含んでなることを
特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】図３は本発明の実施例に係る印刷
機用感光ベルトの調整装置を示す概略的な分離斜視図で
あり、図４は図３のIV-IV 線の断面図である。図を参照
するに、本発明は一対の第１及び第２補助フレーム51、
55と、前記第１及び第２補助フレーム51、55の各端部に
回転自在に設けられたステアリングローラー61と、ベル
トフレーム100 に両端が回転自在に設けられたシャフト
65と、前記シャフト65の少なくとも一端に設けられて前
記シャフト65の回転位置に応じて第１及び／または第２
補助フレーム51、55を回動させて前記ステアリングロー
ラー61の傾度を調節するカム手段70と、前記第１及び第
２補助フレーム51、55を摺動させて前記感光ベルトにか
かる張力を調節する張力調節手段80とを含んで構成され
る。
【００１３】前記第１及び第２補助フレーム51、55はベ
ルトフレーム100 に対して前記感光ベルト10の張力が増
減する方向に摺動自在に設けられる。この第１及び／ま
たは第２補助フレーム51、55には前記カム手段70の一構
成要素をなす第１及び第２昇降ガイド孔52、56が形成さ
れている。また、ベルトフレーム100 に対して第１及び
第２補助フレーム51、55の摺動をガイドする第１及び第
２ガイド長孔53,57 （図８）が形成されている。
【００１４】前記ステアリングローラー61はその両端が
前記第１及び第２補助フレーム51、55の各端部に回転自
在に設けられる。ここで、前記ステアリングローラー61
と第１及び第２補助フレーム51、55との間には軸受63が
設けられる。このステアリングローラー61は前記感光ベ
ルト10に接触されて感光ベルト10の走行に従って回転さ
れ、前記カム手段70によりその両端が相互反対方向に昇
降されて感光ベルト10の斜行を補正する。前記シャフト
65はその両端が前記ベルトフレーム100 に回転自在に設
けられ、その少なくとも一端に前記カム手段70が設けら
れる。前記シャフト65の回転方向は印刷機本体（図示せ
ず）に設けられた外部駆動源により制御される。ここ
で、外部駆動源を通じて伝えられた回転力が前記シャフ
ト65に伝達されるように前記シャフト65の端部にはカプ
ラ68がさらに備えられることが望ましい。これは前記印
刷機本体に対してベルトフレーム100 を着脱しやすくす
るためである。
【００１５】前記カム手段70は前記シャフト65の少なく
とも一端に設けられて前記シャフト65の回転位置に応じ
て第１及び／または第２補助フレーム51、55を回動させ
て前記ステアリングローラー61の傾度を調節する。図４
は前記カム手段70が前記シャフト65の両端の各々に設け
られた例を示した図である。この図を参照するに、前記
カム手段70は前記シャフト65の中心に対して偏心される
ように前記シャフト65の前記第１及び第２補助フレーム
51、55側の各端部に設けられた第１及び第２カム部材7
1、75と、前記第１及び第２補助フレーム51、55にそれ
ぞれ形成された第１及び第２昇降ガイド孔52、56を含ん
で構成される。前記第１及び第２昇降ガイド孔52、56は
前記第１及び第２カム部材71、75に各々嵌め込まれるよ
うに前記第１及び第２補助フレーム51、55各々に形成さ
れた長孔であって、上下面が前記第１及び第２カム部材
71、75の外周に接触されるようにＺ方向に所定の高さに
形成され、前記第１及び第２補助フレーム51、55の摺動
方向（図３のＸ方向）に対しては長く形成されている。
【００１６】従って、前記第１及び第２カム部材71、75
の長半径端部と、短半径端部の各々が前記第１及び第２
昇降ガイド孔52、56の各上面に接触されるか、または下
面に接触されるかに応じて、前記第１及び第２補助フレ
ーム51、55がベルトフレーム100 の結合突起101(図３）
を基準としてＸ−Ｚ平面上で回動される。ここで、前記
第１カム部材71は前記第２カム部材75と同一な大きさ及
び形状を有し、前記第１昇降ガイド孔52は前記第２昇降
ガイド孔56と同一な大きさ及び形状を有することが望ま
しい。また、前記第１カム部材71と第２カム部材75はそ
の長半径及び短半径が相互反対方向に位置されることが
望ましい。
【００１７】従って、前記１つの補助フレーム、例えば
第１補助フレーム51が前記カム手段70によりＸ−Ｚ平面
上で結合突起101 を基準として時計回り方向に回動され
た場合、他の補助フレーム、例えば第２補助フレーム55
は前記カム手段70によりＸ−Ｚ平面上で結合突起101 を
基準として反時計回り方向に回動される。従って、前記
ステアリングローラー61はその両端がＹ−Ｚ平面上で軸
中心に回動される。
【００１８】図３を参照するに、前記張力調節手段80は
前記ベルトフレーム100 に対して前記第１及び第２補助
フレーム51、55を付勢させる付勢手段81と、前記付勢手
段81により前記第１及び第２補助フレーム51、55にかか
る弾性力を選択的に規制しうる駆動手段90とを含んで構
成される。前記駆動手段90は駆動力を提供する駆動源91
と、この駆動源91の動力が伝達されて回転する駆動板93
と、前記第１及び第２補助フレーム51、55を各々加圧し
うる第１及び第２レバー部材95、97を含む。前記駆動源
91及び駆動板93は前記ベルトフレーム100 の間に設けら
れた固定プレート105 に設けられる。
【００１９】前記駆動板93は前記固定プレート105 に回
転自在に設けられ、前記駆動源91の動力が伝達されて回
転する。前記第１及び第２レバー部材95、97は各々前記
固定プレート105 に回動自在にヒンジ結合され、その一
端が前記駆動板93の回転に連動されて回動されるように
結合される。ここで、前記駆動板93にはその回転中心に
対して偏心された位置に駆動突起93a が備えられ、前記
第１及び第２レバー部材95、97のそれぞれに前記駆動突
起93a に結合される溝95a 、97a が形成されている。従
って、前記駆動板93が回転駆動される場合、前記駆動突
起93a の位置に応じて、前記第１及び第２レバー部材9
5、97は前記固定プレート105 に結合されたヒンジ106
、107 を中心に回動される。
【００２０】前記第１及び第２レバー部材95、97の各端
部は前記第１及び第２補助フレーム51、55に選択的に接
触されて前記第１及び第２補助フレーム51、55にかかる
張力を解除可能になっている。即ち、感光ベルト10の取
替時のように前記感光ベルト10にかかる張力を解除しよ
うとする場合には、前記第１及び第２レバー部材95、97
は各々前記第１及び第２補助フレーム51、55に接触され
て第１及び第２補助フレーム51、55を−Ｘ方向に移動さ
せる。そして、印刷モードなどの正常的な場合には前記
第１及び第２レバー部材95、97は前記第１及び第２補助
フレーム51、55に接触されず、前記付勢手段81により前
記第１及び第２補助フレーム51、55がＸ方向に付勢され
る。
【００２１】前記第１及び第２補助フレーム51、55には
前記第１及び第２レバー部材95、97の端部が各々接触さ
れるように突設された第１及び第２ガイドブラケット51
a 、55a がさらに含まれることが望ましい。図３を参照
するに、一実施例に係る前記付勢手段81は前記第１及び
第２レバー部材95、97と前記第１及び第２補助フレーム
51、55との間に介在され、前記ステアリングローラー61
を前記感光ベルト10の張力が増加する方向に付勢させ
る。このため、前記付勢手段81は前記ベルトフレーム10
0 に対して前記第１及び第２補助フレーム51、55を付勢
させる第１及び第２弾性部材83,85(図８）と、前記第１
及び第２補助フレーム51、55に各々形成された一対の結
合突起51b,55b （図８)を含んで構成される。前記第１
及び第２弾性部材83、85は通常の引張バネであって、前
記一対の結合突起51b 、55b と前記第１及び第２レバー
部材95、97の間に設けられる。この場合、張力解除時に
も結合突起51b 、55b と第１及び第２レバー部材95、97
が全て後進するので、前記第１及び第２弾性部材83、85
にかかる弾性力が増加されないため前記第１及び第２弾
性部材83、85が変形されない長所がある。
【００２２】一方、他実施例に係る付勢手段81’を図５
に示した。ここで、前記第１補助フレーム51に対する前
記付勢手段81’の設置を例として説明する。前記付勢手
段81’はベルトフレーム100 に対して第１補助フレーム
51を付勢させる弾性部材83と、前記ベルトフレーム100
から突設されて前記弾性部材83の一端が結合される第１
結合突起55b と、前記第１補助フレーム51から突設され
て前記弾性部材83の他端が結合される第２結合突起51b
を含んで構成されうる。前記第１結合突起55b は前記第
１補助フレーム51に形成されたガイド溝53’を貫通する
ように前記ベルトフレーム100 から突設され、前記第１
補助フレーム51の回動中心をなす。図ではシャフト65が
前記第１結合突起55b と第２結合突起51b との間に配置
された構成を示したが、前記シャフト65が前記第１結合
突起55b と前記ステアリングローラー61との間に配置さ
れてもよい。一方、前記第１及び第２結合突起55b 、51
b と弾性部材83は第２補助フレームに対しても同一な形
態に設けられる。
【００２３】以下、本発明の実施例に係る印刷機用感光
ベルトの調整装置の動作をステアリング動作と張力調節
動作とに区分して説明する。図６乃至図１１を参照する
に、本発明に係る印刷機用感光ベルトの調整装置のステ
アリング動作は次の通りである。図６乃至図８は感光ベ
ルト10が正常に走行する場合を示したものであって、図
６は正面図であり、図７は図６のVII-VII 線の断面図で
あり、図８は図６のVIII-VIII 線の断面図である。
【００２４】この場合、第１カム部材71の長半径端部71
a と短半径端部71b が前記第１昇降ガイド孔52の長孔方
向に配置され、前記第２カム部材75の長半径端部75a と
短半径端部75b が前記第２昇降ガイド孔56の長孔方向に
配置される。即ち、前記第１及び第２カム部材71、75の
各中心が前記第１及び第２昇降ガイド孔52、56の上下方
向の幅に対して中心に位置される。従って、前記第１及
び第２補助フレーム51、55は平行に配置され、前記ステ
アリングローラー61がＹ方向（図３）に対して平行に位
置される。
【００２５】図９乃至図１１は感光ベルト10がＢ方向に
偏って走行する場合、感光ベルト10を−Ｂ方向にステア
リングさせるために配置されたことを示した図であっ
て、図９は正面図であり、図１０は図９のＸ−Ｘ線の断
面図であり、図１１は図９のXI-XI 線の断面図である。
この場合、前記シャフト65の回転により前記第１カム部
材71の長半径端部71aと短半径端部71b が各々第１昇降
ガイド孔52の上面52a と下面52b に接触され、前記第２
カム部材75の長半径端部75a と短半径端部75b が各々第
２昇降ガイド孔56の下面56b と上面56b に各々接触され
る。
【００２６】従って、前記第１補助フレーム51は第１結
合突起101 をヒンジ点として時計回り方向に所定角だけ
回転されてステアリングローラー61の端部をＺ方向に上
昇させ、前記第２補助フレーム55は反時計回り方向に所
定角だけ回転されて前記ステアリングローラー61の端部
を−Ｚ方向に下降させる。従って、前記ステアリングロ
ーラー61を傾くように配置し、感光ベルト10を−Ｂ方向
に移動させることによって斜行を補正する。
【００２７】一方、感光ベルト10が−Ｂ方向に偏って走
行する場合、図９乃至図１１とは反対方向に第１及び第
２カム部材71、75が配置され、ステアリングローラー61
を傾けることによって感光ベルト10をＢ方向に移動させ
ることによって斜行を補正する。本発明は図３、図６乃
至図１１に示されたように、カム手段70として第１及び
第２補助フレーム51、55側に各々第１及び第２カム部材
71、75を設けたことを例として説明したが、これは例示
的なものに過ぎず、前記第１または第２補助フレーム5
1、55のうち何れか一方に設置してもよく、その基本動
作原理は前述した動作原理と同一なのでその詳細な説明
は省略する。
【００２８】図１２及び図１３を参照するに、本発明に
係る印刷機用感光ベルトの調整装置の張力調節手段90の
動作は次の通りである。図１２は感光ベルトに張力が印
加された状態を示す図である。図を参照するに、駆動源
91により駆動板93を回転させることにより、第１及び第
２レバー部材95、97の各端部がＸ方向に前進された状態
で配置させる。この場合、前記第１及び第２補助フレー
ム51、55は第１及び第２弾性部材83、85の付勢によりＸ
方向に前進し、感光ベルト10（図３）に張力を印加す
る。一方、感光ベルト10に対して外力が−Ｘ方向に加え
られる場合ステアリングローラー61が−Ｘ方向に一部後
進する。一方、外力が解除された場合、第１及び第２弾
性部材83、85により前進することになる。
【００２９】図１３は印刷機本体に対してベルトフレー
ム100 を取替えたり、感光ベルト10を取替える時、前記
感光ベルト10にかかる張力が解除された状態を示す図で
ある。図示されたように、駆動突起93a が駆動板93の回
転中心とステアリングローラー61との間に位置されるよ
うに駆動源91により駆動板93が回転される。これにより
第１及び第２レバー部材95、97がヒンジ106 、107 を中
心に回転され、その各端部が−Ｘ方向に後進する。この
際、前記第１及び第２レバー部材95、97は第１及び第２
ガイドブラケット51a 、55a に接触されて第１及び第２
補助フレーム51、55を後進させる。これにより、ステア
リングローラー61が後進されながら感光ベルト10にかか
る張力が解除される。この場合、前記第１及び第２弾性
部材83、85による付勢力は前記第１及び第２補助フレー
ム51、55に全く及ばない。前述したように、駆動源91を
動作させることによって感光ベルトに対する張力の印加
／解除を自由に調節しうる。
【００３０】
【発明の効果】前述したように構成された本発明に係る
印刷機用感光ベルトの調整装置は次のような効果があ
る。第１、ステアリングローラーの両端を加圧する構造
を採用することによって、加圧に必要なバネ力が分散で
き、小型部品を使用しうる。これにより、印刷機本体内
の感光ベルトの調整装置が占める空間を小型化及びコン
パクト化しうる。
【００３１】第２、カム手段によりステアリングローラ
ーのチルトをガイドすることによって機構的な構造の堅
固性が向上されると共に、駆動源との連結が便利であ
る。第３、内部駆動源によりステアリングローラーを支
持する補助フレームを駆動させて張力を印加／解除しう
る構成を採用することによって、ベルトフレームの着脱
及び感光ベルトの取替が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来の感光ベルトの調整装置を採用した印刷機
を示す概略的な図である。
【図２】従来の感光ベルトの調整装置を示す概略的な分
離斜視図である。
【図３】本発明の実施例に係る印刷機用感光ベルトの調
整装置を示す斜視図である。
【図４】図３のIV-IV 線の断面図である。
【図５】本発明の他の実施例に係る印刷機用感光ベルト
の調整装置を示す部分抜粋図である。
【図６】感光ベルトが正常走行する場合、感光ベルトの
ステアリング動作を説明する概略的な図である。
【図７】図６につづく、感光ベルトが正常走行する場
合、感光ベルトのステアリング動作を説明する概略的な
図である。
【図８】図７につづく、感光ベルトが正常走行する場
合、感光ベルトのステアリング動作を説明する概略的な
図である。
【図９】感光ベルトがＢ方向に斜行される場合、−Ｂ方
向に感光ベルトをステアリングする動作を説明する概略
的な図である。
【図１０】図９につづく、感光ベルトがＢ方向に斜行さ
れる場合、−Ｂ方向に感光ベルトをステアリングする動
作を説明する概略的な図である。
【図１１】図１０につづく、感光ベルトがＢ方向に斜行
される場合、−Ｂ方向に感光ベルトをステアリングする
動作を説明する概略的な図である。
【図１２】本発明の実施例に係る感光ベルト張力調整装
置の感光ベルトに張力が印加された場合を示す概略的な
平面図である。
【図１３】本発明の実施例に係る感光ベルト張力調整装
置の感光ベルトに張力が解除された場合を示す概略的な
平面図である。
【符号の説明】
10 感光ベルト 51,55 第１及び第２補助フレーム 52,56 第１及び第２昇降ガイド孔 53,57 第１及び第２ガイド長孔 55b,51b 第１及び第２結合突起 61 ステアリングローラー 63 軸受 65 シャフト 68 カプラ 70 カム手段 71,75 第１及び第２カム部材 80 張力調節手段 81,81' 付勢手段 83,85 第１及び第２弾性部材 90 駆動手段 91 駆動源 93 駆動板 95, 97 第１及び第２レバー部材 100 ベルトフレーム 101 結合突起 105 固定プレート 106,107 ヒンジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−27209（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−64772（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−193777（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−121074（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−167506（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G03G 21/00 350 - 15/00 352 G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 B65H 5/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ベルトフレームに回転自在に設けられた
    ローラーに支持されて走行する感光ベルトの斜行補正及
    び／または張力を調節しうる印刷機用感光ベルトの調整
    装置において、 前記ベルトフレームに摺動及び回動自在に設けられた一
    対の補助フレームと、 前記補助フレームに両端の各々が回転自在に設けられ、
    前記感光ベルトに接触して回転されるステアリングロー
    ラーと、 前記ベルトフレームに両端が回転自在に設けられたシャ
    フトと、 前記シャフトの少なくとも一端に設けられて前記シャフ
    トの回転位置に応じて前記補助フレームを回動させて前
    記ステアリングローラーの傾度を調節するカム手段と、 前記一対の補助フレームを摺動させて前記感光ベルトに
    かかる張力を調節する張力調節手段と含んでなり、 前記張力調節手段は、 前記ベルトフレームに対して前記補助フレームを付勢さ
    せる付勢手段と、 前記付勢手段により前記補助フレームにかかる弾性力を
    選択的に規制しうる駆動手段とを有し、 前記駆動手段は、 駆動力を提供する駆動源と、 前記ベルトフレームの間に設けられた固定プレートに回
    転自在に設けられ、前記駆動源の動力が伝達されて回転
    する駆動板と、 前記固定プレートに回動自在にヒンジ結合され、一端が
    前記駆動板に結合され、他端が前記駆動板の位置に応じ
    て選択的に前記感光ベルトにかかった張力が解除される
    方向に一対の補助フレームを各々加圧しうる一対のレバ
    ー部材とを含み、 前記駆動板の位置に応じて前記感光ベルトにかかった張
    力を解除することを特徴とする印刷機用感光ベルトの調
    整装置。
  2. 【請求項２】 前記補助フレームは前記レバー部材の端
    部が接触されるように一側に突設されたガイドブラケッ
    トをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の印刷
    機用感光ベルトの調整装置。
  3. 【請求項３】 前記付勢手段は、 前記補助フレームから突設された結合突起と、 前記ベルトフレームに対して前記補助フレームを付勢さ
    せるように一端が前記結合突起に結合され、他端がレバ
    ー部材の端部に結合された弾性部材とを含むことを特徴
    とする請求項１または２に記載の印刷機用感光ベルトの
    調整装置。
  4. 【請求項４】 前記付勢手段は、 前記ベルトフレームに対して前記補助フレームを付勢さ
    せる弾性部材と、 前記ベルトフレームから突設され、前記弾性部材の一端
    が結合される第１結合突起と、 前記補助フレームから突設され、前記弾性部材の他端が
    結合される第２結合突起とを含んでなることを特徴とす
    る請求項１乃至３のうち何れか一項に記載の印刷機用感
    光ベルトの調整装置。
  5. 【請求項５】 前記第１結合突起は、 前記補助フレームに形成されたガイド溝を貫通するよう
    に前記ベルトフレームから突設され、前記補助フレーム
    の回動中心をなすことを特徴とする請求項４に記載の印
    刷機用感光ベルトの調整装置。
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