JP2020118809A - 画像形成システム - Google Patents
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- G03G2215/00156—Meandering prevention by controlling drive mechanism
Abstract
【課題】ステアリングローラが傾斜することによって無端ベルトのずれが補正する構成を提供する【解決手段】第1端部、及び前記第1端部の反対側に位置する第2端部を有する無端ベルトと、前記無端ベルトを張架する張架ローラと、前記無端ベルトに接触するステアリングローラ6と、前記張架ローラの軸線方向の両端側のそれぞれに設けられる第1ベルト蛇行検知部材及び第2ベルト蛇行検知部材と、前記ステアリングローラを傾動する傾動機構20と、を備え、前記傾動機構は、前記無端ベルトの前記第1端部と前記第1ベルト蛇行検知部材とが接する第1モード、及び前記無端ベルトの前記第2端部と前記第2ベルト蛇行検知部材とが接する第2モード、のいずれかとなるように前記ステアリングローラを傾動する、画像形成システム。【選択図】図5
Description
画像形成システムはトナーを転写する中間転写ベルトを備え、中間転写ベルトとしては無端ベルトが用いられる。無端ベルトは、駆動ローラと張架ローラとに掛け渡されており、駆動ローラの回転駆動に伴って移動する。画像形成システムは無端ベルトの内部に位置するステアリングローラを備え、ステアリングローラは無端ベルトが駆動ローラ又は張架ローラの長手方向にずれたときに傾斜する。このように、ステアリングローラが傾斜することによって無端ベルトのずれが補正される。
以下では、図面を参照しながら画像形成システムの種々の例について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。まず、画像形成システムの例示的なベルト駆動装置について説明する。画像形成システムのベルト駆動装置は、例えば、プリンタ等の画像形成装置において、現像ユニットによって現像されたトナー像を二次転写する転写ユニットとして用いられる。ベルト駆動装置は無端ベルトを備えており、例えば、当該無端ベルトは転写ユニットにおける中間転写ベルトである。また、ベルト駆動装置は、用紙等の印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送ユニットに用いられてもよく、この場合、ベルト駆動装置の無端ベルトは印刷媒体を搬送する印刷媒体搬送ベルトとして機能する。
図1に示されるように、一例としてのベルト駆動装置1は、第1ベルトローラ2と、第2ベルトローラ3と、第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3の間に掛け渡される無端ベルト4とを備える。第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3のそれぞれは、例えば、方向D1に延在する。一例として、方向D1は、第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3の長手方向であり、無端ベルト4の幅方向である。第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3は、例えば、方向D1に交差する方向D2に沿って互いに対向している。
第1ベルトローラ2は、例えば、無端ベルト4を駆動する駆動ローラであり、第2ベルトローラ3は第1ベルトローラ2による駆動に追従する従動ローラである。一例として、第1ベルトローラ2は、無端ベルト4を張架する張架ローラである。第1ベルトローラ2は、例えば、電動モータから動力を受ける。第1ベルトローラ2は、電動モータからの動力によって方向D1に延びる軸線L1周りに回転する。一例として、第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3に掛け渡された無端ベルト4は、第1ベルトローラ2の回転に伴って方向D2、第1ベルトローラ2の外周、及び第2ベルトローラ3の外周に沿って周回移動する。第2ベルトローラ3は、無端ベルト4の移動に伴って軸線L2周りに回転する。
図1及び図2に示されるように、ベルト駆動装置1は、例えば、無端ベルト4の方向D1へのずれを補正するステアリング部材5を備え、ステアリング部材5が無端ベルト4に押圧すると無端ベルト4のずれが補正される。一例として、ステアリング部材5は、第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3の間であって且つ無端ベルト4の内部において方向D1に延びるステアリングローラ6と、ステアリングローラ6の第1端6c及び第2端6dのそれぞれに設けられるプーリー7及びレバー機構8とを備える。無端ベルト4は、例えば、方向D1の一端に位置する第1端部4bと、方向D1の他端に位置する第2端部4cとを有する。一例として、第1端部4bはステアリングローラ6の第1端6cに隣接し、第2端部4cはステアリングローラ6の第2端6dに隣接する。
ステアリングローラ6は、例えば、無端ベルト4の周回移動方向において、第1ベルトローラ2の上流側、且つ第2ベルトローラ3の下流側に配置されていてもよい。この場合、ステアリングローラ6は、無端ベルト4の周回軌道の上側において第2ベルトローラ3から第1ベルトローラ2に向かって移動する無端ベルト4の内周面に当接するように配置されている。一例として、ステアリングローラ6は、第1ベルトローラ2及び第2ベルトローラ3の中間地点よりも第1ベルトローラ2に近い位置に配置されている。
ステアリングローラ6の外周面6bは、例えば、無端ベルト4の内周面に当接する。一例として、ステアリングローラ6は、無端ベルト4の周回移動に伴って、軸線L3周りに従動回転する。ステアリングローラ6の両端のそれぞれに設けられる第1端6c及び第2端6dは軸受によって回転可能に支持されていてもよい。第1端6c及び第2端6dのそれぞれは、例えば、方向D1及び方向D2の双方に交差する方向D3に沿って移動可能とされている。
ステアリング部材5は、例えば、方向D1に延びる支持部材9と、支持部材9の方向D1の中央において支持部材9に連結された固定具10とを備える。支持部材9は、ステアリングローラ6の長手方向に延在していてもよい。支持部材9は、例えば、ステアリングローラ6の外周面6bの下側部分を覆うように配置される。固定具10は、支持部材9を揺動可能に支持する。固定具10は、方向D2の両側から支持部材9を挟持する一対の挟持部10bを有する。一対の挟持部10bのそれぞれは支持部材9に連結されている。
ステアリングローラ6は、例えば、固定具10を通ると共に方向D2に延びる軸線L4周りに揺動可能である。この場合、軸線L4周りのステアリングローラ6の揺動に伴ってステアリングローラ6の第1端6c及び第2端6dのそれぞれが方向D3に沿って揺動する。例えば、ステアリングローラ6は、第1端6c及び第2端6dのいずれかが押圧されたときに一対の挟持部10bを支点として傾斜可能とされている。
図3及び図4に示されるように、プーリー7は、例えば、第1ベルトローラ2の軸線方向である方向D1の端部に挿入されている。一例として、プーリー7は、筒状部7b及びフランジ部7cを含んでおり、方向D1にスライド可能とされている。筒状部7bの外周面には、例えば、無端ベルト4の第1端部4b又は第2端部4cが載せられてもよい。フランジ部7cは、筒状部7bの方向D1の一端から拡径された部位であり、例えば、フランジ部7cの径方向外側を向く端面は無端ベルト4の外周面よりも外側に張り出している。
例示的なレバー機構8は、プーリー7に押圧される被押圧部8bと、被押圧部8bに接触する昇降部8cと、昇降部8cの昇降に伴って上下移動するレバー部8dとを備える。被押圧部8bは、例えば、プーリー7から見て第1ベルトローラ2の反対側に設けられており、プーリー7の方向D1の端部側への移動と共に移動する。被押圧部8bは、方向D1及び方向D3の双方に傾斜する傾斜面8fを有し、例えば、昇降部8cの下端が傾斜面8fに接触している。
昇降部8cは、傾斜面8fの方向D1の端部側への移動に伴い方向D3に沿って上昇する。昇降部8cは、例えば、方向D3に延びる丸棒状を呈する。一例として、昇降部8cの下端は球面状とされている。具体例として、昇降部8cは、方向D1の端部側に位置するフレーム8pの保持部材8gに方向D3に移動可能に保持されている。保持部材8gは昇降部8cを挿通する挿通孔8hを有し、昇降部8cは挿通孔8hに挿通されることにより方向D3以外への移動が規制されている。
例示的なレバー部8dは、昇降部8cとステアリングローラ6の第1端6c(第2端6d)との間に設けられる支点部8jと、昇降部8cの上方への力を受ける受け部8kと、支点部8jから第1端6c(第2端6d)に延びる延在部8mと、第1端6c(第2端6d)を押圧する押圧部8nとを備える。一例として、支点部8jはフレーム8pに固定された支持軸8qに支持されており、支持軸8qはフレーム8pから方向D1の内側に延びている。
例えば、支点部8jは、支持軸8qが挿通された状態で支持軸8qに回転可能に支持されている。具体例として、受け部8k、支点部8j、延在部8m及び押圧部8nは、この順で方向D2に沿って並んでいる。この場合、昇降部8cの上昇に応じて受け部8kが上昇すると共に延在部8m及び押圧部8nが下降する。一方、昇降部8cの下降に応じて受け部8kが下降すると共に延在部8m及び押圧部8nが上昇する。
第1端6cは、例えば、ステアリングローラ6の軸受を収容する軸受収容部6fを有し、軸受収容部6fの上面にレバー部8dの押圧部8nが接触する。一例として、軸受収容部6fの下部には軸受収容部6fを上方に付勢するスプリングが内蔵されていてもよい。例えば、押圧部8nが下降すると軸受収容部6fが下降してステアリングローラ6の第1端6cが下方に傾き、上記のスプリングの付勢力によって軸受収容部6f及び押圧部8nが上昇するとステアリングローラ6の第1端6cが上方に傾く。第1端6cが下方に傾くと第2端6dが上方に傾き、第1端6cが上方に傾くと第2端6dが下方に傾く。
以上のステアリングローラ6、プーリー7及びレバー機構8により、例えば、無端ベルト4の第1端部4bがプーリー7(ステアリングローラ6の第1端6c側)にずれると、図4に示されるように、プーリー7及びレバー機構8の被押圧部8bが方向D1の端部側に移動し、昇降部8cが上昇すると共に、レバー部8dの押圧部8nがステアリングローラ6の第1端6cを下方に押圧する。
ステアリングローラ6の第1端6cが下方に押圧されると第2端6dが上昇するようにステアリングローラ6が傾斜する。第1端6cが下降して第2端6dが上昇すると、第2端6dに対する無端ベルト4のテンションが第1端6cに対する無端ベルト4のテンションよりも高くなる。その結果、無端ベルト4が第2端6d側に移動する。従って、ステアリングローラ6の第1端6c側にずれた無端ベルト4は、プーリー7、レバー機構8及びステアリングローラ6によって第2端6d側に移動するので、無端ベルト4の第1端6c側へのずれが補正される。このように、ステアリングローラ6、プーリー7及びレバー機構8を含むステアリング部材5は、無端ベルト4の位置ずれを矯正するベルト位置矯正部材として機能する。
以上のように、第1端6cにプーリー7及びレバー機構8が設けられる場合、第1端6c側にずれた無端ベルト4を第2端6d側に移動させることが可能となるため、無端ベルト4の位置ずれを矯正することが可能となる。ところで、仮に第1端6cが第2端6dよりも高くステアリングローラ6が傾斜している状態で第1端6cのみにプーリー7及びレバー機構8が設けられる場合(第2端6dにプーリー7及びレバー機構8が設けられない場合)、無端ベルト4の第1端部4bが繰り返しプーリー7に当接することにより、無端ベルト4の第1端部4bが摩耗しやすくなり無端ベルト4の寿命が短くなることが懸念される。
そこで、本開示の例では、プーリー7及びレバー機構8が第1端6c及び第2端6dのそれぞれに設けられる。この場合、第1端部4bが接するプーリー7は第1ベルト蛇行検知部材であり、第2端部4cが接するプーリー7は第2ベルト蛇行検知部材である。すなわち、無端ベルト4の第1端部4bがプーリー7に接する場合に、第1端6cが下方に押圧されて第2端6dが上昇することによって第2端6d側に移動する。これにより、無端ベルト4の第1端6c側へのずれが補正される。
そして、図1、図2及び図5に示されるように、本開示のベルト駆動装置1は、ステアリング部材5を傾動させる傾動機構20を備える。傾動機構20は、無端ベルト4の第1端部4bとプーリー7とが接する第1モード、及び無端ベルト4の第2端部4cとプーリー7とが接する第2モード、のいずれかの状態にステアリングローラ6を傾動する。なお、図5は第2モードのステアリング部材5を例示している。これにより、第1端部4bが繰り返しプーリー7に当接する問題を回避することができるので、無端ベルト4の寿命を延ばすことができる。すなわち、第1端部4bがプーリー7に接する第1モード、及び第2端部4cがプーリー7に接する第2モード、に切り替えることができるので、例えば無端ベルト4の寿命を2倍にすることが可能である。
傾動機構20は、無端ベルト4の第1端部4bにプーリー7が接する第1モードにステアリング部材5を傾動すると共に、無端ベルト4の第2端部4cにプーリー7が接する第2モードにステアリング部材5を傾動する操作が可能となるようにステアリング部材5に接続されている。すなわち、傾動機構20は、ステアリングローラ6の第2端6dよりも第1端6cが下方に位置する第1モード、及びステアリングローラ6の第1端6cよりも第2端6dが下方に位置する第2モード、に切り替え可能である。
図6は、傾動機構20の方向D1の一端の例を示す斜視図である。図7は、傾動機構20の方向D1の他端の例を示す斜視図である。図5、図6及び図7に示されるように、例示的な傾動機構20は、無端ベルト4の内周面に向かってステアリングローラ6の第1端6cを上昇させる第1アクチュエータ21と、無端ベルト4に向かってステアリングローラ6の第2端6dを上昇させる第2アクチュエータ22とを含む。
例えば、傾動機構20は、回転可能とされたロッド23と、ロッド23を回転させるモータ24と、第1端6c及びロッド23の連結部分に取り付けられた第1カム25と、第2端6d及びロッド23の連結部分に取り付けられた第2カム26とを備える。第1アクチュエータ21は、例えば、ロッド23、モータ24及び第1カム25を含んでおり、第2アクチュエータ22は、ロッド23、モータ24及び第2カム26を含んでいる。
例示的なロッド23は、第1ベルトローラ2及びステアリングローラ6と共に方向D1に沿って延在している。例えば、ロッド23は、丸棒状とされている。ロッド23の方向D1の一端はモータ24のケーシング24bに挿入されており、ロッド23はモータ24から駆動力を受けて回転する。一例として、モータ24は、ステッピングモータであるが、他の種類のモータであってもよい。
例えば、第1カム25及び第2カム26には、共に、ロッド23が挿入されている。すなわち、第1カム25及び第2カム26のそれぞれは、方向D1に延びる貫通孔25b,26bを有し、貫通孔25b,26bにロッド23が挿入されている。第1カム25は、ステアリングローラ6の第1端6cに接触する。例えば、第1カム25は、第1端6cに接触する第1湾曲面25cと、第1湾曲面25cの周方向の端部から延びる一対の第2湾曲面25dと、各第2湾曲面25dの第1湾曲面25cとの反対側の端部に位置する拡径部25fとを有する。
一例として、第1湾曲面25c、及び一対の第2湾曲面25dのそれぞれは、円弧状とされており、各第2湾曲面25dの曲率半径は第1湾曲面25cの曲率半径よりも大きい。なお、第1湾曲面25cの曲率半径はロッド23の曲率半径と略同一であってもよい。また、第1湾曲面25c及び一対の第2湾曲面25dは放物線状とされていてもよい。例えば、拡径部25fは第1湾曲面25cよりも拡径された部位である。すなわち、ロッド23の中心から拡径部25fの表面25gまでの距離は、ロッド23の中心から第1湾曲面25cまでの距離よりも長い。
傾動機構20は、例えば、第1カム25とステアリングローラ6の第1端6cとの間に介在する第1バネ部27と、第2カム26とステアリングローラ6の第2端6dとの間に介在する第2バネ部28とを備えてもよい。第1バネ部27は、一例として、拡径部25fから突出する板バネである。しかしながら、第1バネ部27は、板バネでなくてもよく、第1バネ部のバネの種類は適宜変更可能である。
第2カム26は、例えば、第1カム25と同様の第1湾曲面26cと、一対の第2湾曲面26dと、拡径部26fと、第2バネ部28とを有する。第2バネ部28の構成は、例えば、前述した第1バネ部27の構成と同様である。例えば、第1湾曲面25c及び拡径部25fのロッド23における回転位置と、第1湾曲面26c及び拡径部26fのロッド23における回転位置とは互いに逆位相の関係となっている。すなわち、ロッド23に対する第1湾曲面25c及び拡径部25fの各回転位置は、ロッド23に対する第1湾曲面26c及び拡径部26fの各回転位置と180°ずれている。
この場合、第1湾曲面25cが上側を向くときに第1湾曲面26cが下側を向き、第1湾曲面25cが下側を向くときに第1湾曲面26cが上側を向く。ステアリングローラ6の第1端6cは、第1湾曲面25cに接触するときには下降し、拡径部25fに接触するときには上昇する。ステアリングローラ6の第2端6dも同様、第1湾曲面26cに接触するときには下降し、拡径部26fに接触するときには上昇する。
以上、ベルト駆動装置1を備えた画像形成システムでは、傾動機構20により、無端ベルト4の第1端部4bにプーリー7(第1ベルト蛇行検知部材)が接する第1モードと、無端ベルト4の第2端部4cにプーリー7(第2ベルト蛇行検知部材)が接する第2モードとが切り替えられる。すなわち、ステアリングローラ6の第1端6cが第2端6dに対して下降する第1モード、及びステアリングローラ6の第2端6dが第1端6cに対して下降する第2モードへの切り替えが可能となる。
従って、ステアリングローラ6を第1モード及び第2モードに切り替えることにより、プーリー7に当接する無端ベルト4の部分を第1端部4b及び第2端部4cのいずれかに切り替えることができる。すなわち、無端ベルト4の負荷がかかる部分を第1端部4b及び第2端部4cのいずれかに切り替えることができる。その結果、第1端部4b及び第2端部4cのいずれか一方のみがプーリー7に当接することを回避することができるので、無端ベルト4の摩耗を抑制して無端ベルト4の寿命を長くすることができる。
傾動機構20は、例えば、無端ベルト4に向かってステアリングローラ6の第1端6cを移動させる第1アクチュエータ21と、無端ベルト4に向かってステアリングローラ6の第2端6dを移動させる第2アクチュエータ22とを有してもよい。この場合、ステアリングローラ6の方向D1の両端のそれぞれにおいてステアリングローラ6を昇降させることができるので、第1モード及び第2モードへの切り替えを確実且つスムーズに行うことができる。
傾動機構20は、回転可能とされたロッド23を有し、第1アクチュエータ21は、ステアリングローラ6の第1端6cとロッド23との連結部分に取り付けられた第1カム25を有し、第2アクチュエータ22は、ステアリングローラ6の第2端6dとロッド23との連結部分に取り付けられた第2カム26を有してもよい。この場合、傾動機構20をロッド及びカムを用いた簡易な構成とすることができる。
傾動機構20は、第1カム25とステアリングローラ6の第1端6cとの間に介在する第1バネ部27と、第2カム26とステアリングローラ6の第2端6dとの間に介在する第2バネ部28とを備えてもよい。この場合、第1カム25と第1端6cとの間、及び第2カム26と第2端6dとの間、のそれぞれが弾性接触するため、第1モード及び第2モードへの切り替えを柔軟に行うことができる。
傾動機構20は、更にモータ24を備えてもよい。この場合、例えばスイッチがONされることによってモータ24を駆動させ、ロッド23を回転させて第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。また、モータ24を自動的に駆動させてロッド23を自動的に回転させることが可能である。従って、簡易な構成で且つ容易に第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。
次に、変形例に係る傾動機構30について図8、図9及び図10を参照しながら説明する。図8、図9及び図10に示されるように、傾動機構30は、前述したモータ24に代えて、ロッド23を回転操作するハンドル34を備える。傾動機構30では、前述した第1モード及び第2モードへの切り替えをハンドル34を用いて手動で行うことが可能である。
ハンドル34は、例えば、ロッド23の方向D1の一端に回転自在に取り付けられている。一例として、ハンドル34は、ロッド23の一端に固定されると共に方向D1に交差する方向に延在する板状のベース部34bと、ベース部34bからロッド23の反対側に突出する摘まみ部34cとを有する。例えば、ベース部34bの面外方向(方向D1)から見た摘まみ部34cの形状は、直線状とされており、摘まんでハンドル34を回転しやすい形状とされている。
以上、変形例に係る傾動機構30は、ロッド23を回転操作するハンドル34を備える。従って、例えば傾動機構30を備える画像形成システムの使用者がハンドル34を回転操作することによって第1モード及び第2モードへの切り替えを容易に行うことができる。また、傾動機構30ではモータ等の駆動源を不要とすることができるため、傾動機構30の構成を更に簡易にすることができる。
続いて、上記とは別の変形例に係る傾動機構40について図11、図12及び図13を参照しながら説明する。図11、図12及び図13に示されるように、傾動機構40は、ステアリングローラ6の軸線L4に沿ってスライドするスライド部材41と、スライド部材41の方向D1の一端に設けられる駆動源の一例であるソレノイド42と、ステアリングローラ6からスライド部材41側に突出する支持部43とを備える。支持部43は、例えば、弾性を有するバネ部であり、一例として板バネである。ソレノイド42は、スライド部材41を方向D1に沿ってスライドさせる部品であり、例えば、スライド部材41の端部を収容するケーシング42bを備える。
スライド部材41は、例えば、ソレノイド42のケーシング42bから延びるロッド41bを備える。ソレノイド42は、一例として、ケーシング42bの下側から傾動機構40の方向D1の内側に突出する第1板状部42cと、第1板状部42cの方向D1の内側の端部から上側に突出する第2板状部42dと、ケーシング42b及び第2板状部42dの間において第1板状部42cから上側に突出する第3板状部42fとを有する。また、ケーシング42bから延び出すロッド41bは、第2板状部42dの貫通孔、及び第3板状部42fの貫通孔を貫通していてもよい。この場合、ソレノイド42に対するロッド41bの支持を安定させることが可能となる。
スライド部材41は、例えば、ロッド41bの先端においてステアリングローラ6に向かって突出する凸部41cと、凸部41cのソレノイド42側に位置する凹部41dと、凹部41dのソレノイド42側においてステアリングローラ6に向かって突出する凸部41fと、凸部41fのソレノイド42側に位置する凹部41gとを有する。凸部41c及び凸部41fは、例えば、共に凹部41dに対して矩形状に突出しており、凸部41fと凹部41gの間には、凹部41gから凸部41fに向かうに従って徐々にロッド41bの高さが高くなる遷移部41hが設けられる。また、ロッド41bの凸部41cより更に先端側に遷移部41jが設けられてもよい。
例えば、遷移部41h及び凸部41fの形状は、遷移部41j及び凸部41cの形状と、凹部41dの方向D1の中央部分に対して互いに対称とされていてもよい。一例として、傾動機構40は、方向D1に沿って並ぶ一対の支持部43を備えており、一対の支持部43によってスライド部材41にステアリングローラ6が支持される。例えば、一対の支持部43の下でスライド部材41が方向D1に沿ってスライドし、凸部41c,41f又は遷移部41h,41jに対する各支持部43の当接位置が変化することによってステアリングローラ6が第1モード又は第2モードに切り替わる。具体例として、支持部43が凸部41cに接触すると第1端6cが上方に移動するようにステアリングローラ6が傾動し、支持部43が凸部41fに接触すると第2端6dが上方に移動するようにステアリングローラ6が傾動する。
以上、変形例に係る傾動機構40によれば、ステアリング部材5は、ステアリングローラ6を備え、傾動機構40は、ステアリングローラ6の軸線L4に沿ってスライドするスライド部材41を有し、スライド部材41は、ステアリングローラ6に向かって突出する凸部41c,41fと、凸部41c,41fに対して窪む凹部41d,41gとを有してもよい。この場合、凸部41c,41f及び凹部41d,41gを有するスライド部材41を方向D1に沿ってスライドすることによってステアリングローラ6を第1モード及び第2モードに切り替えることができる。
傾動機構40は、ステアリングローラ6とスライド部材41との間に位置する少なくとも1つの支持部43を有し、傾動機構40は、支持部43がスライド部材41の凸部41c,41f及び凹部41d,41gの少なくともいずれかに沿って移動することによってステアリングローラ6を傾動してもよい。この場合、凸部41c,41f、凹部41d,41g及び支持部43を用いた簡易な構成で第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。
スライド部材41は、一対の凸部41c,41fを有し、一対の凸部41c,41fの間に凹部41dが設けられており、凹部41dは、ステアリングローラ6の中央部(例えば、固定具10)に対向する位置に設けられてもよい。この場合、ステアリングローラ6の中央部に凹部41dが対向することにより、凹部41dの方向D1の両側に凸部41c,41f及び支持部43が設けられる。これにより、ステアリングローラ6の中央部を軸としたステアリングローラ6の傾動を安定して行うことができる。
スライド部材41の凸部41c,41fの幅B1は、スライド部材41の凹部41d,41gの幅B2よりも広く、スライド部材41は、凹部41gと凸部41fとの間に、凹部41gから凸部41fに向かうに従って徐々に高くなる遷移部41hを有してもよい。この場合、ステアリングローラ6の傾動を一層安定して行うことができる。
傾動機構40は、スライド部材41をスライドする駆動源を備えていてもよく、当該駆動源はソレノイド42であってもよい。この場合、例えばスイッチがONされることによってソレノイド42を駆動させ、スライド部材41をスライドさせて第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。更に、ソレノイド42を自動的に駆動させてスライド部材41を自動的にスライドすることが可能である。従って、簡易な構成で且つ容易に第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。
次に、更に別の変形例に係る傾動機構50について図14、図15及び図16を参照しながら説明する。図14、図15及び図16に示されるように、傾動機構50は、前述したソレノイド42に代えて、スライド部材41を方向D1に沿ってスライド操作する操作部54を備える。傾動機構50では、第1モード及び第2モードへの切り替えを操作部54を用いて行うことが可能である。
操作部54は、例えば、スライド部材41の方向D1の一端に取り付けられており、スライド部材41を方向D1に沿って押し引きすることが可能とされている。この場合、操作部54が押し引きされることによって第1モード及び第2モードへの切り替えが行われる。具体例として、操作部54は、一方向(例えば時計回り)に回転すると押し引き可能な状態とされ、スライド部材41が引かれた状態で一方向の反対方向に回転すると押し引き不能な状態とされてもよい。しかしながら、操作部の構成は、上記の操作部54の構成に限られず適宜変更可能であり、例えば、ボタン式の操作部であってもよい。
以上、変形例に係る傾動機構50は、スライド部材41をスライド操作する操作部54を備える。従って、例えば傾動機構50を備える画像形成システムの使用者が操作部54を操作することによって第1モード及び第2モードへの切り替えを容易に行うことができる。更に、ソレノイド等の駆動源を不要とすることができるため、傾動機構50の構成を更に簡易にすることができる。
次に、画像形成システムの例について図17を参照しながら説明する。本例に係る画像形成システム61は、例えば、中間転写ユニット62として前述したベルト駆動装置1を備え、中間転写ユニット62を備えたカラー画像形成装置であってもよい。なお、図17では、理解の容易のため、画像形成システム61の図示を簡略化している。中間転写ユニット62は、傾動機構20を備えたベルト駆動装置1、傾動機構30を備えたベルト駆動装置1、傾動機構40を備えたベルト駆動装置1、及び傾動機構50を備えたベルト駆動装置1、のいずれであってもよい。中間転写ユニット62は、第1ベルトローラ2と、第2ベルトローラ3と、無端ベルト4である中間転写ベルト63と、二次転写ローラ64とを備える。
画像形成システム61は、上記の中間転写ユニット62の他に、例えば、中間転写ベルト63の移動方向に沿って配置される複数の感光体65のそれぞれを含む複数のプロセスカートリッジ66と、画像形成システム61の印刷媒体Pを収容するカセット67と、印刷媒体Pに対する印刷回数を記憶する印刷回数記憶部68とを有する。印刷回数記憶部68は、例えば、画像形成システム61による印刷を制御する制御部70に含まれていてもよい。
複数のプロセスカートリッジ66のそれぞれは、一例として、感光体65、現像装置、帯電装置及びクリーニング装置を一体として備える。例えば、画像形成システム61は、複数のプロセスカートリッジ66が装着される筐体61bを備えており、各プロセスカートリッジ66は、筐体61bの扉を開けて筐体61bに対して挿抜されることによって筐体61bに着脱自在となっていてもよい。
例えば、カセット67は、印刷媒体Pの収容のために開閉される。カセット67に収容された印刷媒体Pは、媒体搬送装置69によってピックアップされて搬送されてもよい。媒体搬送装置69は、中間転写ユニット62の中間転写ベルト63に転写されるトナー像が二次転写領域Rに到達するタイミングで印刷媒体Pを二次転写領域Rに到達させてもよい。印刷回数記憶部68は、例えば、カセット67からピックアップされた印刷媒体Pの数を記憶してもよいし、二次転写領域Rに到達した印刷媒体Pの数を記憶してもよい。このように、印刷回数記憶部68が印刷媒体Pの印刷回数を記憶する手段は適宜変更可能である。
中間転写ユニット62は、例えば、前述したステアリングローラ6及び傾動機構20を備えていてもよく、この場合、傾動機構20によって第1モード及び第2モードへの切り替えが行われる。傾動機構20は、例えば、筐体61bの扉が開けられた時、又は、プロセスカートリッジ66の着脱時にモータ24を駆動してロッド23が回転することによって第1モード及び第2モードへの切り替えを行う。また、中間転写ユニット62は、例えば、前述した傾動機構40を備える場合、筐体61bの扉が開けられた時、又は、プロセスカートリッジ66の着脱時にソレノイド42を駆動してスライド部材41をスライドして第1モード及び第2モードへの切り替えを行ってもよい。
また、傾動機構20は、カセット67の開放時に、例えば、モータ24を駆動してロッド23が回転することによって第1モード及び第2モードへの切り替えを行ってもよい。更に、傾動機構20は、印刷回数記憶部68に記憶されている印刷回数が閾値以上となったときに第1モード及び第2モードへの切り替えを行ってもよい。また、画像形成システム61は、中間転写ベルト63(無端ベルト4)の走行距離を計測する計測部を備えていてもよく、傾動機構20は、計測部によって計測された中間転写ベルト63の走行距離が閾値以上となったときに第1モード及び第2モードへの切り替えを行ってもよい。この閾値は、一例として、100kmである。更に、画像形成システム61は、中間転写ベルト63(無端ベルト4)の回転数を記憶する回転数記憶部を備えていてもよく、傾動機構20は、回転数記憶部に記憶された中間転写ベルト63の回転数が閾値以上となったときに第1モード及び第2モードへの切り替えを行ってもよい。
以上、例示的な画像形成システム61によれば、着脱可能にカートリッジ化されたプロセスカートリッジ66を備え、傾動機構20は、プロセスカートリッジ66の着脱時に第1モード及び第2モード間の切り替えを行ってもよい。この場合、プロセスカートリッジ66の着脱ごとに第1モード及び第2モードの切り替えを行うことができるので、好適なタイミングで第1モード及び第2モードへの切り替えを自動的に行うことができる。
画像形成システム61は、積層された印刷媒体Pを収容すると共に開閉可能なカセット67を備え、傾動機構20は、カセット67の開放時に第1モード及び第2モード間の切り替えを行ってもよい。この場合、カセット67が開放されるたびに第1モード及び第2モードの切り替えを行うことができるので、カセット67の開放と共に自動的に第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。
画像形成システム61は、印刷媒体Pに対する印刷回数を記憶する印刷回数記憶部68を備え、傾動機構20は、印刷回数記憶部68に記憶されている印刷回数が閾値以上となったときに第1モード及び第2モード間の切り替えを行ってもよい。この場合、印刷回数に応じた第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができるため、印刷回数に応じた適切なタイミングで第1モード及び第2モードへの切り替えを行うことができる。なお、前述の作用効果は、画像形成システム61が傾動機構30を備える場合、画像形成システム61が傾動機構40を備える場合、及び画像形成システム61が傾動機構50を備える場合、のいずれであっても同様に得られる。
以上、本明細書に記載の全ての側面、利点及び特徴が、必ずしも、いずれかの特定の例により達成される又は含まれるわけではないことは理解されたい。実際、本明細書において様々な例を示したが、種々の例において、その構成、配置及び詳細を修正又は変形できることは明らかである。
前述の例では、スライド部材41をスライドする駆動源としてソレノイド42について説明した。しかしながら、スライド部材をスライドする駆動源は、ソレノイド以外のものであってもよい。また、前述の例では、第1アクチュエータ21及び第2アクチュエータ22を備える傾動機構20について説明した。しかしながら、傾動機構は、ステアリングローラ6の第1端6cを移動させる第1アクチュエータ21、及びステアリングローラ6の第2端6dを移動させる第2アクチュエータ22のうち、いずれか一方のみを備えていてもよい。このように、傾動機構の構成については適宜変更可能である。また、ステアリング部材の構成、ベルト駆動装置の構成、又は画像形成システムの構成を適宜変更することも可能である。
以上のように、ここに請求される保護主題の意図及び範囲に含まれる全ての修正及び変形を請求する。また、前述の例の全部及び一部は、後述のクローズによって表現することができるが、以下の記載に限定されない。
[クローズ1]
第1端部、及び前記第1端部の反対側に位置する第2端部を有する無端ベルトと、
前記無端ベルトを張架する張架ローラと、
前記無端ベルトに接触するステアリングローラと、
前記張架ローラの軸線方向の両端側のそれぞれに設けられる第1ベルト蛇行検知部材及び第2ベルト蛇行検知部材と、
前記ステアリングローラを傾動する傾動機構と、
を備え、
前記傾動機構は、
前記無端ベルトの前記第1端部と前記第1ベルト蛇行検知部材とが接する第1モード、及び前記無端ベルトの前記第2端部と前記第2ベルト蛇行検知部材とが接する第2モード、のいずれかとなるように前記ステアリングローラを傾動する、
画像形成システム。
[クローズ2]
前記ステアリングローラは、前記無端ベルトの前記第1端部に隣接する第1端と前記無端ベルトの前記第2端部に隣接する第2端とを有し、
前記傾動機構は、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第1端を移動させる第1アクチュエータと、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第2端を移動させる第2アクチュエータと、を有する、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ3]
前記傾動機構は、回転可能とされたロッドを有し、
前記第1アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第1端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第1カムを有し、
前記第2アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第2端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第2カムを有する、
クローズ1又は2に記載の画像形成システム。
[クローズ4]
前記ロッドを回転させるモータを備える、
クローズ1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ5]
前記ロッドを回転操作するハンドルを備える、
クローズ1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ6]
前記傾動機構は、前記第1カムと前記ステアリングローラの前記第1端との間に介在する第1バネ部と、前記第2カムと前記ステアリングローラの前記第2端との間に介在する第2バネ部とを有する、
クローズ3〜5のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ7]
前記傾動機構は、前記ステアリングローラの軸線に沿ってスライドするスライド部材を有し、
前記スライド部材は、前記ステアリングローラに向かって突出する凸部と、前記凸部に対して窪む凹部とを有する、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ8]
前記傾動機構は、前記ステアリングローラと前記スライド部材との間に位置する少なくとも1つの支持部を有し、
前記傾動機構は、前記支持部が前記スライド部材の前記凸部及び前記凹部の少なくともいずれかに沿って移動することによって前記ステアリングローラを傾動する、
クローズ7に記載の画像形成システム。
[クローズ9]
前記スライド部材は、一対の前記凸部を有し、
一対の前記凸部の間には前記凹部が設けられており、
前記凹部は、前記ステアリングローラの中央部に対向する位置に設けられる、
クローズ8に記載の画像形成システム。
[クローズ10]
前記スライド部材は、前記凹部と前記凸部との間に、前記凹部から前記凸部に向かうに従って徐々に高くなる遷移部を有する、
クローズ7〜9のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ11]
前記スライド部材をスライドする駆動源を備える、
クローズ7〜10のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ12]
前記スライド部材をスライド操作する操作部を備える、
クローズ7〜10のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ13]
着脱可能にカートリッジ化されたプロセスカートリッジを備え、
前記傾動機構は、前記プロセスカートリッジの着脱時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜12のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ14]
積層された印刷媒体を収容すると共に開閉可能なカセットを備え、
前記傾動機構は、前記カセットの開放時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜13のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ15]
印刷媒体に対する印刷回数を記憶する印刷回数記憶部を備え、
前記傾動機構は、前記印刷回数記憶部に記憶されている印刷回数が閾値以上となったときに前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜14のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ16]
前記無端ベルトの回転数を記憶する回転数記憶部を備え、
前記傾動機構は、前記回転数記憶部に記憶されている回転数が閾値以上となったときに前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う。
クローズ1〜15のいずれかに記載の画像形成システム。
第1端部、及び前記第1端部の反対側に位置する第2端部を有する無端ベルトと、
前記無端ベルトを張架する張架ローラと、
前記無端ベルトに接触するステアリングローラと、
前記張架ローラの軸線方向の両端側のそれぞれに設けられる第1ベルト蛇行検知部材及び第2ベルト蛇行検知部材と、
前記ステアリングローラを傾動する傾動機構と、
を備え、
前記傾動機構は、
前記無端ベルトの前記第1端部と前記第1ベルト蛇行検知部材とが接する第1モード、及び前記無端ベルトの前記第2端部と前記第2ベルト蛇行検知部材とが接する第2モード、のいずれかとなるように前記ステアリングローラを傾動する、
画像形成システム。
[クローズ2]
前記ステアリングローラは、前記無端ベルトの前記第1端部に隣接する第1端と前記無端ベルトの前記第2端部に隣接する第2端とを有し、
前記傾動機構は、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第1端を移動させる第1アクチュエータと、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第2端を移動させる第2アクチュエータと、を有する、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ3]
前記傾動機構は、回転可能とされたロッドを有し、
前記第1アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第1端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第1カムを有し、
前記第2アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第2端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第2カムを有する、
クローズ1又は2に記載の画像形成システム。
[クローズ4]
前記ロッドを回転させるモータを備える、
クローズ1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ5]
前記ロッドを回転操作するハンドルを備える、
クローズ1〜3のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ6]
前記傾動機構は、前記第1カムと前記ステアリングローラの前記第1端との間に介在する第1バネ部と、前記第2カムと前記ステアリングローラの前記第2端との間に介在する第2バネ部とを有する、
クローズ3〜5のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ7]
前記傾動機構は、前記ステアリングローラの軸線に沿ってスライドするスライド部材を有し、
前記スライド部材は、前記ステアリングローラに向かって突出する凸部と、前記凸部に対して窪む凹部とを有する、
クローズ1に記載の画像形成システム。
[クローズ8]
前記傾動機構は、前記ステアリングローラと前記スライド部材との間に位置する少なくとも1つの支持部を有し、
前記傾動機構は、前記支持部が前記スライド部材の前記凸部及び前記凹部の少なくともいずれかに沿って移動することによって前記ステアリングローラを傾動する、
クローズ7に記載の画像形成システム。
[クローズ9]
前記スライド部材は、一対の前記凸部を有し、
一対の前記凸部の間には前記凹部が設けられており、
前記凹部は、前記ステアリングローラの中央部に対向する位置に設けられる、
クローズ8に記載の画像形成システム。
[クローズ10]
前記スライド部材は、前記凹部と前記凸部との間に、前記凹部から前記凸部に向かうに従って徐々に高くなる遷移部を有する、
クローズ7〜9のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ11]
前記スライド部材をスライドする駆動源を備える、
クローズ7〜10のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ12]
前記スライド部材をスライド操作する操作部を備える、
クローズ7〜10のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ13]
着脱可能にカートリッジ化されたプロセスカートリッジを備え、
前記傾動機構は、前記プロセスカートリッジの着脱時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜12のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ14]
積層された印刷媒体を収容すると共に開閉可能なカセットを備え、
前記傾動機構は、前記カセットの開放時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜13のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ15]
印刷媒体に対する印刷回数を記憶する印刷回数記憶部を備え、
前記傾動機構は、前記印刷回数記憶部に記憶されている印刷回数が閾値以上となったときに前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
クローズ1〜14のいずれかに記載の画像形成システム。
[クローズ16]
前記無端ベルトの回転数を記憶する回転数記憶部を備え、
前記傾動機構は、前記回転数記憶部に記憶されている回転数が閾値以上となったときに前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う。
クローズ1〜15のいずれかに記載の画像形成システム。
Claims (15)
- 第1端部、及び前記第1端部の反対側に位置する第2端部を有する無端ベルトと、
前記無端ベルトを張架する張架ローラと、
前記無端ベルトに接触するステアリングローラと、
前記張架ローラの軸線方向の両端側のそれぞれに設けられる第1ベルト蛇行検知部材及び第2ベルト蛇行検知部材と、
前記ステアリングローラを傾動する傾動機構と、
を備え、
前記傾動機構は、
前記無端ベルトの前記第1端部と前記第1ベルト蛇行検知部材とが接する第1モード、及び前記無端ベルトの前記第2端部と前記第2ベルト蛇行検知部材とが接する第2モード、のいずれかとなるように前記ステアリングローラを傾動する、
画像形成システム。 - 前記ステアリングローラは、前記無端ベルトの前記第1端部に隣接する第1端と前記無端ベルトの前記第2端部に隣接する第2端とを有し、
前記傾動機構は、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第1端を移動させる第1アクチュエータと、前記無端ベルトに向かって前記ステアリングローラの前記第2端を移動させる第2アクチュエータと、を有する、
請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記傾動機構は、回転可能とされたロッドを有し、
前記第1アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第1端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第1カムを有し、
前記第2アクチュエータは、前記ステアリングローラの前記第2端と前記ロッドとの連結部分に取り付けられた第2カムを有する、
請求項2に記載の画像形成システム。 - 前記ロッドを回転させるモータを備える、
請求項3に記載の画像形成システム。 - 前記ロッドを回転操作するハンドルを備える、
請求項3に記載の画像形成システム。 - 前記傾動機構は、前記第1カムと前記ステアリングローラの前記第1端との間に介在する第1バネ部と、前記第2カムと前記ステアリングローラの前記第2端との間に介在する第2バネ部とを有する、
請求項3に記載の画像形成システム。 - 前記傾動機構は、前記ステアリングローラの軸線に沿ってスライドするスライド部材を有し、
前記スライド部材は、前記ステアリングローラに向かって突出する凸部と、前記凸部に対して窪む凹部とを有する、
請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記傾動機構は、前記ステアリングローラと前記スライド部材との間に位置する少なくとも1つの支持部を有し、
前記傾動機構は、前記支持部が前記スライド部材の前記凸部及び前記凹部の少なくともいずれかに沿って移動することによって前記ステアリングローラを傾動する、
請求項7に記載の画像形成システム。 - 前記スライド部材は、一対の前記凸部を有し、
一対の前記凸部の間には前記凹部が設けられており、
前記凹部は、前記ステアリングローラの中央部に対向する位置に設けられる、
請求項8に記載の画像形成システム。 - 前記スライド部材は、前記凹部と前記凸部との間に、前記凹部から前記凸部に向かうに従って徐々に高くなる遷移部を有する、
請求項7に記載の画像形成システム。 - 前記スライド部材をスライドする駆動源を備える、
請求項7に記載の画像形成システム。 - 前記スライド部材をスライド操作する操作部を備える、
請求項7に記載の画像形成システム。 - 着脱可能にカートリッジ化されたプロセスカートリッジを備え、
前記傾動機構は、前記プロセスカートリッジの着脱時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
請求項1に記載の画像形成システム。 - 積層された印刷媒体を収容すると共に開閉可能なカセットを備え、
前記傾動機構は、前記カセットの開放時に前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
請求項1に記載の画像形成システム。 - 印刷媒体に対する印刷回数を記憶する印刷回数記憶部を備え、
前記傾動機構は、前記印刷回数記憶部に記憶されている印刷回数が閾値以上となったときに前記第1モード及び前記第2モード間の切り替えを行う、
請求項1に記載の画像形成システム。
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