JP3226811U - スパナ - Google Patents

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山 晃 内
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Abstract

【課題】 ボルト頭部やナットを回転させるための開口嵌合部を備えたスパナヘッド部を柄部の端部に設けたスパナにおいて、樹脂コーティング加工処理を施すことなく、前記開口嵌合部の内周面形状をそのままで、スパナヘッド部の表裏面のみを樹脂で保護する。【解決手段】開口嵌合部13の内周面対向位置に、スパナヘッド部12の表裏を貫通する係止溝部14を設け、スパナヘッド部12の表裏面形状に対応するカバー板部21及び係止溝部形状と対応する係止杆部22を備え、適宜な柔軟性を有する材質で形成された一体成型の樹脂製のカバー部材2を、前記係止溝部14に係止杆部22を嵌合してスパナヘッド部12に装着する。【選択図】図1

Description

本考案は、適宜な柄部にボルト頭部やナットを回転させるためのナット嵌合部を備えたレンチのうち、特に前記嵌合部が一側を開口した開口嵌合部に形成しているスパナ(オープンエンドレンチ)に関するものである。
一般的にスパナと称される工具は、柄部の端部に開口嵌合部を形成しているスパナヘッド部を設けており、スパナヘッド部は柄部より板厚に形成している。材質として工具鋼等の金属製であり、ナット等の回転操作を行う際に、ナット等の使用箇所とスパナヘッドの表面が当接してこすれる状態が生ずることが多く、その場合ナット使用箇所の表面が傷つくことがある。特に当該表面がメッキ面、塗装面や仕上げ研磨面であれば、傷の修復が必要となってくる。
前記課題の解決手段として出願人は先に、スパナヘッド部の表裏面に樹脂コーティングすることを提案した(特許文献1)。また特許文献2には、開口嵌合部を除いた表面に絶縁樹脂層を形成した工具が開示されている。
実開平2−98866号公報。 特開2006−334762号公報。
上記工具のスパナヘッド部の金属表面の樹脂コーティング手段は、特許文献1に開示されていないが、例えば開口嵌合部の内周壁を別部材で被覆した状態で、スパナヘッド部分を樹脂液にドブ付けし、前記の被覆部材を除去する手段、或いは特許文献2の絶縁被膜層の形成手段として開示されているような、工具を所定の金型内に固定し、金型で囲繞された特定表面箇所に樹脂射出を行う手段などが考えられる。
しかしナット等をしっかりと嵌合保持する必要がある開口嵌合部の内周面を除いた工具表面の特定範囲に樹脂コーティング加工処理を施すことは、前記したように製造上非常に煩瑣である。
そこで本考案は、スパナヘッド部の表裏面の樹脂被覆を簡単に施すことができる新規なスパナを提案したものである。
本考案の請求項1記載に係るスパナは、適宜な柄部の端部に、ボルト頭部やナットを嵌合する所定形状の開口嵌合部を形成したスパナヘッド部を設けたスパナにおいて、開口嵌合部の内周面対向位置に、スパナヘッド部の表裏を貫通する係止溝部を設け、スパナヘッド部の表裏面形状に対応するカバー板部及び係止溝部形状と対応する係止杆部を備え、適宜な柔軟性を有する材質で形成された一体成型の樹脂製のカバー部材を、前記係止溝部に係止杆部を嵌合して前記スパナヘッド部に装着してなることを特徴とするものである。
上記スパナは、一体成型の樹脂製カバー部材を開口嵌合部の開口側から圧入することで、係止杆部を係止溝部内に納めると、スパナヘッド部の表裏面がカバー板部(樹脂)で覆われることになる。
また本考案の請求項1記載に係るスパナは、係止溝部の形状を、開口嵌合部の奥方が傾斜面で前方直交面である逆爪形状に形成してなるもので、樹脂製カバー部材の装着時の係止杆部の差し込み抵抗が軽減され、且つ抜け止め機能が働き、カバー部材がスパナヘッド部から外れ難くなる。
また本考案の請求項3記載に係るスパナは、開口嵌合部の内周面奥方に、スパナヘッド部の表裏を貫通する連結溝部を設け、樹脂製カバー部材に、前記連結溝部と対応する連結杆部を設けてなるもので、表裏のカバー板部の連結が堅牢になり、且つスパナヘッド部への装着後のカバー板部が、外力によって位置ずれや抜け(スパナヘッドからの離脱)を防止する機能を有する。
本考案は上記の構成で、一体成型で形成された樹脂製のカバー部材をスパナヘッド部に装着することで、開口嵌合部の内周面を除いた工具表面の特定範囲に樹脂コーティング処理を施すことなくスパナヘッド部の表裏面に容易に樹脂被覆を施すことができたものである。
本考案の第一実施例を示す斜視図(カバー部材装着前)。 同図(カバー部材装着後)。 同カバー部材装着後の平面図。 同第二実施例のカバー部材装着前の平面図。 同カバー部材装着後の平面図。
次に本考案の実施形態について説明する。図1乃至3は第一実施例を示すもので、スパナは、金属製のスパナ本体1と樹脂製のカバー部材2で構成される。
スパナ本体1は、基本的に従前と同様で金属製(一般的には鍛造形成)で細板断面の棒状の柄部11の一端にスパナヘッド部12を設けてなるもので、スパナヘッド部12には、ボルト頭部やナット等の回動操作対象を嵌合する所定形状(一般的に六角形の規格寸法に合致させている)の開口嵌合部13を形成しているものである。
特に本考案のスパナの開口部13は、内周面対向位置に係止溝部14を設け、内周面奥方に連結溝部15を設けたものである。係止溝部14及び連結溝部15は、スパナヘッド部12の表裏を貫通するように形成したもので、係止溝部14は溝断面を半円形状に、連結溝部は、溝断面を矩形状に設けたものである。
カバー部材2は、スパナヘッド部12の表裏面形状に対応するカバー板部21と、対面するカバー板部21の開口嵌合部13に沿う縁に、前記係止溝部14及び連結溝部15の形状と一致する係止杆部22及び連結杆部23とを、後術するカバー部材2の圧入装着が可能な柔軟性を有する材質の樹脂で一体成型で形成したものである。
前記カバー部材2を、開口嵌合部13の開口側から圧入すると、係止杆部22が幅狭に圧せられた後、係止溝部14内に収まる。同時に連結杆部23も連結溝部15内に収まり、係止溝部14と係止杆部22の嵌合で、カバー部材2がスパナヘッド部12に装着されることになる。
従って正確な寸法に形成されている開口嵌合部13の機能を全く損なうことなく、スパナヘッド部12の表裏面にカバー板部21を設けることで、樹脂被覆を施すことができたものである。
また図4,5は第二の実施例を示すもので、この実施例は、スパナヘッド部12の開口嵌合部13の内周面対向位置に設けた係止溝部14aの形状を逆爪形状としたものである。すなわち係止溝部14aの奥方を傾斜面141とし、前方を直交面としたものである。
これに伴いカバー部材2aの係止杆部22aも前記形状に対応して三角柱形状としたものである。
而して前記第一実施例と同様にカバー部材2aを、開口嵌合部13の開口側から圧入してスパナヘッド部12に装着すると、スパナヘッド部12の表裏面にカバー板部21が配置されて樹脂被覆を施すことになると共に、係止溝部14aと係止杆部22aの係止が強い抜け止め機能が発揮されることになる。
1 スパナ本体
11 柄部
12 スパナヘッド部
13 開口嵌合部
14,14a 係止溝部
141 傾斜面
142 直交面
15 連結溝部
2,2a カバー部材
21 カバー板部
22,22a 係止杆部
23 連結杆部

Claims (3)

  1. 適宜な柄部の端部に、ボルト頭部やナットを嵌合する所定形状の開口嵌合部を形成したスパナヘッド部を設けたスパナにおいて、開口嵌合部の内周面対向位置に、スパナヘッド部の表裏を貫通する係止溝部を設け、スパナヘッド部の表裏面形状に対応するカバー板部及び係止溝部形状と対応する係止杆部を備え、適宜な柔軟性を有する材質で形成された一体成型の樹脂製のカバー部材を、前記係止溝部に係止杆部を嵌合して前記スパナヘッド部に装着してなることを特徴とするスパナ。
  2. 係止溝部の形状を、開口嵌合部の奥方が傾斜面で前方が直交面である逆爪形状に形成してなる請求項1記載のスパナ。
  3. 開口嵌合部の内周面奥方に、スパナヘッド部の表裏を貫通する連結溝部を設け、樹脂製カバー部材に、前記連結溝部と対応する連結杆部を設けてなる請求項1又は2記載のスパナ。
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