JP3226754B2 - インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法 - Google Patents

インクジェットプリント装置およびインクジェットプリント方法

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JP3226754B2 JP10853795A JP10853795A JP3226754B2 JP 3226754 B2 JP3226754 B2 JP 3226754B2 JP 10853795 A JP10853795 A JP 10853795A JP 10853795 A JP10853795 A JP 10853795A JP 3226754 B2 JP3226754 B2 JP 3226754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント媒体上に階調
性のある高品位の画像をプリントすることができるイン
クジェットプリント装置およびインクジェットプリント
方法に関するものである。
【0002】本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用
紙等、さらには金属等のプリント媒体を用いる機器すべ
てに適用可能である。具体的な適用機器としては、プリ
ンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や工業用生産
機器等を挙げることができる。
【0003】
【従来の技術】インクジェット方式で階調性のある画像
を記録する上での問題点の一つとして、画像のハイライ
ト部つまり光学濃度(以下「OD」という)の低い部分
の画質がある。
【0004】インクジェット方式においてハイライト部
を記録する方法には、 A.単位面積当りのドット数を少なくする。
【0005】B.ドットの光学濃度(以下、単に「ドッ
トOD」という)を低くする。
【0006】C.ドット径を小さくする。
【0007】方法がある。また、以上のA,B,Cのい
ずれかの方法を組み合わせることもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記Aの方法では、大
きな視野で見る場合には確かにハイライト部のODを低
くすることができる。しかし、それをより近い距離で見
ると、ドット径が大きくドットODが高い場合には、1
つ1つのドットが見えてしまい、いわゆる粒状感(本来
なめらかであるべき画像がザラザラに見えてしまうこ
と)を生じることになる(図1(B)参照)。図1
(B)では、ドットODを1.0としている。なお、図
1(A)のようにドットが形成されていないときのOD
は0.10とする。
【0009】また、上記Bの方法は、同色で濃度の異る
インクを複数用いて記録を行う(図1(C)参照)。図
1(C)では、図1(B)と同径のドットのODを0.
5としている。この方法では、異る濃度のインクそれぞ
れに対応する数のヘッドを用意しなければならず、その
分、ヘッドの数が増えてコストが高くなったり、また濃
いインクとそれをうすめる液を混合して濃度を変化させ
てヘッドに供給して記録を行う場合には、インク供給の
方法が複雑になったりするという問題がある。また、そ
れらいずれの場合にもプリンタ本体が大きくなってしま
い、コストが高くなったり、ユーザーの持運び性が悪化
する等の問題がある。
【0010】更に、異る濃度のインクそれぞれにヘッド
を用意する場合、例えば、インクジェット記録装置で通
常用いられるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の4色のインクをそれぞれ濃淡
2種類とする程度であれば、ヘッドの数は計8個となっ
て、ヘッドの数の増加に伴うコストアップの問題はある
程度許容できるものの、1色のインクについての濃淡が
2種類と少ないために、以下のような問題が生じる。
【0011】B−1.淡インク濃度が高いと粒状性が十
分消えず、高画質画像が得られない。
【0012】B−2.淡インク濃度が低く、濃インク濃
度が高いと次のような問題(a),(b)が生じる。
【0013】(a)中間濃度領域に、淡インクのドット
を多数吐出することによって濃度を出そうとすれば、イ
ンクがプリント媒体としての紙の上であふれてブリーデ
ィング(異色境界部でにじみが発生し画像劣化する)
や、コックリング(紙がインクで膨潤し波打つ現象であ
り、画像劣化や紙のジャムを引き起こす)が発生しやす
くなる。
【0014】(b)中間濃度領域に、濃インクのドット
を少数吐出することによって濃度を出そうとすれば、粒
状性が悪くなる。
【0015】(c)中間濃度領域に擬似輪郭が発生しや
すい。
【0016】B−3.濃淡両インクともに濃度を低くす
れば、画像の高濃度部において、記録インク滴の吐出数
が増えて、ブリーディングやコックリングが発生しやす
くなる。
【0017】以上のように、濃淡インクの種類が少ない
と、インク濃度をどのように選んでも問題が生ずる。
【0018】次に、上記Cの方法は、図1(D)のよう
にドット径を極めて小さくできれば極めて有効な方法で
ある。図1(D)では、図1(B)よりも小径のドット
のODを1.0としている。しかし、この方法において
は、微小なインク滴を吐出するために、ヘッドのインク
流路やオリフィスを微小に設定する必要があり、これら
の部分を小さく製造することは、製法や材料上の限界の
ために難しく、また製造歩留りの低下等の問題も生ず
る。また、インクを吐出させるエネルギー源として発泡
用のヒーターを用いた優れたインクジェット記録装置に
おいては、以上の問題に加えて、その発泡用のヒーター
も微小に作らなければならない。しかし、熱的な問題、
つまりヒーターが微小化すればするほど発泡に使われず
にヒーター回りに逃げる熱の割合が相対的に高くなって
発泡のためのエネルギー変換効率が悪くなるという問題
が生じたり、電気的な問題、つまりヒーターへの配線が
微小化すると配線抵抗が増えてしまうという問題等が生
ずる。
【0019】本発明は、以上の問題に鑑みなされたもの
であり、ハイライト部の粒状性が低くて、高品位の画像
をプリントすることができるインクジェットプリント装
置およびインクジェットプリント方法を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリント装置は、淡インクを吐出するための淡インクヘ
ッド部および前記淡インクよりも濃度の高い濃インクを
吐出するための濃インクヘッド部を用いて、淡インクド
ットによる淡画素と濃インクによる濃画素とで構成され
る画像を被プリント媒体にプリントするためのインクジ
ェットプリント装置において、前記淡インクで記録すべ
き淡画素について、当該淡画素が画像のエッジ部に相当
するか否かを判断するための判断手段と、下記式で表さ
れるレイノルズ数Reとウェーバー数Weの少なくとも
一方の値を制御するための制御手段とを有し、前記制御
手段は、(a)前記画像のエッジ部に相当しない淡画素
をプリントする場合、インクの飛び散り現象であるスプ
ラッターを発生させるように前記レイノルズ数Reと前
記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を制御し、
(b)前記画像のエッジ部に相当する淡画素をプリント
する場合、前記スプラッターを発生させないように前記
レイノルズ数Reと前記ウェーバー数Weの少なくとも
一方の値を制御し、(c)前記濃画素をプリントする場
合、前記スプラッターを発生させないように前記レイノ
ルズ数Reと前記ウェーバー数Weの少なくとも一方の
値を制御することを特徴とする。
【数3】 (但し、上記式中において、ヘッド部から吐出されるイ
ンク滴の速度はv、真球換算直径はd、密度はρ、粘度
はη、表面張力はγを表している。)
【0021】本発明のインクジェットプリント方法は、
淡インクを吐出するための淡インクヘッド部および前記
淡インクよりも濃度の高い濃インクを吐出するための濃
インクヘッド部を用いて、淡インクドットによる淡画素
と濃インクによる濃画素とで構成される画像を被プリン
ト媒体にプリントするためのインクジェットプリント方
法において、前記淡インクで記録すべき淡画素につい
て、当該淡画素が画像のエッジ部に相当するか否かを判
断し、下記式で表されるレイノルズ数Reとウェーバー
数Weの少なくとも一方の値を制御対象として、(a)
前記画像のエッジ部に相当しない淡画素をプリントする
場合、インクの飛び散り現象であるスプラッターを発生
させるように前記レイノルズ数Reと前記ウェーバー数
Weの少なくとも一方の値を制御し、(b)前記画像の
エッジ部に相当する淡画素をプリントする場合、前記ス
プラッターを発生させないように前記レイノルズ数Re
と前記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を制御
し、(c)前記濃画素をプリントする場合、前記スプラ
ッターを発生させないように前記レイノルズ数Reと前
記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を制御するこ
とを特徴とする。
【数4】 (但し、上記式中において、ヘッド部から吐出されるイ
ンク滴の速度はv、真球換算直径はd、密度はρ、粘度
はη、表面張力はγを表している。)
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【作用】本発明によれば、低濃度域と高濃度域でのプリ
ント条件を変更する簡単な構成によって、ハイライト部
の粒状性が低い画像を得る。
【0030】
【実施例】まず、本発明の概要について説明する。
【0031】(本発明の概要)本発明は、以下のような
知見に基づいてなされたものである。
【0032】まず、発明者の検討によれば、吐出するイ
ンク滴のRe,Weが高いと、そのインク滴がプリント
媒体としての紙に着弾した際の衝撃でインク滴自体が飛
び散る現象(以下、「スプラッター」という)が発生す
る。ここで、Reはレイノルズ数、Weはウェーバー数
であり、吐出インク滴の速度をv、真球換算直径をd、
密度をρ、粘度をη、表面張力をγとすると、
【0033】
【数7】
【0034】と定義される。
【0035】図2,図3は、その着弾の様子を模式的に
表わした図である。
【0036】図2は、ReやWeが低い場合の例であ
り、インク滴は紙に接触した後、同図(c),(d),
(e)のように、インク滴の運動エネルギーによって平
らな円盤状に拡がる。この拡がりは、インク内の粘性抵
抗によるエネルギー損失と、インク滴の表面張力によっ
て減衰し、ReとWeによって定まる一定の大きさまで
拡がって停止する。それまでにかかる時間は、インク滴
の大きさによっても異るが、通常のインクジェット記録
装置に用いられる数pl〜数百plの大きさのインク滴
では、数μsec〜数十μsecとなってインクの紙へ
の浸透はほとんど生じていない。
【0037】図3は、Re,Weが高い場合の例であ
り、インク滴は、着弾後、粘性や表面張力による滴を保
とうとするエネルギーに対して着弾の運動エネルギーが
大きくなるために、同図(c),(d),(e)のよう
に小滴に分裂してしまう。この結果、紙上に形成される
ドットは、着弾位置だけでなく周辺部にも散らばって、
小ドットとして形成されることになる。このようなスプ
ラッター現象は、それが画像のエッジ部、特に高濃度の
エッジ部で生じた場合には、画像の輪郭がぼやけたりき
たならしく感じられたりするために問題である。しか
し、それをハイライト部で発生させると、形成されるド
ットの径が極めて小さくなって、粒状性が劇的に改善さ
れる。
【0038】ところで、スプラッターの発生は、本発明
者の検討によると、主に、ReとWeによって支配され
ており、150<Re,150<Weで少しづつ発生し
はじめる。しかし、ReとWeのどちらか一方がより支
配的であるということではなく、また両者の線型的な結
合(例えば、両者の和)とスプラッターの発生が関係し
ているのではない。近似的には、ReとWeの積がスプ
ラッターに関係しており、この積が2000以上だとス
プラッターが発生しはじめ、それが40000以上だと
激しくスプラッターすることが分かった。
【0039】更に、スプラッターは、インク滴のRe,
Weのみではなく、紙等のプリント媒体の表面の凹凸に
も関係することが発明者の検討によって明らかとなっ
た。すなわち、同じRe,Weでも、紙表面の凹凸の度
合が大きいほどスプラッターが発生しやすく、その紙表
面が平滑であるとスプラッターが発生しにくい。
【0040】(実施例1)図4は、本発明を適用可能な
インクジェット記録装置の要部の斜視図である。
【0041】図4において、符号1は記録ヘッドを示
し、128個の吐出口を600DPIの密度で設けた計
8個のヘッド部(H1〜H8)を有している。各吐出口
に連通する流路には、インクの吐出に利用されるエネル
ギーを発生するためのヒーターを備える。ヒーターは、
印加される電気パルスに応じて熱を発生し、これにより
インク中に膜沸騰を生じさせ、この膜沸騰による気泡の
成長に伴なって上記吐出口からインクが吐出させる。各
ヘッドH1〜H8は、Y(イエロー)、M(マゼン
タ)、C(シアン)、K(ブラック)の濃淡の計8種類
のインクを吐出する。符号4は記録ヘッド1を搭載して
移動するためのキャリッジを示し、キャリッジ4は、そ
の一部において摺動可能に係合する2本のガイド軸5
A,5Bに案内されながら移動する。また、キャリッジ
4は、ガイド軸5A,5Bと平行に張設されたベルト3
の一部に接続されており、このベルト3が不図示のキャ
リッジモータによって駆動されることにより、キャリッ
ジ4が移動する。記録ヘッド1は、キャリッジ4の移動
に伴ない、吐出口に対向するプリント媒体としての記録
紙2の部分に対し、その吐出口からインクを吐出するこ
とによって記録を行う。
【0042】なお、各ヘッドとして、インクの吐出時に
気泡がインク吐出口から大気に連通するものを用いても
よく、この場合にはより微小なインク滴の吐出が可能と
なる。
【0043】図5は、本実施例装置の制御系のブロック
構成図である。
【0044】図5において、メインコントローラ100
はCPUの形態を有し、本例装置全体の制御を実行す
る。すなわち、本例装置に対してホスト装置をなすホス
トコンピュータ200との各種データの授受を行いなが
ら上記制御を実行するものであり、例えば、ホストコン
ピュータ200から送られる画像データは、所定量毎に
フレームメモリ100Mに格納される。フレームメモリ
100Mに格納される画像データは、各種変換処理が施
された後、記録ヘッド1を駆動して記録を行うための駆
動データとして、駆動データRAM110Mに格納され
る。
【0045】ドライバコントローラ110は、メインコ
ントローラ100により制御されるタイミングでヘッド
ドライバ110Dへ駆動データを送り、ヘッドドライバ
110Dは、このデータに応じて記録ヘッド1を駆動し
インク吐出を行う。
【0046】メインコントローラ100は、記録ヘッド
1からのインク吐出タイミングに応じて、モータドライ
バ104Dを介してモータ104の駆動を制御し、キャ
リッジ4(図4参照)による記録ヘッド1のスキャンを
行う。また、メインコントローラ100は、モータドラ
イバ102Dを介してモータ102の駆動を制御し、プ
ラテンローラ3を回転させる。
【0047】図6は、ヘッド1における吐出用のヒータ
ーを駆動するためのパルス波形を示す。
【0048】図6(a)のパルス波形1は、濃インク及
び淡インクを吐出するために用いる駆動信号であり、同
図(b)のパルス波形2は、淡インクを吐出するために
用いる駆動信号である。パルス波形2において先行する
2つのパルスは、インクを発泡させることはないがヒー
ター上のインクを加熱する程度の熱エネルギーを発生さ
せるためのものである。
【0049】本実施例で用いる濃淡インクの組成をそれ
ぞれ下表1に示す。なお、表1中の数字は重量%であ
る。
【0050】
【表1】
【0051】DEG:ジエチレングリコール,TDG:
チオジグリコール,IPA:イソプロパノール。
【0052】濃淡インクのそれぞれ物性ρ,ηを下表2
に示す。
【0053】
【表2】
【0054】吐出するインク滴のd,vは、濃,淡イン
クとパルス波形1,2との組み合わせによって下表3の
とおりとなる。
【0055】
【表3】
【0056】吐出インク滴のRe,Weは、下表4のよ
うになる。
【0057】
【表4】
【0058】画像の記録は次のように行う。まず、入力
画像データを誤差拡散等の公知の画像処理方法によって
処理し、濃インクで記録すべき画素と淡インクで記録す
べき画素に振り分ける。更に、淡インクで記録すべき画
素は、その画素が画像のエッジ部に相当するか否かを判
断し、エッジ部ならばパルス波形1によって記録し、非
エッジ部ならばパルス波形2によって記録する。
【0059】このようにして記録を行うと、淡インクで
記録される画素の内、画像の非エッジ部を形成する画素
においては、ReとWeの値が大きいためにスプラッタ
ーが発生し、微小ドット群で画素が形成されて、粒状性
の低いなめらかな画像が形成された。
【0060】なお、本実施例では淡インク滴の吐出に当
って2種類のパルス波形1,2を用いたが、これを全て
パルス波形2で記録しても良い。これによって、淡イン
クの画素の全てでスプラッターが発生し、淡インク滴で
形成される画像のエッジ部がぼやけてしまうということ
にはなるものの、濃度の低い画像のエッジ部のぼやけは
視覚的にあまり目立たないため、そのようなぼやけによ
る問題は軽度であり、またパルス波形を1種類にすれ
ば、エッジ部の判定の画像処理や駆動回路が単純化する
という利点がある。
【0061】(実施例2)前述した実施例1と同様のプ
リンターを用いて、ヘッドとインクを以下のように異な
らせて記録を行う。
【0062】ヘッドに関しては、濃インク吐出用のヘッ
ドは、淡インク用のヘッドよりも小さいサイズの吐出用
ヒーターを持ち、その濃インクの吐出速度が淡インクよ
りも遅くなっている。それぞれのインクは、下表5に示
す組成と物性を有している。
【0063】
【表5】
【0064】吐出インク滴のd,vは下表6のとおりで
ある。
【0065】
【表6】
【0066】この結果、吐出インク滴のRe,Weは下
表7のようになる。
【0067】
【表7】
【0068】そして、前述した実施例1と同様に、入力
画像データの処理を行い記録を行った。この結果、淡イ
ンク滴で形成される画素では、スプラッターが発生して
粒状性の少ないなめらかな画像が得られた。
【0069】なお、本実施例では、淡インクの画素の全
てにおいてスプラッターが発生してしまうが、実施例1
と同様に、パルス波形を画像のエッジ部と非エッジ部で
異らせて、エッジ部では、スプラッターを起こさせずに
ぼけのない画像を得ることも可能である。
【0070】(実施例3)本実施例では、濃インクのみ
を用いて記録を行う。インクは実施例2の濃インクと同
じものを用いる。吐出に用いるパルス波形は、図6
(a),(b)のパルス波形1,2である。それらのパ
ルス波形1,2による吐出インク滴のdとvは下表8の
とおりである。
【0071】
【表8】
【0072】この結果、吐出インク滴のRe,Weは次
のようになる。
【0073】
【表9】
【0074】記録に際しては、入力画像データを誤差拡
散法によって処理し、そして記録を行うべき画素を定め
る。次に、画像濃度の高い部分を形成する画素にはパル
ス波形1を割り当て、濃度の低い部分を形成する画素に
はパルス波形2を割り当てる。画像濃度が高いか低いか
の判断は、次のような(1),(2)の方法などによ
る。
【0075】(1)一定の大きさの画素エリア(例え
ば、4×4画素)中に、記録ドットが一定個数以上又は
一定個数未満であるかに応じて判定する。例えば、4×
4画素中に、5ドット以上があるときを高濃度、4ドッ
ト以下であるときを低濃度と判断する。
【0076】(2)判定すべき画素エリアとしての上下
左右の4画素、または以下左右と斜め上下左右の8画素
中に記録ドットがあれば高濃度を判断し、なければ低濃
度と判断する。
【0077】このように記録を行った結果、画像のハイ
ライト部においては、高Re、高Weで記録が行われる
ため、スプラッターが発生して粒状性の少ない画像が得
られた。
【0078】また、本実施例は、パルス波形等の駆動条
件を変化させた時にdがほとんど変化せず、vのみが変
化するインクジェット記録装置に適している。このよう
なインクジェット記録装置としては、例えば、特開平4
−10940号公報,特開平4−10941号公報,特
開平4−10942号公報に開示されるように、熱エネ
ルギーによってインクを発泡させ、これによってインク
を吐出し、かつこの気泡が大気と連通するものがある。
【0079】(実施例4)本実施例は、実施例3と同じ
ヘッド、インク、パルス波形を用いて記録を行う。従っ
て、吐出するインク滴のReとWeは実施例3の表9と
同じである。
【0080】本実施例では、表面が平滑な被記録材に対
して記録をする時は、図6(b)のパルス波形2によっ
てインクの吐出を行い、表面が荒い被記録材に対して記
録をする時は、図6(a)のパルス波形1によってイン
クの吐出を行う。これによって、前者の表面の平滑な被
記録材において非常に鮮明な画像が得られ、また後者の
表面の荒い被記録材物においては、前者よりやや劣るも
ののスプラッターのない鮮明な画像が得られた。この理
由は、以下のように考えられる。すなわち、パルス波形
2は、吐出速度が速く、インク滴の着弾位置が正確にな
って鮮明な画像が得られるため、スプラッターが起きに
くい平滑な被記録材に記録を行う場合に適している。こ
れに対し、表面の荒い被記録材に対しては、パルス波形
2ではスプラッターが発生して画像が劣化してしまうた
め、パルス波形1を使用するのが良い。
【0081】被記録材の表面の平滑の程度に応じて、ど
ちらのパルス波形を用いるかの選定方法としては、次の
ような方法を採ることができる。例えば、用いるパルス
波形を切り換えるための切り換えスイッチをプリンタに
設け、ユーザーが紙の平滑性や、試し印字の結果から最
適なパルス波形を判断して、その切り換えスイッチを切
り換える方法、または被記録材の種類(例えば、コピー
紙、ボンド紙、コート紙、トランスペアレンシーフィル
ム等)をユーザーがホストコンピュータに入力し、これ
に応じてパルス波形の指示(例えば、コピー紙およびボ
ンド紙に対してパルス波形1を指示、コート紙およびト
ランスペアレンシーフィルムに対してはパルス波形2を
指示)をホストコンピュータからプリンタへ出力する方
法、あるいはプリンタに被記録材の平滑性や種類を自動
識別する検出器を設けて、その検出器の識別結果に基づ
いて用いるパルス波形を切り換える方法、などを用いる
ことができる。
【0082】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0083】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0084】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0085】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0086】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0087】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0088】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0089】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0090】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低濃度域と高濃度域でのプリント条件を変更する簡単な
構成によって、ハイライト部の粒状性が低い画像を得る
ことができる。特に、濃淡インクを用いて記録を行う際
に、インクの濃度の種類が少なくても、ハイライト部に
おける粒状性を十分に低くすることが可能である。ま
た、インク濃度が一種類の場合でも、ヘッドに極めて微
小なインク流路、オリフィス、あるいはヒーターなどを
設けることなく、粒状性の少ない画像の記録を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像を形成するドットの光学濃度の説明図であ
る。
【図2】レイノルズ数Reやウェーバー数Weが小さい
ときのインク滴の着弾状態の説明図である。
【図3】レイノルズ数Reやウェーバー数Weが大きい
ときのインク滴の着弾状態の説明図である。
【図4】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
要部の斜視図である。
【図5】図4に示すインクジェット記録装置の制御系の
ブロック構成図である。
【図6】図5に示す記録ヘッドの駆動用パルス信号の波
形図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 100 メインコントローラ 110 ドライバコントローラ 110D ヘッドドライバ

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 淡インクを吐出するための淡インクヘッ
    ド部および前記淡インクよりも濃度の高い濃インクを吐
    出するための濃インクヘッド部を用いて、淡インクドッ
    トによる淡画素と濃インクによる濃画素とで構成される
    画像を被プリント媒体にプリントするためのインクジェ
    ットプリント装置において、 前記淡インクで記録すべき淡画素について、当該淡画素
    が画像のエッジ部に相当するか否かを判断するための判
    断手段と、 下記式で表されるレイノルズ数Reとウェーバー数We
    の少なくとも一方の値を制御するための制御手段とを有
    し、 前記制御手段は、(a)前記画像のエッジ部に相当しな
    い淡画素をプリントする場合、インクの飛び散り現象で
    あるスプラッターを発生させるように前記レイノルズ数
    Reと前記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を制
    御し、(b)前記画像のエッジ部に相当する淡画素をプ
    リントする場合、前記スプラッターを発生させないよう
    に前記レイノルズ数Reと前記ウェーバー数Weの少な
    くとも一方の値を制御し、(c)前記濃画素をプリント
    する場合、前記スプラッターを発生させないように前記
    レイノルズ数Reと前記ウェーバー数Weの少なくとも
    一方の値を制御することを特徴とするインクジェットプ
    リント装置。 【数1】 (但し、上記式中において、ヘッド部から吐出されるイ
    ンク滴の速度はv、真球換算直径はd、密度はρ、粘度
    はη、表面張力はγを表している。)
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記画像のエッジ部に
    相当しない淡画素をプリントする場合、前記濃画素をプ
    リントする場合に比して、前記速度vを大きくすること
    を特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリント
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画像のエッジ部に
    相当しない淡画素をプリントする場合、前記濃画素をプ
    リントする場合に比して、前記レイノルズ数Reと前記
    ウェーバー数Weとの積を大きくすることを特徴とする
    請求項1または2に記載のインクジェットプリント装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記画像のエッジ部に
    相当しない淡画素による低濃度域をプリントする際の前
    記レイノルズ数Reと前記ウェーバー数Weとの積を2
    0000以上とすることを特徴とする請求項3に記載の
    インクジェットプリント装置。
  5. 【請求項5】 前記ヘッド部は、インクに気泡を生成す
    るための熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備え、
    前記気泡の生成によってインクを吐出するものであるこ
    とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のイン
    クジェットプリント装置。
  6. 【請求項6】 前記ヘッド部は、インクの吐出時に前記
    気泡がインクの吐出口から大気に連通するものであるこ
    とを特徴とする請求項5に記載のインクジェットプリン
    ト装置。
  7. 【請求項7】 前記淡インクヘッドは、前記電気熱変
    換体として、前記濃インクヘッドよりも大きな熱エネ
    ルギーを発生するものを備えたことを特徴とする請求項
    5または6に記載のインクジェットプリント装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、被プリント媒体のプリ
    ント面が荒いほど、前記レイノルズ数Reと前記ウェー
    バー数Weの少なくとも一方を小さく設定可能であるこ
    とを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のイン
    クジェットプリント装置。
  9. 【請求項9】 淡インクを吐出するための淡インクヘッ
    ド部および前記淡インクよりも濃度の高い濃インクを吐
    出するための濃インクヘッド部を用いて、淡インクドッ
    トによる淡画素と濃インクによる濃画素とで構成される
    画像を被プリント媒体にプリントするためのインクジェ
    ットプリント方法において、 前記淡インクで記録すべき淡画素について、当該淡画素
    が画像のエッジ部に相当するか否かを判断し、 下記式で表されるレイノルズ数Reとウェーバー数We
    の少なくとも一方の値を制御対象として、 (a)前記画像のエッジ部に相当しない淡画素をプリン
    トする場合、インクの飛び散り現象であるスプラッター
    を発生させるように前記レイノルズ数Reと前記ウェー
    バー数Weの少なくとも一方の値を制御し、(b)前記
    画像のエッジ部に相当する淡画素をプリントする場合、
    前記スプラッターを発生させないように前記レイノルズ
    数Reと前記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を
    制御し、(c)前記濃画素をプリントする場合、前記ス
    プラッターを発生させないように前記レイノルズ数Re
    と前記ウェーバー数Weの少なくとも一方の値を制御す
    ることを特徴とするインクジェットプリント方法。 【数2】 (但し、上記式中において、ヘッド部から吐出されるイ
    ンク滴の速度はv、真球換算直径はd、密度はρ、粘度
    はη、表面張力はγを表している。)
  10. 【請求項10】 前記画像のエッジ部に相当しない淡画
    素をプリントする場合、前記濃画素をプリントする場合
    に比して、前記速度vを大きくすることを特徴とする請
    求項9に記載のインクジェットプリント方法。
  11. 【請求項11】 前記画像のエッジ部に相当しない淡画
    素をプリントする場合、前記濃画素をプリントする場合
    に比して、前記レイノルズ数Reと前記ウェーバー数W
    eとの積を大きくすることを特徴とする請求項9または
    10に記載のインクジェットプリント方法。
  12. 【請求項12】 前記画像のエッジ部に相当しない淡画
    素による低濃度域をプリントする際の前記レイノルズ数
    Reと前記ウェーバー数Weとの積を20000以上と
    することを特徴とする請求項11に記載のインクジェッ
    トプリント方法。
  13. 【請求項13】 前記ヘッド部は、インクに気泡を生成
    するための熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    え、前記気泡の生成によってインクを吐出するものであ
    ることを特徴とする請求項9から12のいずれかに記載
    のインクジェットプリント方法。
  14. 【請求項14】 前記ヘッド部は、インクの吐出時に前
    記気泡がインクの吐出口から大気に連通するものである
    ことを特徴とする請求項13に記載のインクジェットプ
    リント方法。
  15. 【請求項15】 前記淡インクヘッドは、前記電気熱
    変換体として、前記濃インクヘッドよりも大きな熱エ
    ネルギーを発生するものを備えたことを特徴とする請求
    項13または14に記載のインクジェットプリント方
    法。
  16. 【請求項16】 被プリント媒体のプリント面が荒いほ
    ど、前記レイノルズ数Reと前記ウェーバー数Weの少
    なくとも一方を小さく設定することを特徴とする請求項
    9から15のいずれかに記載のインクジェットプリント
    方法。
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