JP3226665B2 - 選挙端末装置 - Google Patents

選挙端末装置

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JP3226665B2
JP3226665B2 JP15586693A JP15586693A JP3226665B2 JP 3226665 B2 JP3226665 B2 JP 3226665B2 JP 15586693 A JP15586693 A JP 15586693A JP 15586693 A JP15586693 A JP 15586693A JP 3226665 B2 JP3226665 B2 JP 3226665B2
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重悳 松下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、国政選挙、地方
選挙等、大有権者数を対象とした規模の大きな選挙に適
用して好適な選挙端末装置に係るもので、特に、投票者
及び管理者の作業負担を軽減して投票操作及び投票管理
作業の容易化並びに円滑化を図るとともに、過誤を排除
しかつ選挙活動を均等抑制して信頼性の高い公正な選挙
を遂行できる電子化された選挙端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、国会議員、都道府県知事、同議
員、市長村長、及び同議員等の選挙では、公職選挙法に
基づき、地方自治体から有権者に投票所入場券となる葉
書が郵送され、有権者が投票所にその葉書を持参し、選
挙人名簿との照合により有権者本人であることの確認を
受ける。そして、投票用紙が渡されるとその投票用紙に
立候補者の氏名を記入して、投票箱に投函して投票が行
なわれる。その後、投票箱を体育館等の施設に集め、係
員が開票作業を行ない、投票結果を集計するという経緯
をとっていた。更に、投票時の投票用紙への記入説明に
ついては、投票用紙を渡す際の投票所の係員の口頭説
明、及び投票用紙への記入場所に於いての用紙掲示によ
るものであった。
【0003】従って従来では、投票者及び選挙管理者に
係る操作負担及び作業負担が大きく、かつ投票に多くの
時間と労力を要するという問題があり、これが投票率の
向上を妨げる一要因となっていた。
【0004】また、有権者に於ける、立候補者情報の取
得については、選挙活動中に於ける講演、ポスター掲示
等により取得し、更に、テレビ、新聞等のマスメディア
を通して取得する形態であった。
【0005】従って従来では、選挙活動の均等化が困難
であり、多くの選挙費用が必要となる問題を残してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
選挙投票では、投票者及び選挙管理者に係る操作負担及
び作業負担が大きく、かつ投票に多くの時間と労力を要
するという問題があり、これが投票率の向上を妨げる一
要因となっていた。更に、選挙活動の均等化が困難であ
り、多くの選挙費用が必要となる問題を残していた。
【0007】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
以下の選挙端末装置を提供することを目的とする。
【0008】即ち、本発明の第1の目的は、投票者に対
し、立候補者名(政党名)、及び任意立候補者の詳細等
を簡単な操作で即時にかつ公平に提供でき、投票時に於
ける立候補者の選択を迅速かつ円滑に行なうことができ
るとともに選挙管理の省力化が図れる選挙端末装置を提
供することにある。
【0009】本発明の第2の目的は、投票者に対し、各
投票操作段階での有効なガイダンス機能を実現して投票
操作を迅速かつ円滑に行なうことができ、投票操作にか
かる時間と労力を大幅に削減できるとともに選挙管理の
省力化が図れる選挙端末装置を提供することにある。
【0010】本発明の第3の目的は、投票者が手書き入
力した立候補者名の確認機能(投票者がリスト上で検索
し指定した立候補者名と投票者の手書き入力による立候
補者名との照合機能)をもたせて無効票をなくし、真に
正しい投票が円滑に行なえるとともに選挙管理の省力化
が図れる選挙端末装置を提供することにある。
【0011】本発明の第4の目的は、投票者の手書き入
力に対して立候補者を確定できない際に、その手書き入
力に該当する全ての候補を抽出し、選択対象として投票
者に提示する、立候補者の絞り込みによる確認機能をも
たせて、無効票をなくし、真に正しい投票が円滑に行な
える選挙端末装置を提供することにある。
【0012】本発明の第5の目的は、投票者の手書き入
力による筆跡データを表示し、該当立候補者に固有の情
報とともに記録することにより、投票の正当性を確立
し、かつ集計作業が迅速、円滑に行なえることから、選
挙管理の省力化が図れる選挙端末装置を提供することに
ある。
【0013】本発明の第6の目的は、比例代表選挙等に
於いて手書き入力された政党名の正当性を確認する機能
をもたせて、無効票をなくし、真に正しい投票が円滑に
行なえる選挙端末装置を提供することにある。
【0014】又、手書き入力された政党名が略称、表記
文字種違い等であっても有効票として受付を可能にし、
無効票の低減と投票操作の簡便化が図れる選挙端末装置
を提供することにある。
【0015】本発明の第7の目的は、政党名を指定する
ことで、その所属政党の立候補者を一括表示し、その表
示画面上で任意の立候補者を選択又は確定できる機能を
有して、投票操作が迅速かつ円滑に行なえるとともに、
選挙管理面での省力化が実現できる選挙端末装置を提供
することにある。
【0016】本発明の第8の目的は、投票者と選挙管理
者(立会人)とが円滑に連絡できる機能を備えてガイド
機能の充実化を図り、かつ投票者の投票機密を保持して
公正な選挙を遂行でき、投票行為に伴う各種のトラブル
を排除できるとともに、選挙管理面での省力化が実現で
きる選挙端末装置を提供することにある。
【0017】本発明の第9の目的は、投票者の投票行為
の状況及び投票段階を選挙管理者(立会人)が容易に把
握でき、これにより不正のない円滑な投票操作を確保し
て選挙投票を促進できるとともに、選挙管理面での省力
化が実現できる選挙端末装置を提供することにある。
【0018】本発明の第10の目的は、投票者に対し、
選択対象となる複数の候補者(又は政党)を簡単な操作
で即時にかつ公平に提供できるとともに、投票の際に選
択した候補者(又は政党)の確認機能をより充実化して
候補者(又は政党)選択誤りを排除した、信頼性の高
い、真に正当な選挙が実施可能な選挙端末装置を提供す
ることにある。
【0019】本発明の第11の目的は、投票者に対し、
選択対象となる複数の候補者(又は政党)を簡単な操作
で即時にかつ公平に提供できるとともに、投票の際に投
票者自身の筆跡による記号をもとに選択された候補者
(又は政党)を確定することで、候補者(又は政党)の
選択操作誤り(機械的な操作誤り)を排除し、信頼性の
高い、真に正当な選挙が実施可能な選挙端末装置を提供
することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えばスタイ
ラスペンによる座標入力ボードを表示面に重ねて設けた
一体型表示入力装置等、位置入力手段と同手段の操作入
力が反映される表示画面を選択的に表示する表示手段と
を備えた選挙端末装置であって、以下に示す特徴を有す
る。
【0021】即ち、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と、同手段の操作入力が反映させる表示画面を
選択的に表示する表示手段とを備えた選挙端末装置であ
って、立候補者名簿を保存するファイルの格納手段と、
上記ファイルに登録された立候補者を複数名を単位に選
挙対象として表示する第1の画面表示手段と、同画面上
に表示された立候補者のリストから上記位置入力手段の
入力操作により選択された立候補者を認識し保持する手
段と、同選択された立候補者の候補者名を手書き入力す
るための入力画面を表示する第2の画面表示手段と、同
画面上で手書き入力された候補者名を文字認識し、手書
き入力された立候補者名が上記第1の画面表示手段によ
る表示画面上で選択された立候補者に該当するか否かを
判断し正当性を確認する手段と、手書き入力された立候
補者名の正当性が確認された場合、選択された候補者名
に対する投票処理を行う手段とを具備してなることを特
徴とする。
【0022】また、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と、同手段の操作入力が反映される表示画面を
選択的に表示する表示手段とを備えた選挙端末装置であ
って、立候補者名簿を保存するファイルの格納手段と、
立候補者の候補者名を手書き入力するための入力画面を
表示する画面表示手段と、同画面上で手書き入力された
候補者名を文字認識し、手書き入力された候補者名に該
当する候補者を上記ファイルに登録された立候補者名簿
ファイルより検索し、検索された該当立候補者の全てを
表示する表示手段と、この該当立候補者が複数存在する
とき、その複数の立候補者から一人の立候補者を選択す
る操作手段と、この操作手段により選択された立候補者
を投票する手段とを有してなることを特徴とする。
【0023】また、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と、同手段の操作入力が反映される表示画面を
選択的に表示する表示手段とを備えた選挙端末装置であ
って、立候補者個々に固有の情報をもつ立候補者名簿を
保存するファイルの格納手段と、上記ファイルに登録さ
れた立候補者を複数名を単位に選択対象として表示する
第1の画面表示手段と、同画面上に表示された立候補者
のリストから上記位置入力手段の入力操作により選択さ
れた立候補者を認識し保持する手段と、同選択された立
候補者の候補者名を手書き入力するための入力画面を表
示する第2の画面表示手段と、同画面上で手書き入力さ
れた候補者名の筆跡データを上記第1の画面表示手段に
よる表示画面上で選択された立候補に固有の情報ととも
に第2の画面表示手段で表示された画面上の筆跡位置、
又は特定の領域に表示する手段と、同画面上の記入終了
ボタンが指示されることにより手書き入力された候補者
への投票処理を行う手段とを有してなることを特徴とす
る。
【0024】また、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と、同手段の操作入力が反映される表示画面を
選択的に表示する表示手段とを備えた選挙端末装置であ
って、立候補者名簿、及び同名簿に登録された立候補者
名各々に対応付けられた立候補者詳細情報を夫々保存す
るファイルの格納手段と、上記ファイルに登録された立
候補者名簿をもとに情報を表示している際に任意に選択
的に操作される、投票者以外の人に対応する呼び出し釦
と、同釦が操作されたとき上記表示された情報の一部ま
たは全てを判読不能に表示制御する手段とを具備してな
ることを特徴とする。
【0025】また、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と、同手段の操作入力が反映される表示画面を
選択的に表示する表示手段とを備えた選挙端末装置であ
って、立候補者名簿、及び同名簿に登録された立候補者
各々に対応つけられた立候補者詳細情報をそれぞれ保存
するファイルの格納手段と、上記ファイルに登録された
立候補者を複数名を単位に選挙対象として表示する第1
の画面表示手段と、同画面上で立候補者が選択されたと
き、上記ファイルを検索して同立候補者の詳細情報の表
示する第2の画面表示手段と、立候補者の確定操作画面
を表示する第3の画面表示手段と、これら第1、第2、
第3の画面表示手段における各投票操作段階および確定
操作が行なわれたことを投票者以外の人に報知する報知
手段とを具備してなることを特徴とする。
【0026】また、本発明に係る選挙端末装置は、位置
入力手段と同手段の操作入力が反映される表示画面を選
択的に表示する表示手段とを備え、かつ投票結果の情報
を外部集計装置に送信するインターフェイスを備えた選
挙端末装置であって、適格な投票者が投票行為を開始す
るとき上記操作入力を可能にする手段と、立候補者名簿
を保存する立候補者登録ファイルの格納手段と、上記立
候補者登録ファイルに登録された立候補者に対応付けら
れて、上記登録された立候補者各々の顔写真イメージ、
経歴、公約を含む立候補者詳細情報を保存する立候補者
ファイルの格納手段と、上記操作入力を可能にする手段
により上記位置入力手段による操作入力が可能となった
際に、上記表示手段に、上記立候補者登録ファイルに登
録された立候補者を複数名を単位に選択対象として表示
する第1の画面を選択的に表示する制御手段と、上記第
1の画面表示手段による表示画面上で上記位置入力手段
の操作入力により立候補者が選択されたとき、上記表示
手段に、上記第1の画面に代え、上記立候補者ファイル
を検索して上記選択された立候補者の詳細情報を表示す
るとともに立候補者を確定する操作釦若しくは次画面又
は前画面を選択する操作釦を表示する第2の画面を選択
的に表示する制御手段とを具備して、投票者に対し、立
候補者名(政党名)、及び任意立候補者の詳細(例えば
所属政党、顔写真、経歴、公約、宣伝)等を簡単な操作
で同一操作画面上に即時に提供できる構成としたことを
特徴とする。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【作用】本発明に於いては、立候補者を複数名を単位に
選択対象として表示する画面(例えば初期画面)上で、
投票者のペン操作により、立候補者を選択すると、その
選択した立候補者の詳細(例えば所属政党、顔写真、経
歴、公約、宣伝)が表示(例えばウィンドウ表示)され
る。
【0044】このような立候補者の選択機能及び詳細表
示機能をもつことにより、投票者に立候補者情報を即時
かつ公平に提供でき、投票者が任意立候補者の経歴、公
約、宣伝等を簡単な操作で容易に認識できるとともに、
選挙管理上での省力化を図ることができる。
【0045】また、本発明に於いては、投票者の各投票
操作段階に従い、その操作に必要なガイダンスメッセー
ジが表示又は表示と音声により出力されることから、各
投票操作段階で投票操作を迅速かつ円滑に行なうことが
でき、投票操作にかかる時間と労力を大幅に削減できる
とともに、選挙管理の省力化が図れる。又、この際、出
力される表示ガイダンスに、メッセージ等のテキストデ
ータの他に、操作状況を表わすイメージ、アニメーショ
ン画等を含み、更に必要に応じて任意の操作段階に於い
てガイダンスを階層化することにより、各投票操作段階
でのより有効なガイダンス機能を実現できる。
【0046】また、本発明に於いては、立候補者を複数
名を単位に選択対象として表示する画面上で、ペン操作
により立候補者を選択すると、その選択された立候補者
が記憶され、次に選択された立候補者の候補者名を手書
き入力するための入力画面が表示される。この画面上で
候補者名を手書き入力することにより、その手書き入力
された候補者名が文字認識される。そして上記手書き入
力された候補者名が上記選択され記憶された立候補者に
該当するか否かが照合判別され、手書き入力された候補
者名と選択され記憶された立候補者とが同一であると
き、正当な記名であると判定する。
【0047】このような手書き入力による立候補者名の
照合機能をもたせることにより、無効票をなくして、真
に正しい投票が円滑に行なえるとともに、選挙管理面で
の省力化が実現できる。
【0048】また、本発明に於いては、手書き入力画面
上で候補者名が手書き入力されると、その手書き入力さ
れた文字認識結果に従う候補者名がファイルより検索さ
れ、ファイルに、手書き入力された候補者名に該当する
立候補者が登録されているとき、正当な記名であると判
定する。
【0049】又、手書き入力された情報(例えば名字の
み)をもとにファイルを検索したとき、該当する候補者
が複数存在すると、該当する複数の候補者を選択対象と
して表示し、その複数の候補者から一人の候補者を選択
する操作手段をもつことにより、手書き入力による候補
者選択をより円滑に実行できるとともに、選挙管理面で
の省力化が実現できる。
【0050】また、本発明に於いては、手書き入力画面
上で入力された候補者名の筆跡データを、それ以前の立
候補者リストの表示画面上で選択された立候補者に固有
の情報とともに記録することにより、投票者の自筆によ
る電子化投票を実現でき、かつその際、上記固有の情報
を用いて以後の集計等が可能であることから、選挙管理
面での省力化が実現できるとともに、投票操作が迅速か
つ円滑に遂行できる。
【0051】また、本発明に於いては、比例代表選挙に
於いて手書き入力された政党名の正当性を確認する機能
をもつことから、無効票をなくして、実質投票率の向上
した真に正しい投票が円滑に行なえるとともに、選挙管
理面での省力化が実現できる。又、手書き入力された政
党名が略称、表記文字種違い等であっても有効票として
受付けることにより、投票操作のより簡便化が図れる。
【0052】第7の発明は、政党名を指定することで、
その所属政党の立候補者を一括表示し、その表示画面上
で任意の立候補者を選択又は確定できる機能をもつこと
から、投票操作の迅速化、及び選挙管理面での省力化が
実現できる。
【0053】また、本発明に於いては、投票者により係
員呼出し釦が操作されると、同釦操作により係員への呼
出しがなされるとともに、その際の表示画面上の表示情
報の一部又は全てが判読不能に制御されることから、投
票者の投票機密を保持でき、公正な選挙を遂行でき、投
票行為に伴う各種のトラブルを排除できるとともに、選
挙管理面での省力化が実現できる。
【0054】また、本発明に於いては、確定操作等の投
票情況を外部に報知する報知手段を備えて、投票者の投
票行為の状況及び投票段階を選挙管理者(立会人)が容
易に把握できるようにしたことにより、不正のない円滑
な投票操作を確保して選挙投票を促進できるとともに、
選挙管理面での省力化が実現できる。
【0055】また、本発明に於いては、複数名を単位に
候補者が選択対象として表示される画面上で、任意の候
補者が選択されたとき、選択された候補者を確認するた
めの特定の記号を上記選択された候補者に対応付けて表
示し、投票者が選択操作した候補者を投票者に明示し
て、投票者に確認を促すことにより、投票の際の候補者
選択誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正当な選挙が
実施可能となる。
【0056】又、政党名を対象として選択する投票にあ
っては、複数の政党名が選択対象として表示される画面
上で任意の政党名が選択されたとき、選択された政党を
確認するための特定の記号を上記選択された政党に対応
付けて表示し、投票者が選択操作した政党を投票者に明
示して、投票者に確認を促すことにより、投票の際の政
党の選択誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正当な選
挙が実施可能となる。
【0057】また、本発明に於いては、複数名を単位に
候補者を選択対象として、候補者毎に選択記号記入欄が
付随して表示された画面上で、任意の候補者が選択され
たとき、記入された記号の筆跡又はその筆跡内容を認識
した後の該当する記号を対応する選択記号記入欄に表示
して、投票の際に投票者自身の筆跡による記号をもとに
選択された候補者を確定することにより、投票者自らの
記号筆記であることから、候補者の選択操作誤り(機械
的な操作誤り)を排除でき、信頼性の高い、真に正当な
選挙が実施可能となる。
【0058】又、政党名を対象として選択する投票にあ
っては、複数の政党を選択対象として、各政党名毎に選
択記号記入欄が付随して表示された画面上で、任意の政
党名の選択記号記入欄に記号が記入されたとき、記入さ
れた記号の筆跡又はその筆跡内容を認識した後の該当す
る記号を対応する選択記号記入欄に表示して、投票の際
に投票者自身の筆跡による記号をもとに政党を選択する
ことにより、投票者自らの記号筆記であることから、政
党名の選択操作誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正
当な選挙が実施可能となる。
【0059】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【0060】(第1実施例)図1は本発明に係る選挙端
末装置のシステム構成を示すブロック図であり、図2乃
至図5はそれぞれ図1に示す一体型表示入力装置の構成
説明図である。
【0061】この実施例では、投票者により投票操作の
際に操作されるマンマシンインターフェイス機構を、静
電型の透明タブレットと液晶ディスプレイ(LCD)で
なる一体型表示入力装置とスタイラスペンとにより実現
し、投票者に各種の情報を提供するファイルを端末装置
が個々に内蔵するシステム構成を例示している。
【0062】この実施例に於ける選挙端末装置は、図2
に示すように箱形筐体1の上面部に設けられた一体型表
示入力装置2、及びスタイラスペン3と、上記筐体1の
内部に設けられた、タブレットコントローラ10、LC
Dコントローラ11、CPU12、RAM13、ROM
14、ビデオRAM(VRAM)15、通信インターフ
ェイス(通信IF)16、選挙情報ファイル17、メモ
リカードインターフェイス18、音声出力装置19A、
入出力インターフェイス( I/O−I/F )19B等の各構
成要素により実現される。
【0063】一体型表示入力装置2は、図3に示すよう
に、液晶ディスプレイ(LCD)6と座標入力用の静電
型透明タブレット5とを積層して一体形成されたもの
で、同一座標面で表示、及びデータ入力を行なうことが
できる。
【0064】スタイラスペン3は、図2に示すように、
透明タブレット5の座標位置を指示するもので、タブレ
ット面との接触を検知するスイッチを内蔵し、スイッチ
の検知結果はコード4を介して内部処理回路に通知され
る。即ち、スタイラスペン3のスイッチ信号は、コード
4を介し更に本体内部のタブレットコントローラ10を
介してCPU12に受け付けられ入力処理される。この
際、CPU12は、投票者の適格性チェック手段により
適格者である旨の確認情報を通信インターフェイス16
又は入出力インターフェイス19Bを介して受けた後
(又はCPU12が適格性チェックを行なった後)に、
スタイラスペン3のスイッチ信号入力を受付け可能とす
るが、その適格性チェック手段についてここでは説明を
省略する。
【0065】一体型表示入力装置2を構成する透明タブ
レット5は、図4に示すように、一対の透明ガラス板5
1,52が図示しない絶縁保護層を介して接合されてい
る。透明ガラス板51,52には、それぞれ複数本の透
明電極53,54が所定の間隔で平行に配列されてお
り、透明ガラス板51,52上で透明電極53,54が
互いに直交するように配置されている。即ち、透明ガラ
ス板51,52に互いに直交するX・Y方向の透明電極
がマトリックス状に配置されている。そして、透明電極
53,54は、図5に示すように、それぞれシフトコン
トローラ54の制御を受けて動作するよう、シフトレジ
スタ55,56に接続されている。これら透明ガラス板
51,52に配置された透明電極53,54には、順
次、パルス電圧が印加されており、スタイラスペン3に
よって指示されたX・Y座標位置が静電結合により検出
される。この際、透明タブレット5、及びスタイラスペ
ン3は、それぞれタブレットコントローラ10によって
制御される。又、液晶ディスプレイ(LCD)6はCP
U12の制御の下にLCDコントローラ11によって制
御される。
【0066】このような構成により、一体型表示入力装
置2を介して筆記入力された文字あるいはその他のパタ
ーン情報、つまり、位置座標系列が、タブレットコント
ローラ10を介してCPU12に入力され、認識処理さ
れて、その座標入力処理に従い透明タブレット5上の入
力が液晶ディスプレイ(LCD)6の表示画面上に反映
される。例えば、手書き入力モード(手書き入力画面)
の際は、透明タブレット5上で手書き入力された筆跡が
そのまま液晶ディスプレイ(LCD)6上の同一位置に
表示出力される。従って透明タブレット面に筆記入力さ
れたパターンがその筆記入力軌跡として同時に表示さ
れ、恰もペンを用いて紙面上に書く如く文字あるいはそ
の他のパターン入力が行われる。又、入力文字認識モー
ドの際は、手書き入力画面上で入力されCPU12で文
字認識された文字が液晶ディスプレイ(LCD)6上の
予め定められた入力文字列表示領域に表示出力され、
又、項目選択モードの際は、液晶ディスプレイ(LC
D)6上の選択された領域(選択項目、釦、選択子等)
が選択表示状態に変化(反転、画面切替等)する。これ
らの各入力情報は必要に応じてRAM13に貯えられ、
更に必要に応じて選挙情報ファイル17に登録を含み反
映される。
【0067】CPU12は、マイクロプロセッサによっ
て構成され、装置全体の制御を司るもので、この第1実
施例ではRAM13に格納されたプログラムに従い、図
10に示す処理を実行する(尚、第2実施例では図13
〜図14に示す処理を実行し、第3実施例では図18に
示す処理を実行し、第4実施例では図21〜図22に示
す処理を実行し、第5実施例では図24に示す処理を実
行し、第6実施例では図26に示す処理を実行し、第7
実施例では図28に示す処理を実行し、第8実施例では
図29に示す処理を実行し、第8実施例では図32に示
す処理を実行する)。
【0068】RAM13はCPU12の制御の下にアク
セスされるリード/ライト可能なメモリであり、CPU
12の動作プログラム、各種データを格納する。このR
AM13には、液晶ディスプレイ(LCD)6に表示さ
れるソフトウェアキーボードに関する情報(例えば、表
示情報、位置情報等)、透明タブレット5上に於ける筆
記によって入力されたパターン等も格納される。
【0069】ROM14はCPU12の制御の下にアク
セスされる読出し専用メモリであり、ここでは選挙端末
装置の電源投入後の診断プログラム、システムを立ち上
げるブートプログラム等が格納される。
【0070】VRAM15は液晶ディスプレイ(LC
D)6に表示する表示情報を格納するためのビットマッ
プメモリである。LCDコントローラ11は、VRAM
15から液晶ディスプレイ(LCD)6への表示情報転
送制御、及びCPU12からVRAM15への表示情報
転送制御等の表示制御を行なう。
【0071】タブレットコントローラ10は、透明タブ
レット5のX・Y電極のスキャン制御、スタイラスペン
3によって指示された位置(X・Y座標)の電圧検出制
御(静電結合方式)、X・Y座標データの生成、及びR
AM13へのX・Y座標データの送信等の各タブレット
制御を行なう。
【0072】通信インタフェース16は、有線方式叉は
無線方式による通信装置を具備するもので、外部装置の
端末制御装置、或いはホストコンピュータとのデータ通
信制御を行なう。ここでは通信インタフェース16を介
して、投票結果の情報が即時に外部の集計装置に送信さ
れる。
【0073】ファイル記憶装置17は、例えばHDD
(ハードディスク装置)等で構成され、ここでは、政党
管理データベース、立候補者データベース、ガイダンス
データベース、投票管理データベース等の各種データベ
ース(DB)が格納されるとともに、文字認識用の辞書
データ、及びこの装置で入力された保存対象情報等が格
納される。メモリカードインタフェース18は外部より
提示されるメモリカードが接続されるもので、メモリカ
ードには、選挙端末装置として動作させるための選挙投
票アプリケーションプログラムが記憶されており、その
選挙投票アプリケーションプログラムはシステム立ち上
げ時にCPU12の制御によりメモリカードインタフェ
ース18を介してRAM13に格納される。
【0074】音声出力装置19Aは、この端末装置の操
作手順、及び又は立候補者の氏名等を音声ガイダンスと
してスピーカ(SP)又はヘッドホンスピーカ(HP)
を介して音声出力する。
【0075】図6は、RAM13に選挙投票アプリケー
ションプログラムが格納された際の状態を示す図であ
る。このアプリケーションプログラムは、処理制御部2
0、入力制御部21、適性(適格性)チェック部22、
認識処理部23A、領域判別処理部23B、立候補者検
索処理部24、画面ページ出力制御部25、通信制御部
26等の各種処理プログラムと、位置データバッファ2
7、辞書データバッファ28、領域データバッファ2
9、認識結果バッファ30、立候補者登録バッファ31
A、立候補者バッファ31B、画面ページ出力バッファ
32、及び政党名登録バッファ33等の各種データ領域
によって構成される。上記画面ページ出力制御部25
は、画面の表示制御部25aと詳細情報表示処理部25
bと音声制御部25cとで構成される。
【0076】上記処理制御部20は、システム全体の処
理制御を司るプログラムである。入力制御部21は、ス
タイラスペン3によって透明タブレット5上が指示され
たときの位置を座標データとしてタブレットコントロー
ラ10を介してCPU12が取り込む際の入力制御機能
をもつ。適格性チェック部22は、投票者の適格性をチ
ェックするもので、例えば同じ投票者が2回以上投票し
ないことをチェックし、不適格投票者を検知した場合に
オペレーションの無効を指示する制御機能をもつ。認識
処理部23Aは、手書き文字認識が指示された際に、入
力制御部21から入力された文字を示す座標データ系列
から文字の認識処理を行なう処理機能をもつ。領域判別
処理部23Bは、スタイラスペン3によって指示された
表示画面上の領域とそのコマンドを認識する処理機能を
もつ。立候補者検索処理部24は、入力制御部21の制
御で得た座標データ、叉は認識処理部23の処理で得た
認識文字から立候補者バッファ31Bの対応する立候補
者番号のブロック(例えば図9に示す立候補者nバッフ
ァ310n)を検索する。画面ページ出力制御部25の
表示制御部25aは、画面ページ出力バッファ32に格
納される表示データをLCDコントローラ11を介して
液晶ディスプレイ(LCD)6へ転送したり、入力制御
部21の制御で入力された座標データをもとに、スタイ
ラスペン3によって筆記された文字、線等のストローク
をリアルタイムに表示したり、処理内容を指示するコマ
ンドを表領域に表示する機能を有する。詳細情報表示処
理部25bは立候補者各々の詳細(属性)情報の表示処
理機能を有する。また、音声制御部25cは、画面ペー
ジ出力バッファ32に格納される音声出力データを音声
出力装置19Aに出力する制御を行なう。通信制御部2
6は、通信インタフェース16を制御し、外部端末制御
装置等とのデータ伝送制御を行なう。
【0077】位置データバッファ27には、入力制御部
21の制御で入力された座標データが格納される。辞書
データバッファ28には、認識処理部23Aにおける文
字認識処理に使用される辞書データが格納される。この
辞書データは選挙情報ファイル17に格納されており、
システム立ち上げ時にRAM13に格納される。領域デ
ータバッファ29には、図7に示すように、液晶ディス
プレイ(LCD)6に表示される図形の領域データ(X
・Y座標データ等)が格納される。認識結果バッファ3
0には、認識処理部23Aによって認識された文字デー
タが格納される。立候補者登録バッファ31Aには、図
8に示すように、各立候補者の立候補者番号、氏名、政
党名等が一定の順序で登録される。立候補者バッファ3
1Bには、図9に示すように、各立候補者の詳細情報を
含む種々のデータが格納される。
【0078】上記立候補者バッファ310(a〜n)
は、図9に示すように、登録番号領域座標データ31
1、立候補者登録番号312、立候補者漢字データ31
3、立候補者ふりがなデータ314、年齢データ31
5、政党名データ316、立候補者写真イメージデータ
317、立候補者の経歴・宣伝情報ブロック318、得
票数カウントバッファ319等によって構成される。こ
れらの識別情報は、その選挙端末装置において管理すべ
き全ての立候補者(a〜n)毎に用意される。
【0079】得票数カウントバッファ318は、カウン
タ機能を有し、投票の確認操作が実行されると+1カウ
ントアップする。立候補者漢字データ313、立候補者
ふりがなデータ314、年齢データ315、政党名デー
タ316、及び立候補者写真イメージデータ317は、
選択された立候補者の確認情報として、表示制御部25
aの制御により選択的に液晶ディスプレイ(LCD)6
に表示される。登録立候補者番号領域座標データ311
は、透明タブレット5の選択指示操作に於いて、その指
示座標データから対応する立候補者の識別情報を出力す
る時の比較照合データとして使用される。また、立候補
者登録番号312は、立候補者の登録番号を手書き入力
操作する場合において、手書き認識された番号から対応
する立候補者の識別情報を出力するときの比較照合デー
タとして使用される。
【0080】上記領域データバッファ29は、図7に示
すように、領域始点x座標データ29a 、領域始点y座
標データ29b 、領域終点x座標データ29c 、領域終
点y座標データ29d 、及び処理形態データ29e を1
領域分のデータとし、これらを入力領域分だけ備えて構
成される。
【0081】ここで上記図1乃至図9と各フローチャー
ト及び表示画面状態図等を参照して本発明の各実施例
(第1実施例〜第11実施例)の動作を説明する。
【0082】(第1実施例)先ず、上記図1乃至図9、
及び図10乃至図12を参照して本発明の第1実施例を
説明する。
【0083】図10は本発明の第1実施例に於ける処理
手順を示し、図11、及び図12はそれぞれ本発明の第
1実施例に於ける画面表示状態を示す。
【0084】上記図1乃至図9を用いて説明した選挙端
末装置上で投票処理を起動させると、CPU12の制御
の下に、先ずシステム初期化処理を行ない初期画面が表
示される(図10ステップA1 )。
【0085】実施例では図11に示すように、立候補者
の氏名及び所属政党名が選択釦Baとともに表示され
る。尚、システム初期化処理は、本装置に於ける投票処
理を行なうための処理データの初期化、或いはメモリ確
保などの処理を行うためのものである。
【0086】有権者、即ちここでは投票者が本装置上の
表示画面上、つまり透明タブレット5上の位置入力部に
スタイラスペン3を近づける入力を行なおうとすると、
上記一体型表示入力装置2にてスタイラスペン3の指示
する座標値、及びスイッチ状態の検出が行われる(図1
0ステップA2 )。
【0087】このとき検出されるスタイラスペン3の状
態情報は、ここでは、ある一定の時間毎に透明タブレッ
ト5のドライバに割り込みをかけた結果、取得した座標
値、及びスイッチ状態データを、上記位置データバッフ
ァ27に格納し、参照したものである。本装置では、ス
タイラスペン3が透明タブレット5上のある一定距離内
ならば、座標値及びスイッチ状態を検出することができ
るため、スタイラスペン3の座標値が検出された時点
で、ユーザが入力を始める以前に表示される表示画面の
何れの入力領域に入力しようとしているのかを上記領域
判別処理部27にて、上記領域データバッファ29のデ
ータをもとに該当入力領域のチェックを行なう(図10
ステップA3 )。
【0088】そして、スタイラスペン3のスイッチ状態
がオン(ON)状態になり、その位置に入力領域が存在
したならば、その位置に対応した処理を行なう。即ちこ
の実施例では、投票処理と立候補者の詳細情報表示処
理、及び詳細情報の消去処理に分岐する(図10ステッ
プA4 )。
【0089】ここで、投票領域が選択されたとき、つま
りこの実施例では画面上の立候補者名及び所属政党名が
指示された場合に、投票処理が行なわれ、投票が完了し
た時点で初期画面に戻る(図10ステップA5 ,A6
)。
【0090】また、立候補者の詳細情報領域、即ちこの
実施例では各立候補者名の上に位置する選択釦Ba を指
示した場合、そのときの位置データより該当する立候補
者番号を判別し、上記立候補者バッファ31Bの中か
ら、図9に示すような該当する立候補者の詳細データ
(該当する立候補者番号のバッファ内容)を取得する
(図10ステップA7 ,A8 )。
【0091】そして上記取得データを上記画面ページ出
力バッファ32に格納して、図12に示すように、詳細
データの表示を行ない、RAM13内の詳細データ表示
用フラグをオン(ON)状態にする(図10ステップA
9 ,A10)。
【0092】この実施例では、詳細情報として、所属政
党データ、立候補者漢字氏名、ひらがな氏名、年齢、顔
のイメージ、及び経歴等を表示する。
【0093】また、立候補者の詳細情報の表示と併せて
表示される確認終了釦Bb が指示された場合は、上記詳
細情報の表示フラグの状態を判別し、オン(ON)状態
であるならば、表示される詳細情報を消去した後、詳細
情報表示用フラグをオフ(OFF)状態にする(図10
ステップA11,A12)。
【0094】以上、説明したような処理により、指定さ
れた任意の立候補者の詳細情報表示処理が行なわれる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
く、例えば、一体型表示入力装置2は感圧型または不透
明タブレットであっても良い。又、一体型表示入力装置
2の一部であるスタイラスペン3はコード付きでなくて
もよく、又、指示位置の検出方式については静電誘導方
式でなく例えば電磁誘導方式であってもよい。又、表示
装置についても液晶ディスプレイ(LCD)6の他に例
えばプラズマディスプレイなどによって構成されるもの
であってもよい。又、立候補者の表示および詳細情報に
ついては、実施例のように縦書きでなく横書きであって
もよく、又、フォーマットについても実施例以外のもの
であってもよい。
【0095】又、立候補者の詳細情報表示処理につい
て、実施例では、所属政党名、立候補者の漢字及びかな
氏名、年齢、顔データ、経歴などのデータを詳細情報と
して表示すると述べたが、これに限定する必要はなく、
このほかに政治理念や、所属政党略称名なども含めて表
示したり、あるいは、もっと数を絞っても良い。
【0096】また、処理の流れについては、実施例では
投票領域と詳細情報を同一画面上に設けて行なうように
述べたが、投票処理と詳細情報表示処理をそれぞれ別画
面として行なうように領域を設定してもよい。又、詳細
情報の消去について、実施例では、詳細情報表示の際に
確認釦を併せて表示し、これを有権者(投票者)が選択
した時点で消去するように述べたが、詳細情報を表示し
た際にタイマ監視処理を行ない、一定時間表示した後に
自動的にその情報を消去するようにしてもよい。又、有
権者(投票者)の操作については、詳細情報釦(選択釦
Ba )を指示することにより立候補者の詳細情報表示を
行うように述べたが、スタイラスペンのスイッチ状態を
オン状態のまま、他の立候補者の詳細情報表示用釦に移
動されることにより、スムーズな操作で任意立候補者の
詳細情報表示を行なうことがきる。これについては処理
の流れを変えることなく行うことができる。
【0097】(第2実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図13乃至図17を参照して本発明の第2実施例を
説明する。
【0098】図13及び図14は本発明の第2実施例に
於ける処理フローを示し、図15乃至図17はそれぞれ
第2実施例に於ける画面表示状態を示す。
【0099】上記図1乃至図9を用いて説明した選挙端
末装置上で投票処理を起動させると、CPU12の制御
の下に、先ずシステム初期化処理を行ない(図13ステ
ップB1 )初期画面が表示される(図13ステップB2
)。
【0100】そして、初期画面表示の状態に対応したガ
イダンス出力を行なうため、RAM13内の図示しない
処理状況番号レジスタ部に「1」を格納し(図13ステ
ップB3 )、ガイダンス出力処理にて、これに対応した
ガイダンス出力を行なう(図13ステップB4 )。
【0101】この実施例では図14(ステップC1 〜C
3 )、及び図15に示すように、初期画面として、立候
補者の氏名および所属政党名が表示された選択用画面が
表示され(図15)、この画面に対応したガイダンスと
して、選択処理を促すためのメッセージ表示及び音声に
よるガイダンスが出力される(図14ステップC1 〜C
3 )。
【0102】有権者(投票者)が本装置上の表示画面
上、つまり透明タブレット5上の位置入力部にスタイラ
スペン3を近づけ入力を行おうとすると、一体型表示入
力装置2にてスタイラスペン3の指示する座標値、及び
スイッチ状態の検出が行なわれる(図13ステップB5
)。
【0103】このとき検出されるスタイラスペン3の状
態情報は、ここでは、ある一定の時間毎に透明タブレッ
ト5のドライバに割り込みをかけた結果、取得した座標
値、及びスイッチ状態データを、上記位置データバッフ
ァ27に格納し、参照したものである。本装置では、ス
タイラスペン3が透明タブレット5上のある一定距離内
ならば、座標値及びスイッチ状態を検出することができ
るため、スタイラスペン3の座標値が検出された時点
で、ユーザが入力を始める以前に表示される表示画面の
何れの入力領域に入力しようとしているのかを上記領域
判別処理部23Bにて、上記領域データバッファ29の
データをもとに該当入力領域のチェックを行なう(図1
3ステップB6 )。
【0104】そして、スタイラスペン3のスイッチ状態
がオン(ON)状態になり、その位置に該当する入力領
域が存在したならば、その画面および位置に対応した処
理を行なう。この実施例では2画面で構成され、選択処
理による候補者選択処理と、選択に対しての確認処理お
よび投票処理を行なう。
【0105】表示画面が初期画面、つまり候補者選択画
面で、かつ画面上の立候補者が指示された場合に、選択
に対する確認処理を行なうための選択候補者確認画面を
表示する(図13ステップB7 ,B8 ,B9 )。
【0106】そして、この処理状況に対応したガイダン
スを出力するため、処理状況番号レジスタ部に「2」を
格納し、ガイダンス出力処理にて、これに対応した処理
を行なう(図13ステップB10,B11)。
【0107】この実施例では、ここで、図14(ステッ
プC4 〜C5 )、及び図16に示すように有権者に選択
された候補者が意図する候補者か否かの合否を促すため
のガイダンスメッセージを表示する。
【0108】また、表示画面が候補者確認画面で、かつ
画面上の「はい」が指示された場合に、投票処理の完了
を表わす終了画面を表示する(図13ステップB12〜B
14)。
【0109】そして、この処理状況に対応したガイダン
スを出力するため、処理状況番号レジスタ部に「3」を
格納し、ガイダンス出力処理にてこれに対応した処理を
行なう(図13ステップB15,B16)。
【0110】この実施例では、ここで、図14(ステッ
プC6 〜C8 )、及び図17に示すように、端末内で投
票処理を行ない投票が完了したことを表すためのアニメ
ーション及び音声によりガイダンスを出力する(図14
ステップC6 〜C8 )。
【0111】これが完了した時点で、投票処理を行ない
(図13ステップB17)、次の有権者(投票者)待ちの
ため初期画面に戻る。
【0112】又、候補者確認画面(図16)上で、「い
いえ」が指示された場合は、有権者の意図する候補者で
ないと判断し、初期画面に戻る(図13ステップB18,
B19)。
【0113】以上、説明したような処理にもとづき、投
票処理状況に応じたガイダンスデータが表示及び音声出
力される。
【0114】尚、音声出力装置19Aは、入力インター
フェイス、D/A変換器、音声増幅器、ボリュームコン
トローラ等を含み、スピーカSP又はヘッドホンHPよ
り、投票処理状況に応じたガイダンスデータを音声出力
する。
【0115】上記実施例では、ガイダンスデータの出力
処理について、画面に対応させてメッセージあるいは処
理状況を出力するように述べたが、そのぞれの入力処理
あるいは内部処理毎にガイダンスデータ出力を行なって
もよいし、有権者が必要な場合のみガイダンス出力する
ように、常にヘルプ釦を画面上に表示したり、端末上に
釦として設けることにより、その釦を指示した時点で出
力するようなものであってもよい。又、ガイダンスデー
タの内容については、操作ガイダンスや状況を表すため
のみのデータなく、警告メッセージが含まれてもよい
し、テキストデータやアニメーションを含むイメージデ
ータ、音声データの他に、画面上に処理の進捗状況を表
わすための数値データなどを含んでもよい。又、処理の
流れについては、上記実施例以外に上述した手段を踏ま
えた他の流れであってもよい。
【0116】(第3実施例)次に、上記図1乃至図9、
図15(又は図28(a))、及び図18乃至21を参
照して本発明の第3実施例を説明する。
【0117】図18及び図19は本発明の第3実施例に
於ける、候補者選択処理、手書き文字認識による候補者
データ入力処理、及び候補者該当判別処理を含む投票処
理の処理手順を示し、図15(又は図28(a))、図
20、及び図21はそれぞれ第3実施例に於ける画面表
示状態を示す。
【0118】上記図1乃至図9を用いて説明した選挙端
末装置上で投票処理を起動させると、CPU12の制御
の下に、先ずシステム初期化処理を行ない(図18ステ
ップD1 )初期画面が表示される(図18ステップD2
)。このシステム初期化処理では、本装置に於ける投
票処理を行うための処理データの初期化あるいは、メモ
リ確保などの処理を行なう。
【0119】有権者(投票者)が本装置上の表示画面
上、つまり透明タブレット5上の位置入力部にスタイラ
スペン3を近づける入力を行おうとすると、一体型表示
入力装置2にてスタイラスペン3の指示する、座標値、
及びスイッチ状態の検出が行われる(図18ステップD
3 )。このとき検出されるスタイラスペン3の状態情報
は、この実施例の場合、ある一定の時間毎に透明タブレ
ットのドライバに割り込みをかけた結果、取得した座標
値、及びスイッチ状態データを、上記位置データバッフ
ァ27に格納し、参照したものである。この実施例によ
る装置では、スタイラスペン3が透明タブレット5上の
ある一定距離内ならば、座標値およびスイッチ状態を検
出することができるため、スタイラスペン3の座標値が
検出された時点で、ユーザが入力を始める以前に表示さ
れる表示画面の何れの入力領域に入力しようとしている
のかを上記領域判別処理部23Bにて、上記領域データ
バッファ29のデータをもとに該当入力領域のチェック
を行なう(図18ステップD4 )。
【0120】このとき、判別された領域が手書き文字認
識処理を含む領域の場合、RAM13内に設けた認識処
理化フラグの判別を行ない、そのフラグがオフ(OF
F)ならば手書き文字認識を行なうための認識初期化処
理を行なう(図19ステップD5 〜D8 )。
【0121】そして、認識処理部23Aの処理制御の下
にROM14内の手書き文字認識ドライバを起動させ
て、手書き文字認識処理を行ない(図19ステップD9
)、ドライバによる認識処理が終了した後、認識結果
が出力された場合のみ、認識結果についての表示処理を
行なう(図19ステップD10,D11)。
【0122】実施例に於ける手書き文字認識処理は、位
置入力装置である透明タブレット5のドライバに割り込
みをかけた結果、取得される位置データを入力文字のス
トロークデータとして、上記位置データバッファ27に
格納し、上記辞書データバッファ28に格納される認識
用辞書をもとに、上記認識処理部23Aにて該当する文
字コードを取得する。このようにして入力した位置デー
タより文字の認識を行なう。
【0123】領域チェックにより、表示画面が図15
(又は図28(a))に示すような画面1で、かつ候補
者が選択された状態であるならば、図20に示すような
手書き認識入力による候補者データの入力画面である画
面2を表示する(図19ステップD12〜D14)。
【0124】この画面で、有権者(投票者)は選択した
候補者に該当するデータ、即ちこの実施例では候補者の
氏名を手書き文字認識により入力する。
【0125】候補者データの入力が終了し、画面上の記
入終了釦Be が指示されたならば、選択された候補者デ
ータである氏名データと、手書き文字認識による入力さ
れた候補者データである文字データとが一致するか否か
を判別する、該当判別処理を行なう(図18ステップD
15、及び図19ステップD16,D17)。
【0126】ここで、選択された候補者と手書き認識入
力されたデータが一致したならば、有権者の操作ミスが
ないと判断して投票処理を行い、次の有権者(投票者)
のために初期画面を表示する(図19ステップD18,D
19)。
【0127】この際、上記氏名データが一致しなけれ
ば、図21に示すようなメッセージを表示した後、文字
をクリアし、再度、手書き文字認識による候補者データ
の入力を行なうことを促す(図19ステップD18,D2
0,D21)。
【0128】以上、説明したような処理に従い、投票処
理に於ける候補者選択のチェック、つまり有権者操作ミ
ス対策を施した投票処理が行なわれる。
【0129】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、例えば、有権者(投票者)の投票する候
補者についてのチェック処理である、選択候補者と手書
き認識入力による候補者データとの該当判別処理につい
ては、実施例では候補者データとして立候補者氏名デー
タを手書き文字認識入力により入力させることにより該
当判別手段を行なうように述べたが、立候補者のかな氏
名、あるいは所属政党名を付加させたり、その他にも候
補者と判別でき、かつ有権者が認識しているデータであ
るならばそれを候補者データとして扱ってもよい。
【0130】又、本発明の処理の流れについては、実施
例以外に、例えば該当判別処理の結果、手書き文字認識
入力された候補者データが選択された候補者に該当しな
い場合に、有権者(投票者)が候補者の選択時に操作を
ミスしたと判断して、候補者選択処理に戻るような流れ
にしてもよいし、或いは該当しなかった場合に、再度手
書き入力処理を行なうか候補者選択処理に戻るか、また
は白紙投票などの別処理を行なうかを、有権者に選択さ
せるような流れにしてもよい。
【0131】(第4実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図22乃至図26を参照して本発明の第4実施例に
於ける動作を説明する。
【0132】図22乃至図25はそれぞれ本発明の第4
実施例に於ける、候補者選択処理を含む投票処理の処理
手順を示し、図26(a)〜(c)はそれぞれ第4実施
例に於ける画面表示状態を示す。
【0133】上記図1乃至図9を用いて説明した選挙端
末装置上で投票処理を起動させると、CPU12の制御
の下に、先ずシステム初期化処理を行ない(図22ステ
ップE1 )初期画面が表示される(図22ステップE2
)。このシステム初期化処理では、本装置に於ける投
票処理を行うための処理データの初期化あるいは、メモ
リ確保などの処理を行なう。
【0134】有権者(投票者)が本装置上の表示画面
上、つまり透明タブレット5上の位置入力部にスタイラ
スペン3を近づける入力を行なおうとすると、上記一体
型表示入力装置2にてスタイラスペン3の指示する座標
値、及びスイッチ状態の検出が行われる(図22ステッ
プE3 )。
【0135】このとき検出されるスタイラスペン3の状
態情報は、ここでは、ある一定の時間毎に透明タブレッ
ト5のドライバに割り込みをかけた結果、取得した座標
値、及びスイッチ状態データを、上記位置データバッフ
ァ27に格納し、参照したものである。この実施例の装
置では、スタイラスペン3が透明タブレット5上のある
一定距離内ならば、座標値及びスイッチ状態を検出する
ことができるため、スタイラスペン3の座標値が検出さ
れた時点で、ユーザが入力を始める以前に表示される表
示画面の何れの入力領域に入力しようとしているのかを
上記領域判別処理部27にて、上記領域データバッファ
29のデータをもとに該当入力領域のチェックを行なう
(図22ステップE4 )。
【0136】このとき、判別された領域が手書き文字認
識処理を含む領域の場合、RAM13内に設けた認識処
理化フラグの判別を行ない、そのフラグがオフ(OF
F)ならば、手書き文字認識を行なうための認識初期化
処理を行なう(図22ステップE5 、及び図23ステッ
プE6 〜E8 )。
【0137】そして、認識処理部23Aの処理制御の下
に手書き文字認識ドライバを起動させ、手書き文字認識
処理を行ない(図23ステップE9 )、上記ドライバに
よる認識処理が終了した後、認識結果が出力された場合
のみ、認識結果についての表示処理を行なう(図23ス
テップE10,E11)。
【0138】この実施例に於ける手書き文字認識処理
は、位置入力装置である透明タブレット5のドライバに
割り込みをかけた結果、取得される位置データを入力文
字のストロークデータとして、上記位置データバッファ
27に格納し、上記辞書データバッファ28に格納され
る認識用辞書をもとに、上記認識処理部23Aにて該当
する文字コードを取得する。このようにして入力した位
置データより文字の認識を行なう。
【0139】上記領域チェックにより、表示画面が図2
6(a)に示すような画面1で、かつ手書き文字認識処
理による候補者データの入力を終え、記入完了釦Bf が
選択されたば、有権者(投票者)の入力した認識結果文
字列を候補者データとして、上記立候補者検索処理部2
4にて、上記立候補者登録バッファ31Aのデータをも
とに検索処理を行なう(図22ステップE12,E15、及
び図24ステップE16,E17)。
【0140】この実施例では、有権者の入力した候補者
のかな名字を候補者データとし検索を行なう。
【0141】そして、検索処理の結果、該当する候補者
があり、候補者が1人に絞り込めたならば、上記立候補
者バッファ31B内の該当候補者のデータをもとに図2
6(b)に示すような確認画面を表示する(図24ステ
ップE18〜E20)。
【0142】ここで有権者(投票者)が、「はい」の釦
を指示することにより、投票完了として投票処理を行な
う(図25ステップE24〜E26)。
【0143】又、有権者(投票者)が「いいえ」の釦を
指示したならば、上記図26(a)の画面1を再度表示
して、再度、候補者データの入力を促す(図25ステッ
プE27〜E28)。
【0144】又、検索処理の結果、該当する候補者が複
数名存在したならば、図26(c)に示すような該当す
る複数候補者を選択対象とした候補者選択画面を表示
し、有権者(投票者)に選択を促す(図24ステップE
19,E21)。
【0145】そして、図26(c)に示す画面3にて1
人の候補者が選択されたならば、該当候補者の画面2を
表示して候補者の確認を促す(図25ステップE29〜E
31)。
【0146】又、上記検索処理の結果、該当する候補者
が検索できなかった場合、この実施例では、メッセージ
を表示した後、入力されたデータを消去し、有権者に再
入力を促す(図24ステップE18,E22,E23)。
【0147】以上、説明したような処理にもとづき、手
書き文字認識による候補者データの入力および、該当す
る候補者の検索処理が行なわれる。
【0148】尚、有権者が手書き文字認識により入力さ
れる候補者データについて、実施例では候補者のかな名
字を候補者データとして有権者に入力させるように述べ
たが、漢字名字や、かな氏名、漢字氏名、或いはこれら
を併用するなど、候補者を絞り込むためのデータであれ
ばよい。又、候補者を1人に限定されるようなデータを
入力するようにしてもよい。又、本発明の処理の流れに
ついては、実施例以外の画面構成であってもよい。
【0149】(第5実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図27及び図28を参照して本発明の第5実施例に
於ける動作を説明する。
【0150】図27は本発明の第5実施例に於ける処理
手順を示し、図28(a),(b)はそれぞれ第5実施
例に於ける画面表示状態を示す。
【0151】上記図1乃至図9を用いて説明した選挙端
末装置上で投票処理を起動させると、CPU12の制御
の下に、先ずシステム初期化処理を行ない(図27ステ
ップF1 )初期画面が表示される(図27ステップF2
)。このシステム初期化処理では、本装置に於ける投
票処理を行うための処理データの初期化あるいは、メモ
リ確保などの処理を行なう。
【0152】有権者(投票者)が本装置上の表示画面
上、つまり透明タブレット5上の位置入力部にスタイラ
スペン3を近づける入力を行なおうとすると、上記一体
型表示入力装置2にてスタイラスペン3の指示する座標
値、及びスイッチ状態の検出が行われる(図27ステッ
プF3 )。
【0153】このとき検出されるスタイラスペン3の状
態情報は、ここでは、ある一定の時間毎に透明タブレッ
ト5のドライバに割り込みをかけた結果、取得した座標
値、及びスイッチ状態データを、上記位置データバッフ
ァ27に格納し、参照したものである。この実施例の装
置では、スタイラスペン3が透明タブレット5上のある
一定距離内ならば、座標値及びスイッチ状態を検出する
ことができるため、スタイラスペン3の座標値が検出さ
れた時点で、ユーザが入力を始める以前に表示される表
示画面の何れの入力領域に入力しようとしているのかを
上記領域判別処理部27にて、上記領域データバッファ
29のデータをもとに該当入力領域のチェックを行なう
(図27ステップF4 )。
【0154】このとき、図28(a)に示す画面1上
で、候補者が選択されたならば、図28(b)に示す画
面2を表示し、選択した候補者に対する筆跡イメージの
入力処理を促す(図27ステップF5 〜F7 )。
【0155】上記図28(b)に示す画面2上にて、筆
跡イメージ入力領域への候補者データ入力が行なわれる
と、透明タブレット5により入力された座標値データを
もとに筆跡表示処理が行なわれる(図27ステップF8
〜F10)。
【0156】この筆跡表示処理では、領域内に入力され
た座標値データ及びスタイラスペン3のスイッチ状態を
もとに、座標値データ列をラインで結ぶことにより実現
する。そして、候補者データの筆跡入力が終了し、画面
2上の記入終了釦Bg が選択されたならば、投票完了と
判断して、投票処理を行なう(図27ステップF11,F
12)。
【0157】以上、説明したような処理にもとづき、投
票処理に於ける候補者選択及び筆跡イメージ入力による
候補者データの入力処理が行なわれる。
【0158】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、例えば、候補者データの手書き筆跡入力
については、実施例では候補者データとして候補者の氏
名を入力するように述べたが、これ以外に氏名と政党名
の併用入力や、氏名のかな入力などでもよく、選択した
候補者のデータとして識別可能な範囲であればよい。
又、手書き筆跡入力時に、入力データクリアや、消しゴ
ム機能などを付加することにより、入力データに対する
編集を実現するようにしてもよい。
【0159】(第6実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図29及び図30を参照して本発明の第6実施例に
於ける動作を説明する。
【0160】図29は本発明の第6実施例に於ける、比
例代表区選挙の際の政党投票処理手順を示し、図30は
第6実施例に於ける政党名登録情報状態例を示す。
【0161】上記図30に示す政党名登録情報は上記し
た政党名登録バッファ33に予め貯えられている。即
ち、ここでは、選挙登録された正式政党名のデータベー
ス61と、とをもち、各政党に対して略称を含む予め定
められた複数種の記入投票を可能としている。
【0162】まず投票者が、スタイラスペン3を用い
て、一体型表示入力装置2の入力面上で、投票したい政
党名(もしくはその略称)を手書き入力する。
【0163】入力された筆跡データは上述した文字認識
アルゴリズムにかけられ、認識不能であれば再入力を促
すメッセージを一体型表示入力装置2の液晶ディスプレ
イ(LCD)6に表示出力した後、再度入力待ちに戻る
(図29ステップG1 〜G3,G9 )。
【0164】認識が成功すると、認識結果を同一のデー
タが政党名データベース61の中にあるか否かを検索す
る(図29ステップG4 )。
【0165】ここで、合致するものがない場合、今度
は、略式政党名データベース62を同様に検索する(図
29ステップG5 ,G6 )。
【0166】ここでも合致するものが見つからない場合
は、この入力に該当する政党は存在しない旨のメッセー
ジを一体型表示入力装置2の液晶ディスプレイ(LC
D)6に表示出力した後、再度入力待ちに戻る(図29
ステップG7 ,G9 )。
【0167】又、政党名データベース61、又は略式政
党名データベース62のいずれかに、手書き入力による
政党名入力と合致するものが存在した場合、その投票デ
ータを有効とし記録して処理を終える(図29ステップ
G7 ,G8 )。
【0168】尚、本実施例では、政党名データベースと
略式政党名データベースとを分離して持たせ、また検索
も順次行なわせたが、これは纏めてひとつのデータベー
スとし、また検索も一度に行わせてもよい。又、本実施
例では、参議院比例代表区の選挙を想定していたが、他
の選挙に於いても利用可能である。又、本実施例では、
政党名及びその略称にのみ対応できる構成としたが、将
来候補者の個人名などでも略称入力が認められるように
なった場合、その用途に利用できる。又、本実施例で
は、選挙人が入力を行なうための入力手段として、一体
型表示入力装置2、及びスタイラスペン3を用いている
が、例えば、キーボード、マウス、トラックボールなど
を用いた他の入力装置であってもよい。又、政党名デー
タベース61、及び略式政党名データベース62を格納
する選挙情報ファイル17は、内蔵ハードディスクに限
らず、例えばバックアップつきのRAM、EPROM等
の書き込み可能な不揮発性メモリ、光学的メモリ、又は
他の物理的(機械的)メモリ等でよく、又は、選挙端末
装置本体の内部に具備されず、外部に配設され、通信イ
ンターフェイス16を含む何らかの通信手段を介してア
クセスできる構成であってもよい。
【0169】(第7実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図31を参照して本発明の第7実施例に於ける動作
を説明する。
【0170】図31は本発明の第7実施例に於ける、立
候補者の属性情報、具体例を挙げると所属政党から該当
立候補者を選択対象として抽出し呈示する投票処理手順
を示す。
【0171】先ず一体型表示入力装置2の液晶ディスプ
レイ(LCD)6には、初期選択画面として、投票を行
なうか、或いは候補者の情報を閲覧するかの選択を行な
う旨のメッセージ及び選択釦が表示され、投票者が一体
型表示入力装置2、及びスタイラスペン3を用いて、そ
のいずれかを選択する(図31ステップH1 )。
【0172】ここで候補者の情報閲覧が選択されると、
一覧表示を行なうか特定の条件に合致する立候補者だけ
を検索表示するかの選択を促すメッセージ及び選択釦が
表示され、上記同様に投票者がいずれかを選択する(図
31ステップH2 )。
【0173】ここで一覧表示が選択されると、全ての立
候補者データを一覧表示し、その後、初期選択画面に戻
る(図31ステップH7 )。
【0174】この際、立候補者数が多く、一画面に全員
が入りきらない場合は、投票者が一体型表示入力装置
2、及びスタイラスペン3で頁捲り、スクロール等を操
作指示することで対応する。
【0175】又、検索表示が選択されると、立候補者バ
ッファ31Bを参照して、検索に用いることのできる全
ての属性(例えば所属政党名、現職か否かなど)が表示
され、その中から投票者の選んだ属性で検索が行なわれ
る。そして投票者が選んだ条件に合致する候補者のみを
抽出し表示(図26(c)参照)した後、初期選択画面
に戻る(図31ステップH4 〜H6 )。
【0176】尚、上記した実施例では、立候補者バッフ
ァ31Bのもつ候補者の属性情報を用いたが、例えば候
補者情報の表示の仕方として、投票者が特定の候補者一
人を指定すると、その候補者の持つ特定属性情報をまと
めて表示するという提供の仕方をしてもよい。又、本実
施例では、投票者が入力を行なうための入力手段とし
て、一体型表示入力装置2、及びスタイラスペン3を用
いているが、例えば、キーボード、マウス、トラックボ
ール等、他の装置構成であってもよい。
【0177】(第8実施例)次に、上記図1乃至図9、
及び図32を参照して本発明の第8実施例に於ける動作
を説明する。
【0178】本発明の第8実施例は、選挙端末装置を使
用して投票を行なう投票者が、操作が分からず係員を呼
ぶ際に、ディスプレイ上に入力途中の候補者名などが書
かれていると、係員がそれを目視できる状態となり投票
内容の秘密が守られなくなる虞れがある。そこで係員呼
び出し用の釦操作を、ディスプレイ上の内容の一部また
は全部を一時伏せる機能と連動させておく。これにより
投票内容の秘密を保持したまま円滑な投票処理が実現さ
れる。
【0179】図32は、本発明の第8実施例に於ける、
投票操作を円滑化するための投票者及び選挙管理人(係
員)の連絡手段をもった際の投票者の機密保持を実現し
た投票処理手順を示すフローチャートである。
【0180】ここでは、入出力インターフェイス19B
を介して、係員呼び出し用の押釦(押釦スイッチ)が設
けられ、この押釦スイッチが押下されると、一体型表示
入力装置2の液晶ディスプレイ(LCD)6の表示内容
が必要に応じて伏せられるとともに、係員に押釦スイッ
チ操作による呼出しが報知される。この係員呼出し報知
は、スピーカ(又はブザー)やランプ等であり、係員の
待機場所付近に設置されている。この連絡手段により、
係員は、投票者が助力を欲していることを知ることがで
きる。
【0181】図32は、投票者が選挙端末装置を用いて
投票を行う際に、途中で装置の扱い方が分からなくなっ
た場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【0182】選挙端末装置を用いた投票処理の最中に、
係員呼び出し用の押釦スイッチが押下されると、図32
の割り込み処理に入る。
【0183】ここでは、先ず、係員呼び出し用の押釦ス
イッチが押された時点で、一体型表示入力装置2の液晶
ディスプレイ(LCD)6上に表示されている内容をC
PU12がチェックする(図32ステップI1 ,I2
)。
【0184】この際のチェック内容は、この投票者が票
を投じようとしている候補者や政党名を、完全に、或い
はある程度まで推察できるような情報が、現在出力され
ているか否かという点である。チェックの結果、上述の
ような内容が表示されている場合は、係員にそれらの情
報を見られないように、伏せ字、又は消去する(図32
ステップI4 )。
【0185】その後、上記報知手段により、係員が、係
員呼び出し用の押釦スイッチの押下された端末に出向い
て選挙端末装置に対する投票操作についての説明を行な
う(図32ステップI5 )。
【0186】尚、上記実施例に於いて、一つの投票所内
に選挙端末装置が複数個ある場合は、係員報知手段をひ
とつにまとめてもよいが、その場合は例えばランプの点
灯の仕方やスピーカの発する音の違いで、どの端末で押
釦が押されたのか分かる構成にする。又、係員呼び出し
用押釦スイッチは、釦でなく、レバーやハンドルなど形
状を変えたスイッチであってもよい。又、このように独
立した操作スイッチを設けるのではなく、一体型表示入
力装置2、及びスタイラスペン3を用いて、係員を呼ぶ
ためのコマンドを入力する構成としてもよく、この際
は、上記コマンドをCPU12が受けると、その際に、
一体型表示入力装置2の液晶ディスプレイ(LCD)6
に表示されている、政党名、立候補者等の特定の情報を
その時点で一時消去又は読めない状態にするとともに、
その投票者による呼出しが、音声出力装置19Aにより
報知され、又は、入出力インターフェイス19Bを介し
て係員の待機場所に報知され、又は、通信インターフェ
イス16を介して係員の待機場所に報知される。
【0187】(第9実施例)次に、図33乃至図35を
参照して本発明の第9実施例を説明する。
【0188】この第9実施例は、記憶装置が内蔵され、
座標入力装置とそれと連動する平面表示装置とを用いた
選挙端末装置に於いて、表示装置を介して立候補者を直
接もしくは間接的に一覧表示し、投票者に対して選択操
作を促す手段と、上記表示装置を介して投票者による立
候補者の選択操作が行なわれることにより、選択された
立候補者の属性表示を行ない、投票者に対し最終意思の
確認操作を促す手段と、上記座標入力装置から入力され
た文字を認識する文字認識手段と、投票者による確認操
作が行なわれることにより上記記憶装置に対して登録処
理を行なう、もしくは上記記憶装置ならびに有線または
無線手段で他の装置に登録処理を行なう手段と、投票操
作の流れが投票者以外の人に確認できる他者確認表示装
置、ならびに有線または無線手段で、他の装置に他者確
認表示を行なう手段とを設けることにより、候補者を選
択し、投票確定を行なった際、上記他者確認表示装置に
投票確定を示す表示がなされる。また、投票操作を行な
う際、どの投票画面を現在、有権者が操作しているのか
を上記他者確認表示装置に表示することができる。ま
た、操作が行われる時間を測定する時間判断手段を設け
ることにより、投票操作を行なう際、操作が一定時間な
されない場合をリアルタイムに検出できる。また、上記
時間判断手段を用いて、操作が一定時間なされない場合
に投票操作を強制終了させ初期画面に戻すことができ
る。
【0189】このように、他者確認表示装置をもつ一体
型表示入力装置を用いた選挙端末装置に於いては、投票
操作の流れが投票者以外の人(例えば選挙管理人又は係
員)に確認でき、有権者が投票確定したことを他者に知
らせることができるので、不正投票等を防止でき、又、
有権者(投票者)の投票操作を把握することにより、有
権者(投票者)の操作に関する指導を簡潔に行なうこと
ができる。
【0190】図33は、本発明の第9実施例に於ける選
挙端末装置の全体の構成を示す図である。図33に於い
て、筐体1の上面部に図2に示した一体型表示入力装置
2が設けられている。一体型表示入力装置2は、上述し
たように液晶ディスプレイ(LCD)6と透明タブレッ
ト5とを積層して一体形成されたもので、同一座標面で
表示、及びデータ入力を行なうことができる。スタイラ
スペン3は、図3乃至図5に示した透明タブレット5の
座標位置を指示するもので、タブレット面との接触を検
知するスイッチを内蔵し、スイッチの検知結果は、内部
の処理回路(タブレットコントローラ10)にコード4
を介して通知される。
【0191】又、他者確認表示装置91は、確認ランプ
92、及び画面ナンバー表示装置93により構成され、
筐体1の一体型表示入力装置2上に於いてなされる操作
に応じ、情報が表示される。
【0192】又、外部インターフェイスコードに繋がっ
た他者確認表示装置95は、LCD等の表示装置及びキ
ーボードなどの入力装置を備えて構成される。
【0193】図34は、本発明の第9実地例に於ける機
能構成を示すブロック図である。
【0194】図34に於いて、制御部71、投票操作制
御部72、座標判断部75、候補者表示制御部76、文
字認識部78、確定部79、登録部80、状況把握制御
部81、状況判断部84、タイム制御部85等は、図1
に示すCPU12、及びRAM13内の各種プログラム
(図6の20〜26)等によって実現される。また、表
示部73は図1に示す一体型表示入力装置2の液晶ディ
スプレイ(LCD)6、及びLCDコントローラ11等
によって実現される。入力部74は図1に示す一体型表
示入力装置2の透明タブレット5、スタイラスペン3、
及びタブレットコントローラ10等によって実現され
る。候補者データベース77は図1に示す選挙情報ファ
イル17、及びRAM13内の立候補者登録バッファ3
1A、立候補者バッファ31B等によって実現される。
状況表示部82は図33に示す他者確認表示装置91,
95により実現される。状況把握入力部83は図33に
示す他者確認表示装置(係員用モニタ)95によって実
現される。
【0195】制御部71はシステム全体の制御を行な
う。投票操作制御部72は投票操作の制御を行なう。表
示部73は投票操作のための各表示を行なう。入力部7
4は座標入力装置を介してスタイラスペンなどの入力を
受付ける。座標判断部75は、座標入力装置を介して入
力されたデータの種別、内容等を判断する。候補者表示
制御部76は候補者の氏名及び属性などを一覧表示する
制御を行なう。候補者データベース77は候補者の氏名
及び属性などのデータを格納する。文字認識部78は座
標入力装置を介して入力されたデータを文字として認識
する。確定部79はいずれの候補者が選択されたのかを
確定する。登録部80はいずれの候補者が選択されたの
かを登録する。状況把握制御部81は投票操作の状況を
把握する全体の制御を行なう。状況表示部82は他者確
認表示装置91,95を介して、投票操作の状況を有権
者以外の人に見えるように表示する。状況把握入力部8
3は他者確認表示装置95により投票操作の状況を判断
するための入力を行なう。状況判断部84は投票操作の
状況を判断する。タイム制御部85は投票の各段階毎の
操作にかかる時間などを測定する。
【0196】図35は上記第9実施例に於ける他者操作
確認処理を示すフローチャートである。
【0197】符号J1は時間測定変数の初期化を行うス
テップであり、1操作ごとに時間測定変数を初期化す
る。
【0198】符号J2は時間測定変数が設定時間を過ぎ
たか判断するステップであり、操作が一定時間行われて
いないかどうかを判断する。
【0199】符号J3は投票操作を行うステップであ
り、有権者による投票操作が行われる。
【0200】符号J4は確定されたか判断するステップ
であり、有権者による投票確定が行われたかどうかを判
断する。
【0201】符号J5は確定ランプ点滅させるステップ
であり、有権者によって投票が確定されると、確定ラン
プを点滅させる。
【0202】符号J6は1人の有権者が投票操作を終了
したか判断するステップであり、投票終了したかどうか
を判断する。
【0203】符号J7は終了ランプを点滅するステップ
であり、1人の有権者が投票操作を終えると、終了ラン
プを点滅させる。
【0204】符号J8はタイムアウト表示するステップ
であり、設定時間内に何も操作が行われなかった場合、
タイムアウトをしたという表示を行なう。
【0205】符号J9は投票操作強制終了するステップ
であり、タイムアウトすると、操作中の画面を強制終了
させる。
【0206】符号J10は投票操作を初期状態に戻すス
テップであり、強制終了した操作を初期状態に戻す。
【0207】符号J11は各投票段階の画面ナンバーを
表示するステップであり、現在、有権者が操作している
画面ナンバーを判断し表示する。
【0208】符号J12はエラー画面を表示するステッ
プであり、エラー発生時に於けるエラー画面を表示す
る。
【0209】ここで上記図33乃至図35を参照して上
記第9字実施例の動作を説明する。
【0210】先ず、処理が開始されると、制御部71は
表示制御部72を介して表示部73に初期画面を表示す
る。
【0211】次に、有権者(投票者)に於いて、スタイ
ラスペン3などを使用して投票操作を行なうが、状況把
握部81は、タイム制御部85に於いて、処理時間など
の時間制御を行なう変数などの初期化を行なう。
【0212】そして、状況把握制御部81は、投票操作
制御部72に於いて成される操作を状況判断部84等で
把握し、その状況を状況表示部82に表示する。又、状
況把握入力部83から入力された情報を使って、検索な
ども行なう場合がある。
【0213】投票操作は、投票操作制御部72に於いて
制御され、入力部74から入力されたデータ等から候補
者を確定し、投票結果が登録部80に登録される。
【0214】次に図35を参照して処理の流れを説明す
る。
【0215】先ず、処理が開始されると、タイムアウト
検出用の変数などがステップJ1において初期化され
る。ステップJ2で設定時間とタイムアウト検出用変数
の値を比較し、前操作から設定時間内に次の操作を行な
おうとしているか否かを判断し、設定時間内であればそ
のまま操作を続ける。
【0216】ステップJ3では1つの操作を行ない、そ
の操作が確定操作であったか否かをステップJ4で判断
し、確定であったなら、ステップJ5にて他者確認表示
装置91,95に確定したことを知らせる表示を行な
う。
【0217】また、確定操作ではなければ、ステップJ
11にて、どの画面で現在操作ているのかを判断し、上
記他者確認表示装置91,95に画面ナンバー、或いは
その画面そのもの(当然、選択した候補者名などは伏せ
字とする)を表示する。
【0218】ステップJ6にて終了操作であったことを
判定したときは、ステップJ7にて終了を上記他者確認
表示装置91,95に表示する。
【0219】このような処理が操作終了まで続き、も
し、設定時間内に操作が何も成されなかったら、ステッ
プJ8にてタイムアウトした旨を有権者(投票者)に知
らせ、又、他者確認表示装置91,95にも表示して、
ステップJ9にて操作中の投票操作を強制終了させ、ス
テップJ10で初期状態に戻す。
【0220】上記したように、一体型表示入力装置を用
いた選挙端末装置に於いて他者確認表示装置をもつ構成
としたことにより、投票操作の流れが投票者以外の人
(例えば選挙管理人又は係員)に確認でき、有権者が投
票確定したことを他者に知らせることができるため、不
正投票等を防止でき、又、有権者(投票者)の投票操作
を把握することにより、有権者(投票者)の操作に関す
る指導を簡潔に行なうことができる。
【0221】(第10実施例)次に、図36乃至図41
を参照して本発明の第10実施例を説明する。
【0222】この第10実施例は、記号式投票をタブレ
ットを使用して行なう選挙端末であって、複数名を単位
に候補者(又は政党名)が選択対象として表示される画
面上で、任意の候補者(又は政党)が選択されたとき、
選択された候補者(又は政党)を確認するための、例え
ば○/×/レ点/星印等の特定の記号を上記選択された
候補者(又は政党)に対応付けて表示し、投票者が選択
操作した候補者(又は政党)を投票者に明示して、投票
者に確認を促すことにより、投票の際の候補者(又は政
党)選択誤りを排除できるようにしたものである。
【0223】図36乃至図41はそれぞれ本発明の第1
0実施例を説明するためのもので、図36乃至図40は
それぞれ本発明の第10実施例に於ける画面表示状態を
示す図、図41は第10実施例に於ける処理手順を示す
フローチャートである。
【0224】以下に図36乃至図41を参照して第10
実施例の動作を説明する。
【0225】選挙端末上で投票アプリケーションプログ
ラムが起動されると、CPU12の制御の下に、まずデ
ータの初期化、メモリ領域の確保などの初期化処理が行
なわれ、図36に示すような初期画面(画面A)が表示
される。(図41ステップK1,K2)。
【0226】初期画面は、図36に示すように、投票処
理を促すための表示メッセージ、投票処理する選挙の種
別、該選挙の立候補者名と所属政党名からなる候補者項
目、及び白票として投票するための白票項目等からな
る。
【0227】投票者が透明タブレット5にペン3を近づ
けると、タブレットコントローラ10は、ペン3の指示
する位置の座標値、及びペン3の内蔵スイッチの状態を
検出する。
【0228】CPU12は、入力制御部21の制御の下
に、一定時間毎にタブレットコントローラ10に割り込
みをかけ、検出された座標値及びスイッチ状態を位置デ
ータバッファ27に格納する。
【0229】CPU12は、位置データバッファ27の
内容を参照し、座標が検出されているか否かをチェック
する(図41ステップK3)。
【0230】この際、座標が検出されなければ、座標が
検出されるまで待つ。
【0231】又、位置データバッファ27に座標が記憶
されていれば、領域判別処理部23Bにて、領域データ
バッファ29の記憶内容をもとに、その座標が属する領
域を判別する(図41ステップK4)。
【0232】次に、位置データバッファ27の保持デー
タに基づいて、ペン3の内蔵スイッチがオンか否かが判
別される(図41ステップK5)。
【0233】ここで、ペン3の内蔵スイッチがオフであ
れば、座標検出処理(図41ステップK3)に戻る。
【0234】又、ペン3の内蔵スイッチがオンであると
きは、ペン3により指示された位置が、初期画面の候補
者項目若しくは白票項目の各領域に該当するか(含まれ
るか)否かを判定する(図41ステップK6)。
【0235】ここで、ペン3が候補者項目若しくは白票
項目を指定していれば、その指定位置の候補者を特定す
る(図41ステップK12)。
【0236】そして、図37に示すような確認画面(画
面B)を表示する(図41のステップK13)。
【0237】この確認画面は図37に示すように、投票
者が選択した候補者名を示すメッセージ、及び投票者が
次にすべき処理行為を説明するメッセージと、投票者が
選択した候補者を他の候補者項目と識別できる形式で表
示した、立候補者名と所属政党名からなる候補者項目、
及び白票として投票するための白票項目と、選択された
候補者を示す特定の記号(ここでは○)と、選択した候
補者に最終的に投票を行なうか否かを投票者に確認させ
るための確認アイコン、及び選択を取り消すための取消
しアイコンとを含み、その他の説明を省略した部分につ
いては、初期画面と同じである。白票項目がペン3で指
示された場合も同様の確認画面となる。この例では、選
択された候補者を示す特定の記号(○)が付された選択
候補者項目を他の候補者項目と容易に識別できるよう
に、選択された候補者の欄の枠が強調表示されている。
【0238】一方、初期画面で候補者項目(白票項目を
含む)以外の部分をペン3で指示した場合、若しくは既
に確認画面が表示された状態でペン3により画面上の位
置が指示された場合は、ペン3により指示された位置
が、確認アイコンに該当するか否かを判定する(図41
ステップK7)。
【0239】ここで、確認アイコンがペン3で指示され
たと判断したとき、すなわち投票者が候補者選択の最終
確認を行なった場合には、投票処理を行なう(図41ス
テップK8)。
【0240】この投票処理に於いて、CPU12は立候
補者バッファ31Bの選択された候補者の得票カウント
バッファの保持値に「1」を加算する。
【0241】また、白票項目が選択されていれば、白票
の得票カウントバッファの保持値に「1」を加算する。
この白票項目が選択された際は、図40に示すような確
認画面(画面B´)が表示されて投票操作が促される。
【0242】このような候補者項目又は白票項目が選択
された際の投票処理中に於いては、図38に示すような
投票中画面(画面C)が表示され、更に、投票処理の完
了(選択候補者の得票カウント終了)に伴って、図39
に示すような投票終了画面(画面D)が表示されて、投
票者に投票処理が終了したことが知らされる(図41ス
テップK9、K10)。
【0243】その後、次の投票者のために、位置データ
バッファ27の内容をクリアするなどの初期処理を行な
い、次の投票処理に備える(図41ステップK1)。
【0244】また、確認画面で取消しアイコンが指示さ
れた場合は、投票者に対し、再度、候補者の選択処理を
可能にする(図41ステップK11,K1,…)。
【0245】この第10実施例によれば、簡単な操作
で、投票処理が行なえるとともに、投票選択した候補者
について、○,×,レ,☆などの記号で表示するので投
票の確認が確実に行なわれることになる。
【0246】尚、上記した第10実施例では、複数名を
単位に候補者が選択対象として表示される画面上で、任
意の候補者が選択されたとき、選択された候補者を確認
するための、例えば○,×,レ,☆等の特定の記号を上
記選択された候補者に対応付けて表示し、投票者が選択
操作した候補者を投票者に明示して、投票者に確認を促
す機能を説明したが、複数の政党名が選択対象として表
示される画面上で、任意の政党が選択されたとき、選択
された政党を確認するための特定の記号を上記選択され
た政党名に対応付けて表示し、投票者が選択操作した政
党を投票者に明示して、投票者に確認を促す機能も同様
に実現できる。
【0247】(第11実施例)次に、図42乃至図48
を参照して本発明の第11実施例を説明する。
【0248】この第11実施例による選挙端末装置は、
投票者が記号記入欄にペンで記号(○,×,ν等)を記
載すると、この記号を認識して、投票処理を行なう点を
特徴とする。
【0249】即ち、第11実施例に於いては、複数名の
候補者(又は政党名)を単位に選択対象として候補者
(又は政党名)毎に選択記号記入欄を伴い表示する画面
表示手段と、上記選択記号記入欄に上記ペンを用いて選
択記号(例えば○,×,ν等)が記入されたとき、記入
された記号の筆跡又はその筆跡内容を認識した後の該当
する記号を対応する選択記号記入欄に表示する画面表示
手段とを有して、投票の際に投票者自身の筆跡による記
号をもとに選択された候補者(又は政党)を確定するこ
とを特徴とする。このように、候補者(又は政党)毎に
選択記号記入欄が付随して表示された画面上で、任意の
候補者(又は政党)が選択されたとき、記入された記号
(○,×,ν等)の筆跡又はその筆跡内容を認識した後
の該当する記号を対応する選択記号記入欄に表示して、
投票の際に投票者自身の筆跡による記号をもとに選択さ
れた候補者(又は政党)を確定することにより、投票者
自らの記号筆記であることから、候補者の選択操作誤り
(機械的な操作誤り)を排除でき、信頼性の高い、真に
正当な選挙が実施可能となる。
【0250】図42乃至図48はそれぞれ本発明の第1
1実施例を説明するためのもので、図42,図43、及
び図46乃至図47はそれぞれ本発明の第11実施例に
於ける画面表示状態を示す図、図44は記号の記入例を
示す図、図48は第11実施例に於ける処理手順を示す
フローチャートである。
【0251】以下に図42乃至図48を参照して第11
実施例の動作を説明する。
【0252】選挙端末上で投票アプリケーションプログ
ラムが起動されると、CPU12の制御の下に、まずデ
ータの初期化、メモリ領域の確保などの初期化処理が行
なわれ、初期画面が表示される(図48ステップL1,
L2)。
【0253】この際の初期画面は、図42に示すよう
に、投票処理を促す表示メッセージ、投票処理する選挙
の種別、該選挙の立候補者名と所属政党名からなる候補
者項目、白票として投票するための白票項目、及び投票
したい候補者に対して記号を記入するための記号記入枠
(Ea )等からなる。
【0254】CPU12は、一定時間毎にタブレットコ
ントローラ10に割り込みをかけ、ペン3により指示さ
れている位置の座標値及び内蔵スイッチの状態データ
(使用中=オン)を取り込み、位置データバッファ27
に格納する。
【0255】CPU12は位置データバッファ27の内
容を参照し、座標が検出されているか否かをチェックす
る(図48ステップL3)。
【0256】この際、座標が検出されていなければ、座
標が検出されるまで待つ。
【0257】座標が検出されると、位置データバッファ
27の保持データに基づいて、ペン3の内蔵スイッチが
オン(使用中)であるか否かを判別する(図48ステッ
プL4)。
【0258】ここで、ペン3の内蔵スイッチがオンであ
るとき、CPU12は、位置データバッファ27の内容
を参照し、ペンスイッチがオン状態の座標値を筆跡デー
タバッファ34へ格納する(図48ステップL5)。
【0259】この筆跡データバッファ34に格納された
座標値は、投票者が記入した記号の筆跡を画面表示する
ためのデータとして用いられる。
【0260】位置データバッファ27に座標が記憶され
ていれば、領域判別処理部23Bは、領域データバッフ
ァ29の記憶内容をもとに、検出された座標が属する領
域を認識する(図48ステップL6)。
【0261】次に、検出された座標が属する領域が初期
画面の記号記入枠(Ea )内であるか否かを判別する
(図48ステップL7)。
【0262】ここで表示画面が初期画面の記号記入枠
(Ea )内である場合は、領域判別処理部23Bで判別
した結果に応じて、検出された座標が属する記号記入枠
(Ea)に対応する候補者の候補者判別データバッファ
35(i)(i=a,b, …n)の保持値に「1」を加算する
(図48ステップL8)。
【0263】この候補者判別データバッファ35(i)
の保持値は、投票された候補者を特定するために使用さ
れる。
【0264】更に、CPU12、及びLCDコントロー
ラ11の制御の下に、筆跡データバッファ34に格納さ
れた座標値に基づき、投票者が記入した記号を記入位置
(入力位置)と重なる画面上に表示して、上記座標検出
処理に戻る(図48ステップL9,L3,…)。
【0265】投票者が記号の記入を終わって、タブレッ
ト2からペン3を離すと、ペンスイッチがオフする。
【0266】このペンスイッチのオフ状態を検出すると
(図48ステップL4)、記入された記号がいずれの候
補者を示しているかを識別する記号識別処理を実行する
(図48ステップL10〜L13)。
【0267】ここでは、ペンスイッチがオフの状態が一
定時間以上経過したか否かを判断し(図48ステップL
10)、一定時間経過していない場合は、座標検出処理
(図48ステップL3)に戻り、一定時間経過してもペ
ンスイッチがオフ状態のままならば、記号の記入が終了
したと判断して、筆跡データバッファ34に座標データ
が格納されているか否を判別する(図48ステップL1
1)。
【0268】ここで筆跡データバッファ34にデータが
格納されていない場合は、上記座標検出処理(図48ス
テップL3)に戻り、筆跡データバッファ34にデータ
が格納されている場合は、記号記入枠(Ea )に記号が
記入された可能性があるので、現在の表示画面が初期画
面であるか否かを判別する(図48ステップL12)。
【0269】ここで初期画面でない場合は、上記座標検
出処理(図48ステップL3)に戻り、又、初期画面で
あれば、選択された候補者を特定するための記号識別処
理を実行する(図48ステップL13)。
【0270】この記号識別処理(図48ステップL1
3)は、1つの記号記入枠(Ea )に記号が記入された
場合には、その記入枠に対応する候補者が選択されたも
のと判断する。図44(c)に示すように、2つの記号
記入欄に跨がって記号が記入された場合には、記入量の
多い方の記入枠に対応する候補者が選択されたものと判
断する。図44(d)に示すように、3以上の記号記入
枠(Ea )に跨がって記号が記入された場合には、その
記号を無効とする。
【0271】以上の判断を行なうため、まず、3以上の
候補者判別データバッファ35(i,j,k,…)のカ
ウント値が「1」以上であるか否かを判別する(図48
ステップL14)。
【0272】3以上の候補者判別データバッファ35
(i,j,k,…)のカウント値が「1」以上であると
いうことは、図44(d)に示すように、記号が3以上
の記号記入枠(Ea )に跨がって記号が記入されたこと
を意味する。この場合は、図45に示すエラー画面(画
面C)を表示し、座標検出処理に戻る(図48ステップ
L18,L3)。
【0273】3以上の候補者判別データバッファ35の
カウント値が「1」以上でないとき、即ち、カウント値
が「1」以上の候補者判別データバッファ35が2以下
であるときは、候補者判別データバッファ35のカウン
ト値の最大値を検出して、その値と、その次に大きいカ
ウント値を比較し、その差が一定値以上であるか否かを
判断する(図48ステップL15)。
【0274】例えば、図43の場合は、カウント値が
「1」以上の2つの候補者判別データバッファ35
(i,j)のカウント値の最大値とその次に大きいカウ
ント値との差が一定値以上であると判断され、又、図4
4(b)の場合は、カウント値が「1」以上の候補者判
別データバッファ35か1つしかないので、同様にカウ
ント値の最大値とその次に大きいカウント値との差が一
定値以上であると判断され、又、図44(c)の場合
は、候補者判別データバッファ35のカウント値の最大
値とその次に大きいカウント値との差が一定値未満であ
ると判断される。
【0275】カウント値が「1」以上の候補者判別デー
タバッファ35のカウント値の最大値とその次に大きい
カウント値との差が一定値以上であると判断されたとき
は、カウント値が最大値の立候補者判別データバッファ
35に対応する候補者を選択された候補者であるとして
判定し(図48ステップL16)、図43に示すような
選択された候補者に投票するか否かを確認するための確
認画面を表示する(図48ステップL17)。
【0276】この確認画面は、投票者が選択した候補者
名を示すメッセージ、投票者が次にすべき行為を説明し
たメッセージ、立候補者のリスト、投票者が記入した記
号、選択した候補者に最終的に投票を行なうか否かを投
票者に確認させるための確認のアイコン、選択を取り消
すための取り消しのアイコン等を含む。
【0277】なお、白票に対応する記号記入枠に記号が
記入された場合も、上記同様の処理がなされる。
【0278】又、上記したカウント値の差が一定値未満
の場合は、図45に示すエラー画面(画面C)を表示し
て、座標検出処理に戻る(図48ステップL18,L
3,…)。
【0279】一方、上記検出された座標が属する領域が
初期画面でないと判別したとき(図48ステップL7)
は、表示画面が確認画面であるか否かを判別し(図48
ステップL19)、ここで表示画面が確認画面であると
判断したときは、確認のアイコンがペン3で指示されか
否かを判別する(図48ステップL19)。
【0280】ここで確認のアイコンがペン3で指示され
たことを判断すると、即ち、投票者が、表示された候補
者に投票することを確認する(図48ステップL20)
と、投票処理を実行する(図48ステップL21)。
【0281】この投票処理に於いて、CPU12は立候
補者バッファ31Bの選択された候補者の得票数カウン
トバッファ319i の保持値に「1」を加算する。
【0282】また、白票項目が選択されていれば白票の
得票カウントバッファの保持値に1を加算する。
【0283】この投票処理に於いて、投票処理中は、図
38に示すような投票中画面を表示し、投票処理の完了
(得票数カウントバッファ319への得票カウント終
了)を待って図39に示すような投票終了画面を表示し
て、投票者に投票処理が終わったことを知らせ、次の投
票受付け処理に戻る(図48ステップL22,L23,
L1,…)。
【0284】又、確認画面上で取り消しのアイコンが選
択された場合(図48ステップL24)は、投票者に候
補者を再度選択させるため、初期画面の表示状態(投票
受付け処理)に戻る(図48ステップL1,…)。
【0285】又、表示画面が確認画面でないと判断され
た場合(図48ステップL19)は、表示画面がエラー
画面であるか否かを判定する(図48ステップL2
5)。
【0286】ここで表示画面がエラー画面でないと判断
した場合は、上記座標検出処理に戻り(図48ステップ
L3,…)、又、表示画面がエラー画面であると判断し
た場合は、取り消しのアイコンが選択されたか否かを判
断して(図48ステップL26)、取り消しのアイコン
が選択されたと判断したとき、投票者がエラーを確認し
たものとして、初期画面の表示状態(投票受付け処理)
に戻る(図48ステップL1,…)。
【0287】エラー画面上で上記した以外の領域が指示
された場合には、投票者が未だにエラーを確認していな
いものとして、エラー画面を表示したまま上記座標検出
処理に戻る(図48ステップL3,…)。
【0288】以上説明したように、この第11実施例に
よれば、投票者はタブレットに表示された記号記入枠
(Ea )にペン3で記号(この例では丸記号)を記入す
ることにより、自筆の記名投票を行なうことができる。
【0289】上記実施例では、記号記入枠(Ea )に記
入された記号の座標点の数をカウントすることによっ
て、選択された候補者を特定しているが、記号の識別方
法については、特定の記号のみを記入させるようにし
て、文字(記号)認識処理を行なうようにしたり、記号
の重心や中心の位置が属す記号記入領域を選択された記
号記入領域であると特定するようにしてもよい。
【0290】例えば、図46、図47に示すように、立
候補者名と所属政党名からなる候補者項目を選択子とし
て、その投票すべき候補者名の候補者項目に特定の記号
(この例ではレ点を示しているが、○,×等、他の記号
であってもよい)を記入することにより、上記したよう
な領域判別処理により投票した候補者を特定することも
可能である。
【0291】また、複数の記号記入欄に跨がって記号を
記入した場合には、上述したような候補者特定処理を行
なわず、全て、エラー画面を表示するようにしてもよ
い。
【0292】また、図44(a)に示すように、表示さ
れた記号記入枠よりも一回り大きく記号検出領域(44
A)を設定して、例えば、記号記入枠の外側を囲むよう
に記号(44a)を記入した場合にも、投票した候補者
を判別可能にすることも可能である。
【0293】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の選挙端末装
置によれば、投票者に操作負担をかけることなく、選挙
投票作業の自動化を図ることができ、更に、自動化に伴
う各種の課題を解消できる。
【0294】即ち、第1の発明によれば、投票記入場所
に掲示された立候補者一覧を見ることなく、端末上で立
候補者を認識でき、かつ選択することができる。又、立
候補者に関しての詳細情報を投票日前日までの選挙活動
およびマスメディア等で取得すること必要がなく、投票
時に端末を指示することにより、端末上で立候補者の詳
細情報を取得することができる。従って、有権者(投票
者)に対して公平に立候補者に対する詳細情報を提供す
ることができ、ユーザインタフェースのよい端末を提供
することができる。又、立候補者の詳細情報を一定時間
表示し自動的に消去させることにより、有権者の操作量
を増やすことなく投票のための情報を提供することがで
きるため、ユーザインタフェースとして多大な効果があ
る。更に、入力装置と表示装置が一体化されることによ
り、表示画面を直接指示することができ、有権者はその
端末以外のものを見る必要がなく、従来の投票用紙に書
く感覚でしかも有権者が効率よく投票処理を行なうこと
ができ、選挙端末装置として実用多大な効果を奏する。
【0295】又、第2の発明によれば、有権者の投票状
況に応じてガイダンスデータを画面上に表示することに
より、有権者に対して投票所の係員が口頭で説明した
り、投票用紙記入場所への記入方法の説明掲示したりな
どを行う必要がなくなり、有権者が投票時に戸惑うこと
なく投票することができ、有権者の操作、率ては投票活
動全体を円滑に行うことができる。又、ガイダンスの表
示内容については、操作ガイダンスだけでなく、端末内
で行う処理の状況をイメージやアニメーションを表示す
ることにより、有権者に対して投票状況を明確化するこ
とができ、有権者に進行状況を把握させることができ、
より有権者の操作性を向上させ、円滑に投票を行なうこ
とができる。更に、有権者の投票状況に応じたガイダン
スを音声出力することにより、文字を読むことなく簡単
に操作及び進行状況を把握することができるため、より
有権者が投票し易い端末装置を提供することができ、選
挙端末装置として実用多大な効果を奏する。
【0296】又、第3の発明によれば、有権者の投票手
段を電子的に行なうことができるため、選挙投票全体を
電子化することが可能となる。また、投票の際に、候補
者の選択処理と、手書き文字認識入力による候補者デー
タの入力処理を併用させ、該当候補者の判別処理を行な
うことにより、投票処理を電子化した場合に発生すると
予測される有権者の操作ミスを防止することができる。
更に、該当候補者の判別処理で候補者が該当しなかった
場合に、再入力を促すことにより具体的な操作ミス防止
対策とすることができる。また、この場合に再入力を行
なうか、白紙投票として扱うかを有権者に選択させるこ
とにより、より投票用紙に近い感覚で有権者が投票する
ことができ、選挙端末装置として実用多大な効果を奏す
る。
【0297】又、第4の発明によれば、有権者の投票手
段を電子的に行なう選挙端末装置に於いて、投票者に手
書き文字認識による候補者データを入力させ、そのデー
タをもとに、該当する候補者を検索することによりペー
パレス化を図ることができ、かつ有権者に対してのユー
ザインタフェースをこれまでの投票用紙へ記入するもの
と変えることなく実現することができる。更に、手書き
文字認識による候補者データの入力を、名字などの候補
者をある程度絞り込めるようなデータにし、これにより
絞り込まれた候補者が複数の場合に、何れかの候補者を
選択するような手段を設けることにより、有権者の入力
量を軽減し、かつユーザインタフェースの良い投票手段
を提供することができ、選挙端末装置として実用多大な
効果を奏する。
【0298】又、第5の発明によれば、有権者に候補者
の選択と手書き筆跡イメージ入力による候補者データを
併用して行なわせることにより、電子化した場合に問題
となる「自筆による投票行為」を損ねることなく、投票
手段を電子化することができる。更に、入力装置と表示
装置とが一体化されていることにより、これまでの投票
用紙に記入する感覚で有権者が違和感なく投票すること
ができ、ユーザインタフェースを損ねることなく、有権
者の投票処理をスムーズに行なう投票端末を提供するこ
とができ、投票用紙に近い感覚で有権者が投票すること
ができる選挙端末装置として実用多大な効果を奏する。
【0299】又、第6の発明によれば、投票者が政党の
正式名称を入力する必要がなくなることにより、入力速
度が増す、無効票が減る、などの効果が期待できる。
【0300】又、第7の発明によれば、選挙人の望む形
で候補者情報が得られることにより、投票時間(候補者
を決定するのに必要な時間)を短縮する効果がある。ま
た、選挙人が候補者を決定するための思考の援助を行な
うことができる。
【0301】又、第8の発明によれば、投票者が選挙端
末装置を使用して投票を行なう際、その操作法が分から
なくても、投票者の投票内容の秘密を保証しつつ、係員
の指導による円滑な投票処理が実現できる。
【0302】又、第9の発明によれば、一体型表示入力
装置を用いた選挙端末装置に於いて他者確認表示装置を
もつ構成としたことにより、投票操作の流れが投票者以
外の人(例えば選挙管理人又は係員)に確認でき、有権
者が投票確定したことを他者に知らせることができるた
め、不正投票等を防止でき、又、有権者(投票者)の投
票操作を把握することにより、有権者(投票者)の操作
に関する指導を簡潔に行なうことができる。
【0303】又、第10の発明によれば、複数名を単位
に候補者が選択対象として表示される画面上で、任意の
候補者が選択されたとき、選択された候補者を確認する
ための特定の記号を上記選択された候補者に対応付けて
表示し、投票者が選択操作した候補者を投票者に明示し
て、投票者に確認を促すことにより、投票の際の候補者
選択誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正当な選挙が
実施可能となる。
【0304】又、政党名を対象として選択する投票にあ
っては、複数の政党名が選択対象として表示される画面
上で任意の政党名が選択されたとき、選択された政党を
確認するための特定の記号を上記選択された政党に対応
付けて表示し、投票者が選択操作した政党を投票者に明
示して、投票者に確認を促すことにより、投票の際の政
党の選択誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正当な選
挙が実施可能となる。
【0305】又、第11の発明によれば、複数名を単位
に候補者を選択対象として、候補者毎に選択記号記入欄
が付随して表示された画面上で、任意の候補者が選択さ
れたとき、記入された記号の筆跡又はその筆跡内容を認
識した後の該当する記号を対応する選択記号記入欄に表
示して、投票の際に投票者自身の筆跡による記号をもと
に選択された候補者を確定することにより、投票者自ら
の記号筆記であることから、候補者の選択操作誤り(機
械的な操作誤り)を排除でき、信頼性の高い、真に正当
な選挙が実施可能となる。
【0306】又、政党名を対象として選択する投票にあ
っては、複数の政党を選択対象として、各政党名毎に選
択記号記入欄が付随して表示された画面上で、任意の政
党名の選択記号記入欄に記号が記入されたとき、記入さ
れた記号の筆跡又はその筆跡内容を認識した後の該当す
る記号を対応する選択記号記入欄に表示して、投票の際
に投票者自身の筆跡による記号をもとに政党を選択する
ことにより、投票者自らの記号筆記であることから、政
党名の選択操作誤りを排除でき、信頼性の高い、真に正
当な選挙が実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る選挙端末装置のシステム
構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す一体型表示入力装置の構成説明図。
【図3】図1に示す一体型表示入力装置の構成説明図。
【図4】図1に示す一体型表示入力装置の構成説明図。
【図5】図1に示す一体型表示入力装置の構成説明図。
【図6】図1に示すRAM13に格納される制御プログ
ラムの構成及びデータバッファの構造を示す図。
【図7】図6に示す領域データバッファ29のデータ構
造を示す図。
【図8】図6に示す立候補者登録バッファ31Aのデー
タ構造を示す図。
【図9】図6に示す立候補者バッファ31Bのデータ構
造を示す図。
【図10】本発明の第1実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図11】本発明の第1実施例に於ける画面表示状態
図。
【図12】本発明の第1実施例に於ける画面表示状態
図。
【図13】本発明の第2実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図14】本発明の第2実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図15】本発明の第2実施例に於ける画面表示状態
図。
【図16】本発明の第2実施例に於ける画面表示状態
図。
【図17】本発明の第2実施例に於ける画面表示状態
図。
【図18】本発明の第3実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図19】本発明の第3実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図20】本発明の第3実施例に於ける画面表示状態
図。
【図21】本発明の第3実施例に於ける画面表示状態
図。
【図22】本発明の第4実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図23】本発明の第4実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図24】本発明の第4実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図25】本発明の第4実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図26】本発明の第4実施例に於ける画面表示状態
図。
【図27】本発明の第5実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図28】本発明の第5実施例に於ける画面表示状態
図。
【図29】本発明の第6実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図30】本発明の第6実施例に於ける政党名登録情報
状態例を示す図。
【図31】本発明の第7実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図32】本発明の第8実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図33】本発明の第9実施例に於ける選挙端末装置の
全体の構成を示す図。
【図34】本発明の第9実地例に於ける選挙端末装置の
機能構成を示すブロック図。
【図35】本発明の第9実施例に於ける処理手順を示す
フローチャート。
【図36】本発明の第10実施例に於ける画面表示状態
図。
【図37】本発明の第10実施例に於ける画面表示状態
図。
【図38】本発明の第10実施例に於ける画面表示状態
図。
【図39】本発明の第10実施例に於ける画面表示状態
図。
【図40】本発明の第10実施例に於ける画面表示状態
図。
【図41】本発明の第10実施例に於ける処理手順を示
すフローチャート。
【図42】本発明の第11実施例に於ける画面表示状態
図。
【図43】本発明の第11実施例に於ける画面表示状態
図。
【図44】本発明の第11実施例に於ける記号記入例を
示す図。
【図45】本発明の第11実施例に於ける画面表示状態
図。
【図46】本発明の第11実施例に於ける画面表示状態
図。
【図47】本発明の第11実施例に於ける画面表示状態
図。
【図48】本発明の第11実施例に於ける処理手順を示
すフローチャート。
【符号の説明】
1…筐体、2…一体型表示入力装置、3…スタイラスペ
ン、4…コード、5…透明タブレット、6…液晶ディス
プレイ(LCD)、10…タブレットコントローラ、1
1…LCDコントローラ、12…CPU、13…RA
M、14…ROM、15…VRAM、16…通信インタ
ーフェイス(通信IF)、17…選挙情報ファイル、1
8…メモリカードインターフェイス(メモリカードI
F)、19A…音声出力装置、19B…入出力インター
フェイス(I/O −I/F )、20…処理制御部、21…入
力制御部、22…適性(適格性)チェック部、23A…
認識処理部、23B…領域判別処理部、24…立候補者
検索処理部、25…画面ページ出力制御部、26…通信
制御部、27…位置データバッファ、28…辞書データ
バッファ、29…領域データバッファ、30…認識結果
バッファ、31A…立候補者登録バッファ、31B…立
候補者バッファ、32…画面ページ出力バッファ、33
…政党名登録バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 佳之 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 上田 国生 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (72)発明者 下島 尚子 東京都青梅市末広町2丁目9番地 株式 会社東芝青梅工場内 (56)参考文献 特開 昭57−199083(JP,A) 特開 平2−254518(JP,A) 特開 昭63−216169(JP,A) 特開 平2−73483(JP,A) 特開 平2−187882(JP,A) 特開 平2−245869(JP,A) 特開 昭61−193286(JP,A) 特開 平4−174015(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60 JICSTファイル(JOIS)

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置入力手段と、同手段の操作入力が反
    映させる表示画面を選択的に表示する表示手段とを備え
    た選挙端末装置であって、 立候補者名簿を保存するファイルの格納手段と、 上記ファイルに登録された立候補者を複数名を単位に選
    挙対象として表示する第1の画面表示手段と、 同画面上に表示された立候補者のリストから上記位置入
    力手段の入力操作により選択された立候補者を認識し保
    持する手段と、 同選択された立候補者の候補者名を手書き入力するため
    の入力画面を表示する第2の画面表示手段と、 同画面上で手書き入力された候補者名を文字認識し、手
    書き入力された立候補者名が上記第1の画面表示手段に
    よる表示画面上で選択された立候補者に該当するか否か
    を判断し正当性を確認する手段と、 手書き入力された立候補者名の正当性が確認された場
    合、選択された候補者名に対する投票処理を行う手段
    と、 を具備してなることを特徴とする選挙端末装置。
  2. 【請求項2】 第1の画面表示手段には、ファイルに登
    録された立候補者を複数名を単位に選択対象として表示
    する画面表示手段と、同画面上で立候補者が選択された
    とき、ファイルを検索して同立候補者の詳細情報を表示
    する画面表示手段が含まれる請求項1記載の選挙端末装
    置。
  3. 【請求項3】 手書き入力された候補者名を文字認識
    し、選択された立候補者に該当しないと判断したとき、
    再度候補者名を手書き入力するための入力画面を表示し
    て、再度の手書き入力を促す請求項1記載の選挙端末装
    置。
  4. 【請求項4】 手書き入力された候補者名を文字認識
    し、選択された立候補者に該当しないと判断したとき、
    第1の画面表示手段による表示画面に戻す請求項1記載
    の選挙端末装置。
  5. 【請求項5】 手書き入力された候補者名を文字認識
    し、選択された立候補者に該当しないと判断したとき、
    第1の画面表示手段による表示画面に戻すか、再度候補
    者名を手書き入力するための入力画面に戻すか、又は他
    の特定の操作に移行するかを投票者が選択する手段を備
    えた請求項1記載の選挙端末装置。
  6. 【請求項6】 位置入力手段と、同手段の操作入力が反
    映される表示画面を選択的に表示する表示手段とを備え
    た選挙端末装置であって、 立候補者個々に固有の情報をもつ立候補者名簿を保存す
    るファイルの格納手段と、 上記ファイルに登録された立候補者を複数名を単位に選
    択対象として表示する第1の画面表示手段と、 同画面上に表示された立候補者のリストから上記位置入
    力手段の入力操作により選択された立候補者を認識し保
    持する手段と、 同選択された立候補者の候補者名を手書き入力するため
    の入力画面を表示する第2の画面表示手段と、 同画面上で手書き入力された候補者名の筆跡データを保
    持して上記第1の画面表示手段による表示画面上で選択
    された立候補者に固有の情報とともに第2の画面表示手
    段で表示された画面上の筆跡位置、又は特定の領域に表
    示する手段と、同画面上の記入終了ボタンが指示される
    ことにより手書き入力された候補者への投票処理を行う
    手段と、 を有してなる選挙端末装置。
  7. 【請求項7】 位置入力手段と、同手段の操作入力が反
    映される表示画面を選択的に表示する表示手段とを備え
    た選挙端末装置であって、 立候補者名簿、及び同名簿に登録された立候補者名各々
    に対応付けられた立候補者詳細情報を夫々保存するファ
    イルの格納手段と、 上記ファイルに登録された立候補者名簿をもとに情報を
    表示している際に任意に選択的に操作される、投票者以
    外の人に対応する呼び出し釦と、 同釦が操作されたとき上記表示された情報の一部または
    全てを判読不能に表示制御する手段と、 を具備してなることを特徴とする選挙端末装置。
  8. 【請求項8】 呼出し釦の操作状態を外部の装置に伝送
    する手段を有してなる請求項8記載の選挙端末装置。
  9. 【請求項9】 呼出し釦の操作により点灯駆動されるラ
    ンプを有してなる請求項8記載の選挙端末装置。
  10. 【請求項10】 位置入力手段と、同手段の操作入力が
    反映される表示画面を選択的に表示する表示手段とを備
    えた選挙端末装置であって、 立候補者名簿、及び同名簿に登録された立候補者各々に
    対応つけられた立候補者詳細情報をそれぞれ保存するフ
    ァイルの格納手段と、 上記ファイルに登録された立候補者を複数名を単位に選
    挙対象として表示する第1の画面表示手段と、 同画面上で立候補者が選択されたとき、上記ファイルを
    検索して同立候補者の詳細情報の表示する第2の画面表
    示手段と、 立候補者の確定操作画面を表示する第3の画面表示手段
    と、 これら第1、第2、第3の画面表示手段における各投票
    操作段階および確定操作が行なわれたことを投票者以外
    の人に報知する報知手段と、 を具備してなることを特徴とする選挙端末装置。
  11. 【請求項11】 投票操作段階を外部に報知する報知手
    段をもつ請求項11記載の選挙端末装置。
  12. 【請求項12】 立候補者の確定操作画面には、手書き
    入力画面が含まれる請求項11又は12記載の選挙端末
    装置。
  13. 【請求項13】 確認操作と正当投票完了を異なる表示
    形態又は異なる表示体で外部に報知する報知手段をもつ
    請求項11記載の選挙端末装置。
  14. 【請求項14】 投票操作段階には、立候補者又は政党
    の紹介段階、立候補者又は政党の選択操作段階、立候補
    者又は政党の確定操作段階、立候補者名又は政党名の手
    書き入力段階、立候補者名又は政党名の手書き入力確定
    段階のいずれか又は全てが含まれる請求項10又は12
    又は13記載の選挙端末装置。
  15. 【請求項15】 投票操作段階の一部又は全てに時限を
    設けて、投票操作を監視する請求項11又は12又は1
    3記載の選挙端末装置。
  16. 【請求項16】 投票操作段階の一部又は全てに時限を
    設け、設定された時限を超えたとき、注意を促す処理又
    は投票操作を一旦終了させる処理を起動する手段を有し
    てなる請求項11又は12又は13記載の選挙端末装
    置。
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