JP3225709U - ガラス板搬送装置、及びガラス板洗浄装置 - Google Patents

ガラス板搬送装置、及びガラス板洗浄装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラス板に割れやクラック等を発生させることなくガラス板の保持力を充分に高くでき、ガラス板を蛇行させることなく安定して搬送できるガラス板搬送装置を提供する。【解決手段】ガラス板搬送装置10は、ガラス板Gの下面側の第1ローラ16およびガラス板の上面側の第2ローラ18によって、ガラス板を厚さ方向に挟み込んだ状態で搬送する。第1表層部および第2表層部との間に挟んだガラス板は、Pt/Wtが100[kPa/m]以上で保持され、第2ローラの軸方向中央部の保持圧は10kPa以上である。【選択図】図1

Description

本考案は、ガラス板搬送装置、及びガラス板洗浄装置に関する。
液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、有機ELディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイパネル等のFPD(FlatPanelDisPlay)に用いられるガラス板は、図15に示す複数の工程を経ることにより製造される。
すなわち、ガラス板製造工程50は、成形工程52、研磨工程54、スラリー洗浄工程56、洗剤洗浄工程58、純水洗浄工程62、純水リンス工程64、乾燥工程66、検査工程68、および梱包工程72を有する。
成形工程52は、溶融ガラスから帯状の板ガラスを成形する工程と、帯状の板ガラスを所定の矩形状サイズのガラス板に切断する工程を含む。
ガラス板は、研磨工程54から検査工程68に至るまで、コンベアによって連続搬送されながら各工程にて所定の処理が施される。そして、検査工程68を経たガラス板は、梱包工程72にてパレット等に梱包されて出荷される。
また、ガラス板は、研磨工程54以降から乾燥工程66に至るまで、洗浄水、スラリー溶液、洗剤、純水等の液体が塗布され、洗浄部、例えばディスクブラシなど、を用いて洗浄される。
FPD(FlatPanelDisPlay)に用いられるガラス板は、表面に電気回路が形成されるため、極微小な疵および汚れであっても製品不良の原因となる。そのため、このようなガラス板には極めて高い表面特性が求められており、ガラス板表面の付着物を充分に除去する必要がある。
従来のガラス板搬送装置は、ガラス板の下面に当接された円柱形状の第1ローラ群が回転駆動されることにより、前記ガラス板を水平状態で水平方向に搬送している。前記第1ローラ群の上方には、第2ローラ群が配置されており、前記第1ローラ群と前記第2ローラ群との間で前記ガラス板を挟み込むことで、洗浄中のガラス板の蛇行を防止している(特許文献1参照)。
しかし、従来よりも高い表面特性を有するガラス板を得るために、ガラス板洗浄工程において、洗浄部をガラス板に強く接触させると、洗浄中にガラス板が蛇行し、洗浄部がガラス表面に適切に接触できなくなり、ガラス板表面の付着物が充分に除去できない問題があった。また、洗浄部をガラス板に強く接触させると、ガラス板が搬送路の側壁に衝突し割れ等が発生するおそれもある。
特開2015−30570
ガラス板洗浄工程において洗浄部をガラス板に従来より強く接触させてガラス板表面の付着物を充分に除去する必要がある。
本願考案者らは、洗浄部をガラス板に従来より強く接触させてもガラス板の蛇行を防止できる方法を検討した結果、従来のガラス板搬送装置は、図12に示すように、ガラス板Gの上方に配置されたローラ18がガラス板Gの端部にのみ当接しているため、ガラス板Gが蛇行しやすいことを見出した。すなわち、従来のガラス板搬送装置において、第1ローラ16と第2ローラ18との間に挟まれたガラス板Gは、ローラ16、18の両端部でのみ保持されていたのでガラス板Gの保持力が充分ではなかった。そのため、従来のガラス板搬送装置では洗浄部を強く接触させるとガラス板Gが蛇行してしまい、洗浄部を強く接触できずにいた。また、ガラス板Gの保持力を高くするために、第2ローラをガラス板に強く押し付けた場合、ガラス板Gの端部に局所的に高い圧力がかかり、ガラス板に割れやクラック等が発生するおそれもあった。
本考案は、ガラス板に割れやクラック等を発生させることなくガラス板の保持力を充分に高くでき、ガラス板を蛇行させることなく安定して搬送できるガラス板搬送装置の提供を目的とする。
本考案に係るガラス板搬送装置は、第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、前記ガラス板搬送装置は、前記第1表面に接触する第1表層部と、第1シャフトと、を有する第1ローラと、前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と、第2シャフトと、を有する第2ローラと、を備え、前記第1表層部と前記第2表層部との間に挟んだ前記ガラス板は、下記のPt/Wtが100[kPa/m]以上で保持され、前記Pt/Wtは、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向中央部で測定する第1保持圧P1と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向一端部で測定する第2保持圧P2と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向他端部で測定する第3保持圧P3との合計値Pt(Pt=P1+P2+P3)を、前記第1保持圧P1の測定長さW1、前記第2保持圧P2の測定長さW2、前記第3保持圧P3の測定長さW3の合計値Wt(Wt=W1+W2+W3)で除した値であって、前記第1保持圧P1は10kPa以上であることを特徴とする。
第2ローラ中央部とガラス板が当接しているため、ガラス板に高い保持圧を加えても、局所的に高い圧力がかかることがなく、ガラス板の割れやクラック等が生じない。
好ましくは、前記第1保持圧P1、前記第2保持圧P2および前記第3保持圧P3は同程度の保持圧である。具体的には、前記第1保持圧P1、第2保持圧P2および第3保持圧P3は、下記の(1)および(2)を満たす。
0.3≦P1/P2≦1.2・・・(1)
0.3≦P1/P3≦1.2・・・(2)
ガラス板の保持圧がローラ表層部の場所によらず均一であることによって、ガラス板に局所的に高い圧力がかからず、ガラス板の面内において品質が均一になる。
また、好ましくは、前記第2ローラは凸クラウン形状を有する。
従来のガラス板搬送装置において、第1ローラは、前記第1ローラの自重および上方に載置されたガラス板および第2ローラの重さによって撓んでいる。第2ローラもまた、自重によって撓むが、第2ローラにかかる力は自重のみであるため、第1ローラよりも撓み量が小さい。そのため、従来のガラス板搬送装置では第2ローラ中央部とガラス板が当接しない。一方で第2ローラが凸クラウン形状となっている場合、前記第2ローラ中央部とガラス板が当接することができ、ガラス板の保持力が向上する。
さらに好ましくは、前記第1ローラが凹クラウン形状である。
前記第1ローラをさらに凹クラウン形状とすることで、前記第2ローラが、前記ガラス板の幅長さの全域で均一に当接するため、ガラス板の保持力が向上する。また、前記第2ローラがガラス板の幅長さの全域で均一に当接するため、ガラス板の面内において品質が均一になる。
また、好ましくは、前記第1ローラは凸クラウン形状である。
前記第1ローラをさらに凸クラウン形状とし、前記第1ローラ及び前記第2ローラが均一に当接するよう調節できる。これにより、ガラス板の面内において品質が均一になる。
本考案に係るガラス板搬送装置は、第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、前記ガラス板搬送装置は、前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、を備え、前記第2ローラは凸クラウン形状を有することを特徴とする。
好ましくは、前記第1ローラは凹クラウン形状を有する。
また、好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する。
さらに好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する。
本考案に係るガラス板搬送装置は、第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、前記ガラス板搬送装置は、前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、を備え、前記第1ローラは凸クラウン形状を有することを特徴とする。
好ましくは、前記第2ローラは凹クラウン形状を有する。
また、好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する。
さらに好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する。
また、好ましくは前記第2ローラの撓み量は、前記第1ローラの撓み量より大きい。
本考案に係るガラス板搬送装置は、第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、前記ガラス板搬送装置は、前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、を備え、前記第2ローラの撓み量は、前記第1ローラの撓み量より大きいことを特徴とする。
また、好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する。
さらに好ましくは、ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する。
また、好ましくは、前記第1表層部および前記第2表層部は、樹脂製である。ローラ表層部が樹脂製であることにより、ローラ表層部の静止摩擦係数が向上し、ガラス板の保持力が向上する。
また、好ましくは、前記第1表層部および前記第2表層部は、硬度が30〜70である。
また、好ましくは、前記第1表層部および前記第2表層部は、算術平均粗さRaが15μm以下である。算術平均粗さRaが小さければ、ガラス板とローラとの接触面積が大きくなり、ガラス板の保持力が向上する。
また、好ましくは、前記ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さは1500mm以上である。ガラス板が大きいほど、従来のガラス板搬送装置ではガラス板の幅長さの全域で当接することが困難になる。一方、本考案に係るガラス板搬送装置は、第2ローラがガラス板の幅長さの全域で当接しているため、ガラス板が大きくても蛇行せず搬送できるという格段の効果が発揮される。
本考案に係るガラス板洗浄装置は、前記ガラス板搬送装置と、搬送中の前記ガラス板に液体を供給する液体供給部と、前記第1表面および前記第2表面に接触して前記第1表面および前記第2表面の付着物を除去する洗浄部と、を備えることを特徴とする。
ガラス板は前記ガラス板搬送装置によって搬送され、洗浄部を用いて第1表面および第2表面の付着物を除去する。ガラス板洗浄装置に備えられた前記ガラス板搬送装置は、ガラス板を高い保持圧で保持するため、洗浄部を強く接触させてもガラス板が蛇行しない。そのため、ガラス板表面の付着物を充分に除去することができる。
本考案によれば、ガラス板に割れやクラック等を発生させることなくガラス板の保持力を充分に高くでき、ガラス板を蛇行させることなく安定して搬送できるガラス板搬送装置を提供できる。
ガラス板搬送装置の斜視図 ガラス板搬送装置の第1ローラおよび第2ローラの側面図 第1表層部と第2表層部における中央部および両端部での保持圧の測定領域の説明図 第1のローラ形態を示した正面図 ローラの凸クラウン形状の説明図 第1のローラ形態の他の実施形態を示す正面図 ローラの凹クラウン形状の説明図 第2のローラ形態を示した正面図 第2のローラ形態の他の実施形態を示す正面図 ローラの撓み量の説明図 第3のローラ形態を示した正面図 従来のローラを用いたガラス板搬送装置の説明図 ガラス板洗浄装置の斜視図 図13に示したガラス板洗浄装置の側面図 ガラス板製造方法の説明図
以下、本考案に係るガラス板搬送装置の好ましい実施形態について説明する。
<ガラス板搬送装置の構成>
図1に示すガラス板搬送装置10は、ガラス板Gを水平状態で搬送方向Aに搬送する装置であり、ガラス板Gの第1表面12に当接される第1ローラ16と、第1ローラ16の上方に配置され、かつガラス板Gの第2表面14に当接されて第1ローラ16との間でガラス板Gを厚さ方向に挟み込む第2ローラ18とを備える。ガラス板Gの第1表面12は下面であり、ガラス板Gの第2表面14は上面である。第1ローラ16は下ローラであり、第2ローラ18は上ローラである。
<第1ローラおよび第2ローラ>
図2に示すように、第1ローラ16は、駆動部(不図示)からの動力を第1ローラ16に伝達し、回転駆動させるための第1シャフト22と、ガラス板Gの第1表面12に当接する第1表層部26とを有する。第2ローラ18は、回転させるための第2シャフト24と、ガラス板Gの第2表面14に当接する第2表層部28とを有する。第2ローラ18には、回転駆動手段が接続されていても、接続されていなくてもよい。回転駆動手段が接続されていない場合、第2ローラ18は、ガラス板Gの第2表面14との間の摩擦抵抗により、ガラス板Gの搬送に追従して、ガラス板Gを搬送方向Aに送る方向に回転される。なお、第2ローラ18に回転駆動手段を接続することも可能である。ガラス板Gのサイズが大きくなった際に、第2ローラ18に回転駆動手段を接続し、第2ローラ18を駆動させ、ガラス板Gの搬送力を高めることができる。第2ローラ18の回転駆動手段は限定されない。例えば、第2ローラ18の第2シャフト24にベルトを取り付け、動力を伝達する方法や、隣接する第2ローラ18の端部同士を、ギヤを介して連結させ、ギヤに回転動力を加えることにより第2ローラ18を回転させる回転駆動手段であってもよい。
第1シャフト22、第2シャフト24、第1表層部26および第2表層部28は、それぞれ独立して素材を選択してよい。すなわち、すべて同じ素材で構成されていても、すべて異なる素材で構成されていてもよい。また、第1シャフト22と第1表層部26との間および第2シャフト24と第2表層部28との間に、中間層を設けてもよい。
<第1シャフトおよび第2シャフト>
第1シャフト22および第2シャフト24の素材は、カーボン、金属部材または樹脂が用いられる。第1シャフト22および第2シャフト24は、内部が充填されていても、中空構造であってもよい。ローラ16、18を回転駆動させるための消費電力を抑えるため、中空構造であることが好ましい。金属部材は特に限定されず、例えば炭素鋼や特殊鋼が用いられる。炭素鋼とは、鉄に少量の炭素(C)を含有させた素材である。特殊鋼とは、鉄に炭素(C)の他に、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、ニッケル(Ni)、モリブデン(Mo)、バナジウム(V)等の金属元素を、単独または複数含有させた素材である。
第1シャフト22および第2シャフト24に用いられる樹脂は特に限定されず、ニトリル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、イソプレン樹脂、スチレン樹脂、ブタジエン樹脂、ブチル樹脂等があげられる。
前記第1シャフト22および第2シャフト24は機械的強度が高く、防錆性を有する材料が好ましい。そのため、鉄に少量の炭素及び金属元素を含有する特殊鋼が好ましく、さらにクロム(Cr)を11%以上含有したステンレスがより好ましい。
第1表層部26と第2表層部28との間に挟んだガラス板Gは、Pt/Wtが100[kPa/m]以上で保持される。第1表層部26と第2表層部28とが、高い保持圧でガラス板Gを保持できるので、洗浄部をガラス板Gに従来より強く接触させてもガラス板Gの蛇行を防止でき、ガラス板G表面の付着物を充分に除去できる。前記Pt/Wtは、150[kPa/m]以上が好ましく、200[kPa/m]以上がより好ましく、250[kPa/m]以上がさらに好ましく、1000[kPa/m]以下が好ましく、800[kPa/m]以下がより好ましく、600[kPa/m]以下がさらに好ましい。
前記Pt/Wtは、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向中央部で測定する第1保持圧P1と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向一端部で測定する第2保持圧P2と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向他端部で測定する第3保持圧P3との合計値Pt(Pt=P1+P2+P3)を、前記第1保持圧P1の測定長さW1、前記第2保持圧P2の測定長さW2、前記第3保持圧P3の測定長さW3の合計値Wt(Wt=W1+W2+W3)で除した値である。
ここで、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向一端部並びに前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向他端部とは、図3に示すように、ローラ表層部の一端部Aから他端部Bまでの長さW[m]であった場合、一端部AからWa[m]以上Wb[m]以下およびWc[m]以上Wd[m]以下の距離にある範囲をいう。また、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向中央部とは、ローラ表層部の一端部AからWe[m]以上Wf[m]以下の距離にある範囲をいう。ここで、Wa、Wb、Wc、Wd、We、Wfは以下の(3)〜(8)を満たす。
Wa=0.05・・・(3)
Wb=0.45・・・(4)
Wc=W−0.45・・・(5)
Wd=W−0.05・・・(6)
We=W/2−0.2・・・(7)
Wf=W/2+0.2・・・(8)
W1、W2、W3は、第1保持圧P1、第2保持圧P2、第3保持圧P3の測定長さである。すなわち、W1、W2およびW3の測定長さは、それぞれ(Wf−We)[m]、(Wb−Wa)[m]および(Wd−Wc)[m]であり、W1=W2=W3=0.40[m]である。
前記保持圧P1は10[kPa]以上である。また、前記保持圧P1は50[kPa]以上が好ましく、100[kPa]以上がさらに好ましく、1000[kPa]以下が好ましく、800[kPa]以下がより好ましく、600[kPa]以下がさらに好ましい。第2ローラ18がガラス板Gの幅長さの全域Wgで当接していることによってガラス板Gの保持力が向上する。また、第2ローラ18の中央部がガラス板Gに当接しているため、前記第2ローラ18を強く押し付けた際に、ガラス板Gの端部に局所的に高い圧力がかからず、ガラス板Gの割れやクラックを防止できる。
ガラス板Gの保持圧を調整する方法は、例えば以下の方法が考えられる。例えば、第2ローラ18の質量を大きくすることで、ガラス板Gの保持圧を大きくすることができる。また、第2ローラ18に加圧機構を設けてもよい。前記加圧機構で、第2ローラ18を第1ローラ16に向かって押し込むことで、ガラス板Gの保持圧を大きくすることができる。また、前記加圧機構は第1ローラ16に設けてもよい。第1ローラ16を第2ローラ18に向かって押し込むことで、ガラス板Gの保持圧を大きくすることができる。
前記P1、P2、P3に関して、P1とP2の比(P1/P2)は0.3以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.7以上がさらに好ましく、1.5以下が好ましく、1.2以下がより好ましい。また、P1とP3の比(P1/P3)は0.3以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.7以上がさらに好ましく、1.5以下が好ましく、1.2以下がより好ましい。比が1に近いほどガラス板を均一な保持圧で保持し、ガラス板Gに局所的に高い圧力がかかることを防止できるので、ガラス板Gをより安定に搬送でき、ガラス板Gの面内で品質を均一にできる。
<第1のローラ形態>
図4は、第1のローラ形態のガラス板搬送装置10の正面図である。
<第1のローラ形態のガラス板搬送装置>
図4において、第1ローラ16は円柱形状で図示されているが、これに限定されない。第1ローラ16は凸クラウン形状でも凹クラウン形状でもよい。第1ローラ16はガラス板Gを搬送方向Aに搬送するために、搬送方向Aに対して直行して配置されている。第1ローラ16の上方には、ガラス板Gの第2表面に当接されて第1ローラ16との間でガラス板Gを厚さ方向に挟み込む第2ローラ18が配置されている。
本明細書中において、凸クラウン形状のローラとは、図5に示すように、ローラ表層部における中心部での直径R1がローラ表層部における端での直径R2に対して100μm以上(R1−R2≧100μm)であるローラのことをいう。ローラ表層部における中心部の直径R1、ローラ表層部における端での直径R2に対して100μm以上であれば、ローラの表面形状は問わず、例えばサイン曲線、2次関数曲線などが考えられる。
本明細書中において、凹クラウン形状のローラとは、図7に示すようにローラ表層部における端でのR2がローラ表層部における中心部での直径R1に対して、100μm以上(R2−R1≧100μm)であるローラのことをいう。ローラ表層部における端での直径R2がローラ表層部における中心部での直径R1に対して100μm以上であればローラの表面形状は問わず、例えばサイン曲線、2次関数曲線などが考えられる。
本明細書中において、円柱形状のローラとは、ローラ表層部の中心部の直径R1とローラ表層部の端での直径R2の差が100μm未満(|R1−R2|<100μm)のローラをいう。
本明細書中において、ローラ表層部における中心部とは、ローラ表層部の一端部Aからの距離がW/2である位置をいう。また、ローラ表層部における端とは、ローラ表層部の一端部Aからの距離が0である位置をいう。
第1のローラ形態において、第2ローラ18は凸クラウン形状である。第2ローラ18を凸クラウン形状とすることにより、第2ローラ18の中央部および端部においてガラス板Gが当接するため、ガラス板Gを安定に保持できる。これにより、洗浄部をガラス板に従来より強く接触させてもガラス板Gの蛇行を防止できる。また、ガラス板Gの端部に局所的に高い圧力がかかり、ガラス板に割れやクラック等が発生することも防止できる。
図6は、第2ローラ18が凸クラウン形状であり、さらに第1ローラ16が凹クラウン形状であるガラス板搬送装置である。第2ローラ18を凸クラウン形状にし、さらに第1ローラ16を凹クラウン形状にしてもよい。これによって、第2ローラ18をガラス板Gの幅長さWgの全域に均一に当接するように調整できる。
<第2のローラ形態>
図8は、第2のローラ形態のガラス板搬送装置10を示した図である。
第1ローラ16を凸クラウン形状とすることが好ましい。第1ローラ16を凸クラウン形状とすることで、円柱形状のローラと比較して、第1ローラ16の中央部がガラス板Gの中央部を押し上げる。そのため、第2ローラ18の中央部とガラス板Gが当接し、ガラス板Gの保持力が飛躍的に向上し、ガラス板Gの蛇行を防止できる。
図8は、第2ローラ18は円柱形状として図示されているが、これに限定されない。第2ローラは凸クラウン形状でも凹クラウン形状でもよい。また、図9に示すように、第1ローラ16を凸クラウン形状とし、さらに第2ローラ18を凹クラウン形状としてもよい。これによって、第2ローラ18がガラス板Gの幅長さWgの全域において、均一に当接するように調整することができる。
<第3のローラ形態>
図11は、第3のローラ形態のガラス板搬送装置10を示した図である。
第1ローラ16及び第2ローラ18が円柱形状である場合、第2ローラ18の撓み量B2は第1ローラ16の撓み量B1よりも大きい。これによって、第2ローラ18の中央部がガラス板Gに当接できる。この第2ローラ18の撓み量B2を第1ローラ16の撓み量B1よりも大きくする手法は、円柱形状のローラに対して単独で利用してもよいし、上記<第1のローラ形態>または上記<第2のローラ形態>と併用してもよい。
ここで、本明細書中において撓み量Bは、図10に示すように、ローラの自重や、押圧機構等により外部から印加された荷重によって、ローラ表層部の中心部がどれだけ撓んでいるかを意味している。撓み量Bは、例えばダイヤルゲージを用いて測定される。まず、ローラ表層部の中心部が撓まないよう、ローラのシャフト端部および中央部を支持体の上に配置する。次に、前記ローラ表層部の中心部にダイヤルゲージを配置し、ゼロ点とする。その後、ローラ中央部の支持体のみを取り外し、ローラシャフト端部の支持体のみを残し、ローラの撓み量Bを前記ダイヤルゲージで測定する。
第2ローラ18の撓み量B2を第1ローラ16の撓み量B1よりも大きくする方法は、例えば以下の方法が考えられる。第一の方法は、第2ローラ18を第1ローラ16よりも撓みやすい材料、すなわちヤング率の低い材料を用いることである。第2の方法は、第2ローラ18の上方に押圧機構を配置し、第2ローラ18を押圧する方法である。第3の方法は、第2ローラ18の断面二次モーメントを下げることで、撓みやすくする方法である。断面二次モーメントを下げる方法は、例えば第2シャフト24の内部を中空にする方法が考えられる。これらの方法は、それぞれを単独で用いても、組み合わせて用いてもよい。
図11は、第2ローラ18の撓み量B2が第1ローラ16の撓み量B1よりも大きい状態で、第2ローラ18とガラス板Gを相対的に近づけた図である。第2ローラ18が第1ローラ16よりも撓んでいるため、ガラス板Gが第2ローラ18の中央部と当接できる。その結果、ガラス板Gの保持力が大幅に向上し、ガラス板Gの蛇行を防止できる。
第1表層部26および第2表層部28は、樹脂製が好ましい。樹脂としては、例えばニトリル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、イソプレン樹脂、スチレン樹脂、ブタジエン樹脂、ブチル樹脂等があげられる。樹脂を用いることで、ガラス板の保持力が飛躍的に向上する。前記樹脂の中でも特にウレタン樹脂が好ましい。
ローラ表層部の硬度は、30以上が好ましく、40以上がより好ましく、70以下が好ましく、60以下がより好ましい。表層部の硬度とは、旧JIS K 6301に則った硬度である。
表層部の硬度が小さすぎるとガラス板Gの保持力が低下し、大きすぎてもまたガラス板Gの保持力が低下する。
ローラ表層部の算術平均粗さRaは、15[μm]以下が好ましく、10[μm]以下がより好ましく、5[μm]以下がさらに好ましい。ローラ表層部の算術平均粗さRaが小さいほど、ガラス板Gとローラとの接触面積が大きくなりガラス板Gの保持力が向上する。
本考案のガラス板搬送装置は、大型基板として使用するガラス板に好適である。大型基板とは、例えば少なくとも一辺が1500mm以上のガラス板、具体的な例としては、長辺1800mm以上、短辺1500mm以上のガラス板に好適である。
本考案のガラス板搬送装置に用いられるガラス板は、少なくとも一辺が2000mm以上のガラス板、例えば、長辺2400mm以上、短辺2100mm以上のガラス板により好ましく、少なくとも一辺が3000mm以上のガラス板、例えば、長辺3000mm以上、短辺2800mm以上のガラス板にさらに好ましく、少なくとも一辺が3200mm以上のガラス板、例えば、長辺3200mm以上、短辺3000mm以上のガラス板に特に好ましく、少なくとも一辺が3500mm以上のガラス板、例えば、長辺3800mm以上、短辺3300mm以上のガラス板に最も好ましい。
本考案のガラス板搬送装置に用いられるガラス板は、厚みが0.7mm以下が好ましい。ガラス板を薄くすることで、軽量化が達成できる。本考案のガラス板は、厚みが0.65mm以下がより好ましく、0.55mm以下がさらに好ましく、0.45mm以下が好ましく、最も好ましくは0.4mm以下である。厚みを0.1mm以下、あるいは0.05mm以下とすることもできる。ただし、自重たわみを防ぐ観点からは、厚みは0.1mm以上が好ましく、0.2mm以上がより好ましい。
<実施形態のガラス板洗浄装置>
図13は、ガラス板洗浄装置30の一例を示した斜視図である。
なお、ガラス板洗浄装置30は図4のガラス板搬送装置10にディスクブラシ32、34を搭載することにより構成された装置であるが、図4のガラス板搬送装置10に限定されず、図6、8、9、11に示したガラス板搬送装置10に洗浄部としてのディスクブラシ32、34を搭載して実施形態のガラス板洗浄装置30としてもよい。また、前記洗浄部はウレタン製のスポンジでもよい。
ガラス板洗浄装置30は、ガラス板搬送装置10、ガラス板Gの第1表面12を洗浄するディスクブラシ32、ガラス板Gの第2表面14を洗浄するディスクブラシ34、液体をガラス板Gの第1表面12に向けて噴射する下段液体供給部36、及び液体をガラス板Gの第2表面14に向けて噴射する上段液体供給部38を備える。ディスクブラシは、PVA(ポリビニルアルコール)のブラシで、外径70〜100mmの円柱形状である。ディスクブラシの回転(自転)速度は、100〜500rpmとすることが好ましい。
液体は、図15に示す工程に応じて、酸化セリウム等を含有するスラリー、洗浄剤(アルカリ性または酸性)および純水のうち、いずれか1つの液体を噴射する。例えば、液体として、有機ホスホン酸、ポリカルボン酸塩、芳香族スルホン酸、及びアミン−アルキレンオキサイド付加物を含む水系洗浄剤を使用すれば、研磨後のガラス板Gの表面に残留及び/または付着した酸化セリウム等からなる研磨砥粒を、良好に分散して除去することができ、ガラス板Gの平坦性を損なうこともない。
ディスクブラシ34は、隣接する2本の第2ローラ18間に、ガラス板Gの搬送方向Aに対して直交する方向に所定の間隔を持って配列される。ディスクブラシ32も同様に、隣接する2本のローラ間に、ガラス板Gの搬送方向Aに対して直交する方向に所定の間隔を持って配列される。
ディスクブラシ32、34は、ガラス板Gの第1表面12および第2表面14に対して直交する鉛直方向の回転軸を有し、ディスクブラシ32、34のブラシ部分がガラス板Gの第1表面12および第2表面14に当接される。なお、上記実施形態は、ディスクブラシ32、34を前記回転軸によって自転させる構成であるが、ガラス板Gの表面に対して直交する鉛直方向の公転軸(不図示)によって公転させる形態でもよい。また、前記回転軸と前記公転軸の2本の軸によって自転及び公転させる形態であってもよい。
これによって、搬送中のガラス板Gの第1表面12及び第2表面14の全面が複数のディスクブラシ32、34によって擦られる。各ディスクブラシ32、34は、そのブラシ部分がガラス板Gの第1表面12及び第2表面14に押圧された状態で回転され、これによって、ガラス板Gの第1表面12及び第2表面14に付着した付着物が確実に除去される。
ディスクブラシ32、34による洗浄中において、ガラス板搬送装置10のPt/Wtが高いため、ディスクブラシ32、34の押圧力及び回転力を強くして洗浄力を高めても、ガラス板Gは蛇行せず、安定して搬送される。
また、各ディスクブラシ32、34には、ガラス板Gの第1表面12及び第2表面14に対する高さを調整する調整手段(不図示)が備えられている。この調整手段によって、任意の高さ位置に各ディスクブラシ32、34を配置できる。つまり、ガラス板Gの第1表面12及び第2表面14に押圧されるディスクブラシ32、34のブラシ先端の位置を微調整できる。
前記調整手段としては、下段に配置された各ディスクブラシ32の高さを第1ローラ16の高さに合わせて調整した後、その各ディスクブラシ32の高さを基準にして上段に配置された各ディスクブラシ34の高さを、ガラス板Gの厚さに相当する分だけ上方に位置させることが好ましい。
なお、実施形態では、洗浄部としてディスクブラシ32、34を例示したが、これに限定されるものではなく、ガラス板Gの搬送方向Aに対して直交方向に回転軸を有するローラ状のブラシまたはスポンジであってもよい。
<ガラス板製造方法>
FPDに用いられるガラス板製造方法は、少なくとも図15に示す複数の工程を有する。具体的には、ガラス板製造工程50は、成形工程52、研磨工程54、スラリー洗浄工程56、洗剤洗浄工程58、純水洗浄工程62、純水リンス工程64、乾燥工程66、検査工程68および梱包工程72を有する。各工程間に別工程があってもよい。
また、本考案のガラス板搬送装置が用いられる工程は、洗浄工程に限定されない。洗浄工程以外の成形工程52、研磨工程54、乾燥工程66および検査工程68で用いてもよい。
成形工程52は、溶融ガラスから帯状の板ガラスを成形する工程と、帯状の板ガラスを所定の矩形状サイズのガラス板に切断する工程を含む。
スラリー洗浄工程56は、ガラス板表面に酸化セリウム等を含むスラリーを供給しながら、洗浄部でガラス板表面を洗浄する。スラリーを供給しながら、ガラス板表面を研磨することで、前記ガラス板表面に残っているスラリー残渣を除去できる。前記スラリー洗浄工程56の前に、前洗浄工程を設けてもよい。前記前洗浄工程は、高圧シャワー洗浄が好ましい。
洗剤洗浄工程58は、ガラス板表面に洗浄剤を供給しながら、洗浄部でガラス板表面を洗浄する。洗浄剤としては、例えば、有機ホスホン酸、ポリカルボン酸塩、芳香族スルホン酸、及びアミン−アルキレンオキサイド付加物を含む水系洗浄剤が好ましい。前記水系洗浄剤を使用することで、ガラス表面に残留している酸化セリウム等からなる研磨砥粒を、除去することができる。前記洗剤洗浄工程58の前に、前洗浄工程を設けてもよい。前記前洗浄工程は、高圧シャワー洗浄が好ましい。
純水洗浄工程62は、ガラス板表面に純水を供給しながら、洗浄部、例えばディスクブラシ、でガラス板表面を洗浄する。これにより、前記洗剤洗浄工程58で使用された洗浄剤を、純水に置換できる。前記純水洗浄工程62の前に、前洗浄工程を設けてもよい。前記前洗浄工程は、高圧シャワー洗浄が好ましい。
純水リンス工程64によって、ガラス板表面に残留する微量の薬品を除去できる。前記純水リンス工程は、複数回設けてもよい。リンス工程を複数設けることで、ガラス板の表面に残留する微量の薬品を精度よく除去できる。
乾燥工程66にて、リンス工程で用いた純水を乾燥させ、検査工程68を経た後に、梱包工程72にてパレット等に梱包されて出荷される。
<実施例>
以下、実施例について説明するが、本考案はこれら実施例に限定されない。以下において、例1および2は実施例であり、例3は比較例である。
ガラス板Gとして、長辺(搬送方向Aに平行な方向の長さ)が1800mm、短辺(搬送方向Aに垂直な方向の長さ)が1500mm、厚さが0.5mmのガラス板を用意した。第1ローラおよび第2ローラの表層部は、硬度が50のウレタンで作製した。
例3は第1ローラ16および第2ローラ18が円柱形状のローラを用いている。例1および2は、第1ローラは円柱形状のローラであり、第2ローラ18はクラウン量の異なる凸クラウン形状のローラを用いている。
ここで、クラウン量とは、ローラ表層部の中心部での直径R1と、ローラ表層部の端での直径R2の差(R1−R2)のことをいう。また、例で用いた第2ローラの質量は同じになるよう作製した。
表1に示す例1〜例3の各ローラを具備するガラス板洗浄装置30を用いて、ガラス板を作製した。前記ガラス板Gを、酸化セリウムを含むスラリーを用いて研磨した。研磨した前記ガラス板Gを、例1〜3の各ローラを具備するガラス板洗浄装置30およびディスクブラシ32、34を用いて、酸化セリウムを含むスラリーで洗浄した。その後、洗浄液を用いて高圧シャワー洗浄し、さらに洗浄液を前記ガラス板Gに塗布しながら、ディスクブラシ32、34で洗浄した。次に、純水を用いて高圧シャワー洗浄し、さらに純水を前記ガラス板Gに塗布しながらディスクブラシ32、34で洗浄した。最後に純水を用いて、リンスを2回行い、前記ガラス板Gを乾燥させることでガラス板を得た。その後、前記ガラス板の面内パーティクル量を測定した。
洗浄時のディスクブラシ32、34の押し込み量は、ガラス板Gとディスクブラシ32、34が蛇行開始するまで相対的に近づけた後、その位置からディスクブラシ34を相対的に0.3mm遠ざけた状態とした。
例1〜例3での、ガラス板の面内パーティクル量の評価を表1に示した。また、ローラ表層部の硬度とガラス板の保持力の関係を表2に示した。それぞれの測定項目は、以下の方法で測定した。
<本考案のガラス板搬送装置のガラス板の保持圧の測定>
ガラス板Gの保持圧は面圧計(メーカ:TECHSTOMECo.,Ltd.製)を用いて測定した。面圧計で用いる面圧測定シートのサイズは長辺が400mm、短辺が100mmであり、面内に400点の測定点を有している。前記面圧測定シートの長辺と前記第2ローラ18の軸長が平行になるように、前記面圧測定シートを配置した。前記面圧測定シートの上から第2ローラ18を当接した。前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向一端部で測定する第2保持圧P2と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向他端部で測定する第3保持圧P3および前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向中央部で測定する第1保持圧P1を測定し、それらの圧力の合計値Pt(P1+P2+P3)[kPa]を求めた。P1、P2、P3は、それぞれ、前記面圧シート内の各測定点で測定した保持圧の合計値である。ここで、第2ローラ18に加圧はしておらず、前記第2ローラ18にかかる力は自重のみである。
前記圧力の合計値Ptを前記第1保持圧P1測定長さW1[m]、前記第2保持圧P2測定長さW2[m]、前記第3保持圧P3測定長さW3[m]の合計値Wt(W1+W2+W3)[m]で除することで、Pt/Wt(Pt/Wt)[kPa/m]を求めた。
<面内パーティクル量>
面内パーティクル量はパーティクルカウンターを用いて、0.3[μm]以上のパーティクル数を測定した。同条件で作製したガラス板を3枚準備し、前記3枚のガラス板の面内パーティクル量を測定し、それらの平均値を前記条件でのガラス板の面内パーティクル量とした。面内パーティクル量評価は、ガラス板の面内のパーティクル量が、600個未満をA、600個以上1000個未満をB、1000個以上をCとした。
<ローラ表層部の硬度の測定>
ローラ表層部の硬度は、デュロメータ(株式会社テクロック製、型式:GS−706G)を用いて測定した。測定方法は、旧JIS K 6301に記載の方法で測定した。
次に、ガラス板Gの保持力を測定した。所定の硬度(30、40、50、60)で作製したウレタン製の第1ローラ16および第2ローラ18を用意した。第1ローラ16を2本並べ、第1表層部26およびガラス板Gの第1表面12に対して、純水を塗布した後、前記2本の第1ローラ16の上にガラス板Gを載置した。次に、ガラス板Gの上方から第2ローラ18を載置し、ガラス板Gを保持した。その後、ガラス板Gを牽引し、ガラス板Gが滑動した時の力、すなわち最大静止摩擦力を取得した。
ローラ表層部の算術平均粗さRaは、レーザー顕微鏡を用いて測定した。第1表層部26で4点測定し、その平均値を前記第1表層部の算術平均粗さRaとした。
<結果>
表1に関して、例3では、P1は0kPaであった。これは、図12に示すように、ガラス板Gと、第2ローラ18の中央部とが当接していないことを意味している。一方で、例1および例2では第2ローラ18の中央部で圧力が印加されており、ガラス板GのPt/Wt[kPa/m]が飛躍的に向上した。
また、Pt/Wt[kPa/m]が高いガラス板搬送装置を用いたものほど、ガラス板の面内パーティクルの評価が良い。これは、前記Pt/Wtが高いほど、ガラス板Gとディスクブラシ32、34の接触状態を強くでき、ガラス板表面の付着物を充分に除去できるからである。
Figure 0003225709
表2に関して、ローラ表層部の硬度が50のローラが、最もガラス板の保持力が高かかった。ローラ表層部としては、ローラ表層部の硬度が30〜70が適している。
Figure 0003225709
以上、本開示に係るガラス板搬送装置及びガラス板洗浄装置の実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。実用新案登録請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
A…搬送方向、B…撓み量、G…ガラス板、W…ローラ表層部の軸長方向の長さ、Wg…搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ、W1…第1保持圧P1の測定長さ、W2…第2保持圧P2の測定長さ、W3…第3保持圧P3の測定長さ、10…ガラス板搬送装置、12…第1表面、14…第2表面、16…第1ローラ、18…第2ローラ、22…第1シャフト、24…第2シャフト、26…第1表層部、28…第2表層部、30…ガラス板洗浄装置、32…ディスクブラシ、34…ディスクブラシ、36…下段液体供給部、38…上段液体供給部、50…ガラス板製造工程、52…成形工程、54…研磨工程、56…スラリー洗浄工程、58…洗剤洗浄工程、62…純水洗浄工程、64…純水リンス工程、66…乾燥工程、68…検査工程、72…梱包工程

Claims (23)

  1. 第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、
    前記ガラス板搬送装置は、
    前記第1表面に接触する第1表層部と、第1シャフトと、を有する第1ローラと、
    前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と、第2シャフトと、を有する第2ローラと、
    を備え、
    前記第1表層部と前記第2表層部との間に挟んだ前記ガラス板は、下記のPt/Wtが100[kPa/m]以上で保持され、
    前記Pt/Wtは、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向中央部で測定する第1保持圧P1と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向一端部で測定する第2保持圧P2と、前記第1ローラ及び前記第2ローラの軸方向他端部で測定する第3保持圧P3との合計値Pt(Pt=P1+P2+P3)を、前記第1保持圧P1の測定長さW1、前記第2保持圧P2の測定長さW2、前記第3保持圧P3の測定長さW3の合計値Wt(Wt=W1+W2+W3)で除した値であって、
    前記第1保持圧P1は10kPa以上である
    ことを特徴とするガラス板搬送装置。
  2. 前記第1保持圧P1、前記第2保持圧P2および前記第3保持圧P3は、下記の式(1)および(2)を満たす請求項1に記載のガラス板搬送装置。
    0.3≦P1/P2≦1.2・・・(1)
    0.3≦P1/P3≦1.2・・・(2)
  3. 前記第2ローラは凸クラウン形状を有する、請求項1または2に記載のガラス板搬送装置。
  4. 前記第1ローラは凹クラウン形状を有する、請求項3に記載のガラス板搬送装置。
  5. 前記第1ローラは凸クラウン形状を有する、請求項1または2に記載のガラス板搬送装置。
  6. 前記第2ローラは凹クラウン形状を有する、請求項5に記載のガラス板搬送装置。
  7. 第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、
    前記ガラス板搬送装置は、
    前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、
    前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、
    を備え、前記第2ローラは凸クラウン形状を有する
    ことを特徴とするガラス板搬送装置。
  8. 前記第1ローラは凹クラウン形状を有する、請求項7に記載のガラス板搬送装置。
  9. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する、請求項7または8に記載のガラス板搬送装置。
  10. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する、請求項9に記載のガラス板搬送装置。
  11. 第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、
    前記ガラス板搬送装置は、
    前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、
    前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、
    を備え、前記第1ローラは凸クラウン形状を有する
    ことを特徴とするガラス板搬送装置。
  12. 前記第2ローラは凹クラウン形状を有する、請求項11に記載のガラス板搬送装置。
  13. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する、請求項11または12に記載のガラス板搬送装置。
  14. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する、請求項13に記載のガラス板搬送装置。
  15. 前記第2ローラの撓み量は、前記第1ローラの撓み量より大きい、請求項1〜14のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置。
  16. 第1表面と第2表面とを有するガラス板を、前記第2表面を上方に向けて水平方向に搬送するガラス板搬送装置であって、
    前記ガラス板搬送装置は、
    前記第1表面に接触する第1表層部と第1シャフトとを有する第1ローラと、
    前記第1ローラの上方に配置され、前記第2表面に接触する第2表層部と第2シャフトを有する第2ローラと、
    を備え、前記第2ローラの撓み量は、前記第1ローラの撓み量より大きい
    ことを特徴とするガラス板搬送装置。
  17. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラの軸方向中央部はガラス板と当接する、請求項16に記載のガラス板搬送装置。
  18. ガラス板の搬送時において、前記第2ローラは、ガラス板の搬送方向に直交する方向のガラス板の幅長さ全域で当接する、請求項17に記載のガラス板搬送装置。
  19. 前記第1表層部および前記第2表層部は、樹脂製である請求項1〜18のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置。
  20. 前記第1表層部および前記第2表層部は、硬度が30〜70である請求項1〜19のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置。
  21. 前記第1表層部および前記第2表層部は、算術平均粗さRaが15μm以下である請求項1〜20のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置。
  22. 前記ガラス板の搬送方向に直交する方向の前記ガラス板の幅長さは1500mm以上である、請求項1〜21のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置。
  23. 請求項1〜22のいずれか一項に記載のガラス板搬送装置と、
    搬送中の前記ガラス板に液体を供給する液体供給部と、
    前記第1表面および前記第2表面に接触して前記第1表面および前記第2表面の付着物を除去する洗浄部と、
    を備えるガラス板洗浄装置。
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