JP3225206B2 - エレベータ方式立体駐車装置 - Google Patents

エレベータ方式立体駐車装置

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JP3225206B2 JP06716997A JP6716997A JP3225206B2 JP 3225206 B2 JP3225206 B2 JP 3225206B2 JP 06716997 A JP06716997 A JP 06716997A JP 6716997 A JP6716997 A JP 6716997A JP 3225206 B2 JP3225206 B2 JP 3225206B2
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弥 宇田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ方式立
体駐車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3にこの種従来の独立鉄塔型のエレベ
ータ方式立体駐車装置の構成を示している。31は内部
に駐車空間が形成されたエレベータ方式立体駐車装置の
建屋、32はエレベータ昇降路であり、このエレベータ
昇降路32上に昇降装置33が設置されている。昇降装
置33には、エレベータ昇降路32の平面四隅に垂直方
向に設置された4本のガイドレール34と、これら4本
のガイドレール34に昇降可能に組み付けられた昇降リ
フト35とを備えている。
【0003】エレベータ昇降路32の両側には階層的に
画成された駐車区画36を備え、そこに横行台車37が
横行移動可能に設置されている。この種の駐車装置で
は、昇降リフト35に横行台車37横行用の横行台車移
載装置38が搭載されている。ここでは、図4に示すよ
うに、本願出願人が特公平7−33734号公報におい
て開示した横行台車移載装置が例示されている。この横
行台車移載装置38は、昇降リフト35において、その
幅方向の中心位置に旋回中心を設定されて水平方向に旋
回可能に配置され、先端が駐車区画36側に所要寸法だ
け突出した長さを有する旋回アーム39と、旋回アーム
39の先端に上方に向けて突設された係合部材40と、
旋回アーム39を旋回駆動する旋回駆動装置として減速
機付の駆動モータ41とを備え、旋回アーム39の旋回
によりその先端の係合部材40を横行台車37下面の長
手方向に沿って取り付けられたアングル状のガイド部材
42に係合、離脱させて、エレベータ昇降路32に昇降
可能に設置された昇降リフト35と各駐車区画36との
間で横行台車37を横行するようになっている。
【0004】このような構成のエレベータ方式立体駐車
装置を建設する場合、建築基準法に基づいて建築物の各
部分の高さは、用途地域やその敷地に接する道路幅等に
応じた高さの制限があるが、これを斜線制限といい、図
3に示すように、この斜線制限43以下の高さで計画し
なければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエレベータ方式立体駐車装置では、前記斜線制限4
3によって、ひとつの建屋で高さを低く規制される側の
高さを建屋全体の高さとしていたため、おのずと自動車
の収容台数も決まってしまい、建屋のもう一方の高さの
規制からはずれる部分の空間が無駄になって、空間効率
上好ましくなく、施主などの要求する収容台数を確保で
きないこともあった。
【0006】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的は、斜線制限の範囲内で特別な機
構を要さずに自動車の収容台数を増加させることによ
り、空間効率を高め、施主などの要求する自動車の収容
台数にも対応できるエレベータ方式立体駐車装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、エレベータ方式立体駐車装置において、
斜線制限で低く規制される側の駐車区画は斜線制限に合
わせた数に設定し、もう一方の駐車区画は斜線制限の範
囲が高く、その分、駐車区画の数を増加させ、これに伴
ないエレベータ昇降路及び昇降装置を駐車区画の増加分
だけ上方へ延長移動することにより、エレベータ昇降路
の両側にそれぞれ異なる数の駐車区画を階層的に画成
し、自動車の収容台数を増加させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のエレベ
ータ式立体駐車装置は、エレベータ昇降路の両側に階層
的に画成された駐車区画と、その駐車区画に横行台車を
有していて、前記エレベータ昇降路に昇降可能に組み付
けられた昇降リフトと駐車区画との間で前記横行台車を
横行させて自動車を受渡しする形式の駐車装置におい
て、エレベータ昇降路の両側の駐車区画のうち、片方に
階層的に画成された駐車区画の数を、もう一方に階層的
に画成された駐車区画の数より多く設定するとともに、
片方の最上部駐車区画を、もう一方の最上部駐車区画よ
り高い位置に設定し、前記片方の増加した駐車区画に対
応可能に、エレベータ昇降路を上方へ延長したことを特
徴とするもので、これは斜線制限の範囲内で、斜線制限
に沿って片方の駐車区画を増加することにより自動車の
収容台数を効率よく増加させ、これに伴いエレベータ昇
降路及び昇降装置も特別な機構を要さずに上方へ延
、エレベータ昇降路の左右の異なる数の駐車区画に格
納された自動車に対応するものである
【0009】本発明の請求項2に記載のエレベータ式立
体駐車装置は、駐車装置の建屋と、エレベータ昇降路の
両側に階層的に画成された駐車区画と、その駐車区画に
横行台車を有していて、前記エレベータ昇降路に昇降可
能に組み付けられた昇降リフトと駐車区画との間で前記
横行台車を横行させて自動車を受渡しする形式の駐車装
置において、エレベータ昇降路の両側の駐車区画のう
ち、片方に階層的に画成された駐車区画の数を、もう一
方に階層的に画成された駐車区画の数より多く設定する
とともに、片方の最上部駐車区画を、もう一方の最上部
駐車区画より高い位置に設定し、前記片方の増加した駐
車区画に対応可能に、エレベータ昇降路を上方へ延長し
て、建屋に、駐車区画の数の少ないほうから多いほうへ
斜面状ないしはステップ状の切欠部を備えたもので、
レベータ式立体駐車装置の建屋は、片方の駐車区画の増
加に伴い、斜線制限に沿って駐車区画の数の少ないほう
から多いほうへ斜面状ないしはステップ状の切欠部を形
成し、斜線制限の範囲内にまるよう計画して、空間を
有効に利用して自動車の収容台数を効率よく増加するこ
とができるものである
【0010】さらに、道路斜線制限にあっては、敷地の
基準容積率に応じて、または、前面道路が2以上ある場
合など、道路斜線制限の適用範囲がそれぞれ定められて
おり、エレベータ方式立体駐車装置の敷地内における位
置なども含めてそれらの条件が整えば、道路斜線制限の
適用を受けない範囲で片方の駐車区画をさらに増加させ
ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明によるエレベータ方式立体駐車装
置の一実施例の構成を示している。図1において、1は
内部に駐車空間が形成されたエレベータ方式立体駐車装
置の建屋であり、2はエレベータ昇降路で、このエレベ
ータ昇降路2上に昇降装置3が設置されている。昇降装
置3には、エレベータ昇降路2の平面四隅に垂直方向に
設置された4本のガイドレール4と、これら4本のガイ
ドレール4に昇降可能に組み付けられた昇降リフト5と
を備えている。
【0012】エレベータ昇降路2の両側には階層的に画
成された駐車区画、ここでは便宜上、エレベータ昇降路
2の右側の駐車区画を右側駐車区画6、エレベータ昇降
路2の左側の駐車区画を左側駐車区画7というが、これ
ら左右の駐車区画には横行台車8が横行移動可能に設置
されている。
【0013】図面上、右側駐車区画6は、斜線制限9に
規制されて右側最上部駐車区画61までしか設定できな
いが、左側駐車区画7にあっては斜線制限9の範囲内で
建屋1を高くすることができるので、左側最上部駐車区
画71及びエレベータ昇降路2は、右側最上部駐車区画
61のレベルよりも高い位置まで設定でき、エレベータ
昇降路2をはさんで斜線制限9で規制される右側駐車区
画6よりも斜線制限9の規制位置が必然的に高くなる左
側駐車区画7側の駐車区画を多く設定することができ
る。このとき、建屋1の斜線制限9で規制される切欠部
11は図1に示すような斜面状の切欠部11aで形成し
ても良いが、ステップ状の切欠部11bのように形成し
ても良い。
【0014】図2は、上記構成からなるエレベータ方式
立体駐車装置を発展させたものである。図2において斜
線制限9は、特に道路斜線制限を示しており、この道路
斜線制限にあっては、敷地の基準容積率に応じて、また
は、前面道路が2以上ある場合などにおいて、道路斜線
制限の適用範囲がそれぞれ定められており、エレベータ
方式立体駐車装置の敷地内における位置なども含めてそ
れらの条件が整えば、道路斜線制限の適用を受けない範
囲を示す基準線10の内側(図2において基準線の左
側)において、エレベータ昇降路2および左側駐車区画
7を適宜、上方へ増やすことができる。この場合、建屋
1の切欠部11より上の部分は、基準線10に沿って垂
直面12を形成し、左側駐車区画7及びその分延長され
たエレベータ昇降路2、昇降装置3などを囲む分だけ高
く施工することになる。このときも、建屋1の斜線制限
9で規制される切欠部11は図1と同様、図2に示すよ
うな斜面状の切欠部11aで形成しても良いが、ステッ
プ状の切欠部11bのように形成しても良い。
【0015】これらの対策を講じたエレベータ方式立体
駐車装置のバリエーションとしての、いわゆる、連棟型
において、敷地境界側に位置し斜線制限で規制される1
棟などに適用できることは言うまでもなく、同様に奥行
方向の前後にふたつのユニットで構成される、いわゆ
る、縦列型のバリエーションにおいては、エレベータ昇
降路の左右の駐車区画を異なる数に設定できることに加
えて、縦列型の前側ユニットと後側ユニットの駐車区画
を異なる数に設定することも勿論可能である。
【0016】尚、上記実施例では、いずれも駐車装置の
下部に自動車の乗入口を設け、その上方に駐車区画を有
するものについて説明したが、これに限定するものでは
なく、自動車の乗入口を駐車装置の中間部に設け、その
上下両方に駐車区画を有するものなどにも適用し得るこ
とは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
斜線制限で低く規制される側の駐車区画よりも斜線制限
の規制位置が必然的に高くなるもう一方の駐車区画側の
駐車区画を斜線制限の範囲内で増加させることにより、
自動車の収容台数を増加させることができ、空間効率の
向上と、施主などの要求する自動車の収容台数に対応す
ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエレベータ方式立体
駐車装置の構成を概略的に示す断面図である。
【図2】前記実施例において道路斜線制限の適用範囲外
の空間を利用してさらに駐車区画を増加させたエレベー
タ方式立体駐車装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図3】従来のエレベータ方式立体駐車装置の構成を概
略的に示す断面図である。
【図4】横行台車移載装置の一例を概略的に示す平面図
である。
【符号の説明】
1 建屋 2 エレベータ昇降路 3 昇降装置 4 ガイドレール 5 昇降リフト 6 右側駐車区画 7 左側駐車区画 8 横行台車 9 斜線制限 10 基準線 11 切欠部 11a 斜面状の切欠部 11b ステップ状の切欠部 12 垂直面 61 右側最上部駐車区画 71 左側最上部駐車区画

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ昇降路の両側に階層的に画
    成された駐車区画と、その駐車区画に横行台車を有して
    いて、前記エレベータ昇降路に昇降可能に組み付けられ
    た昇降リフトと駐車区画との間で前記横行台車を横行さ
    せて自動車を受渡しする形式の駐車装置において、 エレベータ昇降路の両側の駐車区画のうち、 片方に階層的に画成された駐車区画の数を、もう一方
    階層的に画成された駐車区画の数より多く設定するとと
    もに、 片方の最上部駐車区画を、もう一方の最上部駐車区画よ
    り高い位置に設定し、 前記片方の増加した駐車区画に対応可能に、エレベータ
    昇降路を上方へ延長した ことを特徴とするエレベータ方
    式立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 駐車装置の建屋と、エレベータ昇降路
    の両側に階層的に画成された駐車区画と、その駐車区画
    に横行台車を有していて、前記エレベータ昇降路に昇降
    可能に組み付けられた昇降リフトと駐車区画との間で前
    記横行台車を横行させて自動車を受渡しする形式の駐車
    装置において、 エレベータ昇降路の両側の駐車区画のうち、 片方に階層的に画成された駐車区画の数を、もう一方に
    階層的に画成された駐車区画の数より多く設定するとと
    もに、 片方の最上部駐車区画を、もう一方の最上部駐車区画よ
    り高い位置に設定し、 前記片方の増加した駐車区画に対応させて、エレベータ
    昇降路を上方へ延長して、 建屋に、駐車区画の数の少ないほうから多いほうへ斜面
    状ないしはステップ状の切欠部を備えたことを特徴とす
    るエレベータ方式立体駐車装置。
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