JP3008599U - 二階建て車庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車スペースを二階建てにする事により駐車
可能台数を二倍にする事を目的とする。 【構成】 モーター（４）の動力によりガイドローラー
Ａがメインレール（１）をガイドローラーＢ（６）がサ
ブレール（２）上を移動する事により上層部駐車板が最
小傾斜で下層部駐車空間に干渉しない位置を移動し上
昇，下降する為，下層部，上層部共に自由に出入りする
事の出来る二階建て駐車場。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は，普通及び軽乗用車，貨物車等の駐車装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年の地価の高騰による影響で都市部では乗用車の保有台数が年々増加する一 方で駐車場の確保が大問題となっており様々な形で土地の有効利用が試みられて いるようですが，この様な立体式の駐車場は様々な形状，昇降方式が見られます が大型では数台〜数十台を収容できる物も色々あり小型では二階部分が水平状態 のまま昇降する物が多い様ですがこの様な各業者の努力も，設置の際に土地を掘 り下げるなど基礎工事を含む全体的な設置費用が高価格になることもあり一般家 庭への普及は金銭面，設置条件共に不都合な点が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来型に見られる立体式駐車場としては上記（従来の技術）で述べたように設 置の際の工事を簡単に，価格を低価格にと言う課題が求められている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

一般家庭は言うまでもなく，都市部の商用車等を有する企業に於いても設置の 際の工事等が容易に済む設備は導入の際の決断材料としては優先される条件です ので近年問題となっている違法駐車の解決に大いに役立てる設備である。

【０００５】 導入の際の決断材料のもう一つの点はやはり価格的な問題がかなりの比重を占 めていますが，従来型の価格の約半分位は大がかりな基礎工事にあると言っても 過言ではないでしょう，これは回りをしっかりとした骨組みで囲む事により上層 部の昇降の際の安全を確保しているため基礎部分には若干の固定で済むからであ る。

【０００６】 低価格を実現するもう一つの部分は上層部駐車板の動きを従来型に多い上下移 動を斜め方向に設置されたレール上を移動させる事により家庭様電源対応のモー ターでも十分に可動させる事が出来る所にある，よって設置の際の電気工事費の 削減，動力部品の低価格を実現できる。

【０００７】

【作用】

上層部駐車板を回動方向にする事により動力の小型化を実現させると共に駐車 の際に上部，下部どちらも自由に出入りすることで二倍の駐車空間を可能とし一 般家庭での設置も容易にした。

【０００８】

【実施例】

図１は下層部駐車状態に於ける上層部駐車板の移動，下降時の車両進入例及び 上層部定位置でのサブレールの収納状態を点線にて表示。

【０００９】 上層部駐車板下降状態で車両を上層部駐車板上に進入させサイドブレーキをか け，エンジンを停止し車両から降りて車止めをかけて上昇釦を押すと無人の状態 で上層部駐車位置まで移動する。

【００１０】 上層部駐車板の上昇，下降の際はガイドローラーＡ（５）はメイレール（１） 上を移動しガイドローラーＢ（６）はサブレール（２）上を移動する事により車 両の上昇，下降の際の傾斜を最小限にする。

【００１１】 移動による上昇，下降用のモーターは安全のためブレーキモーターを使用し電 流が流れない状態ではロックされるタイプを選定する。

【００１２】 各部の安全上必要な箇所にはリミットスイッチ，センサー等で監視，確認をす る。

【００１３】 モーター（４）による上昇，下降の動力はメインレール（１）上をチェーンに よりガイドローラーＡ（５）部の軸を引き上げ，引き下げする事により伝わる， 又サブレール（２）の収納は上層部駐車板の上昇の際ガイドローラーＢ（６）が サブレール（２）の最上端を離れた位置からはサブレール収納軸（８）が引き上 げる力に替わり点線状態まで収納させる。

【００１４】

【考案の効果】

低価格，容易な取付工事，家庭用電源動力等全てに於いて一般家庭でも設置 が可能な設定にしている為現在の土地高騰が引き起こす駐車場不足からくる違法 駐車の解消に協力できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例で上層部駐車板の上昇，下降時
の状態。

【符号の説明】

１ メインレール ２ サブレール ３ 上層部駐車板 ４ モーター ５ ガイドローラーＡ ６ ガイドローラーＢ ７ 車止め ８ サブレール収納軸

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二階部分に車を収納する際にメインレー
   ル及び可動収納可能なサブレール上を上層部駐車板が下
   層部駐車空間を避けながら車両の進入可能な高さまで移
   動する機構を特徴とする二階建て車庫。
2. 【請求項２】 上層部駐車車両の上昇，下降の際に下層
   部駐車空間への干渉を避ける半径で設置されたメインレ
   ールを持つ二階建て駐車場。
3. 【請求項３】 上層部駐車車両の上昇，下降の際の傾斜
   を最小限にする為のサブレールを備えた二階建て駐車
   場。