JP3224979B2 - 作業車 - Google Patents
作業車Info
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Description
とともに操舵ハンドルの無い作業車の改良に関する。
車を用いて収穫作業や運搬作業をする試みがなされ、例
えば特開平6−339303号公報「乗用電動式作業
車」の技術がある。この技術は、その公報の図1及び図
2によれば、車体長手方向に延びる左右一対の支持フレ
ーム14,14(番号は公報に記載されたものを引用し
た。以下同じ。)の前後に、各2輪の走行輪5…を配置
し、後部の走行輪5…をモーター6でベルト駆動又はチ
ェーン駆動した構成であり、しかも、操舵ハンドルを有
しない。作業車1は、支持フレーム14,14の上面後
部に一段高い腰掛け部11を配置し、腰掛け部11の下
にバッテリー7を収納した電動車両である。
業車は、バッテリー7の配置の関係で車体の後部が重
い。乗用電動式作業車1の方向を転換(ターン)すると
きには、乗員が作業車1の前部に回り込んで支持フレー
ム14,14を左又は右へ振って方向転換をすることに
なり、転換が面倒であるとともに、旋回半径も大きい。
で、旋回半径も小さな作業車を提供することにある。
の請求項1記載の発明は、前・後輪を備えるとともに操
舵ハンドルの無い作業車において、前記作業車の前端部
又は後端部の一方に、ターンのために使用する突起部材
を付設し、突起部材を、車幅方向に渡した支軸に取付け
た略太鼓状の遊転輪で構成し、この遊転輪を接地面より
上方に配置したことを特徴とする。作業車を傾け突起部
材を接地させて前・後輪を浮かすことにより、突起部材
を旋回中心として作業車を方向転換(ターン)させるこ
とができる。旋回半径が小さく、旋回性が良好なので、
作業車を農地で枕地旋回する場合などに極めて最適であ
る。また、作業車を動力にて走行する作業車とした場合
には、前・後輪を浮かすことにより、動力による走行が
遮断されるので、作業車を人力で押し引き操作したり旋
回操作することは容易である。なお、「枕地」とは、圃
場の作業を、例えば、一辺に平行に往復して行う場合、
その両端での旋回などで一時作業を中断するためにでき
る、部分的な一種の空地のことである。また、「枕地旋
回」とは、枕地で実施する旋回や折返し等のことであ
り、例えば、畝間から隣の畝間に移動する場合の旋回で
ある。
があっても、それに対応して遊転輪が姿勢を変えて旋回
中心となるので、方向転換が極めて容易である。また、
遊転輪を接地面より上方に配置したので、前・後輪によ
る通常走行に影響がなく、作業車を安定した状態で走行
できる。
どの比重の大きな材料からなり、カウンタウエイトを兼
ねるものであることを特徴とする。遊転輪がカウンタウ
エイトを兼ね、このカウンタウエイトで車体の前後方向
のバランスを調整することができるので、車体前後方向
のバランス配分が良好となる。
走行する作業車において、前輪と後輪の間に、バッテリ
を配置し、前輪よりも前方に又は後輪よりも後方に、カ
ウンタウエイトを兼ねた略太鼓状の遊転輪を配置したこ
とを特徴とする。作業車を傾け遊転輪を接地させて前・
後輪を浮かすことにより、遊転輪を旋回中心として作業
車を方向転換させることができる。旋回半径が小さく、
旋回性が良好なので、作業車を農地で枕地旋回する場合
などに極めて最適である。前・後輪を浮かすことによ
り、モータによる走行が遮断されるので、作業車を人力
で押し引き操作したり旋回操作することは容易である。
更に、ターンする場所に凹凸や傾き等があっても、それ
に対応して遊転輪が姿勢を変えて旋回中心となるので、
方向転換が極めて容易である。更にまた、比較的重量物
であるバッテリを搭載したにもかかわらず、車体前後方
向のバランス配分が良好となる。
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は乗員(運転者)から
見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、
Rは右側を示す。また、図面は符号の向きに見るものと
する。図1は本発明に係る作業車の側面図であり、作業
車1は、例えば「葉たばこ運搬車」として使用するもの
であって、操舵ハンドルを有しないことを特徴とする。
詳しくは、作業車1は、車体フレームとしてのセンタフ
レーム3の上面前部に、荷台4を備えたものであり、こ
の荷台4は前後方向中間部及び後部に脚部4a,4aを
有し、この図の実線で示す位置と想像線で示す位置との
間で、前後方向に移動可能である。
前部に左右の前輪5,5(この図では片側だけを示す。
以下、同じ。)を配置し、後部に左右の後輪6,6を配
置し、前部端部に走行用モータ7を配置し、前・後輪
5,6間のモータ7寄りに左右のバッテリ8,8を配置
し、更に、上面後部に乗員用シート9を配置したところ
の、4輪車である。そして、モータ7は荷台4の下方に
配置することになる。なお、乗員用シート9は、センタ
フレーム3の前後方向の任意位置に取付け可能であり、
背もたれ部9aを有する。前・後輪5,6はタイヤを装
着したものである。11はバッテリ用サポートであり、
センタフレーム3の両側にバッテリ8を着脱可能に取付
ける部材である。
7は、それの前部に作業車1をターンするために使用す
る突起部材を備えたものであり、この突起部材は遊転輪
71からなり、前・後輪5,6の接地面F(前・後輪
5,6が接地するための面)よりも、上方に配置され
る。そして、前輪5と遊転輪71とに接する下側の接線
Sは、接地面Fに対して傾斜角θを有し、この傾斜角θ
は、例えば30゜である。また、前輪5中心から遊転輪
71重心までの距離L1は、前輪5中心からバッテリ8
重心までの距離L2と略同一に設定してある。図6にて
も説明するが、遊転輪71はカウンタウエイトを兼ねて
おり、前輪5と後輪6の間に比較的重量物であるバッテ
リ8を配置したにもかかわらず、カウンタウエイトで車
体の前後方向のバランスを調整することができる。
り、作業車1の荷台2を省略した姿を示す。作業車1
は、乗員用シート9を配置した側の車輪間距離(左右の
車輪の外側間の寸法)を、他側の車輪間距離より短く設
定したことを特徴とする。すなわち、前輪5と後輪6の
タイヤの太さは概ね同一であり、後輪6,6中心間距離
L3は前輪5,5中心間距離L4より短く設定してあ
る。
向に延びる1つのリヤフェンダ12でカバーされる。リ
ヤフェンダ12は、それの車幅方向略中央の前部に、モ
ータ7を操作するための操作パネル14を配置してお
り、このため、シート9はリヤフェンダ12の車幅方向
略中央の後部にある。従って、操作パネル14はシート
9に座った乗員M(図1参照)の股間に位置する。
部において、右側部のフットコントローラ15と左側部
のブレーキレバー16と、乗員用フットステップ80と
を備える。フットコントローラ15は、上記操作パネル
14のフットコントローラ切換スイッチがONの場合
に、足の踏み操作で車速調整可能なコントローラであっ
て、センタフレーム3に着脱可能である。なお、センタ
フレーム3、荷台4の脚4a,4a、モータ7、シート
9、及び遊転輪71は車幅方向中央に配置してなる。
力は、駆動ユニット20を介して前輪5,5に伝達さ
れ、更に、推進軸49及び従動ユニット50を介して後
輪6,6に伝達される。従って、作業車1は4輪駆動車
である。想像線で示した荷台4は左右の前輪5,5の上
部をカバーするので、フロントフェンダは不要である。
の断面図であり、駆動ユニット20は、センタフレーム
3の前部にボルト固定したサブフレーム21と、サブフ
レーム21に組付けた駆動機構31とからなる。サブフ
レーム21は、前面の前部フランジ部21aと、前部フ
ランジ部21aに溶接した側面視コ字状のフレーム部2
1bとからなるボックス体であり、このボックス体は左
右方向(この図の表裏方向)が開いた開放形ボックスで
ある。フレーム部21bの後部は後部フランジ部21c
である。
部フランジ部21aにボルト固定した概ね薄型筒状のケ
ース23と、ケース23内に取付けた環状のステータ2
4と、ステータ24内に配置しケース23に回転可能に
支持したロータ25と、ロータ25の回転を減速する減
速機構26と、減速機構26からの動力を出力する出力
軸27と、出力軸27(ロータ25)の回転数を無段変
速制御する制御回路部28とからなる。そしてモータ7
は、筒状ケース23の中央から延びた出力軸27を、作
業車1の後方に延出するように略水平配置し、しかも、
前輪用車軸35より上位に且つ前輪用車軸35に直角に
配置したものである。出力軸27は、それの長手方向中
央をウォーム27aとした長い軸であり、この軸は駆動
機構31を貫通し、しかも、先端部27bを上記推進軸
49にスプライン連結した。
車軸35に伝達する役割を果たし、差動装置を備えてい
ないものである。このため、左右の前輪5,5の回転数
は常に同一である。駆動機構31は、ケース本体32と
蓋体33とでギヤケース34を構成し、このギヤケース
34に前輪用車軸35とモータ7の出力軸27とを互い
に直交して配置し、車軸35にホイール36をスプライ
ン連結し、ホイール36にウォーム27aを噛合してウ
ォームギヤ機構を構成したものである。モータ7の出力
軸27及び車軸35はギヤケース34を貫通する。この
ように、モータ7の出力軸27は駆動機構31の入力軸
の役割を果たし、また、前輪用車軸35は駆動機構31
の出力軸の役割を果たす。ギヤケース34は、サブフレ
ーム21の後部フランジ部21cをケース本体32と蓋
体33とで挟み、これらを一体的にボルト37で結合し
たものである。なお、38は軸シール、39はベアリン
グである。
用車軸35はそれの両端部に、左右の前輪5,5をボル
ト固定し、更に、その外方に左右の保護カバー48,4
8をボルト固定した構成である。モータ7の出力軸27
は、車幅方向中央(車体中心線CL)上に配置したの
で、左右の前輪5,5間の中央位置にある。作業車1
は、モータ7の回転数を無段変速制御することにより、
例えば超低速(1m/min程度)から中速(30m/
min程度)の範囲で調整可能である。
に、ホイール36を連結するための大径のスプラインを
有し、このスプライン部分の両端面が左右のベアリング
41,42と当接するので、スライド不能である。43
は止め輪、44,45は軸シール、46はケース本体3
2に弾性嵌合するキャップである。
ト固定した軸部48aと、軸部48aにベアリング48
bにて空転自在に取付けたカバー部材48cとからな
り、カバー部材48cは前輪5の側面を覆う部材であ
る。作業車1が畝間を走行中、前輪5が畝に生えた植物
や植物の根廻りをカバーした樹脂フィルム等に接近して
も、これら植物や樹脂フィルム等が車輪5に巻き込まれ
ぬように保護カバー48で前輪5をカバーした。なお、
後輪用車軸57の左右両端にも、同構成の保護カバー4
8を備えるが、説明を省略する。
の断面図であり、従動ユニット50は、センタフレーム
3の後部にボルト固定したサブフレーム51と、サブフ
レーム51に組付けた駆動機構52とからなる。サブフ
レーム51は、側面視コ字状のチャンネルであり、後面
のみならず図面表裏方向の面も開放状態である。サブフ
レーム51の前部は前部フランジ部51aである。
図3に示す駆動ユニット20の駆動機構31と概ね同構
成であり、推進軸49からの動力を後輪用車軸57に伝
達する役割を果たし、差動装置を備えていないものであ
る。このため、左右の後輪6,6の回転数は常に同一で
ある。駆動機構52は、ケース本体53と蓋体54とで
ギヤケース55を構成し、このギヤケース55に入力軸
56と後輪用車軸57とを互いに直交して配置し、車軸
57にホイール58をスプライン連結し、ホイール58
に入力軸56のウォーム56aを噛合してウォームギヤ
機構を構成したものである。車軸57はギヤケース55
を貫通する。このように後輪用車軸57は、駆動機構5
2の出力軸の役割を果たす。入力軸56は略水平配置
し、しかも、後輪用車軸57に直角に配置したものであ
る。入力軸56は、ギヤケース55から前方に延びた前
端部をボルト結合する。
部フランジ部51aをケース本体53と蓋体54とで挟
み、これらを一体的にボルト59で結合したものであ
る。なお、従動ユニット50の駆動機構52の車幅方向
断面構造は、上記図4に示す駆動ユニット20の駆動機
構31と同様の構成であり、その説明を省略する。61
は軸シール、62,63はベアリングである。
の構成図であり、(a)は遊転輪71の取付け姿を示
し、(b)は遊転輪71の分解した姿を示す。遊転輪7
1は、車幅方向に細長い略太鼓状を呈し、車幅方向に渡
した支軸72を介して、ブラケット73,73にてモー
タ7の前部にボルト止めした構成であり、車体進行方向
に回転自在である。74はワッシャ、75はピンであ
る。また、遊転輪71は、鉄などの比重の大きな材料か
らなり、カウンタウエイトを兼ねる。このように、遊転
輪71は細長い略太鼓状であるために、重量が嵩むので
カウンタウエイトとして好適であり、しかも、接地面積
が大きいので地面に沈み難く、作業車1を傾けてターン
する際の突起部材として好適である。
の斜視図であり、乗員用フットステップ80のステップ
部83は、作業車1の方向修正時に握るグリップの役割
を兼ねたことを特徴とする。乗員用フットステップ80
は、センタフレーム3の両側壁3c,3c間に回動自在
に支持した支軸81と、支軸81の両端に取付けた揺動
アーム部82,82と、これらの揺動アーム部82,8
2の揺動先端部に備えたステップ部83,83とからな
る。このように、揺動アーム部82がセンタフレーム3
に前後揺動可能に取付けられるので、ステップ部83
は、乗員が足を載せるのに好適な低位置と、乗員が手で
持上げるのに好適な高位置とに揺動可能である。なお、
84,84はステップ部83,83の低位置を規定する
ストッパである。
ーン)及び方向修正作用を、図8〜図10に基づき説明
する。葉たばこ畑などの枕地において、作業車1の方向
転換作業は、図8又は図9のようにする。図8(a),
(b)は本発明に係る作業車の方向転換作用(第1例)
説明図であり、(a)は作業車1を前方に傾けた姿を示
し、(b)はこの状態の平面を示す。(a)に示すよう
に、作業車1を前方に傾け遊転輪71を接地させて、前
・後輪5,6を浮かすことにより、遊転輪71を旋回中
心にして作業車1を方向転換させることができる。この
場合の方向転換作業は、(a)のように作業車1から降
りた乗員(作業者)Mがシート9の背もたれ部9aを持
上げて、右又は左に振る。このような第1例の方向転換
作業によれば、作業車1の方向転換が極めて容易であ
り、特に旋回半径も小さく、旋回性が良好である。ま
た、前・後輪5,6を浮かすことにより、モータ7によ
る走行が遮断されるので、作業車1を人力で押し引き操
作したり方向転換操作することは容易である。
の方向転換作用(第2例)説明図であり、(a)は作業
車1を前方に傾けた姿を示し、(b)はこの状態の平面
を示す。(a)に示すように、作業車1を前方に傾けな
がらひねり、遊転輪71及び一方の前輪5を接地させ
て、他方の前輪5及び後輪6,6を浮かすことにより、
遊転輪71を旋回中心にして作業車1を方向転換させる
ことができる。例えば、モータ7による走行中に左ター
ンをする場合は、(a)のように作業車1から降りた乗
員Mがシート9の背もたれ部9aを持上げながら右にひ
ねり、作業車1を左に振る。右ターンをする場合は、こ
れと反対側に左にひねる。このような第2例の方向転換
作業によれば、遊転輪71を旋回中心にして右の前輪5
が自動旋回するので、作業車1を人力で押し引き操作す
る必要がなく、作業者の負担が軽い。そして、差動装置
を有しない作業車1ではあるが、左の前輪5を浮かすこ
とで、容易に左ターンできる。
の方向修正作業は、図10のようにする。図10(a)
〜(c)は本発明に係る作業車の方向修正作用説明図で
あり、(a)は作業車1を走行させながら作業をしてい
る状態図、(b)は作業車1の方向修正をしている状態
図、(c)は畝間で走行中の作業車1の平面図である。
Mがシート9に座り、作業車1を走行させながら作業を
することができ、乗員Mは低位置にあるステップ部83
に足を載せることができる。その後、作業車1の方向を
修正する場合には、(b)のように乗員Mがシート9か
ら腰を浮かせる。そして、ステップ部83を高位置に揺
動し、このステップ部83を手で持上げながらセンタフ
レーム3を左又は右へ振る。(c)のように、シート9
側の後輪6,6間距離が前輪5,5間距離より短いの
で、狭い畝間Umでセンタフレーム3のシート9側を左
又は右へ振った際でも、後輪6,6は畝Uに妨げられる
ことがない。このため、作業車1の方向を修正すること
ができる。この場合、乗員Mがシート9から降りるとセ
ンタフレーム3のシート9側が軽くなるので、この軽い
シート9側を小さい力で左又は右へ振って作業車1の方
向修正をすることができる。このため、作業車1の方向
修正が容易である。
突起部材は、作業車1を傾けてターンする際の旋回中心
となるものであり、このために略太鼓状であることを特
徴とする。従って、突起部材の略太鼓状とは、接地する
部分が円弧状であればよく、略太鼓状の部材には、例え
ば、球体や非回転体を包含する。すなわち、突起部材は
上記図6に示す細長い遊転輪71の他に、例えば、図1
1に示す構成のものも包含する。
部材の別の実施の形態例図である。(a)は、突起部材
としての遊転輪91を球体で構成し、この球体がそれの
車幅方向端部を面取りした、略太鼓状である。この遊転
輪91は、上記図6に示す細長い遊転輪71よりも車幅
方向に短いので、旋回性が一層良好である。(b)は、
突起部材を、車幅方向に細長い略太鼓状を呈した固定型
の突起ブロック92で構成した。突起ブロック92は、
これと一体のアーム部92aをモータ7にボルト固定し
たものである。この突起ブロック92は、簡素な形状で
あり、部品数も少なくてすむ。(c)は、上記(b)を
変形した構成であり、突起部材としての固定型の突起ブ
ロック93を球体で構成した。突起ブロック93は、こ
れと一体のアーム部93aをモータ7にボルト固定した
ものである。この突起ブロック92は、簡素な形状であ
り、部品数も少なくてすむ。
後端部の一方に付設すればよく、モータ7の前端部に取
付けた構成に限定されず、例えば、センタフレーム3に
付設してもよい。そして、突起部材は、前輪5よりも前
方に又は後輪6よりも後方に配置する構成であればよ
い。作業車1は、「葉たばこ運搬車」として使用するも
のに限定せず、例えば農作業車や工場用運搬車としても
使用でき、必要に応じて種々の荷台に交換したり、荷台
4を外した構成でも差し支えなく、更には、乗用型と歩
行型のどちらでもよい。更にまた、作業車1は前・後輪
5,6を備えたものであればよく、例えば、前・後輪
5,6が各1輪でもよい。そして、作業車1は前・後輪
駆動車に限定されず、更に、走行用モータ7にて走行す
る構成以外にエンジン走行等でもよく、人力走行でもよ
い。また、作業車1は操舵ハンドルを有しない構成であ
るが、必要に応じて操舵ハンドル機構を付加することは
差し支えない。
する。上記目的を達成するための請求項1記載の発明
は、作業車の前端部又は後端部の一方に、ターンのため
に使用する突起部材を付設したので、作業車を傾け突起
部材を接地させて前・後輪を浮かすことにより、突起部
材を旋回中心として作業車を方向転換(ターン)させる
ことができ、方向転換が極めて容易であり、特に旋回半
径も小さく、旋回性が良好である。このため、作業車を
農地で枕地旋回する場合などに極めて最適である。ま
た、作業車を動力にて走行する作業車とした場合には、
前・後輪を浮かすことにより、動力による走行が遮断さ
れるので、作業車を人力で押し引き操作したり旋回操作
することは容易である。
を、車幅方向に渡した支軸に取付けた略太鼓状の遊転輪
で構成したことにより、ターンする場所に凹凸や傾き等
があっても、それに対応して遊転輪が姿勢を変えて旋回
中心となるので、方向転換が極めて容易である。また、
遊転輪を接地面より上方に配置したので、前・後輪によ
る通常走行に影響がなく、作業車を安定した状態で走行
できる。
ウエイトを兼ね、このカウンタウエイトで車体の前後方
向のバランスを調整することができるので、車体前後方
向のバランス配分が良好となる。
又は後輪よりも後方に、略太鼓状の遊転輪を配置したの
で、作業車を傾け遊転輪を接地させて前・後輪を浮かす
ことにより、遊転輪を旋回中心として作業車を方向転換
させることができ、方向転換が極めて容易であり、特に
旋回半径も小さく、旋回性が良好である。このため、作
業車を農地で枕地旋回する場合などに極めて最適であ
る。また、前・後輪を浮かすことにより、モータによる
走行が遮断されるので、作業車を人力で押し引き操作し
たり旋回操作することは容易である。更に、遊転輪を略
太鼓状としたので、ターンする場所に凹凸や傾き等があ
っても、それに対応して遊転輪が姿勢を変えて旋回中心
となるので、方向転換が極めて容易である。更にまた、
前輪と後輪の間にバッテリを配置し、前輪よりも前方に
又は後輪よりも後方にカウンタウエイトを兼ねた遊転輪
を配置し、カウンタウエイトで車体の前後方向のバラン
スを調整することができるので、比較的重量物であるバ
ッテリを搭載したにもかかわらず、車体前後方向のバラ
ンス配分が良好となる。
姿)
説明図
説明図
…荷台、5…前輪、6…後輪、7…走行用モータ、8…
バッテリ、9…乗員用シート、9a…背もたれ部、11
…バッテリ用サポート、71,91…突起部材(遊転
輪)、92,93…突起部材(突起ブロック)。
Claims (3)
- 【請求項1】 前・後輪を備えるとともに操舵ハンドル
の無い作業車において、前記作業車の前端部又は後端部
の一方に、ターンのために使用する突起部材を付設し、
この突起部材を、車幅方向に渡した支軸に取付けた略太
鼓状の遊転輪で構成し、この遊転輪を接地面より上方に
配置したことを特徴とする作業車。 - 【請求項2】 前記遊転輪は、鉄などの比重の大きな材
料からなり、カウンタウエイトを兼ねるものであること
を特徴とした請求項1記載の作業車。 - 【請求項3】 走行用モータにて走行する作業車におい
て、前輪と後輪の間に、バッテリを配置し、前輪よりも
前方に又は後輪よりも後方に、カウンタウエイトを兼ね
た略太鼓状の遊転輪を配置したことを特徴とする作業
車。
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JP29868095A JP3224979B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 作業車 |
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JP29868095A Expired - Fee Related JP3224979B2 (ja) | 1995-11-16 | 1995-11-16 | 作業車 |
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