JP3224969B2 - 塗布装置 - Google Patents
塗布装置Info
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Description
ードとしての個人識別カードなどの証明カードを作成す
る際に、カードの表面に表面保護膜を塗布する塗布装置
に関する。
ドなどの証明カードを作成する際に、カードに印刷され
た部分を保護するためにカード全体(表面)に保護膜を
形成するようになっている。この保護膜を形成は、カー
ド全体に紫外線硬化液を塗布し、この塗布した紫外線硬
化液に紫外線を照射させて、硬化させることにより行わ
れるようになっている。
方法としてコータローラ塗布方式が知られている。この
方式は、塗布すべき液体を入れたタンクと、タンクか
ら、液体を取り出すためのピックアップローラと、表面
に微細な窪みを設けピックアップローラから溶液を移し
取るコータローラと、コータローラ上に併設された、不
要な液体を掻き取るスクレーパと、コータローラに対向
して配置された、被塗布媒体を搬送するためのバックア
ップローラから構成され、コータローラから被塗布媒体
上に液体を転写することにより塗布を行う方式である。
状の被塗布媒体に液体を塗布すると、液体の粘性および
被塗布媒体との張力、液体の表面張力によって、被塗布
媒体の端面特にコータローラと離れる部分においては液
体の盛り上がりが発生し、美観上あるいは塗布された液
体を乾燥ないし硬化処理した塗膜の強度が不均一になり
問題である。
みで塗布液を安定して塗布することができないという欠
点がある。
ド媒体の片面に一様な厚みで塗布液を安定して塗布する
ことができないという欠点を除去するもので、カード媒
体の片面に一様な厚みで塗布液を安定して塗布すること
ができる塗布装置を提供することを目的とする。
コータローラを用いて搬送されるカード媒体に塗布液を
塗布するものにおいて、上記カード媒体を搬送する搬送
手段と、上記コータローラを回転する回転手段と、上記
搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、上記搬送手
段により搬送される上記カード媒体の先端を検知する第
1の検知手段と、上記回転手段に連結されている円盤に
対向して設けられ、上記コータローラの回転位置を検知
する第2の検知手段と、上記第1の検知手段によりカー
ド媒体の先端の検知信号が供給された際、上記搬送手段
による上記カード媒体の搬送を停止する第1の制御手段
と、この第1の制御手段による上記カード媒体の搬送の
停止に基づき、上記第2の検知手段による検知結果と上
記第1の検知手段による検知結果を基に上記搬送手段に
よるカード媒体の搬送を開始する第2の制御手段と、上
記コータローラ上に塗布液を保持する隙間をもって設け
られ、上記コータローラ上の塗布液を一様な厚みで展開
する可撓性フィルムシートとから構成されている。
いて搬送されるカード媒体に塗布液を塗布するものにお
いて、上記カード媒体を搬送する搬送手段と、上記コー
タローラを回転する回転手段と、上記搬送手段による搬
送方向の後段に設けられ、上記搬送手段により搬送され
る上記カード媒体の先端を検知する第1の検知手段と、
上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の
検知信号が供給された際、上記搬送手段による上記カー
ド媒体の搬送を停止する第1の制御手段と、この第1の
制御手段による上記カード媒体の搬送の停止に基づき、
上記第2の検知手段による検知結果と上記第1の検知手
段による検知結果を基に上記搬送手段によるカード媒体
の搬送を開始する第2の制御手段と、上記コータローラ
上に塗布液を保持する隙間をもって2枚重なった状態で
設けられ、上記コータローラ上の塗布液を一様な厚みで
展開する2枚の可撓性フィルムシートとから構成されて
いる。
いて搬送されるカード媒体に塗布液を塗布するものにお
いて、上記カード媒体を搬送する搬送手段と、上記コー
タローラを回転する回転手段と、上記搬送手段による搬
送方向の後段に設けられ、上記搬送手段により搬送され
る上記カード媒体の先端を検知する第1の検知手段と、
上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の
検知信号が供給された際、上記搬送手段による上記カー
ド媒体の搬送を停止する第1の制御手段と、この第1の
制御手段による上記カード媒体の搬送の停止に基づき、
上記第2の検知手段による検知結果と上記第1の検知手
段による検知結果を基に上記搬送手段によるカード媒体
の搬送を開始する第2の制御手段と、この第2の制御手
段による上記カード媒体の搬送の開始後、上記カード媒
体の後端が上記コータローラによる上記カード媒体への
塗布液の転送位置に達する前に、上記回転手段によるコ
ータローラの回転速度を減ずる第3の制御手段とから構
成されている。
する搬送手段と、この搬送手段により搬送される上記カ
ード媒体に塗布液を塗布するコータローラと、上記塗布
液が収納されているタンクと、このタンクに収納されて
いる塗布液を汲み上げ、この汲み上げた塗布液を上記コ
ータローラに付与するピックアップローラと、上記コー
タローラと上記ピックアップローラとを回転する回転手
段と、上記搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、
上記搬送手段により搬送される上記カード媒体の先端を
検知する第1の検知手段と、上記回転手段に連結されて
いる円盤に対向して設けられ、上記コータローラの回転
位置を検知する第2の検知手段と、上記第1の検知手段
によりカード媒体の先端の検知信号が供給された際、上
記搬送手段による上記カード媒体の搬送を停止する第1
の制御手段と、この第1の制御手段による上記カード媒
体の搬送の停止に基づき、上記第2の検知手段による検
知結果と上記第1の検知手段による検知結果を基に上記
搬送手段によるカード媒体の搬送を開始する第2の制御
手段とを有するものにおいて、上記タンク内の塗布液の
含水率を塗布液に接した2つの電極間の導電率の変化に
より検知する第3の検知手段と、この第3の検知手段の
検知結果により上記回転手段によるピックアップローラ
とコータローラの回転速度を調整して、カード媒体に塗
布される塗布液量が安定するように制御する第3の制御
手段とから構成されている。
て図面を参照して説明する。図2は、この発明のIDカ
ード作成装置の構成を示す概略断面図である。すなわ
ち、IDカード作成装置1は、装置本体2としての筐体
を有している。
する方向から見た状態において右側方)には、カード媒
体に印刷する個人データすなわち文字情報を入力する操
作入力部3が配置されている。操作入力部3には、ID
カード作成装置1を単独で運用する情報および証明カー
ドとして必要な情報を入力する第1の入力手段としての
操作パネル4、所有者の顔写真データすなわち顔画像情
報を直接入力する第2の入力手段としての光磁気ディス
ク装置5、及び、これらにより入力された情報内容や異
常などを表示するための詳述しない表示装置が配置され
ている。
字情報が印刷されることにより証明カードSとして発行
されるための印刷前の原券であるカード媒体6を保持す
るとともに順次一枚ずつ取出して供給するカード媒体供
給部7が設けられている。
6を、被印刷面すなわち表面を上方に向けた水平状態で
収納するカードホッパ8を有している。カードホッパ8
内には、収納されているカード媒体6を、下方へ押圧す
る重り9が設けられている。
計方向に回転するゴムローラからなる取出ローラ10に
よって、カードホッパ8の最下部に位置されたカード媒
体6から1枚ずつ取出される。なお、カードホッパ8の
カード媒体取出し口部8aには、カード媒体6を重ね取
り出しをしないように、カード媒体6の1枚の厚さより
も広く2枚の厚さよりも狭い隙間を有し、スロートナイ
フと呼ばれる図示しない重送防止機構が設けられてい
る。
態においてカードホッパ8の左方には、取出ローラ10
によりカードホッパ8から取り出されたカード媒体6に
関し、取出し時のスロートナイフとの接触によりカード
媒体6の表面(被印刷面)に付着する虞れのあるごみを
接着層に接着させて剥離する糊ローラ11が配置されて
いる。取出ローラ10によって取出されたカード媒体6
は、糊ローラ11によりクリーニングされ、取出し時の
スロートナイフとの接触により付着される虞れのあるご
みが除去される。
を印刷する感熱昇華カラー写真印刷部12が配置されて
いる。糊ローラ11により表面のごみが除去されたカー
ド媒体6は、カラー感熱昇華印刷部12に送られる。
媒体6に対して所持者(更新者)の顔画像をフルカラー
の多色印刷するもので、減色混合法に基づいて色分解さ
れた赤(R)、緑(G)および青(B)のそれぞれの色
成分に対して補色の関係にあるイエロー(黄、以下Yま
たは添字Yで示す)、マゼンタ(赤、以下Mまたは添字
Mで示す)およびシアン(紫、以下Cまたは添字Cで示
す)の3色を逐次重ね合わせて感熱昇華印刷するため
に、カード媒体6が搬送される方向に沿って順次配列さ
れたイエロー印刷部14Y、マゼンタ印刷部14Mおよ
びシアン印刷部14Cを有している。感熱昇華カラー写
真印刷部12に案内されたカード媒体6の表面には、光
磁気ディスク装置5により供給された所有者の顔写真が
Y、MおよびCの3色の重ね合わせによりカラー印刷さ
れる。
詳細には、プラテンローラ15Y、15Mおよび15
C、感熱印刷ヘッド16Y、16Mおよび16C、それ
ぞれのプラテンローラと感熱印刷ヘッドとの間に中途部
を介在させたY、MおよびCの3色の感熱昇華印刷イン
クリボン17Y、17Mおよび17C、各インクリボン
17Y、17Mおよび17Cの後端が巻付けられたイン
クリボン送出軸18Y、18Mおよび18C、ならび
に、各インクリボン17Y、17Mおよび17Cの先端
が巻付けられたインクリボン巻取軸19Y、19Mおよ
び19Cとから構成されている。
Cは、カード媒体6との滑りを最小にするために、柔ら
かいゴムローラあるいはセラミック粉が植え込まれてい
るセラミック植込みローラで形成されている。
わち図1において感熱昇華カラー写真印刷部12の左方
には、溶融転写文字印刷部20が配置されている。感熱
昇華カラー写真印刷部12により顔画像が印刷されたカ
ード媒体6は、この溶融転写文字印刷部20に送り込ま
れる。
熱昇華型の3色カラー印刷であるに対して溶融転写文字
印刷部20は、溶融転写型で黒のみを印刷するものであ
る。このことは、溶融転写型の印刷は、昇華型の印刷と
比較して必要となる印加エネルギーが低いことを利用し
て、印刷速度を高速にするものである。すなわち、顔画
像のカラー印刷に比較して印刷面積(長手方向の長さ)
が広い文字印刷では溶融転写型の印刷が望ましい。
に、所有者の個人データすなわち文字情報を印刷する黒
印刷装置であって、プラテンローラ21、感熱印刷ヘッ
ド22、溶融転写インクリボン23、インクリボン送出
軸24およびインクリボン巻取軸25とから構成されて
いる。
膜形成手段としての耐光性向上保護膜(紫外線すなわち
UltraViolet 保護膜)転写部(以下、UV保護膜転写
部と示す)26が配置されている。UV保護膜転写部2
6は、カラー顔写真および黒文字情報が印刷されたカー
ド媒体6の表面に最終工程において紫外線硬化形の表面
保護膜を塗布する際に、昇華印刷をした顔画像が色あせ
てしまうことを防止するための防護膜を形成するもので
ある。UV保護膜転写部26は、加熱ローラ27、ピン
チローラ28、UV保護膜シート29、UVシート送出
軸30およびUVシート巻取軸31とから構成されてい
る。
および文字情報が印刷されたカード媒体6の表面には、
最終工程において照射される紫外線から昇華印刷をした
顔画像が色あせることを防止するために、UV保護膜転
写部26によりUV保護膜が溶融転写される。なお、U
V保護膜は、カード媒体6により形成された証明カード
Sが実際に使用される場合に、太陽光にさらされること
による色あせの防止(耐光性)にも利用される。また、
UV保護膜は、感熱印刷インクリボンと同じように支持
体リボンに透明なUV保護膜が連続的に形成されたシー
トを、内部に発熱体が埋め込まれたピンチローラ28と
加熱ローラ27とにより加熱と同時に加圧することで、
カード媒体6に、UV保護膜を転写するものである。な
お、UV保護膜は、感熱印刷ヘッドにより転写すること
も可能であるがカード媒体6の全面に転写されることか
ら、より安価なヒートローラが利用される。
顔写真および文字情報が印刷されたカード媒体6の表面
に、後述する表面保護膜を塗布する表面保護膜塗布部3
4、及び、UV保護膜転写部26から表面保護膜塗布部
34に向けてカード媒体6を搬送するカード搬送機構が
配置されている。
溶融転写されたカード媒体6は、クランプローラ32に
よりシュート部33に送り込まれ、シュート部33の下
方の表面保護膜塗布部34に供給される。詳細には、ク
ランプローラ32で送られたカード媒体6の先端がシュ
ート部材33aに突き当たると、カード媒体6の後端
(右端)がクランプローラ32から離脱するとともに時
計方向に回転し、ガイド板35に沿って下方の表面保護
膜塗布部34に供給される。
表面に表面保護膜としての紫外線(UV)硬化液を塗布
するものである。表面保護膜塗布部34により表面保護
膜としての紫外線硬化液が塗布されたカード媒体6は、
ガイド板36でガイドされて表面保護膜塗布部34の下
方の水平状態のベルトコンベア37に移載される。ベル
トコンベア37は移載されたカード媒体6を受取って右
方向へ搬送しながら、図示しない整列ガイドを介して落
下により乱れた姿勢を次第に正しい姿勢にガイドをしつ
つ、表面保護膜硬化手段としての表面保護膜硬化部38
に送られる。表面保護膜硬化部38は、カード媒体6上
に塗布された紫外線硬化液を硬化させるもので、ベルト
コンベア39およびその上方に10cm程度離して設置
された水銀灯40から構成されている。
体6は、ベルトコンベア39に移載され、ベルトコンベ
ア39により所定の時間をかけて搬送される。このと
き、ベルトコンベア39上の搬送されるカード媒体6の
表面には、水銀灯40からの紫外線が照射される。これ
により、表面保護膜塗布部34によりカード媒体6の表
面に塗布された紫外線硬化液は、所定の時間すなわちベ
ルトコンベア39によりカード媒体6が搬送される間に
確実に硬化される。
体6すなわち完成した証明カードSは、搬送ローラ41
を介して搬送され、表面保護膜硬化部38の図において
右方向に設けられたスタッカ42に収容されるようにな
っている。
する。通常の顔写真付きカードを作成する場合には、第
1に、図示しない撮影装置を介して所有者の顔写真が撮
影される。撮影された顔写真は、記憶媒体としての光デ
ィスクに記憶され、光磁気ディスク装置5により顔写真
データとして装置1に供給される。
は、図示しないビデオRAMまたはページメモリなどに
代表される画像メモリに取り込まれ、カード媒体6に3
色のカラー印刷をするためのY、MおよびCの印字デー
タとして展開されて、保持される。
れると、カード媒体供給部7のカードホッパ8の最下部
から、取出ローラ10を介して、カード媒体6が1枚ず
つ取り出される。カードホッパ8から取り出されたカー
ド媒体6は、糊ローラ11によりクリーニングされ、カ
ラー感熱昇華印刷部12に案内される。
ード媒体6の表面には、画像メモリで保持されている印
字データに対応するY、MおよびCの3色の画像の重ね
合わせによりカラー印刷される。
像が印刷されたカード媒体6は、溶融転写文字印刷部2
0に送り込まれる。溶融転写文字印刷部20に案内され
たカード媒体6の表面には、操作パネル4からの入力ま
たは図示しない外部装置あるいはフロッピーディスクに
より供給される所有者の文字情報が黒により印字され
る。
印刷されたカード媒体6は、UV保護膜転写部26に案
内されてUV保護膜が形成されたのち、表面保護膜塗布
部34および表面保護膜硬化部37を介して、紫外線硬
化樹脂による保護膜が形成される。
保護膜および紫外線硬化樹脂保護膜が形成された証明カ
ードSは、スタッカ42に排出される。表面保護膜塗布
部34を、図1から図10を用いて詳細に説明する。
たカード媒体6は取込ローラ対51a、51b(搬送手
段)により取込まれ、カード媒体6の位置を検知するカ
ード位置検知センサ52を通過した後、コータローラ5
3とバックアップローラ54により挟持して搬送される
ことにより、コータローラ53による塗布液Pが塗布さ
れ、ガイド板36でガイドされてベルトコンベア37へ
導かれるようになっている。
の方向に回転するものであり、取込ローラ対51aの回
転軸71は、取込ローラ電磁クラッチ72を介してパル
スモータ87に連結されている。また、バックアップロ
ーラ54の回転軸73にもパルスモータ87が連結され
ている。これにより、取込ローラ51a、51bとバッ
クアップローラ54の周速は一致するようになってい
る。
た分離タイプの発光素子52aと受光素子52bから構
成されている。また、発光素子と受光素子が併設され検
知対象からの反射光を検知する反射タイプであっても良
い。
媒体6の先端が検知された際、取込ローラ電磁クラッチ
72によるパルスモータ87の回転力の伝達が遮断さ
れ、取込ローラ51a、51bの回転が停止されること
により、カード媒体6がその位置で停止するようになっ
ている。
ラ55と接点Aで接しており、ピックアップローラ55
によりタンク56から汲み上げられた塗布液Pが、付与
されるようになっている。
の塗布液Pに浸されており、回転することにより塗布液
Pの撹拌を行い液温の均一化するとともにピックアップ
ローラ55表面に塗布液Pをつけて取り出すようになっ
ている。
された塗布液Pの一部はピックアップローラ55とコー
タローラ53が対向している接点Aでコータローラ53
に移るようになっている。
すように、塗布液Pが付着する溝部53aと塗布液Pが
付着しない溝無し部(目止め部分)53bが設けられて
いる。溝部53aの溝によって塗布液Pを一定量安定し
て保持することができる。コータローラ53の表面部の
一周の長さはカード媒体6の長さと一致しており、コー
タローラ53の幅はカード媒体6の幅と同じかやや(+
3mm程度)広いものとなっている。溝無し部53は、コ
ータローラ53の回転方向に直交する方向に所定の幅を
持って構成されている。溝無し部分53aは溝が無い
分、塗布液Pが少なくなっている。溝無し部分53a
は、塗布液Pをはじく材質で作られているとさらに効果
的にる塗布液Pを少なくすることができる。コータロー
ラ53によりカード媒体6が搬送される際、溝無し部5
3はカード媒体6の後端に対向するよう制御されるよう
になっている。
は、パルスモータ(回転手段)88が連結されている。
またピックアップローラ55の回転軸76にもパルスモ
ータ88が連結されている。
4はそれぞれ独立した速度制御が行われる。たとえば、
コータローラ53の塗布液Pが足りずにカード媒体6上
の液膜厚が薄くなる場合にはコータローラ53の回転速
度を増やすことにより塗布液Pの不足を補うことができ
る。また、逆にコータローラ53の塗布液Pが過剰な場
合はコータローラ53の回転速度を減じることによりカ
ード媒体6上の液膜厚を薄くすることができる。
4のギャップはカード媒体6の厚みより小さくしてあ
り、コータローラ53とバックアップローラ54により
カード媒体6に対する搬送力が付加されている。
プローラ54のギャップはカード媒体6の厚みより極わ
ずかに狭く設定されているため、カード媒体6はバック
アップローラ54の回転によって搬送される。なお、コ
ータローラ53とカード媒体6との間には流体である塗
布液Pが介在するため摩擦抵抗が小さく、カード媒体6
の搬送速度はほぼバックアップローラ54の回転速度に
等しいものとなっている。
るとき塗布液Pの表面張力と粘度によりカード媒体6の
後端に塗布液Pの盛り上がり部分が発生する。また、カ
ード媒体6はコータローラ53に圧接するため塗布液P
がコータローラ53とカード媒体6表面の接点のカード
媒体6取り込み側に累積し、カード媒体6後端ではカー
ド媒体6に転写しきらずにバックアップローラ54を汚
す。
ーラ53にカード媒体6の後端が達する前にコータロー
ラ53の速度(周速)を減じて塗布液Pの供給を減らす
ことにより(請求項3の第3の制御手段)、バックアッ
プローラ54の汚れを防ぐことができるとともに、カー
ド媒体6後端の塗布液Pの盛り上がりを小さくすること
ができる。
に示すように、2枚のスムーサ57、58と呼ばれる薄
いフィルムでできたシート(可撓性フィルムシート)が
重なった状態で設けられている。スムーサ57と58の
間にはスペーサ59が設けられている。スムーサ57、
58はコータローラ53上の塗布液Pの凹凸を減じて平
らな液面を実現するためのものである。
布液Pはスムーサ57、58で押し広げられコータロー
ラ53表面に一様な厚みで展開されるようになってい
る。また、スムーサ57、58はスムーサ57、58と
コータローラ53との隙間に塗布液Pを保持するので、
コータローラ53の速度変動による液膜の厚みの変化に
ヒステリシスを持たせるとともに、なめらかな変化に変
えるローパスフィルタの機能も実現するものである。
めに形成されており、たとえば図6の(a)に示すよう
に、スムーサ57の端部は左上がりで、図6の(b)に
示すように、スムーサ58の端部は右上がりとなってい
る。これにより、スムーサ57、58の端面を境にスム
ーサ57、58内では塗布液に対して摩擦力が働き、ス
ムーサ57、58外では塗布液に対する摩擦は生じな
い。そのため塗布液Pの流れる方向(コータローラ53
の回転方向)に対して、スムーサ57、58の後端が斜
めになると塗布液Pはスムーサの長い側に移動するた
め、コータローラ53には、図6の(c)に示すよう
に、中心に均等に塗布液Pが塗布されるようになってい
る。
に切るのは加工が簡単なため作成し易いものとなってい
る。これにより、パルスモータ88が回転することによ
りピックアップローラ55によってタンク56から汲み
上げられた塗布液Pを接点Aで受取り、スムーサ57、
58でコータローラ53の表面に塗布液Pが一様な厚み
に展開されるようになっている。
代りに、図7の(a)(b)に示す、後端に曲率を持た
せた1枚のスムーサを用いるようにしても良い。図7の
(a)の場合、スムーサの後端の中央に塗布液が集まる
ようになっており、塗布液の粘性が低くてカード媒体の
両サイドに塗布液が逃げ易い場合に有効であり、図7の
(b)の場合、スムーサの後端の両サイドに塗布液が集
まるようになっており、塗布液の粘性が高くて塗布液が
逃げ難い場合に有効であり、塗布液の粘性によりどちら
を用いるかを選択することができる。
ーラ53を加熱するヒータ62が設けられ、コータロー
ラ53表面には、コータローラ53の表面温度を検知す
るサーミスタ60が設けられている。このサーミスタ6
0により検知された温度に応じて後述する温度制御回路
92でヒータ62のオン、オフ制御がなされ、コータロ
ーラ53の表面温度を一定温度に制御するようになって
いる。
3の回転軸74の他端には、切り欠き部75aを有する
円盤75が連結されており、この円盤75に対向して設
けられているコータローラ回転角度センサ61によりそ
の切り欠き部75aを検知することにより、コータロー
ラ53の回転位置が検知されるようになっている。
センサにより構成されている。また、コータローラ53
の下部には、コータローラに接し、コータローラ表面の
塗布液をタンク56内に掻き落とすブラシ65が設けら
れている。このブラシ65の他端はタンク56内の隔壁
64に連結され、隔壁64の下部にはブラシ65により
タンク56内に掻き落とされた塗布液Pを漉すことによ
りごみを除去するフィルタ63が設けられている。
ゴミが付着していた場合でも、ブラシ65でクリーニン
グし、コータローラ53からかき落とした塗布液Pはフ
ィルタ63で漉した後、ピックアップローラ再利用する
ことができる。
Pの(含水率)を塗布液に接した2つの電極間の導電率
の変化から塗布液Pに吸収された水分の多寡(含水率)
を検知する含水率センサ(第3の検知手段)66が挿入
されるようになっている。
ーラ55への塗布液Pの付着量が左右されるため、含水
率センサ66の計測結果によって、付着量が多くなる場
合はピックアップローラ55及びコータローラ53の回
転速度を遅くし、付着量が少なくなる場合はピックアッ
プローラ55とコータローラ53の回転速度を増して、
常にカード媒体6に供給される塗布液量が安定するよう
に制御されるようになっている(請求項4の第3の制御
手段)。
水率(塗布液Pに吸収された水分の多寡)を検出し、吸
湿性の塗布液の塗布制御を切換えて環境に対して安定な
塗布を行うことができる。また、タンク56の下部に
は、タンク56内の塗布液Pをあらかじめ暖める(加熱
される:予熱される)ヒータ67と、タンク56内の温
度を検知するサーミスタ68が設けられている。このサ
ーミスタ68により検知された温度に応じて後述する温
度制御回路91でヒータ67のオン、オフ制御がなさ
れ、タンク56内の塗布液Pの温度を一定温度に制御す
るようになっている。
を、図9を用いて説明する。すなわち、IDカード作成
装置1の全体を制御する主制御部としてのCPU81が
設けられている。このCPU81には、データが記憶さ
れるワーク用のRAM82、制御プログラムが記憶され
ているROM83、種々のパラメータが記憶されている
不揮発性RAM84、時間監視用のタイマIC85、操
作パネル4、光磁気ディスク装置5、カード媒体供給部
7、カラー感熱昇華印刷部12、溶融転写文字印刷部2
0、UV保護膜転写部26、表面保護膜塗布部34、お
よび表面保護膜硬化部38が接続されている。
の制御信号によりパルスモータ87、88を駆動するパ
ルスモータ駆動回路86、カード位置検知センサ52、
コータローラ回転角度センサ61、含水率センサ66か
らのセンサ出力をCPU81へ出力するセンサ回路8
9、CPU81からの制御信号により取込ローラ電磁ク
ラッチ72を励磁する電磁クラッチドライブ回路90、
サーミスタ68からの検知信号に応じてヒータ67をオ
ン、オフすることにより、タンク56内の塗布液Pの温
度を一定温度に制御する温度制御回路91、サーミスタ
60からの検知信号に応じてヒータ62をオン、オフす
ることにより、コータローラ53の表面温度を一定温度
に制御する温度制御回路92により構成されている。
に、定電圧Vcを分圧するボリュウム抵抗Vr、定電圧
Vcが印加されるサーミスタ68と抵抗Rbからなる直
列回路、ボリュウム抵抗Vrにより定電圧Vcを分圧し
た基準電圧とサーミスタ68の抵抗値の変化による抵抗
Rbの両端の電圧の変化との差を比較するコンパレータ
IC1、コンパレータIC1からの出力に応じてオン、
オフされ、ヒータ67に接続されているNPN形トラン
ジスタTrにより構成されている。
ンク56内の塗布液Pの温度が設定温度より低いとき、
トランジスタTrがオンとなり、ヒータ67へ電源電圧
Vpが印加されることにより、タンク56内の塗布液P
が加熱される。また、サーミスタ68で検出したタンク
56内の塗布液Pの温度が設定温度より高いとき、トラ
ンジスタTrがオフとなり、ヒータ67への電源電圧V
pの印加が遮断され、自然放熱で温度が下がるまで待つ
状態となる。このような制御により塗布液Pの温度を一
定に保つようになっている。
ータ67によって一定温度に予熱されており、タンク5
6内の塗布液Pの温度が一定に保たれるため、粘度の変
化を抑えることができる。
様な回路構成となっている。パルスモータ87、88は
ステップモータでCPU81が設定したステップ数回転
させられるようになっている。したがって、CPU81
は内蔵されているタイマ(図示しない)ないし外付けの
タイマIC85の計時機能を用いて、決められた時間決
められた速度でパルスモータ87、88を回転させ、ピ
ックアップローラ55、コータローラ53およびバック
アップローラ54を回転制御するようになっている。
1の検知手段)52でカード媒体6の先端の検知信号が
供給された際、取込ローラ電磁クラッチ72の励磁を遮
断するものである。これにより、パルスモータ87の回
転力が取込ローラ対51a、51bに伝達されなくな
り、取込ローラ対51a、51bはカード媒体6を保持
したまま停止されるようになっている(第1の制御手
段)。
角度センサ(第2の検知手段)61により円盤75の切
り欠き部75aに対する検知信号が供給された際、コー
タローラ53が所定の位置に有ることを判定し、一定の
時間調整を行った後、取込ローラ電磁クラッチ72を接
続するものである。これにより、取込ローラ対51a、
51bが回転され、カード媒体6がコータローラ53と
バックアップローラ54の間に搬送されるようになって
いる(第2の制御手段)。すなわち、コータローラ53
の切り欠き部75aに対する表面位置が、コータローラ
回転角度センサ61の位置から、バックアップローラ5
4に対向するカード媒体6への塗布液Pの転送位置まで
のコータローラ53の回転時間が、カード位置検知セン
サ52による検知位置からコータローラ53によるカー
ド媒体6への塗布液Pの転送位置までのカード媒体6の
搬送時間とのタイミングを取られるようになっている。
膜の塗布動作について説明する。すなわち、ガイド板3
5にそって挿入されたカード媒体6は取込ローラ対51
a、51bが図示された矢印の方向に回転することによ
って取込まれ搬送される。
媒体6の先端が検知されると取込ローラ対51a、51
bはクラッチ72によってパルスモータ87と切り離さ
れカード媒体6の搬送は停止される。
5とともにパルスモータ88に接続されパルスモータ8
8が回転することによりピックアップローラ55によっ
てタンク56から汲み上げられた塗布液Pを接点Aで受
取り、スムーサ57、58でコータローラ53の表面に
一様な厚みに展開する。
ラ回転角度センサ61で検知される。 コータローラ回
転角度センサ61でコータローラ53が所定の位置に有
ることを検知すると一定の時間調整を行ってクラッチ7
2を接続することによりカード媒体6をコータローラ5
3とバックアップローラ54の間に送る。
4の間に送られたカード媒体6の表面にはコータローラ
53の表面の塗布液Pが転写される。コータローラ53
とバックアップローラ54のギャップはカード媒体6の
厚みより極わずかに狭く設定されているため、カード媒
体6はバックアップローラ54の回転によって搬送され
る。
4の間を通過したカード媒体6はガイド板36の上をす
べって搬送ベルト37に乗り塗布装置から排出される。
また、ピックアップローラ55はパルスモータ88によ
って回転させられる。
塗布液Pに浸されており、回転することにより塗布液P
の撹拌を行い液温の均一化するとともにピックアップロ
ーラ55の表面に塗布液Pをつけて取り出す。
プローラ55とコータローラ53が対向している接点A
でコータローラ53に移る。コータローラ53に移った
塗布液Pはスムーサ57、58で押し広げられコータロ
ーラ53の表面に一様な厚みで展開される。
周の長さとカード媒体6の長さとがほぼ同じ場合で、コ
ータローラ53の周速とカード媒体6の搬送速度が同じ
場合であったが、これに限らず、コータローラ53の周
速がカード媒体6の搬送速度の半分以下で済む場合、コ
ータローラ53の溝無し部53bを、図11に示すよう
に、2ケ所以上にするようにしても良い。この場合、コ
ータローラ53の頭出しのための待ち時間を短縮でき、
カード媒体のスループットを向上できる。
(溝なし)部分を設けることにより、その部分での塗布
液の液量を少なくすることができ、カード媒体の後端を
目止めに合わせこむことによってカード媒体の後端での
塗布液の盛り上がりを避けることができる。
ルの回転を止めることにより、塗布液の供給をやめるこ
とができる。また、カード媒体の幅と同じかやや(+3
mm程度)広いコータロールを用いることによりコータロ
ールの端部に発生した液の盛り上がり分をコータの端面
に押し出し、カードの両端に発生する塗布液の盛り上が
りを防ぐことができる。
やむらの発生を防ぐことができる。また、中央が短く両
端が長いスムーサを用いると中央に液が集まる。このよ
うな形状のスムーサを用いればカード媒体の両端の厚み
が抑えられ、コーナが丸くなっているカード媒体の場合
に発生するカード媒体の塗布液の盛り上がりを防ぐこと
ができる。
スタとヒータをつけて温度制御することにより、塗布液
の粘性を一定に保ち安定した塗布を行うことができる。
また、塗りはじめはコータローラおよびバックアップロ
ーラによるカード媒体の搬送速度を遅くすることによ
り、すじ、むらの発生を防ぐことができる。
ップローラより遅くすることにより、カード媒体の両端
の塗布液の盛り上がりを防ぐことができる。また、含水
率センサを用いて含水率を検出し、吸湿性の塗布液の塗
布制御を切換えて環境に対して安定な塗布を行うことが
できる。
送方向に平行に構成され、カード媒体の表面の削れを防
ぐことができる。また、コータローラの溝に万一ゴミが
付着してもよいようにブラシでクリーニングしかき落と
した塗布液はフィルタで漉して再利用することができ
る。
カード媒体の片面に一様な厚みで塗布液を安定して塗布
することができる塗布装置を提供できる。また、この発
明によれば、コータローラに移った塗布液は可撓性フィ
ルムシートで押し広げられコータローラの表面に一様な
厚みで展開されるようになっている塗布装置を提供でき
る。 また、この発明によれば、カード媒体がコータロー
ラから離れるとき塗布液の表面張力と粘度によりカード
媒体の後端に塗布液の盛り上がり部分が発生してしまう
のを、コータローラにカード媒体の後端が達する前にコ
ータローラの速度(周速)を減じて塗布液の供給を減ら
すことにより、そのカード媒体の後端の塗布液の盛り上
がりを小さくすることができる塗布装置を提供できる。
また、この発明によれば、塗布液の含水率(塗布液に吸
収された水分の多寡)を検出し、吸湿性の塗布液の塗布
制御を切換えて環境に対して安定な塗布を行うことがで
きる塗布装置を提供できる。
ド作成装置に用いられる表面保護膜塗布部の概略構成を
示す側面図。
図。
説明するための斜視図。
体上での塗布状態とを説明するための斜視図。
されている際の、バックアップローラによるカード媒体
の搬送速度とコータローラの周速とを説明するための
図。
ロック図。
視図。
Claims (4)
- 【請求項1】 コータローラを用いて搬送されるカード
媒体に塗布液を塗布する塗布装置において、 上記カード媒体を搬送する搬送手段と、 上記コータローラを回転する回転手段と、 上記搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、上記搬
送手段により搬送される上記カード媒体の先端を検知す
る第1の検知手段と、 上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、 上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の検知信号
が供給された際、上記搬送手段による上記カード媒体の
搬送を停止する第1の制御手段と、 この第1の制御手段による上記カード媒体の搬送の停止
に基づき、上記第2の検知手段による検知結果と上記第
1の検知手段による検知結果を基に上記搬送手段による
カード媒体の搬送を開始する第2の制御手段と、 上記コータローラ上に塗布液を保持する隙間をもって設
けられ、上記コータローラ上の塗布液を一様な厚みで展
開する可撓性フィルムシートと、 を具備したことを特徴とする塗布装置。 - 【請求項2】 コータローラを用いて搬送されるカード
媒体に塗布液を塗布する塗布装置において、 上記カード媒体を搬送する搬送手段と、 上記コータローラを回転する回転手段と、 上記搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、上記搬
送手段により搬送される上記カード媒体の先端を検知す
る第1の検知手段と、 上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、 上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の検知信号
が供給された際、上記搬送手段による上記カード媒体の
搬送を停止する第1の制御手段と、 この第1の制御手段による上記カード媒体の搬送の停止
に基づき、上記第2の検知手段による検知結果と上記第
1の検知手段による検知結果を基に上記搬送手 段による
カード媒体の搬送を開始する第2の制御手段と、 上記コータローラ上に塗布液を保持する隙間をもって2
枚重なった状態で設けられ、上記コータローラ上の塗布
液を一様な厚みで展開する2枚の可撓性フィルムシート
と、 を具備したことを特徴とする塗布装置。 - 【請求項3】 コータローラを用いて搬送されるカード
媒体に塗布液を塗布する塗布装置において、 上記カード媒体を搬送する搬送手段と、 上記コータローラを回転する回転手段と、 上記搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、上記搬
送手段により搬送される上記カード媒体の先端を検知す
る第1の検知手段と、 上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、 上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の検知信号
が供給された際、上記搬送手段による上記カード媒体の
搬送を停止する第1の制御手段と、 この第1の制御手段による上記カード媒体の搬送の停止
に基づき、上記第2の検知手段による検知結果と上記第
1の検知手段による検知結果を基に上記搬送手段による
カード媒体の搬送を開始する第2の制御手段と、 この第2の制御手段による上記カード媒体の搬送の開始
後、上記カード媒体の後端が上記コータローラによる上
記カード媒体への塗布液の転送位置に達する前に、上記
回転手段によるコータローラの回転速度を減ずる第3の
制御手段と、 を具備したことを特徴とする塗布装置。 - 【請求項4】 カード媒体を搬送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される上記カード媒体に塗布液
を塗布するコータローラと、 上記塗布液が収納されているタンクと、 このタンクに収納されている塗布液を汲み上げ、この汲
み上げた塗布液を上記コータローラに付与するピックア
ップローラと、 上記コータローラと上記ピックアップローラとを回転す
る回転手段と、 上記搬送手段による搬送方向の後段に設けられ、上記搬
送手段により搬送される上記カード媒体の先端を検知す
る第1の検知手段と、 上記回転手段に連結されている円盤に対向して設けら
れ、上記コータローラの回転位置を検知する第2の検知
手段と、 上記第1の検知手段によりカード媒体の先端の検知信号
が供給された際、上記搬送手段による上記カード媒体の
搬送を停止する第1の制御手段と、 この第1の制御手段による上記カード媒体の搬送の停止
に基づき、上記第2の検知手段による検知結果と上記第
1の検知手段による検知結果を基に上記搬送手段による
カード媒体の搬送を開始する第2の制御手段と、 を有する塗布装置において、 上記タンク内の塗布液の含水率を塗布液に接した2つの
電極間の導電率の変化により検知する第3の検知手段
と、 この第3の検知手段の検知結果により上記回転手段によ
るピックアップローラとコータローラの回転速度を調整
して、カード媒体に塗布される塗布液量が安定するよう
に制御する第3の制御手段と、 を具備したことを特徴とする塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19537995A JP3224969B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19537995A JP3224969B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 塗布装置 |
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JPH0938551A JPH0938551A (ja) | 1997-02-10 |
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Family
ID=16340193
Family Applications (1)
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JP19537995A Expired - Fee Related JP3224969B2 (ja) | 1995-07-31 | 1995-07-31 | 塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3224969B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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CN1101278C (zh) * | 1999-12-07 | 2003-02-12 | 富士机械工业株式会社 | 对薄片材料涂敷涂布液的涂布装置 |
JP3471309B2 (ja) * | 2000-10-31 | 2003-12-02 | 前田機工株式会社 | 接着剤塗布装置 |
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1995
- 1995-07-31 JP JP19537995A patent/JP3224969B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0938551A (ja) | 1997-02-10 |
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