JP3224248B2 - Isdn端末装置の制御方法 - Google Patents

Isdn端末装置の制御方法

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JP3224248B2
JP3224248B2 JP32680691A JP32680691A JP3224248B2 JP 3224248 B2 JP3224248 B2 JP 3224248B2 JP 32680691 A JP32680691 A JP 32680691A JP 32680691 A JP32680691 A JP 32680691A JP 3224248 B2 JP3224248 B2 JP 3224248B2
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDNを伝送路とし
て用いるオーディオビジュアル端末装置あるいはオーデ
ィオ端末装置からなるISDN端末装置を同一のISD
N基本インタフェースの受動バスに複数接続したときの
ISDN端末装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在構築されつつあるISDNで伝送可
能なデータの種類には、音声データ、動画データ、静止
画データ、および、汎用データなどがあり、複数種類の
データを伝送できるいわゆるマルチメディア端末も実用
されつつある。
【0003】このマルチメディア端末の1つに、音声デ
ータと動画データをともに取り扱うことができるテレビ
電話端末や、テレビ会議システムなどのオーディオビジ
ュアル端末について、CCITT(国際電信電話諮問委
員会)で勧告化が進んでいる。日本国内では、TTC
(電信電話技術委員会)がCCITTの勧告に基づいた
国内勧告を作成している。
【0004】このオーディオビジュアル端末は、基本的
には、64Kbpsの伝送速度をもつ情報チャネル(B
チャネル)を1つまたは2つ用い、音声データの伝送容
量として16,48,56,64Kbpsの伝送速度
と、動画像データの伝送容量として46.4,62.
4,68.8,76.8,102.4,108.8Kb
psやこれ以外の伝送速度を、その確保したBチャネル
の数に対応して、おのおの組み合わせて、または、音声
データ、動画像データの単独で利用する。ここで、伝送
容量が64Kbpsより128Kbpsのほうが、音声
および動画像の符号化方式として、より高品質なものを
選択できる。
【0005】ところで、ISDN基本インタフェースで
は、データ伝送のために用いられる2つの情報チャネル
と、呼設定のための信号のやりとり、および、低速パケ
ットデータ通信のために用いられる1つの信号チャネル
(Dチャネル;16Kbps)が多重化されており、I
SDN基本インタフェースの接続点(S/T点)には、
受動バスを接続することができる。
【0006】この受動バスには、通常32個までのソケ
ット(コンセント)を接続することができ、そのうち、
最大8台までの伝送可能な状態の端末装置を接続するこ
とができる。
【0007】したがって、受動バスにオーディオビジュ
アル端末(例えば、テレビ電話端末)と、それ以外のI
SDN端末、例えば、電話端末などを接続して、それら
の端末を独立して使用するという利用形態が考えられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにして、1つ
の受動バスにテレビ電話端末と電話端末を接続している
と、それぞれの端末が独立して利用可能なため、次のよ
うな不都合を生じる。
【0009】すなわち、例えば、テレビ電話端末を使っ
てデータ伝送を行なおうとするとき、相手のテレビ電話
端末と同じ受動バスに接続されている電話端末で通話が
行われていれば、そのときにテレビ電話端末同士で使用
可能な情報チャネルの数が1つになるので、その場合に
は、テレビ電話端末を使って別のテレビ電話端末との間
で通話を行なうことができる。しかしながら、この場
合、音声情報については、3.4KHz帯域で符号化す
るとともに伝送速度に16Kbpsを割り当て、また、
動画像情報については、QCIF(TTC勧告JT−
H.242の画像フォーマット)で符号化し、画面間隔
のMPI(最少画面間隔)が29.97分の4秒程度に
なり、かつ、伝送速度に46.4Kbpsを割り当て、
それらの合計の伝送速度が62.4Kbpsになる最低
品質のモードで通信しなければならない。
【0010】一方、テレビ電話端末同士でデータ通信中
に、使用可能な情報チャネルの数が1から2に増えた場
合には、付加呼設定動作を行ない、その増えた情報チャ
ネルをさらに確保することができれば、それ以降、2つ
の情報チャネルを用いて、音声データと動画データの通
信を行なうことができる。ただし、この場合、例えば、
音声情報については、7.0KHz帯域で符号化すると
ともに伝送速度に48Kbpsを割り当て、また、動画
像情報については、CIF(TTC勧告JT−H.24
2の画像フォーマット)で符号化し、画面間隔のMPI
が29.97分の2程度の値で、かつ、伝送速度に7
6.8Kbpsを割り当て、それらの合計の伝送速度が
124.8Kbpsになる高品質な通信モードを適用す
ることができるが、相手側あるいは自端末側の電話端末
による通話が終了しても、そのことがわからなければ2
つ目の情報チャネルの確保を開始するタイミングがわか
らず、したがって、高品質の通信モードに移行すること
ができない。
【0011】現在の勧告では、2つ目の情報チャネルを
確保できるか否かの確認は、試行錯誤的に行なうほかな
く、そのために無効な付加呼設定動作が行われて、IS
DN内での無効呼が増えるという不都合を生じるおそれ
がある。
【0012】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、ISDN端末装置で回線状態を適切に知るこ
とができるISDN端末装置の制御方法を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、それぞれのI
SDN端末装置を連絡するローカルエリアネットワーク
手段と、そのローカルエリアネットワーク手段に接続さ
れた同一の受動バスにおける情報チャネルの使用状況を
管理するための通信サーバ手段を備え、ISDN端末装
置は、呼状態が空き状態からいずれかの状態に変化する
直前で、ローカルエリアネットワーク手段を介して通信
サーバ手段に情報チャネルを使用することを通知し、通
信サーバ手段は、この通知を受けると、情報チャネルの
使用状況をあらわすデータを更新するとともに、その更
新後の使用状況をあらわすデータを、ローカルエリアネ
ットワーク手段を介してそれぞれのISDN端末装置に
通知する一方、それぞれのISDN端末装置は、ローカ
ルエリアネットワーク手段を介して通知された情報チャ
ネルの使用状況をあらわすデータに基づいて、使用可能
な情報チャネル数を判別するようにしたものである。
【0014】また、ISDNの基本インタフェースまた
は一次群インタフェースの複数回線を引き込む構内交換
装置の内線側に、複数のISDN基本インタフェースの
受動バスが接続され、それぞれの受動バスにISDNを
伝送路として用いるオーディオビジュアル端末装置ある
いはオーディオ端末装置からなるISDN端末装置を同
一のISDN基本インタフェースの受動バスに複数接続
したときのISDN端末装置の制御方法において、それ
ぞれのISDN端末装置を連絡するローカルエリアネッ
トワーク手段と、そのローカルエリアネットワーク手段
に接続されたおのおのの受動バスについて情報チャネル
の使用状況を受動バスごとに管理するための通信サーバ
手段を備え、ISDN端末装置は、呼状態が空き状態か
らいずれかの状態に変化する直前で、ローカルエリアネ
ットワーク手段を介して通信サーバ手段に情報チャネル
を使用することを通知し、通信サーバ手段は、この通知
を受けると、その通知元のISDN端末装置が接続され
ている受動バスを判別してその受動バスの情報チャネル
の使用状況をあらわすデータを更新するとともに、その
更新後の使用状況をあらわすデータを、ローカルエリア
ネットワーク手段を介して、その受動バスに接続されて
いる全てのISDN端末装置におのおの通知する一方、
それぞれのISDN端末装置は、ローカルエリアネット
ワーク手段を介して通知された情報チャネルの使用状況
をあらわすデータに基づいて、使用可能な情報チャネル
数を判別するようにしたものである。
【0015】また、ISDNの基本インタフェースまた
は一次群インタフェースの複数回線を引き込む構内交換
装置の内線側に、複数のISDN基本インタフェースの
受動バスが接続され、それぞれの受動バスにISDNを
伝送路として用いるオーディオビジュアル端末装置ある
いはオーディオ端末装置からなるISDN端末装置を同
一のISDN基本インタフェースの受動バスに複数接続
したときのISDN端末装置の制御方法において、それ
ぞれのISDN端末装置および構内交換装置を連絡する
ローカルエリアネットワーク手段と、そのローカルエリ
アネットワーク手段に接続されたおのおのの受動バスに
ついて情報チャネルの使用状況を受動バスごとに管理す
るための通信サーバ手段を備え、構内交換装置は、いず
れかのISDN端末装置の呼状態が空き状態からいずれ
かの状態に変化する直前で、ローカルエリアネットワー
ク手段を介して通信サーバ手段にそのISDN端末装置
が情報チャネルを使用することを通知し、通信サーバ手
段は、この通知を受けると、その通知されたISDN端
末装置が接続されている受動バスを判別してその受動バ
スの情報チャネルの使用状況をあらわすデータを更新す
るとともに、その更新後の使用状況をあらわすデータ
を、ローカルエリアネットワーク手段を介して、その受
動バスに接続されている全てのISDN端末装置におの
おの通知する一方、それぞれのISDN端末装置は、ロ
ーカルエリアネットワーク手段を介して通知された情報
チャネルの使用状況をあらわすデータに基づいて、使用
可能な情報チャネル数を判別するようにしたものであ
る。
【0016】また、オーディオビジュアル端末装置は、
1つの情報チャネルを用いてデータ通信動作を行ってい
るときに、通信サーバ手段よりローカルエリアネットワ
ーク手段を介して通知された情報チャネルの使用状況を
あらわすデータにより、2つ目の情報チャネルが使用可
能になったことを判別すると、2つの情報チャネルを用
いたデータ通信を行う通信モードに、使用する通信モー
ドを再設定するようにしたものである。
【0017】
【作用】したがって、通信サーバ手段から各ISDN端
末装置に対して接続されている受動バスにおける情報チ
ャネルの使用状況を通知しているので、おのおののIS
DN端末装置では、使用可能な情報チャネルの数を判別
することができ、試行錯誤的な付加呼設定動作を行なう
ような事態が回避されるので、ISDN内での無効呼が
増えるような事態を防止できる。また、オーディオビジ
ュアル端末装置は、2つ目の情報チャネルが空いた時点
で、その2つ目の情報チャネルを使用した通信モードに
即座に移行できるので、オーディオビジュアル端末装置
の使い勝手が向上する。
【0018】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例にかかる通信シ
ステムを示している。
【0020】同図において、ISDNとの基本インタフ
ェースに接続される網制御端末NCTEには、4線式の
受動バスBUSが接続されており、この受動バスBUS
には、TTC勧告JT−G.725およびJT−H.3
20に規定されるオーディオビジュアル端末機能を備え
たテレビ電話端末TTi、および、通話機能のみを備え
た電話端末TLiが接続されている。なお、受動バスB
USには、通常、32個までのソケット(コンセント)
を接続することができ、それらのソケット(コンセン
ト)に、最大8台までの伝送可能な状態の端末装置を同
時に接続することができる。
【0021】また、テレビ電話端末TTi、電話端末T
Li、および、通信サーバSVRを接続するローカルエ
リアネットワークLANが設けられており、通信サーバ
SVRは、ローカルエリアネットワークLANを介して
接続されているテレビ電話端末TTiおよび電話端末T
Liに対して、受動バスBUSで使用可能な2つの情報
チャネルの使用状況の通知など、種々のサービスを提供
するためのものである。
【0022】ここで、ローカルエリアネットワークLA
Nとしては、IEEE(米国電気電子技術者協議学会)
で規格化されたIEEE802.3,802.3−1B
ASE5あるいはIEEE802.3−10BASE−
Tに準拠する周知のものを用いることができる。
【0023】通信サーバSVRは、受動バスBUSで使
用可能な2つの情報チャネルの使用状況を管理するため
に、図2(a)および(b)に示したような装置名−回
線情報変換テーブル、同図(c)に示したような情報チ
ャネル管理テーブルポインタテーブル、および、同図
(d)に示したような情報チャネル管理テーブルを記憶
している。ただし、この場合、通信サーバSVRは、構
内交換装置に接続されている受動バスBUSについても
適用できるために、これらの情報には、構内交換装置に
関する情報も含まれている。
【0024】装置名−回線情報変換テーブルは、受動バ
スBUSに接続されているテレビ電話端末TTiおよび
電話端末TLiをローカルエリアネットワークLAN上
で識別するための装置名NMと、変換情報TVCが対に
なって形成されており、変換情報TVCは、受動バスB
USが接続されている構内交換装置(後述)を特定する
ためのノード番号およびユニット番号、受動バスBUS
が接続されている集線スイッチ(LSW)をあらわすL
SW番号、および、受動バスBUSが接続されている伝
送路終端装置(LT)をあらわすLT番号からなる装置
番号IDVと、受動バスBUSが接続されているリモー
ト集線スイッチ(R_LSW)をあらわすR_LSW番
号、受動バスBUSが接続されている網終端装置(N
T)をあらわすNT番号、それぞれの受動バスBUSに
おいておのおのの端末(TE)を識別するためのTE番
号、および、情報チャネルをあらわすCH番号からなる
チャネル情報SSCからなる。
【0025】また、情報チャネル管理テーブルポインタ
は、特定の情報チャネルについて、情報チャネルの使用
状況を記憶するための情報チャネル管理テーブルの先頭
アドレスをあらわすポインタを記憶するものであり、変
換情報TVCの装置番号IDVのユニット番号およびL
SW番号に対応したアドレスに、それぞれの情報チャネ
ル管理テーブルポインタが記憶されている。
【0026】また、情報チャネル管理テーブルは、図3
(a)に示すように、1つのLSW番号の下に16個の
LT番号が配置され、それぞれのLT番号の下に16個
のNT番号にそれぞれ対応して情報チャネル管理情報が
配置されている。
【0027】また、情報チャネル管理情報は、同図
(b)に示すように、B1チャネルおよびB2チャネル
が使用中であることを記憶するためのチャネルビットC
H、および、B1チャネルおよびB2チャネルが予約さ
れていることを記憶するための予約チャネルビットCH
aからなる。
【0028】すなわち、ある端末が接続されている受動
バスBUSの情報チャネルの使用状況をアクセスすると
きには、通信サーバSVRは、次のような手順を行な
う。
【0029】まず、その端末の装置名NMに対応した変
換情報TVCを装置名−回線情報変換テーブルより取り
出し、その変換情報TVCの装置番号情報IDVからユ
ニット番号およびLSW番号を取り出し、そのユニット
番号およびLSW番号に対応したアドレスに記憶されて
いる情報チャネル管理テーブルポインタを取り出して、
情報チャネル管理テーブルを探し出し、次に、チャネル
情報SSCのLT番号およびNT番号に対応した情報チ
ャネル管理情報を取り出す。
【0030】図4は、ローカルエリアネットワークLA
Nを介して、通信サーバSVRと、テレビ電話端末TT
iおよび電話端末TLiとの間でやりとりするコマンド
データの信号形式の一例を示している。
【0031】同図において、「宛先サブアドレス」情報
要素には、このコマンドデータの宛先となる機器(端末
装置および通信サーバSVR)に設定されているローカ
ルエリアネットワークLAN上の識別情報すなわち装置
名MNがセットされ、「発信元サブアドレス」情報要素
には、このコマンドデータの発信元である機器に設定さ
れているローカルエリアネットワークLAN上の識別情
報(装置名NM)がセットされ、「コマンド識別情報
(ID)」情報要素には、このコマンドデータの種別を
あらわすデータがセットされる。
【0032】また、「装置番号」情報要素には、上述し
た装置番号IDVに相当する情報がセットされ、「チャ
ネル情報」情報要素には、上述したチャネル情報SSC
に相当する情報がセットされ、「ロギング発生時刻情
報」情報要素には、このコマンドデータの発生原因とな
った事象が生じた時刻などがセットされる。
【0033】「着番号」情報要素には、このコマンドデ
ータの発信元が実行するあるいは実行した呼設定時に受
信した呼設定メッセージ(後述)に含まれていた「着番
号」情報要素の内容がセットされ、「発番号」情報要素
には、その呼設定メッセージに含まれていた「発番号」
情報要素の内容がセットされ、「呼状態番号」情報要素
には、このコマンドデータを送出したときの発信元の呼
状態などをあらわす呼状態番号がセットされ、「理由表
示情報」情報要素には、呼の切断/中断/再開などがあ
った場合に、ISDNから表示された「理由表示」情報
要素の内容がセットされる。
【0034】「BAS能力/コマンド」情報要素には、
相手端末との間でフレームモード(後述)のデータ通信
を行うときに設定したBAS能力/コマンドの値がセッ
トされ、「伝送路品質」情報要素には、フレームモード
時にやりとりするフレームデータに基づいて算出された
伝送路品質データの内容がセットされる。
【0035】ここで、「コマンド識別情報」には、2桁
の16進数がセットされ、その値とコマンド種別の関係
の一例を図5に示す。
【0036】データ00h(hは16進数をあらわす;
以下同じ)は、通信サーバSVRに対して種々の情報の
記録を保存することを要求する「ロギング」コマンドを
あらわし、データ01hは、通信サーバSVRに対して
ロギングを要求するとともに、自端末が接続されている
受動バスBUSの使用状況の通知を要求する「ロギング
&チャネル状態要求」コマンドをあらわし、データ02
hは、設定された呼を他の端末装置に転送要求する「転
送要求」コマンドをあらわし、データ03hは、「転送
要求」コマンドに対する肯定的な応答を表示するための
「転送確認」コマンドをあらわし、データ04hは、
「転送要求」コマンドに対して、転送要求先の端末から
「転送確認」コマンドが応答されない場合なので、呼の
転送を取り止めることを先の転送先に通知する「転送取
消」コマンドをあらわす。
【0037】データ05hは、通信サーバSVRに自端
末が情報チャネルを使用中であることを表示するための
「使用中表示」コマンドをあらわし、データ07hは、
構内交換装置を使用する場合で、この構内交換装置もロ
ーカルエリアネットワークLANに接続されている場合
(後述)、構内交換装置から通信サーバSVRに対して
情報チャネルの使用状況を通知する「ネットワーク・ジ
ョイント」をあらわす。
【0038】データ11hは、通信サーバSVRにTT
C勧告JT−H.242(オーディオビジュアル端末の
伝送制御)に関する情報の記録を保存することを要求す
る「ロギング(H.242)」コマンドをあらわし、デ
ータ12hは、通信サーバSVRに相手端末との間でや
りとりした能力BASを通知する「能力BUS通知」コ
マンドをあらわし、データ13hは、通信サーバSVR
に相手端末から受信したコマンドBASを通知する「コ
マンドBAS通知」コマンドをあらわし、データ14h
は、通信サーバSVRに実行中のデータ通信に使用中の
情報チャネルの伝送路品質を通知する「伝送路品質通
知」コマンドをあらわす。
【0039】データ15hは、端末装置に、その端末装
置が接続されている受動バスBUSにおける情報チャネ
ルの使用状況を通知する「チャネル状態通知」コマンド
をあらわし、データ17hは、端末装置に対して、デー
タ通信で使用する暗号キーを通知する「暗号キー通知」
コマンドをあらわし、データ24hは、端末装置に対し
て、伝送路品質データを送信要求する「伝送路品質要
求」コマンドをあらわし、データ27hは、通信サーバ
SVRに対して、使用する暗号キーを要求する「暗号キ
ー要求」コマンドをあらわし、データ31hは、例え
ば、端末装置がデッドロックした場合などで、そのデッ
ドロックした端末装置が接続されている受動バスBUS
上の他の端末装置から通信サーバSVRに使用中と記憶
されている情報チャネル管理情報を書き換えてサービス
を継続する必要がある場合に、通信サーバSVRに書き
換え動作を指示するための「チャネル状態設定要求」コ
マンドをあらわす。
【0040】さて、テレビ電話端末TTiでは、Bチャ
ネルにおいては、TTC勧告JT−H.221で規定さ
れるマルチフレーム形式でデータをやりとりする。
【0041】図6に示すように、1つのマルチフレーム
MFLは、8個のサブマルチフレームSMF1〜SMF
8からなり、おのおののサブマルチフレームSMF1〜
SMF8は、それぞれ2つのフレームから構成されてい
る。すなわち、1つのマルチフレームMFLは、16個
のフレームFLM0〜FLM15からなる。
【0042】それぞれのフレームFLM0〜FLM15
は、図7に示すように、80オクテットのデータからな
り、それらのオクテットをビット順に配置したそれぞれ
のビット位置は、サブチャネルSCH1〜SCH8を構
成している。
【0043】また、第1オクテット〜第8オクテットの
第8ビットは、フレーム同期信号(Frame Ali
gnment Signal)FASを構成し、第9オ
クテット〜第16オクテットの第8ビットは、ビットレ
ート割当信号(Bit rate Allocation
Signal)BASを構成する。すなわち、サブチ
ャネルSCH8は、第17オクテット〜第80オクテッ
トの第8ビットに割り当てられており、この部分は、応
用チャネルAC(Application Chann
el)と呼ばれることもある。また、サブチャネルSC
H8の第17〜第24オクテットには、データを暗号化
するためのキー情報などをやりとりするための暗号チャ
ネルのデータがセットされることがある(オプショ
ン)。
【0044】このようにして、フレーム同期信号FAS
は、1つのフレームFLM1〜FLM16に8ビット配
置されており、そのビット割り当ては、図8に示すよう
に、マルチフレームMFLを単位として構成されてい
る。
【0045】すなわち、偶数フレームFLM0,FLM
2,…,FLM14の第2オクテット〜第8オクテット
と、それに続く奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM15の第2オクテットには、「0011011
1」なる8ビットのデータパターンからなる水平同期信
号が配置され、奇数フレームFLM1,FLM3,…,
FLM11の第1オクテットには、「001011」な
る6ビットのデータパターンからなる垂直同期信号が配
置されている。
【0046】この水平同期信号と垂直同期信号を検出す
ることにより、1つのマルチフレームMFLの同期を検
出することができる。
【0047】また、第0フレーム、第2フレーム、第4
フレーム、第6フレームおよび第8フレームの第1オク
テットのビットN1,N2,N3,N4,N5は、マル
チフレーム番号の表示に用いられる。このうち、ビット
N5は、マルチフレーム番号が使用されているか否かの
表示に用いられる。
【0048】また、第10フレーム、第12フレーム、
および、第13フレームの第1オクテットのビットL
1,L2,L3は、現在使用されている情報チャネルの
うち、そのフレームを運んでいる情報チャネルの接続さ
れた順番をあらわすコネクション番号を表示するために
用いられる。また、第15フレームの第1オクテットの
ビットRは、将来の勧告に関する予備のためにもちいら
れるものであり、0にセットされる。
【0049】また、第14フレームの第1オクテットの
ビットTEAは、データ端末装置の内部的な障害によ
り、データ伝送できない状態であることを表示するため
に用いられる。
【0050】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第3オクテットのビットAは、フレー
ム同期またはマルチフレーム同期が確立しているか、あ
るいは、同期はずれを生じているかを表示するために用
いられる。
【0051】また、奇数フレームFLM1,FLM3,
…,FLM15の第5オクテット、第6オクテット、第
7オクテット、および、第8オクテットのビットC1,
C2,C3,C4は、連続した2つのフレーム(すなわ
ち、サブマルチフレーム)のデータエラー検出(すなわ
ち、伝送路品質検出)のために参照されるCRC(巡回
冗長検査)符号を表示するためのものであり、この奇数
フレームFLM1,FLM3,…,FM15の第4オク
テットのビットEは、受信側で伝送エラーを検出したこ
とを表示するために用いられる。
【0052】また、ビットレート割当信号BASは、図
9に示すように、偶数フレームFLM0,FLM2,
…,FLM14では、能力BASあるいはBASコマン
ドをあらわす8ビットデータが配置され、それに続く奇
数フレームFLM1,FLM3,…,FLM15には、
直前のフレームで送出した能力BASあるいはBASコ
マンドの値を誤り訂正するための二重誤り訂正符号が配
置される。
【0053】また、マルチフレームMFLのデータの送
信は、フレーム番号順に行なわれ、おのおののフレーム
FLM0〜FLM15は、図10に示すように、第1オ
クテットから第80オクテットのオクテット順序に送出
され、それぞれのオクテットは、第1ビットが最初に送
出される。
【0054】すなわち、おのおののフレームFLM0〜
FLM15においては、第1オクテットの第1ビットが
最初に送出され、第80オクテットの第8ビットが最後
に送出される。
【0055】図11(a)は、ISDNに接続されてい
る端末装置が、ISDNとの間で行う回線交換モードで
の呼制御手順の一例について示している。
【0056】すなわち、発端末は、まず、転送モードと
して回線交換モードを設定するとともに、着端末を宛先
に指定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送
出して着端末との呼設定を要求し、ISDNは、指定さ
れた着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して発
呼する。また、ISDNは、呼設定状況を通知するため
の呼設定受付メッセージCALL_PROCを発端末に
送出する。
【0057】着端末は、着信検出すると、自端末が着信
可能な状態になっているときには、ISDNに呼出メッ
セージALERTを送出し、ISDNは呼出メッセージ
ALERTを発端末に送出して着端末の呼出を開始した
ことを通知する。
【0058】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、ISDNは応答メッセー
ジCONNを発端末に送出して着端末が呼を受け付けた
ことを通知する。
【0059】また、ISDNは、着端末に応答確認メッ
セージCONN_ACKを送出して着端末の応答を確認
し、その時点で、発端末と着端末の間にデータ伝送のた
めの情報チャネル(Bチャネル)が確立する。
【0060】これにより、発端末と着端末との相互間
で、情報チャネルを用いたデータ伝送が、おのおのの端
末の伝送機能に設定された伝送制御手順により実行され
る。
【0061】そして、データ伝送を終了すると、発端末
が切断メッセージDISCをISDNに送出して情報チ
ャネルの解放を要求し、ISDNは、解放メッセージR
ELを発端末に送出して情報チャネルの復旧を通知す
る。一方、着端末には、ISDNが切断メッセージDI
SCを送出して情報チャネルの解放を要求し、着端末が
解放メッセージRELをISDNに送出して情報チャネ
ルの復旧を通知する。
【0062】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、発端末とISDNとの間の情報チャネル
が解放される。それとともに、ISDNは、解放完了メ
ッセージREL_COMPを着端末に送出して、ISD
Nと着端末との間の情報チャネルが解放される。それに
より、発端末と着端末との間に設定されていた情報チャ
ネルが完全に解放される。
【0063】このようにして、発端末と着端末との間に
情報チャネルが設定されて、データ伝送が行われ、デー
タ伝送が終了すると、情報チャネルが解放される。
【0064】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図12(a)に示すように、レイヤ3呼制
御メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマッ
ト、シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別
子、そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを
識別するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を
識別するためのメッセージタイプ、おのおののメッセー
ジに必ず付加される必須情報要素、および、おのおのの
メッセージに必要に応じて付加される付加情報要素から
なる。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じ
て0,1,または複数個が設定されており、付加情報要
素は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0065】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「着サブアドレス」、「低位レイヤ整合
性」、「高位レイヤ整合性」、および、「ユーザ・ユー
ザ」などの情報要素をもつ。
【0066】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0067】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、7KHzオーディオ、あ
るいは、ビデオのいずれかであるのかを示す情報転送能
力、使用する交換機能が回線交換であるのかパケット交
換であるのかを示す転送モード、情報転送の速度をあら
わす情報転送速度、情報の転送形態をあらわす情報、お
よび、ユーザ情報のプロトコルをあらわす情報などから
なる。
【0068】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。「着サブアドレス」情報要素は、
着側で同一の宅内配線(受動バス)に接続される8つま
での端末のうちの目的のものを識別するためのものであ
る。
【0069】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用するためのものであり、基
本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さら
に、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、より細か
い内容(例えば、CCITT勧告H.221機能など)
が含まれる。
【0070】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、グループ2/グループ3ファクシミリ、グループ4
ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、ビデオ
テックス、テレックス、メッセージ・ハンドリング・シ
ステム、あるいは、オーディオビジュアルなどの端末機
能のうち、いずれの端末機能を備えているのかを表示す
る。
【0071】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0072】図13は、2つの情報チャネルを用いて、
オーディオビジュアル端末間で音声データと動画データ
をやりとりするときの伝送手順の一例を示している。な
お、この伝送手順は、TTC勧告JT−H.242およ
び勧告JT−H.320に従う。
【0073】まず、発呼端末が宛先端末を発呼して信号
チャネル上で呼設定手順を行い、1つの情報チャネル
(以下、第1チャネルという)を確保し(フェーズ
A)、その設定した第1チャネル上でPCM音声データ
(A則またはμ則、64Kbps)をセットしたフレー
ムデータをやりとりしながらフレーム同期を行ない(フ
レームモード)、フレーム同期が確立すると、相互に能
力BASデータおよびコマンドBASデータをやりとり
し(フェーズB1−1)、そのときに使用する伝送モー
ドを決定して、2つ目の情報チャネルを確保するための
付加呼設定要求を開始する(フェーズB1−2)。
【0074】そして、伝送モードをそのときに相互に交
換した内容から互いに共通で最も機能の高いモードを選
択し(フェーズB1−3)、発呼端末からその選択した
動作モードで着呼端末に機能を動作させるよう端末機能
を指定するBASコマンドを送信して、発呼端末と着呼
端末の装置機能に共通するパラメータを設定する(フェ
ーズB2)。これにより、第1チャネルでは、そのとき
に選択した伝送モードに対応した、例えば、音声データ
(16Kbps)のデータ伝送、および、動画像データ
(46.4Kbps)のデータ伝送が行われる(フェー
ズC)。
【0075】第1チャネルがフレームモードでデータ伝
送を開始すると、2つ目の情報チャネル(以下、第2チ
ャネルという)について信号チャネル上で呼設定手順を
行い(フェーズCA)、第2チャネルが確立すると、第
2チャネルを使ってフレーム同期信号FASおよびビッ
ト割当信号BASのみを含むフレームデータをやりとり
してフレーム同期およびマルチフレーム同期を確立し
(フェーズCB1−11)、次いで、第1チャネルと第
2チャネル間の同期を確立する(フェーズCB1−1
2)。
【0076】2つの情報チャネルの同期が完了すると、
発呼端末側からBASコマンドを送出して伝送モードを
設定し(フェーズCB1−2)、その設定した内容に伝
送モードを切換え(フェーズCB1−3)、共通パラメ
ータを設定する(フェーズCB3)。
【0077】このようにして、第2チャネルの初期化が
終了すると、それ以降は、第1チャネルでやりとりする
フレームデータ、および、第2チャネルでやりとりする
フレームデータが同期された状態で、2つの情報チャネ
ルを用いて、音声データおよび動画データが、それぞれ
48Kbpsおよび76.8Kbpsの伝送速度が割り
当てられてデータ伝送される。
【0078】このようなデータ伝送を終了するときに
は、まず、第2チャネルから切断する。このとき、第1
チャネルのみで行なう音声データ伝送のために、共通モ
ードを設定するための手順が行われて(フェーズCD
1)、第2チャネルはフレームモードのモード0Fへの
モード切換えが行われる(フェーズCD2)。このとき
には、第1チャネルと第2チャネルが非同期であり、か
つ、第2チャネルではフレーム同期信号FASとビット
割当信号BASのみの伝送状態で呼が保持されている状
態であり、信号チャネルの呼切断解放手順により第2チ
ャネルの呼を解放できる状態になっている。
【0079】また、第1チャネルでは、フェーズCD1
およびフェーズCD2の間、フレームモードで音声デー
タと動画データが合計62.4Kbpsの伝送速度で伝
送されており、さらに、一方の端末のオペレータが通話
終了する場合は動画データの伝送を終了し、この動画デ
ータの伝送容量を含めて、全ての第1チャネルの伝送容
量を音声伝送に使用するためにモード0Fに切り換え
(フェーズD2)、この後、信号チャネルの呼切断解放
手順により第1チャネルの呼を解放できる状態になって
いる。
【0080】これにより、第1チャネルおよび第2チャ
ネルについて、信号チャネル上で呼切断解放手順が実行
されて(フェーズE)、2つの端末間のオーディオビジ
ュアル伝送が終了する。
【0081】このように、オーディオビジュアル端末で
は、最初に1つの情報チャネル(第1チャネル)を確保
してフレームモードを確立した後に、この第1チャネル
で音声データと動画データの伝送速度の割り当てを行な
って過渡的なモードでデータ伝送を行ないつつ、同時に
互いに2つ目の情報チャネル(第2チャネル)の設定が
可能ならば、信号チャネルの呼設定手順により第2チャ
ネルを確保する。そして、過渡的なモードで伝送してい
る第1チャネルと、新たに確保した第2チャネルをチャ
ネル同期させ、そのチャネル同期が確立した時点で、音
声データと動画データの伝送速度の割り当てを再設定
し、増大した情報チャネルの伝送容量を活用するため
に、音声データおよび動画データの符号化則(符号化方
式)を変更して、より高品質な音声データおよび動画デ
ータのやりとりを行なうようにしている。
【0082】また、データ伝送を終了するときには、い
ったん、第1チャネルと第2チャネルの両方を同期させ
た伝送路を使用していたモードから、第1チャネルだけ
を使用するモードへ変更する必要がある。そこで、ま
ず、音声データおよび動画データの各符号化則を第1チ
ャネルの62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式
に設定して第1チャネルのみの伝送モードに変更すると
ともに、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を
停止するとともに、ユーザデータが空き伝送状態になっ
ているモード0Fに移行し、信号チャネルの呼切断解放
手順により呼を切断/解放する。また、第1チャネル
は、音声データと動画データの2種類のメディア伝送か
ら、音声データだけの伝送モードであるモード0Fへ変
更した後、信号チャネルの呼切断解放手順により、呼を
切断/解放する。なお、第1チャネルは、音声データと
動画データの2種類のメディア伝送へモードを切り換え
ずに、モード0Fへ直接モード変更した後に、呼切断/
解放することもできる。また、呼切断解放手順で得た課
金情報などは、チャネル毎に管理する。
【0083】さて、本実施例では、通信サーバSVRに
よってテレビ電話端末TTiおよび電話端末TLiの情
報チャネルの使用状況を管理するために、テレビ電話端
末TTiあるいは電話端末TLiが呼設定手順を開始し
た時点で情報チャネルを使用する旨をローカルエリアネ
ットワークLANを介して通信サーバSVRに通知する
とともに、テレビ電話端末TTiあるいは電話端末TL
iが呼を解放するとその旨をローカルエリアネットワー
クLANを介して通信サーバSVRに通知するようにし
ている。
【0084】このようにして、呼設定の通知、および、
呼解放の通知を受けると、通信サーバSVRは、その通
知を受けた端末装置が接続されている受動バスBUSに
ついて、上述した情報チャネル管理情報を更新し、その
更新後のチャネルビットCHの内容を、その受動バスB
USに接続されている全ての端末装置について、ローカ
ルエリアネットワークLANを介して送信している。
【0085】例えば、図14(図2−2/JT−Q93
1(1 of 8) a)発呼設定手順(1 of
2)を参照)に示した発呼設定手順では、空き状態(呼
状態番号0)で内部的に呼設定要求が生じた直後に端末
装置から通信サーバSVRに対する呼設定の通知を行な
うチャネル使用状態通知処理が行われる。
【0086】また、図15(図2−2/JT−Q931
(3 of 8) b)着呼設定手順(1 of 2)を参
照)に示した着呼設定手順では、空き状態で呼設定メッ
セージSETUPを受信した直後にチャネル使用状態通
知処理が行われるとともに、呼設定を拒否する場合で、
解放完了メッセージREL_COMPを送出してから空
き状態に移行する直前に端末装置から通信サーバSVR
に対する呼解放の通知を行なうチャネル解放状態通知処
理が行われる。
【0087】また、図16(図2−2/JT−Q931
(6 of 8) d)切断復旧手順を参照)に示した切
断復旧手順では、解放完了メッセージREL_COMP
を受信あるいは送信してから空き状態に移行する直前
に、チャネル解放状態通知処理が行われる。
【0088】また、図17(図2−2/JT−Q931
(7 of 8) e)中断手順を参照)に示した中断手
順では、中断確認状態から空き状態に移行する直前にチ
ャネル解放状態通知処理が行われる。
【0089】また、図18(図2−2/JT−Q931
(8 of 8) f)再開手順を参照)に示した再開手
順では、再開拒否通知状態から空き状態に移行する直前
にチャネル解放状態通知処理が行われる。
【0090】ここで、電話端末TLi(すなわち、非オ
ーディオビジュアル端末)のチャネル使用状態通知処理
とチャネル解放状態通知処理、および、テレビ電話端末
TTi(すなわち、オーディオビジュアル端末)のチャ
ネル解放通知処理は、コマンド値がデータ00hのロギ
ングコマンドで行われ、その処理例を図19に示す。
【0091】まず、「コマンド識別情報」情報要素にコ
マンド番号として「ロギング」コマンドをあらわすデー
タ00hをセットし(処理101)、「装置番号」情報
要素には上述した装置番号IDVの全ての項目にデータ
0をセットしたデータをセットし、「チャネル情報」情
報要素には上述したチャネル情報SSCのR_LSW番
号、NT番号、および、TE番号に全てデータ0をセッ
トするとともにCH番号に使用/解放する情報チャネル
をあらわすデータをセットする(処理102)。
【0092】また、「ロギング発生時刻情報」情報要素
にはロギング時刻をあらわすデータをセットし(処理1
03)、「着番号」情報要素および「発番号」情報要素
にはそのときの呼設定にかかる「着番号」情報要素およ
び「発番号」情報要素の値をセットし(処理104)、
「呼状態番号」情報要素には次に移行する呼状態に対応
した呼状態番号の値をセットする(処理105)。
【0093】さらに、「宛先サブアドレス」情報要素に
は通信サーバSVRに対応したデータをセットし、「発
信元サブアドレス」情報要素には自端末に設定されてい
るデータをセットし、「理由表示情報」情報要素、「B
AS能力/コマンド」情報要素、および、「伝送路品
質」情報要素には、有効なデータをセットしない状態
で、それらの必要な情報を渡した状態でローカルエリア
ネットワークLANに送出するためのデータ転送処理を
起動し(処理106)、これにより、ロギングコマンド
を通信サーバSVRに転送する。
【0094】また、テレビ電話端末TTiのチャネル使
用状態通知処理は、コマンド値がデータ01hのロギン
グ&チャネル状態要求コマンドで行われ、その処理例を
図20に示す。
【0095】まず、「コマンド識別情報」情報要素にコ
マンド番号として「ロギング&チャネル状態要求」コマ
ンドをあらわすデータ01hをセットし(処理20
1)、「装置番号」情報要素には上述した装置番号ID
Vの全ての項目にデータ0をセットしたデータをセット
し、「チャネル情報」情報要素には上述したチャネル情
報SSCのR_LSW番号、NT番号、および、TE番
号に全てデータ0をセットするとともにCH番号に使用
する情報チャネルをあらわすデータをセットする(処理
202)。
【0096】また、「ロギング発生時刻情報」情報要素
にはロギング時刻をあらわすデータをセットし(処理2
03)、「着番号」情報要素および「発番号」情報要素
にはそのときの呼設定にかかる「着番号」情報要素およ
び「発番号」情報要素の値をセットし(処理204)、
「呼状態番号」情報要素には次に移行する呼状態に対応
した呼状態番号の値をセットする(処理205)。
【0097】さらに、「宛先サブアドレス」情報要素に
は通信サーバSVRに対応したデータをセットし、「発
信元サブアドレス」情報要素には自端末に設定されてい
るデータをセットし、「理由表示情報」情報要素、「B
AS能力/コマンド」情報要素、および、「伝送路品
質」情報要素には、有効なデータをセットしない状態
で、それらの必要な情報を渡した状態でローカルエリア
ネットワークLANに送出するためのデータ転送処理を
起動し(処理206)、これにより、ロギングコマンド
を通信サーバSVRに転送する。
【0098】なお、呼状態番号の値と、呼状態の関係
を、図21に示す。これらの各呼状態の詳細について
は、TTC勧告JT−Q931参照。
【0099】呼状態番号0は空き状態をあらわし、呼状
態番号1は発呼状態をあらわし、呼状態番号2は分割発
呼状態をあらわし、呼状態番号3は発呼受付状態をあら
わし、呼状態番号4は呼出通知状態をあらわし、呼状態
番号6は着呼状態をあらわし、呼状態番号7は呼出中状
態をあらわし、呼状態番号8は応答状態をあらわし、呼
状態番号9は着呼受付状態をあらわし、呼状態番号10
は通信中状態をあらわし、呼状態番号11は切断要求状
態をあらわし、呼状態番号12は切断通知状態をあらわ
し、呼状態番号15は中断要求状態をあらわし、呼状態
番号17は再開要求状態をあらわし、呼状態番号19は
解放要求状態をあらわし、呼状態番号25は分割着呼状
態をあらわす。
【0100】図22は、他のISDN基本インタフェー
スに接続されているテレビ電話端末TToがテレビ電話
端末TTiを発呼して、両者の間で2つの情報チャネル
を用いた音声データおよび動画データのデータ伝送が行
われる場合の手順の一例を示している。
【0101】まず、テレビ電話端末TToは、テレビ電
話端末TTiを発呼するために呼設定メッセージSET
UPをISDNに送出すると、ISDNは、テレビ電話
端末TTiに呼設定メッセージSETUPを送出する。
これにより、テレビ電話端末TToには、ISDNか
ら呼設定受付メッセージCALL_PROCが送出され
る。
【0102】また、テレビ電話端末TTiは、呼設定メ
ッセージSETUPを受信すると、呼び出し状態に移行
して呼出メッセージALERTをISDNに送出開始す
るとともに、上述したロギング&チャネル状態要求コマ
ンド(コマンド”01”)をローカルエリアネットワー
クLANを介して通信サーバSVRに送出する。
【0103】それにより、通信サーバSVRは、受信し
たコマンドデータの発信元サブアドレスを装置名NMと
して、上述した手順によりその発信元端末(すなわち、
テレビ電話端末TTi)の情報チャネル管理情報を取り
出し、通知された情報チャネルに対応したチャネルビッ
トCHをデータ1に書き換え、その更新した情報チャネ
ル管理情報を保存し、その更新した情報チャネル管理情
報のNT番号に対応する全ての端末装置(すなわち、テ
レビ電話端末TTiおよび電話端末TLi)に対して、
更新された情報チャネル管理情報のチャネルビットCH
の内容を通知するために、チャネル状態通知コマンド
(コマンド”15”)を、ローカルエリアネットワーク
LANを介して送出する。
【0104】ここで、チャネル状態通知コマンド(コマ
ンド”15”)では、「宛先サブアドレス」情報要素に
は宛先端末に対応したデータがセットされ、「発信元サ
ブアドレス」情報要素には通信サーバSVRに設定され
ているデータがセットされ、「コマンド識別情報」情報
要素にはコマンド番号として「ロギング」コマンドをあ
らわすデータ15hがセットされ、「装置番号」情報要
素には上述した装置番号IDVの全ての項目にデータ0
をセットしたデータがセットされ、「チャネル情報」情
報要素には上述したチャネル情報SSCのR_LSW番
号、NT番号、および、TE番号に全てデータ0がセッ
トされとともにCH番号に情報チャネル管理情報のチャ
ネルビットCHの内容をコピーしたデータがセットされ
る。
【0105】また、「ロギング発生時刻情報」情報要素
にはロギング時刻をあらわすデータがセットされ、「着
番号」情報要素および「発番号」情報要素にはそのとき
の呼設定にかかる「着番号」情報要素および「発番号」
情報要素の値がセットされ、「呼状態番号」情報要素、
「理由表示情報」情報要素、「BAS能力/コマンド」
情報要素、および、「伝送路品質」情報要素には、有効
なデータがセットされない。
【0106】一方、テレビ電話端末TToとテレビ電話
端末TTiの間では、所定の呼設定動作が行われて、こ
の場合には、テレビ電話端末TTiが応答メッセージC
ONNを送出した直後のタイミングで、チャネル状態通
知コマンド(コマンド”15”)を受信する。これによ
り、このときには、テレビ電話端末TTiは、現在使用
中の情報チャネル数が1つであることを確認して、さら
に1つの情報チャネルを確保可能であることを認識す
る。
【0107】第1チャネルとして用いる情報チャネルが
確立すると、テレビ電話端末TToとテレビ電話端末T
Tiの間では、上述したように、まず、確立した第1チ
ャネルの通信モードをフレームモードに設定し、第1チ
ャネルにおけるフレーム同期を確立し、次いで、能力B
ASおよびBASコマンドを交換して、使用する伝送モ
ードを設定する。
【0108】また、このとき、2つの情報チャネルを使
用可能な状態であるため、テレビ電話端末TTiは、能
力BASを指定するとき、2×64Kbpsのデータ転
送能力を備えていることを通知する。それにより、テレ
ビ電話端末TToは、相手端末が2×64Kbpsのデ
ータ転送能力を備えていることを認識する。
【0109】また、テレビ電話端末TTiは、能力BA
S通知コマンド(コマンド”12”)を、ローカルエリ
アネットワークLANを介して通信サーバSVRに送出
して、このときに交換した能力BASの内容を通信サー
バSVRに通知する。これにより、通信サーバSVR
は、このテレビ電話端末TTiの第1チャネルに関する
通信記録内容を更新する。
【0110】ここで、能力BAS通知コマンド(コマン
ド”12”)では、「宛先サブアドレス」情報要素には
通信サーバSVRに対応したデータがセットされ、「発
信元サブアドレス」情報要素にはテレビ電話端末TTi
に設定されているデータがセットされ、「コマンド識別
情報」情報要素にはコマンド番号として「能力BAS通
知」コマンドをあらわすデータ12hがセットされ、
「装置番号」情報要素には上述した装置番号IDVの全
ての項目にデータ0をセットしたデータがセットされ、
「チャネル情報」情報要素には上述したチャネル情報S
SCのR_LSW番号、NT番号、TE番号、および、
全てデータ0がセットされ、CH番号には、そのときに
使用している情報チャネルをあらわすデータがセットさ
れる。
【0111】また、「BAS能力/コマンド」情報要素
には、そのときに交換した能力BASのデータがセット
され、さらに、「ロギング発生時刻情報」情報要素には
ロギング時刻をあらわすデータがセットされ、「着番
号」情報要素および「発番号」情報要素にはそのときの
呼設定にかかる「着番号」情報要素および「発番号」情
報要素の値がセットされ、「呼状態番号」情報要素、
「理由表示情報」情報要素、および、「伝送路品質」情
報要素には、有効なデータがセットされない。
【0112】次いで、テレビ電話端末TToは、2つ目
の情報チャネルを確立するために、同一の相手端末に対
して、付加呼設定を行なうために、呼設定メッセージS
ETUPをISDNに送出し、それにより、付加呼設定
のための呼設定メッセージSETUPがテレビ電話端末
TTiに送出される。
【0113】これにより、テレビ電話端末TTiは、上
述と同様にして、ロギング&チャネル状態要求コマンド
(コマンド”01”)をローカルエリアネットワークL
ANを介して通信サーバSVRに送出し、それにより、
通信サーバSVRは、上述と同様にして、テレビ電話端
末TTiに関する情報チャネル管理情報を更新するとと
もに、その更新内容を通知するチャネル状態通知コマン
ド(コマンド”15”)を、ローカルエリアネットワー
クLANを介し、テレビ電話端末TTiおよび電話端末
TLiに対して送出する。
【0114】また、テレビ電話端末TToおよびテレビ
電話端末TTiの間で、2つ目の情報チャネルが確立す
るので、上述と同様にして、この第2チャネルにおける
フレーム同期、および、第1チャネルおよび第2チャネ
ルのチャネル間における同期が確立し、能力BAS交換
およびBASコマンド交換が行われて、伝送モードの設
定が行われ、2つの情報チャネルを用いたデータ伝送の
ためのモード切換えが行われて、2つの情報チャネルを
用いた音声データおよび動画データの伝送が行われる。
【0115】また、能力BAS交換が終了した時点で、
テレビ電話端末TTiは、上述と同様な能力BAS通知
コマンド(コマンド”12”)を、ローカルエリアネッ
トワークLANを介して通信サーバSVRに通知する。
これにより、通信サーバSVRは、テレビ電話端末TT
iの第2チャネルに関する通信記録内容を更新する。
【0116】テレビ電話端末TToとテレビ電話端末T
Tiの間の通話が終了するときには、まず、第1チャネ
ルだけを使用するモードへ変更する必要があるため、音
声データおよび動画データの各符号化則を第1チャネル
の62.4Kbpsの伝送容量に最適化する方式に設定
して第1チャネルのみの伝送モードに変更するととも
に、第2チャネルは、第1チャネルとの同期状態を停止
し、ユーザデータが空き伝送状態になっているモード0
Fに移行する。また、第1チャネルは、音声データと動
画データの2種類のメディア伝送から、音声データだけ
の伝送モードであるモード0Fへ変更する。そして、第
1チャネルおよび第2チャネルについて、それぞれ呼切
断解放手順が行われ、一連のデータ伝送動作が終了す
る。
【0117】また、この呼切断解放手順において、1つ
の情報チャネルが解放完了した時点で、テレビ電話端末
TTiは、上述したロギングコマンド(コマンド”0
0”)を、ローカルエリアネットワークLANを介して
通信サーバSVRに送出する。
【0118】これにより、通信サーバSVRは、上述と
同様にして、テレビ電話端末TTiにかかる情報チャネ
ル管理情報を取り出し、この場合には、次の呼状態番号
に0がセットされているので、指定された情報チャネル
に対応したチャネルビットCHの値を0に更新し、その
更新した情報チャネル管理情報のチャネルビットCHの
内容を通知するチャネル状態通知コマンド(コマンド”
15”)を、ローカルエリアネットワークLANを介し
て、テレビ電話端末TTiおよび電話端末TLiに送出
する。
【0119】図23は、電話端末TLiが他の電話端末
TLoから発呼されて通話が行われるとともに、テレビ
電話端末TTiが他のテレビ電話端末TToから発呼さ
れて通話が行われる場合の手順例を示している。
【0120】まず、電話端末TLoが電話端末TLiを
発呼するための呼設定メッセージSETUPをISDN
に送出すると、ISDNから電話端末TLiに対して呼
設定メッセージSETUPが送出され、電話端末TLo
には、ISDNから呼設定受付メッセージCALL_P
ROCが送出される。
【0121】また、電話端末TLiは、呼設定メッセー
ジSETUPを受信すると、呼び出し状態に移行して呼
出メッセージALERTをISDNに送出開始し、上述
したロギングコマンド(コマンド”00”)をローカル
エリアネットワークLANを介して通信サーバSVRに
送出する。これにより、通信サーバSVRは、上述と同
様にして、電話端末TLiに関する情報チャネル管理情
報を更新する。
【0122】これと平行して、電話端末TLiと電話端
末TLoとの間で呼設定手順が実行されて通話のための
情報チャネルが確保され、両端末の間で確保された情報
チャネルを用いた通話動作が行われる。
【0123】一方、電話端末TLoよりも少し遅れてテ
レビ電話端末TToがテレビ電話端末TTiを発呼する
ために呼設定メッセージSETUPをISDNに送出す
ると、ISDNは、テレビ電話端末TTiに呼設定メッ
セージSETUPを送出する。 これにより、テレビ電
話端末TToには、ISDNから呼設定受付メッセージ
CALL_PROCが送出される。
【0124】また、テレビ電話端末TTiは、呼設定メ
ッセージSETUPを受信すると、呼び出し状態に移行
して呼出メッセージALERTをISDNに送出開始
し、上述と同様に、ロギング&チャネル状態要求コマン
ド(コマンド”01”)をローカルエリアネットワーク
LANを介して通信サーバSVRに送出する。
【0125】それにより、通信サーバSVRは、上述と
同様にして、テレビ電話端末TTiに関する情報チャネ
ル管理情報を更新し、その更新内容を通知するためのチ
ャネル状態通知コマンド(コマンド”01”)を、ロー
カルエリアネットワークLANを介して、テレビ電話端
末TTiおよび電話端末TLiに通知する。
【0126】これにより、このときには、テレビ電話端
末TTiは、現在使用中の情報チャネル数が2つである
ことを確認して、さらに確保可能な情報チャネルがない
ことを認識する。
【0127】第1チャネルとして用いる情報チャネルが
確立すると、テレビ電話端末TToとテレビ電話端末T
Tiの間では、上述したように、まず、確立した第1チ
ャネルの通信モードをフレームモードに設定し、第1チ
ャネルにおけるフレーム同期を確立し、次いで、能力B
ASおよびBASコマンドを交換して、使用する伝送モ
ードを設定する。
【0128】また、このとき、1つの情報チャネルのみ
を使用可能な状態であるため、テレビ電話端末TTi
は、能力BASを指定するとき、1×64Kbpsのデ
ータ転送能力を備えていることを通知する。それによ
り、テレビ電話端末TToは、相手端末が1×64Kb
psのデータ転送能力を備えていることを認識する。
【0129】また、テレビ電話端末TTiは、上述と同
様にして、このときに交換した能力BASの内容を通知
するための能力BAS通知コマンド(コマンド”1
2”)を、ローカルエリアネットワークLANを介して
通信サーバSVRに送出する。これにより、通信サーバ
SVRは、このテレビ電話端末TTiの第1チャネルに
関する通信記録内容を更新する。
【0130】このようにして、第1チャネルがフレーム
モードでデータ伝送可能な状態になると、この第1チャ
ネルを用いて、テレビ電話端末TToとテレビ電話端末
TTiは、音声データ(16Kbps)および動画デー
タ(46.4Kbps)のデータ伝送を行なう。
【0131】一方、電話端末TLoと電話端末TLiの
通話動作が終了して、両端末間の情報チャネルが切断/
解放されると、解放完了した時点で、電話端末TLi
は、上述したロギングコマンド(コマンド”00”)
を、ローカルエリアネットワークLANを介して通信サ
ーバSVRに送出する。
【0132】これにより、通信サーバSVRは、上述と
同様にして、電話端末TLiにかかる情報チャネル管理
情報を取り出し、この場合には、次の呼状態番号に0が
セットされているので、指定された情報チャネルに対応
したチャネルビットCHの値を0に更新し、その更新し
た情報チャネル管理情報のチャネルビットCHの内容を
通知するチャネル状態通知コマンド(コマンド”1
5”)を、ローカルエリアネットワークLANを介し
て、テレビ電話端末TTiおよび電話端末TLiに送出
する。
【0133】それにより、テレビ電話端末TTiは、も
う1つの情報チャネルが使用可能な状態になったことを
認識するので、動的モード切換手順を実行して、能力B
ASの交換シーケンスを開始する。この能力BASで
は、2×64Kbpsのデータ転送能力があることを、
相手端末のテレビ電話端末TToに通知する。
【0134】これにより、テレビ電話端末TToは、も
う1つの情報チャネルを使用可能な状態であることを認
識し、付加呼設定のための呼設定メッセージSETUP
をISDNに送出し、ISDNからテレビ電話端末TT
iに対して、付加呼設定のための呼設定メッセージSE
TUPが送出される。
【0135】これ以降は、図22と同様の手順が行われ
て、テレビ電話端末TToとテレビ電話端末TTiの間
に第2チャネルが確保され、第2チャネルのフレーム同
期およびマルチフレーム同期が完了し、第1チャネルと
第2チャネルのチャネル間のデータ同期が完了した時点
から、2つの情報チャネルを用いて音声データ(16K
bps)および動画データ(108.8Kbps)のデ
ータ伝送が行われる。
【0136】また、テレビ電話端末TToとテレビ電話
端末TTiとの間の通話が終了すると、上述と同様にし
て、第2チャネルが非フレームモードのモード0Fに移
行し、第1チャネルおよび第2チャネルの呼切断解放手
順が行われて、一連の通話動作が終了する。
【0137】それとともに、おのおのの情報チャネルの
解放が完了した時点で、テレビ電話端末TTiは、ロギ
ングコマンド(コマンド”00”)を、ローカルエリア
ネットワークLANを介して通信サーバSVRに送出す
る。
【0138】これにより、通信サーバSVRは、上述と
同様にして、情報チャネルの解放を通知するためのチャ
ネル状態通知コマンド(コマンド”15”)を、ローカ
ルエリアネットワークLANを介して、テレビ電話端末
TTiおよび電話端末TLiに送出する。
【0139】このようにして、本実施例では、通信サー
バSVRにより、テレビ電話端末TTiおよび電話端末
TLiが接続されている受動バスBUSの情報チャネル
の使用状況を、それぞれのテレビ電話端末TTiおよび
電話端末TLiに通知しているので、テレビ電話端末T
Tiは、相手端末との間で交換する能力BASの内容
を、その時点で使用可能なチャネル数に応じて設定で
き、それにより、情報チャネルに空きがない場合に付加
呼設定を行なうことによって無効呼が発生するような事
態を回避することができる。
【0140】図24は、チャネル状態通知コマンド(コ
マンド”15”)を受信したときに、テレビ電話端末T
Tiが行なう処理例を示している。
【0141】チャネル状態通知コマンド(コマンド”1
5”)を受信すると、それに含まれる「チャネル情報」
情報要素のCH番号情報の内容が、データ「11」であ
るかどうかを調べる(判断301)。
【0142】判断301の結果がYESになるときに
は、自端末が接続している受動バスBUSの2つの情報
チャネルが使用中の状態なので、現在自端末が通信動作
中であるかどうかを調べ(判断302)、判断302の
結果がYESになるときには、2つの情報チャネルを使
用中であるかどうかを調べる(判断303)。
【0143】判断303の結果がNOになるときには、
さらにもう1つの情報チャネルを確保することができな
いので、現時点でのデータ転送能力が1×64Kbps
であることを設定する(処理304)。また、判断30
2の結果がNOになるときには、自端末が通信不可能な
状態であることを記憶する(処理305)。
【0144】判断301の結果がNOになるときには、
現在自端末が通信動作中であるかどうかを調べ(判断3
06)、判断306の結果がYESになるときには、2
つの情報チャネルが使用可能な状況なので、現時点での
データ転送能力が2×64Kbpsであることを設定し
(処理307)、データ転送能力を1×64Kbpsか
ら2×64Kbpsに切換えるモード切換え動作を行う
(処理308)。
【0145】図25は、チャネル状態通知コマンド(コ
マンド”15”)を受信したときに行なう電話端末TL
iの処理例を示している。
【0146】チャネル状態通知コマンド(コマンド”1
5”)を受信すると、それに含まれる「チャネル情報」
情報要素のCH番号情報の内容が、データ「11」であ
るかどうかを調べる(判断401)。
【0147】判断401の結果がYESになるときに
は、自端末が接続している受動バスBUSの2つの情報
チャネルが使用中の状態なので、現在自端末が通信動作
中であるかどうかを調べ(判断402)、判断402の
結果がYESになるときには、自端末が通信不可能な状
態であることを記憶する(処理403)。
【0148】また、判断401の結果がNOになるとき
には、1つ以上の情報チャネルが空き状態なので、自端
末が通信可能な状態であることを記憶する(処理40
4)。
【0149】図26は、ローカルエリアネットワークL
ANを介してコマンドデータを受信したときに通信サー
バSVRが実行する処理例を示している。
【0150】通信サーバSVRは、受信したコマンドデ
ータのコマンド識別情報の内容がデータ「00」である
か、データ「01」であるか、データ「07」である
か、あるいは、データ「25」であるかを判別する(判
断501,502,503,504)。
【0151】受信したコマンドデータがロギングコマン
ドであり、判断501の結果がYESになるときには、
受信したコマンドデータの「発信元サブアドレス」情報
要素の内容を装置名NMとして、上述した手順によりそ
の発信元端末のNT番号を判定し(処理505)、その
判定したNT番号に記憶されている情報チャネル管理情
報を取り出し(処理506)、そのときのコマンドデー
タの「呼状態番号」情報要素の値が0の場合には、通知
された情報チャネルに対応したチャネルビットCHをデ
ータ0に書き換えるとともに、「呼状態番号」情報要素
の値が0以外の場合には通知された情報チャネルに対応
したチャネルビットCHをデータ1に書き換え(処理5
07)、その更新した情報チャネル管理情報を保存する
(処理508)。
【0152】そして、そのときのコマンドデータの「呼
状態番号」情報要素の値が0になっているかどうかを調
べて(判断509)、判断509の結果がYESになる
ときには、その更新した情報チャネル管理情報のNT番
号に対応する全ての端末装置に対して、更新された情報
チャネル管理情報のチャネルビットCHの内容を通知す
るために、チャネル状態通知コマンド(コマンド”1
5”)を、ローカルエリアネットワークLANを介して
送出する(処理510)。
【0153】また、受信したコマンドデータがロギング
&チャネル状態要求コマンドであり、判断502の結果
がYESになるときには、受信したコマンドデータの
「発信元サブアドレス」常用要素の内容を装置名NMと
して、上述した手順によりその発信元端末のNT番号を
判定し(処理511)、その判定したNT番号に記憶さ
れている情報チャネル管理情報を取り出し(処理51
2)、通知された情報チャネルに対応したチャネルビッ
トCHをデータ1に書き換え(処理513)、その更新
した情報チャネル管理情報を保存する(処理514)。
【0154】そして、その更新した情報チャネル管理情
報のNT番号に対応する全ての端末装置に対して、更新
された情報チャネル管理情報のチャネルビットCHの内
容を通知するために、チャネル状態通知コマンド(コマ
ンド”15”)を、ローカルエリアネットワークLAN
を介して送出する(処理515)。
【0155】また、受信したコマンドデータがネットワ
ーク・ジョイントコマンドであり、判断503の結果が
YESになるときには、コマンドデータの「装置番号」
情報要素および「チャネル情報」情報要素を参照してN
T番号を判定し、その判定したNT番号に対応した情報
チャネル管理情報を取り出して(処理516)、そのと
きのコマンドデータの「呼状態番号」情報要素の値が0
の場合には、通知された情報チャネルに対応したチャネ
ルビットCHをデータ0に書き換えるとともに、「呼状
態番号」情報要素の値が0以外の場合には通知された情
報チャネルに対応したチャネルビットCHをデータ1に
書き換え(処理517)、その更新した情報チャネル管
理情報を保存する(処理518)。
【0156】そして、その更新した情報チャネル管理情
報のNT番号に対応する全ての端末装置に対して、更新
された情報チャネル管理情報のチャネルビットCHの内
容を通知するために、チャネル状態通知コマンド(コマ
ンド”15”)を、ローカルエリアネットワークLAN
を介して送出する(処理519)。
【0157】また、受信したコマンドデータがチャネル
状態要求コマンドであり、判断504の結果がYESに
なるときには、受信したコマンドデータの「発信元サブ
アドレス」情報要素の内容を装置名NMとして、上述し
た手順によりその発信元端末のNT番号を判定し、その
判定したNT番号に記憶されている情報チャネル管理情
報を取り出し(処理520)、その取り出した情報チャ
ネル管理情報のチャネルビットCHの内容を通知するた
めに、チャネル状態通知コマンド(コマンド”15”)
を、コマンドデータの発信元端末に対して、ローカルエ
リアネットワークLANを介して送出する(処理52
1)。
【0158】また、それ以外のコマンドデータを受信し
た場合で、判断504の結果がNOになるときには、そ
の受信したコマンドデータに対応した処理を実行する
(処理522)。
【0159】ところで、上述した実施例では、テレビ電
話端末TTiおよび電話端末TLiが直接ISDNに接
続されている場合について説明したが、デジタル構内交
換装置のISDN内線に接続されているテレビ電話端末
TTiおよび電話端末TLiについても、本発明を同様
にして適用することができる。
【0160】かかる場合の本発明の他の実施例にかかる
通信システムを図27に示す。なお、同図において、図
1と同一部分および相当する部分には、同一符号を付し
ている。
【0161】同図において、デジタル構内交換装置DP
BXの主スイッチMSWの外線側には、ISDNの基本
インタフェース回線BおよびISDNの一次群インタフ
ェース回線Pが接続されており、主スイッチMSWの内
線側には、複数の集線スイッチLSW1〜LSWmが接
続されている。
【0162】また、集線スイッチLSW1〜LSWmに
は、複数の伝送路終端装置LT1〜LTlが接続されて
おり、これらの伝送路終端装置LT1〜LTlには、複
数の網終端装置NT1〜NTkが接続されており、おの
おのの網終端装置NT1〜NTkには、受動バスBUS
1〜BUSkが接続されている。
【0163】また、受動BUS1〜BUSkに接続され
ているテレビ電話端末TTi(1)〜TTi(k)、お
よび、電話端末TLi(1)〜TLi(k)は、ローカ
ルエリアネットワークLANを介して接続されており、
このローカルエリアネットワークLANには、通信サー
バSVRが接続されている。
【0164】したがって、デジタル構内交換装置DPB
Xの内線側に接続されているそれぞれの受動バスBUS
1〜BUSkは、集線スイッチLSW1〜LSWmをあ
らわすLSW番号、伝送路終端装置LT1〜LTlをあ
らわすLT番号、および、網終端装置NT1〜NTkを
あらわすNT番号指定することにより、おのおのを特定
することができ、通信サーバSVRに記憶されている上
述した装置名−回線情報変換テーブルには、それぞれの
受動バスBUS1〜BUSkについて、対応するデータ
がセットされる。
【0165】この場合にも、上述した実施例と同様に、
通信サーバSVRによってテレビ電話端末TTi(1)
〜TTi(k)および電話端末TLi(1)〜TLi
(k)の情報チャネルの使用状況を管理するために、テ
レビ電話端末TTi(1)〜TTi(k)および電話端
末TLi(1)〜TLi(k)が呼設定手順を開始した
時点で、情報チャネルを使用する旨をおのおののテレビ
電話端末TTi(1)〜TTi(k)および電話端末T
Li(1)〜TLi(k)がローカルエリアネットワー
クLANを介して通信サーバSVRに通知するととも
に、テレビ電話端末TTi(1)〜TTi(k)および
電話端末TLi(1)〜TLi(k)が呼を解放する
と、その旨をおのおののテレビ電話端末TTi(1)〜
TTi(k)および電話端末TLi(1)〜TLi
(k)がローカルエリアネットワークLANを介して通
信サーバSVRに通知するようにしている。
【0166】このようにして、呼設定の通知、および、
呼解放の通知を受けると、通信サーバSVRは、その通
知を受けた端末装置が接続されている受動バスBUSに
ついて、上述した情報チャネル管理情報を更新し、その
更新後のチャネルビットCHの内容を、その受動バスB
USに接続されている全ての端末装置について、ローカ
ルエリアネットワークLANを介して送信している。
【0167】図28は、本発明のさらに他の実施例にか
かる通信システムを示しており、本実施例では、図27
の実施例のデジタル構内交換装置DPBXに、ローカル
エリアネットワークLANに接続するローカルエリアネ
ットワークインタフェース回路LIFを設けている。な
お、同図において、図27と同一部分および相当する部
分には、同一符号を付している。
【0168】この実施例では、通信サーバSVRによっ
てテレビ電話端末TTi(1)〜TTi(k)および電
話端末TLi(1)〜TLi(k)の情報チャネルの使
用状況を管理するために、テレビ電話端末TTi(1)
〜TTi(k)および電話端末TLi(1)〜TLi
(k)が呼設定手順を開始した時点で、情報チャネルを
使用する旨を、ローカルエリアネットワークLANを介
してデジタル構内交換装置DPBXから通信サーバSV
Rに通知するとともに、テレビ電話端末TTi(1)〜
TTi(k)および電話端末TLi(1)〜TLi
(k)が呼を解放するとその旨を、ローカルエリアネッ
トワークLANを介してデジタル構内交換装置DPBX
から通信サーバSVRに通知するようにしている。
【0169】このようにして、呼設定の通知、および、
呼解放の通知を受けると、通信サーバSVRは、その通
知を受けた端末装置が接続されている受動バスBUSに
ついて、上述した情報チャネル管理情報を更新し、その
更新後のチャネルビットCHの内容を、その受動バスB
USに接続されている全ての端末装置について、ローカ
ルエリアネットワークLANを介して送信している。
【0170】図29は、この実施例で、他のISDN基
本インタフェースに接続されているテレビ電話端末TT
oがテレビ電話端末TTi(1)を発呼して、両者の間
で2つの情報チャネルを用いた音声データおよび動画デ
ータのデータ伝送が行われる場合の手順の一例を示して
いる。
【0171】まず、テレビ電話端末TToは、テレビ電
話端末TTi(1)を発呼するために呼設定メッセージ
SETUPをISDNに送出すると、ISDNは、この
呼設定メッセージSETUPをデジタル構内交換装置D
PBXに送出し、デジタル構内交換装置DPBXテレビ
から電話端末TTi(1)に対して呼設定メッセージS
ETUPが送出される。これにより、テレビ電話端末T
Toには、ISDNから呼設定受付メッセージCALL
_PROCが送出される。
【0172】また、テレビ電話端末TTi(1)は、呼
設定メッセージSETUPを受信すると、呼び出し状態
に移行して呼出メッセージALERTをデジタル構内交
換装置DPBXに送出開始するとともに、それ以降は、
デジタル構内交換装置DPBXを介してテレビ電話端末
TToとの間で所定の呼設定手順を実行し、両端末間に
おける情報チャネルが確立される。
【0173】このようにして、テレビ電話端末TTi
(1)が呼設定メッセージSETUPを受信すると、デ
ジタル構内交換装置DPBXは、その呼設定メッセージ
SETUPを受信したテレビ電話端末TTi(1)に関
するネットワーク・ジョイントコマンド(コマンド”
7”)をローカルエリアネットワークLANを介して通
信サーバSVRに送出する。
【0174】それにより、通信サーバSVRは、上述し
た処理を行なって、テレビ電話端末TTi(1)の情報
チャネル管理情報を取り出し、通知された情報チャネル
に対応したチャネルビットCHをデータ1に書き換え、
その更新した情報チャネル管理情報を保存し、その更新
した情報チャネル管理情報のNT番号に対応する全ての
端末装置(すなわち、テレビ電話端末TTi(1)およ
び電話端末TLi(1))に対して、更新された情報チ
ャネル管理情報のチャネルビットCHの内容を通知する
ために、チャネル状態通知コマンド(コマンド”1
5”)を、ローカルエリアネットワークLANを介して
送出する。
【0175】ここで、ネットワーク・ジョイントコマン
ド(コマンド”7”)では、「宛先サブアドレス」情報
要素には通信サーバSVRデータがセットされ、「発信
元サブアドレス」情報要素にはデジタル構内交換装置D
PBXに設定されているデータがセットされ、「コマン
ド識別情報」情報要素にはコマンド番号として「ネット
ワーク・ジョイント」コマンドをあらわすデータ07h
がセットされ、「装置番号」情報要素には上述した装置
番号IDVの内容がセットされ、「チャネル情報」情報
要素には上述したテレビ電話端末TTi(1)に対応し
たチャネル情報SSCのR_LSW番号、NT番号、お
よび、TE番号の内容がセットされとともにCH番号に
確保された情報チャネルをあらわすデータがセットされ
る。
【0176】また、「ロギング発生時刻情報」情報要素
にはロギング時刻をあらわすデータがセットされ、「着
番号」情報要素および「発番号」情報要素にはそのとき
の呼設定にかかる「着番号」情報要素および「発番号」
情報要素の値がセットされ、「呼状態番号」情報要素、
「理由表示情報」情報要素、「BAS能力/コマンド」
情報要素、および、「伝送路品質」情報要素には、有効
なデータがセットされない。
【0177】一方、通信サーバSVRからのチャネル状
態通知コマンド(コマンド”15”)は、この場合に
は、テレビ電話端末TTi(1)が応答メッセージCO
NNを送出した直後のタイミングで送出され、これによ
り、このときには、テレビ電話端末TTi(1)は、現
在使用中の情報チャネル数が1つであることを確認し
て、さらに1つの情報チャネルを確保可能であることを
認識する。
【0178】第1チャネルとして用いる情報チャネルが
確立すると、テレビ電話端末TToとテレビ電話端末T
Ti(1)の間では、上述したように、まず、確立した
第1チャネルの通信モードをフレームモードに設定し、
第1チャネルにおけるフレーム同期を確立し、次いで、
能力BASおよびBASコマンドを交換して、使用する
伝送モードを設定する。
【0179】また、このとき、2つの情報チャネルを使
用可能な状態であるため、テレビ電話端末TTi(1)
は、能力BASを指定するとき、2×64Kbpsのデ
ータ転送能力を備えていることを通知する。それによ
り、テレビ電話端末TToは、相手端末が2×64Kb
psのデータ転送能力を備えていることを認識する。
【0180】また、テレビ電話端末TTi(1)は、上
述と同様の能力BAS通知コマンド(コマンド”1
2”)を、ローカルエリアネットワークLANを介して
通信サーバSVRに送出して、このときに交換した能力
BASの内容を通信サーバSVRに通知する。これによ
り、通信サーバSVRは、このテレビ電話端末TTi
(1)の第1チャネルに関する通信記録内容を更新す
る。
【0181】次いで、テレビ電話端末TToは、2つ目
の情報チャネルを確立するため、同一の相手端末に対し
て付加呼設定を行なうための呼設定メッセージSETU
PをISDNに送出し、それにより、付加呼設定のため
の呼設定メッセージSETUPがテレビ電話端末TTi
(1)に送出される。
【0182】これにより、デジタル構内交換装置DPB
Xは、上述と同様にして、ネットワーク・ジョイントコ
マンド(コマンド”07”)をローカルエリアネットワ
ークLANを介して通信サーバSVRに送出し、それに
より、通信サーバSVRは、上述と同様にして、テレビ
電話端末TTi(1)に関する情報チャネル管理情報を
更新するとともに、その更新内容を通知するチャネル状
態通知コマンド(コマンド”15”)を、ローカルエリ
アネットワークLANを介し、テレビ電話端末TTi
(1)および電話端末TLiに対して送出する。
【0183】また、テレビ電話端末TToおよびテレビ
電話端末TTi(1)の間で、2つ目の情報チャネルが
確立するので、上述と同様にして、この第2チャネルに
おけるフレーム同期、および、第1チャネルおよび第2
チャネルのチャネル間における同期が確立し、能力BA
S交換およびBASコマンド交換が行われて、伝送モー
ドの設定が行われ、2つの情報チャネルを用いたデータ
伝送のためのモード切換えが行われて、2つの情報チャ
ネルを用いた音声データおよび動画データの伝送が行わ
れる。
【0184】また、能力BAS交換が終了した時点で、
テレビ電話端末TTi(1)は、上述と同様な能力BA
S通知コマンド(コマンド”12”)を、ローカルエリ
アネットワークLANを介して通信サーバSVRに通知
する。これにより、通信サーバSVRは、テレビ電話端
末TTi(1)の第2チャネルに関する通信記録内容を
更新する。
【0185】これ以降は、上述した実施例における図2
2と同様の手順が行われる。すなわち、テレビ電話端末
TToとテレビ電話端末TTi(1)の間の通話が終了
するときには、まず、第1チャネルだけを使用するモー
ドへ変更する必要があるため、音声データおよび動画デ
ータの各符号化則を第1チャネルの62.4Kbpsの
伝送容量に最適化する方式に設定して第1チャネルのみ
の伝送モードに変更するとともに、第2チャネルは、第
1チャネルとの同期状態を停止して、ユーザデータが空
き伝送状態になっているモード0Fに移行する。また、
第1チャネルは、音声データと動画データの2種類のメ
ディア伝送から、音声データだけの伝送モードであるモ
ード0Fへ変更する。そして、第1チャネルおよび第2
チャネルについて、それぞれ呼切断解放手順が行われ、
一連のデータ伝送動作が終了する。なお、このとき、テ
レビ電話端末TTi(1)については、デジタル構内交
換装置DPBXを介して、ISDNとの間で呼切断解放
手順が行われる。
【0186】また、この呼切断解放手順において、1つ
の情報チャネルが解放完了した時点で、デジタル構内交
換装置DPBXは、上述したネットワーク・ジョイント
コマンド(コマンド”07”)を、ローカルエリアネッ
トワークLANを介して通信サーバSVRに送出する。
【0187】これにより、通信サーバSVRは、上述と
同様にして、テレビ電話端末TTi(1)にかかる情報
チャネル管理情報を取り出し、この場合には、次の呼状
態番号に0がセットされているので、指定された情報チ
ャネルに対応したチャネルビットCHの値を0に更新
し、その更新した情報チャネル管理情報のチャネルビッ
トCHの内容を通知するチャネル状態通知コマンド(コ
マンド”15”)を、ローカルエリアネットワークLA
Nを介して、テレビ電話端末TTi(1)および電話端
末TLiに送出する。
【0188】このようにして、本実施例では、デジタル
構内交換装置DPBXにローカルエリアネットワークL
ANと接続する機能を備えているので、端末装置側にロ
ギングコマンドあるいはロギング&チャネル状態要求コ
マンドを送出する機能を備える必要がなく、システム全
体のコストを低減できる。
【0189】なお、本実施例では、デジタル構内交換装
置DPBXと通信サーバSVRをローカルエリアネット
ワークLANで接続しているが、この部分の接続は、そ
れ以外の手段、例えば、単純なシリアル伝送路などによ
り行なうことができる。
【0190】図30は、デジタル構内交換装置DPBX
がチャネル使用状態通知処理およびチャネル解放状態通
知処理として行なうネットワーク・ジョイントコマンド
の処理例を示す。
【0191】まず、「コマンド識別情報」情報要素にコ
マンド番号として「ロギング」コマンドをあらわすデー
タ07hをセットし(処理601)、「装置番号」情報
要素には呼状態が変化した端末装置の装置番号IDVの
内容をセットし、「チャネル情報」情報要素には呼状態
が変化した端末装置のチャネル情報SSCのR_LSW
番号、NT番号、TE番号の内容、および、そのときに
その端末装置に割り当てられた情報チャネルをあらわす
データをセットする(処理602)。
【0192】また、「ロギング発生時刻情報」情報要素
にはロギング時刻をあらわすデータをセットし(処理6
03)、「着番号」情報要素および「発番号」情報要素
にはそのときの呼設定にかかる「着番号」情報要素およ
び「発番号」情報要素の値をセットし(処理604)、
「呼状態番号」情報要素には次に移行する呼状態に対応
した呼状態番号の値をセットする(処理605)。
【0193】さらに、「宛先サブアドレス」情報要素に
は通信サーバSVRに対応したデータをセットし、「発
信元サブアドレス」情報要素にはデジタル構内交換装置
DPBXに設定されているデータをセットし、「理由表
示情報」情報要素、「BAS能力/コマンド」情報要
素、および、「伝送路品質」情報要素には、有効なデー
タをセットしない状態で、それらの必要な情報を渡した
状態でローカルエリアネットワークLANに送出するた
めのデータ転送処理を起動し(処理606)、これによ
り、ネットワーク・ジョイントコマンドを通信サーバS
VRに転送する。
【0194】ところで、上述した実施例では、テレビ電
話端末TTi,TTi(1)〜TTi(k)および電話
端末TLi,TLi(1)〜TLi(k)が着信する場
合について説明したが発呼する場合についても、本発明
を適用することができる。
【0195】その場合、ロギングコマンド、ロギング&
チャネル状態要求コマンド、および、ネットワーク・ジ
ョイントコマンド内に、テレビ電話端末TTi,TTi
(1)〜TTi(k)および電話端末TLi,TLi
(1)〜TLi(k)が発呼動作を行なうか、あるい
は、着呼動作を行なうかの識別情報を含ませる必要があ
る。
【0196】また、オーディオビジュアル端末であるテ
レビ電話端末TTi,TTi(1)〜TTi(k)のデ
ータ通信動作を優先するために、次のような処理を行な
う。
【0197】すなわち、例えば、2つの情報チャネルが
空き状態で、オーディオビジュアル端末が通信状態に移
行するときに、対応する受動バスBUS,BUS(1)
〜BUS(k)の予約ビットCHaにデータ「11」を
セットし、非オーディオビジュアル端末である電話端末
TLi,TLi(1)〜TLi(k)には、ロギング&
チャネル状態要求コマンドあるいはチャネル状態要求コ
マンドに対してチャネル状態通知コマンドを送出すると
き、「チャネル情報」情報要素にセットするCH番号の
データとして、予約ビットCHaの内容をコピーする。
【0198】それにより、オーディオビジュアル端末が
通信中の場合には、非オーディオビジュアル端末のデー
タ通信を禁止するようにする。
【0199】ただし、非オーディオビジュアル端末が着
呼動作を行なうときには、その着呼を優先するようにし
て、発呼端末の呼を受付可能にする。
【0200】なお、本発明は、上述した実施例以外の構
成をもつデジタル構内交換装置を用いた場合について
も、同様にして適用することができる。
【0201】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信サーバ手段から各ISDN端末装置に対して接続さ
れている受動バスにおける情報チャネルの使用状況を通
知しているので、おのおののISDN端末装置では、使
用可能な情報チャネルの数を判別することができ、試行
錯誤的な付加呼設定動作を行なうような事態が回避され
るので、ISDN内での無効呼が増えるような事態を防
止できる。また、オーディオビジュアル端末装置は、2
つ目の情報チャネルが空いた時点で、その2つ目の情報
チャネルを使用した通信モードに即座に移行できるの
で、オーディオビジュアル端末装置の使い勝手が向上す
るという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる通信システムを示す
ブロック図。
【図2】通信サーバに記憶されている装置名−回線情報
変換テーブルの一例を示す概略図。
【図3】情報チャネル管理情報の一例を示す概略図。
【図4】ローカルエリアネットワークを介してやりとり
するコマンドデータの信号形式の一例を示す概略図。
【図5】コマンド識別情報の値とコマンド種別の関係の
一例を示す概略図。
【図6】情報チャネルでやりとりするデータのフレーム
形式の一例を示す概略図。
【図7】フレームデータの信号形式の一例を示す概略
図。
【図8】フレーム同期信号の一例を示す概略図。
【図9】ビット割当信号の一例を示す概略図。
【図10】フレームデータの送出順序を例示した概略
図。
【図11】ISDN端末装置が行なう呼設定手順の一例
を示すタイムチャート。
【図12】呼設定用信号の信号形式の一例を示す概略
図。
【図13】オーディオビジュアル端末が実行する伝送手
順の一例を示すタイムチャート。
【図14】発呼設定手順の一例を示すSDL図。
【図15】着呼設定手順の一例を示すSDL図。
【図16】切断復旧手順の一例を示すSDL図。
【図17】中断手順の一例を示すSDL図。
【図18】再開手順の一例を示すSDL図。
【図19】ロギングコマンドの送出処理の一例を示すフ
ローチャート。
【図20】ロギング&チャネル状態要求コマンドの送出
処理の一例を示すフローチャート。
【図21】呼状態番号と呼状態の関係を示す概略図。
【図22】テレビ電話端末が2つの情報チャネルを用い
て音声データおよび動画データをデータ伝送するときの
手順例を示すタイムチャート。
【図23】電話端末の通話動作と、テレビ電話端末のデ
ータ伝送動作が行われるときの手順の一部を示すタイム
チャート。
【図24】チャネル状態通知コマンドを受信したときの
テレビ電話端末の処理例を示すフローチャート。
【図25】チャネル状態通知コマンドを受信したときの
電話端末の処理例を示すフローチャート。
【図26】コマンドデータを受信したときの通信サーバ
の処理例を示すフローチャート。
【図27】本発明の他の実施例にかかる通信システムを
示すブロック図。
【図28】本発明のさらに他の実施例にかかる通信シス
テムを示すブロック図。
【図29】図28の通信システムにおけるテレビ電話端
末のデータ伝送時の手順の一部を示すタイムチャート。
【図30】図28のデジタル構内交換装置が行なうネッ
トワーク・ジョイントコマンドの処理例を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
TTi,TTi(1)〜TTi(k) テレビ電話端末 TLi(1)〜TLi(k) 電話端末 LAN ローカルエリアネットワーク SVR 通信サーバ DPBX デジタル構内交換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDNを伝送路として用いるオーディ
    オビジュアル端末装置あるいはオーディオ端末装置から
    なるISDN端末装置を同一のISDN基本インタフェ
    ースの受動バスに複数接続したときのISDN端末装置
    の制御方法において、 それぞれのISDN端末装置を連絡するローカルエリア
    ネットワーク手段と、 そのローカルエリアネットワーク手段に接続された同一
    の受動バスにおける情報チャネルの使用状況を管理する
    ための通信サーバ手段を備え、 ISDN端末装置は、呼状態が空き状態からいずれかの
    状態に変化する直前で、ローカルエリアネットワーク手
    段を介して上記通信サーバ手段に情報チャネルを使用す
    ることを通知し、通信サーバ手段は、この通知を受ける
    と、情報チャネルの使用状況をあらわすデータを更新す
    るとともに、その更新後の使用状況をあらわすデータ
    を、ローカルエリアネットワーク手段を介してそれぞれ
    のISDN端末装置に通知する一方、 それぞれのISDN端末装置は、ローカルエリアネット
    ワーク手段を介して通知された情報チャネルの使用状況
    をあらわすデータに基づいて、使用可能な情報チャネル
    数を判別することを特徴とするISDN端末装置の制御
    方法。
  2. 【請求項2】 ISDNの基本インタフェースまたは一
    次群インタフェースの複数回線を引き込む構内交換装置
    の内線側に、複数のISDN基本インタフェースの受動
    バスが接続され、それぞれの受動バスにISDNを伝送
    路として用いるオーディオビジュアル端末装置あるいは
    オーディオ端末装置からなるISDN端末装置を同一の
    ISDN基本インタフェースの受動バスに複数接続した
    ときのISDN端末装置の制御方法において、 それぞれのISDN端末装置を連絡するローカルエリア
    ネットワーク手段と、 そのローカルエリアネットワーク手段に接続されたおの
    おのの受動バスについて情報チャネルの使用状況を受動
    バスごとに管理するための通信サーバ手段を備え、 ISDN端末装置は、呼状態が空き状態からいずれかの
    状態に変化する直前で、ローカルエリアネットワーク手
    段を介して上記通信サーバ手段に情報チャネルを使用す
    ることを通知し、通信サーバ手段は、この通知を受ける
    と、その通知元のISDN端末装置が接続されている受
    動バスを判別してその受動バスの情報チャネルの使用状
    況をあらわすデータを更新するとともに、その更新後の
    使用状況をあらわすデータを、ローカルエリアネットワ
    ーク手段を介して、その受動バスに接続されている全て
    のISDN端末装置におのおの通知する一方、 それぞれのISDN端末装置は、ローカルエリアネット
    ワーク手段を介して通知された情報チャネルの使用状況
    をあらわすデータに基づいて、使用可能な情報チャネル
    数を判別することを特徴とするISDN端末装置の制御
    方法。
  3. 【請求項3】 ISDNの基本インタフェースまたは一
    次群インタフェースの複数回線を引き込む構内交換装置
    の内線側に、複数のISDN基本インタフェースの受動
    バスが接続され、それぞれの受動バスにISDNを伝送
    路として用いるオーディオビジュアル端末装置あるいは
    オーディオ端末装置からなるISDN端末装置を同一の
    ISDN基本インタフェースの受動バスに複数接続した
    ときのISDN端末装置の制御方法において、 それぞれのISDN端末装置および構内交換装置を連絡
    するローカルエリアネットワーク手段と、 そのローカルエリアネットワーク手段に接続されたおの
    おのの受動バスについて情報チャネルの使用状況を受動
    バスごとに管理するための通信サーバ手段を備え、 構内交換装置は、いずれかのISDN端末装置の呼状態
    が空き状態からいずれかの状態に変化する直前で、ロー
    カルエリアネットワーク手段を介して上記通信サーバ手
    段にそのISDN端末装置が情報チャネルを使用するこ
    とを通知し、通信サーバ手段は、この通知を受けると、
    その通知されたISDN端末装置が接続されている受動
    バスを判別してその受動バスの情報チャネルの使用状況
    をあらわすデータを更新するとともに、その更新後の使
    用状況をあらわすデータを、ローカルエリアネットワー
    ク手段を介して、その受動バスに接続されている全ての
    ISDN端末装置におのおの通知する一方、 それぞれのISDN端末装置は、ローカルエリアネット
    ワーク手段を介して通知された情報チャネルの使用状況
    をあらわすデータに基づいて、使用可能な情報チャネル
    数を判別することを特徴とするISDN端末装置の制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記オーディオビジュアル端末装置は、
    1つの情報チャネルを用いてデータ通信動作を行ってい
    るときに、前記通信サーバ手段より前記ローカルエリア
    ネットワーク手段を介して通知された情報チャネルの使
    用状況をあらわすデータにより、2つ目の情報チャネル
    が使用可能になったことを判別すると、2つの情報チャ
    ネルを用いたデータ通信を行う通信モードに、使用する
    通信モードを再設定することを特徴とする請求項1また
    は請求項2または請求項3記載のISDN端末装置の制
    御方法。
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