JP2885921B2 - 宅内端末間における内線通信方式およびその付加装置 - Google Patents

宅内端末間における内線通信方式およびその付加装置

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、宅内端末間における内線通信方式に係り、
たとえば、ISDNの同一基本インタフェースに接続された
複数の端末間における内線通信方式およびその付加装置
に関する。
(従来の技術) ISDN(デジタルサービス総合網)におけるユーザ・網
インタフェースは、CCITT勧告I・400系の規定に基づい
て構築されている。
この中で、ISDN端末は、レイヤ2、レイヤ3の終端機
能を有する網終端装置を介して網に接続されている。レ
イヤ2は、データの転送を行うための各部の機能を規定
する。レイヤ3は、呼制御を行うための各部の機能を規
定する。網終端装置とISDN端末との接続点は、S/T点と
して位置付けられている。このS/T点は、基本インタフ
ェースのユーザ・網インタフェースにおける参照点であ
る。このS/T点には、バス接続によって複数台のISDN端
末を接続することができる。網終端装置と端末との間
は、2B+Dのチャネルにて接続されている。
従来、このような複数台の端末が1つの網終端装置に
接続された同一宅内において、端末相互間にて通信を行
う場合、いわゆる内線通信を行う場合、次のようにして
行われていた。
ある端末から他の端末へ通信要求が発生した場合、そ
の端末は、局線通信と同様に呼設定メッセージを網終端
装置を介して網に対して送出する。この呼設定メッセー
ジの中にて、たとえば、使用チャネルにB1チャネルを使
用するための要求と、相手宛先に端末を指定するための
局番(このときは自局番になる)と、相手端末のサブア
ドレス等とを情報要素として付加する。網は、この呼設
定メッセージを受信して、その中の情報要素によって着
呼端末を認識して、相手端末に対して網終端装置を介し
て呼設定メッセージを送出する。この呼設定メッセージ
の中にて、たとえば、B2チャネル割当等の情報要素を付
加する。このとき、網は発呼端末に対して、B1チャネル
の割当等の情報要素を付加した呼設定受付メッセージを
送出する。呼設定メッセージを受信した着呼端末は、呼
設定受付メッセージを網終端装置を介して網に返送し、
続いて呼出メッセージを網に対して送出する。着呼端末
から呼出メッセージを受けた網は、発呼端末に対して呼
出メッセージを送出する。この後、着呼端末がたとえば
電話機の場合、オフフックなどで応答すると、着呼端末
から網に対して応答メッセージが送出される。これを受
けた網からは発呼端末に対して応答メッセージを送出し
て、さらに着呼端末に対して応答確認メッセージを返送
する。このように、発着呼端末と網との間で応答確認メ
ッセージが送受信された後、両端末間にて網を介して通
信が行われる。このとき、網において通信料金の課金が
行われる。通信が終了すると、たとえば、発呼端末から
網に対して切断メッセージが送出されて、これを受けた
網は発呼端末に対して解放メッセージを返送して、さら
に着呼端末に対しては切断メッセージを送出する。切断
メッセージを受けた着呼端末からは網に対して解放メッ
セージを送出して、これを受けた網は着呼端末に解放完
了メッセージを返送する。網から解放メッセージを受け
た発呼端末は網に対して解放完了メッセージを返送す
る。網と両端末で解放完了メッセージの送受信が終了す
ると、呼は解放されて、同時に課金が終了する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、内線通信は、その距離も近く同一宅内で行
われるので、その通信が頻繁に行われる可能性がある。
しかしながら、上述したように、従来の宅内端末間にお
ける内線通信は、すべて網を介して、一般局線の通信と
同様の通信方式にて行われており、内線相互間における
通信であるにもかかわらず、加入者伝送路を介して、さ
らに網の交換機を介して同一宅内の端末に信号が転送さ
れる。したがって、回線の使用効率が悪いという問題が
あった。また、網における交換機の内部処理も増大し
て、その処理効率も悪くなるという問題があった。さら
に、網側において、回線の事故または故障なの異常が生
じた場合、宅内系には何ら異常が無いにもかかわらず内
線通信を行うことができなくなるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の欠点を解消して、同
一宅内における端末間の通信を網を介して行うことなく
処理することができ、したがって、回線の使用効率を高
めることができ、かつ網の負担を軽減することができ、
さらには網側に異常が生じた場合であってても内線通信
を行うことができる宅内端末間における内線通信方式を
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の課題を解決するために、網に収容され
た加入者伝送路の終端機能を有する網終端装置に、複数
の端末が上りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネル
と、上りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルとを共
有して収容されてなる宅内端末間における内線通信方式
において、網終端装置と複数の端末との間に、内線通信
におけるレイヤ2およびレイヤ3の制御を行うための付
加装置を備え、それら端末間にて内線通信を行う場合
に、端末から送信される上りの制御チャネルの信号を網
終端装置側に送出することなく付加装置にて折り返すこ
とにより、内線通信の制御を行い、かつ、通信チャネル
の信号を網終端装置側に送出することなく付加装置にて
折り返すことにより、内線通信を行うことを特徴とす
る。
この場合、付加装置と端末との間の制御チャネルにお
けるレイヤ3の制御メッセージに、発呼端末から送出さ
れる内線通信要求メッセージと、この内線通信要求メッ
セージを受け付けた着呼端末から送出される内線通信可
メッセージと、通信終了後に発呼端末または着呼端末か
ら送出される内線通信解除要求メッセージと、この内線
通信解除メッセージを受けた着呼端末または発呼端末か
ら返送される内線解除受付メッセージとを含む内線通信
制御メッセージとを備えてなり、各端末間において内線
通信を行なう場合に、これら内線通信制御メッセージを
各端末にて使用することにより、これら内線通信制御メ
ッセージを折り返す付加装置にて局線による通信と内線
通信とを区別して、同一宅内の端末相互間における内線
通信の制御を行うことを特徴とする。
また、この場合、付加装置は、発呼端末から送信され
た内線通信要求メッセージを受信した後に、その通信要
求メッセージを受信した着呼端末から内線通信可メッセ
ージを受けたときから、これら端末のいずれかが内線通
信を解除するための内線通信解除受付メッセージを送信
するまで、端末から送信される制御メッセージを網終端
装置側に無意信号として送信することを特徴とする。
さらに、付加装置は、発呼端末から内線通信要求メッ
セージを受信して、さらに着呼端末から内線通信可メッ
セージを受けたときに、通信チャネルの信号を折り返す
ループバック機能を起動して、発呼端末または着呼端末
の一方から内線通信解除要求メッセージを受けて、さら
に他方の端末から内線通信解除受付メッセージを受けた
ときにループバック機能を解除することを特徴とする。
そして、その内線通信制御メッセージは、それぞれ複
数のフレームからなり、その中のメッセージ種別を規定
する第1のオクテットに、局線による通信と内線通信と
を区別するためのエスケープコードが設定され、第2の
オクテットに、内線通信制御メッセージのメッセージ種
別と、通信チャネルの網終端内折り返し状態と、発着呼
端末における通信チャネルの送受信使用条件とが含まれ
ることを特徴とする。
また、発着呼端末における通信チャネルの送受信使用
条件は、同一チャネルを使用して通信を行う半二重通信
と、異なるチャネルを使用して通信を行う全二重通信と
を備えてなることを特徴とする。
この場合、発着呼端末における通信チャネルの送受信
使用条件に、半二重通信を設定した場合、その着サブア
ドレスに複数端末のアドレスを設定するか、または着サ
ブアドレスに全端末を指定するグローバルアドレスを設
定することによって、放送形式の内線通信を行うことを
特徴とする。
また、本発明に係る付加装置は、網に収容された加入
者伝送路の終端機能を有する網終端装置と、この網終端
装置に上りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネルと上
りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルとに共有して
収容されてなる複数の端末との間に設置されて、その端
末間において内線通信を行う際に、各端末から送信され
る上りの制御チャネルの制御メッセージを下りの制御チ
ャネルに折り返す制御信号折返手段と、その内線通信の
際に、端末から送信される制御メッセージを無意信号と
して網終端装置を介して網側に送出する無意信号発生手
段と、その内線通信の際に、端末から送信される上りの
通信チャネルの信号を下りの通信チャネルに折り返す通
信信号折返手段とを備えてなることを特徴とする。
(作用) 本発明に係る宅内端末間における内線通信方式および
付加装置によれば、網に収容される伝送路の終端機能を
有する網終端装置と複数の端末との間に、内線通信にお
けるレイヤ2およびレイヤ3の制御を行うための付加装
置が設けられて、かつそれぞれの端末のファームウエア
に、そのレイヤ3レベルにおける内線通信の制御を行う
ための処理機能が追加されているので、同一宅内におけ
る端末間同士の内線通信を行う際に、その通信チャネル
の信号および制御チャネルの信号を網に送出することな
く、付加装置にて折りして効率の良い内線通信を行うこ
とができる。
(実施例) 次に、添付図面を参照して本発明に係る宅内端末間に
おける内線通信方式およびその付加装置の一実施例を詳
細に説明する。
この実施例において、宅内端末間における内線通信方
式は、第1図に示すように、同一宅内に設置された端末
(TE1,TE2)間にて内線通信を行う際に、その制御チャ
ネルDおよび通信チャネルB1,B2の信号を網側に伝送す
ることなく、端末と網終端装置(NT1)10との間に設置
された付加装置(ADP)20にて折り返して通信を行うこ
とを大きな特徴としている。
第1図において、発呼端末TE1と着呼端末TE2とは、上
りおよび下りそれぞれ2つの通信チャネルB1,B2と、上
りおよび下りそれぞれ1つの制御チャネルDとを有する
パッシブバス25に接続されている。このパッシブバス25
は、複数の接続端子を有しており、第2図に示すよう
に、複数の端末TE1〜TEnを収容することが可能である。
この実施例の場合、たとえば8個の端末が接続可能であ
る。網終端装置10は、網30に収容された加入者伝送路35
におけるレイヤ2およびレイヤ3の終端機能を司る装置
である。この網終端装置10と端末TE1〜TEnとの間におけ
るパッシブバス25上に、この実施例における内線通信を
行うための付加装置20が設置されている。なお、この付
加装置20が設置された位置は、ユーザー・網インタフェ
ースにおけるS/T点である。
このS/T点に設置された付加装置20の内部構成を第3
図を参照してさらに詳細に説明する。なお、付加装置20
には、網終端装置10側からEビットを含む第4図(a)
に示すフレーム構成の信号列が入力され、端末側から同
図(b)に示すフレーム構成の信号列が入力される。
第3図において、この付加装置20は、網終端装置10側
から送信される信号のタイミングを抽出するための下り
タイミング抽出回路202と、端末側から送信される信号
のタイミングを抽出するための上りタイミング抽出回路
204と、内線通信のためのレイヤ2およびレイヤ3レベ
ルの制御を行うための内線通信制御部206と、網終端装
置10側の信号または宅内側の上りの信号を選択的に端末
側の下りのチャネルに送出する選択回路208と、端末側
より送信された上りの信号の中から制御チャネルDの信
号を抽出するための制御信号抽出回路210と、端末側か
ら送信された上りの信号の中から通信チャネルB1,B2の
信号をそれぞれ抽出するための通信信号抽出回路212
と、内線通信の際に端末側から送信される上りの制御信
号を網側へ無意信号として送出するための無意信号送出
回路214とを備えている。
下りタイミング抽出回路202は、網終端装置10側から
送信される信号列の中のフレーム同期ビットFに同期す
るFビット同期信号FSと、同通信チャネルB1に同期する
B1チャネル同期信号B1Sと、同通信チャネルB2に同期す
るB2チャネル同期信号B2Sと、同Eビットに同期するE
ビット同期信号ESと、同通信チャネルB1の中の各信号ビ
ットに同期するクロック信号DB1CLKと、同通信チャネル
B2の中の各信号ビットに同期するクロック信号DB2CLKと
をそれぞれ送出する。クロック信号DB1CLK,DB2CLKは、
それぞれ8パルスのクロック信号となる。
上りタイミング抽出回路204は、端末側から送信され
る信号列の中の制御チャネルDに同期するDチャネル同
期信号DSと、同通信チャネルB1の中の各信号ビットに同
期するクロック信号UB1CLKと、同通信チャネルB2の中の
各信号ビットに同期するクロック信号UB2CLKとを送出す
る。クロック信号UB1CLK,UB2CLKは、8パルスのクロッ
ク信号となる。なお、網終端装置10側から送信される符
号列と、端末側から送信される符号列とは、端末側の符
号列の方が2ビット分遅れた信号となり、網終端装置側
のDチャネル信号が端末側のBチャネル信号とDチャネ
ルとの間のタイミングとなっている。
内線通信制御部206は、制御信号抽出回路210にて抽出
された上りの制御チャネルDの制御メッセージを受信し
て、その制御メッセージが内線通信のための制御メッセ
ージであるか否かを判読して各部を制御する回路であ
る。この内線通信制御部206は、無意信号発生回路214の
無意信号発生機能を起動するためのループバック信号LB
と、選択回路208における通信チャネルB1の折り返し機
能を起動するためのB1ループバック信号B1Lと、同回路2
08における通信チャネルB2の折り返し機能を起動するた
めのB2ループバック信号B2Lとを送出する。
選択回路208は、そのアンド回路214に、制御信号抽出
回路210にて抽出された端末側からの上りの制御チャネ
ルDの信号が入力されるとともに、タイミング抽出回路
202にて抽出されたEビット同期信号ESが供給されて、
そのタイミングにて制御チャネルDの信号をオア回路21
6を介して下りのEビットに折り返す制御信号折り返し
機能を有している。また、この選択回路208は、そのア
ンド回路218に、信号抽出回路212にて抽出された上りの
通信チャネルB1の信号が供給され、この信号を内線通信
制御部206から送出されるB1チャネルループバック信号B
1Lが供給されたときに、上りタイミング抽出回路202か
ら送出されたB1チャネル同期信号B1Sのタイミングに
て、オア回路220,216を介して下りの通信チャネルに折
り返すB1通信信号折り返し機能を有している。この選択
回路208は、ループバック信号B1Lが送出されていないと
きは、アンド回路222に供給される網終端装置10側から
の通信チャネルB1の信号をオア回路220,216を介して端
末側へ伝送する。同様に、この選択回路208は、そのア
ンド回路224に、信号抽出回路212にて抽出された上りの
通信チャネルB2の信号が供給され、この信号を内線通信
制御部206から送出されるB2ループバック信号B2Lが供給
されたときに、上りタイミング抽出回路202から送出さ
れたB2チャネル同期信号B2Sのタイミンングにて、オア
回路226,216を介して下りの通信チャネルに折り返すB2
通信信号折り返し機能を有している。また、同様に、ル
ープバック信号B2Lが供給されていないときは、アンド
回路228に供給される網終端装置10側からの通信チャネ
ルB2の信号をオア回路226,216を介して端末側へ伝送す
る。さらに、この選択回路208は、いずれの場合におい
てもアンド回路230にて網終端装置10側から送信される
制御チャネルDの信号を抽出してオア回路216を介して
端末側の下りの制御チャネルDに供給している回路であ
る。
制御信号抽出回路210は、Dタイプフリップフロップ
にて構成されており、そのD端子に端末側から送信され
る信号を入力して、そのクロック端子に上りタイミング
抽出回路204から送出される制御チャネル同期信号DSを
入力して、制御チャネルDの信号を抽出する。そのQ端
子からの出力は、制御チャネル同期信号DSの立ち下がり
のタイミングにて送出される。
通信信号抽出回路206は、端末側からシリアルに送出
される信号のうち通信チャネルB1の信号を上りタイミン
グ抽出回路204から送出されるクロック信号UB1CLKのタ
イミングにてシリアルパラレルレジスタ(S−PREG)30
0に取り込んで、この通信チャネルB1の信号をパラレル
にパラレルシリアルレジスタ(P−SREG)302に送出し
て、下りタイミング抽出回路202のクロック信号DB1CLK
のタイミングにて選択回路208シリアルに送出する。同
様に、この通信信号抽出回路206は、端末側からシリア
ルに送出される信号のうち通信チャネルB2の信号を上り
タイミング抽出回路204から送出されるクロック信号UB2
CLKのタイミングにてシリアル−パラレルレジスタ(S
−PREG)304に取り込んで、この信号をパラレルにパラ
レル−シリアルレジスタ(P−SREG)306に送出して、
下りタイミング抽出回路202のクロック信号DB2CLKのタ
イミングにて選択回路208にシリアルに送出する。
無意信号送出回路214は、アンド回路308とオア回路31
0とから構成されており、アンド回路308に上りタイミン
グ抽出回路204から送出される制御チャネル同期信号DS
と、内線通信制御部206から送出されるループバック信
号LBが供給されて、ループバック信号LBが送出さている
ときに、端末側から送信される信号を無意信号として網
終端装置10側に送出する機能を有する。
この付加装置20を備えた内線通信方式においては、制
御チャネルDにおけるレイヤ3の制御メッセージに、通
信を網30の介在なしに行うために内線通信専用の内線通
信制御メッセージが用いられる。この内線通信制御メッ
セージは、たとえば、第5図に示すように、発呼端末
(TE1)から送出される内線通信要求メッセージ40と、
着呼端末(TE2)から送出される内線通信可メッセージ4
2と、発呼端末または着呼端末から送出される内線通信
解除要求メッセージ44と、着呼端末または発呼端末から
送出される内線解除受付メッセージ46とが用いられる。
内線通信要求メッセージ40は、ある端末から同一宅内
の他の端末へ通信要求が発生した場合に、内線通信要求
を行うためのメッセージである。この内線通信要求メッ
セージ40は、発呼端末にて内線ダイヤル等を行ったとき
に送出されて、付加装置20にて折り返されて指定された
着呼端末(TE2)に受信されるとともに、付加装置20お
よび網終端装置10を介して網30へ送出される。網30は、
内線通信要求メッセージ40を受信した際に、通信チャネ
ルB1,B2の使用状態を監視するためのテーブルを更新す
るなどにより、その使用状態を監視する。なお、網30
は、内線通信要求メッセージ40を受信してその使用状態
を監視することにより、たとえば局線により着呼があっ
た場合などに、そのチャネルがすべて使用中であるなら
ば、発呼側に対してビジー等のメッセージを返送して、
Bチャネルが1つでも空いていれば、空きBチャネルを
着呼側に割り当てることが可能となる。内線通信可メッ
セージ42は、着呼端末(TE2)が内線通信要求メッセー
ジ40を受信した際に送出する受信可能状態であることを
示すメッセージである。この内線通信可メッセージ42
は、オフフック等によって着呼端末(TE2)から送信さ
れて、網終端装置10にて折り返されて発呼端末(TE1)
にて受信される。この内線通信可メッセージ42は、その
信号の送出が行われている間には、付加装置20から網終
端装置10を介して網30側へオール“1"となる無意信号と
して送出され、網30においてはフレームエラー状態とな
って受信されないようになっている。着呼端末(TE2)
はこの内線通信可メッセージ42を送出した時点において
通信チャネルの送受信処理に移る。発呼端末(TE1)は
内線通信可メッセージ42を受信した時点において、通信
チャネルB1,B2の送受信処理に移る。内線通信解除要求
メッセージ44は、内線通信を終了させる際に発呼端末
(TE1)または着呼端末(TE2)から送信されるメッセー
ジである。この内線通信解除要求メッセージ44は、オン
フック等によりその端末から送信されて付加装置10で折
り返されて、相手端末で受信されるとともに、網30に対
しては無意信号として受信される。内線通信解除受付メ
ッセージ46は、内線通信解除要求メッセージを受信した
着呼端末(TE1)または発呼端末(TE2)から送信される
内線通信を解除するためのメッセージである。この内線
通信解除受付メッセージ46を受信した際に、付加装置20
は、通信チャネルの折り返し機能を解除するとともに、
無意信号発生機能を解除して内線通信解除受付メッセー
ジ46を網30へ送出する。網30は、この内線通信解除受付
メッセージ46を受信することにより、テーブルをリセッ
トする。
これら内線通信制御メッセージは、第6図に示すよう
に、複数のフレーム50〜58から構成されている。第1の
フレーム50には、レイヤ3の呼制御を示すQ.931ユーザ
・網呼制御メッセージからなるプロトコル識別子が設定
されている。第2のフレーム52には、呼番号が設定され
る。第3のフレーム54は、2つのオクテット(8ビッ
ト)からなり、第1のオクテット542と第2のオクテッ
ト544には、この制御メッセージが内線通信であること
を示すメッセージ種別が設定される。このメッセージ種
別の始めのオクテット542には、プロトコル規約をユー
ザにて拡張するために用いられるエスケープコードが設
定される。このエスケープコードは、16進数にて示す
“00H"、すなわちオール“0"が用いられている。メッセ
ージ種別の次のオクテット544には、ユーザにて拡張し
た第2メッセージが設定される。この第2メッセージ
は、この実施例においては第7図に示すように、その第
5〜第8ビットに内線通信を示すオペレーションコード
600が設定され、第1〜第4ビットに通信チャネルB1,B2
の使用条件を示すループパターン610が設定される。
オペレーションコード600は、上記内線通信制御メッ
セージの種別を示し、16進数にて示す“0H"の符号にて
内線通信要求を示し、“1H"の場合に、内線通信可を示
し、“2H"の場合に、内線通信解除要求を示し、“3H"の
場合に、内線通信解除受付を示している。
ループパターン610は、通信チャネルB1,B2の使用条件
を“0H"〜“5H"の符号にて示している。この使用条件に
は、“0H"〜“3H"のように通信チャネルB1またはB2のみ
の折り返しによって同一通信チャネルのみを使用する半
二重通信と、“4H"および“5H"のように通信チャネルB1
およびB2をそれぞれ使用する全二重通信とがある。
再び第6図において、第5のオクテット56には、発呼
端末アドレス等の発呼端末情報が書き込まれる発サブア
ドレス情報要素が設定され、第6のオクテット58には着
呼端末アドレス等の着呼端末情報が書き込まれる着サブ
アドレス情報が設定される。この実施例においては、第
2メッセージ544のループパターン610に、“0H"または
“2H"のように半二重通信を指定した場合、その着サブ
アドレス情報要素58に複数端末のアドレスを指定する
か、または着サブアドレス情報要素58にグローバルアド
レスを指定することによって、放送形式の内線通信を行
うことができる。
次に、第8図および第9図を参照してこの実施例にお
ける内線通信方式の各部の動作および処理を説明する。
第8図には、付加装置20における制御チャネルDのレ
イヤ3処理の制御が示されている。この図において、ま
ず、付加装置20は、発呼端末(TE1)から制御メッセー
ジを受信すると(100)、その制御メッセージのメッセ
ージ種別のうち第1のオクテット542がエスケープコー
ドか否かを判読する(102)。その判読の結果、網終端
装置10は、この第1のオクテット542がエスケープコー
ド以外であるならば無視して、その制御メッセージをそ
のまま網終端装置10側へ送出させ、通常の局線による通
信を行わせる。第1のオクテット542がエスケープコー
ドであるならば、付加装置20はメッセージ種別54の第2
のオクテット544の判読に入る(106)。判読の結果、オ
ペレーションコード600が内線通信要求“0H"であるなら
ば、この制御メッセージをそのままの状態で網終端装置
30側へ送出する。第2メッセージ544のオペレーション
コード600が内線通信可“1H"のときには、ループバック
信号LBを送出して無意信号発生回路214の無意発生機能
を起動する(108)。これにより、内線通信可メッセー
ジ42は網終端装置10を介して網側へ無意信号として送出
される。さらに、付加装置20は、第2のオクテット544
のループパターン610に従ってB1ループバック信号B1Lま
たはB2ループバック信号B2Lを選択回路208へ送出する
(110)。これにより選択回路208のループバック機能が
起動されて上りの通信チャネルB1,B2の信号が下りの通
信チャネルB1,B2に折り返されて内線通信が行われる。
オペレーションコード600が内線通信解除要求“2H"のと
きには、付加装置20は、ループバック信号LBをオフとし
て内線通信解除受付メッセージの送出を待つ(112)。
これにより、網終端装置10側へ送出される制御チャネル
Dの信号が端末側からの制御チャネルの信号となる。オ
ペレーションコード600が内線通信解除受付“3H"のとき
には、B1ループバック信号B1LおよびB2ループバック信
号B2Lをオフとして、通信チャネルの折り返し機能を停
止させる(114)。これにより、内線通信の状態から通
常の状態に戻る。
第8図には、端末TE1〜TEnにおける制御メッセージの
受信処理が示されている。この図において、まず、着呼
端末は付加装置20から返送される下りの制御チャネルD
のEビットにてレイヤ3の制御メッセージを受信すると
(120)、その制御メッセージのメッセージ種別のうち
第1のオクテット542がエスケープコードか否かを判読
する(122)。このオクテット542がエスケープコード以
外であるならば、メッセージを無視する。エスケープコ
ードであるならば、次のオクテット544の判読に入る(1
24)。この判読の結果、第2のオクテット544のオペレ
ーションコード600が内線通信要求“0H"であれば、着サ
ブアドレス情報要素58が自端末のアドレスであるか否か
を判読する(126)。着サブアドレス情報要素58が自端
末でなければ無視して、そうであれば、自端末の呼び出
し音を鳴動させ(127)、オフフック等によるオペレー
タ介入待ち(128)となる。その後、オフフック等によ
りオペレータの介入があると、呼び出し音をオフとして
(130)、内線通信可メッセージ42を送出する(132)。
これにより、着呼端末は、内線通信要求メッセージの中
のメッセージ種別における第2のオクテット544のルー
プパターン610で示された通信チャネル上での送受信処
理に入り、通信中の状態となる(134)。
一方、発呼端末は、着呼端末から送信された内線通信
可メッセージ42を付加装置20の折り返しによって制御チ
ャネルDのEビットにて受信する(120)。発呼端末
は、その制御メッセージ44のメッセージ種別の第1のオ
クテット542がエスケープコードであることを判読する
(122)。そして、その内線通信可メッセージの第2の
オクテット544のオペレーション・コード544が内線通信
可“1H"であることを判読すると(124)、発サブアドレ
ス情報要素58が自端末であるか否かを判読する(13
6)。この結果、発呼端末は、発サブアドレス情報要素5
8が自端末と一致すれば、そのオクテット544のループパ
ターン610で示された通信チャネルの使用条件に合わせ
て、通信チャネル上での送受信処理に入る(138)。こ
れにより、発呼端末と着呼端末との間にて内線通信が行
われる。この通信は、通信チャネルの信号が付加装置20
にて折り返されて網30側には伝送されないで行なわれ、
制御チャネルの信号がすべて無意信号として網30へ送出
され、課金が行われない状態となる。
通信が終了すると、発呼端末または着呼端末から内線
通信解除要求メッセージ46が送信される。この場合、相
手端末は、その内線通信解除要求メッセージ46を上記と
同様に制御チャネルDのEビットにて受信すると(12
0)、上記と同様にメッセージ種別54の第1のオクテッ
ト542がエスケープコードであることを判読して(12
2)、第2のオクテット544のオペレーションコード600
が内線通信解除要求“2H"であることを判読する(12
4)。そして、その端末は、着サブアドレス情報要素58
が自端末であるか否かを判読して(140)、自端末のア
ドレスと一致するときは、内線通信解除受付メッセージ
48を送信する(142)。これにより、その端末は、内線
通信モードを解除して通常の待期状態に戻る(144)。
また、一方の端末は、他方の端末から送信された内線通
信解除要求メッセージ46を受信する(120)と、そのメ
ッセージ種別の第1のオクテット544がエスケープコー
ドが否かを判読する(122)。そして、メッセージ種別
の第2のオクテット544を判読した後に(124)、その端
末は発サブアドレス情報要素56が自端末であるか否かを
判読する(146)。この結果、自端末のアドレスと一致
するときは、内線通信モードを解除して通常の待期状態
に戻る(148)。これにより、内線通信が終了する。
このようにこの実施例においては、網30内のハードお
よびソフトおよび網終端装置10を改良することなく、端
末TE1〜TEnのファームウエアに、そのレイヤ3レベルに
おける内線通信の制御を行うための追加変更が行われて
内線通信制御のための上記の各機能を有し、かつ付加装
置20に、制御チャネルの折り返し機能の他に、通信チャ
ネルのループバック機能が備えられているので、この付
加装置を網終端装置10と端末との間におけるS/T点に設
置するだけで、同一宅内における端末間同士の通信を行
う際に網30を介して行うことなく、内線通信を宅内回線
にて行うことができる。
なお、ここで説明した実施例は本発明を説明するため
のものであって、本発明は必ずしもこれに限定されるも
のではなく、特に、たとえば上記内線通信制御メッセー
ジの各メッセージおよびそのコードおよびパターンは、
本発明を実施するための一例であって、これに限るもの
ではなく、本発明の精神を逸脱することなく当業者が可
能は変形および修正は本発明に含まれる。
(発明の効果) 以上説明したように本発明に係る宅内端末間における
内線通信方式およびその網終端装置によれば、次の各効
果を奏することができる。
1.付加装置に通信チャネルおよび制御チャネルの折り返
し機能が設けられて、端末のファームウエアの追加変更
によって、付加装置と端末間に制御チャネル上のレイヤ
3の内線通信用の制御メッセージが複数設けられること
により、回線および網側の変更工事および網終端装置の
変更を行うことなく、網を介さない内線通信の実現を行
うことができる。したがって、網の処理能力を軽減する
ことができ、かつ回線使用の効率を高めることができ
る。
2.内線通信を行う際に、通信チャネルおよび制御チャネ
ルの信号が付加装置にてすべて折り返されて、網の制御
に関係なく宅内系のみにてその処理が行われるので、加
入者伝送路または網に事故や故障等の障害が発生した場
合でも内線通信を続行することができる。
3.本方式においては、通信チャネル1本および2本の半
二重および全二重通信のいずれにおいても有効であり、
半二重にて着信アドレスに複数端末またはグローバル・
アドレスを指定することで放送形式の内線通信も実現で
きる。したがって、すべての端末に同様のメッセージを
送る場合等に有利であり、能率的な通信を行うことがで
きる。
4.付加装置の折り返し機能により、端末と網終端装置と
の間、網と網終端装置との間の折り返しテストを行うこ
とができ、端末と網との間の回線切り割け試験を容易に
行なうことができる。特に、網終端装置内の宅内側折り
返しテストが端末側から起動することができ、したがっ
て、局側に保守者等を配置することなく、人件費の削減
を図ることができる。また、このとき同時に網終端装置
側の折り返しテストを実施することができ、したがっ
て、試験の時間を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による宅内端末間における内線通信方式
の一実施例を示す概念図、 第2図は本発明の内線通信方式が適用される中継方式を
示すブロック図、 第3図は同実施例における付加装置の内部構成を示す回
路図、 第4図は同実施例の付加装置における信号のタイムチャ
ート、 第5図は同実施例におけるレイヤ3メッセージのシーケ
ンスを示す図、 第6図は同実施例におけるレイヤ3の内線通信制御メッ
セージのフォーマット例を示す構造図、 第7図は第6図の第2メッセージのフォーマット例を示
す構造図、 第8図は同実施例における制御チャネルのレイヤ3処理
を示すフローチャート、 第9図は同実施例における各端末の受信処理を示すフロ
ーチャートである。 主要部分の符号の説明 TE1〜TEn……端末 10……網終端装置 20……付加装置 25……パッシブバス 30……網 35……加入者伝送路 40……内線通信要求メッセージ 42……内線通信可メッセージ 44……内線通信解除要求メッセージ 46……内線通信解除受付メッセージ 54……メッセージ種別 56……発サブアドレス情報要素 58……着サブアドレス情報要素 202……下りタイミング抽出回路 204……上りタイミング抽出回路 206……内線通信制御部 208……選択回路 210……制御チャネル抽出回路 212……通信チャネル抽出回路 542……エスケープコード 544……第2メッセージ 600……オペレーションコード 610……ループパターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 正昭 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−81596(JP,A) 特開 平1−309495(JP,A) 特開 平2−79698(JP,A) 特開 平2−86391(JP,A) 特開 平2−174495(JP,A) 秋山稔 他,「ISDN絵とき読 本」,オーム社,p.110 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04Q 5/00 - 5/24

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網に収容された加入者伝送路の終端機能を
    有する網終端装置に、複数の端末が上りおよび下りそれ
    ぞれ2つの通信チャネルと、上りおよび下りそれぞれ1
    つの制御チャネルとを共有して収容されてなる宅内端末
    間における内線通信方式において、 前記網終端装置と前記端末との間に、内線通信における
    レイヤ2およびレイヤ3の制御を行うための付加装置を
    備え、 該付加装置は、前記端末間にて内線通信を行う場合に、
    端末から送信される上りの制御チャネルの信号を網終端
    装置側に送出することなく前記端末に折り返して、内線
    通信の制御を行い、かつ、通信チャネルの信号を網終端
    装置側に送出することなく前記端末に折り返して、内線
    通信を行い、 該方式はさらに、 前記付加装置と端末との間の制御チャネルにおけるレイ
    ヤ3の制御メッセージに、発呼端末から送出される内線
    通信要求メッセージと、この内線通信要求メッセージを
    受け付けた着呼端末から送出される内線通信可メッセー
    ジと、通信終了後に発呼端末または着呼端末から送出さ
    れる内線通信解除要求メッセージと、この内線通信解除
    メッセージを受けた着呼端末または発呼端末から返送さ
    れる内線解除受付メッセージとを含む内線通信制御メッ
    セージとを備えてなり、 各端末間において内線通信を行う場合に、これら内線通
    信制御メッセージを各端末にて使用することにより、こ
    れら内線通信制御メッセージを折り返す付加装置にて局
    線による通信と内線通信とを区別して、同一宅内の端末
    相互間における内線通信の制御を行うことを特徴とする
    宅内端末間における内線通信方式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 前記付加装置は、発呼端末から送信された内線通信要求
    メッセージを受信した後に、その通信要求メッセージを
    受信した着呼端末から送信される内線通信可メッセージ
    を受けたときから、これら端末のいずれかが内線通信を
    解除するための内線通信解除受付メッセージを送信する
    まで、端末から送信される制御メッセージを網終端装置
    側に無意信号として送信することを特徴とする宅内端末
    間における内線通信方式。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 前記付加装置は、発呼端末から内線通信要求メッセージ
    を受信して、さらに着呼端末から内線通信可メッセージ
    を受けたときに、通信チャネルの信号を折り返すループ
    バック機能を起動して、発呼端末または着呼端末の一方
    から内線通信解除要求メッセージを受けて、さらに他方
    の端末から内線通信解除受付メッセージを受けたときに
    ループバック機能を解除することを特徴とする宅内端末
    間における内線通信方式。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 前記内線通信制御メッセージは、それぞれ複数のフレー
    ムからなり、その中のメッセージ種別を規定する第1の
    オクテットに、局線による通信と内線通信とを区別する
    ためのエスケープコードが設定され、第2のオクテット
    に、内線通信制御メッセージのメッセージ種別と、通信
    チャネルの付加装置における折り返し状態と、発着呼端
    末における通信チャネルの送受信使用条件とが含まれる
    ことを特徴とする宅内端末間における内線通信方式。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 前記発着呼端末における通信チャネルの送受信使用条件
    には、同一チャネルを使用して内線通信を行う半二重通
    信と、異なるチャネルを使用して内線通信を行う全二重
    通信とが備えられていることを特徴とする宅内端末間に
    おける内線通信方式。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 前記発着呼端末における通信チャネルの送受信使用条件
    に、半二重通信を設定した場合、その着サブアドレスに
    複数端末のアドレスを設定するか、または着サブアドレ
    スに全端末を指定するグローバルアドレスを設定するこ
    とによって、放送形式の内線通信を行うことを特徴とす
    る宅内端末間における内線通信方式。
  7. 【請求項7】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の宅内端末間における内線通信方式において、 放送形式の内線通信を行うことを特徴とする宅内端末間
    における内線通信方式。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の宅内端末間における内線
    通信方式において、 着サブアドレスに複数端末のアドレスを設定するか、ま
    たは着サブアドレスに全端末を指定するグローバルアド
    レスを設定することによって、放送形式の内線通信を行
    うことを特徴とする宅内端末間における内線通信方式。
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