JP3223951U - 構造的厚みのない小銭入れ部分を有する小さい財布 - Google Patents

Abstract

【課題】財布の本来裏表の全面を貼り合わせる箇所に小銭を収納できる中空空間を設けることで、より体積を小さく効率的に小型財布を提供する。【解決手段】本考案は財布のかぶせとなるパーツの財布本体兼小銭入れ部分裏１と財布本体兼小銭入れ部分表２の本来全面貼り合わせられるべき部分を中空に仕立てる構造と、同パーツにカードポケット構成パーツ５を縫い込みカードポケット仕切りステッチ１、７、カードポケット仕切りステッチ２、８を縫うことで使いやすくかさばらない。【選択図】図１

Description

本考案は、かさばらない小銭入れ部分とカード・紙幣の収納部分を備えた財布に関するものである。

従来の小型財布・三つ折り財布は本体を小さく設計しても、見やすく取り出しやすい小銭入れ部分を設けるとその部分の体積が加わり意図したサイズより大きくなり、加えて縫製工程は減らすことが難しい。サイズをより小さくした場合内容物の見にくさにつながり、使いやすさと・品質・コストパフォーマンスの高さのすべてを叶えるのが難しい。

今後電子マネー化が進み小銭を不要とする消費者が増えると見込まれ、小銭を持たなくなって以降に財布の小銭入れ部分が邪魔となってしまう。

財布を小さく持ちたいと思う消費者にとっての財布の無駄な体積や、構造の複雑さからのコスト上昇によるサイズに対しての割高感を解決しようとするものである。

本考案は、財布の構造のなかに小銭入れ専用の部分を構築せずに、財布の外側となるパーツの表と裏を完全に接着せず中空にし、裏部分の素材に入れた切り込みから小銭を入れることで無駄な体積を付加することなく、かつ請求項３の仕様を組み合わせることで縫製工程を簡略化し、使いやすさと・品質・コストパフォーマンスの高さのすべてを叶えるのが難しいという問題点を解決している。

上述の様に、本考案の構造的厚みのない小銭入れ部分を有する小さい財布は、使いやすさと・品質・コストパフォーマンスの高さを叶え、小さい財布を使いたい消費者に向け好適な財布になる。

本考案に係る財布を開いた状態の外観図 本考案に係る財布を閉じた状態の外観図 本考案に係る財布の使用時の図１ 本考案に係る財布の使用時の図２

本考案の財布は、９と１０のボタンを取り付け、１と２のパーツの外周を接着する際に４に５を入れ込み、接着した１と２の外周を縫い合わせた後、７，８を縫うことで形作る。

本考案の財布は、図１における９と１０のボタンで開閉し、開いた状態では１１、１２にカード、６にはカードと紙幣、１と２を合わせ４を含む一周を縫い合わせた内部の中空空間には３の切り込みから小銭を収納する。収納された小銭は１０のボタン付近に収められ、３の切り込みによって出来た９を有するベロ状の部分で受けながら取り出す。６に収納された紙幣は、６に挿入された側のもう一方の側が３の切り込みによって出来た９を有するベロ状の部分に挟んで押さえられ、１と２を縫い合わせた小銭入れ部分で紙幣と１１，１２のカード入れ部分を巻き込み９と１０のボタンを合わせて閉じる。

１ 財布本体兼小銭入れ部分裏
２ 財布本体兼小銭入れ部分表
３ 小銭出し入れ切り込み兼紙幣押さえ
４ 小銭入れ部底辺ステッチ
５ カードポケット構成パーツ
６ カード・紙幣入れ
７ カードポケット仕切りステッチ１
８ カードポケット仕切りステッチ２
９ メスボタン
１０ オスボタン
１１ カード入れ１
１２ カード入れ２

Claims (3)

1. 財布本体の主たるパーツや、財布のかぶせとなるパーツの裏（１）表（２）となる素材を中空になるように組み立てることでその空間に小銭を収納し、３の切り込みから小銭の出し入れを行う構造に、カードを収納するポケットを組み合わせることで、小銭・カード・お札の収納が出来、小銭を収納することが無かったとしても小銭ポケット部分が余計な厚みを持たないことを特徴とする財布。
2. 請求項１に記載の財布において、小銭を収納する１と２を合わせたパーツを紙幣が覆える長さにし、紙幣の片方を６のポケットに挿入し、もう片方を３の切り込みで押さえることで紙幣の収納を容易にすることを特徴とした財布。
3. 請求項１に記載の財布において、４に５のパーツを縫い込み７，８を縫うことで少ない縫製で効率的に小銭・カード・お札の収納が出来る構造かつ内容物の見やすい事を特徴とする財布。

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