JP3222368B2 - 木質セメント板の製造方法と製造装置 - Google Patents

木質セメント板の製造方法と製造装置

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JP3222368B2
JP3222368B2 JP27419595A JP27419595A JP3222368B2 JP 3222368 B2 JP3222368 B2 JP 3222368B2 JP 27419595 A JP27419595 A JP 27419595A JP 27419595 A JP27419595 A JP 27419595A JP 3222368 B2 JP3222368 B2 JP 3222368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質セメント板を
製造する方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外装板などに使用される厚手の木質セメ
ント板を製造する場合、乾式抄造装置において、搬送板
の上に、木片や木質繊維のような木質原料にセメントと
水などを混入した原料を散布して、厚手のマットを形成
する。
【0003】搬送板に載った厚手のマットは、一枚ず
つ、予備圧縮装置において、上下の定盤に挟んで予備圧
縮し、マットの厚さを減少する。
【0004】薄くなったマットが載った搬送板は、積み
上げ装置によって、台車を兼ねた下側定盤の上に載せて
数十段に積み重ねる。
【0005】マットが載った搬送板を数十段に積み上げ
た下側定盤は、プレス装置に入れ、プレス装置を閉鎖し
て、上側定盤を下降または下側定盤を上昇し、下側定盤
上の各段のマットを圧縮し、上側定盤と下側定盤を連結
して各段のマットを圧縮状態に保持する。
【0006】その後、プレス装置を開放して、圧縮状態
に保持された数十段のマットを養生室に入れて圧縮状態
で養生する。
【0007】上側定盤と下側定盤の間の養生されて硬化
した数十段のマットは、養生室からプレス装置に入れて
少し圧縮し、上側定盤と下側定盤の連結を解除する。
【0008】下側定盤上の数十段の硬化したマットは、
上側定盤を取り除き、積み降ろし装置によって、各段の
マットを下側定盤から降ろす。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】厚手の木質セメント板
を製造する上記の場合、プレス装置が1サイクルを行な
う間に、予備圧縮装置において、プレス装置が一度に圧
縮する数十枚のマットを予備圧縮するため、予備圧縮装
置の上下の定盤の開閉速度を速くしている。
【0010】ところが、予備圧縮装置において、上下の
定盤が閉鎖してマットを予備圧縮した後、上下の定盤を
開放する速度が速いと、離れていく上側定盤とマットの
間に生ずる負圧が大きくなり、予備圧縮されたマット上
面の原料が上側定盤に連れて舞い上がって飛び散り、予
備圧縮されたマットの上面が粗面になることがある。
【0011】予備圧縮されたマットは、上面が粗面にな
れば、プレス装置において、均等に圧縮されない。従っ
て、木質セメント板は、材質が均等にならず、板面が粗
面になって、商品価値が低下する。
【0012】
【課題を解決するための手段】マットを予備圧縮装置の
上下の定盤に挟んで予備圧縮してマットの厚さを減少
し、薄くなったマットを多段に積み上げてプレス装置で
一度に圧縮し、圧縮状態に保持された多段のマットを養
生室で養生する木質セメント板の製造方法又は製造装置
において、1) 予備圧縮装置の上側定盤の両端にポリエチレン,テ
フロン(登録商標),ビニールなどのフイルムの両端を
留めて、フイルムを上側定盤の下側に垂れ下げ、フイル
ムを介してマットを予備圧縮する。2)マットを2段,3段,4段などの数段に重ねて予備
圧縮装置に送る重ね装置を設けた。 3)予備圧縮装置の上下の定盤を開放する途中で一旦停
止させる構成にした。
【0013】
【発明の効果】1)予備圧縮装置の上側定盤の両端にフ
イルムの両端を留めて、フイルムを上側定盤の下側に垂
れ下げ、フイルムを介してマットを予備圧縮すると、予
備圧縮装置の開放の際、マット上面に重なったフイルム
が上側定盤の両端に留めた両端側から中央に順次剥れる
ので、マット上面にフイルムを介さずに重なった上側定
盤がマット上面から一気に離れる従来の場合に比較し
て、上側定盤とマットの間に生ずる負圧が小さくなり、
マット上面の原料が予備圧縮装置の開放によって舞い上
がり難く、予備圧縮されたマットの上面が粗面になり難
い。2) マットを数段に重ねて予備圧縮すると、最上段以外
のマットは、上面が上段のマットで覆われているので、
マット上面の原料が予備圧縮装置の開放によって舞い上
がらず、予備圧縮されたマットの上面が粗面にならな
い。また、一枚ずつ予備圧縮する従来の場合に比較し
て、予備圧縮装置の開放速度を遅くすることができるの
で、最上段のマット上面の原料が予備圧縮装置の開放に
よって舞い上がり難く、予備圧縮されたマットの上面が
粗面になり難い。3) 予備圧縮装置の上下の定盤を閉鎖した後、開放する
途中で一旦停止すると、開放途中で一旦停止しない従来
の場合に比較して、上側定盤とマットの間に生ずる負圧
が小さくなり、マット上面の原料が予備圧縮装置の開放
によって舞い上がり難く、予備圧縮されたマットの上面
が粗面になり難い。
【0014】
【発明の実施の形態】厚手の木質セメント板を製造する
場合、図1の左端に略示するように、搬送板1の上に一
回り小さい型板2をその成形用凹面を上面にして載置す
る。乾式抄造装置において、搬送板1上の型板2の上
に、木片や木質繊維のような木質原料にセメントと水な
どを混入した原料を散布して、厚手のマット3を形成す
る。マットトリミング装置において、型板2から突出し
た搬送板1の前後の端部に載った原料を取り除く。実施
例では、マット3の厚さは、百数十mmである。
【0015】型板2とマット3が載った搬送板1は、一
枚ずつ、図1に示すように、重ね装置4に送る。重ね装
置4において、数段,実施例では2段,に重ねる。
【0016】数段に重なった搬送板1は、順次、図1に
示すように、予備圧縮装置5に送る。予備圧縮装置5に
おいて、数段に重なった厚手のマット3は、上下の定盤
に挟んで予備圧縮し、各段のマット3の厚さを減少す
る。実施例では、予備圧縮は、圧力が1〜2kgf/cm
2で、時間が1〜5秒である。数段に重なったマット3
は、高さが半分弱に減少する。
【0017】各段のマット3が薄くなった数段の搬送板
1は、順次、図1に示すように、積み上げ装置6に送
る。積み上げ装置6によって、台車を兼ねた下側定盤の
上に載せて数十段,実施例では40〜70段,に積み重
ねる。
【0018】型板2と薄くなったマット3が載った搬送
板1を数十段に積み上げた下側定盤は、図1に示すよう
に、プレス装置7に送る。プレス装置7は、閉鎖して、
上部に保持されている上側定盤を下降し、下側定盤上の
各段の予備圧縮されたマット3を更に圧縮し、各段のマ
ット3の下面に型板2の成形用凹面で立体模様を成形す
る。プレス装置7の閉鎖によりマット3の積み上げ高さ
が減少すると、上側定盤と下側定盤を連結して各段のマ
ット3を圧縮状態に保持し、プレス装置7を開放する。
【0019】上側定盤と下側定盤の間に圧縮状態に保持
された数十段のマット3は、図1に示すように、養生室
8に送る。養生室8の加熱加湿雰囲気中に圧縮状態で長
時間滞在し、養生して硬化する。
【0020】養生前のマット3を養生室8に入れると、
養生室8内の養生済のマット3は、図1に示すように、
養生室8からプレス装置7に送る。プレス装置7は、閉
鎖して、上側定盤と下側定盤の間の数十段の養生済のマ
ット3を少し圧縮し、上側定盤をプレス装置7の上部に
再び保持し、上側定盤と下側定盤の連結を解除し、プレ
ス装置7を開放する。
【0021】下側定盤上の数十段の硬化したマット3
は、上側定盤をプレス装置7の上部に残して、図1に示
すように、積み降ろし装置9に送る。積み降ろし装置9
において、各段の硬化したマット3を下側定盤から降ろ
す。
【0022】下側定盤は、図1に示すように、積み上げ
装置6に戻し、再利用する。一方、各マット3は、図1
に示すように、次工程に送り、脱型し、非圧縮状態で更
に養生し、所望の寸法に切断する。
【0023】即ち、立体模様を表面に成形した厚手の木
質セメント板が製造される。実施例では、この木質セメ
ント板は、厚さが20mm位であり、厚手の外装板として
使用される。
【0024】上記の重ね装置4について更に説明する。
重ね装置4は、図2と図3に示すように、前後左右の柱
11の間にベルト式のコンベア装置12を前後方向に水
平に設け、各柱11にそれぞれチェン伝動機構13を上
下方向に取り付け、コンベア装置12の上方に昇降板1
4を水平に配置して、昇降板14の左右の側部をそれぞ
れ左右のチェン伝動機構13のチェンに連結している。
【0025】チェン伝動機構13の駆動軸には、図2と
図3に示すように、アーム15の基端を固定し、アーム
15の先端に、2本の空気シリンダを直列に接続した二
連シリンダ装置16の一端のピストンロッドを回転可能
に連結し、二連シリンダ装置16の他端のピストンロッ
ドを固定板17に回転可能に取り付けている。
【0026】二連シリンダ装置16の両端のピストンロ
ッドが引っ込むと、図2と図3に示すように、昇降板1
4が下側位置に配置される。二連シリンダ装置16の両
端のピストンロッドが突き出ると、図4に示すように、
昇降板14が上側位置に配置される。二連シリンダ装置
16の片端のピストンロッドが引っ込むと、図5に示す
ように、昇降板14が中間位置に配置される。
【0027】昇降板14の左右の側部上には、図2と図
3に示すように、それぞれ、軸18を前後方向に軸受
し、左右の軸18にそれぞれ吊り上げ棒19の上端の取
り付け片を間隔を置いて固定し、各吊り上げ棒19の下
端の持ち上げ片をそれぞれ昇降板14の下方に突出して
いる。
【0028】左右の軸18には、図2と図3に示すよう
に、それぞれ、アーム20の基端を固定し、左右のアー
ム20の先端にそれぞれ空気シリンダ装置21のピスト
ンロッドを回転可能に連結し、左右の空気シリンダ装置
21をそれぞれ昇降板14に取り付けている。
【0029】左右の空気シリンダ装置21のピストンロ
ッドが引っ込むと、図3に示すように、左右の吊り上げ
棒19が閉じ、左右の吊り上げ棒19の下端の持ち上げ
片の間が狭くなって、左右の持ち上げ片がコンベア装置
12上の搬送板1の左右の側部の下側に配置される。左
右の空気シリンダ装置21のピストンロッドが突き出る
と、図5に示すように、左右の吊り上げ棒19が開き、
左右の吊り上げ棒19の下端の持ち上げ片の間が広くな
って、左右の持ち上げ片がコンベア装置12上の搬送板
1の左右の側方に配置される。
【0030】型板2が載った搬送板1が乾式抄造装置と
マットトリミング装置を通過して型板2の上に厚手のマ
ット3が形成されると、厚手のマット3と型板2が載っ
た搬送板1は、重ね装置4に送られ、図2と図3に示す
ように、作動中のコンベア装置12に載って前側に送ら
れ、下側位置に停止している昇降板14の下側に配置さ
れ、搬送板1の左右の側部がそれぞれ左右の吊り上げ棒
19の下端の持ち上げ片の上側に位置し、コンベア装置
12が停止する。
【0031】厚手のマット3が載った搬送板1が昇降板
14の下側に停止すると、図4に示すように、昇降板1
4が上側位置に上昇して左右の吊り上げ棒19が上側位
置に上昇し、コンベア装置12上の搬送板1が上側位置
に持ち上げられ、搬送板1とコンベア装置12の間に空
間が形成される。
【0032】上側位置の搬送板1とコンベア装置12の
間に、厚手のマット3と型板2が載った次の搬送板1が
挿入される空間が形成されると、コンベア装置12が作
動し、次の搬送板1がコンベア装置12に載って前側に
送られ、上側位置に停止している前の搬送板1の下側に
配置され、コンベア装置12が停止する。
【0033】次の搬送板1が上側位置の前の搬送板1の
下側に停止すると、図5に示すように、昇降板14が中
間位置に下降して左右の吊り上げ棒19が中間位置に下
降し、上側位置の前の搬送板1がコンベア装置12上の
次の搬送板1上のマット3の上に載って、左右の吊り上
げ棒19の下端の持ち上げ片がそれぞれ前の搬送板1の
左右の側部から下方に離れる。
【0034】すると、図5に示すように、左右の吊り上
げ棒19が開き、左右の吊り上げ棒19の下端の持ち上
げ片が搬送板1の左右の側方に配置される。また、コン
ベア装置12が作動し、2段に重なった搬送板1は、前
側に送られ、予備圧縮装置5に送られる。
【0035】一方、重ね装置4は、図2と図3に示すよ
うに、昇降板14が下側位置に下降して左右の吊り上げ
棒19が下側位置に下降し、左右の吊り上げ棒19が閉
じて、元位置に復帰する。
【0036】上記の予備圧縮装置5について更に説明す
る。予備圧縮装置5は、図6と図7に示すように、門形
の機枠31内にベルト式のコンベア装置32を前後方向
に水平に設け、コンベア装置32のベルトの上側部下面
に上面を重ねて下側定盤33を固定し、水平な下側定盤
33の上方に上側定盤34を水平に昇降可能に設け、機
枠31の天井に複数本の油圧シリンダ装置35を上下方
向に取り付け、各油圧シリンダ装置35の下端のピスト
ンロッドをそれぞれ上側定盤34に連結している。
【0037】油圧シリンダ装置35のピストンロッドが
突き出ると、図8に示すように、上側定盤34が下降す
る。油圧シリンダ装置35のピストンロッドが引っ込む
と、図6と図7に示すように、上側定盤34が上昇す
る。また、上昇する上側定盤34が設定位置に達する
と、油圧シリンダ装置35の引っ込むピストンロッドが
一旦停止して、上昇する上側定盤34が所定の非常に短
い時間一旦停止する油圧シリンダ装置35の制御回路を
設けている。
【0038】上側定盤34の左右の端面には、図7に示
すように、それぞれ、棒36を前後方向に取り付け、一
方の棒36に、円筒状に巻いた不織布37を嵌合し、巻
き戻した不織布37の先端を他方の棒36にクリップで
留め、上側定盤34の左右の端に不織布37の両端を留
めて、通気性の高い粗面の不織布37で上側定盤35の
下面を覆っている。
【0039】上側定盤34の前後の端面には、図6に示
すように、それぞれ、棒38を左右方向に取り付け、一
方の棒38に、円筒状に巻いたフイルム39を嵌合し、
巻き戻したフイルム39の先端を他方の棒38にクリッ
プで留め、上側定盤34の前後の端にフイルム39の両
端を留めて、厚さが30〜50μmのポリエチレン,テ
フロン,ビニールなどのフイルム39を上側定盤34下
の不織布37の下側に垂れ下げている。
【0040】重ね装置4において、厚手のマット3と型
板2が載った搬送板1が2段に重ねられて、予備圧縮装
置5に送られると、2段に重なった搬送板1は、図6と
図7に示すように、作動中のコンベア装置32に載って
前側に送られ、下側定盤33と上側定盤34の間に配置
され、コンベア装置32が停止する。
【0041】2段に重なった搬送板1が下側定盤33と
上側定盤34の間に停止すると、図8に示すように、上
側定盤34が下降し、不織布37とフイルム39を介し
て2段のマット3が予備圧縮される。
【0042】その際、フイルム39がマット3の全面に
重なると、図8に示すように、マット3に重ならなかっ
たフイルム39の前側部がマット3の前端と上側定盤3
4の前端の棒38の間で垂れ下がると共に、マット3に
重ならなかったフイルム39の後側部がマット3の後端
と上側定盤34の後端の棒38の間で垂れ下がる。
【0043】2段に重なった厚手のマット3が下側定盤
33と上側定盤34に挟まれて厚さを減少すると、上側
定盤34が上昇する。
【0044】上昇中の上側定盤34は、マット3から離
れて設定位置,実施例ではマット3から10〜30mm離
れた位置,に達すると、所定の非常に短い時間一旦停止
する。
【0045】上側定盤34が上昇する際、不織布37と
マット3に挟まれて重なっていたフイルム39は、通気
性の高い不織布37から剥れた後にマット3から剥れ、
その際、図9に示すように、マット3の前後の両端から
中央に順次剥れる。
【0046】フイルム39がマット3の全面から剥れる
と、コンベア装置32が作動し、上段と下段のマット3
が薄くなった2段の搬送板1は、前側に送られ、積み上
げ装置6に送られる。
【0047】一方、予備圧縮装置5は、上側定盤34が
上昇して、図6と図7に示すように、元位置に復帰す
る。
【0048】フイルム39が破れた場合は、破れた個所
から先端側を切り取り、円筒状に巻いたフイルム39を
巻き戻し、フイルム39の新しい先端を再び棒38にク
リップで留め、上側定盤34の前後の端にフイルム39
の両端を留める。不織布37が破れた場合も、同様であ
る。
【0049】不織布37は、フイルム39が上側定盤3
4から剥れ易くするために用いているが、フイルム39
に不織布を積層したものを用いる場合や、フイルム39
が上側定盤34から剥れ易い場合は、不要である。
【0050】予備圧縮装置5においては、マット3が2
段に重なっていて、下段のマット3は、上面が上段のマ
ット3で覆われているので、上側定盤34の上昇によっ
て上面の原料が舞い上がらない。また、マット3を一枚
ずつ予備圧縮する場合に比較して、上側定盤34の上昇
速度を遅くすることができるので、上段のマット3上面
の原料が上側定盤34の上昇によって舞い上がり難い。
【0051】また、上側定盤34が上昇する途中で一旦
停止するので、上昇途中で一旦停止しない場合に比較し
て、上側定盤34と上段のマット3の間に生ずる負圧が
小さくなり、上段のマット3上面の原料が上側定盤34
の上昇によって舞い上がり難い。
【0052】また、上側定盤34が上昇する際、上段の
マット3上面に重なったフイルム39が上側定盤34の
両端に留めた両端側から中央に順次剥れるので、マット
3上面にフイルム39を介さずに重なった上側定盤34
がマット3上面から一気に離れる場合に比較して、上側
定盤34と上段のマット3の間に生ずる負圧が小さくな
り、上段のマット3上面の原料が上側定盤34の上昇に
よって舞い上がり難い。
【0053】従って、下段のマット3も、上段のマット
3も、上面の原料が上側定盤34の上昇によって舞い上
がらず、飛び散らない。上面が粗面にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の木質セメント板の製造工程
の概略図。
【図2】同実施形態の木質セメント板の製造装置におけ
る重ね装置の(吊り上げ棒が下側位置に下降して閉じた
状態の)概略側面図。
【図3】同重ね装置の(吊り上げ棒が下側位置に下降し
て閉じた状態の)概略縦断正面図。
【図4】同重ね装置において吊り上げ棒が上側位置に上
昇した状態の概略縦断正面図。
【図5】同重ね装置において吊り上げ棒が中間位置に下
降して開いた状態の概略縦断正面図。
【図6】同実施形態の木質セメント板の製造装置におけ
る予備圧縮装置の(上側定盤が上昇した状態の)概略側
面図。
【図7】同予備圧縮装置の(上側定盤が上昇した状態
の)概略縦断正面図。
【図8】同予備圧縮装置において上側定盤が下降してマ
ットに重なった状態の概略側面図。
【図9】同予備圧縮装置において上側定盤が上昇してフ
イルムが剥れる状態の概略側面図。
【符号の説明】
3 マット 4 重ね装置 5 予備圧縮装置 7 プレス装置 8 養生室 33 予備圧縮装置の下側定盤 34 予備圧縮装置の上側定盤 39 フイルム

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マットを予備圧縮装置の上下の定盤に挟
    んで予備圧縮してマットの厚さを減少し、薄くなったマ
    ットを多段に積み上げてプレス装置で一度に圧縮し、圧
    縮状態に保持された多段のマットを養生室で養生する木
    質セメント板の製造方法において、 予備圧縮装置の上側定盤の両端にフイルムの両端を留め
    て、フイルムを上側定盤の下側に垂れ下げ、フイルムを
    介してマットを予備圧縮することを特徴とする木質セメ
    ント板の製造方法。
  2. 【請求項2】 マットを予備圧縮装置の上下の定盤に挟
    んで予備圧縮してマットの厚さを減少し、薄くなったマ
    ットを多段に積み上げてプレス装置で一度に圧縮し、圧
    縮状態に保持された多段のマットを養生室で養生する木
    質セメント板の製造装置において、 マットを数段に重ねて予備圧縮装置に送る重ね装置を設
    けたことを特徴とする木質セメント板の製造装置。
  3. 【請求項3】 マットを予備圧縮装置の上下の定盤に挟
    んで予備圧縮してマットの厚さを減少し、薄くなったマ
    ットを多段に積み上げてプレス装置で一度に圧縮し、圧
    縮状態に保持された多段のマットを養生室で養生する木
    質セメント板の製造装置において、 予備圧縮装置の上下の定盤を開放する途中で一旦停止さ
    せる構成にしたことを特徴とする木質セメント板の製造
    装置。
  4. 【請求項4】 マットを予備圧縮装置の上下の定盤に挟
    んで予備圧縮してマットの厚さを減少し、薄くなったマ
    ットを多段に積み上げてプレス装置で一度に圧縮し、圧
    縮状態に保持された多段のマットを養生室で養生する木
    質セメント板の製造装置において、 予備圧縮装置の上側定盤の両端にフイルムの両端を留め
    て、フイルムを上側定盤の下側に垂れ下げたことを特徴
    とする木質セメント板の製造装置。
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