JPH03216238A - 生砂中子造型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 第１上型と下型とで画成するキャビテイー内に生砂を吹
き込んで造型した予備成形体を、前記下型と第２上型と
で圧縮して生砂中子を造型する装置の改良に関する。

（従来の技術） 従来、生砂を用いて中子を造型する装置の一つとして特
開昭６３−７２４４９号公報で開示されるものがある。

この装置は、第１・第２昇降テーブルを並設し、該第１
・第２昇降テーブルの各直上方位置には下型を交互に入
出可能に配設し、該下型の上方における第１昇降テーブ
ルの直上方位置には、下部に第１上型を取り付けた生砂
吹込み手段を設け、さらに下型の上方における第２昇降
テーブルの直上方位置には第２上型を設けた構造にして
、第１上型と下型とで画成するキャビティー内に生砂を
吹き込んで造型した予備成形体を、下型と第２上型とで
圧縮して、生砂中子におけるたかさの高い部分を大きく
、また高さの低い部分を小さく圧縮して、すなわち生砂
の圧縮比を全体的にほぼ同一にして、生砂中子の密度を
全体的に一様にし得るようにしたものである。

（発明が解決しようとする課題） しかし上記のように構成された装置では、第２昇降テー
ブルの直上方位置に第２上型があるため、造型された生
砂中子を下型から取り出したり、下型を交換するとき当
該第２上型が邪魔になって、生産性、作業性が非常に悪
いなどの問題があった。

本発明は、上記の問題を解消するためになされたもので
ある。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明の生砂中子造型装置に
おいては、第１・第２昇降手段を互いに所要の間隔をお
いて並設し、該第１・第２昇降手段の直上方位置間には
搬送手段を介して下型を交互に入出可能に配設し、該下
型の上方における第ｌ，昇降テーブルの直上方位置には
、前記第１・第２昇降手段の並ぶ方向と直交する方向に
並ぶとともに水平往復動可能にされた第１下型取り付け
の生砂吹込み手段と第２下型とを、交互に進入可能に設
けたことを特徴とするものである。

（作　用） 上記のように構成された生砂中子造型装置においては、
下型を第１昇降手段を介して上昇させて第１上型に合わ
せ、第１上型および下型が画成するキャビティー内に生
砂を吹き込んで生砂の予備成形体を造型し、生砂の吹き
込み完了後第１昇降手段を介して予備成形体の載った下
型を下降させ、続いて第１上型を第１昇降手段の直上方
位置から後退させると共に第２上型を第１昇降手段の直
上方位置に進入させる。次いで予備成形体を載せた下型
を第１昇降手段を介して再び上昇させ、予備成形体を第
２上型と下型とで圧縮して生砂中子を造型し、生砂の圧
縮完了後、生砂中子の載った下型を第１昇降手段を介し
て下降させ、続いて生砂中子の載った下型を搬送手段を
介して第２昇降手段の直上方位置に搬送する。次いで第
２昇降手段を上昇させて中子押出し機構を介して生砂中
子を下型から押し上げる。押し上げられた生砂中子を取
り除いたのち第２昇降手段を下降させ、下型を搬送手段
を介して第１昇降手段の直上方位置に戻す。一方、下型
の交換は、下型を搬送手段を介して第２昇降手段の直上
方位置に搬送して下型の直上方位置を開放したのち、行
なわれることになる。

（実施例） 実施例について図面を参照して説明する。第１図に示す
ように基台（１）上の中央部には、後述の下型（５）の
搬送手段としてのターンテーブル（３）が、中央部にお
いて駆動機構（４）に支持されて１８０度水平間欠回転
可能に配設され、該ターンテーブル（３）の左右両側に
は、２個の下型（５）、（５）が押上げ可能に載置され
ており、各下型、（５）は中子押上げ機構（６）を備え
ている（第２図参照）。また、基台（１）上における右
側位置には、ターンテーブル（３）上の下型（５）を押
し上げる第１昇降手段としての昇降テーブル（７）が、
上向きのシリンダ（８）を介して昇降可能に配設され、
また基台（１）上における左側位置には、ターンテーブ
ル（３）上の下型（５）の中子押上げ機構（６）を上昇
作動させる第２昇降手段としての昇降口ット（９）（９
）が、上向きのシリンダ（１０）を介して昇降可能に配
設されており（第３図参照）、該昇降口ット（９）（９
）と前記昇降テーブル（７）とは、前記駆動機構（４）
の中心を対称中心にして対称的に配置されている。

また、前記基台（１）上の四隅には支柱（１１）（１ｌ
）が立設され、該支柱（ｌ　ｌ）　　（１　１）の上端
間には天井フレーム（１２）が架設されている。該天井
フレーム（ｌ２）の下面における前記昇降テーブル（７
）の直上方位置には、昇降テーブル（７）および昇降口
ット（９）（９）の並ぶ方向と直交する方向に伸びるつ
ば付ローラコンベヤ（ｌ３）がブラケット（ｌ４）を介
して装着され、該つば付きローラコンベヤ（ｌ３）には
第２図に示すように下部に第１上型（１５）を取り付け
た生砂吹込み手段（１６）と、下部に第２上型（ｌ７）
を取り付けた走行台（１８）とが走行自在に装架されて
いる。そして生砂吹込み手段（１６）には、走行台（ｌ
８）にブラケット（１９）を介して枢支した横向きシリ
ンダ（２０）のピストンロットの先端がブラケット（２
１）を介して接続されており、走行台（１８）には、つ
ば付きローラコンベヤ（ｌ３）にフレーム（２２）を介
して枢支した横向きシリンダ（２３）のピストンロット
の先端が、ブラケット（２４）を介して接続されている
。

なお、図中（２５）は生砂吹込み手段（１６）への生砂
誘導機構、（２６）は生砂吹込み手段（１６）への圧縮
空気供給機構である。

次にこのように構成された装置の作動について説明する
。第２図において図示しないベルトコンベヤ上の生砂を
生砂誘導機構（２５）を介して生砂吹込み手段（１６）
に供給したのち、シリンダ（２３）を収縮作動してつば
付きローラコンベヤ（ｌ３）を介して走行台（ｌ８）を
昇降テーブル（７）の直上方位置から右方へ移動させる
とともに生砂吹込み手段（１６）を昇降テーブル（７）
の直上方位置に進入させ、続いてシリンダ（８）を伸長
作動して昇降テーブル（７）をもって下型（５）をター
ンテーブル（３）上から押し上げるとともに第１上型（
ｌ５）に合わせて予備成形体用のキャビティーを画成し
、かつ生砂吹込み手段（１６）を圧縮空気供給機構（２
６）に接続させる。

次いで圧縮空気供給機構（２６）を介して生砂吹込み手
段（１６）に圧縮空気を供給して生砂吹込み手段（１６
）の生砂を前記キャビティー内に吹込み生砂の予備成形
体を造型し、生砂の吹込み完了後、シリンダ（８）の収
縮作動により昇降テーブル（７）を下降させて予備成形
体の載った下型（５）を下降させターンテーブル（３）
上に載せる。次いでシリンダ（２３）を伸長作動して、
生砂吹込み機構（１６）を昇降テーブル（７）の直上方
位置から左方へ移動するとともに第２上型（１７）を昇
降テーブル（７）の直上方位置に進入させ、続いてシリ
ンダ（８）を伸長作動して、予備成形体の載った下型（
５）を上昇させ、第２上型（１７）と合わせて予備成形
体を圧縮し、これにより予備成形体は、圧縮比が全体的
にほぼ同一になるように圧縮されて生砂中子が造型され
る。次いでシリンダ（８）を収縮作動して、生砂中子の
載った下型（５）を下降させてターンテーブル（３）上
に載せ、続いて駆動機構（４）の駆動によりターンテー
ブル（３）を１８０度水平回転させて、生砂中子の載っ
た下型（５）を昇降テーブル（７）の直上方位置から昇
降口ッド（９）（９）の直上方位置まで旋回移動させる
とともに、空状態の下型（５）を昇降口ツド（９）（９
）の直上方位置から昇降テーブル（７）の直上方位置ま
で旋回移動させる。次いで、シリンダ（ＩＯ）の伸長作
動により昇降口ツド（９）（９）を上昇させて下型（５
）上の生砂中子を中子押上げ機構（６）を介して押し上
げ、当該生砂中子を取り除いたのちシリンダ（１０）の
収縮作動により昇降口ッド（９）（９）を下降させてー
サイクルを終了する。

なお生砂吹込み手段（１６）は、生砂誘導機構（２５）
の直下方位置に移動されたときに生砂が補給される。ま
たシリンダ（２０）の伸縮作動により生砂吹込み手段（
１６）を走行台（ｌ８）から独立して適宜に移動させて
、第１上型（ｌ５）の取換え作業・清掃作業・生砂吹込
み手段（１６）の清掃作業等を容易に行なうことができ
る。

なお上記の実施例では、昇降テーブル（７）の直上方位
置と昇降口ツド（９）（９）の直上方位置との間におけ
る下型（５）の搬送は、ターンテーブル（３）によって
行なっているが、つば付きローラコンベヤ等の適宜の搬
送手段により行なうようにしても同様の作用効果が得ら
れる。また、昇降口ツド（９）（９）は昇降テーブルで
もよい。

（発明の効果） 以上の説明からも明らかなように本発明は、第ｌ・第２
昇降手段を互いに所要の間隔をおいて並設し、第１・第
２昇降手段の直上方位置間には搬送手段を介して下型を
交互に入出可能に配設し、該下型の上方における第１昇
降テーブルの直上方位置に、前記第１・第２昇降手段の
並ぶ方向と直交する方向に並ぶとともに水平往復動可能
にされた第１下型取付けの生砂吹込み手段と第２下型と
を、交互に進入可能に設けたから、下型上の生砂中子を
上方が開放された第２昇降手段の上方位置で取り出すこ
とができるため、作業性が良《、しかもこの場所で下型
を取り換えることができるため、下型の取り換え作業も
容易になるなどの優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は一切欠断面正
面図、第２図は第１図のＡ−Ａ矢視図、第３図は第１図
のＢ−Ｂ矢視図である。 （３）！　ターンテーブル （５）：　下型 （６）：　中子押し上げ機構 （７）　： （９）　： （１５）： （１６）： （１７）： 第１昇降手段 第２昇降手段 第１上型 生砂吹込み手段 第２上型 賽 １ 図 亨 ２ 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１上型と下型とで画成するキャビティー内に生砂を吹
   き込んで造型した予備成形体を、前記下型と第２上型と
   で圧縮して生砂中子を造型する生砂中子造型装置におい
   て、昇降可能に配設された第１昇降手段（７）と、該第
   １昇降手段（７）と所要の間隔をおいて並設された昇降
   可能な第２昇降手段（９）と、前記第１昇降手段（７）
   の直上方位置と前記第２昇降手段（９）の直上方位置と
   の間を往復動可能に配設され第１昇降手段（７）によっ
   てその全体を押し上げられ、かつ第２昇降手段（９）に
   よって作動する中子押上げ機構（６）を有する下型（５
   ）と、前記第１昇降手段（７）の直上方位置と前記第２
   昇降手段（９）の直上方位置との間を前記下型（５）を
   往復搬送する搬送手段（３）と、前記第１昇降手段（７
   ）および前記第２昇降手段（９）が並ぶ方向と直交する
   方向に往復動して前記下型（５）の上方における前記第
   １昇降手段（７）の直上方位置に入出可能に配設され、
   下面に第１上型（１５）を取り付けた生砂吹込み手段（
   １６）と、該生砂吹込み手段（１６）と同一方向に往復
   動して前記下型（５）の上方における前記第１昇降手段
   （７）の直上方位置に入出可能に配設された第２上型（
   １７）と、を具備したことを特徴とする生砂中子造型装
   置。