JP3221205B2 - キー制御装置及び方法 - Google Patents

キー制御装置及び方法

Info

Publication number
JP3221205B2
JP3221205B2 JP02204194A JP2204194A JP3221205B2 JP 3221205 B2 JP3221205 B2 JP 3221205B2 JP 02204194 A JP02204194 A JP 02204194A JP 2204194 A JP2204194 A JP 2204194A JP 3221205 B2 JP3221205 B2 JP 3221205B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
function
keys
matrix
computer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02204194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07210288A (ja
Inventor
仁史 奈良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP02204194A priority Critical patent/JP3221205B2/ja
Publication of JPH07210288A publication Critical patent/JPH07210288A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3221205B2 publication Critical patent/JP3221205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばCDプレーヤ等
において各種操作のためのキー入力を行なうためのキー
制御装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばCDプレーヤ等の各種機器
においては、種々の機能を選択したり、各種操作を行な
うために、複数の入力キーを備えたキー制御装置が備え
られている。
【0003】このようなキー制御装置は、例えば図5に
示すように、構成されている。図5において、キー制御
装置1は、縦横に配列された多数個、図示の場合、16
個のキーを有するキーマトリックス2と、このキーマト
リックス2の縦方向の制御ライン3及び横方向に延びる
制御ライン4がそれぞれ制御端子に接続されたコンピュ
ータ5とを有している。
【0004】上記キーマトリックス2は、上から順に、
第一列には、左から右に向かって、例えばプレイキー2
a−1,ポーズキー2a−2,ストップキー2a−3,
イジェクトキー2a−4を有している。また、第二列に
は、早戻しキー2b−1,早送りキー2b−2,曲戻し
キー2b−3,曲送りキー2b−4が配置されている。
【0005】第三列には、プレイ/ポーズキー2c−
1,ランダム再生キー2c−2,プログラム再生キー2
c−3,イントロ再生キー2c−4ガ配置されている。
第四列には、残量時間表示キー2d−1,A−B間リピ
ートキー2d−2,リピート再生2d−3,オートスペ
ース再生キー2d−4が配置されている。
【0006】ここで、上記各キーのうち、プレイキー2
a−1からプレイ/ポーズキー2c−1までは、基本機
能キーであり、また残りのランダム再生キー2c−2か
らオートスペースキー2d−4までは、補助機能キーで
ある。
【0007】このように構成されたキー制御装置1によ
れば、図6のフローチャートに示すように、キーマトリ
ックス2を構成する各キーのうち、所望のキー、例えば
プレイキー2a−1を使用者が押すと(ST1)、この
プレイキー2a−1の押下によって、このプレイキー2
a−1の位置で交差する縦方向制御ライン3a及び横方
向制御ライン4aが短絡することにより、このプレイキ
ー2a−1の押下が、コンピュータ5に入力されること
になる。
【0008】これにより、このコンピュータ5は、当該
プレイキー2a−1に割り当てられた機能、即ち「プレ
イ」を実現するよう、図示しない駆動制御回路に機能指
令信号を送る(ST2)。かくして、この駆動制御装置
が、例えばCDの再生を行なうようになっている。
【0009】ところで、上記キー制御装置1において
は、キーマトリックス2の各キーは、それぞれ一つの機
能を割り当てられている。従って、各キーが操作された
場合には、コンピュータは、一意的に機能指令信号を出
力するようになっている。このため、上記コンピュータ
は、このキー制御装置1が組み込まれるべきCDプレー
ヤ等の各種機器の設計段階において、そのキー割り当て
が決定され、当該機器の専用品として構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたキー制御装置1においては、すべての機
能を実現するためには、キーマトリックス2の多数個、
図示の場合には16個のキーが必要である。他方、例え
ばポータブルタイプのCDプレーヤ等においては、キー
を配置する場所が制限されることがある。特にトップロ
ーディング式CDプレーヤの場合には、キー配置可能の
面積が非常に小さく、例えば図5に示すような16個の
キーを配置することができないことがあった。
【0011】このため、例えば図7に示すようなキー兼
用型のキー制御装置6が知られている。図7において、
キー制御装置6は、比較的少数、図示の場合、5個のキ
ー7と、各キー7がそれぞれ制御ラインを介して制御端
子に接続されたコンピュータ8とから構成されている。
【0012】ここで、キー7は、図面にて、左から順
に、プレイ/ポーズキー7a,ストップキー7b,曲戻
しキー7c,曲送りキー7d,モードキー7eから構成
されている。各キーは、モードキー7eにより入力され
る機能切替指令に対応して、複数の機能が割り当てられ
ている。
【0013】例えば、キー7aは、プレイ,ポーズ機能
が割り当てられていて、ストップ状態においてはプレイ
機能として、プレイ状態においてはポーズ機能として、
状態に応じて、割り当てられる機能が変化するようにな
っている。
【0014】また、キー7c及びキー7dは、それぞれ
ストップ状態では、曲戻し及び曲送り機能として、プレ
イ状態では、キーを押し続けると、早戻し,早送り機
能、キーを断続的に押すと、曲戻し,曲送り機能とし
て、利用される。
【0015】さらに、キー7eは、モードキーとして、
キーを押すたびに、順次ランダム再生機能,プログラム
再生機能,イントロ再生機能,機能解除に切り替わるよ
うになっている。
【0016】この場合、ストップ状態で、モードキー7
eを押すと、プログラム入力モードになり、曲戻しキー
7cまたは曲送りキー7dを操作することにより、曲番
号を選択して、再びモードキー7eを押すことにより、
プログラム入力が行なわれ得るようになっている。以上
の操作を繰り返すことによって、希望のプログラム(曲
再生順序)が決定される。その後、プレイ/ポーズキー
7aを操作することにより、プログラム再生が行なわれ
得る。
【0017】また、プレイ状態で、モードキー7eを押
すと、一度目の押下では、ランダム再生,二度目の押下
では、リピート再生,三度目の押下では、イントロ再
生,四度目の押下では、機能解除(元の状態)が選択さ
れ、その後プレイ/ポーズキー7aを押すことにより、
選択された再生モードで、再生が行なわれる。尚、キー
7bは、誤操作防止の意味で、ストップ機能のみが割り
当てられている。
【0018】このような構成のキー制御装置6によれ
ば、各キー7のうち、所望のキー、例えばキー7aを使
用者が押すと、このキー7aの押下が制御ラインを介し
てコンピュータ8に入力されることになる(ST1
1)。
【0019】これにより、このコンピュータ8は、図8
のフローチャートに示すように、先づストップ状態かプ
レイ状態かを検出し(ST12)、さらにモードキー7
eによる機能切替が行なわれているか否かを判断する
(ST13)。
【0020】ここで、機能切替が行なわれていない場合
には、ST17に進み、当該キー7aに割り当てられて
いる機能に関する機能指令信号を、図示しない駆動制御
回路に送る。かくして、この駆動制御装置が、例えばC
Dの再生を行なうようになっている。
【0021】また、モードキー7eによる機能切替が行
なわれている場合には、当該モードキー7eの押下毎
に、順次異なる機能に関する三種類の機能指令信号を送
出するようになっている(ST14,ST15,ST1
6)。
【0022】かくして、前述したように、キー7の各キ
ー7a乃至7eを適宜に操作することにより、キー7a
により、プレイ,ポーズの機能、キー7bにより、スト
ップ機能、キー7cにより、早戻し,曲戻しの機能、キ
ー7dにより、早送り,曲送りの機能、モードキー7e
により、プログラム入力及び再生,ランダム再生,リピ
ート再生,イントロ再生の機能というように、5個のキ
ー7a乃至7eによって、図5に示したキー制御装置1
における16個のキーの場合とほぼ同様の機能が得られ
るようになっている。
【0023】しかしながら、このような構成のキー制御
装置1,6においては、組み込まれる機器に対応して、
それぞれ専用のコンピュータ5,8が使用されている。
このため、一つのキーに一つの機能を割り当てる場合
と、一つのキーに複数の機能を割り当てるキー兼用の場
合とで、異なる構成のコンピュータ5,8が必要となる
と共に、それぞれ異なるキー制御処理が行なわれるため
に、二つのプログラムを開発する必要があった。従っ
て、プログラム開発及びコンピュータ設計に関して、コ
ストが高くなってしまうという問題があった。
【0024】本発明は、以上の点に鑑み、一つのキーに
対して一つの機能が割り当てられている場合にも、キー
兼用である場合にも、使用可能である、キー制御装置及
び方法を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、キーマトリックスのキーの押下を検出して、当該
キーに割り当てられた機能に関する機能指令信号を出力
するようにしたキー制御方法において、兼用キー設定入
力の有無を判断し、兼用キー設定入力がある場合には上
記キーマトリックスの一部のキーのみの押下により、す
べての機能に関するキー入力を順次行い、対応する各機
能に関する機能指令信号を出力するようにしたキー制御
方法によって、達成される。
【0026】好ましくは、前記兼用キー設定入力の有無
を判断し、前記兼用キーが設定入力がある場合には、制
御すべき機器の動作状態またはモードキーとして使用さ
れる一つのキーに入力状態を判断し、この判断結果に応
じて、前記キーマトリックスの各キーのうち、一部のキ
ーのみに関して、複数の機能を割り当て、これら複数の
機能を実行することにより、すべての機能に関するキー
入力が行なわれるようにしてもよい。
【0027】また、上記目的は、本発明によれば、キー
マトリックスと、このキーマトリックスに接続されたコ
ンピュータとから成る、キー制御装置において、上記コ
ンピュータが、兼用キー設定入力手段を備えており、こ
の兼用キーが設定により、上記キーマトリックスの各キ
ーのうち、一部のキーのみにより、すべての機能に関す
るキー入力が順次行なわれる構成としたキー制御装置に
より、達成される。
【0028】また、本発明によるキー制御装置は、キー
マトリックスと、このキーマトリックスに接続されたコ
ンピュータとから成る、キー制御装置において、このコ
ンピュータが、兼用キー設定入力手段を備えており、兼
用キーが設定されている場合には、制御すべき機器の動
作状態またはモードキーとして使用される一つのキーに
入力状態に応じて、上記キーマトリックスの各キーのう
ち、一部のキーのみに関して、複数の機能を割り当てる
ことにより、すべての機能に関するキー入力が行なわれ
る構成とすることができる。
【0029】
【作用】上記各方法によれば、キーマトリックスの各キ
ーに対して、それぞれ一つのキーが割り当てられている
場合には、兼用キーは設定されない。これにより、各キ
ーの押下に対応して、コンピュータは、当該キーに割り
当てられた機能に関する機能指令信号を出力することに
なる。
【0030】キーマトリックスの一部のキーに対して、
複数の機能が割り当てられている場合には、兼用キーが
設定される。これにより、上記一部のキーの押下の際に
は、コンピュータは、割り当てられている複数の機能の
うち、適宜の機能を選択し、その機能に関する機能指令
信号を出力する。
【0031】また、上記キー制御装置の構成によれば、
同様に、キーマトリックスの各キーに対して、それぞれ
一つのキーが割り当てられている場合には、兼用キーは
設定されない。これにより、各キーの押下に対応して、
コンピュータは、当該キーに割り当てられた機能に関す
る機能指令信号を出力することになる。
【0032】キーマトリックスの一部のキーに対して、
複数の機能が割り当てられている場合には、兼用キーが
設定される。これにより、上記一部のキーの押下の際に
は、コンピュータは、制御すべき機器の動作状態を検出
し、あるいはモードキーとして設定されたキーの入力状
態によって、割り当てられている複数の機能のうち、適
宜の機能を選択し、その機能に関する機能指令信号を出
力する。
【0033】上述したキーマトリックスのうちの一部の
キーは、例えばCDプレーヤやカセットプレーヤ等の場
合には、プレイ/ポーズキー,ストップキー,曲戻しキ
ー,曲送りキー及びモードキーの5つのキーとして選択
される。尚、この場合、ストップキーのみは、誤操作防
止の観点から、単一機能が割り当てられている。
【0034】尚、制御すべき動作機器の動作状態は、例
えばCDプレーヤやカセットプレーヤ等の場合には、ス
トップ状態またはプレイ状態を示す。
【0035】また、モードキーの入力状態は、例えば当
該モードキーの押下の度に、前以て割り当てられた複数
の機能が順次に変化することにより、任意の機能が選択
されるようになっている。
【0036】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図1乃至図
4を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下に述べる
実施例は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に
好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲
は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載
がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0037】図1は、本発明を適用したキー制御装置を
組み込んだCDプレーヤの一実施例を示している。図1
において、CDプレーヤ10は、CD11を回転駆動す
る駆動制御部12と、回転駆動されるCD11に記録さ
れた信号を読み取るための光学ピックアップ13と、こ
の光学ピックアップ13からの出力信号に基づいて、音
声信号を再生する再生部14と、この再生部の制御を行
なう制御回路としてのコンピュータ15と、このコンピ
ュータ15に対して各種入力を行なうためのキーマトリ
ックス16とを有している。上記駆動制御部12,光学
ピックアップ13及び再生部14は、公知の構成のもの
であり、その構成及び作用についての説明は省略する。
【0038】上記コンピュータ15は、兼用キー設定入
力端子15aを備えている。そして、このコンピュータ
15は、動作状態や設定プログラム等を表示するための
表示部17と、赤外線式リモコン装置からのキー入力を
受けるためのリモコン受光部18とを備えている。
【0039】本実施例のキー制御装置は、縦横に配列さ
れた多数個、図示の場合、16個のキーを有するキーマ
トリックス16と、このキーマトリックス16の縦方向
の制御ライン22及び横方向に延びる制御ライン21が
それぞれコンピュータ15の制御端子に接続されて構成
されている。
【0040】上記キーマトリックス16は、上から順
に、第一列には、左から右に向かって、例えばプレイキ
ー16a−1,ポーズキー16a−2,ストップキー1
6a−3,イジェクトキー16a−4を有している。
【0041】第二列には、早戻しキー16b−1,早送
りキー16b−2,曲戻しキー16b−3,曲送りキー
16b−4が、第三列には、プレイ/ポーズキー16c
−1,ランダム再生キー16c−2,プログラム再生キ
ー16c−3,イントロ再生キー16c−4が配置され
ている。
【0042】第四列には、残量時間表示キー16d−
1,A−B間リピートキー16d−2,リピート再生1
6d−3,オートスペース再生キー16d−4が配置さ
れている。ここで、上記各キーのうち、プレイキー16
a−1からプレイ/ポーズキー16c−1までは、基本
機能キーであり、また残りのランダム再生キー16c−
2からオートスペースキー16d−4までは、補助機能
キーである。
【0043】そして、上記コンピュータ15は、兼用キ
ー設定入力端子15aの設定状態によって、以下のよう
に動作する。即ち、兼用キーが設定されていない場合に
は、キーマトリックス16を構成する各キーのうち、所
望のキー、例えばプレイキー16a−1を使用者が押す
と、このプレイキー16a−1の押下によって、このプ
レイキー16a−1の位置で交差する縦方向制御ライン
22及び横方向制御ライン21が短絡する。そして、こ
のプレイキー16a−1の押下が、コンピュータ15に
入力されることになる。
【0044】これにより、このコンピュータ15は、当
該プレイキー16a−1に割り当てられた機能、即ち
「プレイ」を実現するよう、再生部14に対して機能指
令信号を送る。かくして、この再生部14が、CD11
の再生を行なう。
【0045】また、兼用キーが設定されている場合に
は、本実施例にあってっは、キーマトリックス16を構
成する各キーのうち、一部のキー、例えばキー16c−
1,16a−3,16b−3,16b−4,16c−2
のみが、それぞれ機能を割り当てられる。
【0046】即ち、例えばキー16c−1は、プレイ,
ポーズ機能が割り当てられていて、ストップ状態におい
てはプレイ機能として、プレイ状態においてはポーズ機
能として、状態に応じて、割り当てられる機能が変化す
るようになっている。
【0047】また、キー16b−3,16b−4は、そ
れぞれストップ状態では、曲戻し及び曲送り機能とし
て、プレイ状態では、キーを押し続けると、早戻し,早
送り機能、キーを断続的に押すと、曲戻し,曲送り機能
として、利用される。
【0048】さらに、キー16c−2は、モードキーと
して、キーを押すたびに、順次ランダム再生機能,プロ
グラム再生機能,イントロ再生機能,機能解除に切り替
わるようになっている。
【0049】この場合、ストップ状態で、モードキー1
6c−2を押すと、プログラム入力モードになり、曲戻
しキー16b−3,曲送りキー16b−4を操作するこ
とにより、曲番号を選択して、再びモードキー16c−
2を押すことにより、プログラム入力が行なわれ得るよ
うになっている。以上の操作を繰り返すことによって、
希望のプログラム(曲再生順序)が決定される。その
後、プレイ/ポーズキー16c−1を操作することによ
り、プログラム再生が行なわれ得る。
【0050】また、プレイ状態で、モードキー16c−
2を押すと、図2に示すように、一度目の押下では、ラ
ンダム再生,二度目の押下では、リピート再生,三度目
の押下では、イントロ再生,四度目の押下では、機能解
除(元の状態)が選択され、その後プレイ/ポーズキー
16c−1を押すことにより、選択された再生モード
で、再生が行なわれる。ここで、キー16a−3は、誤
操作防止の意味で、ストップ機能のみが割り当てられて
いる。
【0051】次に、図3のフローチャートを参照して、
キー制御方法の実施例を説明する。各キー16のうち、
所望のキー、例えばキー16c−1を使用者が押すと、
このキー16c−1の押下が制御ラインを介してコンピ
ュータ15に入力されることになる(ST21)。これ
により、このコンピュータ15は、図3のフローチャー
トに示すように、先づ兼用キー設定状態を検出する(S
T22)。
【0052】ここで、兼用キーが設定入力されていない
場合には、コンピュータ15は、前述したように、各キ
ーに1対1対応した機能に関する機能指令信号を出力す
る(ST23)。また、兼用キーが設定されている場合
には、続いて例えばストップ状態かプレイ状態かを検出
し(ST24)、さらにモードキー16c−2による機
能切替が行なわれているか否かを判断する(ST2
5)。
【0053】ここで、機能切替が行なわれていない場合
には、当該キー16c−1に割り当てられている機能に
関する機能指令信号を、再生部14に送る(ST2
9)。かくして、この再生部14が、CD11の再生を
行なうようになっている。
【0054】また、モードキー16c−2による機能切
替が行なわれている場合には、当該モードキー16c−
2の押下毎に、予め設定されたフラグに応じて、順次異
なる機能に関する三種類の機能指令信号を送出するよう
になっている(26,ST27,ST28)。
【0055】かくして、前述したように、キーマトリッ
クス16の5つのキー16c−1,16a−3,16b
−3,16b4,16c−2を適宜に操作することによ
り、それぞれの機能が得られる。すなわち、キー16c
−1により、プレイ,ポーズの機能、キー16a−3に
より、ストップ機能、キー16b−3により、早戻し,
曲戻しの機能ガ実行される。
【0056】そして、キー16b−4により、早送り,
曲送りの機能、モードキー16c−2により、プログラ
ム入力及び再生,ランダム再生,リピート再生,イント
ロ再生の機能が実行される。このように、5個のキーに
よって、兼用キーが設定されていない場合のキーマトリ
ックス16の16個のキーの場合とほぼ同様の機能が得
られるようになっている。
【0057】ここで、上述した兼用キーの設定は、キー
制御装置即ちコンピュータ15をCDプレーヤ10に組
み込む際に、コンピュータ15の兼用キー設定入力端子
15aを1対1または兼用キーに切り替えることによ
り、行なわれる。これにより、コンピュータ15は、図
4に示すように、電源ON時に、上記兼用キー設定入力
端子15aの切替状態を検出することにより、1対1ま
たは兼用キーの設定が行なわれることになる。
【0058】この場合、上記5つのキー以外のキーは、
コンピュータ15に対して接続されず、従って、CDプ
レーヤ10のケース外面に配置されるキーは、上記5つ
のキーのみとなる。これにより、例えばトップローディ
ング式のポータブルCDプレーヤ等のように、キー配置
スペースが僅かである場合にも各機能が割当られたキー
が得られることとなる。
【0059】尚、この場合、コンピュータ15に接続さ
れないキーに割当られた機能のうち、上述した兼用キー
によっても実現されない機能が存在する場合には、例え
ば別体のリモコン装置により、リモコン受光部を介し
て、キー入力に相当する制御入力がコンピュータ15に
対して行われるようにしてもよい。
【0060】従って、上記コンピュータ15は、1対1
または兼用キーのいずれの場合にも、兼用キー設定入力
の設定を切り替えるだけで、容易に使用することができ
る。
【0061】このように、以上に実施例によれば、兼用
キー設定の有無により、1対1対応型または兼用キー型
のキー制御が行なわれ得るので、1対1対応型のキー制
御の場合にも、兼用キー型のキー制御の場合にも、同じ
構成のコンピュータが使用されることになる。従って、
一種類のコンピュータを用意すればよく、量産効果によ
り、コンピュータの製造コストが低減されることにな
る。
【0062】また、このコンピュータに内蔵されるキー
制御処理のためのプログラムも、一種類で済むことにな
る。かくして、プログラム開発及びコンピュータ設計に
関して、コストが低減されることになる。さらに、上記
一部のキーの押下の際には、コンピュータは、制御すべ
き機器の動作状態を検出し、あるいはモードキーとして
設定されたキーの入力状態によって、割り当てられてい
る複数の機能のうち、適宜の機能を選択し、その機能に
関する機能指令信号を出力する。これにより、比較的少
数のキーによって、多様な機能に対応することが可能と
なる。
【0063】かくして、十分なキー配置スペースを有す
る機器の場合には、キーマトリックスのずべてのキーを
使用することにより、1対1対応のキー制御装置として
使用することができる。また、キー配置のスペースが僅
かである場合には、上述の如く一部のキーを利用して、
他のキーはコンピュータに接続せずに、兼用キー型の制
御装置として使用できる。
【0064】尚、上述した実施例においては、CDプレ
ーヤについて説明したが、これに限らず、多様な機能に
関する操作を行なうためのキー制御装置を有する、各種
機器、例えばカセットプレーヤ,LDプレーヤ等に、本
発明を適用し得ることは明らかである。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、1
対1対応型のキー制御の場合にも、兼用キー型のキー制
御の場合にも、同じ構成のコンピュータが使用されるこ
とになる。従って、一種類のコンピュータを用意すれば
よく、量産効果により、コンピュータの製造コストが低
減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキー制御装置を組み込んだCDプ
レーヤの一実施例のブロック図である。
【図2】図1のキー制御装置の兼用キー設定時のモード
キー押下による機能変化を示す概略図である。
【図3】図1のキー制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】図1のキー制御装置の電源ON時の1対1また
は兼用キーの切替を示すフローチャートである。
【図5】従来の1対1対応型のキー制御装置の一例を示
すブロック図である。
【図6】図5のキー制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】従来の兼用キー型のキー制御装置の一例を示す
ブロック図である。
【図8】図7のキー制御装置の動作を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 CDプレーヤ 11 CD 12 駆動制御装置 13 光学ピックアップ 14 再生部 15 コンピュータ 16 キーマトリックス 17 表示部 18 リモコン受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 - 3/023 G05B 15/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーマトリックスのキーの押下を検出し
    て、当該キーに割り当てられた機能に関する機能指令信
    号を出力するようにしたキー制御方法において、 兼用キー設定入力の有無を判断し、 兼用キー設定入力がある場合には上記キーマトリックス
    の一部のキーのみの押下により、 すべての機能に関するキー入力を順次行い、 対応する各機能に関する機能指令信号を出力するように
    したことを特徴とするキー制御方法。
  2. 【請求項2】 キーマトリックスのキーの押下を検出し
    て、当該キーに割り当てられた機能に関する機能指令信
    号を出力するようにしたキー制御方法において、 兼用キー設定入力の有無を判断し、 上記兼用キーが設定入力がある場合には、 制御すべき機器の動作状態またはモードキーとして使用
    される一つのキーに入力状態を判断し、 この判断結果に応じて、上記キーマトリックスの各キー
    のうち、一部のキーのみに関して、複数の機能を割り当
    て、 これら複数の機能を実行することにより、すべての機能
    に関するキー入力が行なわれることを特徴とするキー制
    御方法。
  3. 【請求項3】 キーマトリックスと、このキーマトリッ
    クスに接続されたコンピュータとから成る、キー制御装
    置において、 上記コンピュータが、兼用キー設定入力手段を備えてお
    り、 この兼用キーが設定により、上記キーマトリックスの各
    キーのうち、一部のキーのみにより、すべての機能に関
    するキー入力が順次行なわれる構成としたことを特徴と
    するキー制御装置。
  4. 【請求項4】 キーマトリックスと、このキーマトリッ
    クスに接続されたコンピュータとから成る、キー制御装
    置において、 このコンピュータが、兼用キー設定入力手段を備えてお
    り、兼用キーが設定されている場合には、制御すべき機
    器の動作状態またはモードキーとして使用される一つの
    キーに入力状態に応じて、上記キーマトリックスの各キ
    ーのうち、一部のキーのみに関して、複数の機能を割り
    当てることにより、すべての機能に関するキー入力が行
    なわれる構成としたことを特徴とするキー制御装置。
JP02204194A 1994-01-21 1994-01-21 キー制御装置及び方法 Expired - Fee Related JP3221205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02204194A JP3221205B2 (ja) 1994-01-21 1994-01-21 キー制御装置及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02204194A JP3221205B2 (ja) 1994-01-21 1994-01-21 キー制御装置及び方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07210288A JPH07210288A (ja) 1995-08-11
JP3221205B2 true JP3221205B2 (ja) 2001-10-22

Family

ID=12071862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02204194A Expired - Fee Related JP3221205B2 (ja) 1994-01-21 1994-01-21 キー制御装置及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3221205B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003250120A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Ricoh Co Ltd デジタルカメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07210288A (ja) 1995-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4384284A (en) Keyboard operated audio visual system
JPH04343597A (ja) 遠隔制御装置
US5940517A (en) Sound-volume display unit for use in audio system
JP3221205B2 (ja) キー制御装置及び方法
JPH10116058A (ja) 電子機器の集中制御システム
JPH05310087A (ja) 車載用制御システム
JPH1186518A (ja) オーディオ信号処理装置
JP2002345059A (ja) リモコン受信部を備えた電子機器
JP2008146822A (ja) 電子機器
CN100592769C (zh) 视频装置及其控制方法以及记录视频或视频信号的方法
JP2002149163A (ja) ドルビーサラウンドを利用した娯楽機械
JP2694649B2 (ja) 音響映像機器装置
JP3422210B2 (ja) 被遠隔操作機器
JP2579759Y2 (ja) オートファンクション機能を備えたオーディオ装置
JP3671939B2 (ja) 信号処理装置及び該装置の制御プログラム
JP2660628B2 (ja) シーケンサの表示装置
JP3281729B2 (ja) カラオケ装置
JP3633751B2 (ja) 表示回路
JP2588220B2 (ja) 音響映像機器
JPH0423323B2 (ja)
JP2000197153A (ja) 複数機器の集中制御システム
JP3282080B2 (ja) オーディオ機器
JP2552957Y2 (ja) 音響装置
JPH08123452A (ja) カラオケ装置
JPH0619258Y2 (ja) テレビジョン受像機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees