JP3221197U - 飲食店舗システム - Google Patents
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Abstract
【課題】店内で良好にペットのリードを繋ぎ止めることができる飲食店舗システムを提供する。【解決手段】飲食店舗システムは、床面から鉛直方向に立ち上がる壁38と、壁に突き当てられる一端25dから壁に直交する方向に開放端25eまで広がり、壁に直交する方向に2縁25a、25bを規定する天板25を有するテーブル23と、天板の2縁25a、25bに沿って配置され、座面でひとの臀部を受け、座面の後端から立ち上がる背もたれ26dを有する座席26と、座席26の座面よりも上側で、かつ、座席の背もたれよりも前側で壁に固着され、首輪39から延びるリード41を繋ぎ止めるリードフック42とを備える。【選択図】図3
Description
本考案は、壁で仕切られるホール内に配置されるテーブルおよび座席(チェア、ベンチシートその他)を備える飲食店舗システムに関する。
特許文献1および2は、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックを開示する。リードフックは建物の外壁に取り付けられる。飼い主は、リードフックにリードを繋ぎ止め、建物外に犬を残して建物に進入することができる。
ひとの食事だけでなく、犬の食事をも提供する飲食店が提案される。この種の飲食店では、店内で犬が動き回ると、飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶかもしれない。店内にリードフックが設置されれば、飼い主は安心して食事を楽しむことができるかもしれない。
本考案は、店内で良好にリードを繋ぎ止めることができる飲食店舗システムを提供することを目的とする。
本考案の第1側面によれば、床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、前記壁に突き当てられる一端から前記壁に直交する方向に開放端まで広がり、前記壁に直交する方向に2縁を規定する天板を有するテーブルと、前記天板の前記2縁に沿って配置され、座面でひとの臀部を受け、前記座面の後端から立ち上がる背もたれを有する座席と、前記座席の前記座面よりも上側で、かつ、前記座席の前記背もたれよりも前側で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックとを備える飲食店舗システムが提供される。
テーブルおよび座席は壁で仕切られるホール内に配置される。リードフックは壁に固着されるので、リードはホール内でリードフックに繋ぎ止められることができる。リードの働きで犬の動きは制限されるので、犬の動きの範囲は限定されることができる。こうして飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶことは防止されることができる。飼い主は安心して犬といっしょに食事を楽しむことができる。
しかも、テーブルの天板の開放端側に犬が居座っても、リードは着席する飼い主の前側に通されることができ、飼い主は継続的にリードの位置を確認することができる。飼い主はリードを利用して犬の位置を調整することができる。加えて、リードは、テーブルに給仕する店員や、着席する飼い主およびその他のひとたちの動線に交差しなくて済む。店員やひとの動きに支障は生じない。ひとの居心地は向上する。
前記リードフックは、前記座席に着席するひとの胸よりも前方に配置されればよい。チェアに着席するひとの胸よりも後方に配置される場合に比べて、ひとの手はリードフックに到達しやすい。ひとは、リードフックに対してリードの着脱を簡単に実施することができる。
前記リードフックは、前記天板の天面から100mmの高さよりも下方に配置されればよい。リードはリードフックから延びて重力で垂れ下がる。このとき、リードの高さは高くてもテーブルの高さ程度に抑えられるので、ひとは視界内にリードを収めつつもリードを意識せずに済む。その一方で、リードフックが天板の天面から100mmを超えた高さに位置すると、リードの位置はひとの視線の高さに近づくことから、ひとの意識はどうしてもリードに引き寄せられてしまう。リードが気になって、ひとは落ち着いて食事することができない。
前記リードフックは、前記天板の上方に配置されればよい。リードフックはテーブルの天板の上方で壁から突出することができるので、ひとは、着席や離席にあたって、突出するリードフックとの接触に注意を引かれずに済む。その一方で、天板の輪郭の外側で着席するひとに隣り合って壁からリードフックが突出すると、ひとは着席や離席の動作にあたってリードフックとの接触を危惧してしまう。ひとはリードフックとの接触に煩わされてしまう。
本考案の第2側面によれば、テーブルと、少なくとも前記テーブルの1辺に沿って配置され、ひとの臀部を受ける座面の後端から立ち上がる背もたれを有するベンチシートと、前記ベンチシートの背後で床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、前記背もたれの上方で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックとを備える飲食店舗システムが提供される。
テーブルおよびベンチシートは壁で仕切られるホール内に配置される。リードフックは壁に固着されるので、リードはホール内でリードフックに繋ぎ止められることができる。リードの働きで犬の動きは制限されるので、犬の動きの範囲は限定されることができる。こうして飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶことは防止されることができる。飼い主は安心して犬といっしょに食事を楽しむことができる。
しかも、着席や離席にあたって、ひとの動きの経路はベンチシートの背もたれの働きでリードフックに接触しない空間に規制されることができる。ひととリードフックとの接触は回避されることができる。
前記リードフックは、前記ベンチシート上で隣り合う座席の間で前記壁に固着されればよい。リードは、リードフックからテーブルに向かって前方に延びることができる。こうしてリードは着席する飼い主の前側に通されることができる。飼い主は継続的にリードの位置を確認することができる。飼い主はリードを利用して犬の位置を調整することができる。加えて、着席および離席の動線とリードとの干渉は回避されることができる。
前記リードフックは、前記背もたれの上端から100mmの高さよりも下方に配置されればよい。リードフックは、視覚的に壁から盛り上がる背もたれに紛れることから、ひとは、視界にリードフックが入ってきても、突出するリードフックに注意を引かれずに済む。その一方で、リードフックが背もたれの上端から100mmを超えた高さに位置すると、ひとの視界の中で壁から突出するリードフックに無意識に注意が向けられることから、ひとは着席や離席の動作にあたってリードフックとの接触を危惧してしまう。ひとはリードフックとの接触に煩わされてしまう。
本考案の第3側面によれば、テーブルと、少なくとも前記テーブルの1辺に沿って並べられる2つのチェアと、前記チェアの背後で床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、前記2つのチェアの間で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックとを備える飲食店舗システムが提供される。
テーブルおよび座席は壁で仕切られるホール内に配置される。リードフックは壁に固着されるので、リードはホール内でリードフックに繋ぎ止められることができる。リードの働きで犬の動きは制限されるので、犬の動きの範囲は限定されることができる。こうして飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶことは防止されることができる。飼い主は安心して犬といっしょに食事を楽しむことができる。
リードは、リードフックからテーブルに向かって前方に延びることができる。こうしてリードは着席する飼い主の前側に通されることができる。飼い主は継続的にリードの位置を確認することができる。飼い主はリードを利用して犬の位置を調整することができる。加えて、着席および離席の動線とリードとの干渉は回避されることができる。
以上のように開示の飲食店舗システムによれば、店内で良好にリードを繋ぎ止めることができる。
以下、添付図面を参照しつつ本考案の一実施形態を説明する。
図1は本考案の一実施形態に係る店舗を含む建造物の外観を概略的に示す。建造物11は、鉄筋コンクリートや鉄筋鉄骨コンクリートその他の材質から形成される柱、梁、床、壁および天井を有する躯体12と、躯体12に組み込まれる窓枠13や扉枠14とを備える。窓枠13にはガラス板が嵌め込まれる。扉枠14には開き戸が開閉自在に組み込まれる。開き戸は垂直軸線回りに回転可能にヒンジで縦枠に連結される。
図2に示されるように、建造物11には飲食店舗システムMが組み込まれる。飲食店舗システムMは、躯体12に組み付けられてキッチン15を区画する第1構造体16と、躯体12に組み付けられて、キッチン15から分離されたホール17を区画する第2構造体18とを備える。第1構造体16および第2構造体18は、それぞれ、間仕切り19や置き床21、天井板22などを含む。ここでは、キッチン15は間仕切り19でホール17から分離される。その他、キッチン15はカウンターでホール19から分離されるオープンキッチンに構成されてもよい。
飲食店舗システムMは、ホール17内に設置される1以上のテーブル23を備える。個々のテーブル23は、置き床21の床面から所定の高さに脚24で支持される天板25を備える。天板25の天面には、座席を収容する座席スペースを形成する線形の第1辺25aと、第1辺25aに向き合って、座席を収容する座席スペースを形成する線形の第2辺25bとが規定される。座席スペースはひとりひとりに割り当てられる。1つの座席スペースは標準的な大人に十分な大きさに形成される。ここでは、第1辺25aと第2辺25bとは相互に平行に位置する。天面の輪郭は、第1辺25aおよび第2辺25bから等距離に位置する中間線に直交し、第1辺25aから第2辺25bまで延びる側辺25cをさらに含む。したがって、天面の輪郭は矩形である。矩形の角は面取りされてもよい。
テーブル23には、第1辺25aに沿って個々の座席スペースごとに配置されるチェア26と、第2辺25bに沿って複数の座席スペースに共通に配置されるベンチシート27とが組み合わせられる。チェア26およびベンチシート27は、床面から決められた高さに位置し、ひとHBの臀部を支持する座面を有する。チェア26およびベンチシート27にひとHBは着席することができる。
テーブル23には、第1辺25aに沿って特定の座席スペースに配置されるドッグチェア28が組み合わせられる。ドッグチェア28は、犬DGを支持する座面28aを有する。ドッグチェア28の座面28aは置き床21の表面(床面)から所定の高さに位置する。
ドッグチェア28は、床面に平行に水平面内に広がる座面28aを形成するシート29aを備える。シート29aはレッグ29bで床上に支持される。シート29aには、座面28a上の空間を後方から覆う背もたれ29cが結合される。座面28a上の空間の左右両側で背もたれ29cおよびシート29aには肘掛け29dが結合される。
個々のテーブル23にはロースター31が設置される。ロースター31は、バーナーの上方で金網31aを保持する開口31bと、金網31aの上方で金網31aを取り囲み開口31bの内壁に配置される排気口31cとを備える。金網31aの上に置かれた食材はバーナーで焼かれることができる。排気口31cは金網31a上の空間に向き合わせられる。金網31a上の空間から排気口31cに空気は流入する。
飲食店舗システムMは、少なくともキッチン15およびホール17で流通する第1食器32および第2食器33を備える。第1食器32および第2食器33は個々のテーブル23に載せられる。第1食器32はひとHBに対する食事の提供に用いられる。第1食器32は皿および椀、ボウル、箸、スプーン、フォークその他を含む。
第2食器33は犬DGに対する食事の提供に用いられる。第2食器33は皿および椀、ボウル、箸、スプーン、フォークその他を含む。ひとHBに専用の第1食器32と犬DGに専用の第2食器33とは分別される。ひとHB専用の第1食器32は犬DGの食事には用いられない。犬DG専用の第2食器33はひとHBの食事には用いられない。ここでは、第1食器32は第2食器33から色分けされる。第1食器32の皿や椀、ボウルは例えば白色に着色される一方で、第2食器33の皿や椀、ボウルは例えば赤色に着色される。第2食器33は例えば床面に置かれる犬DG用の食事台34に載せられてもよい。
キッチン15には、ガスコンロ35といった調理器具や冷蔵庫その他の電化製品が設置される。ガスコンロ35で食材の調理は実施される。ガスコンロ35の上方には換気扇ユニット36が設置される。換気扇ユニット36でシロッコファンが回転すると、ガスコンロ35上の空間から空気は換気口37に流入する。ガスコンロ35で熱せられ食材の調理匂いを含む空気は換気口37に吸い込まれる。
第1食器32の皿や椀、ボウルにはキッチン15で食物が盛りつけられる。第1食器32はキッチン15からホール17に運ばれる。第1食器32には、テーブル23に着くひとHBに提供される食物が支持される。食後の第1食器32は例えばキッチン15内の洗い場で洗浄される。こうして第1食器32は少なくともキッチン15およびホール17で流通する。
同様に、第2食器33の皿や椀、ボウルにはキッチン15で食物が盛りつけられる。第2食器33はキッチン15からホール17に運ばれる。第2食器33には、ひとHBに連れられてきた犬DGに提供される食物が支持される。食後の第2食器33は例えばホール17内の洗い場で洗浄される。こうして第2食器33は少なくともキッチン15およびホール17で流通する。
図3はテーブル23およびチェア26の一具体例を示す。ここでは、テーブル23の天板25は、壁38に突き当てられる一端25dから壁38に直交する方向に開放端25eまで広がる。壁38は置き床21の表面(床面)から鉛直方向に立ち上がる。天板25の第1辺25aおよび第2辺25bは、壁38に直交する方向に規定される。チェア26は、第1辺25aおよび第2辺25bに沿ってそれぞれ2つずつ配置される。チェア26は、座面でひとの臀部を受けるシート26aを備える。シート26aには、床面から予め決められた高さで座面を支持する前後のレッグ26b、26cと、座面の後端から立ち上がる背もたれ26dとが結合される。
壁38には犬DGの首輪39から延びるリード41を繋ぎ止めるリードフック42が固着される。リードフック42は、ひとHBがチェア26に着席した際に、チェア26の座面よりも上側で、かつ、背もたれ26dよりもテーブル23に向かって前側に配置される。リードフック42の位置決めにあたって、ひとHBは背もたれ26dぎりぎりまで腰を沈め、着席するひとHBの腹とテーブル23との距離は150mmに設定される。ここでは、チェア26にひとHBが着席した際に、リードフック42はひとHBの胸よりも前方に位置する。加えて、リードフック42は、天板25の天面から100mmの高さよりも下方に配置される。リードフック42は、テーブル23の天板25の上方で壁38から突出する。
図4に示されるように、リードフック42は、一部にゲート43を有する環状体44に形成される。リードフック42は、環状体44に結合されて、壁38に固定される上下の固定片45を備える。固定片45は例えば水平軸線に軸心を有するねじ46で壁38にねじ止めされればよい。
環状体44は、ゲート43の下端から空間47を囲みながらゲート43の上端まで延びる本体48と、ゲート43の上端で本体48に連結されるゲート部材49とを備える。本体48は、例えば金属製の長尺材が折り曲げられて形作られる。本体48には、ゲート43の下端に下方から接する水平面HRよりも下方に膨らむ係り体48aが含まれる。
ゲート部材49は、ゲート43の上端で本体48に嵌め込まれる連結軸51で本体48に連結される。ゲート部材49は連結軸51回りで揺動する。連結軸51の軸心は例えば水平方向に延びる。揺動に応じてゲート部材49はゲート43を開閉する。リードの持ち手はゲート43から環状体44内に進入して保持される。持ち手(輪)と環状体(輪)44とは鎖状に連結される。
ゲート部材49の下端には、連結軸51から遠ざかるにつれて環状体44の内方に変位する傾斜面52が形成される。したがって、ゲート部材49は、閉じ位置から連結軸51回りで環状体44の内方に向かって変位するものの、連結軸51回りで閉じ位置から環状体44の外方に向かって変位することはできない。
ゲート部材49には、連結軸51に近い一端で開口する収容空間53が区画される。収容空間53には弦巻ばね54が収容される。弦巻ばね54には、収容空間53の開口53aから外側に延びるリンク部材55が連結される。リンク部材55の先端は連結軸51から内方に(空間47側に)ずれた位置で本体48に支持される。本体48には、ゲート43の上端で連結軸51から内方に(空間47側に)ずれた位置に、リンク部材55の先端を受け入れる溝56が形成される。ゲート部材49が連結軸51回りで揺動して空間47内に進入すると、リンク部材55は弦巻ばね54を収縮させる。弦巻ばね54は閉じ位置に向かってゲート部材49を駆動する弾性力を発揮する。こうして弦巻ばね54の働きでゲート部材49は閉じ位置に保持されることができる。
食事にあたってひとHBはチェア26に着席する。ひとHBは、チェア26の背後からチェア26の側方をすり抜けてシート26aの座面に臀部を下ろす。その後、リードフック42にリード41を繋ぎ止める。リードフック42は壁38に固着されるので、リード41はホール17内でリードフック42に繋ぎ止められることができる。リード41の働きで犬DGの動きは制限されるので、犬DGの動きの範囲は限定される。こうして飼い主以外のひとHBたちに迷惑が及ぶことは防止される。飼い主は安心して犬DGといっしょに食事を楽しむことができる。
しかも、テーブル23の天板25の開放端25e側に犬DGが居座っても、リード41は着席する飼い主の前側に通されることができ、飼い主は継続的にリード41の位置を確認することができる。飼い主はリード41を利用して犬DGの位置を調整することができる。
加えて、リード41は、着席するひとHBの前方でテーブル23の第1辺25aや第2辺25bに沿って延びるので、テーブル23に給仕する店員や、着席する飼い主およびその他のひとたちの動線MLに交差しなくて済む。店員やひとHBの動きに支障は生じない。ひとHBの居心地は向上する。
本実施形態では、リードフック42は、チェア26に着席するひとHBの胸よりも前方に配置される。チェア26に着席するひとHBの胸よりも後方に配置される場合に比べて、ひとHBの手はリードフック42に到達しやすい。ひとHBは、リードフック42に対してリード41の着脱を簡単に実施することができる。
リード41はリードフック42から延びて重力で垂れ下がる。このとき、リードフック42は、天板25の天面から100mmの高さよりも下方に配置されることから、リード41の高さは高くてもテーブル23の高さ程度に抑えられるので、ひとは視界内にリード41を収めつつもリード41を意識せずに済む。その一方で、リードフックが天板25の天面から100mmを超えた高さに位置すると、リード41の位置はひとHBの視線の高さに近づくことから、ひとHBの意識はどうしてもリード41に引き寄せられてしまう。リード41が気になって、ひとHBは落ち着いて食事することができない。
特に、本実施形態では、リードフック42は天板25の上方に配置される。したがって、リードフック42はテーブル23の天板25の上方で壁38から突出する。ひとHBは、着席や離席にあたって、突出するリードフック42との接触に注意を引かれずに済む。その一方で、天板25の輪郭の外側で着席するひとHBに隣り合って壁38からリードフックが突出すると、ひとHBは着席や離席の動作にあたってリードフックとの接触を危惧してしまう。ひとHBはリードフックとの接触に煩わされてしまう。
図5に示されるように、テーブル23の第1辺25aや第2辺25bには、リードフック42から延びるリード41を案内するリードガイド57が取り付けられてもよい。リードガイド57はテーブル23の天板25に沿ってリード41を保持することができる。したがって、ひとHBは、チェア26に対する着席や離席の動作にあたってさらに良好にリード41との接触に煩わされずに済む。
なお、テーブル23の天板25が壁38に突き当てられる一端25dから壁38に直交する開放端25eまで広がる場合には、チェア26は、第1辺25aおよび第2辺25bにそれぞれ1つずつ配置されてもよく、第1辺25aおよび第2辺25bにそれぞれ3つずつ配置されてもよい。リードフック42は同様に壁38に固着されればよい。この場合には、テーブル23にはチェア26に代わってベンチシート27が組み合わせられてもよい。
図6はテーブル23およびベンチシート27の一具体例を示す。ここでは、テーブル23には、第1辺25aに沿ってベンチシート27が組み合わせられ、第2辺25bに沿ってチェア26が組み合わせられる。ベンチシート27の背後で床面から鉛直方向に壁58は立ち上がる。テーブル23の脇を通ってベンチシート27に対する着席や離席の動作は実現される。ベンチシート27は、座面でひとの臀部を受けるシート27aを備える。シート27aには、座面の後端から立ち上がる背もたれ27bが結合される。
背もたれ27bの上方で壁58にはリードフック59が固着される。リードフック59には犬DGの首輪39から延びるリード41が繋ぎ止められる。リードフック59は前述のリードフック42と同様の構造を備える。リードフック59は、ベンチシート27上で隣り合う座席61の間に配置される。リードフック59は、背もたれ27bの上端から100mmの高さよりも下方に位置する。
食事にあたってひとHBはベンチシート27に着席する。ひとHBは、テーブル23の脇をすり抜けてシート27aの座面に臀部を下ろす。その後、リードフック59にリード41を繋ぎ止める。リードフック59は壁58に固着されるので、リード41はホール17内でリードフック59に繋ぎ止められることができる。リード41の働きで犬DGの動きは制限されるので、犬DGの動きの範囲は限定される。こうして飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶことは防止される。飼い主は安心して犬DGといっしょに食事を楽しむことができる。
しかも、着席や離席にあたって、ひとHBの動きの経路はベンチシート27の背もたれ27bの厚みでリードフック59に接触しない空間に規制される。ひととリードフック59との接触は回避される。
本実施形態では、リードフック59は、ベンチシート27上で隣り合う座席61の間で壁58に固着される。リード41は、リードフック59からひとHBの間を抜けてテーブル23に向かって前方に延びることができる。こうしてリード41は着席する飼い主の前側に通されることができる。飼い主は継続的にリード41の位置を確認することができる。飼い主はリード41を利用して犬DGの位置を調整することができる。加えて、着席および離席の動線MLとリード41との干渉は回避されることができる。
リードフック59は、背もたれ27bの上端から100mmの高さよりも下方に配置される。リードフック59は、視覚的に壁58から盛り上がる背もたれ27bに紛れることから、ひとHBは、視界にリードフック59が入ってきても、突出するリードフック59に注意を引かれずに済む。その一方で、リードフック59が背もたれ27bの上端から100mmを超えた高さに位置すると、ひとHBの視界の中で壁58から突出するリードフックに無意識に注意が向けられることから、ひとHBは着席や離席の動作にあたってリードフックとの接触を危惧してしまう。ひとHBはリードフックとの接触に煩わされてしまう。
図7に示されるように、テーブル23の第1辺25aには、リードフック59に向き合わせられる位置でリードガイド62が取り付けられてもよい。リードガイド62はテーブル23の天板25に沿ってリード41を保持することができる。したがって、ひとは、ベンチシート27に対する着席や離席の動作にあたってさらに良好にリード41との接触に煩わされずに済む。
なお、テーブル23の両側辺25cに沿ってベンチシート27に対する動線MLが確保される場合には、言い換えると、テーブル23の両側辺25cのいずれも壁に突き当てられずに開放される場合には、ベンチシート27には1つのテーブル23の第1辺25aに沿って1座席または2座席または3座席のいずれが確保されてもよい。テーブル23のいずれかの側辺25cが前述のように壁38に突き当てられる場合には、前述と同様に壁38にリードフック42が固着されればよい。
図8はテーブル23およびチェア26の他の具体例を示す。ここでは、テーブル23には、第1辺25aおよび第2辺25bに沿ってそれぞれ2脚のチェア26が組み合わせられる。チェア26の背後で床面から鉛直方向に壁64は立ち上がる。テーブル23の両側25cに沿ってチェア26に対する着席や離席の動線は個別に確保される。言い換えると、テーブル23の両側辺25cのいずれも壁に突き当てられずに開放される。
2つのチェア26の間で壁64にはリードフック65が固着される。リードフック65には犬DGの首輪から延びるリード41が繋ぎ止められる。リードフック65は前述のリードフック42と同様の構造を備える。リードフック65は、天板25の天面を含む水平面よりも上方に配置される。リードフック65は、背もたれ26dの上端に接する水平面から100mmの高さよりも下方に位置する。
食事にあたってひとHBはチェア26に着席する。ひとHBは、テーブル23の脇をすり抜けてシート26aの座面に臀部を下ろす。その後、リードフック65にリード41を繋ぎ止める。リードフック65は壁64に固着されるので、リード41はホール17内でリードフック65に繋ぎ止められることができる。リード41の働きで犬DGの動きは制限されるので、犬DGの動きの範囲は限定される。こうして飼い主以外のひとたちに迷惑が及ぶことは防止される。飼い主は安心して犬といっしょに食事を楽しむことができる。
リード41は、リードフック65からテーブル23に向かって前方に延びることができる。こうしてリード41は着席する飼い主の前側に通されることができる。飼い主は継続的にリード41の位置を確認することができる。飼い主はリード41を利用して犬DGの位置を調整することができる。加えて、着席および離席の動線MLとリード41との干渉は回避されることができる。
図9に示されるように、テーブル23の第1辺25aには、リードフック65に向き合わせられる位置でリードガイド66が取り付けられてもよい。リードガイド66はテーブル23の天板25に沿ってリード41を保持することができる。したがって、ひとはさらに良好にリード41との接触に煩わされずに済む。
23…テーブル、25…天板、25a…2縁のうち1つ(第1辺)、25b…2縁のうち1つ(第2辺)、25d…一端、25e…開放端、26…座席(チェア)、26a…座面(シート)、26d…背もたれ、27…ベンチシート、27a…座面(シート)、27b…背もたれ、38…壁、39…首輪、41…リード、42…リードフック、58…壁、59…リードフック、61…座席、64…壁、65…リードフック、DG…犬、HB…ひと、M…飲食店舗システム。
Claims (8)
- 床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、
前記壁に突き当てられる一端から前記壁に直交する方向に開放端まで広がり、前記壁に直交する方向に2縁を規定する天板を有するテーブルと、
前記天板の前記2縁に沿って配置され、座面でひとの臀部を受け、前記座面の後端から立ち上がる背もたれを有する座席と、
前記座席の前記座面よりも上側で、かつ、前記座席の前記背もたれよりも前側で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックと
を備えることを特徴とする飲食店舗システム。 - 請求項1に記載の飲食店舗システムにおいて、前記リードフックは、前記座席に着席するひとの胸よりも前方に配置されることを特徴とする飲食店舗システム。
- 請求項1または2に記載の飲食店舗システムにおいて、前記リードフックは、前記天板の天面から100mmの高さよりも下方に配置されることを特徴とする飲食店舗システム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の飲食店舗システムにおいて、前記リードフックは、前記天板の上方に配置されることを特徴とする飲食店舗システム。
- テーブルと、
少なくとも前記テーブルの1辺に沿って配置され、ひとの臀部を受ける座面の後端から立ち上がる背もたれを有するベンチシートと、
前記ベンチシートの背後で床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、
前記背もたれの上方で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックと
を備えることを特徴とする飲食店舗システム。 - 請求項5に記載の飲食店舗システムにおいて、前記リードフックは、前記ベンチシート上で隣り合う座席の間で前記壁に固着されることを特徴とする飲食店舗システム。
- 請求項5または6に記載の飲食店舗システムにおいて、前記リードフックは、前記背もたれの上端から100mmの高さよりも下方に配置されることを特徴とする飲食店舗システム。
- テーブルと、
少なくとも前記テーブルの1辺に沿って並べられる2つのチェアと、
前記チェアの背後で床面から鉛直方向に立ち上がる壁と、
前記2つのチェアの間で前記壁に固着され、首輪から延びるリードを繋ぎ止めるリードフックと
を備えることを特徴とする飲食店舗システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000593U JP3221197U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | 飲食店舗システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019000593U JP3221197U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | 飲食店舗システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3221197U true JP3221197U (ja) | 2019-05-09 |
Family
ID=66429796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019000593U Active JP3221197U (ja) | 2019-02-21 | 2019-02-21 | 飲食店舗システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3221197U (ja) |
-
2019
- 2019-02-21 JP JP2019000593U patent/JP3221197U/ja active Active
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