JP3221093B2 - ネットワークプリント制御システム - Google Patents

ネットワークプリント制御システム

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JP3221093B2
JP3221093B2 JP27775192A JP27775192A JP3221093B2 JP 3221093 B2 JP3221093 B2 JP 3221093B2 JP 27775192 A JP27775192 A JP 27775192A JP 27775192 A JP27775192 A JP 27775192A JP 3221093 B2 JP3221093 B2 JP 3221093B2
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば異なる通信プ
ロトコル(本明細書では、以下単にプロトコルという)
を持つホストコンピュータのような複数のデータ処理装
置と少なくとも一つのプリンタとが同一の伝送媒体上に
接続されたネットワークプリント制御システムに関する
ものである。本発明は、伝送媒体に接続されたマルチホ
ストコンピュータ、およびマルチプリンタの内、少なく
ともマルチプリンタをサポートするネットワークプリン
ト制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図25ないし図27を参照しつつ複数の
データ処理装置とプリンタとが伝送媒体上に接続されて
いる従来例におけるネットワークプリント制御システム
を説明する。図25は従来例におけるネットワークに接
続されたゲートウエイの説明図である。図26は従来例
における送受信プロセス、プリントキュー、およびプリ
ンタの関係を説明するための図である。図27は従来例
におけるキューイングの例を示す図である。図25にお
いて、図示されていないネットワークに接続されている
ゲートウエイ90は、データを送受信すると共に、異な
るプロトコルを所定のプロトコルに変換する処理を行な
うデータ送受信部91と、当該データ送受信部91によ
って受信したデータに含むコマンドを解析するコマンド
解析部92と、後述のワークステーションから受信した
データの管理情報をキューイングすると共に、データを
プリントファイルとして格納するための処理を行なうフ
ァイル転送処理部93と、キューイングされている管理
情報とプリントファイルとを前記データ送受信部91を
介してプリンタ95(Printing/XNS)に送
信するプリント処理部94とから構成される。また、図
示されていないネットワーク上には、たとえばプロトコ
ルの異なる複数のワークステーション96(GAP/X
NS)、ワークステーション97(FTP/TCP/I
P、Telnet/TCP/IP)、および少なくとも
一つのプリンタ95(Printing/XNS)が接
続されている。
【0003】たとえば、ワークステーション97からプ
ロトコルの異なるプリンタ95にプリント要求がなされ
る。データ送受信部91では、ワークステーション97
のプロトコルでデータを受信し、データをコマンド解析
部92に送る。コマンド解析部92は、前記受信したデ
ータからコマンドを解析し、その内容、たとえばプリン
ト要求、およびそのプリンタを認識し、ファイル転送処
理部93を起動する。ファイル転送処理部93は、ワー
クステーション97からプリント要求の出されているデ
ータを受信し、データに含まれている管理情報を図示さ
れていないプリントキューにキューイングすると共に、
同じく図示されていないスプールにプリントファイルを
格納する。プリント処理部94は、前記プリントキュー
にキューイングされている管理情報およびスプールに格
納されているプリントファイルを取り出し、データ送受
信部91を介してプリンタ95のプロトコルで順次プリ
ンタ95に送出する。
【0004】また、上記従来例において、送受信プロセ
ス、プリントキュー、およびプリンタの関係は、図26
に示すようになる。すなわち、各ワークステーション9
6、97からプリント要求がなされたデータは、データ
送受信部91によって受信される。そして、データに含
まれる管理情報は、コマンド解析部92あるいはファイ
ル転送処理部93等を含む受信プロセス101ないし1
03によって、プリントキュー104に順次キューイン
グされる。その後、送信プロセス105は、プリントキ
ュー104の先頭から管理情報を取り出し、当該管理情
報に基づいてプリントファイルを図示されていないスプ
ールから取り出す。そして、送信プロセス105は、管
理情報およびプリントファイルを、たとえば要求された
プリンタAに送信するための処理を行なう。なお、上記
のようなネットワークプリント制御システムは、たとえ
ば特開平3−75921号公報および特開平3−759
49号公報に詳述されている。
【0005】伝送媒体に接続されているホストコンピュ
ータ上のある特定のファイルを複数のプリンタに出力す
る場合、一般的に次の2通りがある。第1の方法は、ホ
ストコンピュータから所望のプリンタ宛に複数回送信を
行なう。第2の方法は、ホストコンピュータから送られ
てきたファイルをゲートウエイで受信した後、所望のプ
リンタに対応したスプールにファイルをコピーする。そ
して、スプールにコピーされたファイルは、対応したプ
リンタによってプリントされる。特開平3−17728
号公報には、同一のファイル内容を複数のプリンタに出
力する同報出力制御方式が記載されている。しかし、上
記公報に記載されている同報出力制御方式は、マルチプ
リンタにおけるファイルの削除に関して記載されている
が、キャンセルの場合に関する記載がない。また、上記
公報に記載されている同報出力制御方式では、出力をす
べて管理しなければならないので、受信プロセスと送信
プロセス間に出力管理プロセスを設けなければならな
い。さらに、上記のような同報出力制御方式において、
ファイルのプリントをキャンセルしたい場合、出力管理
プロセスは、キャンセル処理も行なわねばならず、処理
がなお複雑になるという欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おけるネットワークプリント制御システムのゲートウエ
イ90では、プリントキュー104、およびこのプリン
トキュー104に繋がる送信プロセス105がシステム
全体で一つである。したがって、一つの送信プロセス1
05は、要求された、たとえばプリンタAに接続するた
めの処理を行なった後、プリントキュー104の先頭か
ら一つの管理情報を取り出して、管理情報およびプリン
トファイルを順次送信する。このため、たとえば図27
に示すような順序によって管理情報がプリントキュー1
04にキューイングされていたとすると、一つの送信プ
ロセス105は、たとえばデータ量の多いプリンタAの
送信処理を行なっている間に、少ないデータ量であるプ
リンタBあるいはプリンタCに対する要求に応える処理
を行なうことができない。すなわち、プリンタBあるい
はプリンタCへの要求は、データ量の多いプリンタAの
送信処理が終わるまで待たされることになる。
【0007】また、上記従来例におけるネットワークプ
リント制御システムの送信プロセス105は、管理情報
およびプリントファイルをプリンタ側に送信した後に、
これを削除する。したがって、送信プロセス105は、
管理情報およびプリントファイルをプリンタ側に送信し
た後、ワークステーション側から要求したプリントがど
のような状態で処理されているかを知ることができなか
った。また、ゲートウエイ側の管理者が同様に、プリン
タのプリント状態あるいはプリンタの状態を知りたくて
も知る手段がなかった。たとえば、送信プロセス105
がプリントファイルをプリンタ側に送信した後、ワーク
ステーションあるいはゲートウエイ側では、プリンタ側
でキューイング中であるか否か、プリンタでプリント中
であるか否か、プリントを正常に終了したか否か、ある
いはプリント異常で終了したか否かを知ることができな
かった。
【0008】さらに、ワークステーション側およびゲー
トウエイ側には、キューイング中のデータをキャンセル
する機能がなかった。そのため、間違って送信されたフ
ァイルは、キューイングされて順番を待ち、当該プリン
タに送信され、そのプリンタにおいて、始めて当該ファ
イルをキャンセルするようにしていた。したがって、プ
リントを行なう必要の無くなったファイルのために、処
理を待たされるプリンタがあるという問題を有した。
【0009】ホストコンピュータから送られてきたファ
イルをゲートウエイのプリンタに対応したスプールにコ
ピーする方法は、ホストコンピュータからプリンタ宛に
複数回送信を行なう方法に比べて送信が1回で済むので
効率的である。しかし、ゲートウエイで受信したファイ
ルは、プリンタに対応したスプールにコピーされるの
で、スプール内のディスクを圧迫するという問題があ
る。ディスクの圧迫を解決するものとして、たとえば特
開平3−17728号公報では、ファイルに属性を持た
せて解決している。しかし、上記公報の技術は、ファイ
ルを削除するために全部のプリンタに出力し終わったか
否かの判る情報を管理する処理が必要となり、管理が複
雑になる。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、異なるプリンタへの要求によって待たされ
ることがないネットワークプリント制御システムを提供
することを目的とする。本発明は、ゲートウエイおよび
データ処理装置側からプリンタ送信後のプリント状態お
よびプリンタの状態を把握できるネットワークプリント
制御システムを提供することを目的とする。本発明は、
ゲートウエイでスプールされているプリントファイルの
プリントをキャンセルすることができるネットワークプ
リント制御システムを提供することを目的とする。本発
明は、同報プリントを行なう際におけるゲートウエイの
処理を簡略化すると共に、マルチプリンタに対する処理
の共通化と高速化をはかることができるネットワークプ
リント制御システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】(第1発明) 以上のような問題を解決するために、本発明のネットワ
ークプリント制御システムは、複数のデータ処理装置
(図1の2、3、・・・、)と少なくとも一つのプリン
タ(図1の5、6、・・・、)とが伝送媒体(図1の
1)上に接続されており、当該伝送媒体(1)に対して
インタフェースを介して接続され、データを送受信する
データ送受信手段(図1の10)と、当該データ送受信
手段(10)によって受信したコマンドを解析し、この
解析されたコマンドにしたがって認識されたプリンタ
(5)にそれぞれ対応するプリントキュー(図1の1
5)に前記データの管理情報をプリンタの状態毎に区別
してキューイングすると共に、前記データのプリントフ
ァイルを格納する処理を行なう受信処理手段(図1の1
2)と、プリントキュー(15)にキューイングされた
管理情報およびプリントファイルを送信するための処理
を行なうと共に、プリンタ(5)に対応している送信処
理手段(図1の14)とからなるゲートウエイ(図1の
7)を備えている。
【0012】(第2発明)本発明のネットワークプリン
ト制御システムにおける送信処理手段(14)には、送
信処理手段(14)に対応したプリンタ(5)およびそ
のプリント状態を問い合わせる機能を備えている。
【0013】
【0014】(第3発明、第4発明) 本発明のネットワークプリント制御システムにおける受
信処理手段(12)には、受信処理手段(12)に対応
するキャンセルキュー(図1の156)にキャンセルの
ための管理情報を繋ぐように要求することができる機能
を有する。
【0015】(第5発明)本発明のネットワークプリン
ト制御システムは、プリンタ毎にプリントファイルのデ
ィレクトリを持ち、同報時に、前記受信処理手段(1
2)は、同一プリントファイルについて対象のディレク
トリとリンクし、前記送信処理手段(14)は、プリン
タの出力終了毎に対応するリンクを外すことを特徴とす
る。
【0016】(第6発明)本発明のネットワークプリン
ト制御システムは、前記管理情報に出力プリンタの数を
記述するフィールドを設け、前記受信処理手段(12)
は、クラス指定情報から前記フィールドに当該数を付与
し、前記送信処理手段(14)は、プリンタの出力終了
毎に、前記フィールドに記述された数を減算することを
特徴とする。
【0017】
【作 用】(第1発明) たとえば、ホストコンピュータのようなデータ処理装置
からネットワークを介してプロトコルの相違するプリン
タに対してプリント要求が行なわれる。データ処理装置
からのデータは、ネットワークからインタフェースを介
して送受信手段に受信される。そして、送受信手段によ
って所定のプロトコルで受信したデータは、受信処理手
段において、受信されたデータに含むコマンドを解析し
てコマンドがプリント要求であれば、プリントデータの
受信を行なってスプールに格納し、データの管理情報を
プリンタに対応したプリントキューにキューイングす
る。そのプリンタに対応して設けられたプリントキュー
には、たとえばスプールキュー、ペンディングキュー、
ターミネイテッドキュー、あるいはアボーテッドキュー
等が設けられている。プリント要求されたデータの管理
情報は、たとえばプリントファイルが受信された後、プ
リンタに送信されるまでスプールキューにキューイング
される。管理情報は、プリンタに送信された後、プリン
トが完了するまでペンディングキューにキューイングさ
れる。同様に、管理情報は、プリントを完了した後ター
ミネイテッドキューに、プリントファイルを受信した後
プリンタでプリントされるまでに、プリント異常があれ
ば、アボーテッドキューに、また、プリントファイルを
受信した後プリンタに送信されるまでにプリントのキャ
ンセルがあれば、キャンセルキューにそれぞれキューイ
ングされる。なお、キャンセルキューは、たとえば受信
プロセス毎に対応して設けられている。上記のように、
プリンタにおけるプリント状態は、その状態に応じてそ
れぞれキューイングされているため、そのプリント状態
を知ることができる。 その後、前記プリンタに対応
した送信処理手段は、同じプリンタに対応したプリント
キューから順次管理情報を取り出し、当該管理情報およ
び当該管理情報に対応したプリントファイルを要求され
たプリンタにそのプリンタのプロトコルで送信する。し
たがって、一つのプリンタは、プリントキュー、および
送信処理手段にそれぞれ対応して設けられているため、
他のプリンタの状態によって待たされることがない。
【0018】(第2発明)送信処理手段は、プリンタと
それぞれ対応して設けられているため、管理情報および
プリントファイルの送信後に、当該プリンタの状態が、
たとえば、正常か、異常か、あるいはビジーか等を問い
合わせる処理が速くなった。また、同様に、送信処理手
段は、たとえばファイルのプリントが正常にされたかあ
るいは異常で終了したか等のプリント状態を早く問い合
わすことができる。
【0019】
【0020】(第3発明、第4発明) たとえば、プリントのキャンセルを要求したホストコン
ピュータ上のファイルを削除する場合、受信処理手段
は、キャンセルの要求のあったことを認識して、プリン
トキューにキューイングされている管理情報をキャンセ
ルキューに繋げるように要求する機能を備えているた
め、プリンタにプリントファイルが送られる前であれ
ば、キャンセルが可能である。したがって、管理情報お
よびプリントファイルがプリンタ側に送信されてから、
プリントをキャンセルする場合に比べて、処理を短縮す
ることができる。
【0021】(第5発明)ゲートウエイは、プリンタ毎
にプリントファイルのディレクトリを持っている。そし
て、ホストコンピュータから一つのプリントファイルを
複数のプリンタでプリントする際に、受信処理手段は、
同一のプリントファイルについて対象のディレクトリと
リンクする。すなわち、プリントファイルの実体は一つ
で、他のディレクトリに、たとえばポインタをはる。そ
して、送信処理手段は、プリンタの出力終了毎に対応す
るリンクを外す。同報プリントは、プリントファイルと
ディレクトリとの間でリンクをはったり、あるいは外す
だけであるから、処理が簡単で早い。また、ゲートウエ
イにおけるスプールのディスクを圧迫することがない。
【0022】(第6発明)管理情報には、同時にプリン
トする出力プリンタの数を記述するフィールドを設け
る。また、伝送媒体に接続されているプリンタに対し
て、同時にプリントするクラス指定情報が予めテーブル
として決められている。受信処理手段は、ホストコンピ
ュータから送られてきたクラス指定情報に基づいて前記
フィールドに当該プリンタの数を付与する。そして、送
信処理手段は、プリンタの出力終了毎に、前記フィール
ドに記述された数を減算する。したがって、管理情報の
フィールドを見ることによって、プリントが終了してい
るか否かが直ちに判る。また、管理情報に出力プリンタ
数のフィールドを設けただけで、マルチプリンタ環境に
おいて、全プリンタでプリントを出力した後に、ホスト
コンピュータ上のプリントファイルを削除することがで
きる。以上の処理により、ゲートウエイにおける処理
は、簡略化されると共に、マルチプリンタに対する処理
の共通化と高速化をはかることができる。
【0023】
【実 施 例】図1は本発明における一実施例を説明す
るためのブロック構成図である。図1において、ネット
ワーク1には、複数のデータ処理装置、たとえばホスト
コンピュータ2、3、・・・、およびプリンタ5、6、
・・・、がゲートウエイ7を介して接続されている。そ
して、ホストコンピュータ2および3は、たとえばTC
P/IP/FTPプロトコル11を有する。プリンタ
5、6は、たとえばXNSプロトコル13を有する。ま
た、ネットワーク1に接続されているゲートウエイ7に
は、ゲートウエイ7を制御したり、あるいは動作状態の
表示、変更等の操作を行なうコンソール8と、たとえば
プリントファイル900等を格納するためのスプール9
とが設けられている。さらに、ゲートウエイ7は、ホス
トコンピュータ2、3、・・・、およびプリンタ5、
6、・・・、等のデータを送受信すると共に、上記ホス
トコンピュータ2、3、・・・、およびプリンタ5、
6、・・・、等の異なるプロトコルに対応したデータ送
受信部10と、当該データ送受信部10によって受信さ
れたデータのコマンドを解析して、その管理情報および
ファイルの受信処理を行なう受信プロセス12と、要求
されたプリンタに管理情報およびプリントファイルを送
信するための処理、およびプリント状態とプリンタの状
態とを問い合わせる機能を有し、後述のプリントキュー
と対応して設けられた送信プロセス14、14′、1
4″、・・・と、受信したデータの管理情報をプリント
状態に基づいてキューイングできる各プリンタ5、6、
・・・、に対応して設けられたプリントキュー15、1
5′、15″、・・・と、ゲートウエイ7の制御および
動作状態等の表示、変更等、コンソール8からのコマン
ドにしたがって処理を行なうコンソールコマンド処理部
16と、図示されていないコマンド入力プロセスとから
構成される。なお、ゲートウエイ7には、CPU、主記
憶装置および補助記憶装置、周辺装置等、直接本実施例
に関係しない装置が省略されている。
【0024】データ送受信部10は、データをプロトコ
ルの種類に応じて処理できる受信部11と、プリンタの
プロトコルにしがってデータを送信できる送信部13と
から構成されている。受信プロセス12、12′、1
2″、・・・は、複数のホストコンピュータ2、3、・
・・、の処理を行なうことができるように複数設けられ
ており、受信したデータのコマンドを解析するコマンド
解析部121と、データのプリントファイル900を受
信し、スプール9に転送するための処理を行なうファイ
ル受信部122とから構成される。送信プロセス14、
14′、14″、・・・、は、ネットワーク1に接続さ
れているプリンタ5、6、・・・、と対応して設けら
れ、プリントキュー15、15′、15″、・・・、か
ら管理情報を取り出すと共に、スプール9からプリント
ファイル900を取り出し、たとえば要求されたプリン
タ5に送信するファイル送信部141と、送信したプリ
ントファイルの状態を問い合わせるプリント状態問い合
わせ部142と、プリンタの状態を問い合わせるプリン
タの状態問い合わせ部143とから構成されている。た
とえば、プリント状態問い合わせ部142は、送信した
プリントファイルが待ち状態か、プリント中か、プリン
トを正常に終了したか、あるいはプリントを異常に終了
したかを問い合わせる機能を有する。また、プリンタの
状態問い合わせ部143は、プリンタ5、6、・・・、
のスプールにプリントファイルを入れる余裕があるか否
か、プリンタ5、6、・・・、が異常か否か、プリンタ
5、6、・・・、の紙切れがあるか否かを問い合わせる
機能を有する。
【0025】プリントキュー15、15′、15″、・
・・は、プリントファイルを受信した後、プリンタ5、
6、・・・、に送信されるまでの管理情報をキューイン
グするスプールキュー152と、プリントファイルをプ
リンタに送信した後、プリントが完了するまでの管理情
報をキューイングするペンディングキュー153と、プ
リントを完了した後の管理情報をキューイングするター
ミネイテッドキュー154と、プリントファイルを受信
した後プリンタに送信されるまでに、プリント異常であ
れば、その管理情報をキューイングするアボーテッドキ
ュー155と、各キューにキューイングされている管理
情報を移動したりあるいは削除するための操作を行なう
操作部151とから構成される。また、プリントキュー
15、15′、15″、・・・は、送信プロセス14、
14′、14″、・・・、とそれぞれ対応している。受
信プロセス12、12′、12″、・・・は、プリント
ファイルを受信した後プリンタに送信されるまでの間
に、プリントをキャンセルするための要求があれば、キ
ャンセルを行なうプリントファイルの管理情報をキュー
イングしているスプールキュー152からキャンセルキ
ュー156、156′、156″、・・・、に繋ぎ換え
るようにプリントキュー15の操作部151に対して要
求することができる。操作部151は、上記要求によ
り、スプールキュー152の管理情報をキャンセルキュ
ー156に繋ぎ換える。
【0026】図2は本発明における実施例の送信プロセ
スとプリンタとの関係を説明するための図である。図2
において、たとえばホストコンピュータ1からのプリン
ト要求は、受信プロセス12によって、そのコマンドが
解析される。このコマンドの解析によって、受信プロセ
ス12は、出力すべきたとえば、プリンタ5を認識し、
管理情報をプリンタ5に対応したプリントキュー15に
キューイングするようプリントキュー15の操作部15
1に要求する。そして、操作部151は、上記要求によ
り、プリンタ5に対応したプリントキュー15のスプー
ルキュー152に受信プロセス12によって受信した管
理情報をキューイングする。スプールキュー152にキ
ューイングされた管理情報は、同じくプリンタ5に対応
した送信プロセス14によって取り出される。送信プロ
セス14は、前記管理情報に基づいてプリントファイル
を認識してプリンタ5に送信する。
【0027】図3は本発明における実施例のプリントキ
ューを説明するための図である。図3において、示され
ているプリントキューは、図1に示すものと同じもので
ある。太い実線は、通常のキューイングであり、細い実
線はプリントに異常が発生した場合のキューイング、ま
た、点線はキャンセルを行なう時のキューイングを示
す。
【0028】図4ないし図6は本発明における管理情報
をキューイングする状態を説明するための図である。図
4はフリーキューから空き管理情報を取り出して、スプ
ールキューに管理情報を書き込む際の説明図である。図
5は管理情報をスプールキューからペンディングキュー
に付け替える際の説明図である。図6は管理情報をペン
ディングキューからターミネイテッドキューに付け替え
る際の説明図である。図4ないし図6において、たとえ
ばプリンタ5に対応するプリントキュー15について説
明する。プリントキュー15にあるフリーキュー157
は、予め設定された数の空き管理情報157−1、空き
管理情報157−2、空き管理情報157−3、・・
・、が接続されている。受信プロセス12におけるコマ
ンド解析部121によって、たとえばプリンタ5が認識
される。そして、受信プロセス12は、データを受信し
てスプール9にファイルとして格納した後、管理情報を
キューイングするための要求をプリンタ5に対応するプ
リントキュー15の操作部151に対して行なう。そし
て、操作部151は、前記フリーキュ−157の一番先
頭の空き管理情報157−1を取り外して受信したファ
イル名をこの管理情報に設定し、スプールキュー152
の最後(図4では152−2の後)にキューイングす
る。そして、フリーキュー157の先頭は、空き管理情
報157−2となる。また、要求のあった、たとえばプ
リンタ5に対応する送信プロセス14は、スプールキュ
ー152の先頭の管理情報(たとえば、既にキューイン
グされている管理情報152−1)を取り出すように操
作部151に要求した後、この取り出された管理情報か
らスプール内のファイル名を取り出し、このファイルを
プリンタ5に送信する処理を行なう。さらに、操作部1
51は、送信中の前記管理情報152−1にセンデイン
グフラグを立てる。
【0029】図5に示すように、送信プロセス14がプ
リントファイルをプリンタ5に送信を完了した後、操作
部151は、スプールキュー152の先頭の管理情報、
すなわち既にキューイングされている管理情報152−
1をペンディングキュー153の最後に付け替える。こ
のとき、管理情報にプリンタ5から返されたリクエスト
IDを設定する。したがって、スプールキュー152の
先頭は、管理情報152−2となる。送信が終了したフ
ァイルは、スプール9から削除される。この時、図1ま
たは図3に示すように、コンソール8を介してプリント
キュー15の操作部151に対してキャンセルの依頼が
あった管理情報は、キャンセルキュー156に付け替え
られる。また、送信プロセス14は、プリント要求のあ
ったプリンタ5に対してペンディングキュー153の先
頭の管理情報を取り出して、リクエストIDを引数にし
て、送信したファイルの状態を問い合わせ、そのプリン
トファイルがプリント中であれば、操作部151に要求
して、ペンディングキュー153の先頭に付けられてい
るプリント待ちの管理情報(イ)にプリンティングフラ
グを立てさせる。
【0030】図6に示すように、送信プロセス14の要
求により、ファイル状態問合わせ結果が正常終了だった
場合、操作部151は、プリント待ちあるいはプリント
中の管理情報(イ)をターミネイテッドキュー154の
最後に付け替える。したがって、ペンディングキュー1
53の先頭は、プリント待ちの管理情報(ロ)となる。
また、ファイルの状態問い合わせの結果が異常状態で終
了した場合、送信プロセス14の要求により、操作部1
51は、その管理情報をアボーテッドキュー155に付
け替える。そして、ターミネイテッドキュー154およ
びアボーテッドキュー155に予め設定された一定数以
上の管理情報が溜まった場合、操作部151は、プリン
トが終了した先頭の管理情報(a)をフリーキュー15
7の先頭に移動する。
【0031】図7(イ)ないし(ハ)は本発明における
一実施例を説明するための送受信プロセス管理テーブル
および管理情報を示す図である。図7(イ)において、
送信プロセス管理テーブル71は、送信プロセス14
の、たとえばスタートあるいはストップ状態を記載する
プロセス状態領域710と、プリンタの動作状態が正常
か異常かを記載するプリンタの状態領域720と、他の
プロセスから送信プロセス14への要求、たとえば受信
プロセス12がデータ受信後、スプールキュー152に
管理情報をキューイングしたこと等の通知を記載する送
信プロセスへの要求領域730と、スプールキュー15
2の先頭ポインタ、たとえば管理情報1の位置、最終ポ
インタ、たとえば管理情報4の位置、およびスプールキ
ュー152にキューイングされている数、たとえば
「4」を記載するキューテーブル741を記載したスプ
ールキュー領域740と、同じくペンディングキュー1
53のキューテーブル751を記載したペンディングキ
ュー領域750と、同じくターミネイテッドキュー15
4のキューテーブル761を記載したターミネイテッド
キュー領域760と、同じくアボーテッドキュー155
のキューテーブル771を記載したアボーテッドキュー
領域770と、プリントを正常に終了したファイルの累
計を記載する正常終了の累計領域780と、プリントを
異常終了したファイルの累計を記載する異常終了の累計
領域790とから構成されている。
【0032】図7(ロ)において、管理情報72は、た
とえばプリント要求のあったファイル名を記載するファ
イル名領域721と、プリントファイルをプリンタに送
信した後のプリント状態等の問い合わせを行なうための
リクエストIDを記載する領域722と、送信プロセス
14のファイル送信中あるいはプリンタでファイルがプ
リント中等の状態を知らせるためのフラグを立てる状態
フラグ領域723と、次の管理情報の位置を記載する次
の管理情報へのポインタ領域724とから構成されてい
る。
【0033】図7(ハ)において、受信プロセス管理テ
ーブル73は、受信プロセス12の、たとえばスタート
あるいはストップ状態を記載するプロセス状態領域73
1と、たとえばホストコンピュータ2との接続状態がど
のようになっているかを記載するホストコンピュータ2
の接続状態領域732と、他のプロセスから受信プロセ
スへの要求、たとえばホストコンピュータ2上のファイ
ルを削除してもらうためにキャンセルキュー156にキ
ューイングしたという通知や受信処理を中止してほしい
という通知等を記載する受信プロセスへの要求領域73
3と、キャンセルキュー156を記載するキャンセルキ
ュー156の先頭ポインタ、たとえば管理情報1の位
置、最終ポインタ、たとえば管理情報4の位置、および
キャンセルキュー156にキューイングされている数、
たとえば「4」を記載するキューテーブル735を記載
したキャンセルキュー領域734とから構成される。
【0034】次に、図8のフローチャートを参照しつつ
本発明の一実施例についてその動作を説明する。たとえ
ば、ホストコンピュータ2にあるファイルをプリンタ5
にプリントする場合、ホストコンピュータ2から送られ
たプリントファイルは、ネットワーク1を介してゲート
ウエイ7のデータ送受信部10の受信部11によって受
信され、その後、当該プリントファイルは、受信プロセ
ス12によって受信される(ステップ81)。また、プ
リントファイルは、ファイル受信部122によって受信
された後、管理情報72にファイル名を記載して、スプ
ール9にファイル900として格納される。受信プロセ
ス12は、たとえばホストコンピュータ2から受信した
ファイルのファイル名から、プリントすべきプリンタ5
を認識する。その後、受信プロセス12は、プリンタ5
に対応するプリントキュー15内のスプールキュー15
2に管理情報72をキューイングするように操作部15
1に要求する。そして、この要求によって、前記操作部
151が前記管理情報72をスプールキュー152にキ
ューイングする(ステップ82)。受信プロセス12
は、その受信プロセス管理テーブル73(図7参照)を
見て、プリントファイルの管理情報72がスプールキュ
ー152にキューイングされている間に、ホストコンピ
ュータ2からプリントをキャンセルするための要求があ
れば、ホストコンピュータ2上のプリントファイルを削
除する(ステップ83)。 また、操作部151は、タ
ーミネイテッドキュー154にキューイングされている
管理情報72を見に行き、その状態フラグ領域723の
状態フラグによって、ターミネイテッドキュー154に
削除されていないファイルの管理情報72の存在を知る
と受信プロセス12がホストコンピュータ2上のプリン
トファイルを削除する(ステップ84)。さらに、操作
部151は、ターミネイテッドキュー154、またはア
ボーテッドキュー155に繋がれている管理情報72の
キューイング数を調べ、その数が予め設定された一定数
以上であれば、その最後の管理情報72をフリーキュー
157(図4参照)に繋ぎ、新たなプリントファイルの
キューイングに備える(ステップ85)。
【0035】ホストコンピュータ2からプリント要求さ
れたプリンタ5と対応している送信プロセス14は、ス
プールキュー152の先頭の管理情報72からプリント
ファイル名を知り、スプール9からそのプリントファイ
ル900を得る(ステップ811)。前記送信プロセス
14は、操作部151に対して、スプールキュー152
にセンディングフラグを立てるように要求すると共に、
そのプリントファイルを要求されているプリンタ5に送
信する(ステップ812)。送信プロセス14は、プリ
ントファイルをプリンタ5に送信した後、リクエストI
Dを管理情報72に設定して、操作部151に対して、
管理情報72をペンディングキュー153に移動すると
共に、スプール9内のファイルを削除するように要求す
る(ステップ813)。その後、操作部151は、ペン
ディングキュー153にキューイングされている管理情
報72を先頭から検索する。そして、当該検索された管
理情報72に基づいて、送信プロセス14は、プリンタ
5に送信され、且つまだプリントが完了されていないプ
リントファイルの状態をプリンタ5に対してリクエスト
IDを指定して問い合わせる(ステップ814)。この
問い合わせにより、送信プロセス14は、プリントファ
イルが処理待ちであれば、管理情報72の検索をスキッ
プして先頭に戻す。送信プロセス14は、問い合わせ結
果がプリント中であれば、その管理情報72の状態フラ
グ領域723(図7(ロ)参照)にプリンティングのフ
ラグを立てるように、操作部151に要求する。送信プ
ロセス14は、問い合わせた結果が正常終了の場合、そ
の管理情報72をターミネイテッドキュー154に移動
するように操作部151に要求する(ステップ81
6)。送信プロセス14は、問い合わせ結果が正常終了
でない場合、その管理情報72をアボーテッドキュー1
55に移動するように操作部151に要求する(ステッ
プ817)。
【0036】次に、コマンド入力プロセスについて図8
のフローチャートに基づいて説明する。ゲートウエイ7
の管理者は、コンソール8の入力によってプリントファ
イルのプリントをキャンセルすることができる。たとえ
ば、コンソール8から入力したプリントファイルのキャ
ンセル情報は、コンソールコマンド処理部16によって
解析され、操作部151に当該プリントファイルのキャ
ンセルを要求する。操作部151は、コンソールコマン
ド処理部16からの命令がプリントファイルのキャンセ
ルであることを認識する(ステップ86)。操作部15
1は、キャンセルのあった特定ファイルの管理情報72
をペンディングキュー153からキャンセルキュー15
6に移動する(ステップ87)。そして、図示されてい
ない入力コマンドプロセスは、ゲートウエイ7のスプー
ル9からキャンセルされるべきプリントファイルを削除
する(ステップ88)。
【0037】コンソール8は、ネットワーク1に接続さ
れている全てのプリンタ5、6、・・・、に対する正常
あるいは異常、スプールの込み具合、および紙切れ等、
また、各プリンタのプリント状態、たとえば待機中、プ
リント中、プリントの正常あるいは異常等の状態を見る
ためのコマンドを入力することができる。そして、ゲー
トウエイ7の管理者は、前記コマンドによって、ゲート
ウエイ7の各種状態を知ることができる。
【0038】通常、プリントファイルは、受信プロセス
12で受信された後、スプール9内に一旦格納され、そ
の後、送信プロセス14によって、所望のプリンタに送
信される。そして、送信プロセス14は、プリントファ
イルをプリンタ5に送信した後、ゲートウエイ7内、す
なわちスプール9内から削除する。また、送信プロセス
14は、プリント状態を問い合わせた結果、プリントが
完了された場合に、ホストコンピュータ2のプリントフ
ァイルを削除するような処理を受信プロセスに依頼し、
受信プロセスがホストコンピュータ2上のプリントファ
イルの削除を行なう。次に、操作部151は、スプール
キュー152にプリントファイルの管理情報72がある
間、キャンセルのコマンドがホストコンピュータ2から
受信プロセス12に、またはコンソール8からコンソー
ルコマンド処理部16に、入力された場合、プリントフ
ァイルの管理情報72をキャンセルキュー156に移動
する。また、操作部151は、スプール9内のプリント
ファイルを削除し、さらにその後、ホストコンピュータ
2のプリントファイルを削除する処理を受信プロセスに
依頼し、受信プロセスがホストコンピュータ2上のプリ
ントファイルの削除を行なう。
【0039】図9は本発明の一実施例における課題を説
明するための図である。図10は本発明の一実施例であ
る受信プロセスがターミネイテッドキューを検索する例
を示す図である。図11は本発明の一実施例における他
の課題を説明するための図である。プリント終了後に伝
送媒体に接続されているホストコンピュータ上のファイ
ルを削除する場合には、図9に示されているように、受
信プロセスがターミネイテッドキューを検索して、未削
除の管理情報を見つけて、そのファイル名を獲得する。
その後、受信プロセスは、当該ファイルを削除するため
に、ホストコンピュータに対して削除コマンドを発行し
て、ファイルを削除すると共に、管理情報の未削除を削
除済に変える。しかし、マルチプリンタ環境では、図1
0に示されているように、受信プロセスがプリンタの数
だけ存在し、全てのターミネイテッドキューを検索しな
ければならない。また、受信プロセスは、ターミネイテ
ッドキュー以外に、キャンセルキューやアボーテッドキ
ューも検索する必要がある。そのため、受信プロセス
は、これらのキューを検索することで、処理のオーバヘ
ッドとなる。
【0040】ターミネイテッドキューにキューイングし
た管理情報は、一定数以上キューイングされると、古い
ものから順次削除しなければならない。しかし、伝送媒
体に接続されているホストコンピュータ上のファイルを
削除していない管理情報は、削除できない。そこで、受
信プロセスは、管理情報を削除する際にもターミネイテ
ッドキューを検索して、ホストコンピュータ上のファイ
ルを削除していない管理情報を除く処理が必要になり、
処理のオーバヘッドとなる。全部のプリンタで出力し終
わってから、ホストコンピュータ上のファイルを削除す
る必要があるが、図1に示す実施例の受信プロセスと送
信プロセスの構成では、同報プリントした際の数の情報
がない。すなわち、図11に示すように、受信プロセス
は、ターミネイテッドキューからプリントが終了したこ
とを表す「F1」を検索しても、どのプリンタが終了、
あるいは未終了であるか不明であった。そこで、受信プ
ロセスは、共通のメモリにカウンタを設け、プリント数
をカウントし、このカウント数によって、プリントが全
て終了したことを知った。しかし、このような処理は、
複雑になってしまうという欠点があった。
【0041】図12は本発明における他の実施例である
ゲートウエイに接続されているホストコンピュータおよ
びプリンタの全体構成図を示す。なお、図12は本実施
例を説明するために必要な構成のみが示されている。図
12において、ゲートウエイ7′は、たとえばゲートウ
エイ7′がクライアントとなり、ホスト上のファイルを
リトリーブし、プリント完了後にホスト上のファイルを
削除するようにスプールコネクションが設定されている
ホストコンピュータ1と、ゲートウエイ7′がサーバと
なるようにFTPコネクションが設定されているホスト
コンピュータ2および3と、ゲートウエイ7′がサーバ
となるようにXNSコネクションが設定されているホス
トコンピュータ4と、ゲートウエイ7′に接続されたプ
リンタ1ないし3とから構成されている。また、ゲート
ウエイ7′は、スプールコネクションが設定されている
場合に、ホストコンピュータ1に対して、リスト命令、
リトリーブ命令、削除命令を出すことによって、ファイ
ルをホストコンピュータ1から取り出して削除する受信
プロセスFTPと、ホストコンピュータ側からの要求に
よってファイルをストアする受信プロセス(FTPD)
12、12′と、受信プロセス(XNSD)12″と、
プリンタ1ないし3にプリントファイルを送信する送信
プロセス14、14′、14″(XNS)とから構成さ
れている。
【0042】図13は本発明における他の実施例である
受信プロセスと送信プロセスとを説明するためのブロッ
ク構成図である。図13に示す受信プロセス120およ
び送信プロセス140は、図1に示す第1実施例の受信
プロセス12および送信プロセス14における一部の機
能が相違している。すなわち、送信プロセス120は、
図1に示す機能以外に、たとえばキャンセルキューにキ
ャンセルのための管理情報を繋ぐように要求することが
できる機能を有する管理情報接続要求部123と、同一
のプリントファイルについて対象のディレクトリとリン
クをはるリンクはり処理部124と、プリンタ数を記述
するフィールドにプリンタ数を付与するプリンタ数付与
部125とから構成されている。
【0043】また、受信プロセス140は、図1に示す
機能以外に、プリンタの出力終了毎に対応するリンクを
外す機能を有するリンク外し処理部144と、プリンタ
数が記述されているフィールドのプリンタ数をプリンタ
の出力終了毎に減算する機能を有するプリンタ数減算部
145とから構成される。
【0044】図14は本発明における他の実施例である
受信ファイルとディレクトリの構成を示す図である。図
14において、たとえば「host1」はホストコンピ
ュータ名で、「0ABF2314」はホストコンピュー
タで付けらたファイル名である。また、たとえば「AA
001122」は、ゲートウエイ7′内におけるファイ
ル名を示す。図14に示すように、ゲートウエイ7′内
に受信されたファイルは、内部ファイル名に変換され、
出力プリンタに対応したディレクトリ内に置かれる。図
14では、「host1」という2本のスプールコネク
ション、および「host2」という1本のスプールコ
ネクションと、1本のFTPコネクションから受信し
た、4個の同一プリンタ宛のファイルのゲートウエイ内
部での形式を示す。プリンタ1ないし3というディレク
トリ名は、プリンタ定義ファイルに記述された順に作成
される。
【0045】プリンタ定義ファイルは、伝送媒体に接続
されている1台または複数台のグループからなるプリン
タを指定する際の情報をクラスという概念によって分類
定義されている。たとえば、クラスは、次のように定義
される。 クラス 指定されるプリンタ A printer 1 B printer 2 C printer 3 D printer 1 printer 2 E printer 1 printer 3 F allprinter G printer 2(default) (指定のない時はプリンタ2) 上記アルファベットによるクラスと当該クラスに属する
プリンタ名とを対応させたテーブルは、図示されていな
い記憶部に記憶されている。
【0046】次に、複数のプリンタにプリントアウトす
る場合を説明する。図15は本発明における他の実施例
であるディレクトリとファイルとの接続を説明するため
の図である。複数のプリンタにプリントアウトするため
には、各コネクション処理側(Spool/XNS/F
TP)でプリンタアサインファイル(/etc/gw/
printer_assign)に記述されているクラ
スを以下の方法で指定することができる。たとえば、S
pool/XNS/FTP各コネクションにおいて、プ
リンタ1ないし3によってプリントアウトする場合、ホ
ストコンピュータ側では、ファイル名の先頭にクラス
「F」を指定する。また、FTPコネクションの場合、
ホストコンピュータ側では、ディレクトリにクラス
「F」を指定することもできる。さらに、XNSコネク
ションの場合、ホストコンピュータ側では、messa
geパラメタにクラス「F」を指定することもできる。
すなわち、パラメタとして「F」が記述されている場合
は、プリンタ定義ファイルから、伝送媒体に接続されて
いるプリンタ1ないしプリンタ3全てのプリンタによっ
て同一のファイルがプリントされる。プリンタは、指定
されたクラス名から決定され、クラスに記述されている
先頭のプリンタのディレクトリに受信データを格納す
る。受信データがディレクトリに格納された後に、それ
以外のディレクトリは、最初に格納したディレクトリ内
のファイルとリンクさせる。たとえば、図15に示すよ
うに、スプール内の「printer1」というディレ
クトリには、実体のファイルが接続され、「print
er2」および「printer3」というディレクト
リは、実体のファイルとリンクされている。
【0047】図16は本発明における他の実施例である
管理情報と出力プリンタとの関係を説明するための図で
ある。ファイルの管理情報は、各プリンタのスプールキ
ューにキューイングされる。たとえば、図16に示すよ
うに、プリンタ1には、既に管理情報Aおよび管理情報
Bがキューイングされており、新たに管理情報1が追加
されている。そして、プリンタ2に管理情報2が、プリ
ンタ3に管理情報3がそれぞれキューイングされてい
る。また、プリンタ1ないし3の管理情報には、受信さ
れた際のファイル名「file1」、およびゲートウエ
イ内部におけるファイル名「AA001122」、と送
信元のコネクションを識別する番号「1」と、出力プリ
ンタのIDである「1」、「2」、「3」とが記述され
ている。
【0048】ゲートウエイ内におけるスプールファイル
を削除する場合、各プリンタに送信が終了すると、送信
プロセスは、管理情報からそのプリンタに対応したディ
レクトリ配下のファイルからリンクを外す。結果とし
て、全プリンタに出力し終わった時点でファイルの実体
が削除される。
【0049】次に、本実施例における同報におけるキュ
ーイング状態を詳細に説明する。本実施例のプリントキ
ューは、同報時におけるターミネイテッドキュー、アボ
ーテッドキュー、およびキャンセルキューを検索する手
間を無くすものである。すなわち、図17は本発明にお
ける他の実施例であるプリントキューを説明する図であ
る。プリントキューは、スプールキュー161と、ペン
ディングキュー162と、ターミネイテッドキュー16
3と、キャンセルキュー164とから構成されている。
ターミネイテッドキュー163は、プリントの正常終
了、プリントの異常終了、およびキャンセルによる終了
等の各管理情報がキューイングされる。キャンセルキュ
ー164は、ターミネイテッドキュー163と同じ管理
情報が同時にキューイングされている。
【0050】図18は本発明における他の実施例である
各プリンタのスプールキューを説明するための図であ
る。一つのホストコンピュータから3台のプリンタへの
一斉送信の場合は、図18に示すように、プリンタ1な
いし3のスプールキューに管理情報がキューイングされ
る。このとき、管理情報のリファレンス領域には、一斉
送信したプリンタの数(この場合は3)が格納される。
図19は本発明における他の実施例であるキューイング
の繋げ方を説明するための図である。プリントが完了し
た時、各送信プロセスは、プリンタにおけるファイルの
プリント終了を確認する。そして、ペンディングキユー
にキューイングされていた管理情報は、ターミネイテッ
ドキューに付け替えられる。このとき、管理情報の「プ
ロトコル種別」フィールドを調べ、プリント終了後にホ
ストコンピュータ上のファイルを削除するプロトコルの
場合は、この管理情報をその「コネクションID」フィ
ールドで決定される受信プロセスのキャンセルキューに
キューイングする。
【0051】図20は本発明における他の実施例である
管理情報を説明するための図である。図20に示す管理
情報には、ホストコンピュータから受信された際の受信
ファイル名を記述する領域、ゲートウエイ内における内
部ファイル名を記述する領域、接続されているホストコ
ンピュータのIDを記述する領域、ホストコンピュータ
から指示された出力プリンタのIDを記述する領域、リ
モートプリンタの状態を問い合わせするためのリクエス
トIDを記述する領域、プリント待ちやプリント中等を
知らせる状態フラグを立てる領域、プリントの正常終了
や異常終了等を知らせるプリント結果情報を記述する領
域、接続されているホストコンピュータのプロトコル種
別を記述する領域、プリントの同報数を記述するリファ
レンス領域、次の管理情報へのポインタ等を記述する領
域等がある。
【0052】図21は本発明における他の実施例である
キャンセル処理を説明するための図である。図21に示
す管理情報は、リファレンス領域のみが示されており、
記述されている数字は、同報するプリンタ数を表す。キ
ャンセル処理は、スプールキユーにキューイングされて
いた管理情報をターミネイテッドキューに付け替える。
この後の処理は、プリント完了時の処理と同じである。
また、受信プロセスは、キャンセルキュー内の管理情報
を定期的に検索し、管理情報におけるリファレンス領域
の記述が1になるものを取り出し、フリーキューに繋
ぐ。
【0053】図22は本発明における他の実施例である
ファイル削除を説明するための図である。図22におい
て、管理情報のアルファベット3文字は、ゲートウエイ
内部のファイル名を示し、数字はリファレンス領域に記
述されたもので、同報プリントを行なう際のプリンタ数
を表す。キャンセルキューが図22に示すような状態に
あるとき、管理情報(a)をキャンセルキューにキュー
イングする場合は、まずキューイングしようとする管理
情報の内部ファイル名「AAD」と同じ内部ファイル名
を持つ管理情報がキューイングされているか否かを調べ
る。同じ内部ファイル名を持つ管理情報がキューイング
されていなければ、キャンセルキューの最後に新しくキ
ューイングする。次に、内部ファイル名「AAA」とい
う管理情報(b)の場合は、同じ内部ファイル名「AA
A」がすでにキャンセルキューにキューイングされてい
るので、キューイングされない。そして、キューイング
されている管理情報のリファレンス領域に記述されてい
る数をデクリメントする。
【0054】次に、ファイルを削除する場合、受信プロ
セスは、定期的にキャンセルキューを検索し、管理情報
のリファレンス領域が1になっている管理情報を取り出
す。また、受信プロセスは、ホストコンピュータ上のフ
ァイルを削除し、図21に示すように、その管理情報を
フリーキューに移動する。なお、リファレンス領域に記
述されている「1」は、全プリンタでプリントが終了ま
たはキャンセル済みを意味する。
【0055】ターミネイテッドキューを削除する場合、
送信プロセスは、ターミネイテッドキューに管理情報を
キューイングした時点で、キューイングされている管理
情報の個数を調べる。また、送信プロセスは、管理情報
が一定数以上キューイングされている場合、ターミネイ
テッドキューの先頭から管理情報を必要な数だけ削除す
る。
【0056】図23は本発明における他の実施例である
ゲートウエイ内部のメモリ状態を説明するための図であ
る。ゲートウエイ内部のメモリは、受信プロセス毎に対
応したキャンセルキュー、接続されているホストコンピ
ュータの状態を示す領域、およびホストコンピュータを
制御する領域がある。また、ゲートウエイ内部のメモリ
は、プリンタに対応している送信プロセス毎にスプール
キュー、ペンディングキュー、ターミネイテッドキュ
ー、プリンタの状態を示す領域、およびプリンタを制御
する領域がある。そして、ゲートウエイ内部のメモリ
は、全体管理部によって上記各領域が管理されている。
【0057】図24は本発明における他の実施例である
プリント依頼からファイルの削除までの流れを説明する
ための図である。先ず、ホストコンピュータからプリン
トの依頼がある。受信プロセスにおけるファイル受信部
122は、ホストコンピュータからプリントすべきファ
イル名を受信する(ステップ2311)。前記ファイル
受信部122は、ホストコンピュータから送られてきた
ファイル名、たとえばプリンタ定義ファイルによって定
義されている一番目にある文字から出力プリンタおよび
格納ディレクトリファイルを決定する(ステップ231
2)。また、受信プロセスにおけるプリンタ数付与部1
25は、プリンタ定義ファイルに基づいて管理情報にプ
リンタ数を付与する。次に、受信プロセスにおけるファ
イル受信部122は、ホストコンピュータからファイル
を受信する(ステップ2313)。受信プロセスにおけ
るリンクはり処理部124は、ホストコンピュータから
指定して来た出力プリンタに対応したファイルにリンク
をはる(ステップ2314)。また、受信プロセスにお
ける管理情報接続要求部123は、出力プリンタに対応
したスプールキューに管理情報をキューイングするよう
に、プリントキュー15の操作部151に要求する(ス
テップ2315)。
【0058】プリンタに対応した送信プロセスにおける
ファイル送信部141は、スプールキューの先頭の管理
情報からファイルを得る(ステップ2316)。そし
て、前記ファイル送信部141は、スプールキューにセ
ンディングフラグを立てると共に、ファイルを出力プリ
ンタに送信する(ステップ2317)。前記ファイル送
信部141は、出力プリンタに対してファイルを送信し
た後、リンク外し処理部144が管理情報をペンディン
グキューに移動し、ファイルのリンクを外す(ステップ
2318)。送信プロセスにおけるプリント状態問合せ
部142は、ペンディングキューの管理情報を検索し、
出力プリンタに対してプリントの結果を問い合わせる
(ステップ2319)。また、前記プリント状態問合せ
部142は、プリントが終了したか否かを調べ、プリン
トが終了していない場合、プリントの終了までステップ
2316からの処理を繰り返す(ステップ2320)。
プリントが終了した場合、送信プロセスにおける前記プ
リンタの状態問合せ部143は、プリントキュー15の
操作部151に対して、終了ステータスを管理情報に格
納して、この管理情報をターミネイテッドキューに移動
するように要求する。また、前記プリンタの状態問合せ
部143は、前記操作部151に対して、ターミネイテ
ッドキューが一定以上キューイングされていれば、ター
ミネイテッドキューの先頭から削除するように要求する
(ステップ2321)。そして、送信プロセスにおける
プリンタ数減算部145は、前記管理情報のプリンタ数
を減算する。前記操作部151は、送信プロセス側から
の要求によって、ターミネイテッドキューにキューイン
グした管理情報と同じ管理情報をキャンセルキューにキ
ューイングする(ステップ2322)。
【0059】受信プロセスにおけるファイル受信部12
2は、送信プロセスからのキャンセル依頼があるか否か
を調べる(ステップ2323)。前記ファイル受信部1
22は、キャンセルキューの管理情報を検索し、管理情
報のリファレンス領域に「1」が記述されているファイ
ルを取り出す(ステップ2324)。その後、ファイル
受信部122は、ホストコンピュータのファイルを削除
すると共に、新たなファイルの受信に備える(ステップ
2325)。
【0060】以上詳述したように、本実施例におけるゲ
ートウエイは、プロトコルの異なるホストコンピュータ
あるいはプリンタがネットワークに接続されている場合
を説明したが、同じプロトコルであっても、本実施例の
ようなゲートウエイを備えていると、プリント状態およ
びプリンタの状態を知ることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、ゲートウエイは、ネッ
トワークに接続されているプリンタに対応してプリント
キューおよび送信プロセスを備えているため、プリンタ
毎に平行してファイル送信や状態問い合わせが可能にな
り、処理の高速化と効率化を可能にする。プリンタ毎に
対応している送信プロセスとプリントキューは、上記プ
リント状態およびプリンタの状態問い合わせ処理を簡単
で高速化にすると共に、プリント処理の待ち時間を少な
くする。
【0062】本発明によれば、受信プロセスは、管理情
報をスプールキューからキャンセルキューに繋ぎ換え、
プリントファイルを受信中であれば終了してから、キャ
ンセルキューにあるホストコンピュータ上のプリントフ
ァイルを削除する。したがって、ホストコンピュータと
受信プロセスとのコネクションは、常に一本で、受信プ
ロセスがプリントファイルを受信中に、ホストコンピュ
ータ上のプリントファイルを削除するためのコネクショ
ンをはる必要がなくなる。また、キャンセルキューは、
受信プロセス毎に設けられているため、複数のプリント
ファイルをキャンセルする場合、キャンセルキューにそ
の管理情報を複数繋ぐことにより、受信プロセスでの削
除も纏めて行なえる。
【0063】本発明によれば、プリンタ毎にプリントフ
ァイルのディレクトリを持っているため、同報時に、受
信処理手段が対象のディレクトリとリンクをはり、ある
いは送信処理手段がリンクを外すという簡単な処理によ
って、プリントおよびファイルの削除を高速に行なえ
る。また、ディレクトリとリンクをはるだけなので、ス
プール内のディスクは圧迫されない。本発明によれば、
管理情報に出力プリンタの数を記述する領域が設けられ
ているため、上記領域に記述されている数を見るだけ
で、プリンタの出力終了状況が簡単でしかも迅速に判
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明における一実施例を説明するためのブ
ロック構成図である。
【図2】 本発明における実施例の送信プロセスとプリ
ンタとの関係を説明するための図である。
【図3】 本発明における実施例のプリントキューを説
明するための図である。
【図4】 フリーキューから空き管理情報を取り出し
て、スプールキューに管理情報を書き込む際の説明図で
ある。
【図5】 管理情報をスプールキューからペンディング
キューに付け替える際の説明図である。
【図6】 管理情報をペンディングキューからターミネ
イテッドキューに付け替える際の説明図である。
【図7】 (イ)ないし(ハ)は本発明における一実施
例を説明するための送受信プロセス管理テーブルおよび
管理情報を示す図である。
【図8】 本発明における一実施例を説明するためのフ
ローチャートである。
【図9】 本発明の一実施例における課題を説明するた
めの図である。
【図10】 本発明の一実施例である受信プロセスがタ
ーミネイテッドキューを検索する例を示す図である。
【図11】 本発明の一実施例における他の課題を説明
するための図である。
【図12】 本発明における他の実施例であるゲートウ
エイに接続されているホストコンピュータおよびプリン
タの全体構成図を示す。
【図13】 本発明における他の実施例である受信プロ
セスと送信プロセスとを説明するためのブロック構成図
である。
【図14】 本発明における他の実施例である受信ファ
イルとディレクトリの構成を示す図である。
【図15】 本発明における他の実施例であるディレク
トリとファイルとの接続を説明するための図である。
【図16】 本発明における他の実施例である管理情報
と出力プリンタとの関係を説明するための図である。
【図17】 本発明における他の実施例であるプリント
キューを説明する図である。
【図18】 本発明における他の実施例である各プリン
タのスプールキューを説明するための図である。
【図19】 本発明における他の実施例であるキューイ
ングの繋げ方を説明するための図である。
【図20】 本発明における他の実施例である管理情報
を説明するための図である。
【図21】 本発明における他の実施例であるキャンセ
ル処理を説明するための図である。
【図22】 本発明における他の実施例であるファイル
削除を説明するための図である。
【図23】 本発明における他の実施例であるゲートウ
エイ内部のメモリ状態を説明するための図である。
【図24】 本発明における他の実施例であるプリント
依頼からファイルの削除までの流れを説明するための図
である。
【図25】 従来例におけるネットワークに接続された
ゲートウエイの説明図である。
【図26】 従来例における送受信プロセス、プリント
キュー、およびプリンタの関係を説明するための図であ
る。
【図27】 従来例におけるキューイングの例を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・ネットワーク 2、3・・・ホストコンピュータ 5、6・・・プリンタ 7・・・ゲートウエイ 8・・・コンソール 9・・・スプール 10・・・データ送受信部 11・・・TCP/IP/FTPプロトコル 12、12′、12″、・・・受信プロセス 13・・・XNSプロトコル 14、14′、14″、・・・送信プロセス 15・・・プリントキュー 151・・・操作部 152、161・・・スプールキュー 153、162・・・・ペンディングキュー 154、163・・・ターミネイテッドキュー 155・・・アボーテッドキュー 156、164・・・キャンセルキュー 16・・・コンソールコマンド処理部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータ処理装置と少なくとも一
    つのプリンタとが伝送媒体上に接続されているネットワ
    ークプリント制御システムにおいて、 当該伝送媒体に対してインタフェースを介して接続さ
    れ、データを送受信するデータ送受信手段と、 当該データ送受信手段によって受信したコマンドを解析
    し、この解析されたコマンドにしたがって認識されたプ
    リンタにそれぞれ対応するプリントキューに前記データ
    の管理情報をプリンタの状態毎に区別してキューイング
    すると共に、前記データのプリントファイルを格納する
    処理を行なう受信処理手段と、 プリントキューにキューイングされた管理情報およびプ
    リントファイルを送信するための処理を行なうと共に、
    プリンタに対応している送信処理手段と、 からなるゲートウエイを備えたことを特徴とするネット
    ワークプリント制御システム。
  2. 【請求項2】 前記送信処理手段には、送信処理手段に
    対応したプリンタおよびそのプリント状態を問い合わせ
    る機能を備えたことを特徴とする請求項1記載のネット
    ワークプリント制御システム。
  3. 【請求項3】 前記受信処理手段には、受信処理手段
    に対応するキャンセルキューにキャンセルのための管理
    情報を繋ぐように要求することができる機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載のネットワ
    ークプリント制御システム。
  4. 【請求項4】 伝送媒体に対してインタフェースを介
    して接続され、データを送受信するデータ送受信手段
    と、当該データ送受信手段によって受信したコマンドを
    解析し、この解析されたコマンドにしたがって認識され
    たプリンタにそれぞれ対応するプリントキューに前記デ
    ータの管理情報をキューイングすると共に、前記データ
    のプリントファイルを格納する処理を行なう受信処理手
    段と、プリントキューにキューイングされた管理情報お
    よびプリントファイルを送信するための処理を行なうと
    共に、プリンタに対応している送信処理手段と、を有す
    るゲートウエイを備えたネットワークプリント制御シス
    テムにおいて、 前記受信処理手段には、受信処理手段に対応するキャン
    セルキューにキャンセルのための管理情報を繋ぐように
    要求することができる機能を備えたことを特徴とするネ
    ットワークプリント制御システム。
  5. 【請求項5】 伝送媒体に対してインタフェースを介
    して接続され、データを送受信するデータ送受信手段
    と、当該データ送受信手段によって受信したコマンドを
    解析し、この解析されたコマンドにしたがって認識され
    たプリンタにそれぞれ対応するプリントキューに前記デ
    ータの管理情報をキューイングすると共に、前記データ
    のプリントファイルを格納する処理を行なう受信処理手
    段と、プリントキューにキューイングされた管理情報お
    よびプリントファイルを送信するための処理を行なうと
    共に、プリンタに対応している送信処理手段と、を有す
    るゲートウエイを備えたネットワークプリント制御シス
    テムにおいて、 プリンタ毎にプリントファイルのディレクトリを持ち、
    同報時に、前記受信処理手段は、同一プリントファイル
    について対象のディレクトリとリンクし、前記送信処理
    手段は、プリンタの出力終了毎に対応するリンクを外す
    ことを特徴とするネットワークプリント制御システム。
  6. 【請求項6】伝送媒体に対してインタフェースを介して
    接続され、データを送受信するデータ送受信手段と、当
    該データ送受信手段によって受信したコマンドを解析
    し、この解析されたコマンドにしたがって認識されたプ
    リンタにそれぞれ対応するプリントキューに前記データ
    の管理情報をキューイングすると共に、前記データのプ
    リントファイルを格納する処理を行なう受信処理手段
    と、プリントキューにキューイングされた管理情報およ
    びプリントファイルを送信するための処理を行なうと共
    に、プリンタに対応している送信処理手段と、を有する
    ゲートウエイを備えたネットワークプリント制御システ
    ムにおいて、 前記管理情報に出力プリンタの数を記述するフィールド
    を設け、前記受信処理手段は、受信した前記コマンドに
    含まれる1台または複数台のグループからなるプリンタ
    を指定するプリンタ指定情報から前記フィールドに当該
    数を付与し、前記送信処理手段は、プリンタの出力終了
    毎に、前記フィールドに記述された数を減算することを
    特徴とするネットワークプリント制御システム。
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