JP3691873B2 - 複合計算機システムにおけるファイル転送システム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、複数の情報処理装置がネットワークによって緩やかに結合した疎結合型複合計算機システムにおいて、処理依頼単位(以下、ジョブと称する)に付与された一意の番号に基づいて、利用者からの要求に応じて、複合計算機システム内の任意のファイルを要求元の情報処理装置に自動的に転送するファイル転送システムに関するものである。
近年の情報処理量の増大および処理の複雑化に伴って、汎用計算機などの独立性の高い複数の情報処理装置を通信回線からなるネットワークを介して接続し、疎結合型の複合計算機システムを構成して、情報処理効率の向上が図られるようになっている。
このような複合計算機システムにおいては、各情報処理装置の利用者が、ネットワークや他の情報処理装置の存在を意識しないで、複合計算機システムを利用中の情報処理装置の延長として自由に利用可能とする技術が必要とされている。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、ネットワーク結合型の複合計算機システムを構成する各情報処理装置4011 〜401n は、それぞれジョブ通信部411を備えて構成されており、各情報処理装置401に投入されたジョブは、このジョブ通信部411およびネットワークを介して自由に他の情報処理装置401に移動する構成となっている。
【0003】
ジョブの移動が起こる場合の例としては、例えば、情報処理装置4011 に新規に投入されたジョブの制御文として、別の情報処理装置4012 で実行する旨が指定されていた場合がある。
この場合には、ジョブ管理部4121 の受付処理部4131 による新規ジョブの受付処理の終了後に、実行管理部4141 によって上述した制御文が解釈され、この解釈結果に従って、自装置のジョブ実行部4151 への実行処理依頼の代わりに、ジョブ通信部4111 に対して、指定された情報処理装置4012 へのジョブの移動作業が指示される。
【0004】
これに応じて、ジョブ通信部4111 は、ネットワーク402を介して宛て先の情報処理装置4012 のジョブ通信部4112 との間で、ジョブ転送プロトコルにしたがった通信処理を行い、該当するジョブを構成する複数のファイルの転送作業を行う構成となっている。
このようにして、情報処理装置4012 に該当するジョブが転送された後に、この情報処理装置4012 の実行管理部4142 により、ジョブ実行部4152 に対する実行処理依頼が行われる。
【0005】
同様にして、オペレータからのコマンドによる指示された場合や、複合計算機システム全体としての効率を向上するために、処理待ちのジョブが少ない情報処理装置にジョブを移動して実行する場合にも、ジョブの転送処理が行われ、宛て先の情報処理装置において、該当するジョブの実行処理が行われ、処理結果リストが作成される。
【0006】
また、プリンタなどの資源を共有しているシステムでは、上述したようにして作成されたジョブの処理結果リストのファイルを転送対象として、ジョブ通信部411およびネットワーク402が動作し、プリンタが接続されている情報処理装置401に該当するファイルを移動して印刷出力処理が行われる場合もある。このように、複合計算機システムにおいては、複合計算機システム内でのファイルを自由に移動させることにより、複合計算機システム全体としての処理性能の向上および資源の共有化が図られている。
【0007】
従来のネットワーク結合型の複合計算機システムにおいては、基本的には、各情報処理装置401がジョブの受付および実行を管理しており、ジョブ番号は、各情報処理装置401のジョブ管理部412内に設けた番号管理簿416に従って、各情報処理装置401のジョブ受付部413がめいめいに付与している。このため、上述したようにして、ネットワーク402を介してファイルを自由に移動させるためには、そのファイルの所在も含めてあからさまに指定する必要があった。
【0008】
ところで、各情報処理装置401に投入される各ジョブに複合計算機システムにおいて一意のジョブ番号が付与されていれば、このジョブ番号によって、そのジョブおよび対応する処理結果リストを識別可能であり、共有スプール型の複合計算機システムにおいては、各ジョブに一意のジョブ番号を与える技術が実現されている。
【0009】
図6に、共有スプール型の複合計算機システムの構成例を示す。
例えば、複数の情報処理装置4011〜401nがアクセス可能なディスク装置403などに、システム内の全てのジョブとジョブ番号との対応関係を示す番号管理簿404およびファイル情報格納部405を共有スプールとして設け、各情報処理装置4011〜401nは、このディスク装置403へのアクセスをを占有した状態で、上述した番号管理簿404の参照および書換えを行う構成となっている。
【0010】
この場合は、各情報処理装置401の受付処理部413が、新規のジョブ番号の登録を行う際には、まず、上述したディスク装置403を排他制御によって占有し、次に、番号管理簿404の内容の参照を行い、未使用の番号を獲得してジョブ番号を付与し、その結果を番号管理簿404に反映した後に、排他制御を解除してディスク装置403を解放するといった手順を踏むことにより、ジョブ番号の一意性を保証している。
【0011】
また、不要となったジョブ番号を削除する際にも、上述した新規の番号の登録と同様の手順でディスク装置403の排他制御が行われている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、ネットワーク型の複合計算機システムにおいては、各情報処理装置401がそれぞれのジョブに与えるジョブ番号は、複合計算機システム全体で一意となっていないため、他の情報処理装置401に対応するジョブの場合は、ジョブ番号に基づいて、対応する処理結果リストを参照することはできなかった。したがって、利用者が、コマンドなどによって、その処理結果リストのファイルをその所在を含めてあからさまに指定して、該当するファイルを自装置に転送する旨を依頼する必要があり、利用者の負担が大きかった。
【0013】
その一方、複合計算機システムにおいて、ネットワークに接続される情報処理装置の数は益々増大する傾向にある。また、利用者は、複合計算機システムに対して高い信頼性を要求するとともに、ジョブを投入した装置やジョブを実行した装置にかかわらず、利用者が複合計算機システム内の任意の情報処理装置を利用する際に、同等のサービスが提供されることを要求するようになっている。
【0014】
このため、ネットワーク結合型の複合計算機システムにおいて、各ジョブに一意のジョブ番号を迅速に付与して管理する技術が要望されており、この要望に応じるための技術として、本出願人は、特願平7−125381号「複合計算機システムにおけるジョブ番号管理システム」を既に出願している。
この特願平7−125381号の技法は、各情報処理装置が参照可能な共有メモリに、対応する情報処理装置のみが内容を更新可能な番号格納手段を設け、各情報処理装置が、これらの番号格納手段の参照結果に基づいて、それぞれ固有の番号範囲から未使用の番号を新規のジョブ番号として採番し、対応する番号格納手段に使用中の番号として掲示することにより、複合計算機システムにおいて一意のジョブ番号を付与することを可能としている。
【0015】
本発明は、各情報処理装置に存在するファイルに対応する一意のジョブ番号を他の情報処理装置から参照可能に掲示したジョブ番号管理システムを適用した複合計算機システムにおいて、利用者からの要求に応じて、複合計算機システム内の任意のファイルを要求元の情報処理装置に自動的に転送するファイル転送システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明のファイル転送システムの原理ブロック図である。
請求項1の発明は、複数の情報処理装置101をネットワークを介して接続し、各情報処理装置101に備えられた通信手段102およびネットワークをを介して、各情報処理装置101における処理単位であるジョブおよびその処理結果リストに対応するファイルを他の情報処理装置101に転送可能とした構成の複合計算機システムにおいて、各ジョブに対応する複合計算機システムにおいて一意のジョブ番号に対応して、各ジョブを保有している情報処理装置101を示す所在情報を格納する所在情報格納手段111を備え、各情報処理装置101が、ファイル要求の入力に応じて、所在情報格納手段111から、指定されたジョブ番号に対応する所在情報を検索する検索手段112と、検索された所在情報に応じて、対応する通信手段102を介して、所在情報で示された情報処理装置101に該当するファイルの転送を要求する転送指示手段113と、対応する通信手段102からファイル転送処理が終了した旨の通知を受け取り、これに応じて、自身が対応する情報処理装置101を示す情報によって、所在情報格納手段111の該当するジョブ番号の所在情報を更新する更新手段114とを備えた構成であることを特徴とする。
【0017】
【作用】
本発明は、ファイル要求の入力に応じて、検索手段112が所在情報格納手段111を参照し、この検索結果に基づいて、転送指示手段113が動作することにより、複合計算機システムの任意の情報処理装置101が保有するファイルを要求元の情報処理装置101に取り寄せることができる。また、更新手段114が、このファイル転送処理の終了に応じて、所在情報を更新することにより、所在情報格納手段111内の情報の正当性を保つことができ、以降のファイル転送処理に供することができる。
【0018】
【実施例】
以下、図面に基づいて、本発明の実施例について詳細に説明する。
図2に、本発明のファイル転送システムを適用した複合計算機システムの実施例構成図を示す。
ここで、図2に示した複合計算機システムにおいては、上述した特願平7−125381号の技法を適用することにより、複合計算機システムに投入される全てのジョブに、この複合計算機システムにおいて一意のジョブ番号が付与されている。
【0019】
図2において、共有メモリ210は、各情報処理装置2201〜2202に対応して、番号格納領域2111 〜2112を備えた構成となっている。
これらの番号格納領域211それぞれは、この複合計算機システムにおいて採り得る全てのジョブ番号に対応して、各ジョブ番号が対応する情報処理装置220において使用中であるか否かを示す情報を格納する構成とすればよい。
【0020】
このように、特願平7−125381号の技法においては、複合計算機システムにおいて既に使用されているジョブ番号は、該当するジョブを保有している情報処理装置220に対応する番号格納領域211に使用中のジョブ番号として掲示されており、これにより、各ジョブ番号が使用中であるか否かとともに、そのジョブを保有する情報処理装置を示している。すなわち、これらの番号格納領域211に、各ジョブに対応する所在情報が分散して格納することにより、所在情報格納手段111の機能を実現する構成となっている。
【0021】
また、各情報処理装置220において、番号管理部221は、ジョブ管理部222からの指示に応じて、アクセス処理部223を介して共有メモリ210にアクセスし、対応する番号格納領域211の更新処理および各番号格納領域211内の掲示情報の参照処理を行うことにより、上述した特願平7−125381号の技法を実現する構成となっている。なお、この番号管理部221の詳細構成および番号管理動作の詳細については、上述した特願平7−125381号の出願書類を参照されたい。
【0022】
図2に示したジョブ管理部222において、受付処理部231は、利用者によるジョブの投入に応じて、上述した番号管理部221を介して新規のジョブ番号を獲得し、このジョブに対応する記憶装置224内の各ファイルと該当するジョブ番号とを対応付けて、実行管理部232に実行依頼を送出する構成となっている。
【0023】
これに応じて、実行管理部232は、従来と同様にして、上述した受付処理部231からの実行依頼に応じて、指定されたジョブの実行条件などに関するジョブ情報に基づいて、該当するジョブを実行する情報処理装置220を決定し、この決定結果に応じて、ジョブ実行部415への実行依頼または転送管理部233へのジョブ転送依頼を行う構成となっている。
【0024】
つまり、自装置において該当するジョブを実行する場合は、実行管理部232は、ジョブ実行部415を起動して該当するジョブの実行を指示し、一方、他の情報処理装置220において実行する旨の決定結果が得られた場合は、転送管理部233を介してジョブ通信部411を起動し、該当するジョブを指定された情報処理装置220宛に転送する旨を指示すればよい。
【0025】
また、この実行管理部232は、ジョブ実行部415からの結果出力依頼に応じて、指定された処理結果リストの出力条件に基づいて出力先を決定し、自装置に接続された出力装置(図示せず)に出力する場合は、該当するファイルを出力管理部234に送出し、一方、他の情報処理装置220に接続された出力装置を利用する場合は、転送管理部233を介してジョブ通信部411に該当するファイルの転送を依頼すればよい。
【0026】
このように、実行管理部232が、各ジョブの実行条件や出力条件に応じて動作し、ジョブ実行部415、転送管理部233およびジョブ通信部411にそれぞれの処理を指示することにより、複数の情報処理装置220間でジョブおよびその処理結果に対応するファイルを自由に移動しながら処理することができる。この各ジョブに対応するファイルの移動の際に、転送元の情報処理装置220および転送先の情報処理装置220の番号管理部221は、転送管理部233からの通知に応じて動作して、転送元の番号格納領域211から転送先の番号格納領域211に該当するジョブ番号を移動する構成となっており、これにより、各ジョブの所在が明確に示されている。
【0027】
図3に、出力要求処理動作を表わす流れ図を示す。
利用者がキーボード228などの入力装置を操作して処理結果の出力を要求すると、受付処理部231は、この要求を受け付けて(ステップ301)、まず、番号管理部221を介して、自身に対応する番号格納領域211を参照し(ステップ302)、出力要求によって指定されたジョブ番号が自装置内に存在するか否かを判定する(ステップ303)。
【0028】
このステップ303における否定判定の場合は、受付処理部231は、再び番号管理部221を介して、他の情報処理装置220に対応する番号格納領域211を順次に参照し(ステップ304)、指定されたジョブ番号が掲示情報として格納されているか否かを判定し(ステップ305)、否定判定の場合は、すべての番号格納領域211を参照したか否かを判定する(ステップ306)。このステップ306の否定判定の場合は、ステップ304に戻って、全ての番号格納領域211を参照するまで上述した参照動作と判定動作を繰り返す。
【0029】
このようにして、受付処理部231が番号管理部221を介して、複合計算機システムを構成する全ての情報処理装置220に対応する番号格納領域211を必要に応じて順次に参照することにより、検索手段112の機能を実現し、ステップ301で入力された出力要求で指定されたジョブに対応する出力結果ファイルを保有する情報処理装置220を検索することができる。
【0030】
なお、上述したステップ306の肯定判定の場合は、複合計算機システムを構成する複数の情報処理装置220のいずれも該当するジョブ番号を保有していない。この場合は、受付処理部231は、該当するジョブ番号で示されるジョブが、複合計算機システム内に存在しない旨を利用者に通知して(ステップ307)、処理を終了すればよい。
【0031】
一方、ステップ305の肯定判定の場合は、受付処理部231は、転送管理部233に、処理結果リストに対応するファイルの転送を依頼し、これに応じて、転送管理部233は、ジョブ通信部411を介して、検索結果で示された情報処理装置220に該当するファイルの転送を要求すればよい。この要求に応じて、ステップ308において、2つのジョブ通信部411により、ネットワークを介してファイル転送動作を行うことにより、指定されたジョブに対応する処理結果リストを要求元の情報処理装置220の記憶装置224に取り寄せれて、受付処理部231にその格納場所を通知すればよい。
【0032】
また、このとき、転送元と転送先の転送管理部233が、それぞれ対応する番号管理部221に、該当するジョブ番号のファイル転送動作が終了した旨を通知し、これに応じて、転送元および転送先の番号管理部221が、それぞれ対応する番号格納領域211の掲示情報を更新することにより、更新手段114の機能を実現し、使用中の各ジョブ番号に対応する所在情報を更新することができる。このステップ308の終了後およびステップ303の肯定判定の場合に、受付処理部231は、指定されたジョブに対応する処理結果ファイルの格納場所として、自装置の記憶装置224のアドレスを利用者に通知し(ステップ309)、処理を終了すればよい。
【0033】
このようにして、受付処理部231からの指示に応じて、転送管理部233が動作することにより、転送指示手段113の機能を実現し、ジョブ通信部411およびネットワークを介して複合計算機システム内に存在する任意のファイルを取り寄せて、自装置のファイルと同様に扱うことが可能となる。これにより、利用者からの指示に応じて、出力管理部234が、自装置内のファイルとして、該当するファイルの出力処理を実行することができる。
【0034】
このようにして、利用者が複合計算機システム内の任意の情報処理装置220を利用する際に、ジョブを投入した情報処理装置220やジョブを実行した情報処理装置220にかかわらず、同等のサービスを提供することができる。
例えば、情報処理装置Aから投入したジョブが、情報処理装置Bで実行され、その結果がプリンタ出力のために情報処理装置Cに転送されていた場合に、利用者が、別の情報処理装置Dから処理結果リストを要求すれば、情報処理装置Cから情報処理装置Dに、該当するジョブの処理結果ファイルがネットワークを経由して転送される。これにより、利用者は、この情報処理装置Dに接続されているディスプレイ装置を介して、あたかも、指定したジョブがこの情報処理装置Dにおいて投入され実行されたかのように、処理結果リストを容易に確認することができる。
【0035】
このように、利用者がジョブの投入後に移動しても、そこに複合計算機システムの端末がありさえすれば、自分が投入したジョブの処理結果を見ることができ、ネットワークの利点を活用して、利用者にとってより使い易いシステムを提供することができる。
なお、上述したようなファイルの取り寄せ処理は、番号管理簿を共有することで実現することも可能である。
【0036】
図4に、本発明を適用した複合計算機システムの別実施例構成図を示す。
この場合は、番号管理簿404を共有メモリ210に置き、複数の情報処理装置401が、各ジョブ番号が使用中であるか否かを示す情報とともに、登録済みのジョブ番号に対応して、そのジョブあるいは処理結果リストが属している情報処理装置を示す所在情報を格納することにより、この番号管理簿404によって、所在情報格納手段111の機能を実現する構成とすればよい。
【0037】
また、図4において、出力要求受付部241を付加して各情報処理装置401のジョブ管理部240を形成し、利用者からの指示に応じて、この出力要求受付部241が、まず、検索手段112として動作し、上述した番号管理簿404から指定されたジョブ番号に対応する所在情報を読み出し、該当するジョブのファイルを持っている情報処理装置401を検索する構成となっている。
【0038】
上述した所在情報が、自装置以外の情報処理装置401を示している場合は、出力要求受付部241は、転送指示手段113として動作し、ジョブ通信部411を介して、所在情報で示された情報処理装置401に該当するファイルの転送処理を要求すればよい。これに応じて、該当するファイルを保有している情報処理装置401および要求元の情報処理装置401それぞれのジョブ通信部411とネットワークとにより、該当するファイルの転送処理が実行される。
【0039】
このようにして、出力要求受付部241が、番号管理簿404に格納された所在情報に基づいて、ジョブ通信部411を制御することにより、利用者からの要求に応じて、複合計算機システム内の任意の情報処理装置401のファイルを自動的に取り寄せることができる。
なお、出力要求受付部241が、この転送処理の終了後に、番号管理簿404のジョブの所在情報を更新し、該当するジョブのファイルが自装置に存在する旨を示すことにより、更新手段114の機能を実現し、番号管理簿404に上述したファイルの転送処理結果を反映させることができ、番号管理簿404の所在情報の正当性を保つことができる。
【0040】
但し、この所在情報の更新のために、番号管理簿404に対するアクセス頻度が増大するため、この番号管理簿404に対する排他制御によって発生する待ち時間が増大し、複合計算機システム全体の処理能力を低下させてしまう可能性がある。
【0041】
【発明の効果】
本発明によれば、ジョブ番号の入力に応じて、該当するファイルを保有している情報処理装置からそのファイルを取り寄せることができるから、ジョブの投入や実行に利用された情報処理装置にかかわらず、任意の情報処理装置を介して、投入したジョブの処理結果を参照することが可能となる。これにより、複合計算機システムの全ての情報処理装置で同等のサービスを提供することが可能となり、ネットワークの利点を利用して、利用者により高度なサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明を適用した複合計算機システムの実施例構成図である。
【図3】出力要求処理動作を表わす流れ図である。
【図4】本発明を適用した複合計算機システムの別実施例構成図である。
【図5】ネットワーク結合型の複合計算機システムの構成例を示す図である。
【図6】共有スプール型の複合計算機システムの構成例を示す図である。
【符号の説明】
101、220、401 情報処理装置
102 通信手段
111 所在情報格納手段
112 検索手段
113 転送指示手段
114 更新手段
210 共有メモリ
211 番号格納領域
221 番号管理部
222、240 ジョブ管理部
223 アクセス処理部
224 記憶装置
231 受付処理部
232、414 実行管理部
233 転送管理部
234 出力管理部
241 出力要求受付部
403 ハードディスク装置(ハードディスク)
404 番号管理簿
411 ジョブ通信部
413 ジョブ受付部
415 ジョブ実行部
Claims (1)
- 複数の情報処理装置をネットワークを介して接続し、各情報処理装置に備えられた通信手段および前記ネットワークをを介して、各情報処理装置における処理単位であるジョブおよびその処理結果リストに対応するファイルを他の情報処理装置に転送可能とした構成の複合計算機システムにおいて、
前記各ジョブに対応する前記複合計算機システムにおいて一意のジョブ番号に対応して、前記各ジョブを保有している情報処理装置を示す所在情報を格納する所在情報格納手段を備え、
前記各情報処理装置が、
ファイル要求の入力に応じて、前記所在情報格納手段から、指定されたジョブ番号に対応する所在情報を検索する検索手段と、
検索された所在情報に応じて、対応する通信手段を介して、前記所在情報で示された情報処理装置に該当するファイルの転送を要求する転送指示手段と、
対応する通信手段からファイル転送処理が終了した旨の通知を受け取り、これに応じて、自身が対応する情報処理装置を示す情報によって、前記所在情報格納手段の該当するジョブ番号の所在情報を更新する更新手段とを備えた構成である
ことを特徴とするファイル転送システム。
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