JP3220904B2 - 冷蔵庫の製造方法 - Google Patents

冷蔵庫の製造方法

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JP3220904B2 JP2000125682A JP2000125682A JP3220904B2 JP 3220904 B2 JP3220904 B2 JP 3220904B2 JP 2000125682 A JP2000125682 A JP 2000125682A JP 2000125682 A JP2000125682 A JP 2000125682A JP 3220904 B2 JP3220904 B2 JP 3220904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体の上部に冷
蔵室、この冷蔵室の下部と本体の最下部とに冷凍室を設
け、これらの冷凍室の間に野菜室を設けた冷蔵庫に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は、外箱と内箱の間に断熱
材を発泡充填して形成される庫内を複数の温度帯で仕切
って各食品の温度に適した複数の貯蔵室を設けている。
従来、上部に冷凍室、中央に冷蔵室、下部に野菜室を設
けたものが主流であったが、近年、多様なレイアウトの
冷蔵庫が提案されている。
【0003】例えば、図25に示す従来の冷蔵庫は、中
央に冷凍室200、250を配置したミッドフリーザー
と呼ばれる冷蔵庫である。その具体的な構造は、冷蔵庫
1の最上部に開閉ドアを備えた冷蔵室100、中央に2
段に分かれて配置される引き出しドアを備えた冷凍室2
00、250、最下部に引き出しドアを備えた野菜室3
00を配置している。
【0004】しかし、冷蔵室100の使い勝手は向上す
るものの、使用頻度が少ない冷凍室200、250より
下方に野菜室300を配置しているために、しゃがみ姿
勢で野菜室300を利用しなければならず、野菜室30
0の使い勝手が悪いと言える。特に野菜は鮮度がすぐ悪
くなることからすれば、常に鮮度を監視しなければなら
ない野菜室300を冷凍食品の長期保存を行う冷凍室2
00、250より下方に配置することは、その使用実態
にそぐわないものである。
【0005】また、図26に示す他の従来の冷蔵庫は、
中央に野菜室300を配置した真ん中野菜室と呼ばれる
冷蔵庫である。その具体的な構造は、最下部に引き出し
ドアを備えた冷凍室250を配置し、その上部に貯氷室
202を内部に配置した冷凍室200を配置し、その上
の冷蔵庫1中央部に野菜室300を配置している。
【0006】しかし、野菜室300の使い勝手は向上す
るものの、特に夏場など使用頻度が多くなる貯氷室20
2が野菜室300より下方に配置され屈み姿勢で利用し
なければならず、貯氷室202の使い勝手が悪いと言え
る。さらに氷は、そのまま利用するため野菜室300の
下方では野菜の汚れなどが付着する可能性もあり、衛生
的に問題である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷蔵庫は以上の
ように構成されているので、図25に示す従来の冷蔵庫
では、冷蔵室100の使い勝手は向上するものの、使用
頻度が少ない冷凍室200、250より下方に野菜室3
00を配置しているために、しゃがみ姿勢で野菜室30
0を利用しなければならず、野菜室300の使い勝手が
悪いという問題点があった。
【0008】また、図26に示す他の従来の冷蔵庫で
は、野菜室300の使い勝手は向上するものの、特に夏
場など使用頻度が多くなる貯氷室202が野菜室300
より下方に配置され屈み姿勢で利用しなければならず、
貯氷室202の使い勝手が悪いという問題点があった。
さらに氷をそのまま利用するため野菜室300の下方で
は野菜の汚れなどが付着する可能性もあり、衛生的に問
題であった。
【0009】この発明は、以上のような問題点を解決す
るためになされたもので、冷蔵室、野菜室、冷凍室それ
ぞれの部屋を使いやすい位置に配置し、使い勝手を向上
させた冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。また、
従来のように野菜室の使い勝手を重視し、貯氷室が使い
にくい下方に位置するのではなく貯氷室も野菜室同様に
使いやすく、衛生的に配慮した冷凍冷蔵庫を提供するこ
とを目的とする。また、ユーザによる食生活の違いや季
節による保存食品の種類の違いなどによる必要温度帯の
容量の変化に対応する冷凍冷蔵庫を提供することを目的
とする。さらに、基本的に使いやすいように貯氷室、切
替室、野菜室、冷蔵室を使いやすい位置に配置し、どん
なタイプのユーザにも使いやすいようなレイアウトを実
現した冷凍冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る冷
蔵庫の製造方法は、冷蔵庫本体上部に、第1の仕切部で
仕切られた食品等を冷蔵する冷蔵室を設け、前記冷蔵室
の下に、逆T字型の第4の仕切部で仕切られた氷を貯え
る貯氷室と他の室とを並列に設置し、前記第1の仕切部
の前部に配置された第1の前板と、前記第4の仕切部前
部に配置された第4の前板との裏側に成形された仕切部
放熱パイプを配置し、この仕切部放熱パイプは外箱の周
縁に配置された外周放熱パイプから前記第1の仕切部の
片端で繋がり連続して成形され、前記第1の仕切部の下
面には下向きフランジを有する冷蔵庫の製造方法であっ
て、本体断熱材発泡時には、前記仕切部放熱パイプは前
記第1の仕切部下面に近接して折り曲げ配置し、発泡内
治具が前記下向きフランジを押さえているものである。
【0011】請求項2の発明に係る冷蔵庫の製造方法
は、冷蔵庫本体を第1の仕切部によって上下に分割して
上側に冷蔵室を形成し、この第1の仕切部によって仕切
られた前記冷蔵庫本体の下側後方に、冷却器を有する冷
却器室を第2の仕切部によって形成し、この第2の仕切
部の前側を第3の仕切部で上下に分割して下側に冷凍室
を形成し、前記第1の仕切部と前記第3の仕切部との間
の空間を逆T字型の第4の仕切り部にて3つの室に分割
し、前記第1の仕切部の下に貯氷室と他の室とを並列に
形成し、前記第3の仕切部の上に野菜室を形成した冷蔵
庫の製造方法であって、冷蔵庫本体断熱材発泡完了品の
前記第1の仕切部下側後方に冷却器を取り付け、この冷
却器の前面に前記第2の仕切部を取り付けた後に、前記
第3の仕切部及び第4の仕切部を組み込むものである。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図面を参照して説明する。図1はこの発
明の実施の形態1を示す図で、冷蔵庫の正面図である。
図において、1は冷蔵庫本体であり、冷蔵庫本体1の最
上部に開閉ドアを備えて配置される冷蔵室100と、冷
蔵室100の下方に配置される引き出しドアを備えた第
1の冷凍室である冷凍室200と、冷蔵庫本体1の最下
部に配置される引き出しドアを備えた第2の冷凍室であ
る冷凍室250と、冷凍室200と冷凍室250との間
に引き出しドアを備えた野菜室300とで構成される。
【0013】冷凍室200には収納ケース201が設置
されており食品を収納することができる。野菜室300
にも同様に収納ケース301が設置されており野菜等の
食品を収納することができる。また、冷凍室250内に
収納ケース251が設置されており食品を収納すること
ができる。
【0014】特に冷凍室200には比較的使用頻度が高
い食品、例えば弁当用の冷凍食品やアイスクリームなど
を収納し、冷凍室250は長期保存の冷凍食品、例えば
買い置きに肉や魚の素材食品を収納することで分離保存
が可能である。
【0015】また、冷凍室200の高さ寸法は、フリー
ジング、短期保存用のため冷凍室250より小さい。フ
リージングは食品を薄くして行なう方が質のよい物が出
来るので高さ寸法は、ストック用の冷凍室250より小
さくて良い。逆にストック用の冷凍室250は高さ寸法
を高くし、ストック容量を確保している。野菜室は腰を
屈めずに出し入れが可能な冷蔵庫本体1の中央部に位置
しており、大きな野菜類も収納しやすい使い勝手がよい
ものである。
【0016】図2はこの発明の実施の形態1を示す図
で、風路の構成を示す側面断面図である。図に示すよう
に、冷却器3で冷却された冷気はファン装置であるファ
ン2によって冷蔵庫本体1に循環される。冷却器3で冷
却された冷気は下段の冷凍室250用冷凍室用送風路5
を通り、送風される。また、冷却器3で冷却された冷気
は上段の冷凍室200用冷凍室送風路4を通り、上段冷
凍室200にも送風される。冷凍室送風路4を通った一
部の冷気は更に上段の冷蔵室100へと送風され冷蔵室
100を冷却する。野菜室300は冷蔵室100の戻り
冷気を冷蔵室用帰還風路8より循環させ冷却される、そ
して、野菜室用帰還風路9より冷却器室3に戻される。
【0017】上述したように、冷凍室が上下に分離して
いる本実施の形態においては冷凍室用の冷気送風路を上
下に分離して有している。
【0018】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図面を参照して説明する。図3はこの発明の実施
の形態2を示す図で、冷蔵庫の正面図である。図におい
て、202は冷凍室200内に設置されている貯氷室で
ある。貯氷室202は、市販の製氷皿や容器で氷を作
り、その氷を保存するためのスペースである。自動製氷
機の場合には、自動製氷機で作られた氷がためられるス
ペースである。
【0019】貯氷室202に保存される氷は冷凍室に収
納されるものの内、比較的使用頻度が高くかつ、そのま
ま使用されるため冷蔵庫本体1の中央部に位置し、かつ
野菜室300の上方に位置することで使い勝手ばかりで
なく、衛生面においても泥などのつきやすい野菜類を収
納する野菜室300の上方に位置することで安心し使用
できるものである。
【0020】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図面を参照して説明する。図4はこの発明の実施
の形態3を示す図で、冷凍冷蔵庫の正面図である。図4
(a)において、400は冷蔵室100の下部に配置さ
れる引き出しドアを備えた冷凍温度帯(−18℃)から
冷蔵、野菜、チルドの温度帯に切り替えることの出来る
第1の切替室である切替室である。
【0021】500は、切替室400と最下部に配置さ
れた冷凍室250との間で、冷蔵庫本体1の中央部に配
置される引き出しドアを備えた冷蔵、野菜、チルドなど
の0℃以上の温度帯に切り替えることの出来る第2の切
替室である他の切替室である。切替室400には収納ケ
ース401が設置されており、さまざまな食品の収納が
可能である。同様に切替室500にも収納ケース501
が設置されている。また、切替室500についても切替
室400と同様に冷凍室に切替えても良い。
【0022】例えば、切替室400をチルド温度帯(0
℃)にし、切替室500を野菜室にして使用すれば食品
を凍らさずに長持ちさせるチルド室と野菜室が最も使い
やすい位置に配置することが出来、生物思考の方には使
い勝手の良い冷蔵庫となる。肉や魚も一週間程度であれ
ばチルドに収納しておいた方が、冷凍するより解凍の手
間がなく便利であり、おいしい。野菜も使用頻度が高い
ため(キャベツやレタスなど取出し、使用後に再度収納
するため野菜室の開閉頻度は他の部屋より多い)中央に
位置していることで毎日の取出しはチルド室と野菜室そ
して冷蔵室で使いやすい。
【0023】また、季節によっては切替室400を冷凍
温度帯(−18℃)に切り替え夏場などアイスクリーム
や氷などを使いやすい位置で、切替室500をチルドに
切り替え野菜から肉魚まで幅広く保存することで保存性
も向上し使い勝手もよい冷蔵庫の配置が可能である。
【0024】また、切替室400を野菜室に切替室50
0を冷凍室に切替た場合は、下段の冷凍室250と合わ
せ、冷凍室の容量を大きく出来るとともに冷凍室が真ん
中の冷凍志向の使いやすいレイアウトとなる。
【0025】さらに、図4(b)に示す形態において、
冷蔵室100、切替室400、切替室500、冷凍室2
50のすべてを切替可能にしてもよい。すべての部屋を
冷凍から野菜までの温度帯に切替可能にすることも良い
が、冷蔵室100は冷蔵とチルド、その他の部屋は冷凍
から野菜といろいろな組み合わせが可能である。例え
ば、冷蔵室100はチルドに切替えることによってその
他の部屋を冷凍に切替えて3段の冷凍室の冷蔵庫が可能
である。
【0026】例えば、冷凍は不要の家庭においては加工
食品は冷蔵室100をチルドにして保存し、切替室40
0をチルドにして肉や魚の素材を保存、切替室500と
冷凍室250を野菜に切替えて、使用頻度の高い野菜、
例えば、サラダに使用するようなレタス、キュウリなど
は使いやすい真ん中の切替室500の野菜室に収納し、
ジャガイモやタマネギなどのストック野菜を下段の冷凍
室250を野菜に切替えた野菜室に収納することで分離
保存が出来、整理性も向上する。このとき貯氷コーナー
については、その部屋が冷凍温度になるかわからない、
また、冷凍温度がない可能性もあるため、分離式の貯氷
コーナーとし、どの部屋にも移動可能のように構成する
と使いやすい。
【0027】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図面を参照して説明する。図5はこの発明の実施
の形態4を示す図で、冷蔵庫の正面図である。図5
(a)において、600は冷蔵室100の下部に配置さ
れる引き出しドアを備えた貯氷室、700は貯氷室60
0に並列に配置され、引き出しドアを備えた冷凍温度帯
(−18℃)から冷蔵、野菜、チルドの温度帯に切り替
えることの出来る切替室である。
【0028】貯氷室600と切替室700とには収納ケ
ース601と701が設置されている。貯氷室600と
切替室700とは断熱壁で天井面、側面、背面ともに完
全に仕切られている。
【0029】貯氷室600と切替室700との下部には
野菜室300が、冷蔵庫本体1の最下部には冷凍室25
0がそれぞれ引き出しドアを備えて配置されている。野
菜室300と冷凍室250とは、それぞれの温度帯が5
℃と−18℃と異なるので、断熱壁で仕切られている。
【0030】例えば、切替室700をチルドに切り替え
て使用した場合は、冷蔵室100、貯氷室600、チル
ド室700、野菜室300が冷蔵庫本体1の中央部に位
置することになり、特に冷凍させずに保存を好むチルド
派のユーザに使いやすい冷蔵庫になる。なぜなら、一週
間程度の肉魚などの生物食品はチルド室700に収納
し、良く使う氷は独立した使いやすい貯氷室600より
いつでも取り出しが可能である。野菜室300は、前記
の実施形態3で説明したように開閉頻度が多いので使い
やすい真ん中に位置し、肉・魚・野菜・氷そして冷蔵室
100は目線の前にある使いやすい位置にあるからであ
る。
【0031】また、切替室700を冷凍室に切り替えた
場合は、切替室700へ保存する冷凍食品は比較的使用
頻度の高いものや、早く使用したほうが良い食品(弁当
ようの冷凍食品やアイスクリーム、いたみやすいホーム
フリージングした食品)を保存し、最下部の冷凍室25
0には長期保存する食品を保存することで分離すること
が可能となり、しいては冷凍室700、貯氷室600、
野菜室300、冷蔵室100とすべての冷蔵庫の温度帯
を使いやすい位置に配置することが可能になり、冷凍室
の容量も増やすことができる冷凍派のユーザに使いやす
い冷蔵庫になる。
【0032】さらに、図5(b)において野菜室300
と冷凍室250をそれぞれ冷凍、パーシャル、チルド、
冷蔵、野菜等の温度に切替可能な切替室300と切替室
250に構成しても良い。例えば、切替室300を野菜
室に切替室250を冷凍室に切替えれば前述の構成と同
様になるが、逆に切替室300を冷凍室、切替室250
を野菜室に切替えれた場合は、冷凍が真ん中にしかも切
替室700を冷凍にするより容量を多く配置することが
可能となり、特に冷凍を頻繁に、かつ容量的に多く使用
する家庭においては使いやすい配置が可能である。この
配置はとちらかと言えば野菜室より冷凍室重視型の家庭
向けのレイアウトとなる。
【0033】また、切替室300と切替室250とを冷
凍に切替えれば大容量の冷凍室が可能となり、年末年始
等の冷凍食品が多い時期などの冷凍室容量不足の対応が
可能となるなど、季節によっての切替が可能となる。よ
って、購入時から約10年使用する冷蔵庫において、季
節や生活環境の変化によって冷蔵庫の温度帯の配置を自
由に変更可能の冷蔵庫は常に使用者の使いやすい状態に
対応できる究極の形態となる。
【0034】図6は、図5に示した冷蔵庫の風路の構成
を示す正面断面図である。図6(a)において、2はフ
ァンで冷却器3で冷却された冷気を冷蔵庫本体1に循環
させる。冷却器3で冷却された冷気は貯氷室用送風路2
4を通り、吹出口24aより貯氷室600に供給され
る。同様に冷凍室用送風路5を通り、吹出し口5aより
冷凍室250に供給される。
【0035】切替室700は、貯氷室用送風路24を通
る冷気の一部を切替室用送風路6に供給し、切替室用ダ
ンパー6aにより調節して切替室700を冷却する。ま
た、切替室用送風路6を通る冷気の一部を冷蔵室用送風
路7に供給し、冷蔵室用ダンパー7aにより調節して冷
蔵室100を冷却する。その冷蔵室100に送られた冷
気を戻すための吸込み口7bから吸込まれた冷気を冷蔵
室用帰還風路8を野菜室300に連通させて設け、野菜
室300を冷却する。
【0036】野菜室300に吹出し口9aより冷蔵室1
00より送られた冷気は野菜室300を冷却した後に吸
込み口9bを介して野菜室帰還風路9を通り、冷却器3
に戻り口9cより戻される。
【0037】貯氷室600に吹出された冷気は吸込み口
24bより貯氷室帰還風路11を介して冷却器3に戻り
口4cより戻される。
【0038】冷凍室250も同様に吸込み口5bより冷
気を吸込み冷却器室3に戻される。切替室700を冷却
した冷気は、吸込み口6bより吸込まれ切替室用帰還風
路10を介して冷却器3に戻り口6cより戻される。
【0039】特に、冷蔵室100の帰還風路8を野菜室
300に連通させて設けることでスペースを有効に使用
することが可能となっている。それぞれに独立して帰還
風路を設けると送風路に容積を必要とし、食品の収納ス
ペースを多く取ることが出来ない。
【0040】図6(b)は図5(b)に示した冷蔵庫の
風路構成を示す正面断面図である。図6(a)との相違
点を中心に記載する。5は切替室250用送風路で冷却
器3で冷却された冷気は切替室用送風路5を通り、切替
室用ダンパー5aにより設定温度に必要な冷気の量に調
整して切替室250に供給され冷却される。12は切替
室300用送風路で冷却器3で冷却された冷気は切替室
用送風路12を通り、切替室ダンパー12aにより設定
温度に必要な冷気の量に調整して切替室300に供給さ
れ冷却される。
【0041】実施の形態5.図7は、実施の形態5によ
る冷蔵庫の風路構成図である。上記実施の形態4では、
切替室700は、貯氷室600を介して設けられた切替
室用送風路6により送られた冷気を切替室用ダンパー6
aにより調節して切替室700を冷却するが、図7に示
すように、切替室700の切替室用送風路12を冷却器
室3より直接送風されるように独立して設けてもよい。
そのように構成することにより、切替室700への風量
が確保出来るため安定した温度制御が可能となる。
【0042】実施の形態6.図8は、実施の形態6によ
る冷蔵庫の風路構成図である。実施の形態4との相違点
を中心に記載する。貯氷室用送風路24を通る冷気の一
部が冷蔵室用送風路7に供給されるように設けた点が相
違する。これにより冷蔵室用ダンパー7aと切替室用ダ
ンパー6aを別の送風路に設けてあるため、冷蔵室10
0へ供給される風量が切替室用ダンパ−6aに影響され
ず安定した風量が供給出来るため、安定した冷蔵室10
0の温度制御が可能である。また同様に切替室700へ
供給される風量が冷蔵室用ダンパ−7aに影響されず安
定した風量が供給出来るため安定した切替室700の温
度制御が可能である。
【0043】実施の形態7.図9は、実施の形態7によ
る冷蔵庫の風路構成図である。貯氷室用送風路24、切
替室用送風路6および冷蔵室用送風路7を各々独立に設
けたもので、このことにより他の部屋の温度制御に影響
されることなく安定した風量が供給出来るため、安定し
た各々の部屋の温度制御が可能である。また各冷気送風
路が他の部屋を介せず独立の風路であるため、各風路の
連結部が存在しないため冷気漏れシール等の部品点数、
コストが削減できる。
【0044】実施の形態8.図10、実施の形態8によ
る冷蔵庫の風路構成図である。切替室100背面に設置
された切替室用ダンパー6aと冷蔵室用ダンパー7aと
が一体に構成されたツインダンパーにて、切替室700
と冷蔵室100を温度制御するもので、これにより冷蔵
室100と切替室700各々の複数の場所にダンパーを
設置することが不要であり、省スペース化およびダンパ
ーのコスト低減につながる。
【0045】実施の形態9.図11は、実施の形態9に
よる冷蔵庫の風路構成図である。冷蔵室100に送られ
た冷気を、吸込み口7bから戻すための冷蔵室用帰還風
路8を野菜室300に連通させて設け、戻り冷気の一部
にて野菜室300を冷却し、残りの戻り冷気は野菜室3
00に吹出さず、第2の冷蔵室用帰還風路22を介して
直接野菜室帰還風路9をとおり、冷却器3に戻り口9c
より戻されるもので、このことにより冷蔵室100から
の冷気戻りを野菜室300の冷えすぎを防ぐために絞る
必要がないため、戻り風路の圧損を減少させることが可
能となり、冷蔵室100を多量の冷気で冷却することが
でき、冷却スピード等の冷却性能を向上させることがで
きる。
【0046】実施の形態10.以下、この発明の実施の
形態10を図面を参照して説明する。図12は実施の形
態10による冷蔵庫の側面断面図、図13は第2の仕切
部の構造を示す斜視図、図14は第4の仕切部の構造を
示す斜視図、図15は冷蔵庫の風路構成図である。図に
おいて、33は冷蔵庫1の下側後方に配置される冷却器
室で、冷却器3と、冷却器3で冷却された冷気を循環さ
せるファン2が収納されている。
【0047】40は冷蔵庫1を上下に分割し冷蔵室10
0を区画する第1の仕切部、41は第1の仕切部上板、
42は第1の仕切部下板、43は第1の仕切部内の成形
断熱材である。
【0048】50は第1の仕切部40によって仕切られ
た冷蔵庫1の下側後方に冷却器室33を区画する第2の
仕切部、51は第2の仕切部50の前面を形成するファ
ングリル、52は第2の仕切部50の後面を形成するエ
アガイド、53はファングリル51と、エアガイド52
の間に設けられた成形断熱材である。ファングリル51
には、貯氷室と切替室の間の熱伝導を避ける為、貯氷室
と切替室の境にあたる部分にスリットを設けてある。こ
のため、切替室がいかなる温度であっても、ファングリ
ル51の熱伝導による影響を受けない。
【0049】24a、6a、5a,9aは、それぞれフ
ァングリルに設けられた貯氷室用吹出し口、切替室用吹
出し口、冷凍室用吹出し口,野菜室用吹出し口である。
24b、6b、5b、9bは、それぞれファングリルに
設けられた貯氷室用吸込み口、切替室用吸込み口,冷凍
室用吸込み口、野菜室用吸込み口である。10、11は
それぞれエアガイドで構成された切替室用帰還風路、貯
氷室冷気帰還風路である。7は成形断熱材にもうけられ
た冷蔵室用送風路、12は成形断熱材に設けられた切替
室用送風路、8は冷蔵室用帰還風路、9は野菜室用帰還
風路である。
【0050】60は第1の仕切部で分割された冷蔵庫1
の下側前方を上下に分割し冷凍室250を区画する第3
の仕切部、61は冷凍室250と野菜室300を仕切る
冷蔵庫1の前縁部を構成する前縁仕切部、62は第3の
仕切部上板、63は第3の仕切部下板、64は第3の仕
切部内の成形断熱材である。
【0051】70は貯氷室600と切替室700と野菜
室300を区画する逆T字型の第4の仕切部、71は第
4の仕切部上板、72は第4の仕切部下板、73は第4
の仕切部内の成形断熱材、74は貯氷室600、切替室
700、野菜室300の扉のガスケットの受面を形成す
る金属板である。
【0052】次に、各仕切部の取付構造について説明す
る。第1の仕切部40は、内箱31と一体成形され成型
時の熱で成形断熱材43を内箱31と接着する事で冷気
や、水の漏れがないよう取付られている。
【0053】第2の仕切部50は、内箱31に成形され
た凹形状に冷却器3を取付後、冷蔵庫前面より取り付
け、冷却器室を区画する。第2の仕切部50の外周は冷
気、水漏れが無いようシール材が設けられている。
【0054】第3の仕切部60は、冷凍室100と野菜
室300の扉のガスケット受面を構成する前縁仕切部6
1と第2の仕切部50との間に蓋をするように取り付け
られる。また、第3の仕切部60は冷凍室100と野菜
室300の間に冷気、水漏れが無いよう第1の仕切部4
0,第2の仕切部50,内箱32との接合面にはシール
が施されている。
【0055】第4の仕切部70は、冷蔵庫に第2の仕切
部50を組込後、内箱32に成形したガイド溝に沿って
冷蔵庫前面よりスライドして取り付ける。第4の仕切部
70は冷蔵庫前面よりネジにて冷蔵庫本体1に取り付け
る。
【0056】次に風路構成について説明する。冷却器室
3で冷却された冷気はファン2によって第2の仕切部5
0内のエアガイド52と成形断熱材53とで構成された
冷気送風路に供給される。ここで冷気は冷凍室用送風路
5、貯氷室用送風路24、冷蔵室用送風路7、切替室用
送風路12、野菜室用送付路14に分配される。
【0057】冷蔵室用送風路7に送られた冷気は、冷蔵
室用ダンパ7aを経て調節され冷蔵室冷気吹出し口より
冷蔵室100に供給される。冷蔵室100を循環した冷
気は、冷蔵室用吸込み口7bより冷蔵室用帰還風路8を
介して、戻り口7cより冷却器室33に戻される。
【0058】切替室用送風路12に送られた冷気は、切
替室用ダンパ6aを経て調節され切替室吹出し口より切
替室700に供給される。切替室700を循環した冷気
は、切替室吸込み口6bより切替室用帰還風路10を介
して、戻り口6cより冷却器室33に戻される。
【0059】貯氷室用送風路24に送られた冷気は、貯
氷室吹出し口24aより貯氷室600に供給される。貯
氷室600を循環した冷気は、貯氷室吸込み口24bよ
り貯氷室用帰還風路11を介して、戻り口24cより冷
却器室33に戻される。
【0060】冷凍室用送風路5に送られた冷気は、冷凍
室吹出し口5aより冷凍室250に供給される。冷凍室
250を循環した冷気は、冷凍室吸込み口5aより冷却
器室33に戻される。
【0061】野菜室用送風路14に送られた冷気は、吹
出し口9aより野菜室300に供給される。野菜室30
0を循環した冷気は、野菜室吸込み口9bより野菜室用
帰還風路9を介して,戻り口9cより冷却器室33に戻
される。
【0062】本実施の形態によれば切替室、野菜室を隣
接する他室と断熱仕切壁で区切り、それぞれ専用の送風
路と帰還風路を設けたため、冷蔵室、冷凍室、野菜室、
チルド室等いかなる室にも設定できる。
【0063】実施の形態11.以下、この発明の実施の
形態11を図面を参照して説明する。図16は実施の形
態11による第1、第3の仕切部前部の分解図、図17
は仕切部前部の部分断面図、図18は冷蔵庫本体発泡時
の第1の仕切部付近の断面図、図19、20は冷蔵庫組
立時の断面図である。図において、101は鋼板製の外
箱、102は内箱、103は外箱101と内箱102間
に充填発泡されたポリウレタン等の断熱材、40は第1
の仕切部、60は第3の仕切部、104は鋼板製の第1
の前板、114は逆T字状で鋼板製の第4の前板(金属
板)、105は冷媒配管の凝縮パイプの一部を配置した
外箱外周縁の放熱パイプ、105aは第1の仕切部40
と第4の仕切部70の前面に位置し前記放熱パイプ10
5と第1の仕切部40の片端で繋がり連続に成形された
略エ字状の仕切部放熱パイプ、106は仕切部放熱パイ
プ105aを第1の前板104、第4の前板114に密
着させるクッション部材、107は第1の仕切部40の
下方に延出した下向きフランジ、108は発泡内治具で
第1の仕切部40の下面部には空間109が設けられ、
発泡内治具108の端部が下向きフランジ107に重な
るように構成される。
【0064】本体発泡時には図18示すように第1の仕
切部40と発泡内治具108の空間109に仕切部放熱
パイプ105aが収納され、発泡内治具108が第1の
仕切部40の下向きフランジ107を押さえているので
内箱92及び第1の仕切部40下面空間109の周囲は
変形する事がない。
【0065】組立に際しては、冷蔵庫本体1の発泡終了
後に(第1の仕切部40、前縁仕切部61は組み込み済
み)、仕切部放熱パイプ105aを手前に引き上げ、図
19に示すように、冷却器3を取り付け(配管溶接)
後、第2の仕切部50を取り付ける。次に図20に示す
ように第3の仕切部60を前側より挿入し、仕切り部放
熱パイプ105aをクッション部材106上にセットし
て上側より第1の前板104、第4の前板114を取り
付ける。
【0066】実施の形態12.以下、この発明の実施の
形態12を図面を参照して説明する。図21は実施の形
態12の第2の仕切部の構成を示す側面図である。図に
おいて、50は第1の仕切部40によって仕切られた冷
蔵庫1の下側後方に冷却器室33を区画する第2の仕切
部、2は冷気を循環させるファンで、切替室用ダンパー
6a、冷蔵室用ダンパー7aである。第2の仕切部50
にファン2及びその駆動モータ、切替室用ダンパー6
a、冷蔵室用ダンパー7aを一体に設けることで、ファ
ンと風路との位置関係を安定させる事ができる。
【0067】実施の形態13.以下、この発明の実施の
形態13を図面を参照して説明する。図22は実施の形
態13を示す図で、冷蔵庫の側面断面図である。図にお
いて、80は野菜室300を区画する第4の仕切部
(横)、81は第4の仕切部(縦)、82は野菜室30
0を仕切る冷蔵庫1の前縁部を構成する前縁仕切部、8
3は第4の仕切部(縦)81に埋設されるヒータであ
る。
【0068】次に、各仕切の取付構造について説明す
る。横仕切部80は、前縁仕切部82と第2の仕切部5
0の間に蓋をするように取り付けられる。また、横仕切
部80は貯氷室600と野菜室300及び切替室700
と野菜室300の間に冷気、水漏れが無いよう前縁仕切
部82,第2の仕切部50,内箱32との接合面にはシ
ールが施されている。縦仕切部81は第1の仕切部4
0、第2の仕切部50、第3の仕切部60、及び第4の
仕切部(横)80を組立後、第1の仕切部40、第4の
仕切部(横)80に成形したガイド溝に沿って冷蔵庫前
面よりスライドして取り付ける。また、貯氷室600と
切替室700の間に冷気、水漏れが無いよう第1の仕切
部40、第4の仕切部(横)80、内箱32との接合面
にはシールが施されている。
【0069】実施の形態14.以下、この発明の実施の
形態14を図面を参照して説明する。図23は実施の形
態4による冷蔵庫の側面断面図である。図において、6
0は第1の仕切部40で分割された冷蔵庫本体1の下側
を上下に分割し冷凍室250を区画する第3の仕切部で
ある。また、第3の仕切部60には、霜取の際の排水を
受ける形状が設けられている。
【0070】50は第1の仕切部40、第3の仕切部6
0によって仕切られた冷蔵庫本体1の後方に冷却器室3
3を区画する第2の仕切部である。
【0071】次に、各仕切の取付構造について説明す
る。第3の仕切部60は、内箱31と冷気や、水の漏れ
がないようシールが施され冷蔵庫本体1に発泡断熱材を
充填する前に取付られる。
【0072】第2の仕切部50は、内箱31に成形され
た第1の仕切部40と第3の仕切部60の間の凹形状に
冷却器3を取付後、冷蔵庫前面より取り付けられてい
る。
【0073】実施の形態15.以下、この発明の実施の
形態15を図面を参照して説明する。図24は実施の形
態15による冷蔵庫の側面断面図である。図において、
33は冷蔵庫本体1の下側後方に配置される冷却器室
で、冷却器3と、冷却器3で冷却された冷気を循環させ
るファン2が収納されている。
【0074】40は冷蔵庫1を上下に分割する第1の仕
切部である。
【0075】50は第1の仕切部40によって仕切られ
た冷蔵庫本体1の下側後方に冷却器室33を区画する第
2の仕切部である。
【0076】60は第1の仕切部で分割された冷蔵庫1
の下側前方を上下に分割し冷凍室250と野菜室300
を区画する第3の仕切部である。
【0077】90は第1の仕切部40によって仕切られ
た冷蔵庫1の上側に貯氷室600と切替室700と冷蔵
室100を区画するT字型の第5の仕切部、91は第5
の仕切部上板、92は第4の仕切部下板、93は第4の
仕切部内の成形断熱材、94は貯氷室600、切替室7
00、野菜室300の扉のガスケットの受面を形成する
前縁仕切部である。
【0078】95は貯氷室600と切替室700と冷蔵
室100の風路を構成する冷気ダクト、96は冷気ダク
ト95前面の化粧板である。
【0079】次に、各仕切の取付構造について説明す
る。第1の仕切部40は、内箱31と一体成形され成型
時の熱で成形断熱材43を内箱31と接着する事で冷気
や、水の漏れがないよう取付られている。
【0080】第2の仕切部50は、内箱31に成形され
た凹形状に冷却器3を取付後、冷蔵庫前面より取り付
け、冷却器室を区画する。第2の仕切部50の外周は冷
気、水漏れが無いようシール材が設けられている。
【0081】第3の仕切部60は、冷凍室100と野菜
室300の扉のガスケット受面を構成する前縁仕切部6
1と第2の仕切部50の間に蓋をするように取り付けら
れる。また、第3の仕切部60は冷凍室100と野菜室
300の間に冷気、水漏れが無いよう第1の仕切部4
0,第2の仕切部50,内箱32との接合面にはシール
が施されている。
【0082】T字型の第5の仕切部90は、冷気ダクト
95を取付後、前縁仕切部94と冷気ダクト95の間に
蓋をするように取付られる。また、第5の仕切部90は
冷蔵室100と貯氷室600と切替室700の間に冷
気、水漏れが無いよう第1の仕切部60、冷気ダクト9
5、前縁仕切部94、内箱32との接合面にはシールが
施されている。
【0083】
【発明の効果】請求項1の発明に係る冷蔵庫の製造方法
は、冷蔵庫本体上部に、第1の仕切部で仕切られた食品
等を冷蔵する冷蔵室を設け、前記冷蔵室の下に、逆T字
型の第4の仕切部で仕切られた氷を貯える貯氷室と他の
室とを並列に設置し、前記第1の仕切部の前部に配置さ
れた第1の前板と、前記第4の仕切部前部に配置された
第4の前板との裏側に成形された仕切部放熱パイプを配
置し、この仕切部放熱パイプは外箱の周縁に配置された
外周放熱パイプから前記第1の仕切部の片端で繋がり連
続して成形され、前記第1の仕切部の下面には下向きフ
ランジを有する冷蔵庫の製造方法であって、本体断熱材
発泡時には、前記仕切部放熱パイプは前記第1の仕切部
下面に近接して折り曲げ配置し、発泡内治具が前記下向
きフランジを押さえているので、ヒータ等の他の加熱手
段を用いることなく加熱が行えるので経済的であり、ま
た、本体発泡時には、発泡内治具が第1の仕切部の下向
きフランジを押さえているので内箱及び第1の仕切部下
面空間の周囲は変形する恐れが少ない。
【0084】請求項2の発明に係る冷蔵庫の製造方法
は、冷蔵庫本体を第1の仕切部によって上下に分割して
上側に冷蔵室を形成し、この第1の仕切部によって仕切
られた前記冷蔵庫本体の下側後方に、冷却器を有する冷
却器室を第2の仕切部によって形成し、この第2の仕切
部の前側を第3の仕切部で上下に分割して下側に冷凍室
を形成し、前記第1の仕切部と前記第3の仕切部との間
の空間を逆T字型の第4の仕切り部にて3つの室に分割
し、前記第1の仕切部の下に貯氷室と他の室とを並列に
形成し、前記第3の仕切部の上に野菜室を形成した冷蔵
庫の製造方法であって、冷蔵庫本体断熱材発泡完了品の
前記第1の仕切部下側後方に冷却器を取り付け、この冷
却器の前面に前記第2の仕切部を取り付けた後に、前記
第3の仕切部及び第4の仕切部を組み込むので、組立が
容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による冷蔵庫の正面図である。
【図2】 実施の形態1による冷蔵庫の風路の構成を示
す側面断面図である。
【図3】 実施の形態2による冷蔵庫の正面図である。
【図4】 実施の形態3による冷蔵庫の正面図である。
【図5】 実施の形態4による冷蔵庫の正面図である。
【図6】 実施の形態4による冷蔵庫の風路構成図であ
る。
【図7】 実施の形態5による冷蔵庫の風路構成図であ
る。
【図8】 実施の形態6による冷蔵庫の風路構成図であ
る。
【図9】 実施の形態7による冷蔵庫の風路構成図であ
る。
【図10】 実施の形態8による冷蔵庫の風路構成図で
ある。
【図11】 実施の形態9による冷蔵庫の風路構成図で
ある。
【図12】 実施の形態10による冷蔵庫の風路の構成
を示す側面断面図である。
【図13】 実施の形態10による冷蔵庫の第2の仕切
部の構造を示す斜視図である。
【図14】 実施の形態10による冷蔵庫の第4の仕切
部の構造を示す斜視図である。
【図15】 実施の形態10による冷蔵庫の冷蔵庫の風
路構成図である。
【図16】 実施の形態11による第1、第3の仕切部
前部の分解図である。
【図17】 実施の形態11による仕切部前部の部分断
面図である。
【図18】 実施の形態11による冷蔵庫本体発泡時の
第1の仕切部付近の断面図である。
【図19】 実施の形態11による冷蔵庫組立時の断面
図である。
【図20】 実施の形態11による冷蔵庫組立時の断面
図である。
【図21】 実施の形態12による第2の仕切部の構成
を示す側面図である。
【図22】 実施の形態13による冷蔵庫の側面断面図
である。
【図23】 実施の形態14による冷蔵庫の側面断面図
である。
【図24】 実施の形態15による冷蔵庫の側面断面図
である。
【図25】 従来の冷蔵庫の正面図である。
【図26】 他の従来の冷蔵庫の正面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体、2 ファン、3 冷却器、4 冷凍室
用送風路、5 冷凍室用送風路(切替室用送風路)、5
a 切替室用ダンパ、6 切替室用帰還風路、6a 切
替室用ダンパ、7 冷蔵室用送風路、7a 冷蔵室用ダ
ンパ、8 冷蔵室用帰還風路、9 野菜室用帰還風路、
10 切替室用帰還風路、11 貯氷室用帰還風路、1
2 切替室用送風路、12a 切替室用ダンパ、14
野菜室用送風路、22 第2の冷蔵室用帰還風路、24
貯氷室用送風路、33 冷却器室、40 第1の仕切
部、50 第2の仕切部、60 第3の仕切部、70
第4の仕切部、80 第4の仕切部(横)、81 第4
の仕切部(縦)、82 前縁仕切部、83 ヒータ、9
0 第5の仕切部、91 第5の仕切部上板、92第5
の仕切部下板、93 成形断熱材、94 前縁仕切部、
95 冷気ダクト、96 化粧板、100 冷蔵室、1
01 外箱、102 内箱、104 第1の前板、10
5 放熱パイプ、105a 仕切部放熱パイプ、106
クッション材、107 下向きフランジ、108 発
泡内治具、109 空間、114第4の前板、200
冷凍室、250 冷凍室(切替室)、300 野菜室
(切替室)、400 切替室、500 切替室、600
貯氷室、700 切替室。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須田 憲行 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 平岡 利枝 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 小西 広繁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 内藤 勲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−338681(JP,A) 特開 平4−288466(JP,A) 特開 平1−127880(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25D 11/02 F25D 17/08 308 F25D 21/04 F25D 23/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体上部に、第1の仕切部で仕切
    られた食品等を冷蔵する冷蔵室を設け、前記冷蔵室の下
    に、逆T字型の第4の仕切部で仕切られた氷を貯える貯
    氷室と他の室とを並列に設置し、前記第1の仕切部の前
    部に配置された第1の前板と、前記第4の仕切部前部に
    配置された第4の前板との裏側に成形された仕切部放熱
    パイプを配置し、この仕切部放熱パイプは外箱の周縁に
    配置された外周放熱パイプから前記第1の仕切部の片端
    で繋がり連続して成形され、前記第1の仕切部の下面に
    は下向きフランジを有する冷蔵庫の製造方法であって、
    本体断熱材発泡時には、前記仕切部放熱パイプは前記第
    1の仕切部下面に近接して折り曲げ配置し、発泡内治具
    が前記下向きフランジを押さえていることを特徴とする
    冷蔵庫の製造方法。
  2. 【請求項2】 冷蔵庫本体を第1の仕切部によって上下
    に分割して上側に冷蔵室を形成し、この第1の仕切部に
    よって仕切られた前記冷蔵庫本体の下側後方に、冷却器
    を有する冷却器室を第2の仕切部によって形成し、この
    第2の仕切部の前側を第3の仕切部で上下に分割して下
    側に冷凍室を形成し、前記第1の仕切部と前記第3の仕
    切部との間の空間を逆T字型の第4の仕切り部にて3つ
    の室に分割し、前記第1の仕切部の下に貯氷室と他の室
    とを並列に形成し、前記第3の仕切部の上に野菜室を形
    成した冷蔵庫の製造方法であって、冷蔵庫本体断熱材発
    泡完了品の前記第1の仕切部下側後方に冷却器を取り付
    け、この冷却器の前面に前記第2の仕切部を取り付けた
    後に、前記第3の仕切部及び第4の仕切部を組み込むこ
    とを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
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