JP3220357B2 - 収穫機における脱穀機のフレーム構造 - Google Patents

収穫機における脱穀機のフレーム構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバイン等収穫機に
おける脱穀機のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンバイン等収穫機の機台に載置
された脱穀機の後部に排稈処理装置を配設し、該排稈処
理装置の一側を機台から立設した支柱に枢支することに
より、作業姿勢と解放姿勢とに切換回動可能に設けた収
穫機は既に知られている。このような脱穀機において、
該脱穀機内の排塵物の詰まりの除去或いは揺動選別体を
取り出して行う清掃や修理等のメンテナンス作業は、前
記排稈処理装置を支柱を中心に一側方に回動させた解放
姿勢において、上記脱穀機の後部に設置される排塵ファ
ンを脱穀機の側壁から取付ボルト等の取付具を解除し、
該排塵ファンを機体外に取り外すことにより形成される
開口部から行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記のような従
来構成の脱穀機によれば、該脱穀機内のメンテナンス作
業を行う場合に、解放姿勢にある排稈処理装置と脱穀機
との間で排塵ファンの取り外し等を行う煩雑な作業を伴
う欠点がある。そこで本発明は、上記実情に鑑み従来の
問題点を解消すると共に、脱穀機の後部において、脱穀
機のフレーム構造を簡潔な構成で剛性高く構成し、排塵
ファンと排稈処理装置とを共に観音開き状の解放姿勢に
切換回動できるようにすることにより、メンテナンス作
業を容易に行うことができるようにすると共に、作業時
の機体振動に強い収穫機における脱穀機のフレーム構造
を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、収穫機の機台に載置された脱穀機の後部
で、排稈処理装置の一側を機台の一側から立設した支柱
に枢支することにより、作業姿勢と解放姿勢とに切換回
動可能に設けた収穫機において、前記脱穀機の後部に設
置される排塵ファンを、上記支柱と反対側の機台他側寄
りに立設した支持フレームに、作業姿勢と解放姿勢とに
切換回動可能に枢支すると共に、脱穀機後部の左右両側
壁を横杆で連結し、上記支持フレームと支柱を該横杆を
介して連結している。
【0005】また、上記支柱を、脱穀機の側方に設置し
たグレンタンクの排出筒に連結させることを特徴として
いる。
【0006】
【作用】以上の構成からなる脱穀機のフレーム構造は、
脱穀機2の側壁2a,2bの後部を横杆7で連結固定す
ると共に、機台1bの両側に立設した支柱40並びに支
持フレーム6を、上記横杆7によって連結することによ
り剛性の高い一体枠状にすることができて、排稈処理装
置4及び排塵ファン5を作業姿勢に安定よく支持し脱穀
作業を良好に行うことができる。これにより、排稈処理
装置4と排塵ファン5とを、機台1aの両側にそれぞれ
立設させた支柱40並びに支持フレーム6を中心に、脱
穀機2の後方で観音開き状に回動させ解放姿勢にするこ
とができて、メンテナンス作業を行い易くすることがで
きる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
1はクローラ式走行装置1aを備えた機台1bの前方に
刈取部10及び運転席11を設けると共に、その後方に
脱穀機2とグレンタンク3を並設したコンバイン(収穫
機)であり、上記脱穀機2の後部にはカッター又はノッ
ター等からなる排稈処理装置4を有し、該排稈処理装置
4は、脱穀機1の右方に設置したグレンタンク3の後部
で機台1bから立設した支柱40に、作業姿勢と解放姿
勢とに切換回動可能となるようにヒンジ41を介し取付
け支持している。
【0008】そして、刈取部10で刈り取った穀稈をフ
ィードチェン20に引き継ぎ扱室21に供給すると共
に、脱穀済の排稈を該フィードチェン20から排藁搬送
体22を介し上記排稈処理装置4に供給し、切断又は結
束等の排稈処理を行ったのち地上に排出するようにして
いる。尚、実施例に示す排稈処理装置4は、排稈を稈身
方向に細断するディスク方式のカッタとしている。
【0009】一方、扱室21内で脱穀された脱穀物は、
周知の構成よりなる揺動選別体23上で揺動運動及び選
別風による選別作用を受けて選別され、穀粒は揚穀筒2
4を介して前記グレンタンク3内に収容すると共に、収
容された穀粒を、グレンタンク3の低部に連通し機台1
bに立設した排出筒30を介し、該排出筒30の上部に
起伏及び旋回操作可能に設けた排出オーガ31によって
機外に排出される。また、屑類等からなる排塵物は、前
記揺動選別体23の後方で左右の側壁2a,2b間に横
設される横断流ファン50を、回転可能に内装する排塵
ファン5によって、その排塵口52から後方下向きに排
出するようにしている。
【0010】図2,図3に示すように上記排塵ファン5
は、その両側枠5a,5bをケース枠5cで一体的に連
結形成すると共に、該ケース枠5cの上端にヒンジ5d
を介し脱穀機後壁の上部を開閉可能に閉鎖する断面コ字
状の上部カバー50を枢着している。この上部カバー5
0の上端部は、前記両側壁2a,2b間を閉鎖するよう
に固着した後壁2cに、固定具53を介し前記ヒンジ5
dを支点に後方に開動可能に止着するようにしている。
【0011】そして、左方の側枠5aの上下にヒンジピ
ン54を有する取付枠55を側方に向けて突設すると共
に、該ヒンジピン54を上方から挿脱可能に嵌挿する支
持部60を設けた支持フレーム6が、前記排稈処理装置
4を支持する支柱30の反対側寄りとなる側壁2aの後
部に縦方向に取付支持されている。これにより、上記上
部カバー50の固定具53を解除すると共に、右方の側
板5b側に設けた固定具56を解除したとき、排塵ファ
ン5を前記支持フレーム6の支持部60で安定よく支持
した状態で、同図に実線で示す作業姿勢と、点線で示す
一側方に回動させた解放姿勢とに切換回動可能に構成し
ている。尚、上記支持フレーム6は左方の側壁2aに固
着することにより、該側壁2aを補強するようにしてい
るが、機台1bから立設するようにしてもよい。
【0012】また、図3に示すように上記支持フレーム
6の上部に固着した連結板61は、平面視においてコ字
状に曲成された前後を取付ボルトN,Nで側壁2aの後
端部に止着することにより、側壁2aを強固に補強支持
すると共に後方に向けて延設した突片部位に、前記カッ
タ4の一側に設けた係合部42を係脱可能に固定するク
ランプ状の固定具62設けている。上記支持フレーム6
は後方に向けてストッパ63を突設しており、その端部
をカッタ4の接当部43に接当させることにより、上記
カッタ4の固定状態即ち作業姿勢における位置決め固定
を的確に行うようにしている。
【0013】7は脱穀機1の両側壁2a,2bの後端部
を互いに連結して補強固定する横杆であり、該横杆7の
左端は前記側壁2aに取付けた連結板61に固着した状
態で、その中途部に突設した取付座70を右方の側壁2
bに取付ボルトNによって取着している。また、上記横
杆7は延長させた右端に形成した連結杆71の端部を、
前記カッタ4の支柱40に取付ボルトNを介して連結固
定することより、該支柱40を横杆7によって補強支持
するようにしている。
【0014】さらに、上記支柱40の上端部は、前記機
台1b及びグレンタンク3によって強固に立設支持され
る排出筒30に、該排出筒30の中途部に固着した取付
板33に連結片45を介して連結固定することにより補
強支持しており、これにより脱穀機1及び支柱40並び
に排出筒30の三者を、互いに連結し合う簡潔な支持枠
構造の剛体フレームに構成し、機体の振動等に耐え得る
と共に、カッタ4及び排塵ファン5が片持ち支持で解放
姿勢に回動される際の、支柱40と支持フレーム6の立
設支持を強固に行うようにしている。
【0015】以上の構成により、脱穀機1は側壁2a,
2bの後部を横杆7で補強連結されて剛体枠に構成され
ると共に、機台1bの両側に立設された支柱40並びに
支持フレーム6は、脱穀機1に横架された上記横杆7に
よって共に補強連結された状態で、排稈処理装置4及び
排塵ファン5を安定よく作業姿勢に支持し脱穀作業を良
好に行うことができる。これにより、扱室21で脱穀さ
れた脱穀物は揺動選別体23上で揺動運動及び選別風に
よる選別作用を受けて選別され、穀粒は揚穀筒24によ
ってグレンタンク3に収容すると共に、屑類等からなる
排塵物は排塵ファン5で吸引されて排塵口52から機外
に向けて速やかに排出され、また脱穀済の排稈は排藁搬
送体22から排稈処理装置4に送給して細断排出され
る。
【0016】このような脱穀機1において、揺動選別体
23或いは機体内の清掃又は点検整備等のメンテナンス
作業を、上記揺動選別体23を機外に取り出すことなく
行う場合には、排稈処理装置4を固定具62を解除して
支柱40を中心に回動させて解放姿勢においた状態で、
固定具53を解除し上部カバー50を後方に回動し脱穀
機1内後部を部分的に解放して簡単に行うことができ
る。
【0017】そして、脱穀機1の後部を大きく解放し前
記揺動選別体23等を機外に取り出してメンテナンス作
業を行うような場合には、排稈処理装置4を上記と同様
に側方に回動すると共に、排塵ファン5を支持フレーム
6を中心に上記排稈処理装置4が回動される側と反対方
向の側方に回動させて解放姿勢とすることにより、排稈
処理装置4と排塵ファン5とを観音開き状に広く開放す
ることができ、この部分から揺動選別体23の取り出し
や脱穀機1内のメンテナンス作業等を簡単且つ能率よく
行うことができる。
【0018】尚、排塵ファン5は解放姿勢において、上
方に持ち上げながらヒンジピン54を支持部60から引
き抜くことにより簡単に取り外すことができて、該排塵
ファン5のメンテナンス作業を容易に行うことができ
る。そして、上記のようにメンテナンス作業を終えたの
ち、排稈処理装置4及び排塵ファン5はそれぞれの支柱
40並びに支持フレーム6を介し、共に逆方向に回動す
ることより元の作業位置に簡単に位置決め固定し再び脱
穀作業を良好に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成したか
ら以下の効果を奏することができる。請求項1により、
脱穀機は左右両側壁の後部を横杆で連結することによ
り、排塵ファンを開閉可能に取り付けることのできる剛
体枠に構成することができると共に、該横杆によって機
台の両側に立設された支柱と支持フレームを連結固定す
ることより、剛性の高い両者の支持フレームを形成する
ことができるので、排稈処理装置及び排塵ファンを安定
よく作業姿勢に支持して脱穀作業を良好に行うことがで
きる。また、排稈処理装置及び排塵ファンは、それぞれ
上記機台の両側に立設された支柱と支持フレームとを中
心に、互いが観音開き状となるように解放姿勢に回動す
ることができ、脱穀機の後方を広く開放し清掃や点検整
備作業、或いは揺動選別体の取り外し及び組付け作業等
を簡単且つ能率よく行うことができる。
【0020】請求項2により、排稈処理装置を支持する
支柱は、脱穀機に横架される横杆で支持される共に、強
固に設置されたグレンタンクの排出筒に連結させること
により、簡潔な構成で安定よく立設することができ排稈
処理装置を安定よく支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係わる収穫機の側面図。
【図2】脱穀機のフレーム構造を示す背面図。
【図3】図2の要部を一部省略をして示す平断面図。
【符号の説明】
1 コンバイン(収穫機) 1b 機台 2 脱穀機 2a,2b 側壁 3 グレンタンク 4 排稈処理装置(カッター) 5 排塵ファン 5a,5b 側板 6 支持フレーム 7 横杆 23 揺動選別体 30 排出筒 33 取付板 40 支柱 44 連結板 50 上部カバー 53,56,62 固定具 61 連結板 62 固定具 71 連結杆

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収穫機の機台に載置された脱穀機の後部
    で、排稈処理装置の一側を機台の一側から立設した支柱
    に枢支することにより、作業姿勢と解放姿勢とに切換回
    動可能に設けた収穫機において、前記脱穀機の後部に設
    置される排塵ファンを、上記支柱と反対側の機台他側寄
    りに立設した支持フレームに作業姿勢と解放姿勢とに切
    換回動可能に枢支すると共に、脱穀機後部の左右両側壁
    を横杆で連結し、上記支持フレームと支柱を該横杆を介
    して連結したことを特徴とする収穫機における脱穀機の
    フレーム構造。
  2. 【請求項2】 上記支柱を、脱穀機の側方に設置したグ
    レンタンクの排出筒に連結させる請求項1記載の収穫機
    における脱穀機のフレーム構造。
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