JP3220053U - コアードワイヤ用の保管コンテナおよび搬送コンテナ - Google Patents

Abstract

【課題】危険物および／または空気、酸素、水および／または湿気の影響を受けやすい充填物が充填されているコアードワイヤを安全に搬送および安全に保管するための保管コンテナおよび搬送コンテナを提供する。【解決手段】コンテナ１０は、ａ）第１の面と、この第１の面とは反対側に位置する第２の面とを有する底面プレート１２、ｂ）底面プレート１２と接続されている外壁１５、ｃ）コアードワイヤのための少なくとも１つの取り出し用開口部、ｄ）この取り出し用開口部を覆っているかつ／または閉鎖している、外壁と接続されている少なくとも１つの蓋１６、を含んでいる。この底面プレート１２と、外壁１５と、蓋１６とで、リール巻きに巻かれているコアードワイヤを安全に保管かつ安全に搬送するための内部空間を形成している。【選択図】図１

Description

本考案は、コアードワイヤ、特に危険物および／または空気、酸素、水および／または湿気の影響を受けやすい充填物が充填されているコアードワイヤ用の、上記のコアードワイヤを安全に搬送および安全に保管するためのコンテナに関する。

コアードワイヤは、銑鉄、鋼および他の合金を製品化する際に、特に、添加剤または補助剤の注入のために使用される。このようなコアードワイヤは、実質的に、外側の外被または金属スリーブから成り、その内部に、銑鉄、鋼または合金のための添加剤または付加剤が入れられている。このような剤形によって、添加剤または付加剤を所期のように、規定されているように、かつ安全な条件下で金属溶接に用いることができる。搬送をより簡単にするために、これらのコアードワイヤは、通常、リール巻きまたはいわゆるコイルに巻かれている。ここで、このようなリール巻きまたはこのようなコイルの重量は、使用に応じて、かつ充填剤に関連して、５００から３，０００ｋｇの範囲で変化し得る。コアードワイヤ自体は通常、５から２０ｍｍの直径を有しており、コイルあたり１，０００から２０，０００ｍの長さを有している。

多くの添加剤または付加剤は空気、酸素および／または水の影響を受けやすい材料である、または特別な条件下で保管および搬送されなければならない危険物のグループに分類されるべきである。立法機関は、危険物の保管および搬送に対して、遵守されなければならないセキュリティガイドラインを公布している。

コアードワイヤの保管および搬送に対して、既に多くの装置が開発され、開示されている。例えば、独国実用新案第８７１０９２０号明細書（DE 87 10 920 U1）によって、ワイヤコイルの搬送、保管、保持および繰り出しのための装置が開示されている。この装置は、立方体状または直方体状のケージから形成されており、かつ中実のロッドまたは中空のロッドから成る。

さらに、独国特許出願公開第３７２２９７５号明細書（DE 37 22 975 A1）、独国特許出願公開第４１３６２６８号明細書（DE 41 36 268 A1）および独国特許出願公開第４１３６２６９号明細書（DE 41 36 269 A1）によって、ワイヤリール巻きに巻かれたコアードワイヤの横たわった保管および横たわった搬送のための装置が開示されている。これらのコアワードワイヤは多数の回旋を有する、芯の無い、ワイヤリール巻きに巻かれており、ここでこれらのワイヤリール巻きは、横たわった状態で保管されている。すなわち、巻き軸線は、リール巻きの横たわっている面または設置面に対して平行である。

さらに、欧州特許第５２８４０８号明細書（EP 528 408 B1）によって、ロールに巻かれた鋼帯の保管および搬送のためのコンテナが開示されている。ここでこのロールは、横たわった状態でコンテナ内に保管されている。すなわち、巻き軸線は、ロールの保管面、横たわっている面または設置面に対して平行である。このコンテナによって、鋼帯の容易な搬送が可能になり、これは、特殊車両の使用を不要にする。

さらに、仏国特許出願公開第２７０３３３４号明細書（FR 2 703 334 A1)によって、コアードワイヤの保管および搬送のための装置が開示されている。開示されているコアードワイヤは、多数の回旋を有するコイルに巻かれている。リール巻きは、自身の側で、立った状態でまたは横たわった状態で、パレット上に保管されている。ここでこのリール巻きは２つの部分から成るワイヤかごを用いて保管されている。

さらに、国際公開第２０１０／０６７０３３号（WO 2010/067 033 A1）によって、改善された、コアードワイヤをより良好に取り出すためのケージ構造物が開示されており、このケージ構造物内側面では、ケージの横架材に、滑り止めをした材料が配置されている。

ごく最近まで、コアードワイヤの安全な保管および安全な搬送の格段の進歩および改善がされてきたが、依然としてコアードワイヤの使用者の側には、コアードワイヤ自体ならびにコアードワイヤの保管容器および搬送容器が、規定に即した製造プロセスに最適に組み込まれることに相当の関心がある。したがって本考案の課題は、危険物、特にコアードワイヤのための安全な保管容器および搬送容器を提供することである。この保管容器および搬送容器は、安全に操作され、かつ／または危険物の搬送のためのガイドラインを守り、かつ／またはコアードワイヤに対する、規定に即した製造プロセスに最適に組み込むことが可能である。

上述の課題は、請求項１記載のコンテナによって解決される。本考案の有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。これらの従属請求項は相互に選択的に組み合わせ可能である。

したがって第１の実施形態では、保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に、再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナが本考案の構成要件であり、これはコンテナと、リール巻きに巻かれているコアードワイヤとを含んでいる。ここでリール巻きは、巻き軸線と外径とを有しており、ここでこのコンテナは、
ａ）第１の面と、この第１の面とは反対側に位置する第２の面とを有する底面プレート
ｂ）この底面プレートと接続されている外壁
ｃ）コアードワイヤのための少なくとも１つの取り出し用開口部
ｄ）この取り出し用開口部を覆っているかつ／または閉鎖している、外壁と接続されている少なくとも１つの蓋
を含んでいる。ここでこの底面プレートと、外壁と、蓋とで、リール巻きに巻かれているコアードワイヤを安全に保管かつ安全に搬送するための内部空間を形成しており、特に周囲に対して閉ざされているかつ／または液密の内部空間を形成している。ここでこのリール巻きは、リール巻きの巻き軸線がコンテナの底面プレートに対して垂直であるように、コンテナ内に配置されている。

この保管コンテナおよび搬送コンテナは、本考案では、コアードワイヤ無しでも提供可能である。本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、リール巻きに巻かれたコアードワイヤを収容するのに適している。本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、特に、リール巻きに巻かれたコアードワイヤを保管および搬送するのに適している。

コアードワイヤの製造は、中空ワイヤの製造の通常の方法および手法の後に行われ、今日の技術水準では、問題無いとされる。通常、微細な部分から成る充填材料から粉末状の充填材料までが、コアードワイヤの金属外被内に充填される。コアードワイヤは、次に、折り返し曲げまたは溶接によって閉じられ、次に巻き上げ機上でワイヤリール巻きに巻かれる。テンションをかけて巻かれたワイヤは、形を維持するために、シグノードバンドによって結束され得る。外被材料として、通常は、厚さ０.１から１ｍｍの、合金されていない鋼が使用される。ワイヤの直径は、通常５から２０ｍｍであり、しばしば９から１６ｍｍである。リール巻きは、通常１，０００から２０，０００ｍの長さのワイヤを有している。適切な充填材料の例は、カルシウム、炭化カルシウム、けい化カルシウム、カルシウムと鉄の混合物、マグネシウム、マグネシウム合金、カルシウムシアナミドならびに上述した材料の混合物を含んでいる。ここで、これらの充填材料は特にそれぞれ、主要成分である。ここでは、カルシウム、炭化カルシウムならびにカルシウムまたは炭化カルシウムを含んでいる混合物が、特に有利である。

巻き上げ機から取り外した後に、芯の無い、巻かれたワイヤリール巻き（コイル）が得られる。これは通常、さらに、パッケージされなければならない。従来技術として、少なくともパレット、ケージならびにプラスチックスリーブから成るパッケージが開示される。この種のパッケージは、使い捨てのパッケージであり、コアードワイヤを使用した後に処分される。パッケージの個々の構成部分は別個にされ、分類され、相応する小グループに分けて処分に出されなければならない。

簡易的なケージまたはワイヤかごおよびパレットによってパッケージされており、使い捨て商品として搬送および保管されるリール巻きに巻かれたコアードワイヤ（以降では、同義語としてコアードワイヤコイルまたはコイルとも称される）の従来のパッケージと比べて、本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、廃棄物が生じないという利点を供する。したがって、このコンテナの規定に即した使用では、種々の種類の破棄物（典型的にはプラスチックフィルム、木材パレットまたは鋼パレット、鋼ケージ）の分離、分類および処分のステップが不要である。したがって本考案のコンテナによって、規定に即した使用の際の、より迅速で、よりスムーズで、かつより安全な作業の流れが実現される。

リール巻きに巻かれたコアードワイヤを本考案に相応に、コンテナ内に配置することによって、さらに、安全な搬送と、コイルに対して、鉄製造および鋼製造の規定に即した使用領域を設定すべきプロセスに最適に適合した、コアードワイヤの形状とを提供することができる。搬送の間の安全性は、特に次のことによって実現される。すなわち、コイルが、ロープまたはラウンドスリング、固定バンドまたはシグノードバンド等のストッパー手段の除去後に、水平方向において、外壁と摩擦接続（摩擦接続とは、部材相互の摩擦力に基づく接続を意味する）および／または形状接続（形状接続とは、嵌め合いまたは噛み合いなど部材相互の形状的関係に基づく接続を意味する）されることによって実現される。さらに、搬送の間の安全性は特に次のことによって、高められる。すなわち、コイルが垂直方向に挟み込まれることによって高められる。挟み込み圧力は、コイルの自重、取り出し装置の型締圧力および巻き上げの間のリール巻きのバイアスによって生じる。これによって、コイルは立った状態で、すなわち、自身の巻き軸線が底面プレートに対して垂直に配置され、リール巻きは容易に上方からコンテナに入れられ、ワイヤの取り出しを、規定に即した使用において垂直方向で行うことができる。水平方向の取り出しの場合には、コンテナ全体をコイルとともに、横に倒すことができる。これは特に、コイルがコンテナの外壁の全ての部分と、特にコイルの型締圧力によって、摩擦接続されていることによって可能である。横転過程の間のコンテナ内でのずれは排除されている。

有利には、本考案は、金属コンテナとして製造されている、コアードワイヤ用の保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に、再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナを含んでいる。このコンテナはさらに有利には、完全に金属から、特に鉄および／または鋼および／または特殊鋼から、有利には鋼から製造されている。

したがって従来のワイヤかごまたはケージとは異なり、本考案のコンテナは、特に、搬送の間、全面で完全に底面プレート、外壁および蓋によって包囲されている内部空間を提供する。

コアードワイヤを用いた金属溶解の処理時には、典型的に、ワイヤリール巻きの一部分しか取り出されない。この一部分を取り出した後、特に、製造中断が長い場合、コンテナの蓋を閉じることが可能である。したがって再度、コンテナの液密封鎖が得られる。これによって、従来技術と比べて、特に、水によって爆発する危険のあるガスを生成する危険物の場合に、規定に即した使用における安全性が格段に改善される。

択一的または同時に、ここで有利には、保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナは、（例えば管の形態で）１つの部分から形成されていてよい、または自身の側で、少なくとも２つ、有利には３つまたは有利には４つの外壁部分を含んでいる外壁を含んでいる。これらの外壁部分のうちのそれぞれ２つは、６０から１５０°、有利には約９０°の内角で、相互に形状接続されている。極めて有利にはここで、外壁は自身の側で、同じ辺の長さを有している、少なくとも３つ、有利には４つの外壁部分を含んでおり、これらの外壁部分のうちのそれぞれ２つは、６０から１５０°、有利には約９０°の内角で、相互に形状接続されている。

これらの外壁部分は、相互に接続されている別個の部分から成っていてよい。択一的に、これらの外壁部分は、壁材料の成形によって、少なくとも２つ、有利には３つ、有利には４つの外壁部分を形成する部分から成っていてよい。すなわちこれらの外壁部分は、１つの部品から形成されていてよい。

極めて有利には、本考案は、金属コンテナとして完全に金属から製造されている、コアードワイヤ用の保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナを含んでいる。このコンテナは、特に鉄および／または鋼および／または特殊鋼から、有利には銅から製造されており、さらに有利には、直方体の形状、立方体の形状または円筒の形状を有している。

さらに有利には、本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、その保管の間かつ／または搬送の間のコンテナの省スペースの配置のために、少なくとも１つのスタックコーナー、特に少なくとも２つのスタックコーナー、特に有利には少なくとも３つのスタックコーナー、極めて有利には少なくとも４つのスタックコーナーを有している。これらのスタックコーナーは、スタックコーナーの内寸が、底面領域の外寸よりも大きいように構成されている。したがってコンテナを、搬送および保管時に、省スペースに積み重ねることができる。さらに有利にはここで、積み重ねられるべきコンテナに対する、スタックコーナーでの設置面は、コンテナの総高さよりも低く位置している。これによって、積み重ねられた２つのコンテナの高さは、２つの個々のコンテナの高さを足したものよりも低くなり、かつ積み重ねた際にコンテナが正確に位置付け可能であり、さらにずれないように水平に固定されている。さらに有利には、スタックコーナー内に穴が加工されて設けられていてよく、これによってコンテナを、別の持ち上げるための道具、例えばクレーンによって操作することも可能になる。

ここで、本考案の発展形態では、特に、保管コンテナおよび搬送コンテナの外壁が底面プレートと材料接続（材料接続とは、分子間力等の化学結合による束縛を意味する）または形状接続されていてもよい、かつ／または外壁が底面プレートと、８５から９５°の角度、特に８９から９１°の角度、極めて有利には約９０°の角度を形成していてもよい、かつ／または外壁が底面プレートと実質的に直角に接続されていてもよい。これによって、一方ではコンテナが、コンテナを収容するために充分なスペースの容積を提供すること保証される。また、場合によって生じる、ワイヤ自体の損傷が原因の、コアードワイヤからの内部材料の漏れから守る、確実な漏れ防止機能も提供される。さらに、これによって、できるだけ大きい接触面がコイルと外壁との摩擦接続および／または形状接続に対して得られる。これによってさらに、危険物または酸素、水、および／または湿気の影響を受けやすい充填物を含んでいるコアードワイヤに対する安全な搬送手段を提供することも可能になる。

したがって、リール巻きに巻かれているコアードワイヤを含んでいる保管コンテナおよび搬送コンテナも、本考案の構成要件である。これは自身の側で、危険物および／または酸素、水、および／または湿気の影響を受けやすい充填物を含んでいる。

ここでさらに有利には、リール巻きは、芯の無いリール巻きであり、かつ／またはリール巻きはコアードワイヤから成る。択一的にまたは同時に、さらに有利には、リール巻きは、内側から外側へと繰り出し可能である。したがって、リール巻きが自身の安定性を失うこと無く、コアードワイヤを確実に取り出すことができる。ここで、さらに、コイルの転倒または横転は、コンテナの外壁によって阻止される。

有利にはリール巻きは、リール巻きの巻き軸線がコンテナの底面プレートに対して垂直であり、かつリール巻きが外壁と摩擦接続および／または形状接続されているようにコンテナ内に配置されている。これによって、コアードワイヤリール巻きは取り出し時に、自身の形態において安定を保ち、崩れ落ちない。リール巻きの外径は、コンテナ内で所定の大きさのままである。

さらに有利な構成では、リール巻きは次のようにコンテナ内に配置されている。すなわち、リール巻きの巻き軸線が、コンテナの底面プレートに対して垂直であり、かつリール巻きが摩擦接続および／または形状接続で、（例えば管の形態で）１つ部分から形成されている外壁と、または外壁の少なくとも２つの、特に少なくとも３つの、極めて有利には４つの外壁部分と接続されているように配置されている。ここでこの外壁は自身の側で、少なくとも２つの、特に少なくとも３つの、極めて有利には４つの外壁部分を含んでいる。これによって、コアードワイヤリール巻きは取り出し時に、自身の形態において安定を保ち、崩れ落ちず、特に安定して保管されることが実現される。

本考案の別の発展形態では、保管コンテナおよび搬送コンテナは、底面プレートを含んでおり、この底面プレートの面積は、外壁によって包囲されている面積よりも大きい。底面プレートが、少なくとも部分的に外壁から突出していてよい。特に、底面プレートは外壁から、全ての面で突出している。底面プレートは有利には少なくとも１ｃｍ、有利には少なくとも２ｃｍ、有利には少なくとも３ｃｍ、有利には少なくとも４ｃｍ、かつさらに有利には２０ｃｍまで、さらに有利には１５ｃｍまで、さらに有利には１０ｃｍまで、外壁によって包囲されている面積よりも、長さおよび／または幅において大きい。したがって、内部空間の使用可能な底面は、底面プレートの使用可能な底面よりも小さい。これによって、広範囲に及ぶ横転防止機能がコンテナに対して提供され、ひいてはコアードワイヤの保管および搬送に対する極めて高い安全性が得られる。

さらに有利には、本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、その第１の面が外壁および蓋とともに内部空間を形成し、その第２の面に基礎が配置されている底面プレートも含んでいる。特に、この基礎は、少なくとも１つのフォークポケット、特に少なくとも２つのフォークポケット、極めて有利には少なくとも４つのフォークポケットを、リフト用車両、フォークスタッカまたは（２つのフォークを有する）貨物受け入れ手段のために含んでいる。これらのフォークポケットはここで貫通していてよく、したがって、４つの面で、通常のフォークスタッカまたはフォークリフト車両がコンテナの下を通される。貫通しているフォークポケットの場合には、各面に２つの開口部が存在している。すなわち全体で４つまたは８つの開口部が存在し、これは１つの対向する面にフォークポケットが配置されているか、または２つの対向するそれぞれの面にフォークポケットが配置されているかによる。したがって、簡単なかつ／または通常の操車補助によっても確実に移動されるコンテナが提供される。

さらに有利には、保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナは、２つの部分から形成されており、かつ／またはシーリングを含んでいる蓋を含んでいる。特に有利には、この蓋は、溝で縁取られたシーリングおよび／または少なくとも１個の、有利には少なくとも２個、４個、６個、８個または１０個の蓋閉鎖部を含んでいる。

ここで特に、この蓋または２つの部分から形成されている蓋は、蓋閉鎖部を介して、コンテナの外壁と接続されており、ここでこの蓋閉鎖部は特に、特に金属またはプラスチックから成る、１つの部分または複数の部分から形成されるヒンジの形態で存在しており、さらに有利には、ネジ止めされたまたは溶接された形で、コンテナの外壁と接続されている。択一的または同時に、蓋閉鎖部は、特に金属またはプラスチックから成る、１つまたは複数の部分から成るラッチの形態で存在しており、さらに有利には、ネジ止めされたまたは溶接された形で、コンテナの外壁と接続されている。

択一的に蓋または２つの部分から形成される蓋は、液体コンテナのドーム型天井のように、ねじによって固定されていてもよい。

蓋が２つの部分から形成される構成は特に有利である。なぜなら、コンテナの高さは通常は、コンテナの側面の長さを下回るからである。コンテナの高さは、ここでは有利には、少なくとも１０％、有利には少なくとも２０％、有利には少なくとも３０％、かつさらに有利には５０％まで、さらに有利には４０％まで、コンテナの側面の長さを下回る。蓋が２つの部分から形成されるこの構成によって、蓋は完全に開放され、しかも開放された状態において、周囲の底面に接触することはない。蓋の２つの部分から形成されるこの構成は、さらに、通常の金属の構築材料の使用時に、蓋の各個別部分の重さが、１人だけで操作可能な重さである、という利点を有している。

コンテナの高さはさらに有利には次のように選択されている。すなわち、蓋が開放されている状態で、別の補助手段、例えばはしご、脚立または特別な道具の助けを借りること無く、人の手が、コンテナの中央に達するように選択されている。通常の大きさの人によって、さらなる補助手段無く、コンテナ内部の底面プレートに達することができるのは、特に有利である。

さらに有利には、内部空間は、ストッパー手段、例えばロープまたはラウンドスリング、固定バンドまたはシグノードバンドの取り出しを可能にするプロファイルを有している。バンドの取り出しによって、巻き上げのバイアスが部分的に緩み、外壁の内面との接触によって大きさの増大が止められるまで、ワイヤの直径は大きくなる。内部空間はさらに少なくとも１つの受け入れ部または固定手段を含んでいる。これは例えば取り出し装置の組み込みを可能にするロッド、ねじ切りがされたロッドまたは歯付きラックである。

コンテナからのコアードワイヤの取り出しを容易にするために、本考案の保管コンテナおよび搬送コンテナは、特に有利には、コアードワイヤの取り出し補助手段を含んでいる。この取り出し補助手段は、コンテナからのコアードワイヤの容易かつ確実な取り出しだけを可能にするのではなく、コアードワイヤの安全な搬送も可能にする。取り出し装置は有利には高さが調節可能であり、ひいては取り出し装置を、製造によって生じるコイル高さの違いに適合させることができる。

したがって本考案の別の実施形態では、次のような保管コンテナおよび搬送コンテナ、特に、再利用可能な保管コンテナおよび搬送コンテナも、本考案の構成要件であり、この保管コンテナおよび搬送コンテナは、コンテナとリール巻きに巻かれたコアードワイヤとを含んでおり、ここでこのリール巻きは巻き軸線と外径とを有しており、ここでこのコンテナは、
ａ）第１の面と、この第１の面とは反対側に位置する第２の面とを有する底面プレート
ｂ）この底面プレートと接続されている外壁
ｃ）コアードワイヤのための少なくとも１つの取り出し用開口部
ｄ）取り出し用開口部を覆っているかつ／または閉鎖している、外壁と接続されている少なくとも１つの蓋
ｅ）コアードワイヤ用の取り出し装置
を有している。ここでこの底面プレートと、外壁と、蓋とで、リール巻きに巻かれているコアードワイヤを安全に保管かつ安全に搬送するための内部空間を形成している。

特に有利には、リール巻きの巻き軸線がコンテナの底面プレートに対して垂直であるように、リール巻きはコンテナ内に配置されている。極めて有利には、リール巻きの巻き軸線がコンテナの底面プレートに対して垂直であるように、かつこのリール巻きが外壁と摩擦接続および／または形状接続されているように、リール巻きはコンテナ内に配置されている。

ここで特に有利には、取り出し装置は、コンテナの取り出し用開口部の領域に配置されており、かつ／またはコンテナと取り外し可能に接続されている。

極めて有利には、保管コンテナおよび搬送コンテナは、少なくとも１箇所でリール巻きの外径から突出している取り出し装置を含んでいる。極めて有利には、保管コンテナおよび搬送コンテナは、自身の側で、コアードワイヤを取り出すための開口部を含んでいる取り出し装置を含んでおり、これは、少なくとも１箇所でリール巻きの外径から突出している。ここで、取り出し装置の開口部は、取り出し装置によって包囲されている面が、実質的に、円の形状、楕円の形状、または長穴の形状に相当するように形成されており、ここで、この開口部の形状は少なくとも１箇所で、円、楕円または長穴の理想形から、膨張部の形態で逸脱している。この膨張部は、リール巻きの外径から突出している。したがって動作中およびコアードワイヤの使用中に、第１のコンテナのコアードワイヤの外側の終端部を、第２のコンテナの第２のリール巻きの内側の終端部と接続することができ、かつスムーズに、遅延および時間の無駄無く、第１のコンテナのコアードワイヤも、第２のコンテナのコアードワイヤも、リール巻きから繰り出すことができる。

ここで特に有利にはここで、取り出し装置は、中実材料から、または中空材料から、またはプロファイルから成り、特に有利には管から製造され、これはさらに有利には円、楕円または長穴の形態で存在し、これは極めて有利にはアルミニウム等の軽金属から製造されている。このような取り出し補助手段は、極めて容易に、１人で、コンテナ内に組み込み、固定することも、コンテナから取り外すこともできる。さらに、管の形態の取り出し装置が、コアードワイヤを損傷無くコンテナから取り出すのに最も適している。

ここで取り出し装置の大きさは次のように定められている。すなわち、取り出し装置の開口部が第１の長手方向と、この第１の長手方向に対して垂直な第２の長手方向を有しており、ここで第１の長手方向において開口部は最大の延在を有しており、ここでこの取り出し装置の開口部は第１の長手方向において少なくとも８００ｍｍ、有利には少なくとも９００ｍｍ、有利には少なくとも１０００ｍｍの範囲における最大の延在を有しており、かつさらに有利には最大で１５００ｍｍまで、有利には１４００ｍｍまで、有利には１３００ｍｍまでの最大の延在を有している。第２の長手方向は少なくとも４００ｍｍ、有利には少なくとも６００ｍｍ、有利には少なくとも８００ｍｍ、有利には少なくとも９００ｍｍ、有利には少なくとも１０００ｍｍの範囲における最大の延在を有しており、かつさらに有利には最大で１５００ｍｍまで、有利には１４００ｍｍまで、有利には１３００ｍｍまで、有利には１２００ｍｍまで、有利には１１００ｍｍまで、有利には１０００ｍｍまで、有利には９００ｍｍまで、有利には８００ｍｍまでの範囲における最大の延在を有している。

実施例
以降では、本考案を図面および属する例に基づいて詳細に説明する。

本考案のコンテナの概略図 コンテナの断面の平面図 取り出し補助手段の歯付きラック固定部の詳細図 取り出し装置の平面図 蓋と底面領域とが無い、本考案のコンテナの概略的な平面図

図１によって、リール巻きに巻かれているコアードワイヤ（ここには図示されていない）の安全な保管および安全な搬送のためのコンテナ（１０）が示されている。コンテナ（１０）の底面は正方形であり、約１４３０ｍｍの外側の側面の長さと約１１５０ｍｍの高さを有している。内部の容積は約１.６ｍ^３である。内寸は、約１２６０×１２６０×９４０ｍｍ（Ｌ×Ｂ×Ｈ）である。コンテナの寸法は、標準的なセミトレーラの貨物室の最適な利用と、同時に金属溶解でのリール巻きの使用に関するワイヤリール巻きの大きさの最適化を考慮して設計されている。ある状況で、セミトレーラ上に、９個のコンテナのための場所がある。コンテナ（１０）が積み重ね可能であることおよびコンテナ（１０）の総高さがセミトレーラの内部の高さよりも低いことによって、コンテナは１８個まで搬送可能である。コンテナの内部に位置付けされた、ワイヤリール巻きは、２つのリール巻きによって、平均的な大きさの鋼溶解物への分配部シーケンスを処理することを可能にする大きさを有している。

コンテナ（１０）は次のように構成されている。すなわちこのコンテナが、規則およびガイドラインＡＤＲ／ＲＩＤ／ＩＭＤＧ−コードにしたがったパッケージグループＩ、ＩＩおよびＩＩＩの、固体およびペースト状の危険物の国際的な輸送に対する要求を満たすように構成されている。これは、２．５ｍｍの薄板厚さを有する蓋を取り外した、堅く、緊密な、３ｍｍの薄板厚さを有する鋼の薄板構造である。薄板を衝突から保護するために、コンテナが塗装され、かつ／または溶融亜鉛めっきされてよい。

コンテナの底面領域は、コンテナ底面プレート（１２）とフォークポケット（１３）を備える下部構造もしくは基礎（１１）とから成る。底面領域における２つの貫通しているフォークポケット（１３）によって、４つの面で、通常のフォークスタッカまたはフォークリフト車両がコンテナの下に通される。フォークポケット（１３）には下面に、薄板プレートの形態の横転防止部材（１４）が設けられている。この横転防止部材（１４）は、コンテナ底面プレート（１２）以外の、フォーク、例えばフォークスタッカのフォークを介した持ち上げおよび搬送時のさらなる支え台を成している。したがって、コンテナの底面領域は、機能性に関して、パレットと同等のものである。

コンテナおよびその内容物を、搬送中に頻繁に発生する損傷から保護するために、底面領域は、コンテナ（１０）の外壁（１５）から突出している。コンテナの内部では、底面にプロファイル（２３）、即ち隆起部が配置されている。このプロファイルは、ストッパー手段、例えばロープまたはラウンドスリングをワイヤリール巻きの組み込み後に取り出すことを可能にする。同様に、ワイヤリール巻きを結束するために使用されるバンド、例えばシグノードバンドの取り出しが容易になる。

コンテナの底面領域は取り外し不可能に、コンテナの外壁（１５）と接続されている。蓋（１６）は、コンテナの高さがコンテナの側面の長さを下回るという事情に基づいて、２つの部分から形成されている。これによって蓋（１６）は、開放された状態で周囲の底面に接触すること無く完全に開放される。蓋（１６）は、この２つの部分からの形成および適合した板の厚さおよびこれに伴う軽い重量によって、補助手段または道具の助けを借りること無く、１人で、手で開けられる。蓋（１６）は、開放時に、取り付けられたヒンジ（１７）によって、スタックコーナー（１８）の上に持ち上がる。９０°および２７０°の開放位置で蓋を固定することができる。蓋（１６）を完全に開放することが可能であることによって、ワイヤリール巻きを問題無く、コンテナ（１０）内に入れることができる。ワイヤを直接、コンテナから引き出すことによってコアードワイヤを使用する場合にも、蓋（１６）は障害にならない。蓋（１６）を閉じる際に、第１の部分が始めに閉じられる。次に蓋（１６）の第２の部分が、第１の部分に係合する。２つの蓋部分のそれぞれに２つのグリップ（１９）が設けられている。溝で縁取られた、包囲している蓋シーリング（図示されていない）ならびに１０個の蓋閉鎖部（２０）によって、蓋（１６）は密閉して閉鎖される。取り出し用開口部の液密の閉鎖は特に、水と接触して引火性ガスを発生させる危険物の搬送および保管の場合に重要である。

コンテナ（１０）の上面には、４つのスタックコーナー（１８）が設けられている。これらのスタックコーナーは、１つまたは複数の別のコンテナ（１０）を相互に積み重ねることを可能にする。スタックコーナー（１８）の内寸は、底面領域の外寸よりも大きい。したがってコンテナ（１０）を、搬送および保管時に、省スペースに積み重ねることができる。積み重ねるべきコンテナに対する、スタックコーナー（１８）での設置面（２１）は、コンテナの全高さよりも低い位置にある。これによって、積み重ねられた２つのコンテナの高さは、２つの個々のコンテナの高さを足したものよりも低くなり、かつ積み重ねた際にコンテナが正確に位置決め可能であり、さらにずれないように水平に固定されている。スタックコーナー内には穴（２２）が加工されて設けられていてよく、これによってコンテナを、別の持ち上げるための道具、例えばクレーンによって操作することも可能になる。

コンテナの内部には、それぞれ４つのコーナーに、ガセットプレート（２４）が設けられている。これらのガセットプレートは、取り出し装置を固定するための要素を組み込むことを可能にする（図３を参照）。ガセットプレート（２４）は、負荷がかけられている場合に力の伝達経路を最適化し、組み込まれている要素の安定性を促進する。このような解決策では、機械構成部品として、歯付きラックスタッド（２５）が使用される。歯（２６）によって、取り出し装置の高さの調整が可能になる。

取り出し装置（図４を参照）は、コンテナの上方領域に位置し、コンテナと、全ての４つのコーナーにおいてラッチ（２７）を介して接続されている。ラッチの湾曲部（２８）は、歯付きラックスタッドに適合するように寸法が定められている。充分な引張力を得るために、ラッチの湾曲部が設けられる。ラッチは、取り出し装置の固定パネル（２９）とネジ止めされている。固定パネルの羽根状の形状によって、取り出し装置の剛性も、コンテナ全体の剛性も上昇する。

取り出し装置は、ワイヤリール巻きを、搬送の間、特にリール巻きからのワイヤの繰り出しの間、軸方向の所定位置に保持する。繰り出し時に、ワイヤは一般的に、リール巻き内側から始まって取り出し装置の開口部を通って引き出される。取り出し装置の中央の開口部（３０）は、卵形（円形または楕円形）または上述したケースのように、長穴の形態に形成されていてよい。取り出し装置は、繰り出しの間のワイヤの案内のために用いられる。ワイヤの案内の重要性は、ワイヤリール巻きが小さくなるに連れて上昇する。繰り出しの際にワイヤを保護するために、中央の開口部の内面（３１）は丸められた形態に形成されている。

中央の開口部（３０）はこの構成では、金属製の管から成る。管の形状は、中実材料に比べて高い捻れ剛性を有しており、さらに自重がより少なくなる。取り出し装置の構築材料として、鋼の代わりにアルミニウムを使用することによって、取り出し装置の組み込みおよび取り外しを、持ち上げるための道具の助けを借りずに行うことができる。取り出し装置の総重量は２５ｋｇよりも少なく、１人で、取り出し装置の取り付けおよび取り外しを行うことが可能である。

取り出し装置は１つまたは複数の膨張部を有しており、これは、ワイヤリール巻きの外側半径から突出している。これによって、ワイヤリール巻きの外側の終端部を、別のワイヤリール巻きの内側の終端部と接続することが可能になる。したがって、１つのワイヤリール巻きを消費した際に、中断せずにワイヤの繰り出しを続けることができる。この膨張部に基づいて、繰り出し時にワイヤの案内は妨害されない。

コアードワイヤの製造は、中空ワイヤの製造の通常の方法および手法の後に行われ、今日の技術水準では、問題無いとされる。通常、微細な部分から成る充填材料から粉末状の充填材料までが、コアードワイヤの金属外被内に充填される。コアードワイヤは、次に、折り返し曲げまたは溶接によって閉じられ、次に巻き上げ機上でワイヤリール巻きに巻かれる。テンションをかけて巻かれたワイヤは、形を維持するために、シグノードバンドによって結束され得る。外被材料として、通常は、厚さ０.１から１ｍｍの、合金されていない鋼が使用される。ワイヤの直径は、通常５から２０ｍｍであり、しばしば９から１６ｍｍである。リール巻きは、通常、１，０００から２０，０００ｍの長さのワイヤを有している。

巻き上げ機から取り外した後に、芯の無い、巻かれたワイヤリール巻き（コイル）が得られる。これは、通常、さらにパッケージされなければならない。従来技術として、少なくともパレット、ケージならびにプラスチックスリーブから成るパッケージが開示されている。この種のパッケージは、使い捨てのパッケージであり、コアードワイヤを使用した後に処分される。パッケージの個々の構成部分は別個にされ、分類され、相応する小グループに分けて処分に出されなければならない。本考案の方法ではこのような作業ステップは不要である。なぜなら、コンテナは、通常のパッケージの全ての機能を既に含んでおり、再利用されるからでる。さらにコンテナは、危険物を確実に包囲する。

コアードワイヤ（３４）をワイヤリール巻き（３２）に巻き、シグノードバンド（３３）によって結束した後、ワイヤリール巻きは半径方向で引張り応力下にある。ワイヤリール巻きは、シグノードバンド（３３）によってコンテナ内に取り付けられる（図５の左側の部分図）。次にシグノードバンド（３３）が開放され、取り出される。ワイヤリール巻きは、シグノードバンド（３３）の除去時に、圧力を緩める。これは、少なくともリール巻きの外側の直径が大きくなることによって行われる。この直径増大は、ワイヤリール巻きがコンテナの外壁（１５）と接触する際に止まる（図５の右側の部分図）。ワイヤリール巻きは、その後、外壁に押し付けられる。したがってコンテナの外壁は、ワイヤリール巻きの半径方向の保護壁として用いられ、ワイヤリール巻きを所定位置に保持する。さらに、ワイヤリール巻きと外壁との間の摩擦力が、コアードワイヤの引き出し中のコンテナ内のリール巻きの回転を阻止する。

Claims (15)

1. コンテナと、リール巻き（３２）に巻かれているコアードワイヤ（３４）とを含んでいる保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）であって、
   前記リール巻きは、巻き軸線と外径とを有しており、前記コンテナは、
   ａ）第１の面と、当該第１の面とは反対側に位置する第２の面とを有する底面プレート（１２）
   ｂ）当該底面プレートと接続されている外壁（１５）
   ｃ）前記コアードワイヤのための少なくとも１つの取り出し用開口部
   ｄ）前記取り出し用開口部を覆っているかつ／または閉鎖している、前記外壁と接続されている少なくとも１つの蓋（１６）
   を含んでおり、
   前記底面プレートと、前記外壁と、前記蓋とで、前記リール巻きに巻かれている前記コアードワイヤを安全に保管かつ安全に搬送するための内部空間を形成している保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）において、
   前記リール巻きは、前記リール巻きの前記巻き軸線が前記コンテナの前記底面プレートに対して垂直であるように、前記コンテナ内に配置されている、
   ことを特徴とする、保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
2. 前記外壁（１５）は、同じ辺の長さを有する少なくとも３つの外壁部分を含んでおり、
   当該外壁部分のうちのそれぞれ２つは、６０°から１５０°の内角で、相互に形状接続されている、請求項１記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
3. 前記コンテナは金属コンテナであり、かつ／または実質的に、直方体の形状、立方体の形状または円筒の形状を有している、請求項１から２までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
4. 前記外壁（１５）は前記底面プレート（１２）と材料接続または形状接続されており、かつ／または前記外壁は前記底面プレートと、８５°から９５°の角度を形成しており、かつ／または前記外壁は前記底面プレートと実質的に直角に接続されている、請求項１から３までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
5. 前記コアードワイヤ（３４）は、危険物および／または酸素、水、および／または湿気の影響を受けやすい充填物、特に、カルシウム、炭化カルシウム、けい化カルシウム、カルシウムと鉄の混合物、マグネシウム、マグネシウム合金、カルシウムシアナミドまたは上述した材料の混合物を含んでいる、請求項１から４までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
6. 前記リール巻き（３２）は芯の無いリール巻きであり、かつ／または前記リール巻きは前記コアードワイヤ（３４）から成る、請求項１から５までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
7. 前記リール巻き（３２）は、内側から外側へと繰り出し可能である、請求項１から６までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
8. 前記リール巻き（３２）は前記外壁（１５）と摩擦接続および／または形状接続されている、請求項１記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
9. 前記底面プレート（１２）の面積は、前記外壁によって包囲されている面積よりも大きく、かつ／または前記底面プレートは、少なくとも部分的に前記外壁から突出している、請求項１から８までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
10. 前記底面プレート（１２）の前記第１の面が前記外壁（１５）および前記蓋（１６）とともに前記内部空間を形成し、前記底面プレートの前記第２の面に基礎（１１）が配置されている、請求項１から９までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
11. 前記基礎（１１）は、リフト用車両のためのフォークポケット（１３）を含んでいる、請求項１０記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
12. 前記蓋（１６）は、２つの部分から形成されており、かつ／またはシーリングを含んでいる、請求項１から１１までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
13. 前記コンテナはさらに、前記コアードワイヤ（３４）のための取り出し装置（３５）を有している、請求項１から１２までの少なくとも１項記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
14. 前記取り出し装置（３５）は、前記コンテナの前記取り出し用開口部の領域に配置されており、かつ／または前記コンテナと取り外し可能に接続されている、請求項１３記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。
15. 前記取り出し装置（３５）は少なくとも１箇所で、前記リール巻き（３２）の外径から突出している、請求項１３または１４記載の保管コンテナおよび搬送コンテナ（１０）。

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