JP3220014U - 組仕切り - Google Patents

組仕切り Download PDF

Info

Publication number
JP3220014U
JP3220014U JP2018004566U JP2018004566U JP3220014U JP 3220014 U JP3220014 U JP 3220014U JP 2018004566 U JP2018004566 U JP 2018004566U JP 2018004566 U JP2018004566 U JP 2018004566U JP 3220014 U JP3220014 U JP 3220014U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition plate
side partition
long side
slit
long
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018004566U
Other languages
English (en)
Inventor
義光 山下
義光 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Package Co Ltd
Original Assignee
Daio Package Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Package Co Ltd filed Critical Daio Package Co Ltd
Priority to JP2018004566U priority Critical patent/JP3220014U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3220014U publication Critical patent/JP3220014U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列可能な組仕切りを提供する。
【解決手段】組仕切りは、下縁から上方に延びる複数の第1スリット12が形成された第1長辺仕切板2と、複数の第1スリットに対向する位置に第2スリット13が形成された第2長辺仕切板3と、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第3スリット14aが形成され、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる第1外側短辺仕切板4と、第1外側短辺仕切板の下縁に連接され、左右方向に配設される底板7とを備え、底板に、第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板6の少なくとも1つと係合可能に構成され、底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を固定可能な折り曲げ片17が形成される。
【選択図】図2

Description

本考案は、組仕切りに関する。
段ボール箱に複数の物品を収容する場合、物品同士が直接接触しないよう、物品間に段ボールシートから形成される仕切板を挿入することがある。また、段ボール箱内を行列状に区画すべく、2枚以上の仕切板に互いを咬合させるスリットを設け、これらの仕切板を平面視十字状、井桁状、格子状等に組み合わせた組仕切りも広く用いられている(実用新案登録第3169444号公報参照)。
実用新案登録第3169444号公報
しかしながら、上記公報に記載されているような組仕切りは、複数の仕切板が咬合して組み合わされたものであるため、左右方向に負荷が加えられると容易に歪みを生じる。そのため、上記組仕切りによっては内容物を適切に保護することができない場合がある。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列可能な組仕切りを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る組仕切りは、段ボールシートから形成され、組立状態で箱体内に配置され、この箱体の内部空間を区分する組仕切りであって、下縁から上方に延びる複数の第1スリットが形成された第1長辺仕切板と、上記第1長辺仕切板と間隔を空けて対向配置され、上記複数の第1スリットに対向する位置に、下縁から上方に延びる複数の第2スリットが形成された第2長辺仕切板と、上縁から下方に延び、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第3スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる第1外側短辺仕切板と、上縁から下方に延び、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第4スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる第2外側短辺仕切板と、上縁から下方に延び、上記最外側に位置する第1スリット及び第2スリット以外の対向配置される上記第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第5スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる1又は複数の中央短辺仕切板と、上記第1外側短辺仕切板の下縁に連接され、上記箱体の底壁上で左右方向に配設される底板とを備え、上記底板に、上記第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の少なくとも1つと係合可能に構成され、上記底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を固定可能な折り曲げ片が形成される。
当該組仕切りは、第1外側短辺仕切板の下縁に連接され、箱体の底壁上で左右方向に配設される底板を備えており、この底板に設けられる折り曲げ片を第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央仕切板の少なくとも1つに係合させることで、底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を固定することができる。そのため、当該組仕切りは、左右方向に負荷が加えられた場合でも、仕切板の全体形状が変形し難い。従って、当該組仕切りは、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列することができる。
上記底板が上記第2外側短辺仕切板の下縁にも連接されているとよい。このように、上記底板が上記第2外側短辺仕切板の下縁にも連接されていることによって、上記底板自体の左右方向の歪み、ねじれ等を容易に抑制し、複数の物品をより適切に行列状に配列することができる。
上記底板が、上記第1外側短辺仕切板及び第2外側短辺仕切板と連接される一対の側縁間の中心位置に、上記一対の側縁と平行な第1折り曲げ容易線を有し、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板が、平面視で上記第1折り曲げ容易線と重なり合う位置に上下方向に横断する第2折り曲げ容易線を有するとよい。このように、上記底板が、上記第1外側短辺仕切板及び第2外側短辺仕切板と連接される一対の側縁間の中心位置に、上記一対の側縁と平行な第1折り曲げ容易線を有し、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板が、平面視で上記第1折り曲げ容易線と重なり合う位置に上下方向に横断する第2折り曲げ容易線を有することによって、上記第1折り曲げ容易線及び第2折り曲げ容易線の折り曲げによって当該組仕切りを平板状に容易に折り畳むことができ、当該組仕切りの取扱性を高めることができる。
上記折り曲げ片が、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の対向面に当接する一対の側縁を有するとよい。このように、上記折り曲げ片が、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の対向面に当接する一対の側縁を有することによって、底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を容易に固定することができる。
上記中央短辺仕切板の下縁に、上記第5スリットの下方に上端部が位置する切欠きが形成され、上記折り曲げ片が、直立状態で上記切欠きの上端部に係合するとよい。このように、上記中央短辺仕切板の下縁に、上記第5スリットの下方に上端部が位置する切欠きが形成され、上記折り曲げ片が、直立状態で上記切欠きの上端部に係合することによっても、底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を容易に固定することができる。
なお、本考案において、「下」とは、組仕切りが箱体内に収容された状態における下を意味し、「上」とはその反対を意味する。また、「左右方向」とは、組仕切りが箱体内に収容された状態における水平方向を意味する。
以上説明したように、本考案に係る組仕切りは、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列することができる。
本考案の一実施形態に係る組仕切りの分解状態を示す模式的平面図(展開図)である。 図1の組仕切りの組立状態を示す模式的斜視図である。 箱体に図2の組仕切りを収容した状態を示す模式的平面図である。 図2の組仕切りの模式的分解斜視図である。 図1の組仕切りとは異なる実施形態に係る組仕切りの分解状態を示す模式的平面図(展開図)である。 図5の組仕切りの組立状態を示す模式的斜視図である。 図6の組仕切りの模式的A−A線断面図である。 図6の組仕切りの模式的分解斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<組仕切り>
図1の組仕切り1は段ボールシートから形成される。当該組仕切り1は、図2に示す組立状態で箱体内に配置され、この箱体の内部空間を区分する(なお、以下では組立状態の当該組仕切りを「仕切体」ともいう)。
当該組仕切り1は、下縁から上方に延びる複数の第1スリット12が形成された第1長辺仕切板2と、第1長辺仕切板2と間隔を空けて対向配置され、複数の第1スリット12に対向する位置に、下縁から上方に延びる複数の第2スリット13が形成された第2長辺仕切板3と、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット12及び第2スリット13に咬合する一対の第3スリット14aが形成され、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と組み合わされる第1外側短辺仕切板4と、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット12及び第2スリット13に咬合する一対の第4スリット5aが形成され、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と組み合わされる第2外側短辺仕切板5と、上縁から下方に延び、最外側に位置する第1スリット12及び第2スリット13以外の対向配置される第1スリット12及び第2スリット13に咬合する一対の第5スリット6aが形成され、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と組み合わされる1又は複数(本実施形態では1枚)の中央短辺仕切板6と、第1外側短辺仕切板4の下縁に連接され、上記箱体の底壁上で左右方向に配設される底板7とを備える。底板7には、第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6の少なくとも1つと係合可能に構成され、底板7に対して第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6の平面位置を固定可能な折り曲げ片17が形成される。なお、図1、並びに後述の図5において、太い実線は段ボールシートを切断して形成されるエッジを示し、細い実線は段ボールシートの裏面(組立状態で箱体の内側に配置される側の面)に筋押しして形成される罫線を示す。
当該組仕切り1は、1枚の大判の段ボールシートの原紙からトムソン型を用いて切り出すことができる。図1は、段ボールシートの原紙から当該組仕切り1をトムソン型を用いて切り出す場合の各板の配置例を示している。そのため、図1では、第2長辺仕切板3、第1外側短辺仕切板4及び中央短辺仕切板6は、使用時と上下方向が逆転している。
当該組仕切り1に用いられる段ボールシートとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。また、この段ボールシートの中芯の稜線は、図2の仕切体1aの座屈強度を高める観点から上下方向に配設されることが好ましい。
(第1長辺仕切板)
第1長辺仕切板2は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第1長辺仕切板2の左右方向長さは、当該仕切体1aを収容する箱体の内部空間の長辺側の左右方向長さと略等しい。第1長辺仕切板2は、箱体内への収容が容易となるよう、両側縁の下端部が下方に向けて縮幅するよう構成されていてもよい。
複数の第1スリット12は、第1長辺仕切板2を左右方向に略等分する位置に設けられている。本実施形態では、3つの第1スリット12が、第1長辺仕切板2を左右方向に4等分する位置に形成されている。
複数の第1スリット12を画定する左右方向一方側の側縁12aは、第1スリット12の先端(上端)から下方に延びる直線部12bと、この直線部12bの下端に連続し、左右方向他方側に突出する突出部12cとを有する。第1長辺仕切板2の下縁側には突出部12cによって突起12gが画定される。また、複数の第1スリット12を画定する左右方向他方側の側縁12dは、第1スリット12の先端(上端)から下方に延びる直線部12eと、この直線部12eの下端に連続し、左右方向他方側に傾斜した傾斜部12fとを有する。
第1スリット12を画定する左右一対の直線部12b、12e間の間隔Dは、第1外側短辺仕切板4、第2外側短辺仕切板5及び中央短辺仕切板6と組み合わせできるよう当該組仕切り1を形成するシート材(段ボールシート)の厚さ以上とされている。また、上記間隔Dは、箱体収容前後に第1長辺仕切板2上に第1外側短辺仕切板4、第2外側短辺仕切板5及び中央短辺仕切板6を折り重ねることができるようシート材の厚さよりも大きいことが好ましい。シート材の厚さに対する上記間隔Dの比の下限としては、1.1が好ましく1.3がより好ましい。一方、シート材の厚さに対する上記間隔Dの比の上限としては、仕切体1aにおける第1長辺仕切板2に対する第1外側短辺仕切板4、第2外側短辺仕切板5及び中央短辺仕切板6のぐらつきを抑制する観点から、1.7が好ましく、1.5がより好ましい。
第1スリット12の長さとしては、第1長辺仕切板2の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
(第2長辺仕切板)
第2長辺仕切板3は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第2長辺仕切板3は、第1長辺仕切板2と略同一形状に形成されている。
複数の第2スリット13は、第2長辺仕切板3を左右方向に略等分する位置に設けられている。本実施形態では、3つの第2スリット13が、第2長辺仕切板3を左右方向に4等分する位置に形成されている。複数の第2スリット13を画定する左右方向一方側の側縁13aは、第2スリット13の先端(上端)から下方に延びる直線部13bと、この直線部13bの下端に連続し、左右方向他方側に突出する突出部13cとを有する。第2長辺仕切板3の下縁側には突出部13cによって突起13gが画定される。また、複数の第2スリット13を画定する左右方向他方側の側縁13dは、第2スリット13の先端(上端)から下方に延びる直線部13eと、この直線部13eの下端に連続し、左右方向他方側に傾斜した傾斜部13fとを有する。第2スリット13の具体的形状としては、第1スリット12と同様とすることができる。
(第1外側短辺仕切板)
第1外側短辺仕切板4は、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と直交するよう第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と嵌合される。第1外側短辺仕切板4は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第1外側短辺仕切板4の左右方向長さは、当該仕切体1aを収容する箱体の内部空間の短辺側の左右方向長さと略等しい。第1外側短辺仕切板4の上下方向長さは、第1長辺仕切板2の上下方向長さと略等しい。第1外側短辺仕切板4は、箱体内への収容が容易となるよう、両側縁の下端部が下方に向けて縮幅するよう構成されていてもよい。
第1外側短辺仕切板4は、上縁から下方に延びる一対の第3スリット14aと、一対の第3スリット14aの鉛直下方で、下縁から上方に形成される一対の切欠き14bとを有する。一対の切欠き14bは、仕切体1aにおいて一対の突起12g,13gに係合する。一対の第3スリット14a及び一対の切欠き14bは、第1外側短辺仕切板4を左右方向に3等分する位置に形成されている。
第3スリット14aは直線状に形成される。第3スリット14aの幅としては、上述の第1スリット12を画定する左右一対の直線部12b、12e間の間隔Dと同様とすることができる。第3スリット14aの長さとしては、第1外側短辺仕切板4の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
切欠き14bは、上下方向を長手方向とする略矩形状である。切欠き14bの幅Hは、突起12g,13gの突出方向長さL以上であることが好ましい。切欠き14bの幅Hが突起12g,13gの突出方向長さL以上であることによって、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に第1外側短辺仕切板4を折り重ねるよう仕切体1aを折り畳んでいった場合に突起12g,13gが切欠き14bから抜けやすい。これにより、当該組仕切り1を全体として平板状に折り重ねることが容易であると共に、この折り重ね状態における突起12g,13gの折り曲がりを抑制することができる。
突起12g,13gの突出方向長さLに対する切欠き14bの幅Hの比(H/L)の下限としては、1.1が好ましく、1.2がより好ましい。一方、上記比(H/L)の上限としては、1.5が好ましく、1.3がより好ましい。上記比(H/L)が上記下限に満たないと、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に第1外側短辺仕切板4を折り重ねるよう仕切体1aを折り畳んでいった場合に突起12g,13gが切欠き14bから容易には抜け難くなるおそれがある。逆に、上記比(H/L)が上記上限を超えると、仕切体1aにおいて第1外側短辺仕切板4が第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に対してぐらつきやすくなるおそれがある。
(第2外側短辺仕切板)
第2外側短辺仕切板5は、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と直交するよう第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と嵌合される。第2外側短辺仕切板5は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第2外側短辺仕切板5は、第1外側短辺仕切板4と略同一形状に形成されている。
第2外側短辺仕切板5は、上縁から下方に延びる一対の第4スリット15aと、一対の第4スリット15aの鉛直下方で、下縁から上方に形成される一対の切欠き15bとを有する。一対の切欠き15bは、仕切体1aにおいて一対の突起12g,13gに係合する。一対の第4スリット15a及び一対の切欠き15bは、第2外側短辺仕切板5を左右方向に3等分する位置に形成されている。
第4スリット15aは直線状に形成される。第4スリット15aの幅としては、上述の第1スリット12を画定する左右一対の直線部12b、12e間の間隔Dと同様とすることができる。第4スリット15aの長さとしては、第2外側短辺仕切板5の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
切欠き15bは、上下方向を長手方向とする略矩形状である。切欠き15bの幅としては、第1外側短辺仕切板4に形成される上述の切欠き14bの幅と同様とすることができる。
(中央短辺仕切板)
中央短辺仕切板6は、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と直交するよう第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3と嵌合される。中央短辺仕切板6は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。中央短辺仕切板6は、第1外側短辺仕切板4と略同一形状に形成されている。
中央短辺仕切板6は、上縁から下方に延びる一対の第5スリット16aと、一対の第5スリット16aの鉛直下方で、下縁から上方に形成される一対の切欠き16bとを有する。一対の切欠き16bは、仕切体1aにおいて一対の突起12g,13gに係合する。一対の第5スリット16a及び一対の切欠き16bは、中央短辺仕切板6を左右方向に3等分する位置に形成されている。
第5スリット16aは直線状に形成される。第5スリット16aの幅としては、上述の第1スリット12を画定する左右一対の直線部12b、12e間の間隔Dと同様とすることができる。第5スリット16aの長さとしては、中央短辺仕切板6の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
切欠き16bは、上下方向を長手方向とする略矩形状である。切欠き16bの幅としては、第1外側短辺仕切板4に形成される上述の切欠き14bの幅と同様とすることができる。
(底板)
底板7は、第1外側短辺仕切板4に対して略直角に折り曲げられ、仕切体1aの底部を構成する。底板7は略矩形状である。底板7の幅は、第1外側短辺仕切板4の左右方向長さと略等しい。底板7の突出方向長さは、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の左右方向の最外側に位置するスリット間の間隔(第1長辺仕切板2の両外の一対の第1スリット12間の間隔、及び第2長辺仕切板3の両外の一対の第2スリット13間の間隔)と略等しい。これにより、底板7は、仕切体1aにおいて第1外側短辺仕切板4及び第2外側短辺仕切板5の下縁間に架け渡されるように配設される。底板7は、箱体内への収容が容易となるよう、両側縁が突出方向外側(先端側及び基端側)に向けて縮幅するよう構成されていてもよい。
底板7は、第1外側短辺仕切板4の一対の切欠き14b間の領域で第1外側短辺仕切板4と連接されている。換言すると、第1外側短辺仕切板4の一対の切欠き14の外側の領域では、底板7及び第1外側短辺仕切板4は切断されている。
折り曲げ片17は、底板7の先端側の中央部に形成されている。折り曲げ片17は、底板7の先端縁から基端側に延びる一対の切断線17aと、一対の切断線17aの端部(底板7の基端側の端部)同士を接続し、底板7の先端縁と平行な折り曲げ容易線17bとによって画定される。折り曲げ片17は略矩形状である。折り曲げ片17は、一対の切断線17aによって画定される一対の側縁を有する。
図2及び図3に示すように、折り曲げ片17は直立状態で中央短辺仕切板6に折り重ねられる。また図3に示すように、上記一対の側縁は、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の対向面に当接する。折り曲げ片17の基端縁(つまり折り曲げ容易線17b)の長さは第1外側短辺仕切板4、第2外側短辺仕切板5及び中央短辺仕切板6のスリット14a〜16a間の間隔より大きい。また、折り曲げ片17は、上記一対の側縁の中央部が対向方向外側に僅かに拡幅している。これにより、当該組仕切り1は、底板7に対する第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の対向方向へのぐらつきが容易に防止される。その結果、当該組仕切り1は、底板7に対して第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6の平面位置を容易に固定することができる。
次に、図4を参照して当該仕切体1aの組立手順の一例について説明する。まず、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3を対向配置する。次に、第2外側短辺仕切板5を第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に対して平面視で直交するよう配置し、第1長辺仕切板2の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット12及び第2長辺仕切板3の左右方向他方の最外側に位置する第2スリット13に第2外側短辺仕切板5の一対の第4スリット15aを咬合させる。この際、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の突起12g,13gが第2外側短辺仕切板5の一対の切欠き15bに係合することで、直立状態における第2外側短辺仕切板5の第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3からの脱落が防止される。
続いて、中央短辺仕切板6を第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に対して平面視で直交するよう配置し、第1長辺仕切板2の左右方向中央に位置する第1スリット12及び第2長辺仕切板3の左右方向他方中央に位置する第2スリット13に中央短辺仕切板6の一対の第5スリット16aを咬合させる。この際、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の突起12g,13gが中央短辺仕切板6の一対の切欠き16bに係合することで、直立状態における中央短辺仕切板6の第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3からの脱落が防止される。
次に、第1外側短辺仕切板4を第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3に対して平面視で直交するよう配置し、第1長辺仕切板2の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット12及び第2長辺仕切板3の左右方向一方の最外側に位置する第2スリット13に第1外側短辺仕切板4の一対の第3スリット14aを咬合させる。この際、第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の突起12g,13gが第1外側短辺仕切板4の一対の切欠き14bに係合することで、直立状態における第1外側短辺仕切板4の第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3からの脱落が防止される。
さらに、底板7を、第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6の下縁に当接するよう第1外側短辺仕切板4に対して略直角に折り曲げる。続いて、折り曲げ片17を中央短辺仕切板6に折り重ねられるよう垂直に折り曲げる。これにより、折り曲げ片17の一対の側縁が第1長辺仕切板2及び第2長辺仕切板3の対向面に当接し、底板7に対する第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6のぐらつきが防止される。
<利点>
当該組仕切り1は、第1外側短辺仕切板4の下縁に連接され、箱体の底壁上で左右方向に配設される底板7を備えており、この底板7に設けられる折り曲げ片17を第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央仕切板6の少なくとも1つに係合させることで、底板7に対して第1長辺仕切板2、第2長辺仕切板3及び中央短辺仕切板6の平面位置を固定することができる。そのため、当該組仕切り1は、左右方向に負荷が加えられた場合でも、仕切板の全体形状が変形し難い。従って、当該組仕切り1は、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列することができる。
[第二実施形態]
<組仕切り>
図5の組仕切り21は段ボールシートから形成される。当該組仕切り21は、図6に示す組立状態(仕切体21a)で箱体内に配置され、この箱体の内部空間を区分する。
当該組仕切り21は、下縁から上方に延びる複数の第1スリット32aが形成された第1長辺仕切板22と、第1長辺仕切板22と間隔を空けて対向配置され、複数の第1スリット32aに対向する位置に、下縁から上方に延びる複数の第2スリット33aが形成された第2長辺仕切板23と、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット32a及び第2スリット33aに咬合する一対の第3スリット34が形成され、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と組み合わされる第1外側短辺仕切板24と、上縁から下方に延び、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット32a及び第2スリット33aに咬合する一対の第4スリット35が形成され、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と組み合わされる第2外側短辺仕切板25と、上縁から下方に延び、最外側に位置する第1スリット32a及び第2スリット33a以外の対向配置される第1スリット32a及び第2スリット33aに咬合する一対の第5スリット36が形成され、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と組み合わされる1又は複数(本実施形態では1枚)の中央短辺仕切板26と、第1外側短辺仕切板24の下縁に連接され、上記箱体の底壁上で左右方向に配設される底板27とを備える。底板27は、第2外側短辺仕切板25の下縁にも連接されている。当該組仕切り21は、底板27が第1外側短辺仕切板24に加え、第2外側短辺仕切板25の下縁にも連接されていることによって、底板27自体の左右方向の歪み、ねじれ等を容易に抑制し、複数の物品をより適切に行列状に配列することができる。底板27には、第1長辺仕切板22、第2長辺仕切板23及び中央短辺仕切板26の少なくとも1つと係合可能に構成され、底板27に対して第1長辺仕切板22、第2長辺仕切板23及び中央短辺仕切板26の平面位置を固定可能な一対の折り曲げ片37が形成される。
当該組仕切り21は、1枚の大判の段ボールシートの原紙からトムソン型を用いて切り出すことができる。図5は、段ボールシートの原紙から当該組仕切り21をトムソン型を用いて切り出す場合の各板の配置例を示している。そのため、図5では、第2長辺仕切板23、第1外側短辺仕切板24及び中央短辺仕切板26は、使用時と上下方向が逆転している。
当該組仕切り21に用いられる段ボールシートとしては、図1の組仕切り1と同様のものが挙げられる。また、当該組仕切り21では、段ボールシートの中芯の稜線は、図6の仕切体21aの座屈強度を高める観点から上下方向に配設されることが好ましい。
(第1長辺仕切板)
第1長辺仕切板22は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第1長辺仕切板22の左右方向長さは、当該仕切体21aを収容する箱体の内部空間の長辺側の左右方向長さと略等しい。第1長辺仕切板22は、箱体内への収容が容易となるよう、両側縁の下端部が下方に向けて縮幅するよう構成されていてもよい。
第1長辺仕切板22は、下縁から上方に延びる複数(本実施形態では3つ)の第1スリット32aと、複数の第1スリット32aの鉛直上方で、上縁から下方に形成される複数の切欠き32bとを有する。複数の第1スリット32a及び複数の切欠き32bは、第1長辺仕切板22を左右方向に4等分する位置に形成されている。また、第1長辺仕切板22は、図6及び図8に示すように、平面視で後述の第1折り曲げ容易線39と重なり合う位置に上下方向に横断する第2折り曲げ容易線32cを有する。
第1スリット32aは直線状に形成される。第1スリット32aの幅は、第1外側短辺仕切板24、第2外側短辺仕切板25及び中央短辺仕切板26と組み合わせできるよう当該組仕切り21を形成するシート材の厚さ以上とされている。また、第1スリット32aの幅は、箱体収容前後に第1長辺仕切板22上に第1外側短辺仕切板24、第2外側短辺仕切板25及び中央短辺仕切板26を折り重ねることができるようシート材の厚さよりも大きいことが好ましい。シート材の厚さに対する上記幅の比の下限としては、1.1が好ましく1.3がより好ましい。一方、シート材の厚さに対する上記幅の比の上限としては、仕切体21aにおける第1長辺仕切板22に対する第1外側短辺仕切板24、第2外側短辺仕切板25及び中央短辺仕切板26のぐらつきを抑制する観点から、1.7が好ましく、1.5がより好ましい。
第1スリット32aの長さとしては、第1長辺仕切板22の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
切欠き32bは、上下方向を長手方向とする略矩形状である。切欠き32bの幅は、後述する突起34g,35g,36gの突出方向長さ以上であることが好ましい。切欠き32bの幅が突起34g,35g,36gの突出方向長さ以上であることによって、第1長辺仕切板22に第1外側短辺仕切板24、第2外側短辺仕切板25及び中央短辺仕切板26を折り重ねるよう仕切体1aを折り畳んでいった場合に突起34g,35g,36gが切欠き23bから抜けやすい。これにより、当該組仕切り21を全体として平板状に折り重ねることが容易であると共に、この折り重ね状態における突起34g,35g,36gの折り曲がりを抑制することができる。
(第2長辺仕切板)
第2長辺仕切板23は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第2長辺仕切板23は、第1長辺仕切板22と略同一形状に形成されている。
第2長辺仕切板23は、下縁から上方に延びる複数(本実施形態では3つ)の第2スリット33aと、複数の第2スリット33aの鉛直上方で、上縁から下方に形成される複数の切欠き33bとを有する。複数の第2スリット33a及び複数の切欠き33bは、第2長辺仕切板23を左右方向に4等分する位置に形成されている。また、第2長辺仕切板23は、図6及び図8に示すように、平面視で後述の第1折り曲げ容易線39と重なり合う位置に上下方向に横断する第2折り曲げ容易線33cを有する。
第2スリット33aは直線状に形成される。第2スリット33aの幅としては、上述の第1スリット32aの幅と同様とすることができる。第2スリット33aの長さとしては、第2長辺仕切板23の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
切欠き33bは、上下方向を長手方向とする略矩形状である。切欠き33bの幅としては、第1長辺仕切板22に形成される上述の切欠き32bの幅と同様とすることができる。
(第1外側短辺仕切板)
第1外側短辺仕切板24は、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と直交するよう第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と嵌合される。第1外側短辺仕切板24は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第1外側短辺仕切板24の左右方向長さは、当該仕切体21aを収容する箱体の内部空間の短辺側の左右方向長さと略等しい。第1外側短辺仕切板24の上下方向長さは、第1長辺仕切板22の上下方向長さと略等しい。第1外側短辺仕切板24は、箱体内への収容が容易となるよう、両側縁の下端部が下方に向けて縮幅するよう構成されていてもよい。
一対の第3スリット34は、第1外側短辺仕切板24を左右方向に3等分する位置に形成されている。
一対の第3スリット34を画定する左右方向一方側の側縁34aは、第3スリット34の先端(下端)から上方に延びる直線部34bと、この直線部34bの上端に連続し、左右方向他方側に突出する突出部34cとを有する。第1外側短辺仕切板24の上縁側には突出部34cによって突起34gが画定される。また、一対の第3スリット34を画定する左右方向他方側の側縁34dは、第3スリット34の先端(下端)から上方に延びる直線部34eと、この直線部34eの上端に連続し、左右方向他方側に傾斜した傾斜部34fとを有する。
第3スリット34を画定する左右一対の直線部34b,34e間の間隔としては、上述の第1スリット32aの幅と同様とすることができる。第3スリット34の長さとしては、第1外側短辺仕切板24の上下方向長さの略1/2とすることが好ましい。
(第2外側短辺仕切板)
第2外側短辺仕切板25は、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と直交するよう第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と嵌合される。第2外側短辺仕切板25は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。第2外側短辺仕切板25は、第1外側短辺仕切板24と略同一形状に形成されている。
一対の第4スリット35は、第2外側短辺仕切板25を左右方向に3等分する位置に形成されている。一対の第4スリット35を画定する左右方向一方側の側縁35aは、第4スリット35の先端(下端)から上方に延びる直線部35bと、この直線部35bの上端に連続し、左右方向他方側に突出する突出部35cとを有する。第2外側短辺仕切板25の上縁側には突出部35cによって突起35gが画定される。また、一対の第4スリット35を画定する左右方向他方側の側縁35dは、第4スリット35の先端(下端)から上方に延びる直線部35eと、この直線部35eの上端に連続し、左右方向他方側に傾斜した傾斜部35fとを有する。第4スリット35の具体的形状としては、第3スリット34と同様とすることができる。
(中央短辺仕切板)
中央短辺仕切板26は、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と直交するよう第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23と嵌合される。中央短辺仕切板26は、左右方向を長手方向とする略矩形状である。中央短辺仕切板26は、第1外側短辺仕切板24と略同一形状に形成されている。
中央短辺仕切板26は、上縁から下方に延びる一対の第5スリット36と、一対の第5スリット36の下方で、下縁から上方に形成される一対の切欠き38とを有する。一対の第5スリット36及び一対の切欠き38は、中央短辺仕切板26を左右方向に略3等分する位置に形成されている。
一対の第5スリット36を画定する左右方向一方側の側縁36aは、第5スリット36の先端(下端)から上方に延びる直線部36bと、この直線部36bの上端に連続し、左右方向他方側に突出する突出部36cとを有する。中央短辺仕切板26の上縁側には突出部36cによって突起36gが画定される。また、一対の第5スリット36を画定する左右方向他方側の側縁36dは、第5スリット36の先端(下端)から上方に延びる直線部36eと、この直線部36eの上端に連続し、左右方向他方側に傾斜した傾斜部36fとを有する。第5スリット36の具体的形状としては、第3スリット34と同様とすることができる。
一対の切欠き38は、一対の第5スリット36の略鉛直下方に上端部が位置するよう形成される。一対の切欠き38は、その上端が一対の第5スリット36の略鉛直下方に位置する扇状の本体と、この本体の上端から上方に突出し、底板27の折り曲げ片37が係合する突出部とを有する。
(底板)
底板27は、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25に対して略直角に折り曲げられ、仕切体21aの底部を構成する。底板27は略矩形状である。底板27は、仕切体21aにおいて第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25の下縁間に架け渡されるように配設される。底板27の幅(第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25との連接方向と垂直方向の長さ)は、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25の下縁の左右方向長さと略等しい。
底板27は、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25と連接される一対の側縁間の中心位置に、この一対の側縁と平行な第1折り曲げ容易線39を有する。
底板27は、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25との連接方向の中心部に一対の折り曲げ片37を有する。一対の折り曲げ片37は、対向方向内側(底板27の幅方向内側)に突出した凸状である。一対の折り曲げ片37は、アーチ状の切断線37aと、切断線37aの両端間を接続する折り曲げ容易線37bとによって画定される。折り曲げ容易線37bは、平面視で中央短辺仕切板26に形成される切欠き38の突出部の鉛直下方に位置するよう設けられる。また、折り曲げ片37の突出高さは、切欠き38の突出部の深さと略等しい。これにより、図7に示すように、折り曲げ片37は、直立状態で切欠き38の上端部に係合する。当該組仕切り21は、中央短辺仕切板26の下縁に、第5スリット36の下方に上端部が位置する切欠き38が形成され、折り曲げ片37が、直立状態で切欠き38の上端部に係合するので、底板27に対して第1長辺仕切板22、第2長辺仕切板23及び中央短辺仕切板26の平面位置を容易に固定することができる。
次に、図8を参照して当該仕切体21aの組立手順の一例について説明する。まず、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23を対向配置する。次に、中央短辺仕切板26を第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23に対して平面視で直交するよう配置し、第1長辺仕切板22の左右方向中央に位置する第1スリット32a及び第2長辺仕切板3の左右方向中央に位置する第2スリット33aに中央短辺仕切板26の一対の第5スリット36を咬合させる。この際、中央短辺仕切板26の突起36gが第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23の切欠き32b,33bに係合することで、直立状態における中央短辺仕切板26の第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23からの脱落が防止される。
続いて、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25を底板27に対して略直角に折り曲げたうえ、第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25を第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23に対して平面視で直交するよう配置する。さらに、第1長辺仕切板22の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット32a及び第2長辺仕切板23の左右方向一方の最外側に位置する第2スリット33aに第1外側短辺仕切板24の一対の第3スリット34を咬合させ、第1長辺仕切板22の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット32a及び第2長辺仕切板23の左右方向他方の最外側に位置する第2スリット33aに第2外側短辺仕切板25の一対の第4スリット35を咬合させる。この際、第1外側短辺仕切板24の突起34g及び第2外側短辺仕切板25の突起35gが第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23の切欠き32b,33bに係合することで、直立状態における第1外側短辺仕切板24及び第2外側短辺仕切板25の第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23からの脱落が防止される。
なお、当該組仕切り21は、この状態で、第1長辺仕切板22及び第2長辺仕切板23の第2折り曲げ容易線32c,33cを同じ方向に折り曲げ、かつ底板27の第1折り曲げ容易線39を下方に凸になるように折り曲げることで、全体として平板状に容易に折り畳むことができ、当該組仕切り21の取扱性を高めることができる。
次に、底板27の一対の折り曲げ片37を上方に略直角に折り曲げ、一対の折り曲げ片37を中央短辺仕切板26に形成される一対の切欠き38に係合する。これにより、底板27に対する第1長辺仕切板22、第2長辺仕切板23及び中央短辺仕切板26のぐらつきが防止される。
<利点>
当該組仕切り21は、図1の組仕切り1と同様、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば上記実施形態では、1つの中央短辺仕切板のみを有する構成について説明したが、当該組仕切りは必要に応じて2以上の中央短辺仕切板を備えていてもよい。また、当該組仕切りは、第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板以外の長辺仕切板をさらに備えていてもよい。
当該組仕切りにおける第1スリット乃至第5スリットの具体的構成は上述の実施形態の構成に限定されるものではない。また、当該組仕切りは、例えば第二実施形態のスリット及び切欠きの構成を第一実施形態に適用してもよく、第一実施形態のスリット及び切欠きの構成を第二実施形態に適用してもよい。
当該組仕切りは、平板状に折り畳む必要がない場合等には、上記第二実施形態の構成において上述の第1折り曲げ容易線及び第2折り曲げ容易線が形成されていなくてもよい。
以上のように、本考案の組仕切りは、複数の物品を側方から十分に保護しつつ、これらの物品を行列状に配列するのに適している。
1,21 組仕切り
1a,21a 仕切体
2,22 第1長辺仕切板
3,23 第2長辺仕切板
4,24 第1外側短辺仕切板
5,25 第2外側短辺仕切板
6,26 中央短辺仕切板
7,27 底板
12,32a 第1スリット
13,33a 第2スリット
12a,12d,13a,13d,34a,34d,35a,35d,36a,36d 側縁
12b,12e,13b,13e,34b,34e,35b,35e,36b,36e 直線部
12c,13c,34c,35c,36c 突出部
12f,13f,34f,35f,36f 傾斜部
12g,13g,34g,35g,36g 突起
14a,34 第3スリット
14b,15b,16b,32b,33b,38 切欠き
15a,35 第4スリット
16a,36 第5スリット
17,37 折り曲げ片
17a,37a 切断線
17b,37b 折り曲げ容易線
32c,33c 第2折り曲げ容易線
39 第1折り曲げ容易線

Claims (5)

  1. 段ボールシートから形成され、組立状態で箱体内に配置され、この箱体の内部空間を区分する組仕切りであって、
    下縁から上方に延びる複数の第1スリットが形成された第1長辺仕切板と、
    上記第1長辺仕切板と間隔を空けて対向配置され、上記複数の第1スリットに対向する位置に、下縁から上方に延びる複数の第2スリットが形成された第2長辺仕切板と、
    上縁から下方に延び、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向一方の最外側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第3スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる第1外側短辺仕切板と、
    上縁から下方に延び、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の左右方向他方の最外側に位置する第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第4スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる第2外側短辺仕切板と、
    上縁から下方に延び、上記最外側に位置する第1スリット及び第2スリット以外の対向配置される上記第1スリット及び第2スリットに咬合する一対の第5スリットが形成され、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板と組み合わされる1又は複数の中央短辺仕切板と、
    上記第1外側短辺仕切板の下縁に連接され、上記箱体の底壁上で左右方向に配設される底板と
    を備え、
    上記底板に、上記第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の少なくとも1つと係合可能に構成され、上記底板に対して第1長辺仕切板、第2長辺仕切板及び中央短辺仕切板の平面位置を固定可能な折り曲げ片が形成される組仕切り。
  2. 上記底板が上記第2外側短辺仕切板の下縁にも連接されている請求項1に記載の組仕切り。
  3. 上記底板が、上記第1外側短辺仕切板及び第2外側短辺仕切板と連接される一対の側縁間の中心位置に、上記一対の側縁と平行な第1折り曲げ容易線を有し、
    上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板が、平面視で上記第1折り曲げ容易線と重なり合う位置に上下方向に横断する第2折り曲げ容易線を有する請求項2に記載の組仕切り。
  4. 上記折り曲げ片が、上記第1長辺仕切板及び第2長辺仕切板の対向面に当接する一対の側縁を有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の組仕切り。
  5. 上記中央短辺仕切板の下縁に、上記第5スリットの下方に上端部が位置する切欠きが形成され、
    上記折り曲げ片が、直立状態で上記切欠きの上端部に係合する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の組仕切り。
JP2018004566U 2018-11-26 2018-11-26 組仕切り Active JP3220014U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004566U JP3220014U (ja) 2018-11-26 2018-11-26 組仕切り

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018004566U JP3220014U (ja) 2018-11-26 2018-11-26 組仕切り

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3220014U true JP3220014U (ja) 2019-02-07

Family

ID=65270192

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018004566U Active JP3220014U (ja) 2018-11-26 2018-11-26 組仕切り

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3220014U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3227905U (ja) 間仕切り板
JP3220014U (ja) 組仕切り
JP6748316B1 (ja) 箱用シート
JP2017178340A (ja) トレイ、ブランクシートおよびブランクシートの製造方法
JP3221841U (ja) 組仕切り
JP2015016875A (ja) トレイ
JP2015000752A (ja) トレイ
JP7087212B1 (ja) 支持部材
JP2018052528A (ja) トレイ
JP7298472B2 (ja) 簡易組箱
JP3227262U (ja) 箱用シート
JP3237346U (ja) 箱用シート
JP5986865B2 (ja) 衝立の連結構造
JP3236215U (ja) 仕切部材およびブランク
JP4319727B2 (ja) 組立箱
JP5629711B2 (ja) 隅部の構造
JP7398585B1 (ja) 箱用シート
JP2019142536A (ja) トレイ
JP6907074B2 (ja) 包装箱
JP3211346U (ja) 組仕切及び包装資材セット
JP3781488B2 (ja) 段ボール製の緩衝部材
JP3208297U (ja) 包装箱
JP7114232B2 (ja) 梱包容器及び梱包容器用シート材
JP3199644U (ja) 仕切り部材用固定具及び仕切り部材
JP3212846U (ja) コーナーパッド用シート

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3220014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250